自転車ときどき世界1周

2023年03月

 タンザニア14日目 コログウェの町

 休息日。外国人スレしている詐欺師の多いモシの町を嫌い、地方都市でのんびりしようという思考の元にやって来たコログウェの町。

 でもこの考えはほとんど意味がなかったというか、疲れで半日近くをベッドの上でゴロゴロしながら過ごしていたのでは町の雰囲気も何もあったもんじゃねぇ。引きこもりに外界は関係ありませんよ。

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 いやまぁ物価が違うのだけど

 ネット環境は無くともモシのドミトリーより安価で綺麗な個室に泊まれるのは有難い限り。レストランもビールの値段も下がったし、場末の酒場で昼からビール飲んでる駄目な大人になりませう。

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 ということで14時ごろ外へ

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 タンザニアでもサッカーが圧倒的人気スポーツ

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 ここで地元民が水補給してるっぽい

 割と世界の各国で水は買わず、現地人と同じように水道水飲んだりして対処することが多いのだが、なんかタンザニアの水道水は生で飲む気がしなかったり。食堂の水差しとかでガブガブ飲んでるからヤバかったとしてもう手遅れではあるけれど。

 こうした水問題って「お腹を下す程度だから大丈夫!」みたいに勘違いしてる人がいるけど、それは問題の本質ではない。赤痢やコレラ、腸チフスといった感染症を引き起こす要因になることが問題で、そうした問題の発症時に病院など影も形もないド田舎で動けなくなることが怖いのだ。

 だから「危険と感じなくとも嫌な予感がしたら水は控える」ようにするのは戦略として重要だ。タンザニアなんてコーラ1瓶が700シリング(約40円)で飲める国なのだし。

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 お、自転車修理屋じゃん

 ケニアより国力が一段階下がった感のあるタンザニアは、車両の数が減ってその代わり自転車が増えたように思う。明らかに日本から持ち込まれたであろうシティサイクルもあれば今時どこで扱ってるんだ?と疑問を覚えるロッドブレーキのバイクもここでは現役で活躍している。

 そういやキリマンジャロにも山頂まで自転車で登れるツアーというのがあるそうで、実際モシの町中でそうした広告チラシを見かけたりもした。案外タンザニアは自転車に対して理解のある国なのかもしれない。

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 町中の主要道路はアスファルトだけど

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 小さな道は砂利道だったり未舗装が多い

 前回ナイロビで散髪してから3週間かそこらだけど、ヘルメット被っていると蒸れて暑いので散髪しておくことに。バリカンで長さ2〜3㎜の超短髪お願いしたのだけど、男性タンザニア人は髪の毛それくらいの長さが多いし、なんなら女性もそれくらいの人がザラにいる。

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 撮影していい?と聞いたら何故か椅子に座ってポーズ

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 ということでビールを楽しむ

 スマホにsimカードセットしてるからネット自体は出来るのだけど、何故かホットスポットでPCに接続するとネットに繋がらない不思議。それだとネットで遊ぶことはできても肝心のPC作業が何1つ進まないのだけどな。

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 食堂で使う火は炭を使うのか

 暇なので人様の自転車旅行関係のブログとか見てた。基本的に他の自転車旅行ブログを見る場合は「私がこれから行くであろう地域」を見ることが多い。情報収集という側面もあるけど、やっぱり「知らない土地を思ってワクワクする」気持ちで楽しみたいから。

 でもそれとは別に旅行前にアレコレ考えて準備してる人の文も好き。そこはもう共感というか自分の時を思い出して頷いたり感心したり。コロナで海外旅行者の多くが居なくなってしまったけれど、また旅行する日本人が増えてくるのであれは、それはちょっと嬉しい。

 2023年3月21日(火) 走行距離0km  累計127942km
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 タンザニア13日目 ムコマジの町〜モシから南南東に約240km コログウェの町

 田舎にポツンと存在する宿泊施設は「利用客が居ないため安い」か「他に競争相手がいないのでむしろ高い」かの両極端となるパターンが多いのだが、今回利用した宿は料金1万シリング(約560円)とお安く泊まることができた。

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 でも設備は悪くないんだこれが

 恐らく今日も強い向かい風が吹くこと予想されるので、早めの出発を心がけたいところだったがベッドの上から動けなくて7時半の起床だったりする。やっぱりモシの町でもうちょい休息すべきだったか?

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 良いのだ出発だ

 朝方のタンザニアは気温も落ち着いてて実に清々しい。というかよく分からないけどタンザニアの道はすごく気持ちが良い・・・というのか何とも言えない爽快感がある気がする。

 私が想像していたアフリカ大陸の景色に最も近いイメージを見せてくれるからではないか・・・と想像するのだが、つまり茶壺の中にあるアフリカは地平線とサバンナの大陸というワケだ。

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 漫画村

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 ときどきこういう理解不能な看板に出くわす

 11時前になると正面から間髪無く強風が吹き続けるようになり、とてもじゃないがフロントギアをアウター(重たい方)に入れてられないレベル。昨日・今日と割りかし短めの距離で刻んで走っているので余裕あるが、このコンディションで100km走るとなれば相当苦労することが想像できる。

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 お、スタンドバイミーやってる

 というかこの道路に並行して延びてる線路、まる2日以上走っているのに1度も列車が出てこない。既に廃線路となっている可能性も否めないが、線路の状態を見る限り現役で使われてる路線に思えるんだよね。

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 意味があるのか怪しい建物

 そんな踏切すらない線路を渡ってモンボの町にてお昼休憩。タンザニアはかなり小規模な町でも意外と栄えているパターンが多く、ここモンボも複数の宿泊施設に賑わってるレストランが幾つも軒を連ねて客の呼び込みを行っている。

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 やたら豪華なプレートでの昼食

 この区域における風は日中により強く吹く傾向があるようで、つまりもう走りたくないでござる!というのが正直な気持ち。それでもギア軽くしてノロノロとではあるが先へ進む私のなんと健気なことよ。

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 これくらい分かりやすい看板で頼む

 実は本日の降水確率90%だったのだが、むしろ午前中は晴れてたし午後になっても結局雨は降らずじまい。そもそも今後10日間に渡って毎日降水確率は70%超を予定してるので「天気が悪いから走らない」という考えは通用しないのだけど。

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 種類豊富なようでそうでもない

 とにかく雲量が多くて日差しが遮られるのは自転車的にありがたい限り。なんだかんだ下り坂が多かった道は、ついに標高200m代にまで数字を落とし、無事コログウェの町へと到着する。

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 こりゃ早めに投宿した方が正解かな

 宿は昨日の1.5倍となる料金だったけど、そもそもの比較対象が560円なのでやっぱり安いぞタンザニア。アフリカ走行中はずっとこんな感じの物価が続けば有難いのだけど、ここまで宿代安いのは多分タンザニアが最後なんだよね。

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 足場が全部竹である 

 以後の宿代高騰を思うと出来る贅沢は今のうちにやっておけ!・・・という気持ちであり、ビール4本も飲んでしもうた私は全然悪くない。ビールが安くて美味いのが悪いのだ。

 2023年3月20日(月) 走行距離80km  累計127942km
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 タンザニア12日目 サーメの町〜モシから南南東に約170km ムコマジの町

 特別観光資源の無いように思えるサーメの町だが宿泊施設の数は多いし、このホステルは朝食サービスが付いてくるときた。安宿でそうしたサービスがあるのは大都市か観光地と相場が決まっているのだけども。

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 何か有名なものあるのだろうか?

