モロッコ51日目 ノコッブの町〜メルズーガから西南西に約200km ザゴラの町
久しぶりにベッド以外のスペースがほとんどないタコ部屋泊だった。別に安宿なんざどれほど狭かろうと気にしないのだが、室内に自転車が入らない場合は防犯的な面で気になってしまう。
最近ずっと楽した走行が続いてたので、本日100km超えそうな雰囲気に割と急いで準備。とにかく時間さえ豊富にあれば大概の場合はリカバリが効くというのが自転車旅行。
地図を見てもらえば一目瞭然だが、このノコッブからザゴラへは西と東にそれぞれ迂回する2つのルートが存在する。菱形の上点から下点へと辺をなぞるようなイメージだ。
どちらで走っても良かったが、午後から南西の風が吹くらしいので西回りルートを選択する。東回りルートだと、後半戦で風と正面からかち合うことになりそうだからだ。
標高下がって再び夏服スタイルでの走行が気持ちいい。私は多少寒い程度ならば走りやすさを優先して極力夏服のままで自転車乗りたいタイプ。気温で測るなら10度くらいまではTシャツ&ハーフパンツにサンダルの人。
ちなみに今の時期、日中の気温が22〜23度と多少の運動をするなら心地良い程度。砂漠地帯だと少々乾燥度合いが強いものの、晩秋のモロッコは自転車旅行に丁度いいと思う。
菱形の角部分に到達し、T字路を左に曲がって先へ進む。ここで景色が荒野から一変、崖下に植えられてる大量の棗椰子の脇を抜けていく道に。
なんかこの自転車レーンの模様フランスかどっかで見た気がするが、どの国だったか思い出せん。恐らくODAとかそうした支援でヨーロッパの国が造った道路のため、ここだけ自転車道完備の道路が続くことになったと想像するがどうなのか?結果としてザゴラまでこのレーンは続いてくれてありがたかった。
国によっては落石防止とかでネットを貼ったり色々対策してたりするものだが、モロッコは男らしく何の対処もせず堂々としているのが常。怖いので走っててもなるべく道の左寄りを走ってしまいそうになる。
ザゴラの町が遠目に見え始め、ようやく周囲が町の景色になり始めた場所でバイクのオッちゃん私を見るなり「旅行か!うちのキャンプ場最高だぞ!」と併走からの自転車停めさせてまで営業始める。
モロッコの観光地だとこのパターン珍しくないのだが、こういう人の特徴で「こちらの話は都合の良いことしか拾わない」から大変なのだ。
「スマホ持ってるだろ。地図にブックマークしてくれば良い」
「そうだね。ところでキャンプ場は1泊いくら?」
「大丈夫!すごく良いキャンプ場だ!」
「なるほど。んで1泊いくら?」
「大丈夫!すごく安いよ!」
「1泊いくら?」
「ん?どうしたフレンド!」
「1泊いくらなの?」
「ふむ。60ディラハム(約780円)だ」
「じゃあ行かない」
・・・みたいな感じ。悪い人じゃないのは分かるけど、根本的に商売のやり方が西欧圏の人とは違う感覚を受ける。ちなみにその後で彼が紹介してくれたホテルは1泊50ディラハム(約650円)だった。うん、悪い人じゃあないんだ。
そういう良くも悪くも押しの強いモロッコ人は、慣れてくると結構楽しいものだと思う。こういう文化の違いを体験したくて旅行してる部分もあるしさ。
2022年11月24日(木) 走行距離103km 累計120677km






































































































