自転車ときどき世界1周

2019年02月

 ボリビア114日目 リベラルタの町~ラパスから北北東に約700km グアヤラメリンの町


 それではボリビアもラストラン。思い起こすとキツいか暑いか酷いかという道ばかりだった気がするボリビアだが、それは私が主要道路でないルートを走ることが多かったからであり、半分くらいしかボリビア悪くないとは思ってる。


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 私自身は全然悪くないと思ってる


 しかしリベラルタから国境までは近年道路工事をした関係で完全アスファルトになっているとのこと。これは嬉しい誤算であり、それなら今日中に国境の町であるグアヤラメリンに到着できるのは間違いなかろう。


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 100kmない程度だし


 ちなみにこの国道8号線は本当に多くの区間で道路工事がなされていたのだが、これは中国の会社によって実施されている。聞いたところでは中国が無償で道路工事をしているのだそうで「凄いじゃん中国!」とか思ったりしたのだが、あの国がそんな無償で援助するワケないんだよね。・・・と既に決めつけてるワケですが。


 ボリビアの地下に埋まっている莫大な地下資源というのは有名な話で、リチウムを始めとする様々な希少鉱物がボリビアにはわんさと眠っているらしい。それで中国は道路の工事と引き換えに、これらの鉱物の権利を頂くのだとか何とかそういう話を聞いて、まぁやっぱり中国ってそういう国だよね。


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 その対価がこれってワケだ


 私個人としては走りやすい道であることが至上なので何の文句もないけれど「ボリビア的には大丈夫なの?」とか余計な心配してしまう。偉い人たちがちゃんと考えて国の利益になると判断した上で承諾したのならそれで良いのだろうけれど、あんまり何も考えてないような気もするんだよなボリビアだし。


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 ジャングルが続いて景色の変化はあまりない


 12時過ぎに50km強の地点にあるヤタの町でお昼休憩。あんまり順調に走れてるのでむしろ不安になるというのはどうなのよ?別にボリビアそこまで散々な道ばかりじゃなかったハズなのに。

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 なお本日ここ以外に道中町はなかった 


 日差しが強くて暑いことは間違いなのだけれど、ほとんどアップダウンも出てこず負荷の少ない道であるため高速巡航が可能。すると必然的に風を受けることとなるため、それほど暑さを感じることがなくなるという好循環が生まれる。


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 やっぱり気持ちよく走れるのが良いね


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 湖にワニは居ないだろうけどカピパラは何度か見た


 特に問題もなく15時にはグアヤラメリンの町へと到着。町が縦に長くて安宿あるエリアが分かりにくかったのと、ボリビア最後の町だし!という勢いと相まってパルケ脇のやや高めの宿に泊まってやることにした。といっても1泊70ボリ(約1120円)程度だけど。


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 パルケが3つもあって中心が分かり難い


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 この川向こうがブラジル


 夕食済まして宿に戻り、一息ついたところでスマホのケーブルを忘れてきたことに気づく。パラグアイで購入したこのXperiaはどうやら新型のようで、USBコードのCタイプなんだよね。そのタイプの予備コードは持ってないのだが。


 しゃあないので明日ケーブル探しでグアヤラメリン1日滞在かな。残ったボリビアのお金をここで使いきれということなのだと思いつつ。


 2019年2月20日(水) 走行距離93km 累計88779km

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 ボリビア113日目 リベラルタの町


 デイビッドと約束した時間は午後4時であるため基本的に暇である1日。ということで午前中は昨日サボった日記を書いたりしてたのであり、しかしそんな作業はすぐ終わってしまう。ということで教えてもらったアマゾン魚を扱ってる市場へと足を運んでみることに。


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 事前に調べとかなきゃメルカドって分からない佇まい


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 中は普通に市場してたけど


 町の中央にあったメルカドもそうだが、リベラルタではあまりメルカドに活気がないと思う。メルカド周辺に点在する食堂や商店の方がよほど人の賑わいを見せているのであり、これは「バイクを止めて中に入るのが面倒臭いからだ」と聞いたけど、でもボリビアの他都市では見中った光景なのだが。


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 そんなに巨大魚はいなかった


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 ナマズさんその節はお世話になりました


 ふらふらと歩き回っていたのだが、途中からスコールとなってしまい大慌てで宿まで戻ることに。ここまで北上したことでもう雨はそれほど降らないのかも?とか都合のいいこと考えてたが、やっぱり雨季の熱帯雨林地域だった。


 それはもう盛大に雨降りまくっているのであり、外に出れない私はシエスタ休憩。太陽の日差しが出てないというのは建物の中においてもハッキリと気温の違いを感じるというか、雨降ったことで気温が下がっただけかもしれないが、とにかく凌ぎやすくなるのは有難い。