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 タンザニアはやたら生姜茶が好きな国だ

 引き続き南南東へと延びる道を進んでいく。このまま道なりに行けばタンザニア最大都市であるダルエスサラームの町へと向かうことになるのだが、かの都市は沿岸地域に位置する港湾都市でもある。

 つまり赤道直下に位置しておきながら海抜0mという高温多湿の凶悪な環境だ。個人的には少しでも坂登って標高稼ぎ、涼を求めて行きたい気持ちなのだがどうしたものか。

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 それでも今日は曇りがちで多少マシな天気

 その代わりと言うべきか、昨日にも増して向かい風が強い。地形的に何が変わったとも思えないのだけど、ちょっとした風向きの違いが自転車旅行には大きな影響を表す例ということで。

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 強風注意の看板も出てくるワケだよ

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 こんなに何を栽培してるんだろ?

 お昼を何処で食べようかと逡巡してたら道路脇に屋台が立ち並ぶ場所に出くわす。とりあえずお昼休憩の前にトイレ借りたら後出しで「金寄越せ」と始まったし、炭酸飲料はボックスに入れてるだけで冷やしておらず常温コーラで水分補給となってしもうた。

 こんな場所で食事は勘弁と逃げるようにして先へ進み、結局13時も過ぎた頃になってようやくお昼休みである。

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 ここでもコーラ飲んでるよ

 食事してたらポツポツと雨が降りだしたのであり、むしろ私は助かります!とばかりに午後の走行再開する。スコール見たいな大雨になったらそれはそれで困るけど、多少の雨くらい降ってくれた方が打ち水効果で涼しくなるってもんですよ!

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 道端の草木も喜んでおるわ

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 1時間くらいで雲を抜けたか降り止んでしまった

 それでも雨&強い風というコンボで暑さ的には今日は大分楽できたと思う。正直タンザニアは路面状況が良いし、今のところ厳しいアップダウンも出てこないので「暑さ」が最大の脅威であると感じている。いやまぁ向かい風もなかなかしんどいけどさ。

 ムコマジという小さな村だけど、文字も掠れて消えかかった看板に「ゲストハウス」の表記があり、探してみたら本当に営業してたので投宿する。

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 反対車線の看板だったしさ、よくこれで見つけたな私

 とりあえず一息ついたらビールタイム。もうタンザニアは半分くらい「美味しいビールを飲むため」に暑い中必死にペダル漕いで走っている気がしないでもない。

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 セレンゲッティというのは国立公園の名前

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 「スープならあるわよ」と言われ、食堂で出された一品

 昨日の宿の料金半額ではあるが、意外にベッドも綺麗だし扇風機も完備されてて居心地悪くない。タンザニアの田舎はコスパに優れているようで、つまりはビール何本飲んでも構わないということですね!

 2023年3月19日(日) 走行距離85km  累計127862km
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 タンザニア11日目 モシの町〜モシから南南東に約90km サーメの町

 もうちょいゆっくりして身体を休めても良いのだが、正直モシの町にはこれ以上滞在する気になれないのでとりあえず出発しようと思う。

 問題はオマリが教えてくれた近郊の温泉地帯にでも遊びに行くか、素直に先へと進むかという点だ。普通なら何が何でも温泉を楽しむ茶壺さんだが、このタンザニアの暑さと「温泉というよりプールで泳ぐ感じ」という情報からイマイチ乗り気にならず、結局先へ進むことにした。

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 まだ幾らか疲れ残ってるので無理しない程度に

 スッキリ晴れた良い天気となり、結局3月の雨季とは何だったのか?という気持ちを胸に抱きつつ。いやまぁ雨に降られちゃ困るんだけどさ、こう暑いとそれはそれで。

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 バッチリ山頂の姿が見える

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 25kmほど走ったこの三叉路から

 南へと進路を変えてキリマンジャロ周辺を離れていくことに。ちなみに三叉路をもう3kmほど進んだ場所の交差点を北に向かうと私が登ったマラングルートの入口ゲートに行くこととなる。

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 一気に交通量減って走りやすくなった

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 振り返ればキリマンジャロ

 だだっぴろいサバンナが広がっている一方で、道路が延びている近くには小さな山々が連なっている。今日はそれなり程度に南東から強風が吹き付けるのだが、この山が遮蔽物となっているのか意外と無風の区間が多くて助かる。

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 なんか似たような景色が多い

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 バオバブの木だと思われる

 それほど標高を下げたわけでは無いのだけれど、強い直射日光のためか猛烈な暑さ。集落は点々と出てくるので商店へ逃げ込み冷たいコーラを飲まねば動けなくなってしまう。

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 材木屋ってなんか好きなんだよね

 昼食休みのタイミングでも瓶コーラ4本も飲んでしまい、どんだけ脱水状態だったのかと思いつつ。キリマンジャロ登ってる時より頭が痛いような感覚あって、いやそりゃ高度障害じゃなくて熱中症の初期症状だ。

 慌ててガソスタへと避難して、まさかの冷房が効いてた売店内にて休ませてもらったり。

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 不思議な感じで椰子の木が立ってると思う

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 これはパイナップル畑かな?(違うらしい)

 割と規模の大きなサーメの町に到着したので走行終了。宿にチェックインしてシャワー浴び、早々にビールを飲まなくては動けなくなってしまうぞ。

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 なお宿の敷地内に教会がある模様

 私が止まってる部屋のすぐ側で大音量の賛美歌か何かを流しており、まさか深夜まで続いたりしないよなぁ・・・とか心配してたが18時には解散したので一安心。そりゃ教会だしどこかのバーやパブとは違うよね。

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 タンザニアにしてはお洒落な感じの夕食

 Wi-Fiある宿だったので最初はPC作業をしていたのだが、時間が経つごとにどんどん速度が遅くなり遂にはマトモに動かなくなる。なんかタンザニアってこのパターンがやたら多いのだけど、この国のネットはスタミナ不足とかあるの?

