自転車ときどき世界1周

2024年03月

 イラン18日目 ホールシードキャンプ場

 一応昨夜予定を聞かされてはいたが、何時に起きるのかは分からずじまいであった。そういう意味で朝からガッツリ雨降っていたのは運が良かったと言えるかもしれない。雨の場合はキャンプ場でのんびりすると聞いてたので。

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 ゆっくり眠れました

 皆さんが各々動き出したのに合わせて私も活動開始する。ガスコンロとかその手のアイテム持ってないため、とりあえず炊事場エリアで薪に火をつけてお湯を沸かすところからスタートだ。朝食前から結構な作業になってるな。

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 これは夕食の仕込みらしい 

 食事済ませて雨の弱まったタイミングで近くにある滝を見にいくことに。ここのキャンプ場は遊歩道を伝って滝壺まで歩いていくことができるようで、相当辺鄙な場所に位置してるのもこの「間近で滝を見れること」がウリだからと思われる。

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 滝は楽しいよね

 かなり落差のある滝で、途中の分かれ道から滝の上部・下部をそれぞれ眺めるポイントへ行けるらしい。一応簡単な案内看板もあったけどペルシャ語表記なので文字を読むのは完全に諦めている。

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 最初は下部の方に行ってみた

 昨日の滝もそうだったけど流量が多いのか本当に滝壺の眼前まで近づけるからか、水飛沫が舞い散って相当濡れる。昨日は晴天で暖かったので気になしなかったが、今日の天気で全身濡らされるとかなり寒いんだけどな。

 イランに限らず中東の人は記念撮影が大好きで、やたらと写真を撮りたがる傾向にある。トルコから数えて既に100回は見知らぬひとと一緒に写真撮られているのだが、こんな状況でも大喜びして撮影会が続くためなかなか乾いてる場所に避難ができない。

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 そもそも私はあんまり自分の写真を撮らないし

 位置変わって上部側の滝へと向かったが、今度は雨が強くなり始める。もうなんだか「ここまで濡れたらどうでも良いや〜」という気分になりそうだけど、よく考えたらこのキャンプ場にはシャワー設備がないし、今日1日雨が止むことはないらしい。

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 濡れたらマズイやつじゃん

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 滝自体は見応えあって楽しかったな

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 そんな感じでキャンプ場戻ってきた

 焚き火の火を起こして濡れた上着を乾かしつつ暖を取る。幸いというかイランは湿度が低い国なので多少の雨で薪が濡れても平気だし、雨が降ってる天気でも洗濯物がそこそこ乾く。

 火の側でアレコレやってるうちに服も乾き、夕食材料の買い出しに出て行ったグループを見送った後で昼寝したりと今日はかなり自由にやってる。

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 夕食はイランでよく見る串刺スタイルのBBQ

 このイランケバブは既に何度も食べてるが、今日食べたのが1番美味かったように思う。炭火で炙ったのが良かったのか、野外キャンプというフィールドが高揚させてるためなのか。多分、単純に良いお肉を買ってきたのだと思うけど。

 焚き火に当たりながら色々話をしたけれど、やっぱりイランの人は考え方がフレキシブルだと思う。少なくとも宗教に関してはトルコよりよっぽど柔軟な考え方を持ってる印象で、私が入国当初イランに抱いてたイメージとはかなり違った。

 例によってペルシャ語での話が盛り上がると私は完全に参加できなくなるのだが、シャヤンが気をつかってカードゲームに誘ってくれたため後半は退屈することなく過ごせた。地味に国際的に広くルールが浸透しているUNOは海外で遊ぶ機会が多いんだよね。

 いつの間にか雨も止み、ゲームも0時にお開きとなった。明日はキャンプ場をチェックアウトして観光しつつ別の場所へ向かうとのこと。何を見るのか尋ねたら「別の滝を見にいくぜ!」という答えが返ってきたのだが、イラン人はそんなに滝が好きなのか!?と不思議に思ってしまう夜。

 2024年3月22日(金) 走行距離0km  累計148225km
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 イラン17日目 ギャンドマンの町〜ホールシードキャンプ場