 では16時前になったのでデイビッドの家へと向かう。短時間で降り止むスコールだが、流石に道路が完全に乾くまでには至らなかったようで少々濡れてるアスファルトの上を自転車汚れないかと気にしつつの走行だ。ここまできたら出来るだけ自転車汚したくないし。


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 早速エンパナーダ頂く


 昨日は「エンパナーダ作るから食べにおいでよ」程度の情報しか聞いてなかったのだが、どうやらデイビッドの家族は毎日エンパナーダ作って各商店に配達しているらしい。ということで私も一緒に車に乗り込み配達に付き合ってみたり。


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 1日平均50個くらい作るのだそう


 配達終了後にも幾つかエンパナーダ頂きつつ昨日に続いて話を聞かせてもらう。その際この町には日本人の慰霊塔があるという話を聞いたので、お暇した後にすぐ近くにある墓地へと行ってみることにした。


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 リベラルタ墓地


 しかしリベラルタでの日本人入植時の話だけでなく色々興味深い話を聞かせてもらうこともできて実に楽しかった。何より有り難かった情報がこの先ルートの路面状況・・・というのはちと即物的で寂しいが、充実した滞在になったな。


 なおリベラルタではビールが1本5ボリ(約80円)と他の町の半額で購入出来ることもあって、バカスカ飲みまくっても大丈夫だったのが良い。ビールが高いボリビアにおいて、最後の最後にこうしたボーナスステージを用意してるとは。やるじゃんボリビア!


 2019年2月19日(火) 走行距離10km 累計88686km

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 ボリビア112日目 リベラルタの町


 ほんの3~4時間だと思って地面の上で横になっていた私。そんな状況なのでまともに身体が休まるワケもなし・・・とか思ってたのだが、結構眠れたようで何より。


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 枕がないと眠れないタイプと思ってたんだけどな


 月曜早朝から賛美歌が聞こえてきたのを機に移動開始。まだ7時前ということもあり、宿を探すよりもとりあえず朝食摂るべきかな?と逡巡しつつパルケ周りで昨日見つけた幾つかの宿にて値段を聞いてみるのだが。余談だが、既にATMで現金は引き降ろした。


 しれっと「1泊150ボリだよ」とか言われてしまい、いやそりゃ高すぎるだろう!?と幾つか他の宿を回ってみるのだけれども。4つほど宿を回った時点で最安値が120ボリ(約1900円)というね。こんなに宿代が高い町はボリビアで始めてかもしれない。観光客が来るような町じゃないんだけどな。


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 すぐ近くにはルレナバケでも見たベニ川が


 眠いし疲れもあるし、もうここは妥協してお高い宿で休みましょう・・・・とはならないのが私が私たる所以。結局パルケからバスターミナルまでぐるぐる宿を探し回りながら戻る形となって、最終的にバスターミナルすぐ側の宿が安かったので投宿。なお40ボリ。


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 でも安っぽさないしWi-Fiも完備


 とりあえずシャワー浴びて一息つくことができたので、昼まで休憩した後再び空身の自転車乗って町の中心部へと向かう。リベラルタって人口15万とかなりの大都市だけあって、町も広いしインフラも整備されてて有難いのだがバスターミナルから中央パルケまで3kmとかなり遠い。


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 中央道路は広くて走り易い


 何故にパルケへ戻るかといえば、宿さがしてる最中に日本文化会館を見つけたから。リベラルタの町は19世紀初頭にゴム産業が盛んで、当時ペルー等に入植していた日本人がアンデスを越えアマゾン川を下りこの地に移住してきたという歴史がある。その数、なんと2000人。


 しかしパラグアイやサンフアン地区みたいに日本の政府から支援も何もなかったこの土地は、ゴム景気の終了とともに他国へ流れてしまった人も多い一方、現地に留まり続けた人もいるらしく。


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 そこら辺の話が聞けたら嬉しいかな


 とか思ってドアを叩いてみると、日系3世の方が対応してくれた。3世にもなると見た目ではアジア系の顔つきって言われてもイマイチ違いが分からない程度だったりするのだが、片言とはいえ日本語を話せる人がこの地にもいるのだなと思いつつ。


 色々を伺ってる際に「リベラルタに住んでる日本人がいるよ、連絡してあげるからちょっと待ってて」という話になる。いや、月曜日の真っ昼間からいきなり呼び出すのは不味いんじゃ・・・とか思う間もなく電話してたのが南米らしい。


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 日本語のパンフとか利用されるのだろうか?