 ネットで遊んでないで早く寝ろ!ということかもしれないけどさ。正直中途半端にネットが動くと何度も繰り返しチャレンジしてしまい余計に時間食うから逆効果だと思うのです。

 2023年3月18日(土) 走行距離109km  累計127777km
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 タンザニア9・10日目 モシの町

 流石に疲れてるので休息日。昨日は「それほどでもないな」と思っていた筋肉痛は1日遅れて今日激しい痛みを起こしているのであり、オッさんになるというのはこういうことなのだ。

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 とりあえずフリーの朝食頂いて

 このマウンテンバイクハウスって宿、コンセプトがはっきりしていて都市部のホステルとは真逆で自然の中で滞在することを念頭に作られているウッドハウス。好き嫌いがはっきり分かれそう。

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 こういう木々で建てられたコテージは憧れがある

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 ワクワクするよね

 ただし外界と隔てるようなものは存在しないので、食堂棟なんかは1日中周囲に蚊が飛んでいる。町の中心部から離れている割にはすぐ側にパブでもあるのか深夜まで大音量の音楽が流れてうるさいし。

 ベッド上でひたすらゴロゴロしてるのも退屈なのでちょっとモシの町まで遊びに行ってたみたり。ダウンタウンまで微妙に距離があるので、サイクリストでもないとここの宿を利用する人は割と大変であることが想像できる。その割にそこそこゲストがいる不思議。

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 好きな人はとことん好きなタイプの宿だと思う

 適当に町中回ってレストランで食事。山から降りると「美味しい食事が好きなだけ食べれる」というのが大きな喜びだったりするが、今回のキリマンジャロ登山は山中でも普通に良い物食べていたのでそれほど感動がない。

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 これタンザニアの地図だったのか

 夜になって登山前に出会った日本人2人組から連絡来て「無事登頂した」とのこと。私とは別ルートでの登頂であり、そちらの話も聞いてみたかったので翌日会いましょうと約束して就寝。


 その翌日。この宿のWi-Fiはかなり気分屋であり、調子良くないと全然仕事をしてくれない。ということでモシの町でWi-Fi速度が速いというカフェを調べ、そちらでPC作業することにした。

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 現地キリマンジャロコーヒーも飲んでみたかったし

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 平和に日本は存在しない模様 

 午後からキリマンジャロ登山の感想会ということで、モシの町で謎に有名な「UNION COFFEE」というカフェにて待ち合わせ。まさかのカフェ2連戦であり、いつの間に私はこんなオシャンティになったのだ?

 2人は謙遜していたが、話を聞いた限りマラングルートより随分大変だと感じたマチャメルートの登山道。無理矢理比較するなら「高度順応し易いが体力的にハードなマチャメルート」と「高度順応が難しいけど体力的に優しいマラングルート」という対比ができると思う。

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 かなり有名な店らしい 

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 道中色々トラブルもあったそうで面白い話が聞けました

 ちなみに体力に自信がなくて高度順応にも対応しているルートがいい!という人には「マラングルート6日間コース」という選択肢もあるので参考までに。

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 このカフェでコーヒー豆もゲットしておく

 宿へ戻る前に夕食を済ませたのはいいが、自転車に掛けていたダイアルロックが謎の誤作動を起こして解除番号がズレてしまう不具合が。おいおいロック外さないと帰れないじゃん!と必死で解錠を試みる茶壺さん。

 結局1時間近く時間を要して何とか解除に成功した。無駄に疲れたのであり、こういうのはもう勘弁してほしい。

 2023年3月16日(木) 走行距離 8km  累計127658km
 2023年3月17日(金) 走行距離10km  累計127668km
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 一応自転車旅行のブログだが、ときどきそれ以外の遊びも行っていて、その中で海外登山はかなり大きなウエイトを占めるジャンルだったりする。その中でも大陸最高峰というのはロマンもあるしチャンスがあれば挑戦してみたいと思っていた山なのです。ということで思い入れの強いキリマンジャロ登山についてまとめてみた。

 ◎キリマンジャロ山

 【基本情報】
 アフリカ大陸における最高峰の山であり、大陸最高峰である「セブンサミッツ」の一角でもある。標高は5895mで東西に2つのピークがあり、西の主峰がキボ山、東の主峰がマウェンリ山(5149m)。
 場所はタンザニアの北部でケニアとの国境に近いキリマンジャロ国立公園に位置しており、登山の拠点となるモシの町は国立公園まで直線距離で20km程の距離である。

 【特徴】
 大陸最高峰の標高を誇る山ではあるが、特別な登山技術を有しなくても登頂可能であるとされる。ただし個人での登坂が禁止されているため、現地のツアー会社に申し込みして登山日程、登坂コースを決めた上でガイドを含むチームを組む必要がある。
 登頂率は5割前後とされており、登頂の成否は高度障害の有無及び山頂の風の強さによるところが大きい。つまり山中にて十分な滞在期限を備えているほど登頂の成功率は高くなる傾向がある。

 ◎キリマンジャロの状況

 【登山ルート】
 全部で6本のルートが存在する。有名なルートから順に「マラングルート」「マチャメルート」「ロンガイルート」「レモショルート」「ウンブウェルート」とあり、よく分からんが「ムウェカルート」というのもあるらしい。
 最初の「マラングルート」と「マチャメルート」というのが2大人気ルートらしく、欧米人には北部ケニアの国境付近から登る「ロンガイルート」で登る人も多いとのこと。全体的にはキリマンジャロの「東から登るマラングルート」「南から直登するマチャメルート」「北から登るロンガイルート」「西から登るレモショルート」と東西南北に最低1本はルートがある。他にも幾つかバリエーションがあるらしいがそれ以上は聞いてない。
 初めてキリマンジャロを訪れる日本人の9割以上が「マラングルート」か「マチャメルート」を選ぶことになると思うので、この2つのルートの特徴だけ表記しておく。

・マラングルート
 通称「コカコーラルート」と呼ばれ、コース途上のキャンプ地全てに山小屋が配備されている最も難易度の低いルート。ガイド曰く「コーラは飲んでもフラつかないでしょ」
 唯一通常登山プランに4泊5日の日程がコースが存在するルートで、私はこの5日間コースを選んだが(安いから)、5泊6日の日程で登る方が体力・高度順化の面で有利であるため登頂率は上がるらしい。

