自転車ときどき世界1周

2023年01月

 モロッコ100日目 ケニフラの町〜マラケシュから北東に約330km  アズローの町

 なんだかんだモロッコ滞在100日目に突入した。過去に3桁日数滞在した国はオーストラリア・アメリカ・メキシコ・アルゼンチンと広大な面積を誇る国ばかりであったことを思うとモロッコの特異性が目立つ。

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 かなりゆっくり走っているから

 とはいえモロッコはもう終盤戦。アトラス山脈も消化して、北部に位置する港へ向かって一気に駆け抜けるぜ!・・・とはいかず、何人かのサイクリストにオススメされたアズローの町に行きたいと思う。

 まぁ最短コースからほんの3〜40km距離が増えるだけの話だ。既にこの国で5000km近く走ってるのだし、これくらい誤差だ誤差。

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 ということで国道8号線に沿って進む

 まだ標高は1000m前後を保ってるけど、もう山も越えたし基本的には下り坂でしょ!とか思っていた私は甘かった。ケニフラの東部には国立公園が鎮座してるのだが、この公園は高原地帯で冬季に雪も降るような環境らしく。

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 この辺もそんな感じの景色ではある 

 そうした地形の影響なのか、むしろ全体的には標高上がっているという事実。モロッコの山岳地帯はなかなか終わりを迎えてくれないようである。

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 この町からメクネスに最短で行けるルートあるのだが

 アズローの町に向かうので左折せず直進した。なおこれが大正解であり、高原地帯に広がる緑色した草木が遥か彼方まで広がっている景色をモロッコで見れるとは嬉しい限り。

 周辺にもフルーツ栽培してるファームが立ち並んでいたりとヨーロッパの景色を思い起こさせる。でも人々はアラブ人だしムスリムの格好してアラビア語を話している。この不思議な気持ちになる感覚は何というのだろう?

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 アフリカ北部にだってこういう世界はあるのです

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 私はモロッコって内陸部は砂漠だけだと思っていたんよ

 やっぱり実際に訪れて、その地を走って体験するということが如何に大切かと思ってしまう。なるほど「アズロー周辺は自転車で走るのすごく良い場所だよ!」という言葉に偽りなし。でも標高下がると思ってたから冬仕様じゃない服装は少々肌寒いが。

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 それでもあの山の上じゃないだけマシではある

 町の中心にある公園では巨大な岩が鎮座しており、これがアズローのランドマークとなっている模様。この岩より南側に青空市場があったので、安宿もその近くだろうと周辺をうろつき無事投宿す。

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 せっかくなので近くまで岩見に行ってみたり

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 せっかくなので登ってみたり

 壮観な眺めを楽しんだのは良いのだが、日が沈んだ後の冷え込みが相当キツいなアズローは。山から吹き下ろした風が冷たい空気でも運んでくるのだろうか?

 宿の室内でも吐く息が白く見える。オマケにここのシャワーは温水パワー不足でぬるま湯しか出てこないときたもんだ。早々にベッドの中へと潜り込み、3枚あった毛布全て重ねてぬくぬくやることにします。

 2023年1月23日(月) 走行距離83km  累計124235km
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 モロッコ99日目 ケニフラの町

 やはり身体の疲れが取れずケニフラ延泊決定。なおGoogleマップには「ヘニフラ」と表記されてるこの町だが、英語堪能なオーナーが「ケニフラというのが正しい発音だよ」と教えてくれたので、それに従って表記している。

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 ちなみにモロッコの土地名、Googleマップは間違いだらけ

 しばらく寒い場所はなかろうと屋上で洗濯物干してる

 ダラダラとネットばかりしてるのも残念なので近場のカルフールスーパーにワイン買いに行く。休みらしく昼間っから酒飲みダメな大人として楽しく過ごそうと思います。

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 アトラス周辺は水流れてる川が多い

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 こういうオブジェ見るとアフリカとは思えない

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 公園も立派 

 首尾良くアルコールゲット出来たけど、折り畳みザック持ってくるの忘れていた。カルフールってフランス資本のスーパーだから環境対策に厳しいヨーロッパ方式でレジ袋くれないんだよね。

