自転車ときどき世界1周

2023年04月

 マラウイ14・15日目 リロングウェの町

 世界最貧国の1つに数えられるなどと評されるマラウイという国は、首都であるリロングウェの町も小規模というか都会の雰囲気を感じさせない。実際ホストのウィルは「リロングウェは大きな村って感じ」と笑って説明していた。

 そんな国だけど1国の首都にはもちろん外国人が住むような高級地区エリアもあって、そこの無茶苦茶豪華なお家で厄介になってます茶壺です。

DSCN4028
 バスルームが部屋に独立して付属されてるくらい豪華

 子供のマヤちゃんがまだ生後3ヶ月で奥さん大忙しの時期であり、日中はホームメイドさんが家事育児の仕事をしていたり、庭師の人が芝刈りや園芸を行ってるの見てると文化の違いを感じるというか。

DSCN4030
 セレブの生活を楽しむ

 ちなみにウィルと奥さんのアシュは以前日本に住んでいたそうで、キッチンの調味料に味噌や醤油があったり壁に掛けられてる絵が日本の物だったりして私も懐かしい気持ちになる。

DSCN4053
 赤ちゃん用の絵本もあった

DSCN4033
 マラウイで自転車ダンボールの入手は不可能なのでストックしてるらしい

DSCN4031
 休みだといつも洗濯してるな私は・・・

 午前中の間に諸々の作業を済ませてしまい、仕事を済ませたウィルと一緒にお昼ご飯食べに車で向かう。先日使い切ってしまったコーヒー豆が売ってるお店らしく、地元のマラウイコーヒーを取り扱ってるというカフェへ。

DSCN4036
 すっごいオシャレ

DSCN4035
 今回のコーヒーどんなお味が楽しみだ

 ちなみにここで食べた料理がびっくりするほど美味しくて驚いた。そもそも料理の種類自体が少なく食の楽しみに欠けると思ってたマラウイだけど、行くべき場所に行けばこんな物が食べれるのですね!

DSCN4034
 お客は外国人しかいないけど

 帰り道でウィルの用事を済ませつつ、スーパーにてお買い物。日本の料理はとても素晴らしかった!という話の流れから、今晩の夕食は天ぷらとお好み焼きを作ることになりました。私個人も食べたかったのでちょうど良い。

 両方とも「すごく美味しい!日本の料理を思い出した」と言ってもらえて良かったのだけど、1つ失敗したのが写真を撮り忘れてたこと。かなり盛り付けに気を配ったので記念に残しておけば良かったな。


 翌日。「そんな急ぐ旅行じゃないんだしゆっくりしていけば?」という言葉を真に受けて、図々しく今日も泊めてもらうことになった私。

 昨日で買い物等のタスクは終えたこともあり、折角なのでリロングウェの町を見て回ろうかと思います。デカい村とはいっても見どころくらいあるでしょ。

DSCN4042
 ケンタッキーとか

 馬鹿にしてるワケじゃなくて、KFCと双璧をなすファストフードの有であるマクドナルドはアフリカのエジプト・モロッコ・チュニジア・南アフリカの4カ国(島国を除く)にしか出店していない。それに対してKFCは実にアフリカ19カ国への出店を果たしており、カーネルおじさんのアフリカに対する本気度を窺える1枚だと思っていただければ。

DSCN4044
 ダウンタウンから2kmも離れるとこんな景色

 この辺も所謂高級エリアに分類される地域みたいで大型の商業施設が立ち並んでいたり、高級ホテルが出てきたりする。もっと地元民が生活しているごちゃごちゃとした下町っぽい場所がどこかにあるのだろうと思ったら・・・

DSCN4047
 なるほど川を挟んで向こう側がそうなのか

DSCN4049
 日本が関わってるプロジェクトですか

DSCN4050
 リロングウェで1番ビックリしたのはコレかな?

 なんと町のど真ん中、一等地のポジションにバカでかいゴルフ場が鎮座していること。いくらマラウイが田舎国家だとはいえ、日本で言えば東京の中心地、それこそ皇居の場所が丸々ゴルフ場になってるようなものだ。

 どう考えてもこの国でゴルフをする人口は極僅かだろうし、そんな遊びを出来る人は自家用車も持っているだろう。つまり首都の真ん中に広大なゴルフ場を作る理由がない。一体どんな力が働いて建設されたのか凄く興味あるぞ。

 ・・・といった感じで町を回り終えて戻ってきた。仕事を終えたウィルが「今日は俺が日本のラーメンで夕食作るぜ!」と言ってくれて、ワクワクしながら待つ。

DSCN4054
 タレが甘辛で凄く美味しい

 なるほど「ラーメンの麺を使って」の夕食だった。ちなみにマラウイ国内で日本の食材を入手することは非常に難しいらしく、今回使ったラーメンの麺もオーストラリアの物を活用したとのこと。