・マチャメルート
 通称「ウイスキールート」と呼ばれ、全行程でテント泊となる+マラングルートより山頂までの距離が短く急斜面を登ることが多い体力的に難易度の高いルート。ガイド曰く「ウイスキー飲んだらフラフラじゃん」
 一般的な登山プランでは5泊6日か6泊7日の2パターンから選択することとなり、前者のプランだとアタック日前日の睡眠時間が短いので大変とのこと。私の登山と同時期に日本人2人組がこのコースで登頂しており、彼ら曰く「マチャメルートは高度順応に適しているけど体力的には大変なルート」とのこと。これは往路である3日目に1度、標高4500m地点まで標高を上げた後に3900m地点のキャンプ地まで降りていくルートであるため、無理のない高度順応ができる点が大きいため。

 【キャンプ地状況】
 基本的に各ルート上に山頂まで4〜5ヶ所キャンプ地があり、そこを目指して進んでいく形。この中でマラングルートだけは道中のキャンプ場が3ヶ所しかないが、これはマラングルートが比較的容易に進める道でキャンプ地の数そのものがそれほど必要としないからだと思われる。

 一応私が登ったマラングルートでは
 マンダラハット(2720m)
 ホロンボハット(3720m)
 キボハット  (4720m)
 がそれぞれ設置されており、語尾に「キャンプ」と付かないのは山小屋がある施設だから。なので他のキャンプ地は「○○キャンプ」という名前がほとんど。

 マラングルートの場合、キャンプ場というより山小屋における宿泊施設であるため必要なインフラ設備が大方揃っており、電気の充電も出来るしトイレは(キボハットを除いて)水栓式という豪華さ。Wi-Fiルーターもあり、1日30分までなら無料使用が可能だし、料金支払うことで3日パス・6日パスを購入することもできる。
 小屋内のベッドもマットレスが敷かれておりシュラフを持参して寝ることになるのだが、こうした荷物もポーターが運んでくれる関係で自分で用意する物は実質無い。電源コンセントがタンザニア式なので充電したい人は変換コンセントを忘れずに。
 宿泊棟は1室4人までの小部屋が幾つも並んでいるスタイルで、早くキャンプ場にチェックインした人から詰めていく方式となっている。ホロンボハットやキボハットの宿泊棟は2段ベッド式なので、到着が遅れる且つ利用客が多いと2段ベッドの上段しか空きがないことも。部屋の鍵は1本を共有して使うので基本的にはドアに挿しっぱなしとしていた。
 基本的に他のルートを使って登山する場合、キャンプ地にしっかりした設備は存在せず、唯一ポットン式のトイレがある程度とのこと。

 【キャンプ地の移動】
 上記の各キャンプ地間所要時間は私がマラングルートを実際に歩いた数字である。多分一般登山客よりややペースが速いと思うが参考までに表記する。なお4泊5日のルートであり、5泊6日行程の場合は3日目にホロンボハットで1日滞在となるらしい。その日は道中3時間ほどのハイキングでゼブラロックというのを見に行くと聞いた。

 1日目:マラング登山口~マンダラハット(約3時間・8km)
 2日目:マンダラハット〜ホロンボハット(約5時間・11km)
 3日目:ホロンボハット〜キボハット(約4時間・9km)
 4日目:キボハット〜ウフルピーク(約6時間・6km)〜キボハット(約2.5時間)〜ホロンボハット(約3時間)合計21km
 5日目:ホロンボハット〜マラング登山口(約5時間半・19km)

 といった時間配分であった。その人の体力次第な点もあるが、基本的に山行ペースは登山者の体力を見てガイドが作ってくれるので、疲労や低酸素で動けなくなるとかでない限り上記の時間配分からそこまで乖離することはないと思われる。

 【高度順応】
 キリマンジャロ登山における最大の問題がこの高度順応にかかっていると私は考える。この点に関してはある意味で南米の6000m峰より難しいとも言えて、それはキリマンジャロは独立峰であるという点が大きい。
 というのも南米のアンデス主要峰は標高4000mを越えるような山岳地帯の只中にあるため、山に行かずとも付近の町に滞在してるだけで高度順応を進めることができるので、時間的余裕があればある程度順応した良好な状態で山行に望むことができた。
 だがキリマンジャロ麓に位置するモシの町は標高800m程度しかなく、事前にこの土地で高度順応するというのは現実的でない。必然的にキリマンジャロ登山中に順応していく必要があるのだが、高度障害ってのはどうしても人によって違うし体調や睡眠時間等でも変わってくる。
 事前にダイアモックス等の薬を準備しとくのも良いかもしれないが、私の場合は古典的な対策で山中ではひたすら水分を取るという対処をしていた。道中でのマメな水分補給はもちろんキャンプ地に到着したらサービスで出される紅茶等は毎回ポットのお湯1ℓが空になるくらい飲んでたし、同様の量を夕食・朝食でも飲んでいた。
 結果的に私はアタック日のステラポイント(5744m)を越えたあたりで少々頭痛があった程度の症状で済んだため、思い描いてたほど苦労をすることはなく終わった。

 【頂上アタック】
 歩行距離・体力的に無理の少ないキリマンジャロ登山でリタイアが出るとしたら、この山頂アタックの区間だと思う。基本的にどのルートを選んでも朝6時過ぎの日の出を見れるよう深夜に出発する夜間登山方式であるためギアでヘッドライトが必須。私はついでにハンドライトも持っていきダブルライトというスタイルで登ってた。
 キリマンジャロは標高4000m後半から5500mくらいまでの間がどのルートでも急峻な坂となってるようで、ここのポイントを乗り越えられるかが登頂の鍵を握ってるといえる。
 登山者の歩行ペースによって異なるが大体は夜0時前後に出発するため、それ以前と違ってガチ冬季装備での服装でないと寒くて動けなくなるので要注意。前日にガイドがウェアリングも色々と指示してくれるのだが、一応数字的なモノを出しとくと出発時の気温が0度前後。山頂付近の夜明け前はー10度前後まで気温が下がっていたと思われる。それに加えて山頂は風が吹きやすいため体感温度はさらに下がる。
 一部に岩場があり四つ足状態で登る箇所もあるが、基本的には歩き続ける形で山頂まで到達できるので特別な技術や装備品は必要ない。キリマンジャロが初心者でも登頂できる山と評されるのはこの点が大きいと思う。必要なのは体力と根性だけだ。