 モロッコは比較的イスラムの教義が厳しくない国とはいえ、裸のままワイン瓶を持ち帰るのは無用なトラブルを誘発する危険がある。ただでさえこの町にアジア人なんておらず目立つのだから、そういうポイント気にしておかねば。

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 服の下に隠して変な格好のまま戻りました

 さて酒も良いがこの辺はスーク(市場)に面したエリア。必然的に屋台飯を始めとする安くて美味しい食事が楽しめるのであり、散歩がてら食べ歩きしようじゃないか。

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 美味しいけどやたら待たされた

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 お気に入りでやたら通ったお店

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 目に優しくない色使いだ

 PC作業もちょいちょいやりつつ、夕食済まして一息ついてたら宿の主人が「良かったら夕食一緒に食べないか?」とお誘いしてくれた。どうもありがとうございます!2度目の夕食頂きます。

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 なお22時である

 食事終えると「じゃあおやすみ」とすぐ横になるモロッコ人。これまで何度か体験してきたけれど、異文化を実感できるのはこうした生活スタイルの違いかもしれない。

 2023年1月22日(日) 走行距離0km  累計124152km
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 最近(エンジン付き)バイク旅行者のブログを読んだのだけど、その内容がショックだったというか驚いてしまった。

 というのも世界中のライダーが憧れるアウストラル街道を走っていながら「道」に関しての表記がほとんど出てこなかったからである。

 文章の上手い下手は置いといて、そこに記載されてる内容は日本の友人と連絡を取っただとか旅行してることの心情だとかが多かったのだ。肝心のアウストラル街道に関しては「未舗装で大変」だとか「もうオフロードはいい」といったネガティブな意見が目立つ。

 いやいや人様のブログ内容に文句を言いたいわけではない。ただ私の勝手な想像で自力で移動する系の旅行者を4種類に分けると「徒歩・自転車・バイク・車」になる気がするが、このうちバイクというのは徒歩や自転車寄りの旅行者だと思ってたので。

 これはつまり旅行という行為に対し「道を走る」ということを重視するタイプだということ。


 海外旅行に対して何を求めるかなんて人それぞれ違って当然だし、むしろ様々な考え方があるからこそ面白い。同じ自転車旅行者にしたって旅行する目的というのは誰しも違う。

 ただサイクリストというのは無数にある移動手段でわざわざ自転車を選ぶ人たちで、その内実には「走ることの意味・意義」というものが確かに存在する。

 だから我々は自転車で走っている「最中」を気にするし、道中の道や体験を重要視する。必然的に日記にそうした記述は増えるし、その良し悪しを語りたくなる。


 それはバイク乗りも同じなのだと勝手に思い込んでいたのだ。道を走るという行為をとても大切に思っている人のみで構成されているのだと。

 これが車での旅行だったらそうは思ってない。車という乗り物は「快適」だとか「便利」という方向にも矢印が伸びており、旅行において「車で走ること」が主目的ではない人も大勢いるのは分かる。

 でもバイクは利便性より走ることの楽しさを追求した乗り物だ。途上国みたいに金銭的な問題で「バイクしか買えない」ことから利便性でバイクを使う人は沢山いるが、日本人で海外旅行にバイクを選ぶならば、そらもう走ることが大好きなのだと。

 だからバイクで旅行するのに「走ってる最中」を歌わないライダーという存在は衝撃だった。そういうタイプの旅行者がいても全然不思議じゃないハズなのに「そんな旅行者がいるのか!」という。


 私が自転車旅行をしてるのは、簡単に言えば「知らない道を自転車で走ってみたいから」である。

 そこが最も大切なポイントなので、極端なことをいえば海外旅行における他の点は体験できなくても構わない。現地の人と交流がなくても、有名な観光地に行けなくとも、日々のビールが飲めなくても、である。

 でもその土地を自転車で走らないということは「ない」。そこが私の旅行の根幹であり、この旅行をやってる意味そのものだからだ。

 色々なタイプの旅行者がいて、多分それぞれ譲れない大切な旅行する理由を持っている。勝手に人様の旅行のスタイルから「こういう旅行が好きなんでしょ?」と想像するのは失礼だったと。まぁそういう話。