 昨夜遅かったし9時過ぎてからみんな起き出すのだろうとタカを括っていたら普通に7時起床して驚いた。祝日に睡眠時間を削ってまで活動するとはイラン人はアクティブだな。

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 眠いけど私も動き出す

 昨日は真っ暗で何も分からなかったが、この宿は山の麓で巨大な湖の脇に位置する自然豊かな場所。ちょっと外に出てみれば目の前には雪山が立ち並ぶ風光明媚な場所である。

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 標高も2000m越えてるしやや寒い

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 朝食も料金含まれてるっぽい

 何しろ私以外は全員イラン人という環境なのでグループ内の会話は当然ペルシア語。必然的に通訳がなければ会話の断片すら掴めない状況であり、私は状況すらちゃんと把握できてるのか不安なほど。

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 そんな状況でよく同行しようと思ったな

 でもまぁ出発前に湖を散策したりと自転車旅行じゃアクセス大変で足を伸ばしにくい土地に来れるのはやっぱり嬉しい。特に今回の旅行は私のイラン走行予定ルートに入ってない土地だったので。

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 イランの西部山岳地帯ですね

 一応の目的地はヤースージュという町の近くにあるキャンプ場だが、今日も滝と洞窟を観光した後で更に一組別の車と合流してから向かうらしい。とりあえずヤースージュまでは約120kmらしく、そこまで時間がかかることはなさそう。

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 遠目に雪山が見える高原の道を進む

 かなり山深い道で何度もアップダウンを繰り返しトンネルを潜ってようやくパタベという町へ。ここからローカル道を進んで川を遡っていくこと約20km、山の上から流れ落ちる滝と御対面である。

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 自転車だったらまず来ないと思う道だった

 かなり多くの観光客で賑わっているのはやはり新年で旅行してる人が多いからだろうか?ここに来るまでの間も結構な数の車両が川沿いや山中に停車しピクニックしている光景を見たし。

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 水しぶきを浴びつつ記念撮影

 イランは土地の多くが砂漠性の気候であり、こうして水が流れている滝を見れるのは地味に珍しい。何ならここの滝も季節によっては枯れてしまうこともあるそうで、イラン人にとっては思った以上に大切にされてる存在なのかもしれん。

 そんな感じでパタベの町近くに戻り、今度は洞窟へと入場する。説明を受けた限りでは所謂イランの鍾乳洞らしいのだが、面白いのはここが発見されたの僅か15年前であるということ。

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 確かに入口ちっちゃいな

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 しかしこれまで見てきた鍾乳洞でもピカイチの迫力

 洞窟内の巨大さから内部の美しさまで。もしかしたら1番満足度高かったかもしれないと世界中様々な鍾乳洞を見学してきた私がいうのだから、ここの洞窟は相当レベル高いですよ本当に。

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 ガイドとかなくて自由に歩き回れるのも良い

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 ただし説明書きはペルシャ語オンリーだったが

 どこまで奥が続いてるのか不明だが、この鍾乳洞に入れただけでも旅行に同行した甲斐があったと思える満足度。ちなみに山の稜線近くにある洞窟で、麓から急斜度の坂を4WDの車両にピックアップして上まで移動する。

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 だから発見されなかったのかな

 観光を楽しみ日も暮れてきたところでヤースージュの町へ。待ち合わせていた(らしい)他の2人と合流し、私を含めて計9名となったパーティは食材購入と夕食を済ませていよいよキャンプ場へと向かう。

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 夕食メニューは昨日とほぼ変わらず

 かなり人里から離れた辺鄙な場所にあるキャンプ場で、最後の数kmはひたすらつづら折れの坂道を下って渓谷の最下部まで行った場所にポツリと存在する。当然携帯の電波も届かないし、近くには集落すら見当たらない。

 そんな場所で各々テントを組み立て始め、準備を済ませたところで明日以降の予定についてディスカッションしている模様。こうなってしまうと私はそこら辺の置物と変わらない。結局話がまとまったのは深夜1時近くになってから。キャンプ場でもやっぱり夜型なんだなイラン人。

 2024年3月21日(木) 走行距離0km  累計148225km
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 イラン16日目 テヘランの町〜ギャンドマンの町

 イランの新年が明けたけれども特別変わった雰囲気はない。とりあえず今日からヤースージュという町でキャンプをしつつの旅行が始まるため私もお借りしたザックに荷物をパッキングしていく。

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 お婆様からお年玉を貰いました

 日本と同じような文化があるのも面白いが、突然現れた全く関係ない部外者のオッさんにもお年玉が振る舞われるというのが不思議な気持ちだ。どう考えてもあげる側の立場だというのに。