 どういう経路を辿って手に入れたのか分からんが、そんな貴重な物を「日本人が来てるから」ということで使ってくれたことは分かる。

 本当に何から何まで良くしてもらい感謝に絶えない。いつか私がアフリカでの旅行を回想するとき、こうしてマラウイで食べたラーメンと共にそんな気持ちも思い出すのだろう。

 2023年4月19日(水) 走行距離 0km  累計129842km
 2023年4月20日(木) 走行距離14km  累計129856km
    mixiチェック

 マラウイ13日目 サリマの町〜マラウイ首都 リロングウェの町

 全体的にはマラウイ湖に沿う形で南下して来たルートだが、今日こそは湖を離れて西へと進む。流石に首都へ通じる道が「猛獣出るから」と自転車通行止めされることは無いだろう。いや、マラウイならあり得るか?

DSCN4001
 狭いけどやたらよく寝れた宿

DSCN4002
 キーホルダーがアフリカの形だ

 湖から離れるということは山登りルートということ。それを考慮に入れてちょい早めに朝食済まし、8時には走り始めることにした。幸い今日は朝から天気も良かったし。

DSCN4003
 とりあえず1300mくらいまで登るみたい

 結構覚悟して走り始めたのだけど、割と平坦路が長い上にいざ上り坂となっても斜度が緩くて本格的な登坂路の雰囲気が出てこない。

 イメージとしてはルンピの町に向かった日みたく、ボロい路面&キツい斜度の坂でしんどい思いするのだと想像していたが。

DSCN4006
 これかなり余裕だぞ

 路面状況も良いし弱いながらも追い風が吹いてる。オマケに太陽は雲に隠れてしまい、それほど暑さを感じることもなく「気付いたら随分標高稼いでる」パターンの坂道。

DSCN4010
 ここで椅子買う人がそんなにいるのか?

DSCN4009
 振り返ってみると意外と高い場所まで来てる

 結局ギアを最軽まで入れることなく12時半には最高地点へ到達する。いやー良かった、思ってたより楽だった!というのは早計で、むしろここから先の方が大変だった気がしないでも無い。

 2〜300mほど標高下げるとその後は山の稜線というか頂上付近に沿って道路が作られている。必然的に山の形に合わせてアップダウンが繰り替えされるのであり、こっちの方が大変だったな。

DSCN4014
 これは

 多分自身の「覚悟」の問題で、最初の峠は前日から気持ちを込めて臨んだ道であり、もっと厳しい行程であることも想定しての走行だったのだ。

 ところがその後のルートは正直なところ、消化試合というか本番を終えた後の出涸らしくらいのテンションでいたため、それなりの準備と気持ちで臨んでしまった。具体的には昼食すら挟まず走ってるほど。

 なので前者に関しては「思っていたほどじゃ無いな」という感覚である一方、後者は「思いの外キツくないか?」となるのだろう。

DSCN4016
 だから全ての道で覚悟すべき!とかそういう話ではない

DSCN4018
 油断はしないように気をつけてたし

DSCN4020
 この周辺はタバコの関連施設が目に付くな

 T字路に当たって首都であるリロングウェの郊外に入る。途端に増える交通量は仕方ないとして、車の数に対して道路の数や大きさが釣り合っていない。現在急ピッチで(中国主体で)道路の拡張工事が行われてるようだが、おかげで自転車は酷い土だらけの道を走らされた。

DSCN4022
 勘弁してくれ

 そんな文句の1つも言いたくなる首都だけど、私はリロングウェを訪れるの楽しみにしていた。というのも1週間ほど前に道路上で車から声かけてくれたウィルが「リロングウェに着いたら家に来てくれよな!」と誘ってくれたから。

DSCN4023
 教えてくれた待ち合わせ場所に向かう

 指定されたポイントがどう考えても高級住宅街エリアだと思っていたが、やっぱりその一角にあるマラウイとは思えない無茶苦茶綺麗なお家でビックリした。

 ウィルも自転車旅行を中心にアウトドアレジャーを好むタイプなので話が面白い。日本の福岡県にも4年間ほど住んでいたそうで、紀伊半島の熊野古道を走ったりもしたらしい。

 生まれて3ヶ月の子供の世話に手がいっぱいだろうに、こうして招待してくれ感謝に耐えない。マラウイで初めてWi-Fi使って存分にネット作業もできたしありがたい限りです。

 2023年4月18日(火) 走行距離96km  累計129842km
    mixiチェック

 マラウイ12日目 コタコタの町〜リロングウェから東北東に約70km サリマの町

 今夜も深夜に扇風機が停止したことを考えると、これは宿側が電気代の節約でブレーカーを落としている可能性が高いように思われる。すぐ側で24時間永遠と音楽流し続けるお店があるため町全体が停電してる雰囲気はないしさ。