 いつか自転車旅行だけど自転車で走ることは好きじゃない・・・なんていう人にも会うのかもしれない。いや、そういう人いたな。日本1周していたサイクリストに。
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 モロッコ98日目 アゴバラの町〜マラケシュから東北東に約260km  ケニフラの町

 私が走っているアトラス山脈は東西に、もう少し正確に表現すると西南西から東北東へと約2500kmに渡って連なる巨大な山脈である。

 しかもモロッコ国内にはアトラス山脈中に「小アトラス」「オートアトラス」「モワヤンアトラス」と3種の地域を抱えている。要するに1つ山越えたからといって、直ぐに地上へ降りていくワケではないのだ。

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 流石にピークは越えたけど

 このアゴバラも山の斜面に位置する町であり、スタート直後からかなりの斜度を登らされる形で本日の走行が始まった。最初の3kmで私の両足は満身創痍である。

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 2〜300mくらい登ったんじゃないかな?

 寒さに備えて冬使用の服なんか着てるから大汗かいてしまい大変だ。その後に下り坂となるのだろうけど汗冷えして体調悪くしないか心配でならない。

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 と思ったら割とフラットな地形が

 標高が高い場所における平坦な道というのは低地のそれとは少し景色が違うというか、空の青さが濃い色してると感じる。そういう色を指して「蒼穹」と表現するのか・・・とか思うと、この地を走れることがとても嬉しく思う。

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 でもまぁ早く標高下げてよね?

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 この辺は水が豊富なイメージだが井戸もよく見かける

 突然サイコンが反応しなくなり「すわ、電池切れか!」と交換作業するも症状改善せず。意味わからない突然のタイミングでぶっ壊れたのか!?そんなことあるのか!と思ったが、諦めて500mほど進んだら突然復活した。これはどこかの電波塔で電磁波が干渉してオカしくなるパターンだったか。

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 そういうことは稀にある

 対応に時間かかったりでなかなか先へと進めずにいたが、ようやくアトラス山脈を抜けての大下りが始まるようだ。昨日も一気に600mだかを駆け下りたけど、今日のダウンヒルは1000m級。集中していかねば。

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 手の握力を回復中・・・

 怒涛の坂を下りきり、20km近くペダルを漕ぎもせず楽した割に両足の疲労感は強烈なまま。距離にして100km前後の場所にある町まで走ろうと思っていたが、ちょっと予定変更して手前に位置するケニフラの町で本日終了にしとこうか。

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 こんな緑に溢れる景色は久々

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 かなりの規模が窺える町だ

 メイン通りの宿は値段高めだったため川を渡って西側の地域へ。こちらはローカル色の強い雰囲気で、市場の向こう側にあった宿が70ディラハム(約890円)と安価で正解だった。

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 オーナーが水とオレンジくれたし

 この先にあるメクネスの町まで走って休息日と考えていたが、町の規模・雰囲気といい私はケニフラが好きな気がする。何より単純に疲れ果てており、こりゃ明日は延泊しそうだな。

 2023年1月21日(土) 走行距離73km  累計124152km
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 モロッコ97日目 イミルシルの町〜マラケシュから東北東に約240km  アゴバラの町

 世界中の様々な地に伝承があり、それに伴う舞台がある。そういう土地を指して「聖地」と呼ばれることもあれば、大勢の人が訪れる「観光地」となることもある。私が滞在しているイミルシルの町も、モロッコに伝わる伝説の舞台となった場所として有名な町だ。

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 毎年9月に盛大なお祭りが行われるらしい

 というのも昔この地域に住んでいた異なる部族の男女が恋仲に落ちたらしく。しかし2つの部族は相容れない関係だったため、2人が結婚を望んでもそれは許されない。

 悲しみに暮れた2人が流した涙が湖を作った・・・という物語の名残で2人の名を冠した「ティスリ湖」「イスリ湖」がイミルシルには存在している。

 そんな歴史を省みてイミルシルでは毎年「結婚相手を探して集まるお祭り」が行われるようで、要するに自由な恋愛結婚を!というスローガンの元に始まったお祭りなのだが、まぁ解釈によっては「町を上げての合同お見合いパーティ」という言い方も出来なくはない・・・のか?