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 10時過ぎに車に乗ってテヘランのバスターミナルへ移動

 というのも数日前に突然旅行に加わることとなったため、車の席に空きがない状況。そこで別働隊の友人チーム車両と落ち合う予定のイスファハーンという町まで私はバスで移動し、シャヤンたち家族と合流するタイミングでピックアップしてもらうという形にしたのだそう。

 バスターミナルまで車で送ってもらい、チケットの手続きからどのバスに乗れば良いのか全てエスコートしてもらって超絶楽チン。後は一足先にイスファハーンの町で連絡を待てば良い。

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 というかチケット全く読めないので1人じゃ大変だわイランのバス

 非常に快適で広いシートに加え、昨夜も遅い時間の就寝だったためバスが動き始めて間も無く眠ってしまった。まぁこの後で似たようなルート走るだろうしその時景色は楽しめば良いかと思う。

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 途中のSAで1度休憩したら

 後ろの座席に座ってたおじ様が英語の達者な方で、話が盛り上がったままにケーキセットを頂いたり。話し込んでしまい、うっかりバスの出発に乗り遅れそうになったりした一幕も。

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 17時にはイスファハーンの町に到着す

 バスターミナルから地下鉄で中心部にあるスィー・オ・セ橋付近の駅へと移動する予定だったが、私の動向を心配したおじ様がタクシー捕まえて運賃交渉までしてくれたので素直にタクシーで移動する。10kmくらいの距離で140円といったところ。

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 この辺りで待ってることに

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 このスィー・オ・セ橋だが

 ペルシャ後で「33の橋」という意味を持つイスファハーンのランドマーク的な存在らしい。干上がってしまい水の流れてない川の上に佇む美しい橋は、大勢の人が写真を撮ったり縁に腰掛けていたりする。

 一旦近くのお店で食事しつつシャヤンたちを待とうと思ったが、多くの飲食店が出入口や窓にカバーをかけて外から見えないよう対策されている様に驚いた。すっかり忘れていたが現在はラマダン月の真っ最中であり、断食行っている人に対して配慮がなされている。

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 ここ観光地だから非ムスリムも多いだろうし

 電話連絡来たので待ち合わせ場所を伝えて移動。夜になってライトアップされたスィー・オ・セ橋はまた違った趣があって悪くない。

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 そして相変わらず凄まじい人の数

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 新年だからか近くで爆竹の他に花火も上がってた

 首尾良くシャヤンたちと合流し、他の旅行メンバーと一緒に夕食済ませて本日の目的地へ。私はやはりテヘランに住んでいるというボンバックの車に同乗させてもらうこととなったが、彼も英語が話せるので道中の車内も会話ができるの助かるな。

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 途中で夕食も食べました 

 120kmほど離れたのギャンドマン町郊外にある宿到着したのは0時半。すぐに休むのかと思いきや、ここから結構長時間お茶飲んで会話が続く。眠ったのは2時過ぎてからであり、バス車内で昼寝してなかったら危なかったかもしれん。

 2024年3月20日(水) 走行距離0km  累計148225km
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 イラン15日目 テヘランの町

 イランは暦において独自のイラン暦(ペルシャ暦)を採用しており、これはイスラム教国で多く採用されてるヒジュラ暦とも異なる独自のものである。これは1年の始まりが昼と夜の長さが重なる春の時期と定められており、日本でいうなら春分の日が該当する。

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 つまりイラン的には今日が今年(1402年)最後の1日

 ということで明日からシャハランの家族は皆で新年キャンプ旅行に出かけるらしい。車の乗車人数的に私も同行出来るそうで、良かったら一緒に行くかい?と誘われたこともあり、ご一緒することにした。

 このためテヘランを観光できるタイミングは今日1日ということになるのだが、残念ながら朝から雨が降っている。この環境で自転車走らせるのはどう考えてもロクな結果にならないと思うのであり、素直にシャハラン宅に滞在する。

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 といっても外に出てるのは

 昨日頂いたコーヒーが美味しかったので何処で売ってる豆なのか教えてもらったら「一緒にかいにいきましょう」となったから。トルコのコーヒー豆はお世辞にも美味いと言える物ではない品質で、イランでゲットできるコーヒー豆を探してたのだ。

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 500gで500円強とお求めやすい価格

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 この辺での買い物はバザールよりもショッピングモールっぽい

 1年の終わりとなれば何かしらイベントがあると思う。日本だってそうだし今まで訪れた多くの国でも同様だった。ここイランではパレード的なものの1つとして「パジフィルーズ」と呼ばれる真っ赤な服を着て顔を黒く染めたキャラクターが町を練り歩くらしい。