 やって来たコウキさんは私と同じくらいの年でビックリ。シエスタで15時まで閉館する文化会館に自転車置かせてもらい、バイクの後ろに乗って彼の家やリベラルタの歴史に詳しい方の家にて話を聞かせてもらう。


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 フラッペ飲んだりしつつ


 日本語で会話できるため非常に細かいニュアンスまで理解できるのが嬉しい。このリベラルタは現在ではアーモンドの輸出で栄えているらしく、非常に景気が良いのだとこと。町に入ってから並んでる家々のレベルが非常に高いのを見て「リベラルタすごいな・・・」とか思ってたけど、そういう背景があったのですね。


 話が非常に面白く、仕事を終えた後でまた会いましょう!ということになりお礼言って一旦宿へと引き揚げさせてもらう。とりあえず夜まで少し寝ないとぶっ倒れてしまう程度には眠い。


 20時に迎えに来てくれたコウキさんに起こされ再びパルケまで。車でリベラルタの町を案内されつつ1時間強ほどこの地域の歴史について話を伺う。面白かったのが、リベラルタはボリビア国内で最も貧困による欠食児童が少ない町という統計があるという点。


 こうして自分の住んでる町のことを嬉しそうに話すというのは聞いてるコッチにしても清々しくなるもんだ。私なんて東京の話すると内容の8割は文句言ってそうなのであり、自分の故郷を喜んで話せるというのはそれだけで羨ましい。


 なお宿に戻る際「明日の16時からエンパナーダ焼くから家に来なよ」とお誘いもらったのでお邪魔することにした。バスワープすることで稼いだ日数は、こんな感じで上手いこと調節されていくものなのかもしれない。


 2019年2月18日(月) 走行距離12km 累計88676km

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 ボリビア111日目 サンタ ロサ デ ユクマの町~ラパスから北北東に約650km リベラルタの町


 今日も雨である。もうやってらんないよ。というか天気予報確認する限りこの先10日ずっと雨が続くとのことで、いくら天気予報が当てにならない地域とはいえウンザリしてしまうのも事実。


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 暇だ


 そしてサンタロサで連泊する予定が無かったこともあり、手持ちのお金が厳しくなってしもうた。まぁ中央広場ことパルケのすぐ側に銀行あるのは把握してるしお金降ろしておこうと試みるのだが。


 なんとこの銀行にはATMが付属していなかった。おいおい、ちょっと待て。直接受付に手続きして現金って引き出しできるのか怪しいし、そんなスペイン語能力が私にゃない。何より本日は日曜日なのでそもそも銀行開いていないというね。


 町の人に聞いても「ATM?この町には無いよ」とか言われてしまうのであり、これ以上延泊すると次の大きな町であるリベラルタまでの道中で現金が無くなってしまう状況。戻るのか?ルレナバケまでお金降ろすためだけに100km戻るしか無いのか?


 ・・・と絶望的な気持ちでバスターミナルにてバス確認してみる。ルレナバケへ向かうバス自体は多くの会社が扱っているのだが、先日道路封鎖してたのを見てる身としては通れるか怪しい道を戻りたく無いんだけどなぁ。


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 リベラルタ行きがあるじゃん


 そりゃバスあるわな。どうせ雨続きで走れる目処が立たない状況なのであり、しかも値段を聞いたら自転車込みでギリギリ支払える料金だったりする。しかも1時間後に出発するとのことで。


 もうサンタロサに止まってるの嫌になってたので大急ぎで宿に戻ってチェックアウト。そのままバスターミナルに自転車で来てチケット購入してもうた。


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 自転車の荷物バラして待つ


 しかしチケット購入した後になってから「今日はバス来ないかもしれない」とか無責任なこと言い始めるバス会社のオバちゃん。ちょっと待て、既に現金10ボリ(約160円)しか手持ちにない私はバス来なかったら色々と洒落にならない。


 しかし本日チケット購入したのが私1人だったのが功を奏したか。軍隊の人で貸し切り状態になってるバスに「この人も一緒に乗せってってあげて!」とオバちゃんがお願いしてくれたことで、どうにか私も乗せてもらえることになった。ただし私の席は2階に上がる途中の階段部分だが。


 とにかく50人近くを乗せたバスが出発する。自走できないのは不服だと思いつつ、狭い隙間から路面状況見てたのだが、まぁ結果的に私の実力ではフルパッキンの自転車でとても走破できるようなコンディションじゃなかった。


 というのも道の7割は粘着性の土か水溜まり若しくは川となってる状態で、ほとんど乗車して移動できない区間が100kmくらい続くようなクソコンディション。とにかく雨のせいで土が酷い状態になっている。


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 道路冠水じゃなくて「川」


 エンジン付きの車両がこの100kmを抜けるのに4時間以上を要したことからも、仮に自転車でここを抜けるのであればもう4~5日の日数を覚悟した方が良いレベル。「この道は雨季に自転車無理だよ」と何人かに言われた理由が今ようやく理解できた。なお今日だけで道に溢れてる川を30~40は通過した。アホじゃねーの。


 100kmを過ぎると一気に路面状況が良くなり所々川になってたりぬかるんではいるものの、自転車で走れるなと思える状況に戻ったが。


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 それでもこんな感じだし大雨だし


 途中でタイヤがはまり込んで動かなくなったトラックを牽引して救助したりとかしつつ、中間地点のアウストラリアの町へ到着すると何故だか渋滞をしている不思議。


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 どっかの車両が事故ったか?