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 そんな湖を見に行こうかと思います

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 町から僅か5kmの場所にあるティスリ湖

 こちらは幹線道路沿いに位置してる関係で、周辺にも観光客相手であろう宿泊施設やキャンプ場が散見される。といっても湖周辺に人の姿は確認できず、真冬の時期にわざわざ湖を見学しにくる物好きはそれほどいないようだ。

 しかし本番はここからで、もう1つの湖はここより未舗装路を10km辿った先にある。昨日散々未舗装走ったばかりだが、他にアクセスできそうなルートもない。行きますか〜

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 アップダウンはないので意外と楽

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 意外と集落もあれば動物もいる 

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 やってきましたイスリ湖

 奥まった僻地にある湖だが、周辺にはポツポツと人家が立っているし電線も通っている。とはいえ風もないイスリ湖周辺は余計な物音1つせず、静かな湖面で数匹の鴨が呑気そうに漂っている。

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 これはなかなかの景色ですよ

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 帰りも同じ道10km走って戻ってきた

 モロッコ伝説も楽しんだので私は先へ進もうと思う。もう飛行機チケット予約しちゃったからね、のんびりし過ぎて間に合いませんでした!なんてことは許されない。

 湖を通り過ぎて上り坂が始まった時にはどうなることかと思ったが、100mほどアップしたところから待望のダウンヒル。ようやくアトラス山脈を抜けて麓へ向かって標高を下げるようである。

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 このオブジェから下り坂スタート

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 実に気持ちが良い

 標高下がることで周辺の空気が暖かくなるというか、気温の上昇を肌で感じられて大変よろしい。今年のモロッコは雪が少ないらしいが、例年ならば2つの湖も今の時期は周辺雪化粧して白く染まっている程度には寒い土地なのだ。

 寄り道含めて50kmちょいの集落でお昼休憩してたら自転車旅行者とバッティング。なんだかんだこの国でサイクリストと出会うの7人目かな?私が想像してたよりモロッコはずっと自転車旅行者の多い国だ。地理的にヨーロッパからアクセスし易いアフリカの国というのが大きいと思われる。

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 スロバキア→西アフリカ縦断して南アフリカ

 ついつい話し込んでしまい、後半はややペースを上げて走りたいところ。まぁここ2日間のヒルクライムで両足絶賛筋肉痛というか疲労感凄くてさ、とてもじゃないがペースアップ出来やしない。

 狙ってたアゴバラの町より10kmちょい手前の町で宿見つけ、早めの終了と思ったのだが1泊200ディラハム(約2540円)といわれ、やっぱり最後まで走ってしまう茶壺さん。

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 野宿でも良いけどヨーロッパ入ったら嫌でもテント泊の日々だしさ

 許せる範囲で贅沢できるのが途上国の良いところだと思うのです。寒いから熱々のシャワーが浴びたかった。

 金曜日なのでクスクス食べれないかと食堂に行ってみたが、どうやらアゴバラの町でクスクス料理を出してるお店はない模様・・・という私の聞き込み作業を手伝ってくれた(通訳ではない)その辺のオッちゃんが何故か「でもここで料理食べていくだろ!」と料金支払ってくれた。

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 イスラム圏旅行してると稀によくある有難う御座います

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 帰り道の夕日が凄かった

 アトラス山脈を抜けたとはいえ、まだ標高1700m超。もうちょい暖かな場所に着いてから休息日取ろうかな。

 2023年1月20日(金) 走行距離95km  累計124079km
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 モロッコ96日目 モオンリールの町〜マラケシュから東北東に約230km  イミルシルの町

 現在標高2000mちょい。日本と比較して緯度の低いモロッコとはいえ夜中の冷え込みは相当キツい。ここから更に高い場所へと登っていくと思うと体力よりも寒さが心配になる私。

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 ところがどっこい

 太陽が登ってくると、みるみる気温が上昇するのが体感的にもよく分かる。結局準備したバラクラバマスクなんて使うことすらなく走り出す結果となった。

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 とりあえず道路に沿って奥まで進む

 想定していたよりも山深くまで町は点在しており、モオンリールより10km先にも宿泊施設は見かけたし、20km先まで人が住む地域は続いていた。むしろ何処から未舗装路に変わるのかとヤキモキしながら走っていたほど。

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 流石に路面はボコボコだったけど

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 この辺から完全に未舗装に

 それと同じくして平坦基調だった道がつづら折れの上り坂へと姿を変える。ここからがダデスルートの核心部であり、私も上着を脱いで気合いを入れる。寒さ対策とは何だったのか?

