自転車ときどき世界1周

2020年06月

 自転車旅行は長期間になりやすい点とアウトドアとの親和性が高いこともあってか、自転車とは異なる趣味や遊びを旅行に取り入れてるサイクリストが割と多い印象だ。私にしても海外登山で登ってみたい山は積極的に足を運んでいるし、有名ダイビングスポットで潜ってみたり、世界各国のコーヒーを飲み比べる・・・なんて楽しみもある。

 ただ私が思うことは、旅行をしてる最中だろうと周囲の様々な物事に対してアンテナを張り、自分から興味の対象へ動く積極性がなくては今回のゲストである磯田さんみたく様々な物事に触れていく旅行者になれないであろうということだ。

 海外旅行してれば楽しいという期間は精々最初の1年程度で、旅行することが日常となった時に自分が何に興味を抱き、何に対して熱くなれるのか?今回のテーマは長期で旅行してると割と多くの人が直面するそうした「旅行のマンネリ」についてある種のアンサーになっていると私は思っている。

 轍会議:第10回放送
 ゲスト:磯田よしゆきさん
 テーマ:+αの楽しみ方

 

 2009年に自転車旅行をスタートさせる。2013年からはタンデムバイクという2人乗りの自転車を使い、現地で出会った人を後ろに乗せて旅行するという異色のスタイルで旅行を続け、今年2020年に無事帰国を果たした。

 ちなみにアマゾン川イカダ下りを実施した先駆けのサイクリストだったりもする。

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 自転車旅行をしてるとそれだけで「凄いですね」みたいな評価を頂くことがあるのだが、実際のところ旅行を続けていくことはそれほど難しい事ではないし、増してや「凄い」ことだとは思ってない。

 むしろ長期の自転車旅行をすると決め、そうした旅行を始めるため自身で努力や創意工夫をするというの方がずっと大変で強い意志を必要とすることなのだ。

 今回の旅に出るタイミングというテーマは、言ってしまえば「本人が最適と思った時」という回答が出ている話を「その出発までにどういった下準備をしてきたか?」ということに焦点当てている話であるとも言える。

 轍会議:第9回放送
 ゲスト:八島さん
 テーマ:旅に出るタイミング



 大学在籍時に一年間休学し、自転車による南北アメリカ大陸縦断をスタートする。メキシコで自転車を盗まれるも旅を諦めず新たな自転車と共に大陸縦断を達成。復学後にアイスランド一周を達成する。


facebookライブ:バーチャル世界ツアー
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 国というのは結局のところそこに住む「人」であると思っている。だからその国のことを話すということは、そこに住んでる人たちを語るということであるし、国のイメージというのは8割方人によって決まると感じる。

 もっと言えば長期の旅行というのは「どういう人と関わりを持ったか」という点が、旅行の価値を大きく左右するものだ。単に走った距離を誇りたいのならばローラー台の上で話は帰結するのだし。

 自転車旅行をしてると割と多くの人から親切を受ける機会があるけれど、そうした出来事を経験し、その国の人たちの考え方や意識の違いをリスペクトしようとする気持ちが大切なのだということがよく分かる。

 今回のテーマでゲストの小山君が自分なりに考えた返礼をする話があるけれど、結果的に在庫大量に余らせたとかそういうことじゃなくて、受けた親切を自分なりの形でお返しした・・・ということを私はすごく尊敬してる。国によっては腹を立ててばかりということもあるけれど、そういう気持ちを忘れずに持ち続けていけたらと願っている。

 轍会議:第8回放送
 ゲスト:小山陸さん
 テーマ:異国との付き合い方



 2015〜2016年にオーストラリアをトレーラー牽引するスタイルで1周を達成。動画本編で「もうちょいゆっくり走りたい」とか言ってたけど、総日数約180日と無茶苦茶速いペース。ちなみに茶壺はこの国をほぼ1周するのに240日かかっている。

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 ということで一度日本に戻って体制整えることにした。多少料金下がったとはいえ尋常ではない値段のフライトチケットだったけど、主に2つの理由から。