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 と、思ったら恒例の道路工事でした


 アホみたいな数の川が道の上を流れている状況で、もうボリビア政府は工事を諦めたものだとばかり思っていたが、ちゃんと道の下に川の水を通すパイプを設置したりしてたようで。まぁ工事してた人は中国人だったけど。


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 終盤で土砂を埋めてるトコだった


 結局2時間ほどアウストラリア(英語読みだとそのまんまオーストラリア)の町にて待機する。グーグルマップでは町の名前すら出てこない場所なのだが、意外に運動場などの芝生も刈り込まれてたし宿もあったりとレベルは高い。ここら辺は他に町がないからドライバーが結構お金を落としていくのかもしれん。


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 見た目にも綺麗な町だった


 道路開通したのが19時半。既にスタートから9時間が経過してるけど、そもそも私はこのアウストラリアに2日かけて来れたら上等!くらいの気持ちでいたので流石に遅いとは感じない。


 しかも後半になるにつれて明らかに路面状況は良くなっており、周辺に多くの重機や工事現場が見られることからもこのボリビア国道8号線がアスファルト化する日はそう遠くないと思われる。できれば私が走る前に工事竣工しといてほしかったが。


 日付を跨いで深夜1時半。雨の降るリベラルタに到着し、私1人だけ降ろされ走り去っていくバス。最初の100kmに4時間強かかって、残り300kmに9時間か。やはり後半は良いペースで走ってたんだな。


 とりあえず町中へと向かうは良いが、お金もないしそもそも宿が開いてない。「24時間オープン」みたいな宣伝してる宿のクセに入口完全閉鎖して、ベルの1つもないのを見ると「適当な広告書きやがって」という気持ちになる。


 どうにもならないのであり、結局教会の敷地で明るくなるまで数時間待たせてもらうことにするのであった。


 2019年2月17日(日) 走行距離5km 累計88664km

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 ボリビア110日目 サンタ ロサ デ ユクマの町


 朝から猛烈な雨が降っておりとてもじゃないが自転車で走るなどできそうにない。この天気を「全くもって雨ばかりでついてない」と捉えることもできるのだが「まだ宿のある町で雨が降ってくれた分ラッキーだ」と考えることとしたい。


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 結局午前中は本読んで過ごして終わり


 今までのパターンから半日程度で打ち止めになるかと思われた雨だが、午後になっても引き続き降り続けており嫌になるな。


 とりあえずここの宿はオーナーのおっちゃんが親切な反面、奥さんであるオバちゃんがものすごく愛想悪くて連泊したくなかったので別の宿へと移動することにした。昨日夕食食べようと歩き回って気づいたのだが、小さな町の割に高級系の宿2つ、安宿も3つある結構な観光地みたいで。


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 エルシャダイへ


 嬉しい誤算だったのがボリビアの田舎町にもかかわらずWi-Fiがある宿だったということ。この雨がいつまで降り続くのか、止んだとしてもこの先暫くまともな町がない状況で天気は安定してるのか?といったことを調べることができるのは有難い。


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 たとえ天気予報が信頼できない地域だとしても


 ここの宿ってラジオ局を併設してるという謎の構造をしてるので、それでネット環境があるのかもしれないと思ったり。部屋にコンセントすらない悪環境の上、Wi-Fiパスワードは「誰にも言うな」とコッソリ見せてたことから、ラジオ局の電波を勝手に盗用してるのかもしれん。


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 テラスもあるし立地は最高なんだけどな


 既に午前中で1冊読み終えてしまい、手持ちの本が減ってくことにドキドキしてたのでネットで時間を潰せるのは実に助かる。一応天気も今日いっぱいで向こう3~4日くらいはどうにかなりそうな感じだと分かったのであり、無為にいつ降り止むかも分からない雨を何日も待ち続けることがないようで安心した。