 ◎環境

 【気温】
 実はキリマンジャロ登山はその大部分で快適な気温の中を歩ける山である。赤道直下に位置してる山ということもあり年間を通して気温の変動幅が少なく暖かい。標高4000m近くまで私はtシャツ1枚とかで歩いていたし、欧米人とかで同様の格好をしてる人をそここに見かけた。
 ただし日が沈んだ後の冷え込みは割と厳しいものがあるため、自分で運ぶ小型のザックにレインウェアと合わせて常に長袖フリースを1枚入れておいた。
 山頂アタックだけは完全に別世界で完全冬用の本気ウェアで望む必要があり、顔もバラクラバとネックウォーマーに冬用キャップを併用して完全防備、グローブも2枚重ねしたし、下衣には冬ズボンの他にタイツ、上衣は4枚重ねで対応したけど山頂付近はそれでもやや寒かった。風がほとんど吹かない状況でその感想なので、上衣にダウンを1着くらい追加してもよかったかなと今になって思う。

 【乾燥】
 標高の高い山なのでそりゃあ乾燥する。高所登山では水をたくさん飲むべし!というのもこの乾燥によって失われる水分が非常に多いというのが1つあるくらいだ。
 こうした環境にいるとまず乾燥に弱い唇がカサカサになったり、指先がひび割れたりするためリップクリームやワセリンなどを持っていくと重宝する。私の場合は5日間だけだし水は幾らでも飲めると聞いたてのたで実質的な対策は何もしていない。
 他に紫外線が強くてUVカットクリームとか大切だぞ!と言われたけど何にも塗ってない。要するに茶壺さんは何一つとして乾燥・紫外線対策をしていない。いやいや流石にサングラスは使ってたけど、自転車で使ってるのそのまま流用しただけで何にも偉そうなこと言えないわ。

 【風】
 場合によって非常に強い風が吹くらしいキリマンジャロ。でも今回の登山では全日程では強風が吹くどころかほとんど無風の中を歩いたので特別苦労することもなく。
 むしろ低地でモシの町へ自転車移動してる時の方がよっぽど風に吹かれて大変だったのであり、これに関しては私は運が良かったのだと思っている。

 【標高】
 細かな違いはあるかもだが、マラングルートの主要ポイント標高は以下の通り。

 マラング登山口で    1879m
 マンダラハットで    2720m
 ホロンボハットで    3720m
 キボハットで      4720m
 ギリマンズポイントで  5685m
 ステラポイントで    5744m
 ウフルピークが     5895m

 つまり登山口から山頂まで、1日ごとに約1000mずつ登っていくイメージで、これはヒマラヤ山系などの登山で500m/日程度しか標高上げないことを鑑みると、相当勢いよく登っていると言える。キリマンジャロ登山で高度障害が鬼門となる理由はこの辺にありそうだ。

 ◎町での事前準備

 【登山ツアー会社】
 モシの町には無数の登山ツアー会社があるようで、特に下調べしなくとも外国人が町中をフラフラ歩いてれば向こうから声かけてくるレベル。大概の安宿には提携しているツアー会社があるようで、宿泊すれば向こうから「貴方には特別に格安の会社紹介するよ」みたいな演出で紹介される・・・というかされた。
 私は以前アラスカ、カナダでペアランした自転車旅行者兼登山家のタカさんからオススメ会社を紹介されており、に連絡する形でManda Adventures Ltdという会社で申し込みをした。
 こちらがやることは登山ルートと日程を選ぶくらいで、他の面倒な手続きは全て向こうが実施してくれる。問題なのはその料金の高さであり、2023年現在ではキリマンジャロ国立公園への入場料で1日あたり70$、それとは別に1日あたり60$(これが何なのかよく分からんが多分ガイドチームへの料金で4日分)、これらに消費税18%分が上乗せされ、ついでに救助費用の保険代として20$が必要となる。

 計算すると 70×5日=350$
       60×4日=240$
       計590$のTax18%=106.2$と救助費用20$
       合計728.7$が国立公園入る際の入場料として必要とのこと

 私がマラングルートを選んだ理由の1つが日程を短くすることでこの入場料金が1日分安くなるからだ。計算上6日予定なら入場料は869.6$となり141$分ほど得することになる。
 ここにツアー会社側の利益分が上乗せされてくるのだが、私の場合は総計1300$となった。この料金内にレンタル品の使用料とかは全て含まれているとはいえ、タンザニアの物価を鑑みると異常ともいえる値段ではある。
 なおタンザニアでは年々国立公園の入場料が上がってるらしく、今後この料金が上がることはあっても下がる可能性は限りなく低い。ひと昔前なら1100$くらいが相場だったらしいが、現在では「そんな料金じゃ何処もやっていないよ」とのこと。

 【チップ制度】
 登山をサポートしてくれるガイドやポーター達だが、彼らの給料は無茶苦茶安いらしくキリマンジャロ登山の仕事は実質チップで生計を立てているレベルとのこと。ということで現実的にチップの支払いが別会計で必要となる。
 事前にネットで相場も調べていたが、私は会社のボスであるデイビッドから話を聞いた結果「最低でも300$=70万タンザニアシリングは出してほしい」と言われ、支払い前日にガイドのオマリとも相談してみたが「70万シリングじゃ少ないよ」となり、最終的には80万シリング(約45720円)で解決した。
 金銭で揉めることがないよう1人1人に直接手渡しする形を取ってほしいと言われ、各個の内訳を相談した結果
 ガイド・・・・・・・・・・30万シリング
 コック・・・・・・・・・・17万シリング
 ポーター兼ウェイター・・・13万シリング
 ポーター(2人)・・・・・10万シリング
 となった。
 最終日は忙しいからと山中4日目にチップ支払うこととなったのだが、要するに登山開始の時点で彼らに渡す分のチップを事前に準備しておく必要があるということ。支払う金銭はタンザニアシリングでなく米ドルでも構わないと言われたが、国立公園の入場料は米ドル必須となるため手持ちの米ドルが少なかった点が大きい。
 なおタンザニアシリングはATMで引き出せる上限が40万シリングであるため、2回に渡って最大金額を引き出したことになる。アフリカは何処もそうだが引き出し手数料がバカ高いので、それだけで随分無駄な料金が発生するし、タンザニアの最大貨幣は1万シリングなので、登山の最中に80枚ものお札が詰まったパンパンの財布を携行することになる。このストレスを鑑みると米ドルを準備しておくのも正解かと思う。100ドル紙幣じゃ細かく振り分けが出来ないからそれはそれで大変だろうけど。