 1つは親に泣きつかれたってことで、もう1つは私と同じく宿に長期滞在してるフィンランド人のねーちゃんから「以前ここに泊まって仲良くなったブラジル人がケニアで亡くなったのよ」と教えてくれたこと。

 この原因ってのがコロナじゃなくて、アフリカ中部じゃよくある病のマラリアに感染したことで病院に行ったのだけど、コロナの影響が激しいブラジル出身だからか診察すら拒否され医者にかかることが出来なかったとのこと。

 又聞きだし私がこの件についてどうこう語ることはしないが、ちょっと予想もしてなかった顛末に大して言葉も話せない私がここに留まるのはまぁリスクがあるとは思ったよな。

 こういう弱ってるタイミングで大使館から臨時便があると知らされたのは良かったのか悪かったのか。ちなみにこの大使館職員が無茶苦茶な対応したせいで料金払った後に飛行機乗れない疑惑が出たりと悶着色々あったけど、宿のスタッフや別の大使館職員に助けてもらい何とか解決した一幕が。

 ともあれ間も無く日本です。前回の一時帰国で「もう次に日本の地を踏むのは旅行が終わった時だろう・・・」とか思ってたのに僅か1年で戻ることになろうとは。何が起きるかなんて誰にも分からない。

 ちなみにウガンダ缶詰生活は合計83日。日本を出発して1986日目での帰国となりました。 
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 場所:最寄りの町であるヘプンからなら80Kmの距離だけど、この国で旅行者は9割以上が首都のレイキャビクから出発するのであり、そこからの距離は約400Kmといったところ。サイクリスト以外にもツアーやレンタカーではないバスを利用して安く旅費を回したいという旅行者も多く、実際バスを乗り継いでここに来る人も結構いるらしい。
入場料:無料。ただし氷河湖を渡って氷河に上陸しようとする場合はボートツアー等に参加する必要があり、まぁ最安値でも5000円以上は覚悟してくださいって世界。冗談抜きでアイスランドの物価は長期旅行者にゃ高すぎる。

 特徴的な自然の広がるアイスランドでも特に人気高い観光ポイントの1つに氷河がある。実はアイスランドって1日走っていれば複数回氷河を見ることも珍しくないほど豊富に氷河だらけの国だけど、別にたくさんあることが観光的な価値を下げたりしない。
 このヨークルスアゥルロゥン氷河はその中でもアクセスが容易で規模も大きい国を代表する氷河として君臨しており、普通に国のメイン道路を走ってるだけでたどり着ける気軽さもあって素晴らしい。というか来るまでここが観光ポイントだってこと知らなかった場所だったりする。
 ちなみに名前が舌を噛みそうなヨークルスアゥルロゥン氷河だけど、実はスカフタフェットル国立公園という場所で撮影した別の氷河写真も混ざっていたり。

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 自転車での旅行というのは、観光地ではないポイントも目的地として定めているというか、むしろその目的地に辿り着く過程こそが自転車旅行としての根幹を成しているのだと思っている。

 それじゃあ今回のテーマである「自転車旅の目的地」という話はほとんど形骸化してるじゃないか!とか思われる方がいるかもしれないが、そうではないのだ。

 自転車旅行にとって目的地というのは、その道中が存在することで深みを増しより味わいを与える料理とスパイスみたいな関係で、最大限楽しむためにはどちらも無くてはならない重要な関係性だといえる。道中に納得できない旅行は目的地の価値を落としてしまうし、ゴールを目指さない自転車旅行は旅行ではなく放浪だ。

 まぁその過程が目的地となることもあるのが自転車旅行の面白いところであり、本動画ではそういう点についても語っているつもり。なおこの文章は自分で動画を見直してから後付けで書いてるため、そりゃまぁなんとでも言えるわな。

 轍会議:第7回放送
 ゲスト:福田弘さん
 テーマ:自転車旅の目的地



 2001年のアメリカ横断を皮切りにして、2004年日本縦断、2005年東南アジア、2008年オーストラリア、2009年ニュージーランド、2012年南米、2018〜19年アフリカと様々な土地を走っている自転車旅行者。