DSCN3977
 そんなことより朝から雨なのですが

 そこそこ距離走る予定なので早目に出発したいと思っていたが、朝食も自転車のパッキングも済ましてしまった8時になっても一向に雨は降り止まず。というか10分に1度くらい断続的に大雨が降っては落ち着く・・・というパターンを繰り返している。

 ヤキモキしつつも天気の回復待っていたが、9時半が近づいた頃にザッと一雨来て「ああ、これ以後は雨降らないな!」という謎の予感を感じて出発した。

DSCN3979
 実際降られなかった

 こういう言葉には説明しづらい天気の感覚というのは、ある程度天気が不安定な環境下にいると磨かれてくるモノでそんな特別な能力ではない。過去にもアマゾン川をイカダ下りしてる時は感覚的に天気の移り変わりを把握できた。

DSCN3982
 ある程度走ったら路面の状態も落ち着いたし

DSCN3988
 このままガンガン走ろうか!と思うのだが

 10kmに1度くらいの感覚で道路が破損し雨で泥グチャとなった未舗装区間が登場するのが困りもの。逃げ場も無いほど巨大な泥水が道一面に広がっており、自転車も私の両足もグッチョグチョに。

DSCN3989
 腹ただしいのが

 しばらく走行続けて両足が乾き始め、気持ち悪さが無くなったタイミングで新たな泥エリアが登場すること。何でこんな道を放置してるのだマラウイは。

DSCN3992
 幹線道路とは思えない橋も出てくるし

 50kmほど走ったタイミングで手押しポンプの水使ってタイヤ周りにこびり付いた泥を洗い流す。昨日掃除したばかりなのになぁ・・・という気持ちが強いが仕方ない。

DSCN3993
 ポンプの水出し手伝ってくれた子供たち

 幸いにして掃除した後はグッチョグチョの未舗装路を走らされることはなく、再度の清掃作業をすることはなかった。午後になって天気回復したので、水たまりが干上がったのかもしれない。

DSCN3995
 バオバブの木って見た目が良いよね

DSCN3997
 空一面に青空が広がったのは16時以降

 今日1日ずーっと南からの向かい風が吹き続けた割に、思いの外疲れた感じはしなかった。今日のルートがほとんどアップダウンの無い平坦な道であったことと、この区域には大小様々な木々が生え揃っており、それが風を遮る防風林の役目を果たしてくれたからではないかと思っている。

DSCN3996
 マラウイ湖すぐ脇だったらもっと大変だったろう

 T字路にぶち当たったポイントが首都リロングウェと大都市サリマへ通じる分かれ道。今日はここらで終了としたいので、交差点から程近い位置にあるサリマ方面へと進み、明日改めてリロングウェへ行くことにしたい。

DSCN3998
 なので左へ曲がります

 サリマの中心地まで5kmくらいの距離なのだが、三叉路からものの100mも進まず宿が出てきたのでチェックイン。良かった、無駄に逆走する必要はなかったんだ。

DSCN3999
 スタート遅かったので一息ついたら日没ギリギリに

 最近は食堂のメニューに米が出てこなくなってしまい、毎日シマ(ウガリ)が主食となっている。味云々よりも熱々のシマが出されて素手で食べる方式のため、注意しないと指が火傷しそうになるのはどうにかならないものだろうか。

DSCN4000
 自転車近くにあるときは自分の箸使って食べてます

 2023年4月17日(月) 走行距離106km  累計129746km
    mixiチェック

 マラウイ11日目 コタコタの町〜動物保護区ゲート〜コタコタの町

 深夜2時半に停電となり扇風機が動かなくなったものの、このくらいの時間帯なら動き回らなければ何とか暑さを感じず眠れるレベル。その後もちょいちょい目を覚ましたけど、それは大した問題ではない。

DSCN3963
 蚊の羽音とかで

 今にも雨が降り出しそうな天気で少々テンション下がるけど、やっぱり今日は走らず1日寝て過ごそう!・・・というほど雨が続く雰囲気でもない。中途半端なのが1番良くないですよ。

DSCN3964
 部屋の前で空と睨めっこしつつ

 悩んでても仕方ないので9時前に出発する。雨に降られたらちょいちょい軒下にでも逃げ込みつつやっていこう!・・・という考えのもと。

 コタコタの町からマラウイ湖を離れるように西へと延びる道へ入る。このまま50kmも進めばムズズの町から直接南下してきた道路と合流する予定。

DSCN3966
 そしてこのンチシという町に行こうかなと思います

DSCN3968
 当然のように路上で故障しその場で修理

 それだけアフリカ途上国における車両の質が悪いということも言えるけど、その一方で彼らドライバーは大概のトラブルを自力で何とか自走可能なレベルまで修理したり、仲間のドライバー呼んで有り合わせの道具で工場まで牽引してもらったりしている。