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 いや登ってると普通に汗かくので

 地面はしっかりと固まっているため重量級自転車でも沈み込むこともなく。ただし石や砂利が相当あるのでガタガタ跳ねたり後輪が空転することもしばしば。

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 快晴の天気もあって素晴らしい景色

 斜度が緩やかなので自転車押して進む必要ないのはありがたい。流石にギアは最軽に合わせているが、それでも押して進むより随分良いペースで進んでいるかと思われる。

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 登ってきた道がよく分かる

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 遠くの山々と目線の高さが揃ってきたかな

 稜線とはいかないまでも、明らかに高度を稼ぐ道から山の向こう側へ進む道に変わってきた。かれこれ3時間くらい登り続けてるのだし、そりゃ山頂にだって近づく筈だよ。

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 すごく良いタイミングで飲み物頂く

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 あの辺が頂上かな?

 カーブを曲がると更に向こう側に上り坂が・・・というパターンを2、3度繰り返してようやく山頂2960m到着する。ビックリしたのがこの山頂を境に向こう側は完璧なアスファルト舗装がなされていたこと。

 ここまで20km未舗装を走っていたので「まだ半分」という気持ちだったが、後半戦はこの道路のおかげで無茶苦茶楽して走ることができた。嬉しいのだけど、未舗装路ってのは走破に独特の喜びがあるのも事実でちょっと複雑な気持ちが交じりつつ。

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 下り坂60km/hとか出てたし

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 2本ほど登り返しがあったけどそれでもあっという間

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 とにかく抜群の景色に写真ばかり撮ってたな

 15時過ぎにはメイン道路との合流地点となるアグダルの町に到着する。当初の予想では上手くいってアグダルまで・・・と思っていたが、アスファルト舗装が偉大過ぎて余裕できてしまったな。

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 ホテルの人にお呼ばれして諸々ご馳走してもらった

 ということでイミルシルの町までおかわり40km走ることにした。流石に両足の疲労感相当強いのだけど、もうアトラス山脈は山頂越えたのでこの先下り基調の道だし大丈夫でしょ。

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 実際上り坂はなかったけど

 思っていたような下り坂もそんなに出てこなかったのは誤算だ。後で聞いたらアグダル〜イミルシル間の標高差は200mくらいとのことで、数字の上でもあんまり下っていなかったことが分かる。

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 18時前になんとか到着

 さてこのイミルシルという町。実はモロッコ入国前に友人がオススメしてくれた町で、その弁が「イミルシルでは町を上げての合同結婚式があるらしいよ」とのこと。

 そんなモロッコの片田舎でありながら結構有名な観光地でもあったりするのだが、とりあえず今日はゆっくり休んで明日にしようと思う。

 2023年1月19日(木) 走行距離99km  累計123984km
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 モロッコ94・95日目 アイト マジュベルの町~マラケシュから東に約210km  モオンリールの町


 ということで2ヶ月前と同じく今回もミッチェルのホテルに滞在中。前回は体調悪くなりかけで大人しくしていたのだが、今回は中1日しか走ってないし疲れてるわけでもない。


 そこでこのタイミングで先延ばしにし続けていた航空券のチケット予約をすることにした。これやるとフライト日時が確定されるから予定外のルート組みづらくなるし、作業的にも大変でなかなか手をつける気持ちになれないのであり、こういうチャンスを生かさねば。


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 せっかくWi-Fi速いのだし


 飛行機のチケット予約する時は毎回ぶつぶつ文句言ってるが、これは自転車旅行者特有の「荷物多過ぎ問題」が絡んでくるから。超過重量料金と自転車の預け入れが可能か否かを調べるのが大変。


 スカイスキャナー等の航空チケット比較サイトを使って就航してる航空会社をリストアップ。そこから各会社のホームページで自転車の持ち込みが可能か、追加料金が必要なのか?荷物の超過料金は幾らになるのか?


