アルゼンチン132日目 ロサリオの町〜ロサリオから北東に約60km ビクトリアの町
計5泊したロサリオを出発する。かなり長逗留した方だと思うが、このホステルシーズンオフだからか宿泊客が少なく気楽であり居心地良かった。もっと宿泊してたいと思う珍しい宿な上、宿泊料金もアルゼンチンで使ったホステルで1番安かったし。
面白いのが北部サルタの町で宿泊したホステルが150ペソだったのに対し、この宿は200ペソなのに安い不思議。
これはアルゼンチン通貨が尋常じゃない勢いで下落しているため、日本円に換算すると半年前より4割くらい全ての物価が安くなってることになるため。もちろん物価のインフレも凄いのだが。
ところでロサリオの町は東部にパラナ川という大河が流れている。遥か上流にイグアスの滝がある川であり、この川を越えて東進するにはロサリオ北部から延びている橋を渡る必要がある。
ところが先日自転車の修理中に「その橋は自転車通行禁止だよ」と言われてしまい、どうにか別の方法でこの川を渡らなくてはならなくなったのだ。
昨日バスターミナルへ行ったのもそのためで、橋向こうの町まで自転車ごと運んでもらおうかと思ったが自転車は荷物として積み込み不可と言われてしまった。
何で隣の橋まで迂回しないのか?とか思われるかもしれないが、その「隣の橋」は北に180kmか東に240kmいかないと出てこないからね。400kmとか遠回りするのはちょっと遠慮したい。
どうやら高速道路と繋がっているようであり、出口付近に陣取って橋だけヒッチハイクしてやり過ごすことにした。自転車以外の乗り物はとか云々言ってる場合ではない。
橋向こうにはしばらく町が存在せず、そのためほとんどの車両がこの分岐で降りてしまうようであり、2台ほど止まってくれた車両はいずれもロサリオの町へと向かうとのことであり、乗ることができなかった。
ならばと2箇所ある高速降り口の最後尾まで移動する。隣では教会でイベントやっているようで、興味示した子供たちがお昼をプレゼントしてくれたり。
約3時間でようやく1台止まってくれたのであり、事情を話して自転車ピックアップさせてもらう。ここからは文字通り速い。
橋を渡ればそれでOKだとばかり思っていたが、ビクトリアへと続くこの道60kmは全て車両専用道路とのこと。結局ビクトリアの町付近の料金所を過ぎるまで運んでもらいましたとも。楽だった。
仕方なく町郊外のガソスタでテント張らしてもらういつものパターンに。なお珍しくカフェスペースにビールが売っており、ネットしながらビール飲んで遊んでたら警察から職質受けた。
何はともあれ自転車で走れない場所を越えたのであり、ようやく明日から通常営業再開である。自転車で走ってる時が1番気楽だわ。
2018年6月23日(土) 走行距離33km 累計82469km