 果たして日本人でどれだけの人が車両トラブル起きた際に自己対応できるだろう?タイヤの交換どころかスペアタイヤが車の何処に収納されてるか知らない人のが多い気もするし、下手すりゃボンネットすら開け方知らない人だっていそうな気がする。

DSCN3965
 アフリカの人々はたくましいと思う

 そんなことを思いつつ、16kmほど走っていよいよ本格的な上り坂が始まるというところで謎のゲートが出てきた。軍隊や警察の検問的なゲートは何度も通過したけど、今回のは明らかにそれと異なる頑丈な作りだ。

DSCN3970
 何なのかと思いきや

DSCN3971
 動物保護区の入場口フェンスだった

 そして問題なのはこの区域には所謂大型肉食動物も生息してるため自転車やバイクといった乗り物での通行は禁止されているとのこと。おいおい、それは仕方ないにしてもそういう情報は交差点に記載しとこうよ・・・

 オマケにこのタイミングで雨が本降りとなってしまい踏んだり蹴ったり。とりあえず詰所の脇にある軒下で休ませてもらい、1時間半ほど経ち雨が止んだタイミングで逆走することに。途中に1本も横道なかったのでコタコタの町まで戻るしかない。

DSCN3973
 なんだかなー

 町に戻ってきたのはお昼過ぎ。迷うことなく昨日利用した宿へと引き返してチェックイン。こういう「何らかの要因で道路が走れない」ということは稀にある。ボリビアで進路上に崖崩れが起きた時に比べりゃ別ルートがあるだけ大分マシ。

DSCN3974
 時間もあるので自転車整備したりとか

DSCN3976
 このチャンボと呼ばれる魚がマラウイ名物

 まさかこうして昨日と同じ部屋で過ごすことになろうとは思わなんだ。とりあえずもう1日だけマラウイ湖に沿って進み、そこから今度こそ山越えルートで首都目指します。

 2023年4月16日(日) 走行距離32km  累計129640km
    mixiチェック

 マラウイ10日目 ドワンガの町〜リロングウェから北北東に約130km コタコタの町

 宿泊料金安い土地では基本宿を繋ぐようにして走行続けており、つまり1日の走行計画は宿のある町の間隔によって左右される。今日なんかは60km先の大都市コタコタ以後、暫く宿泊施設を抱える町が出てこないため、距離的には短くともそこで終了となる予定。

DSCN3944
 半日ほど休めると考えるべきか

 今朝も天気が悪くてどうなることかと思ったが、なんとか出発時には雨も降り止みことなきを得た。間も無く乾季へと切り替わる故の、雨季における最後っぺなのかもしれない。

DSCN3945
 しっかしマラウイ道路はさぁ

 雨に降られると泥グチャになるポイントを定期的に出してくるの辞めようぜ。自転車ってこういう小さな砂利とか泥が隙間に入り込むと、驚くほど消耗が早くなる乗り物なので。

DSCN3946
 なお未舗装路でも乾いてればそれほどじゃない

DSCN3948
 素直にアスファルト走ってるのが1番気楽ではある

DSCN3950
 特徴的な姿した鳥だったけど撮影難しくてコレが精一杯

 マラウイ湖畔にぴったり隣接してればアップダウンも少ない道になるのだろうが、現実的には湖と1〜2km程の距離を保った位置に道路が延びている形。なので小規模なアップダウンがちょいちょい出てくるし、割と斜度がキツくて大変なのが困りもの。

DSCN3947
 オマケにやや向かい風

 それでも太陽がバチバチに顔を出さなければまぁ許容範囲。東アフリカを縦断するルートの場合、基本的に平坦路が続くのはスーダンまでと考えておいた方が良い。マラウイ抜けたら以後どうなるのかは分からないけど。

DSCN3953
 ケニア北部もまぁ平坦だったな

DSCN3951
 森林よりも草地と畑の多い土地だ

DSCN3957
 こんなマラウイまで出場するとは厚木市消防凄いな

 よく道端でコーンを干してる光景を見かけるけれど、場合によってはモロコシ本体がそのまま山と積まれた状態だったりする。恐らくこれは乾燥させてるんじゃなくて道路脇にかき集めているだけなのだろう。

DSCN3954
 そんで何処かに運んで処理をする・・・と

 距離短いだけあって14時前にはコタコタの町に到着する。町の名前とひっかけて「コタコタで疲れてクタクタ・・・」とか言葉遊びしたいところだが、生憎そんなに疲れてない。

DSCN3959
 アイスを食べて手がベタベタ

 この町は主要道の交差点となっており、もうちょい湖沿いを南下するルートと再び山中へ入り込むルートがある。どちらを走っても構わないのだが「山ルートの未舗装区間がすごく綺麗でオススメだよ」と教えてもらったので、明日は再びヒルクライムかな。

