ブラジル60日目 ベレンの町
何とかゴール地点であるベレンの町へと無事到着できた私。これであとは体調良くなるまでゆっくりしてればいいかといえば、もちろんそんなことはない。自転車を梱包するためのダンボールもそうだけど、どう考えても物価高であろう西欧地域を走るにおいて極力自転車関連のトラブル(=ショップでの修理)を避けたい。
つまりブラジル滞在中に自転車のヘタってる部品の交換や、関連アイテムの新規購入もこのタイミングが安く済ませられる最後のチャンスなのである。
とりあえず昨夜の時点で保険会社がしてくれる病院予約の連絡が来ない。とりあえず9時過ぎまでやきもきしながら待ってたのだが、事前の連絡とは裏腹にメールではなくホステルに直接電話がかかってきた次第。
まぁ何にしても予約完了してればいいけどね・・・と思いながら受話器を受け取ると、言われた台詞が「時間帯は何時頃がご希望でしょうか?」ときたもんだ。まだ何にもしてないんかい!
一応受け答えしたけど向こうが呑気な仕事してるのを律儀に待つほど時間に余裕無いですよ私は。ということで予約完了のメールを待たず、自転車ショップに出発することに。帰ってきたら確認しよう。
サンルイスより自転車人気が高いのか、ちょっと調べただけでも付近にスポーツ系の自転車を取り扱うショップは山のように存在している。とりあえず1番近い場所から攻めていき、ダンボールもらえたお店で各種部品も合わせて購入しようと思いつつ。
まさか1店目の入店直後に「オマエこの前の自転車旅行者じゃないか!」と言われるとは思いもよらなんだ。4日ほど前にカパネマの町へ向かう途中で遭遇したサイクリストの人たちで、そういえば何人かはベレン在住だと言ってたっけ。
しかし私は運がいい。南米特有のアミーゴ対応というヤツで、簡単に自転車梱包用のダンボールをいただけた上に各種部品や用具も割引価格で販売してくれ、その上部品交換の作業工賃は無料にしてもらえたのだから。というかブラジルでは結構色々自転車トラブルあったけど、何と1度も作業工賃請求されたことがないというね。
色々お世話になって感謝に堪えない。これで自転車の荷物関係における準備は半分完了した感じで、馬鹿デカいダンボールを背負って宿まで戻る。結局距離にしたら1kmくらいしか移動しないで済んだな。
できれば今日中に自転車関係の準備終えてしまいたいところだが、とりあえず病院の予約も大切だし・・・とメール確認してみたが連絡来ておらず。いくらなんでもオカシイだろう!と調べてみたら、メーラーが不具合を起こしてログインできなくなっていた様子。
何とか直さないことにはどうにもならん!と小一時間格闘したところで諦めた。とりあえず予約キャンセルの旨を伝えて(受信はできないが送信はできる)私は他の必要道具を買い出しに。
大型スーパーやホームセンターでもあれば話は早いのだが、そうしたお店を見つける前に雨が降ってきてしまうアマゾンの午後。まだ体調万全じゃないのに雨で濡れたりしたら治せる風も治らない。というかもうマラリアではなく風邪だと決めつけてます茶壺さん。
このタイミングで予備の鍵も作っておいたり
仕方なく宿へと戻り、入国審査対策として銀行残高や出国用のチケットをプリントアウトしたり初日に泊まる場所の住所から連絡先を取りまとめたり。なおこの書き方で次の国が何処だか見当つく方は、かなり海外旅行慣れしてると私は思う。
一通り作業終えたの22時とかであり、ほれ見たことか!やっぱりフライト前ってのは面倒臭くて忙しい作業が目白押しなんだよ・・・と私は声を大にして言いたい。
2019年4月22日(月) 走行距離1km 累計91916km