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 こんな感じで

 期限は諸説あるらしいが、古代ペルシャ時代に全盛を誇っていた時期の人物を模したそうで「色んな文化が混ざってしまったイランだけど、パジフィルーズはペルシャの正当な歴史的存在なのよ」とのこと。

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 これは新年に飾られる植物 

 そんな感じで我々が向かったのは町郊外にある園芸店。昨日もちょっと書いたがイラン人はこうしたお店で鉢植え植物を購入し、各々敷地を彩る文化があるそうです。

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 私は植物のこと全然分からないけれど

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 それでもこうしたお店を見学するのは嫌いじゃない

 イラン走っててちょいちょい見かけた「車の窓から木が飛び出してる状況」というのもようやく納得がいった。こうしたお店で大きめの植物を購入して家まで持ち帰る途中の光景だったのだアレは。

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 なるほど

 大量の植物を載せて家に戻りガーデニングを済ませたところで「これからお昼を作るから」とのこと。時間的には16時前で日本の感覚だとお昼というには遅すぎるし、消防なら下手すりゃ夕食のタイミング。文化の違いを感じるな。

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 でもそういうところで面白いのが

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 このハンバーグ風の名前が「カツレツ」だったりする

 明日からのキャンプ行程について説明を受ける。というのもテヘランから出発する車には席の余剰がないそうで、私はバスでイスファハーンの町へ向かいそこで別働隊のグループに拾ってもらう流れとのこと。

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 正直バスで移動は不安なので細かく説明してもらった

 暗くなってからシャヤンに誘われ一緒にテヘランの町中散歩したのだけれど、日本と違って年末だからといって休日になるわけでもなく、フェスティバルがあったりモスクに人々が並ぶということもない。

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 というか

 むしろイラン政府がそういったことを禁止する傾向にあるらしく、私が想像してたよりもイランの人々はイスラム教に対してフレキシブルに付き合っている印象だ。イラン人はもっと自由を求めている。

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 旅行者から見てそう思うだけですよ念のため

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 ちなみに夕食は23時過ぎに始まった

 このため就寝時間も普通に深夜1時を過ぎている。明日から旅行で長時間運転するのだろうに大丈夫なのか?・・・と余計な心配してしまうのであった。

 2024年3月19日(火) 走行距離0km  累計148225km
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 イラン14日目 アブイェクの町〜イラン首都 テヘランの町

 ドミトリーの部屋には私1人だがストーブガンガン焚いてもらって暖かい・・・どころか暑くて寝苦しかったのでスイッチ切って寝た。おかげで快眠だったのだけど、イラン的にはこれが通常営業なのか?

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 だとしたら暑さに強い国民だ

 朝食済ませて出発準備してるタイミングでオーナーが来たので助かった。彼にガレージの鍵を開けてもらい準備済ます。

 というのもこの宿はオーナーが別宅に住んでる関係で彼が在宅中でない場合は電話連絡する必要があるのだが、これが外国人にはなかなかハードル高い。仮にイランの電話番号持っててもアラビア数字の電話番号を解読する必要があるし。

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 流石にアラビア数字覚えたけどさ

 手間かからず出発できたのは良かったが、首都テヘランが近づいてるためか1つ町を通り抜けるだけでも鬼のような交通量の道路を必死に進まなければならず大変だ。

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 もっと安全運転しろよ

 特に緊急事態でもないのに逆走する車両や無意味に道路の中央で駐停車する輩。こんなのがそこら中に散らばっており、こうした車両を避けるためにただでさえ狭い道路に益々車両が押し詰められて動脈硬化を起こしている。

 というか正しくは道路自体は片側4車線もの大きな道でしっかり造られているのだ。そのうち2車線が駐車車両で占められており、残りの2車線の幅に車が3台も4台もギチギチに入り込もうとするのが悪い。

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 マナーが悪いと渋滞は解消しないという例

 まだテヘランまでは50km以上あるというのに、ここから首都に近づくにつれてどんどん交通状況が悪くなるとか想像すらしたくない。というか何で私はテヘランの町へ向かっているんだ、アホなんじゃないのか?