DSCN3961
 ビール飲みつつビリヤード見学してた

 そういう意味では上り坂で体力的に大変な日の前日に、ちゃんと楽できる日を作って全体的な調整ができてる気がする茶壺さん。

DSCN3962
 抜群に美味かった魚の煮付け

 そんなの偶然じゃん!と言われるかもしれないが、長期的な旅行してるとこうした要素を汲み取って、無理のないプランニングを考えられるようになるのです。いや本当に。

 2023年4月15日(土) 走行距離60km  累計129608km
    mixiチェック

 マラウイ9日目 チンテチェの町〜リロングウェから北に約170km ドワンガの町

 マラウイでこの時期深夜に雨が降るのは珍しいことじゃないけれど、朝になって目を覚ましても降り止んでなかったことは初めてだ。さてどうすっかな。

DSCN3921
 とりあえず出発の準備だけ済ませ

 普段ならチェックアウト済ませて自転車と一緒に朝食摂るのがアフリカでのパターンだけど、徒歩にてチンテチェの町をぶらつき食堂を探す。

 何か面白いモノ見つかるかな?とか思ったけれど、そもそも昨夜も歩き回った町だし営業している食堂自体がほぼ無かった。結局屋台のチップス(フライドポテト)食べて宿に戻り出発である。

DSCN3922
 まだ僅かに雨降ってるけど

 ものの30分もかからず雨は止み、天気は快方へと向かう。あんまり晴れ渡ってしまうと強烈な直射日光で暑くてヘバってしまうので程々で買わないんだけどなー

DSCN3924
 定期的に草刈りしないと

DSCN3925
 とんでもなく道路に迫り出してくるもんね

 湖畔のすぐ脇という訳ではないが、マラウイ湖沿いに沿って進む道なので湖畔リゾート施設がチラホラ散見される。テント泊であれば料金も控えめで施設利用もできるようで、泊まってみようかな・・・と心が動くこともあるけど「でも夜に雨降るしなぁ・・・」という思いから避けてる感じ。早く乾季にならないかな。

DSCN3930
 もう10日もかからず乾季始まると思うけど

DSCN3932
 そしたらこの手の川はほとんど干上がってしまうのか?

 こうしたマラウイ湖への流入河川は無数にあるが、今日の川を渡る橋は1車線しか幅がない狭隘の造りとなっている。このため橋の手前には対向車との衝突を避けるために速度落とすためのバンプが設置されていてウザいことこの上ない。

DSCN3929
 ニュージーランドのウエストコーストもこんな橋だった

DSCN3928
 岩を砕いて採石の仕事かな?

 道路は蛇行して延びており、湖のすぐ脇まで迫ったりする一方でかなり陸地側奥まった部分まで入り込むこともしばしば。多分、大きな川を渡る場合は河口(じゃないけど)側より上流側の方が川幅が狭くて橋の建設が容易だったからなのだろう。橋が狭隘なのもそうだがインフラに割くべき予算が無いんだな。

DSCN3935
 近くまで来ると波が大きいことに驚く

DSCN3936
 手漕ぎ船で漁をしてるっぽい

DSCN3939
 米が無いのでシマを食べる昼食

 私はどうにもこのシマが好きになれず、ケニアやタンザニアでも名前こそウガリと呼ばれていたが、このシマ(ウガリ)を極力避けるようにして食事をしていた人である。

 ところがここに来てシマの食感が変わったというか、水分を含んだもっちりとした咬みごたえとなり主食としての美味しさが格段に上がったように思う。これならシマがメインでも食事が楽しめるぞ万歳!

DSCN3940
 しかし午後になってからお腹が膨れて大変だった

 シマってこんな副作用もあったとは・・・。腹の中で膨れるというのはある意味「腹持ちが良い」ことに繋がるのかもしれないが、それなら最初から米食わせて欲しいと思ってしまうぞ。

DSCN3942
 このメイズを練ってシマになるようで

 飛行場を抱える程の規模であるドワンガの町にて本日終了するのは良いのだが、何でかこの町全てにおいて物価が高い。宿もビールも食事も高くついてしまい茶壺さんの財布は散々ですよ。

 ただし、どれも料金お高いのに見合うだけの「ちょっと良いクオリティ」を誇ってたので、実はそんなに文句はない。高かったビールに関しても、ここまでガチガチに冷やしてくれたならば「分かってんじゃん、まぁ良いか!」なのである。

 2023年4月14日(金) 走行距離99km  累計129548km
    mixiチェック

 マラウイ8日目 ムズズの町〜リロングウェから北に約240km チンテチェの町

 およそ標高1300mほどに位置するムズズは割と涼しく快適な気候。マラウイ湖に近づかなければある程度この標高を維持して移動できるのだが、性懲りも無く坂を下って湖畔を走るつもりの茶壺さん。