 【レンタル】
 基本的に登山で足りない道具は全てレンタル可能である。まぁアフリカなので質をそこまで求めちゃいけないのはあるが、キリマンジャロの麓ということで需要に対応してそれなりレベルのギアが各種取り揃えられてはいる。とはいえ長期旅行者が実際にレンタルするであろうギアは登山靴・各種防寒ウェア・レインウェアといったところではないか。

 参考までに私がレンタルした物品は

・登山靴

 の1点のみであった。サイズも豊富に揃っており、料金は会社のツアー代に含まれるらしく支払い云々は必要なし。これとは別にツアー会社側から

・ストック
・オーバーパンツ
・ハイドレーション

 の3点を借りた。ストックとオーバーパンツに関してはほとんど使うことなく終わったけれど、ハイドレーションは大活躍したのであると便利かもしれない。


 ◎まとめ
 ということでキリマンジャロ登山で私が感じた感想アレコレ。実際のところ体力さえあれば登頂自体はそう難しくないというのが正直な感想で、むしろ下手すりゃアコンカグアよりも高くついてしまう料金形態の方が大変であった。
 特にモシの町はキリマンジャロ登山でやってくる外国人をカモにしようと大小様々な詐欺師が横行してる雰囲気で、ちゃちなボッタクリのみでなく悪質なツアー会社があったとしても全然驚かない。というか間違いなくいると思う。
 登山の最中にあまり余計なこと考えてるのも良くないし、それでは何より楽しいキリマンジャロが台無しになってしまう。ということで私の場合は信頼できる会社を教えてもらったのが今回1番のファインプレーであったと思っている。ガイドのオマリはレベルの高い信頼できるプロだったので、そうした巡り合わせが良い登山に繋がったのだと。なのでキリマンジャロ登山に迷ったらManda Adventures Ltdはオススメだと言っておきます。町の中心部からはちょっと離れててアクセスしづらい場所にあるけれど。
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 タンザニア8日目 ホロンボハット〜モシの町

 キリマンジャロ登山5日目にして最終日。両足に筋肉痛を感じつつの朝というのも悪くない。今朝も外は青空が広がる良い天気で、雨季に入りかけの季節とはいえ標高高い場所ではそれほど雨も降らないし、午前中なら高確率で周辺も見渡せる。ローシーズンで人が少ないと考えれば3月の登山は割とオススメなのかもしれない。

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 バイバイキリマンジャロ

 1度歩いた道な上に復路の下り坂。とはいえ2日かけた行程を今日1日で歩き通すこともあり、割とペース上げてチャキチャキ歩く。

 スワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」を「ポレポレ」と言うのだが、この4日間事あるごとに「ポレポレ」とスローペースを強調していたオマリも今日だけは「ハラカラカ(急げ)で良いよ」と笑っている。

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 あと「アクナマタタ(No Problem)」ともよく言ってた

 私が教わったスワヒリ語で個人的に好きなのは「マジニ ウハイ」という言葉で「水は命」という意味。高度障害の対策として水分をしっかり補給することは重要なポイントなのであり、マジにウハーい!とゲラゲラ笑っては水飲んでいた。

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 標高を下げると徐々に森林地帯の姿が戻ってくる

 この森林地帯ことレインフォレストには多くの動植物が生息してるワケだが、キリマンジャロに住む2種類の猿を目撃することが出来たのはラッキーだ。いやまぁアフリカで猿なんて山ほど見てるけど、毛色が2色に別れた君の姿は初めて見たし。

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 かなり至近距離まで近づけた

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 やたらデカい気がするバナナの葉

 往路では雨が降ってたレインフォレストだが、通過時間が早い今回は何とか日差しの下を歩くことができ、また違った景色を楽しみつつ。葉っぱの間から差し込む木漏れ日が好きなので。

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 木々の表面は苔で覆われてて屋久島を思い出すな

 時間にして最後の30分くらいで天気が崩れて雨が降り始める。レインウェアは持ってるけど「もう登山口も近いし雨脚弱いうちにゴールしちゃおう!」と話して最後はほとんど走るようにしてキリマンジャロゴールした。

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 良い山でした

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 車に乗り込みモシの町へと帰る

 山を離れるとあっという間に雨は降り止んでしまい、一気に暑さが戻ってくるタンザニア。レンタル用品屋で登山靴を返却し、そのままデイビッドの事務所に乗り付けてキリマンジャロ登山全ての行程が終了した。

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 みなさん本当にお世話になりました

 登山に使ったギアを自転車に戻してパッキングしつつ。この後適当に安宿探して数日のんびりするつもりだとデイビッドに話していたら「すぐ側にモシで1番安い宿があるよ」と連れて行ってもらう。

 名前がよろしい「マウンテンバイクハウス」にそのままチェックインし、とりあえずシャワーと衣類の洗濯をば。

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 これをしとかねば後々大変なので

 すぐ横になっても良かったが、登山終了記念にビールの1本でも飲まねば駄目だろう!と久しぶりにロシナンテ号へ乗車し市内のスーパーを探してみたが。

 結果的にビール瓶を持ち帰るのが嫌で夕食だけ済ませて宿へと戻り、近くのレストランでキリマンジャロビールを飲みつつの祝杯となった。割と体力的に余裕あったので好き勝手やってるな。

 宿に戻って登山中の日記を書いてる途中で眠くなってダウン。楽しかったなキリマンジャロ。

 2023年3月15日(水) 走行距離9km  累計127650km
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 タンザニア7日目 キボハット〜ウフルピーク〜ホロンボハット

 キリマンジャロ登山4日目にして山頂アタック日。まさかの寝不足状態で山頂へ向かう準備を始めることになってしまった茶壺さん。まぁこういうこともある、切り替えていきましょうと真冬用のウェアを重ね着して寒さに備えつつ。

 出発前に軽い軽食を頂き行動食も持たせてもらう。ガイドのオマリを除くチームの4名は私が戻ってくるまでキボハットで待機してるのだけど、そのため色々働いているのはよく分かる。

 他のチームは私より30分から1時間ほど早いタイミングで登坂開始していたが、我々は余裕の0時半スタート。これまでのペースを鑑みて、このタイミングの出発で山頂にて日の出が間が見られるという判断らしい。

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 まぁ実際他のチーム遅いから

 最初の1時間で全てのチームぶち抜いて「俺らがトップだイェー!」とか馬鹿話してる程度には余裕がある。気になってた寒さもスタート時点ではそれほど厳しくないし、運の良いことに風もほとんど吹いていない。

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 休憩のタイミングで何とか撮影した1枚

 キボハットからギリマンズポイントという地点までがこのマラングルートで唯一の急峻な坂を登る区間であり、そうは言っても4つ足となって岩を乗り越えてくような箇所はごく僅か。キリマンジャロが初心者でも登れる優しい山と言われるだけのことはある。