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 そういうのをリストアップして比較する


 結局予約終えたの15時とかだった。更にここから渡航先の国によってビザの取得や関連書類の準備も進めて行かなくてはならず「何故こんな面倒な手続きを・・・」みたいなこと考えてた。多分海外旅行者の誰もが似たようなこと思ってる。


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 お昼に食べたタジンが絶品だった



 翌日。前回は「ルート的にまた会えると思う!」と話した出立だったが今回は違う。それでも「また次に来るのを待ってるよ!」と言って手を振ってくれたミッチェル達にはちょっと泣きそうになってしまった。


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 本当にお世話になりました


 ここから北上して再びアトラス山脈へと向かう。最初は前に日本食味わいたくて向かい、結局登らず引き返したトドラ渓谷からのアプローチを考えていたのだが、そこから西に20kmほど離れた場所にもトドラに引けを取らないダデス渓谷という場所があるとのこと。


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 ということでそっちを目指します


 トドラルートと比較してダデスルートの方が峠の標高が高く、道中に未舗装路もある難易度高い道らしい。そんな道をわざわざ1番寒い時期に走るとは、物好きですね。


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 ダデス渓谷を通るR704号線に突入


 ただこの道自体は谷に奇岩が立ち並ぶ独特な景観を見られる観光ルート。道中には宿泊施設やレストランも数多く立ち並び、結構な数のキャンピングカーも見かける場所だ。一部の物好きなライダーやサイクリストが反対側から未舗装を峠越えしてくるだけで、核心部に突入するまではそれほど厳しい道じゃない。


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 良い景色が多くて何度も停車してしまう


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 これがダデスの奇岩か


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 キャンプ場のオッちゃんに呼び止められて頂いた


 急な斜度の坂道も散発的に出てくるが、基本的には谷底の川に沿う形で緩やかな上り坂が続く。標高は1500mを越えてるのだが両端の崖が高く聳え立ち、まだまだ登っていくことを予感させる。


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 ときどきエグい坂が出るけど


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 登った後の景色がまた良いんだ


 渓谷の奥に入るにつれてホテルやレストランの数は減り、町と町との間隔も開き始め景色は山深さを感じるようになってきた。渓谷エリアは越えたのだろうか?


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 徐々に山岳路っぽい雰囲気へと


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 あんな狭い谷間を抜けてきたのか


 標高2000mを越えて気温も低いのだが、基本上り坂で身体は熱を発しているため上着はTシャツ1枚の格好。山の陰に入ると途端に肌寒さを感じるのだが、どのタイミングで上着付けるか迷いつつ進む。


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 完全に谷の上へ出た


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 いや本当に文句なしの素晴らしい道


 良いタイミングで大きめの町が出てきたため、核心部を明日に残し今日はここまで。もう10kmくらい先にも町あるらしいが、ミッチェルが「ダデス渓谷行くなら今日はモオンリールで泊まると良い」とアドバイスくれたので。


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 未舗装路は48kmあるみたい


 日が沈むと一気に寒さが厳しくなる山中。この時期の最低気温はー2~3度らしいので、明日は久しぶりにバラクラバとかの冬用装備が活躍しそうだ。朝の間だけな。


 2023年1月17日(火) 走行距離 0km  累計123817km

 2023年1月18日(水) 走行距離68km  累計123885km

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 モロッコ93日目 ワルザザートの町〜マラケシュから東に約190km  アイト マジュベルの町

 思わぬ連泊となったワルザザートだが、私はモロッコの中でもこの町が特にお気に入りだったので不満は全くない。町の規模や雰囲気が良かったというのは当然あるけど、ネットが速くて安い宿とアルコールを売ってるスーパーがすぐ近くにあった・・・という点も大きい。

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 そんなワルザザートでした

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 町を抜けるまでにちょっと迷う

 ここから再びアトラス山脈へと向かっていく形となるため基本は上り坂。ワルザザートだって標高1000mくらいある高地なんだけどさ、モロッコという国は想像より遥かに高い山の多い国だと思う。