DSCN3892
 どうもお世話になりました

 昨夜も激しい雨が降り、スタートのタイミングではまだ路面が乾ききってない。そんな状況でマラウイ湖までのダウンヒルを駆け下りるの嫌だな怖いな・・・とか思っていたが、そもそもなかなか下り坂が出てこない。

DSCN3895
 ちょっと下がるとすぐ登り返しが

 結局5km以上もダラダラ走り続け、路面がどうとかすっかり気にならなくなった頃になってさがり始める始末。マラウイという国はスカしかたをよく心得ている。

DSCN3896
 そろそろ神様

 肝心の道路もここに来て完璧な舗装状況を見せており微塵の心配も要らないレベル。このレベルの道路がずっと続くなんて私も思っていないけど、とりあえず交通の要所となるべき峠道をしっかり整備してるのはマラウイ良いチョイスしてると思う。

DSCN3899
 なかなか爽快な下り坂だ

DSCN3901
 湖は見えないけど坂は下りきったっぽい

 実はマラウイ南下ルートでちょっと迷ったのが、ムズズ以降の道でこのマラウイ湖畔を進むか、このマラウイ湖を南北に航行するフェリーに乗船し、湖の南端から首都を目指すべきかという点。(他に山の中を進む道もあるけどそれには興味が出なかった)

DSCN3902
 後者の場合はこのカタベイの町からフェリーが出ている

 ただ調べた限りだとこのフェリーは週1の運行らしく、カタベイから南下する便は日曜日まで待たねばならないみたいでさ。単純に4日も待つのが嫌というのもあるのだが、それだけなら前々からタイミング調整して走れば良い話でもあって。

 大きな理由が一昨日走行中にドライバーから声かけてもらって「リロングウェに来るなら家に寄ってくれな!」とお誘い受けた際に「じゃあ1週間後くらいにいくよ!」って返しちゃったこと。言ったからには辿り着かねばなるまい。

DSCN3903
 こういう店をムズズに置いといて欲しかった

 カタベイをスルーして進むと左右を植林された林の道へと切り替わる。私は植物の生態も種類にも疎い人だが、この木々がゴムの木であることにはほぼ確信を持って答えることができる。 

DSCN3905
 何故ならゴムボールを持った人が営業に来るから

DSCN3907
 こういう場所から何処からともなく出てくる 

 そんな目の前でゴム球バウンドさせても「素晴らしい!それ買おう!」なんて人はいないでしょうに。商売のやり方がヘタクソだと思う。

DSCN3909
 このバケツにゴムの樹液を入れる模様

DSCN3910
 見た目は牛乳みたいだ

 マラウイでは他のアフリカ諸国であまり見た記憶の無い産業をちょいちょい見れることがあって面白いな。ゴム以外にもタバコが主要産業になってるそうで、タバコの草が栽培されてる光景なんかもちょくちょく見かける。

DSCN3908
 左右全部ゴムの木

 ゴムエリアを抜けて暫く走るとようやくマラウイ湖が見えてくるように。綺麗な湖だしマラウイ国民の胃袋を支える重要な場所であるならば、1度くらいじっくり近場で見学というか泳いでみたくある。

DSCN3916
 でもマラウイ湖って

 名前からしてヤバそうな吸血住虫が生息してるらしく、コイツが皮膚を突き破って体内に侵入するとか書かれているのですよ。その割に現地民泳ぎまくっているけれど。

 まぁスイムはともかく湖畔に位置するチンテチェの町にて本日終了。標高下がってムシムシとした暑さが戻ってきたけどそれなりに我慢できる程度かな。

DSCN3917
 やっぱり湖沿いの方が魚の量や種類が豊富

DSCN3919
 日本語表記消さずに使うのがトレンドとか?  

 爆音鳴らしてるバーにてトランスフォーマーの映画観ながらビール飲み、やっぱりビールは暑い中走った後に飲むのが最高だな!と独りごちる。別にそのためココ来たワケじゃ無いのだけれど。

 2023年4月13日(木) 走行距離83km  累計129449km
    mixiチェック

 マラウイ7日目 ムズズの町

 マラウイかなり好きな国なんだけど、やっぱりインフラ等の脆弱っぷりが旅行の難易度を上げてる面が確実にあり、気軽にオススメはしない。

DSCN3877
 停電もしょっちゅう起こるし

 でもまぁ国土がそれほど大きくない国なので、水や電気は都市を繋げば手に入るためそこまで困窮しないのだ。ガスに関しちゃ諦めるより他にないが、そんなのアフリカで望む方が間違っている。

 ということで旅行者的にはマラウイのWi-Fi普及率が低いことの方が難しいかと思う。というか私がそれで絶賛お悩み中。

DSCN3881
 ここもバックパッカー宿を歌っているけどWi-Fiは無い

DSCN3879
 いまだにルール把握してないけど東アフリカ諸国で人気のゲーム

 地方都市のレベルだとそもそも需要がないのかWi-Fiが設置されてるような施設自体が存在せず、かといってマラウイ湖畔に点在する外国人を相手にしたお高めのキャンプ場は、雨季の時期である今はテント泊で利用しづらいのが現実。コテージ泊は高すぎて無理だし。