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 よく分からなくなってきたぞ

 テヘラン手前30kmのカラジュという町に到着し、もうこれ以上この道走るの嫌だ!とここから高速道路へ逃げ込むようにエスケープ。最低でもしっかり側道がある道の方が安全に走れるだろうし動けなくなるような渋滞はしてないだろうという判断で。

 とはいえ高速道路も大して変わらん。止まらず移動ができるだけマシかもしれないが、近くを尾形車両が猛スピードで走り抜けてく恐怖があるため危険度合いで言えばどっちもどっちな気がする。

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 とにかくカラジュを抜けた時点で

 一般道に戻ったのだが、不思議とここから先は交通量が減って随分安心して進めるようになった。高速道路がフリーウェイに変わったことで一般道を走る車両の多くがそちらへ流れたのか、大都市が近づき選べる道路が増えたことで車両が分散したのか。

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 ともあれ助かった

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 そういえば都市の郊外には植物を販売してることが多い

 イランには自生してる木々というのが極端に少なく、遠目に森林地帯が見える場合は大抵こうした植物園のような施設である。こうしたお店で大きな鉢植えを買って、自宅の庭に飾り付けるのがイラン風ガーデニング。

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 テヘランの町に突入したかな

 市内中心部に安宿が密集するエリアはあるのだが私がそちらに行くことはない。というのもここテヘランでも先日お世話になったハサンが友人に連絡繋いでくれて、その彼の家にお邪魔することとなったため。

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 流石一国の首都という感じがある

 無事連絡が取れて15時にはシャハランの自宅に到着した。何となく近隣住宅の雰囲気から想像していたが無茶苦茶立派な豪邸で緊張するな。

 仕事から帰ってきたシャハランのお誘いで近くにある湖へ行ってみることに。甥のシャヤンと3人で夜のテヘランを車で走るのはとても気持ちがいい。

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 記念撮影 

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 10年ほど前に作られた人工湖なのだそう

 湖を回りつつ近くのショッピングモールに入ってみたり。シャヤンの仕事は教師だそうで、非常に英語が上手いこともあってイランの様々なことを教えてもらえて面白い。この国は明後日に新年を迎えるのだけど、7種類の頭文字Sを飾る植物を飾って食べる習慣があるとか日本と同様に年末は大掃除をする習慣がある等々。

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 文化的な話は説明してもらわないと気づけないこと多いし

 家に戻って夕食をば。イランの伝統料理であるゼレシュク ポロ モルカ(ゼレシュク=ベリー、ポロ=米、モルカ=チキン)はイランのとても人気の家庭料理だそうで、こういうのが1番嬉しい。

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 アホみたいにお代わりしてもうた

 食後はテレビを囲みながら家族みんなでお茶を飲むのであり、ちょっと前にも思ったが一昔前の日本を彷彿とさせる感覚がある。

 なおイランの新年に合わせて旅行が計画されてるそうで、なんか私もちゃっかり同行させてもらう可能性が浮上中。

 2024年3月18日(月) 走行距離82km  累計148225km
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 イラン13日目 アブハルの町〜テヘランから西北西に約90km アブイェクの町

 日帰りで帰ってくる予定だったカラフィーは車のトラブルがあったそうで、急遽テヘランに1泊することになったとのこと。ということでわざわざアフマッドが朝食も用意してくれ出発準備を助けてくれた。

 家族に見守られつつ出発し、再びテヘランまでの走行再開である。結果的に2日ほど身体休ませているためとてもペダルが軽い。ふと速度表示見たら30km/hとか表示されており、降るパッキン自転車の巡航速度じゃないぞこれ。

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 お、これ桜の木じゃないか?

 幾ら元気になったとはいえ余りに速すぎる。何故かと思ったら下り坂&追い風という好条件が重なって私とロシナンテ号を後押ししてくれていたからだ。

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 でもときどき側道の無い道で怖くて仕方ない場所も

 どうも町から距離が離れてる場所ではイランは道路状況悪くなる傾向にある気がする。町を中心に半径10kmくらいはしっかりした道路が構成されてる印象なので、20km毎に1つ町が出てくればずっと良い道が継続することになるのか。

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 山が遠くなり直線的な道が増えた

 その割に主要道路は変な動きをしており、道はテヘランまでまっすぐ進まず1度北方向へとカーブしカズビーンという町を経由しテヘランへ向かう。素直に直線の道造ってくれればアブハルから20kmは短縮できそうな気がするのだが。

