自転車ときどき世界1周
2019年12月
年の瀬ノックアウト
巨神兵関係ないじゃん
はるばる来たぞルクソール
君が私の予定を決めんなよ
しっかし何なんだよこの国
エジプト16日目 ソハグの町〜カイロから南南東に約460km ナグ・ハマディの町
カイロから連続走行も6日目。いくら平坦基調の楽な道とはいえ流石に疲れが溜まってきたか、朝になってもなかなか起きられず。もういっそここで延泊しようかと迷ったのだが、昨日警察に「8時から9時の間には出発する」といった手前、時間過ぎても私が現れないと部屋まで踏み込んでくるのだろうなあの人たちは。
エジプトでも12月だと朝晩はかなり冷え込む気温だったが、今日は出発時から暖かくて上着が必要ないほど。なんだかんだカイロから400km近く南下してきたことで、冬でも暑い地域へ突入し始めたのではないかと思われる。
なお朝食を食べずにどの程度まで走るの許容できるか?というと、私の場合は20kmがいいとこかな?というイメージ。昼や夜は多少遅くなろうが最悪食事にありつけなくても乗り切れるが、朝だけは食事摂らないと身体が動かなくなるよ。
警察車両も切り替えも待ち時間0で順調だし、偶にひっどいボコボコの路面が出てきたりするものの全体的には楽して走れてる。これでエジプト人の最悪な交通マナーとそこら中に設置されてる速度落とさせるための段差がなければエジプトもっと楽しく走れるのに。
というか道路に段差を作る国ってのは、前提として車のスピード超過が蔓延してる国なのだろう。当たり前のルールが守れないドライバーばかりだから、強制的に町中や出入口に段差を作って速度を落とさせると。
スーダンビザ取得のため推薦状もらいに日本大使館行ったとき、職員の人から「エジプトの交通マナーは酷いので十分注意してください」と言われたのだが、これはかなりオブラートに包んだ言い方だったのだと今は思う。
追い風も手伝って15時にはナグ・ハマディの町に到着し、今日はここで終了としたい。あともう30kmほど余計に走り、翌日もう100kmほど走れば明日中に一応の目的地であるルクソールへ到着できるけどさ、流石に疲れてそんな頑張れそうもない。刻んでいきましょう。
ということで宿にチェックインした後で町を歩き回ろうとしたのだが、思いっきり後ろを警察が付いてくんの。しかも「何しに外出るんだ?」だとか「そっちには行くな」みたいな余計なこと言いまくり。腹立つのが向こうも英語なんか喋れないため理由を聞いても何1つ答えられないという点で。
結果何しても「NO!」「NO!」とわめき散らしてくる鬱陶しいだけの存在に。エジプトは町中の大通りを歩くのが悪いのか?パン屋を覗くのが駄目なのか?自転車見つけて入ると問題になる国なのか?
とりあえずルクソール着いたらこの鬱憤を晴らすべくビール飲みまくりたい。エジプトもイスラム教の国なので、観光地でもないと酒類を販売してるお店がないのです。
2019年12月17日(火) 走行距離93km 累計105723km
良きも悪きもエジプト人

エジプトというのはそういう国なのだと思うようになってきた