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 帰り道に撮影したギリマンズポイント到着

 ここに到着するまで4時間を要したが「もう残りは簡単な道だよ、おめでとう!」と早くも祝福されてしまったのであり、しかし私的にはここからがキリマンジャロで1番キツかったかもしれん。

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 というのも

 深夜4時を過ぎて冷え込みが1番キツくなるタイミング。先ほどまでより割合楽になった道で集中力が落ちたことに加え寒さと睡眠不足で無茶苦茶眠たい。

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 転げ落ちたら死ぬような道なのにさ

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 注:この辺の写真は全て復路の最中に撮ったものです 

 キボハットから運んできた行動食と熱い生姜茶飲んで持ち直したので先へ進む。あんまりキツいと感じる瞬間なかったけど、やっぱり体力的にも消耗してたのかもしれない。

 ステラポイントと呼ばれる各種の登山ルートが合流するポイントを抜け、東の空が赤みを帯びてき始めた。もうライトで照らさなくても山頂の姿がハッキリ見える。

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 この瞬間が堪らない

 時刻にして6時20分、キリマンジャロ山頂であるウフルピークに無事到着した。ほとんど同時に日の出となり、ガイドの経験値というのは凄いなと驚くばかりだ。

山頂1
 実に楽しい登山でした

山頂2
 チームのみんな、ありがとう 

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 明るくなってみると周囲の氷河がよく見える

 日が出てからは一気に気温上がって落ち着いたけど、あんまり風を遮る物がないウフルピークで日の出待ちとか相当しんどいことが予想されるので、出発遅かったオマリはナイス判断だと思う。なお私以外に山頂で日の出を見れたチームは1組だけで、他の人たちは歩いてる途中でご来光だった模様。

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 そういう意味でも良いガイドに当たったなと思う

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 マウェンリ山の向こうから太陽が昇る

 30分ほど写真撮影し満足したので下山開始。キリマンジャロ登山で人気のマラング・マチャメ2大ルートは共に往路と同じルートを引き返さなくてはならないため、ここから登山口まで同じ道を歩くことになる。

 キボハットから6時間かけて登った道を2時間半で戻ってくるのが標高高い登山の面白いというか凄まじいところ。往路では斜度を緩やかにして昇るため、ジグザグに登っていた急斜面も復路はザレ場となってる箇所を半分滑るみたいに直線的に下っていたのが大きいか。

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 もうあっという間

 「まだ時間早いからゆっくり休憩して良いよ」とのことで、山小屋にデポしていた荷物まとめて準備整えた後に2時間弱ほど昼寝したり。

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 お昼済ませて午後からホロンボハットまで移動

 流石に両足の疲労感が残るものの、基本的に身体を持ち上げて力を使う登りよりも下り坂は圧倒的に楽である。標高下げれば下げるだけ空気も濃くなっていくので心肺的にも負担が少ない。

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 どうしても動けなくなった人用にストレッチャーもある

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 歩く歩く 

 サクサク進んで無事ホロンボハットに到着した。この3日間全て宿泊棟は1人で独占してたけど、このタイミングで登りのグループとかち合ってしまい満員御礼の4人部屋。2段ベッドの上で眠るの久しぶりだ。

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 スープとデザートに加えてこんだけある米を完食

 本当にキリマンジャロ登山って至れり尽くせりだなと思う。アコンカグアとかこうした疲れ切った状態でも何とか自炊しエネルギー補給するのが常だったので。

 胃袋もそうだが達成感から気持ち的にもお腹いっぱいとなったキリマンジャロ登山。明日下山するまで気は抜けないが、素晴らしい充足感に包まれた夜であった。

 2023年3月14日(火) 走行距離0km  累計127641km
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 タンザニア6日目 ホロンボハット〜キボハット

 キリマンジャロ登山3日目。山入ってから日に日に体調良く元気になってる気がするのだが、これは精神的な理由とかではなく単純に食事と睡眠の質が良いからだ。キリマンジャロ登山よりアフリカを自転車旅行してる方が大変な時はままある。

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 マラングルートは楽な行程らしいし

 朝食お腹いっぱい食べて8時半より登山開始。明日が山頂へアタック日となる厳しい行程のためか、昨日より短い9km4時間の予定。昨日が11kmで5時間の山行だったので、多少楽な道かと思われる。

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 でもよくよく考えてみれば

 昨日は11km歩いて1000mのアップ。対して今日は9kmで同じく標高1000m上げるのであり、平均斜度むしろキツくなってるじゃねーか!・・・という発想になるのは自転車乗りだからか。

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 徒歩だと多少の斜度は気にならないわ

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 キリマンジャロの東部に聳え立つマウェンリ山

 この山もキリマンジャロ国立公園内に位置しており、標高5000mを越える高山である。マラングルートはキリマンジャロの東部に位置するゲートからスタートするため、マウェンリ山を横目に通り過ぎていく。

 面白いのがマウェンリ山は5000mを越える場所にありながらテクニカルクライミング技術を必要とする急峻な山で、要するにロープクライミングを行い登る山なのだそう。標高5000m越えでサミットアタックにロープクライミングという環境は世界でも珍しいらしく、一部のクライマーから人気を博しているのだとか。

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 言われてみると、すごい形した山だな

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 ここが飲み水に利用できる最後の川

 どんどん標高を上げてくことで環境的に厳しくなっていくのが山登り。ホロンボハットでは使いたい放題だった水も、本日ゴール地点のキボハットではその限りにあらず。ポーターの人たちはこの水場からキボハットまで残り8〜9kmをバケツ担いで運んでおり、本当に頭が下がる思いだ。

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 私はほとんどの荷物を持ってもらっている立場だし

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 休憩場所に出てきたこの鳥

 正式名称か知らないが、ガイドのオマリが「テニスボール」と読んでたの印象深い。地面を移動する姿がテニスボールがバウンドする様にそっくりだからとのこと。

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 気持ちよく山頂が見えるので

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 ちょっとオマリに撮影をお願いした

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 のは良いけどさ

 同じ構図でほぼ同じ写真を10枚20枚と撮影しても仕方なくない?と私は思うのだが。カメラ慣れしてない人にこの傾向があるよう感じるのだが、撮影毎に設定弄るとかしないなら現代のデジタルカメラでそこまでしなくても良いのでは?と思ってる。いやまぁ素人の勝手な意見だけど。

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 写真整理が面倒なので

 ちなみにこの山頂の名前が「ウフルピーク」で意味は「freedam」らしい。タンザニアの初代大統領が1961年タンザニア独立時にキリマンジャロへ登り、山頂でこの言葉を叫んだことが由来とのこと。良い話だと思う。