 15時半に一旦雨が止んだので町中散策してみることに。最後の方は雨足弱まっていたとはいえ、思ってたよりアスファルトでない場所も地面が乾くのは早いのかもと感じた。


 同じ土の地面でも、水はけの良し悪しから水分の吸収率までその違いは多種多様なのであり、私は一様に「未舗装路は乾きが悪い」と思い込んでたのだと知る。


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 土にも色々あるんだね


 どっちにしてもこの先道の状態が不明であるため「道の状況何も分からない」という事態に変化はないのだが。実際に体験してみることで、自分が調べもせずに思い込んでいたことが如何にたくさんあることかと思ったり。


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 アマゾン地域らしいオブジェ


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 夕方には一応青空が見えはしたけど


 明日は明日で降水確率90%という数字。この先がボリビアアマゾンで次の町まで1番距離必要とするポイントで、それだけに早いとこクリアして安心してしまいたい。そろそろボリビア脱出したいという気持ちもあるし。


 果たして明日は出発できるのか?それだけが問題だ。


 2019年2月16日(土) 走行距離1km 累計88659km

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 ボリビア109日目 牧場~ラパスから北北西に約310km サンタ ロサ デ ユクマの町


 まだ2日目なのにもう疲れたと感じるのが未舗装路。しかも目を覚ましたら雨が降ってると来たもんで、体力だけでなく精神的にも去来するモノがある。


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 テントと自転車濡れてないだけマシか


 とにかく食堂にテント張らせてもらってる身なので、雨だからといつまでもテント内でウダウダしてるわけにもいかん。早々にテント撤収し、改めて空見てみるとそう長くは降り続かない雨であることが予測できる。これならしばらく待ってれば降り止みそうで一安心だ。


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 昨日に続いて朝食もいただきました


 働いてる人は全員住み込みかと思いきや、何人かは車使ってここまで「通い」で仕事しているようであり、自転車的には毎日とんでもない移動をしてるな!とか驚いてしまうのだが、未舗装路とはいえレイエスの町まで30km程度しか離れてない場所だったな。車なら1時間かからないのか。


 鬼の粘着地面帯を超えてきた身としては、もう果てしなく遠い場所のような気がするんだけどな。ちょっと釈然としない気持ちがある。


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 雨止んだのでお礼言いつつ


 出発すれば地面がぬかるんでいるのは当然のこと。それでも数km移動したら乾いた土に変化したのであり、これは運が良いのでなくて、牧場のおっちゃんから「もうちょっと進めば乾いた路面になるよ」と教わっていたので当然の結果といえる。まぁ「乾く」ってスペイン語知らんので、自信満々ではなかったが。


 走りやすくはないけど自転車乗れるだけで文句は言いません。とにかくこの気温と人口過疎区域で自転車押して移動になることがどれほどヤバいかというのは昨日身をもって実感しているし。


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 でも川が普通に出てくる


 しかも流量豊富で中央部分は水が透き通っているほどである。ここまでしっかりした川ならもう道路の下に用水路作るか橋を通せよ!と文句の1つも言いたくなるのだが、結果的には川を渡ることで泥だらけだった自転車を水洗いできたので良かったともいえる。


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 今日だけで5回も渡ったけど


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 晴れたり小雨が降ったり変な天気


 割と道端の木々は伐採しているようで、普通に走り続けると全く日陰が出てこないボリビア国道8号線。ちょっと向こう側まで移動すればジャングルが広がってる場所も多いのだけど「毒蛇やワニが出るから迂闊に森の中入っちゃ駄目だよ」と忠告されてるので、あんまり日陰に入れない事実。


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 湖が邪魔してる場所も多い


 ようやく一休みできる木陰を見つけて逃げ込んだはいいが、周囲に猛烈な数の蚊が湧き出てくるのであり、とてもじゃないが休むなんてできやしない。特にこの辺の蚊はデング熱やジカ熱の病原菌を媒介しているとされるため、危険度合いが高いのだし。


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 マラリア危険区域でもある


 途中に商店があるわけでもなし、14時過ぎまでほとんど休まず一気にサンタ ロサの町まで走り抜けてしまった。こんくらい疲れてると冷えたコーラが実に美味い。


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 この規模の町はここから400kmほど出てこない


 ということで安宿に投宿し自転車の掃除。どうせ明日にはまた泥まみれになってしまうが、それでも掃除せずにはいられない。ちなみに自転車乗りも整備や清掃に関しては様々なスタイルの人がいるけど、私個人はそれほど整備に熱心なタイプではない。ただこの2日間で「掃除しないと色々支障をきたすレベルに汚れている」から掃除してるだけ。


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 いやまぁ綺麗な自転車の方が好きだけどさ


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 世の中には1度乗ったら掃除するサイクリストとかもいるし


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 なおビールには非常に熱心なタイプ


 18時過ぎに今日も激しいスコール。なんかもう毎日「明日走る地面の状況大丈夫だろうか?」と心配してるのだけれども。長い未舗装路を走るなら乾期に限る。


 2019年2月15日(金) 走行距離48km 累計88658km

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 ボリビア108日目 ルレナバケの町~ラパスから北北西に275km地点 牧場


 さて今日からボリビア脱出するまで多分ずっと未舗装路。この国を自転車乗って出ようとすると、何でか厳しい道を走らなくちゃならないのだけど。ボリビアさんが私を引きとめようとしてるとか?