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 本動画はライブ再生も行なっているワケだが、このライブ動画の同期作業は轍会議メンバーのみでは不足役であり周囲の人から助けを得てなんとか実施に漕ぎ着けていた。

 しかしいつまでも手を借り続けるワケにはいかない・・・と、前回の動画からはレクチャーを受けた末に自分たちのみで対応しようとした結果、この回は見事に配信に失敗し開始時間から30分ほど遅延した混乱の中で収録開始している1本だ。

 最初の挨拶で私の反応が遅れているのも焦りまくって他のことに気を取られていた故のポカであり、何というか生配信というのは全く恐ろしいものだと実感したというべきか。今回の放送で私が普段通りに振舞っているよう見えたならば、正に鴨の水かきってヤツだった。

 ちなみに「水面で優雅に浮かぶ白鳥は、しかし水中で必死にもがいている(意訳)」って有名な言葉は多分、巨人の星で出てきたのだけど、実際にはアイツら浮力で浮いてるんだよね。どう考えても今回の動画で私は白鳥より必死であったと思う。

 轍会議:第6回放送
 ゲスト:廣井さん
 テーマ:旅のピンチ



 2011年に自転車世界1周をスタート。アメリカ大陸縦断、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパと各地域を走行し、残る中央アジアを前に資金調達を兼ねて日本に一時帰国中。

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 この轍会議という動画シリーズの出発点が「海外自転車旅行者の話をもっとたくさん聞きたい」という点にあるので、基本路線としてゲストの話をメインに据えて私(や他2人)があまり出過ぎないようにという了解がある。

 ただまぁ自転車旅行者同士で趣味に関することなど、思う存分語りたいという思いは当然あったりするのであり、割と初期段階からゲストを呼ばない番外編をねじ込もうと相談はしていた。

 そういう背景もあって、今回の動画は個人の趣味と意見がぶつかり合い「制限時間内にどの作品をねじ込むか」という点で揉めに揉めた難産の1本だったりする。

 個人的に自転車関連のエッセイや小説に関してはもう10作品くらい挙げたかったし、私は音楽疎いので挙げられてる作品のうち3曲しか知らなかった。

  とりあえずこの動画シリーズが続いた場合、第10.5回くらいでもっかい番外編をやるのも良いかなと思っている。もっとも轍会議はコロナで旅行ができない期間に実施された企画なので、次の番外編やるというのは私が7月になってもこの国から脱出できないことを意味してるのだけど。

 轍会議:第5.5回番外編
 ゲスト:なし
 テーマ:自転車乗りのバイブル



〜本動画で話題に上がった作品一覧〜
◎漫画

・アオバ自転車シリーズ(宮尾岳)

・のりりん(鬼頭莫宏)

・シャカリキ(曽田正人) 

・サイクル野郎(荘司としお)

・茄子(黒田硫黄)

・ハチミツとクローバー(羽海野チカ)

・キラリティ(大石まさる)


◎エッセイ

・行かずに死ねるか!(続編:いちばん危険なトイレといちばんの星空・洗面器でヤギごはん)

・やった(続編:ほった)

・スマイル

・中村春吉自転車世界無銭旅行


小説

・ただマイヨジョーヌのためでなく(ランス・アームストロング)

・サクリファイス(続編:エデン・サヴァイヴ)


◎雑誌

・サイクリング→ニューサイクリング

・自転車人

・サイクルスポーツとバイシクルクラブ

・ランドヌール

・ランドナー読本


◎映画

・僕たちのバイシクルロード

・茄子アンダルシアの夏(続編:茄子スーツケースの渡り鳥)

・銀河自転車の夜 平野監督北海道自転車3部作 『由美香・流れ者図鑑・白 THE WHITE』


◎ 音楽

・Tour De France(Kraftwerk)

・自転車に乗って(高田渡)

・自転車ショー歌・サイクリング・ブルース(忌野清志郎)

・Bicycle Race(QEEN)

・自転車ラプソディ#1(サムシングエルス)

・サイクリング・ブギ(サディスティック ミカバンド)

・ピンクのチャリンコ (上々颱風)


◎画家

・フランクパターソン

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