 タンザニアには大体120ほど部族の種類があるらしく、その多くが独自言語を使っており国内における統一言語の必要性からスワヒリ語を国語と定めたとのこと。このためキリマンジャロのキャンプポイントも全てスワヒリ語が当てられており、例えば今日到着予定であるキボハットの「キボ」とは「驚き」という意味。

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 そのキボハットが見えた

 これも登山中にキボ山(ウフルピークは山頂の名前、キリマンジャロは抱えている3山総括の名前)に登っていた大統領が、それまで雲に隠れて見えなかった山頂が姿を現しその光景に思わず「キボ!」と叫んだことが由来なんだとか。なんというかエピソードいちいち可愛いなジュリウス・ニエレレ大統領。

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 私は逆に雲が出てきた状態で到着

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 標高4720mでそろそろ高度障害が気になってくる

 登頂までの最終キャンプ地ではあるが、ホロンボハットより小規模で宿泊小屋の数も少ない。このため多くの場合は他チームの登山客と同室になるのだが、今日は利用者少ないため私1人で独占して使えるとのこと。ローシーズンだとこういう点が嬉しい。

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 1人なので食事も部屋まで運んでもらえた

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 明日に備えて全力でエネルギー補給中

 明日は深夜に出発し日の出と同時に登頂を目指すスケジュールとのこと。このため夕食も早めの17時過ぎに出されて「食事終えたらなるべく早く寝てくれ」と念を押された。分かってますとも、寝不足で山を登るような行為は私も駄目だと思います←

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 夕方に雲が途切れての1枚

 ということで早々に寝袋へ入り込み寝てしまおうとしたのだが。睡眠時間短いのを補うため昼寝をしたのが大失敗。ただでさえ5000m近い標高で空気が薄くて眠り辛い環境なのに、目が冴えてしまって全然眠ることが出来ない始末。

 いくらかウトウトすることがあったものの、結局起床時間となる23時半までマトモに眠ることはできずに山頂アタックすることと相成った。果たしてちゃんと登頂できるのか?

 2023年3月13日(月) 走行距離0km  累計127641km
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 タンザニア5日目 マンダラハット〜ホロンボハット

 キリマンジャロ登山2日目。無茶苦茶よく眠れたマンダラキャンプ場の標高2720m。この程度の高さでは睡眠に支障を来たすこともなく、むしろ10時間近く爆睡して元気一杯だ。確実に登山スタート時より今の方が調子良い。

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 小屋も1人で独占できたし

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朝からバッチリエネルギー補給して

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 マンダラハット8時半スタート!

 キリマンジャロは所謂「独立峰」という山で、日本でいうなら富士山みたいな他の山と繋がっていない単独で聳え立っている山だ。

 にも関わらず1〜2日では登頂できないほどの広さ・高さを誇っており、流石はアフリカ大陸の最高峰だと思う。一応今回は5日間での山行を予定しており、本日はマラングルートで最大の規模を誇るホロンボハットまでの移動となる。

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 昨日と違って日差しが差し込む森林だ

 少々寄り道してマウンディクレーターと呼ばれるエリアに行ってみる。名前からして隕石でも衝突して出来た窪地かと思ったが、普通にカルデラの一種だとオマリは説明していた。

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 写真じゃ分かりにくいな

 標高3000mを前に森林限界が近づいて来たようで、周囲から背の高い木々の姿が消えて低木や高山植物が目立つようになる。

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 ようやく山頂の姿も見えた

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 フンコロガシに大喜びしたり

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 独特な形した植物写真撮ったり

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 撮影してる時は花の名前も聞いたんだけどな

 周辺には背の低い木と草が生茂る景色へとシフトしたことで、上を見れば山頂のウフルピーク、下にはモシの町が広がっているのを確認できる。これも良い天気で雲が出てないからこその光景であり、オマリ曰く「キリマンジャロはとてもシャイな山」だし、モシというのはスワヒリ語で「煙」という意味らしい。要は雲に覆われてることが多い山・町なのだ。

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 お昼休憩ポイント

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 ジャイアントセネシオという名前

 先端に咲いた花からタンポポのように種子を飛ばして増える植物らしく、この周辺でコイツだけ異様に大きな図体にはワクワクさせてくれる。成長には多くの水が必要なため、基本的に川の周辺にてよく見かけた。

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 こちらの花は普通に見えるが

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 実は枝分かれした部分からしか花が咲かない

 こうして説明してもらうと植物ってのも面白いな。特にキリマンジャロは見た目が独特で分かりやすい特徴を持った植物が多いので私みたいなタイプでも楽しめるのが良い。

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 あ〜、雲が掛かってくるように

 こうなると景色も楽しめないし、下手すりゃ昨日のように雨降ってくるやもしれん。オマリと無茶苦茶無駄話したり写真撮りまくっていたが、ホロンボハットまでチャキチャキ進みますか。

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 ということで到着3720m

 お昼休憩含めて計5時間。チェックインの手続き済ませて14時前には山小屋入ってしまい、暇だなこれは。昨日と同様カフェや紅茶を頂くのは良いが、お湯はポット1本分しかないので直ぐに飲み干してしまうし。

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 キャンプ地内歩き回ってみたりするも

 結局持って来た文庫本読んでた茶壺さん。失敗したなと思ったのが山小屋内にコンセントあることで、私は「どうせ電気充電できるような環境無いだろうし」と充電用コード類を一切持って来なかったのだ。

 実際には1日30分限定とはいえWi-Fiもあるし、ソーラーパネルで充電したバッテリーにより電力も確保、水が豊富な場所であるためかトイレも洋式の水栓タイプで文句の付けようがない。もっと過酷な環境を想像してたのだけど、全然そんなことなかった。

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 米3合は炊いてると思う

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 雲が晴れたタイミングを狙ってモシの夜景

 小屋内には2段ベッド2つで計4名まで宿泊できる造りとなっているが、今夜もこの部屋の利用者は私1人。ローシーズンでの利用というのはこういう点が嬉しい。

 今日は5時間弱歩いた程度で終了したし、急峻な登り坂も無くて楽だった。食後にオマリから明日の予定を聞き終えたけど、その後もしつこく本を読み続けてしまい山ではかなり遅い時間の22時前にようやく就寝。

 暇つぶしにと持ってきた本が、読んでて止まらなくなってしまう。よくあることだがキリマンジャロでやっちゃ駄目だろうに。

 2023年3月12日(日) 走行距離0km  累計127641km
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