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 実に居心地の良い宿でした


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 町を抜けて三叉路の交差点までが最後のアスファルト


 1つ有難いのが曇り空で太陽光が遮られている点。昨日の長雨もあって数日前よりかなり気温が低く感じるため、上手くいけば相当楽できると思われる。


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 じゃあ上手くいかない場合って?


 そんなのこのまま雨が降ってくるパターンでそうなったが最後、泥ぐちゃの道が続くこの場所で私はどうしようもなく立ち往生する可能性すらある。ああ恐ろしい。


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 そこそこ走りやすいタイプのダートだ


 所々に大きめの穴が空いてたり路面はボコボコだったりするものの、ちゃんと集中してれば走行自体は何ら問題のない道で私も一安心。宝石の道みたいに1日30kmしか移動できないレベルの未舗装路だったらシャレにならんとドキドキしてたので。


 そんな感じで走り続けて1時間半。前に私を追い抜いていったアマゾンツアーの車が道のど真ん中でお客降ろして停車している。奥には道路工事なのかテープが引かれているのだが、いくらなんでも通行止め長すぎやしないかと訝しみつつ。


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 多分これ道路工事じゃない


 というのもボリビアでは住民が政府に対しての講義やデモを、こうして道路を封鎖することで実施するのだと前々から聞いていたので。何故に一般市民に迷惑をかけてそうした活動をするのか理解に苦しむところだが、自転車は普通にスルーできるのであまり文句は言いません私。


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 バスとか大変だな


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 長期戦の様相を見せる


 封鎖地帯を通り抜け昼前にはレイエスの町へと到着する。まだこの辺にはルレナバケにも引けを取らない規模の大きな町が点在しており、レイエスもそうした町の1つである。


 町中のみアスファルトで敷き詰められてる環境で、とりあえず昼食済まして向こうに広がる雨雲見ながら、レイエスでとどまるべきか先へ進むべきかを考える。


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 雨降られたくないんだけど・・・


 いくらなんでも12時前に走り終えるのはツマラナイし!・・・と出発することにした。酷い目にあう予感がムンムンするが、気にしない。


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 ここから一気に交通量減った


 道路封鎖の影響かもしれないが、レイエスを境に道も一段階悪くなり慎重を期して走っていたつもりなのだが。2時間近く走り続けて疲れていたのだろうか、思いっきりタイヤを横に滑らしずっこける。


 何だよ~どうなってんだ!と思いつつふと土の状態を見てみると、いつの間にか地面は濡れてしまっている。そうなのだ、雨こそ降っていないが進行方向にあった雨雲はどうやらこの地点で盛大に雨を降らしていたようで、ガンガンに水を吸った土が泥となってるポイントに入ってしまった。


 しかも粘着性の強い土であり、改めて移動しようと少し自転車動かしただけでタイヤにこれでもか!と泥がひっついてしまう最悪の事態に。


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 当然乗って走ることなどできやしない


 こうなってしまっては移動などできる筈もなく、とにかく自転車押して何処か人工物のある場所ででも体制整えなくては。


 そのまま30分かけて2kmほど移動すると、偶然にも工事業者の宿舎施設が出てきた。この対面にレストラン兼商店があり、ここで水道の水使って自転車応急処置を実施する。町過ぎてから初の人工物がこのタイミングで出てくる辺り、運が良かったと言うべきなんだろな。


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 どうなることかと思った


 しかも掃除してる間に天気が回復し太陽光が地面を照らす。これが効果あったのか、はたまた先の数km区間だけが路面状態悪かったのか定かでないが、再び自転車乗って移動できる状態に。


 この回復したコンディションで一気に進んでも良かったが、向こう側にはまだ雨雲が残っている。2度も痛い目に遭って運良くリカバリできると思うほど楽天的ではないため遠くに見えた牧場へと向かい、1番テントを張らせてもらえないかお願いする。


 首尾よくOK頂くどころか「腹減ってないか?」と食事までご馳走してもらい、挙げ句の果てには食堂として使っている屋根付き小屋を「ここなら雨に濡れないから」と提供させてもらった次第。実際スコール降ってきたので大変ありがたかったです。