DSCN3880
 アフリカ南部の地図 コレ欲しいな

 ということで大都市ムズズでの休息日はWi-Fiを探す日でもある。そういう訳で朝食を作った後は早速衣類の洗濯だ。

DSCN3878
 いやそれ違う

 頑張るフリしてるけど、宿のスタッフに教えてもらいムズズ市内における高級ホテルのレストランでWi-Fiが使えることは確認済み。色々言ってはいるが、今日はそもそも勝ち戦なので。

DSCN3882
 そのホテルに行ってみたのだが

 なんとルーターの調子が悪くてネットに接続できなかった事実。こういうのは途上国でよくあることなんだけどさ、4つ星レベルのホテルでそういうの勘弁して欲しいんだが。

DSCN3883
 下調べしといたカフェも潰れてるワケだし

 この周辺にもう1件ネットが使えるカフェあるよ!と教えてもらい、ウキウキで赴くが「今日は調子が悪くて使えないんだ」とのことで。うん、調子悪いんじゃ仕方ないよね・・・

DSCN3885
 どうすっかな

 とりあえず町中にショッピングモールがあるようなのでそこへ向かう。こういう施設は大抵その手の設備が備わってるのが相場なんだけど、想像した通りWi-Fi自体は飛んでいた。ただしバウチャー購入して使うタイプな上に最低期間が1ヶ月からのタイプ。

 全くどうにも上手く行かないなぁ・・・と思っていたが、ここのピクニックエリアにはPCで作業しているオッサンが2人もいる。町の中心部だしネットの環境が良いのでないか?・・・と思いスマホのテザリング機能使ってPCネットに接続してみた。

DSCN3886
 バリバリ動くじゃん!

 いやね、タンザニアでもネット環境に苦労して何度もテザリング接続を試みたのです茶壺さん。でもマトモに接続すら出来ないのを繰り返してたので「アフリカのSIMカードじゃテザリング無理!」と思い込んでたのです。

 そんなことない、悪いのはタンザニアだった!マラウイはちゃんとリンクも出来るし作業もできる!というかテザリング出来るなら今日1日私は無駄に動き回ったのではないか?という疑惑が消えないが、こういう経験を経て気付いたのだからむしろ必要な行為だったのだ。

DSCN3887
 ということにしておこう

 作業を終えてそのまま巨大スーパーにてお買い物。生鮮食品の種類が極端に少なく悲しくなってくるラインナップだが、それでもマラウイで始めてナスを見つけたので今日はナス味噌炒めだな。

DSCN3891
 ケニアで買った味噌の消費期限が怖いので

DSCN3889
 途中で1度スコールあったのだがスタッフが洗濯物を軒下に移してくれてた

 この宿のスタッフはこういう気遣いが素晴らしくて本当に気持ちがいい。いい宿に当たったなぁと感じる宿の名前はMZOOZOOZOO(ムズーズーズー)。地図眺めてて名前が気になり訪れました。

 2023年4月12日(水) 走行距離10km  累計129366km
    mixiチェック

 マラウイ6日目 ルンピの町〜リロングウェから北に約280km ムズズの町

 途上国は程度の差こそあれ「騒音」という概念が非常に薄く「周囲の人間が煩くて迷惑である」ということを理解できていないとしか思えない爆音を夜通し流していることが多い。

 マラウイは特にこの傾向が強く、しかも宿とバーが併設されているパターンも多いため、運が悪いといつまで経っても爆音で眠れない可能性があるのが恐ろしい。

 この宿の良いところは広い敷地を活かしてなのか、盛り場との距離が離れているため騒音が部屋までほとんど聞こえてこないところにある。おかげで気持ちよく快眠できた。

DSCN3858
 サクッと出発

 2日前に曲がった三叉路まで戻らなくてはならないのだが、自分でも「こんなに距離あったっけ?」と訝しんでしまうほどには距離があった。むしろ2日前の往路で疲れてた時は「ちょっと寄り道」のテンションで向かっていたため、いつまで経っても町に到着せず不安に駆られたりもした。

DSCN3859
 大雨降ったら如何にも水没しそうな区画の道

 キッチリ10km走って交差点に戻り、ここでようやく朝食タイム。このポイントに結構な数の商店や食堂あるのだし、安宿1件あれば往復20kmも余計に走らずに済んだのにな・・・とはちょっと思う。

DSCN3861
 椅子のすぐ前に吊るされた山羊

 改めてマラウイの南下走行再開であり、1日休みを入れたことで実にペダルが軽い。休息ってモロにパフォーマンスに影響するんだな・・・ということを実感するのはこんなとき。

