アルゼンチン101日目 レストラン脇〜ウシュアイアから北に1133km地点 ガソリンスタンド
ここ2日ほど夜になっても強烈な寒さとならず「これはいよいよ暖かい場所へと突入したのか」とか思ってたのだけれども。
これは海岸線に位置する場所では冷え込みが緩やかである・・・というヤツではないだろうか?多少北上するよりも海沿いにいる方がよっぽど暖かいのだとしたら、何というかやるせないが。
でも天気はスカッと快晴の青空である。1時間も経てばどんどん暖かくなっていき、痛かった指先もどんどんほぐれていくのは明るい先行きを予感させて素晴らしい。
昨日必死の思いで合計20kmほど西側へと移動したわけだが、その甲斐あってか今日から暫くは北東(は言い過ぎ北北東くらい)へと向かって走行になる。基本的には西からの風が吹くパタゴニアにおいて、これは追い風を意味しており、実際大して力を入れずともぐいぐい自転車が進む。
かなり北上してきて「もうパタゴニアとは言っても強風に悩まされるような区域ではないのかも・・・」とか油断すると、台風並みの強烈な風をお見舞いしてくる嫌らしい性格のパタゴニアさん。
そんな風も一度進路を東に向ければ笑いが止まらないほど楽な自転車旅行を助けてくれる頼もしき存在へと変わる。気まぐれな味方を得た気分。
町と町との距離が350km以上離れてる割に、なぜかこの区間には電線がずっと張られている。こんな場所に電線伸ばす費用を考えたら、小型の発電施設でも作ったほうが割がいいのでないかとすら思うのだけど。それかこんな場所だからこそ風力発電とかさ。

最高に気持ちの良い天気

最高に気持ちの良い天気
上手いことスタートから100km強の場所に位置するガソスタにて本日終了。シャワーこそないもののこんな僻地でWi-Fiが使えるとは驚きである。
ガソスタ隣に「ここにテントを張って下さい」と言わんばかりの芝生帯があるのも高ポイントなのであり、この道を走るサイクリストの多くがここで1夜を明かしたのだろうと思うと感慨深い。
もしかすると私が今シーズンこの芝生を利用してる最後のサイクリストかもしれないのであり、いや本当早いところ北上して寒さから逃れなければと、最近いつも似たようなことばかり言ってる気がする。
2018年5月23日(水) 走行距離105km 累計80385km














































































































