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 このスープの後にメインが来るとは思ってなかった


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 大雨降って危なかったの図


 雨季なのだし、この区間を抜けるまではあんまり無理せず天気の状況を確認してから走りたいと痛感したけれど。アマゾン地域って天気予報が全然当てにならない上に、そもそも天気の状況知る術がなかった茶壺さん。結局自分の目で見て進むか否か判断するしかないのである。


 2019年2月14日(木) 走行距離57km 累計88610km

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 こと海外自転車旅行という観点で見れば、人より優れた能力というのは特に必要ないと私は考える。というかそんな特別な何かが必要ならば、私は自転車旅行できていない。

 そりゃ言語力や体力など「あれば便利」という要素は存在するが、基本的に「自転車で旅行を続ける」ことで無理なく身に付いていく能力やれ知識を「海外に出るために必要なこと」と評して語るほどのことではない。大抵のことは経験を経てその場その場で取得していくものだ。


 ・・・という前提条件の元で、自転車旅行するのに最も必要な能力は?と問われるならば、私は「強い胃腸」だとお答えしたい。若しくは「何でもしっかり食べれること」でも良い。



 究極を言えば、時間とお金さえつぎ込めば一般車両が走れる道において自転車が走れない道理はない。まぁ現実的には大概のサイクリストはそこまで金銭的な余裕があるわけでなく、体力なり知識や経験でカバーしているのだろう。


 そうした状況において、恐らく最も能力の拡充が難しいのが内臓に代表される「胃腸の強さ」でなかろうか?



 世界中の地を走るとなれば、どうしたって自転車で移動するには条件が厳しい土地という場所がある。案外そうした土地でもどこかしら人間は住んでたりするのだが、こと途上国とか後進国と呼ばれる国であるほど、人はいれども物はない状況に陥りやすい。平たく言えば「食べ物が単調」なのである。


 特に食の豊かな日本という国で育っていると、海外の料理における単調さとか工夫のなさには悲しさを覚えたりもする。1週間のメニューに全く変化が見られないとかザラだったり、野菜はサラダ・肉はフライ以外の選択肢が無かったり。


 ケンタッキーは私も美味しいと思うけど、それってときどき食べるからだと思うのだ。アレが毎日食卓に出てくると美味いや不味いとかの前に「勘弁してくれ」という気持ちになってしまう。


 でもまぁそれは仕方ない。「飽きる」とか「美味しくない」というのは食事をエネルギーの補給という観点のみで見た場合にはそれほど問題にならないし。


 しかし気温40度だったり獲得標高2000m越えとかするような、肉体的ギリギリの厳しい状況であっても食事を摂らねばならないこともある。疲労の極地で胃袋が何も食べ物を受け付けない状態で、それでも他に補給できるチャンスが無いため代わり映えしない食事を無理矢理詰め込む・・・


 地味にこの状況が自転車旅行してると割とよくある。それも食べ物が美味しくなくて種類も少ない厳しい土地ほど頻発する印象で「身体に優しく消化・吸収の良い食事」とは正反対の「塩ふって焼いただけの肉」とかにかぶりつくこととなる。



 ということで多少の悪環境だったり少々痛みかけてる食事を前にしても「美味い美味い」と、食事というかエネルギー補給ができるタイプは強い。このテのタイプで私がイメージするのは欧米人サイクリストが多いのだが、アイツら茹でたパスタに塩かけただけ・・・みたいな食事でも平気で食べまくり走りまくるからだ。凄いと思うけどマネしたくはない。


 まぁ自炊に関してはちょっと話変わってくるかもだが、何にしても「ガンガン食べれる」ということは自転車旅行において非常に重要な点だと言える。



 なので私個人としては「自転車で海外旅行するためにはどんなトレーニングすべきか?」みたいな質問受けたなら「微妙な食べ物をたくさん食べましょう」と答えるのが良いのではと思っている。割と本気で。


 美味しい食事を食べれることは喜びだけど、そうでもない食事を「美味い」と言いながら食べれることも、これまた大切なことなのだ。

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 ボリビア106・107日目 ルレナバケの町


 休息日。この先に控える未舗装路の前に、思った以上に観光地してたルレナバケでゆっくり休めるのは有難い。何しろこの町には高い割にお味今一つなパセーニャビールではなく、もっとお安いビールが取り扱いされている。


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 つまりゆっくり飲んでけということですよ


 以前の日本人が置いてったと思われる小説があったので、スタッフに聞いたら普通にプレゼントしてくれた。何が嬉しいってページ数が700枚超える厚物小説だったことが嬉しい。作家や内容で選べる状況でないと、とにかく読み応えの有無こそが重要なので。これで面白くなかったら悲劇だけども。