DSCN3865
 山間部というより高原地帯みたいな景色になった

DSCN3870
 こういう岩大好き 

 若干のアップダウンを交えつつ進む道は、これまでのマラウイと違って少々交通量が多い。もう路面がガタガタなのは仕方ないとして、それでも平気だったのは車両の数が圧倒的に少ないからだったのだが。

DSCN3872
 いやまぁそんなに多くはないけど

 こうも大型車両が何度も近くを通り抜けていくのは勘弁願いたい。流石に国内第3の都市であるムズズが近づいてるだけのことはある。

DSCN3874
 都市部になんて近づくもんじゃねぇ

 でも北部国境からここまでの道路は実質1本しか存在しないし、他に選ぶとしたらマラウイ湖をフェリーで渡る海上ルートくらいのものだ。未舗装路をガンガン攻める選択肢も無いではないが、3日前死にそうになったばかりでそんな無茶を繰り返したくはない。

DSCN3873
 すげえなムズズの町中にある飛行場なのにフェンスもない

 とりあえず下調べしといたバックパッカー宿に向かったのだが情報より2000クワチャ(約260円)も値上げされてたし。コロナを挟んで以後の旅行関連施設というのは大きく様変わりしており、特に宿泊施設なんかは潰れていたりすることも多い。

DSCN3876
 マラウイでよく飲まれてる地酒 

 ムズズの町においても有名な安宿のJoy’s Placeは潰れていたし、WiFiが利用できるカフェのCoffee Denも閉店していた。というか後者においては今日になってその事実を知ったワケで、私は明日何処でネットをすれば良いのでしょう?

 2023年4月11日(火) 走行距離71km  累計129356km
    mixiチェック

 マラウイ5日目 ルンピの町

 宿が安くて居心地も良いため延泊して1日休息日とすることにした。というかケニア以降やたら休息日少ないままに走り続けることが増えており、私も良い歳したオッさんなので休みマシマシの安寧スタイルじゃないと身体に支障を来すし。

DSCN3840
 しっかり休むのも大切よ

 昨日もちょっと書いたがこのやどは敷地内に食堂やバーも併設されており、外に出ずとも完結できる作りとなっている。お高いホテルとかならまだしも、マラウイの地方都市にある安宿でこの設備は素直にすごい。

DSCN3842
 しかもここのビールが1番キンキンに冷えてる

DSCN3854
 でもまぁ私は外に出るタイプ

DSCN3845
 広島県で活躍していた車両らしいですよ?

 町中をブラブラ歩き回ってみるのだが、何故か銀行みたいな施設は全て閉鎖されており、調べてみたら今日はイースターにおける祝日なのだそう。

 どころか今日は先週の金曜日から続く大型4連休の最終日だったみたいで、なるほどだから昨夜も街中のバーがあんなに大盛況でごった返していたのか。

DSCN3847
 割としっかりした自転車ショップ

DSCN3848
 軽トラの乗車人数って何人だっけ?

 昨日ルンピに到着した際、宿を探して彷徨ってるタイミングでアイスクリームを取り扱ってる施設を見つけており、タンザニアから続く超単調な食事に飽き飽きしている身としては是非とも堪能しておきたい。アイスなんて首都にでも行かないと食べれないと思っていたので。

DSCN3849
 これは期待が高まる

 バーの裏側にひっそりと隠れるようにしてアイスの製造機械が置いてあり、注文してから電源入れて動かし始める程度には流行っていない様子。まぁ1食1500クワチャ(約200円)で食べれる国でアイス1300クワチャだからね。富豪の食べ物なんでしょう。

DSCN3850
 そもそもこの施設がお金持ちに向けた場所っぽい

DSCN3853
 川を眺めつつアイス堪能する至福のひととき

 2カップほど食べて満足したので宿に戻り、後はビール飲んだり昼寝して過ごす。睡眠時間だけは毎日しっかり取ってる筈なのに、あっという間に眠りに落ちてしまったのはアフリカにおける睡眠の質が低いとかだろうか?

 暗くなる前に目を覚まし、夕涼みのついでに夕食済ませてしまう。タンザニアのチップス(フライドポテト)は揚げたのを数時間は放置してるためかクソ不味かったけど、マラウイのそれは揚げたてで非常に美味しかった。

DSCN3857
 ここもメニューと値段が表記されてるしマラウイは色々やりやすい

 経済的な困窮度合いはアフリカでもかなり厳しい状況と聞くが、それとは別に私はマラウイという国自体が結構好きである。だって食事済ませた私に対してオバちゃんが「どうもありがとね」みたいなこと言ってくれるんだぜ!?タンザニアには無かったあったかハートの国である。

 2023年4月10日(月) 走行距離0km  累計129285km
    mixiチェック

↑このページのトップヘ