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 景色だけだと高所感ないな

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 振り返ればワルザザート

 方位でいうと北東に向けて進んでいるのだが、山脈と山脈との谷間に当たる土地を走っているのでそれほど登らされてるようには感じない。地図情報的には600だか700mくらい獲得標高あるとされてたけれど、このくらい緩やかに登らせる道なら正直それほど大変だとは思わない。

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 自転車で重要なのは斜度だ

 40kmちょっとの絶好ポイントに小さな町があり、お昼休憩しようと思ったのだがタジンが50ディラハム(約630円)と言われて退いてしまった。これまた微妙に高いところを突いてくる価格設定だ。

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 左手にアトラス山脈を眺めながら

 地図を見る限りこの先にもちょこちょこ集落やレストランも点在してるみたいなので、もっとお腹空いて我慢出来なくなるか納得できる料金のお店が出たら利用しよう!・・・というどっちつかずの戦略。こういう考え方は良くないって分かっているけどさ。

 案の定と言うべきか、いくつレストランが出てきても最初のお店より条件の良いことはなく「それなら次に出てきたお店で」とスルーを繰り返すことになってしまう。

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 こんな僻地に東京レストラン

 ここを利用する日本人などほとんどいないだろうし、メニューを見せてもらったがやっぱりモロッコ料理店で日本は全然関係ねぇ。そもそも日本語どころか店員アラビア語とフランス語しか話せないという有様だったし。

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 ここにも日本語表記のお店があるし

 私が知らないだけでこの道は割と日本人に人気のあるルートなのかもしれん。バックパッカーとかだと移動中に自分の意思で止まることが出来ないから、主に車やバイク・サイクリストの旅行者にさ。

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 いやまぁ、それはないか

 さて実は本日のゴール地点は最初から決めていた。というのも2ヶ月近く前にお世話になったミッチェルのホテルがこの周辺にあり、私は出発する際に「モーリタニアを走ってモロッコ戻ってきたら、またここに寄るよ!」と話してたのだ。

 ということで無事にモーリタニアを走り、紹介してもらった友人に大変お世話になった旨のお礼を言おうかと思いまして。

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 どうもお久しぶりです

 ミッチェルも奥さんのフォサイスも外出中だったが、私のことを覚えていたスタッフが連絡してくれて「とりあえず部屋で寛いでなよ」とそのままチェックイン。

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 ワイン飲みつつお客さんと談笑したり

 戻ってきた2人と再会を喜びつつその流れで夕食に。この地域は1月だと寒過ぎてローシーズンになるらしく、食堂も私たちのグループで独占して優雅な時間に。

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 暖炉って本当に暖かいな

 話の中で「明日の9時には出発しようと考えてる」って話したら「いやそんなに急いで出発する必要ないだろ?もっとゆっくりしていきなさい」と窘められてしまったので、急遽明日は休息日となりました。なにしよっかな?

 2023年1月16日(月) 走行距離109km  累計123817km
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 モロッコ92日目 ワルザザートの町

 今日は走るつもりだったけど、昨日からのスマホ事案に対応中で延泊ワルザザート。朝になって放電し切ったのか、4ヶ月前と同様の電池切れマークがディスプレイに点灯。あとは電源入れるだけ!

 ・・・と思ったのだが、今回はそれ以降何の音沙汰もなくスマホ沈黙してしまった。ここから何とか動くようにと四苦八苦試してみるが、どうにもならないまま時間だけが無為に過ぎていく。

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 戻せる範囲で分解してみたり

 14時近くになり「何やってんだろ私は・・・」という気持ちになったので外出することに。モロッコで直りもしないスマホ相手にしてる自分に嫌気が差したということです。

 お昼を済まして心機一転したのが功を奏したか、スマホの電源入れてみたら何故か普通に起動を始めて私が悩んだ半日は突如として終結した。いやまぁ嬉しいのだけど納得いかねぇ!

