マラウイ14・15日目 リロングウェの町
世界最貧国の1つに数えられるなどと評されるマラウイという国は、首都であるリロングウェの町も小規模というか都会の雰囲気を感じさせない。実際ホストのウィルは「リロングウェは大きな村って感じ」と笑って説明していた。
そんな国だけど1国の首都にはもちろん外国人が住むような高級地区エリアもあって、そこの無茶苦茶豪華なお家で厄介になってます茶壺です。
子供のマヤちゃんがまだ生後3ヶ月で奥さん大忙しの時期であり、日中はホームメイドさんが家事育児の仕事をしていたり、庭師の人が芝刈りや園芸を行ってるの見てると文化の違いを感じるというか。
ちなみにウィルと奥さんのアシュは以前日本に住んでいたそうで、キッチンの調味料に味噌や醤油があったり壁に掛けられてる絵が日本の物だったりして私も懐かしい気持ちになる。
午前中の間に諸々の作業を済ませてしまい、仕事を済ませたウィルと一緒にお昼ご飯食べに車で向かう。先日使い切ってしまったコーヒー豆が売ってるお店らしく、地元のマラウイコーヒーを取り扱ってるというカフェへ。
ちなみにここで食べた料理がびっくりするほど美味しくて驚いた。そもそも料理の種類自体が少なく食の楽しみに欠けると思ってたマラウイだけど、行くべき場所に行けばこんな物が食べれるのですね!
帰り道でウィルの用事を済ませつつ、スーパーにてお買い物。日本の料理はとても素晴らしかった!という話の流れから、今晩の夕食は天ぷらとお好み焼きを作ることになりました。私個人も食べたかったのでちょうど良い。
両方とも「すごく美味しい!日本の料理を思い出した」と言ってもらえて良かったのだけど、1つ失敗したのが写真を撮り忘れてたこと。かなり盛り付けに気を配ったので記念に残しておけば良かったな。
翌日。「そんな急ぐ旅行じゃないんだしゆっくりしていけば?」という言葉を真に受けて、図々しく今日も泊めてもらうことになった私。
昨日で買い物等のタスクは終えたこともあり、折角なのでリロングウェの町を見て回ろうかと思います。デカい村とはいっても見どころくらいあるでしょ。
馬鹿にしてるワケじゃなくて、KFCと双璧をなすファストフードの有であるマクドナルドはアフリカのエジプト・モロッコ・チュニジア・南アフリカの4カ国(島国を除く)にしか出店していない。それに対してKFCは実にアフリカ19カ国への出店を果たしており、カーネルおじさんのアフリカに対する本気度を窺える1枚だと思っていただければ。
この辺も所謂高級エリアに分類される地域みたいで大型の商業施設が立ち並んでいたり、高級ホテルが出てきたりする。もっと地元民が生活しているごちゃごちゃとした下町っぽい場所がどこかにあるのだろうと思ったら・・・
なんと町のど真ん中、一等地のポジションにバカでかいゴルフ場が鎮座していること。いくらマラウイが田舎国家だとはいえ、日本で言えば東京の中心地、それこそ皇居の場所が丸々ゴルフ場になってるようなものだ。
どう考えてもこの国でゴルフをする人口は極僅かだろうし、そんな遊びを出来る人は自家用車も持っているだろう。つまり首都の真ん中に広大なゴルフ場を作る理由がない。一体どんな力が働いて建設されたのか凄く興味あるぞ。
・・・といった感じで町を回り終えて戻ってきた。仕事を終えたウィルが「今日は俺が日本のラーメンで夕食作るぜ!」と言ってくれて、ワクワクしながら待つ。
なるほど「ラーメンの麺を使って」の夕食だった。ちなみにマラウイ国内で日本の食材を入手することは非常に難しいらしく、今回使ったラーメンの麺もオーストラリアの物を活用したとのこと。
どういう経路を辿って手に入れたのか分からんが、そんな貴重な物を「日本人が来てるから」ということで使ってくれたことは分かる。
本当に何から何まで良くしてもらい感謝に絶えない。いつか私がアフリカでの旅行を回想するとき、こうしてマラウイで食べたラーメンと共にそんな気持ちも思い出すのだろう。
2023年4月19日(水) 走行距離 0km 累計129842km
2023年4月20日(木) 走行距離14km 累計129856km