ドイツ2日目 ドイツ第3の都市 ミュンヘンの町
こんな狭いバス車内で眠れるワケがないだろう・・・とか思ってたのに、ウトウト寝こけていたようである。人の適応力って凄いな!とか感心したくなる。とはいえ浅い眠りで夜中に何度も目を醒ます感じだったが。
とはいえ無事に朝6時半、ミュンヘンのバスターミナルに到着した。何をそんなに急いでるのか、荷物を取り出して即出発してしまったバスは後部に括り付けてる私の自転車ちゃんと外したか確認しなかったし。あと15秒自転車取り外すの遅れてたら色々大惨事になるとこだったぞ。
というか私がここミュンヘンまでバス使ってワープしたのは、ここに住んでる友人の家に行くためである。だから何故にバスなんだよ?といえば、ミュンヘンのフライト予約日が明後日なのであり、その航空便で私は日本にちょっと帰らなければならないのだ。
だが3週間ほどでドイツに戻ってくる身としては、フライトに自転車諸々の荷物を積み込む苦労と超過料金が惜しい。ということで友人宅に自転車一式を預かってもらうため、ここまでワープしてきたのである。
とりあえず友人の仕事が終了する夜までの間に私は自転車ショップへ向かう。この一時帰国は妹の結婚式に出席するためで前々から予定を組み込んでいたのだが、その中で最大の重要案件が「新しいホイールを作る」という点にある。
前回アメリカのオクラホマシティで新しいホイール組んでもらったのが2016年の11月。そこから早2年半、距離にして43000km程度を走ったワケだが、既に2代目のリム部分に亀裂が入り寿命は時間の問題となっている。
とはいえ南米でフルパッキンの自転車旅行に耐えられる頑丈なリムを入手するのは難しいと思っていたため、ここヨーロッパにてリムを新調する機会を伺っていたのだ。日本で新しくホイール組んでも良いが、持ち運びが色々面倒なことを考えるとミュンヘンでゲットするのが1番楽だし。
これにハブとスポークを組み合わせた物がホイールで、スポークの組み方や本数及び締め付け強度等によってホイールに振れが出たり転がり感が変わったりする。このホイールの組み方にビルダーの腕が大きく関わってくるとのこと。
店員にビルダーがいるとのことで、私の要望に応えて無茶苦茶強力なリムとスポークで組んでくれるとのこと。なお現在私が使用しているリムは長距離旅行自転車という狭い世界の中で有名な「サンリングル社・ライノライト」という製品なのだが、これはもう日本で取り扱いをしてないし聞いたところでは既に生産中止になってる商品らしい。
つまりタイヤやバックみたく圧倒的な実績のある商品が無くなっているのが現状で、私もメーカー名と料金を確認して長距離ツーリングに耐えられそうな逸品かを確認してみることにする腹積もり。時間的余裕があるとこういう時に強い。
ここ以外にも3つほどショップを回ってみたのだが、ミュンヘンでしっかりしたリムが欲しいならGUTEN BIKENが1番かなという印象。やっぱり専門のビルダーがいるお店は同じプロショップでも一段レベルが違うというべきか。
一段落したところで友人と会う時間まで図書館へ避難。もっとミュンヘンの町を観光したいとこだけど、雨だし寒くてちょっとそんな気持ちにはなれないし。
その後スーパーにて物価調査してみたのだが、案外イギリスと変わらないのね。西欧の中では比較的物価安と聞いてたドイツだったが、こと食料品に関してはそこまで値段の変化があるワケではないようだ。これは今後も同じような食事メニューが続きそうだ。
21時。無事に友人と合流しミュンヘンビールで乾杯しつつ。南米アコンカグアを一緒に登山した時以来なので1年半ぶりの再会となったワケだが、この期間を「案外短いな!」とか思う程度には旅行期間が長くなってきた私。明後日、4年半ぶりの日本です。
2019年5月21日(火) 走行距離19km 累計93378km