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 まぁ東野圭吾は無難だし大丈夫だろ


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 観光地だけあってお洒落パン屋がありそこで朝食


 すぐ脇を流れるベニ川だが、川向こうの町ことブエナベンチューラ地区に日本居住地区があるらしい。ちょっと興味あったので散歩ついでに歩いて行ってみようとしたのだが、渡れると思ってた橋は目下建築途中で通過できなかった。


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 近いうちに開通するのでしょう


 どうやら橋のすぐ近くにある渡し舟を使って移動するようだが、既に15時と時間も遅くなってきており翌日に回したほうが良いと判断して止めといた。遅くなって帰りの船なくなるとかあったら怖いので。


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 そんときゃ橋渡って戻れば良いのだが


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 ルレナバケでやたらよく見るスタイルのバイク



 翌日。しかし目を覚ますと朝から大雨なのであった。ちなみに昨日は時間帯によっては降水確率100%で青空が見えてる天気だったのに、今日は70%で雨だよ。もうわけわかんねーな。


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 ということで宿にて大人しく休みます


 宿泊してるハポン宿には地味にキッチン設備もあってレベル高い。Wi-Fiも高速だしすぐ近くにリカーショップがあるという立地の良さもあってダラけるには絶好の環境だ。何より他の宿泊客がほとんどいないのが素晴らしい。


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 蚊が多いけどそれはこの町では仕方ないのかと


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 特に作る必要もないんだけど昼食作ってみたり


 15時にようやく雨が降り止むと、すぐさま強烈な太陽光が差し込みみるみる気温が上がっていく。温度はともかくこの先はダートなので土の路面をしっかり乾かしといて下さいね。


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 南米特有の激甘ケーキ食べつつ


 この地に来る人のほとんどがアマゾン関連のツアーを体験しに来るのであろうが、別段休息のために立ち寄るのにも実に良い環境だったルレナバケ。私はこのくらいの「大き過ぎず、かといって大抵の物は揃っている」という町が好きである。


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 程よく田舎なのが良い


 2019年2月12日(火) 走行距離0km 累計88553km

 2019年2月13日(水) 走行距離0km 累計88553km

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 ボリビア105日目 ユクモの町~ラパスから北北東に約240km ルレナバケの町


 予期せぬ邂逅でお世話になってしまった広瀬さん宅。こうした出会いがあるというのは本当に有難いことであり、それだけで今まで何の意識もなかった町が特別な存在となったりする。


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 ユクモもそうした町となった


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 ちゃっかり朝ごはんを頂いて出発


 朝早くから仕事されてる広瀬さん。昨日は夜遅くまで色々話に付き合って頂いたというのに仕事されている一方で、私はといえば6時半まで寝こけていた有様。流石に恥ずかしい。


 にも関わらずお弁当まで作って持たせてくれ見送って頂いた。いろんな人にこうして良くしてもらうばかりで、私はこんな風に誰かに何かをやってきただろうか?と思うことが増えたのは旅行を始めてからだよなぁ。


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 今日からは平坦路


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 でもまだ暫くはアスファルトが続くので楽


 4000mを超えてた標高も下がりに下がって遂に200mを割る。ボリビア走ってそこそこの日数が経つけれど、最後に1番標高が低い場所を走るというのは何だか損した気持ちになるな。ちなみにこのパターンに該当する国はラオス・エクアドルに次いで多分3カ国目。


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 意外と釣りに厳しいボリビア


 最初こそ凌ぎやすかった気温は時間経過とともに本気を出し始めるのであり、あっという間に全身汗だくとなる猛烈な気候に。それでも今日がマシだと思うのは、道中が舗装されてる点と商店のある集落が定期的に姿を見せるからだ。


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 コーラ飲めるウチは大丈夫


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 有名なボリビアのウユニはこちらです


 山が無くなり人口も希薄な地帯であるためか道路が直線的に作られるようになる。むしろボリビアは低地はもちろん高地でも直線的な道路ばかりが延びてた印象で、元の姿に戻ったか・・・というイメージの方が強い。


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 珍しい看板だな


 話に聞いてた通りルレナバケの町へと通じる三叉路まで完全アスファルトで高速移動できた走行であった。まぁこの先へはアスファルトぷっつり切れてるの確認してるので、覚悟して臨まねばならない道のようだけど。


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 とりあえず今はルレナバケへ

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 数日前のベニ川再び 


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 そんなに日本人来るとは思えないけどハポンの宿


 ここを過ぎると下手すりゃ国境の町までネット環境はおろかマトモな補給も難しい道のようでして。ボリビア最後の贅沢と思って思わずビール3本も飲んでしもうた私は何も悪くない。というか宿の近くに2件も酒屋があることこそが悪いといえよう。むしろ被害者なのだと私は声を大にして叫びたい。


 2019年2月11日(月) 走行距離106km 累計88553km

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