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 割と本気でスマホショップ見て回ってた

 ちなみに現代では途上国だろうと機種を問わなければスマホの入手は容易い。むしろ海外でロストしてもリカバリが効きやすい筆頭のアイテムであるため、私がぶつぶつ文句言ってたのは主に保存していたデータと金銭的な負担の面が強い。

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 宿から徒歩3分の場所で6〜7店舗はあるし

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 使ってるRemi 9Tと全く同じ機種が売られてる事実

 写真のデータとかは定期的にバックアップ取るよう心がけているのだけどさ、スマホに残す地図のブックマークデータとかはつい蔑ろにしてしまいがちなんだよね。後で国別総括作るときに痛い目見るのは自分だというのに。

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 とりあえず昨日できなかった散髪済ましておく

 割と気持ちヤサグレてたのもあり、すぐ近くにあるカルフールスーパーでワイン購入して今日という1日の終わりを酒飲んで過ごす。ずっとアルコール断った生活続けてたからか頭クラクラするな。

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 お店の隅にアルコールエリア有り 

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 今日みたいな日もある

 思いもかけぬ連泊となったが、アトラス山脈越えで疲労困憊だった両足のケアになったのだと考えれば良いことじゃないか。予測できることばかりでないのが自転車旅行だ。

 2023年1月15日(日) 走行距離0km  累計123708km
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 モロッコ91日目 ワルザザートの町

 朝からスマホが謎に調子悪い。アプリが半分以上起動せずに動かない状態に陥っており、これは嫌な予感しかしないのだが。

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 それはともかく

 両足バキバキに筋肉痛だし身体は重たいし。今日は無理せずロシナンテ号の整備しておこう。モーリタニアを走り終えて、どこかのタイミングで掃除諸々しなくては!と思ってたんだけど、マラケシュでは結局やらず仕舞いだったので。

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 細かな砂だらけ

 幸いにして油やオイルといった汚れはほぼなく、純粋に砂が付着しているだけなので「磨けば落ちる」汚れ方だ。古くなった歯ブラシが大活躍した。

 細かなパーツの隙間まで取り外しては掃除してを繰り返してたら作業終えたの14時過ぎ。もうちょい色々やりたい事あったけど、まさかの時間が足りない疑惑が出てきた。

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 やや急ぎ気味に出かける

 向かう先は映画博物館。というのもここワルザザートは世界でも最大級の映画スタジオを抱える町。だからこそ昨日観光したアイト ベン ハドゥみたいな場所で数多くの名作映画が撮影されたのだともいえる。

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 片道2kmほどで到着

 町の郊外には見学可能な映画スタジオもあるらしいが、こちらの博物館は過去の映画で使われたセットやオブジェが置かれている。なお入場料は30ディラハム(約380円)。

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 最初は「あ、これショボい残念施設だ」と思ったが

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 いやいやなかなか面白いかも?

 他の客もほとんどおらず、割と気軽に見て回る分には十分楽しめる。展示品の説明とか全然無いのでガイドを頼むか、かなり濃い目のファンでないと分からないのが多いけどちょっとした博物館気分できても悪くない。

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 あ、これはアラジンだな

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 やたらと玉座セットが多い

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 やっぱり映画はそういうシーンが大切なのだろうか?

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 これはお姫様ベッドってやつでしょ

 洞窟内部は雰囲気あって絵的にドキドキするけれど、実際に触ってみるとハリボテ感満載な造りであったりするのは個人的にとても微笑ましいというかニコニコしてしまう。

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 虚構を現実と感じさせるのが映画なのだ

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 でも君みたいなショボいセット大好きだよ

 非常に楽しめた見学終えて、買い物しつつ宿へ戻る。朝から無視し続けてきたスマホは時間をかけても一向に良くなる気配を見せず、半分死んでるような状態のまま。これは、マズいな。

 以前オランダでスマホ再起動かけたら動かなくなってしまった不具合が思い出されるRedmi 9Tというこの機種。ネットでも「再起動かけたら動かなくなった」という事例が頻発していて極力余計な操作せず扱ってきたのだけど。

 正直現在の状態ではほぼ使えない(地図すら見れない)のであり、現状維持しても意味なし!と判断し覚悟を決めて再起動した。電池残量2%まで減らした状態で。

 案の定というか全く動かなくなってしまい、とりあえず完全放電させて様子を見ることに。もう新しいスマホ買った方が良い気がしてきたな。

 2023年1月14日(土) 走行距離0km  累計123708km
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