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 雨が少ないイメージの国だけどブドウ栽培やってるんだ

 回り道にはなるけど今日の風は南西から吹いている。つまり進路変更した後も変わらず追い風の恩恵を受ける走行ができており、お昼休憩の時点で80kmに迫るほど走ってた。今日はカズビーンの町を目安にしてたのだけど、これはもうちょい先に進もうかな。

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 といいますか

 明後日の天気が雨模様なので、できるならそれまでにテヘラン到着しておきたい。アブハルからテヘランは2日で到着するのも難しくはない距離なのだけど、今までの状況を鑑みると酷い交通状況が予想されるテヘラン市内に遅い時間帯の突入が嫌なので、3日かけてゆっくり向かうのも止む無しと思ってたのだ。

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 でも今日がこれだけ走れているのなら

 明日明るいうちにテヘラン突入できる程度の距離まで近づいてしまうことができると判断。カズビーンの中央にはモスクと一体化した面白いバザールがあると聞いてたので、それもちょっとだけ見てみたかったのだけど。

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 市内の人混みと渋滞っぷりが嫌になり

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 遠くから写真撮っただけで終了

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 これで十分よ 

 早々に町を抜けてしまい、距離を稼げるだけ稼いでおく方針に変更する。ここからは進路が東南東に変わったし、完全平坦路となってしまい風や下り坂の助けは得られないので自力勝負。やってやるです。

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 漕いでく漕いでく

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 町を表す看板の絵にモスク映ってるのがイランっぽい

 18時まで走ったところでそこそこ大きなアブイェクという町に到着した。上手いことホステルと表記された宿があるので行ってみたら本当にホステルで驚いた。特に観光地でもないと思うのだが、この町にそんな旅行者需要あるのだろうか?

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 自転車は中の作業場に置かせてもらえたし

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 値段も安いしキッチンも使えて文句なし

 私以外に利用客もなくて気楽である。よく考えたらタブリーズ出発して以来、常に人様がいる環境で宿泊してきたのであり、それはとても有難いことなのだけどある意味気が張ってる状態が続いて疲弊してたのかもしれない。1人の時間というのも大切です。

 2024年3月17日(日) 走行距離152km  累計148143km
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 イラン12日目 アブハルの町

 一応朝7時に起きて天気確認したが今にも雨が降りそうな状況なので、もう1泊させてもらうことにした。弁解しとくとカラフィーからは「もっとゆっくりしていけ」と言われており「じゃあ翌朝の天気が雨っぽかったらもう1泊だけお願いします」と話していたのだ。決してダラダラ居ついてやろうとか思ってない。

 思ってないけどそこから10時過ぎまで2度寝していた茶壺さん。というかカラフィーは首都のテヘランに用事があるとのことで出発してしまったのであり、私は彼の奥さんや子供たちと一緒に家に残る形だったので。

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 ところがどっこい

 お昼前にカラフィーの兄弟であるアフマッドが訪ねてきた。実は一昨日の夕食時にも会っているのだけど、どうやらカラフィーが私の面倒を見てくれるよう連絡していたらしい。彼の家はここから数件離れた場所に建っており、そちらに招待されてお昼を頂くことに。

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 家の雰囲気ちょっと西洋風な気が

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 幼い子供2人が元気いっぱいで動き回る

 家の地下に卓球台があるとのことで、お兄ちゃんとひと勝負することに。流石に6歳児相手なので程々に手加減したけど、思ったよりもずっと達者に玉を打ち返してくるので驚いた。

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 運動神経いいんだな

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 イランの掛け算は一見難しく思ってしまう

 午後からプールに行こうと言われてたので、そのつもりで水着一式準備したのだが一向に出発する様子がない。こりゃ誘ったの忘れちゃったかな、まぁこのままのんびり過ごすのも一興か・・・とか思っていたら18時半になって「それじゃあ行こうか!」と言われて驚いた。このタイミングで出発するんかい!

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 そうだった、イラン人は夜型なのだ

 車で郊外にある屋内プールへ向かう。非常に立派な施設で大人用のプールは水深3.6mと異様に深い。ジャグジーやサウナ施設も2種類あったりと、ある種の銭湯みたいな施設なのだがイスラム教の国だけあって利用者は男性のみ。

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 ここまでは撮影させてくれた 

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 そもそも女性は施設が利用できないみたい

 オッさんだらけの水泳施設を満喫し、帰り途中に寄ったカフェでアフマッドの奥さんや親戚の女性陣と合流する。やっぱり彼女らは男どもが泳いでる間、どこかで待っていたのだろうか?

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 イランは割と女性も写真撮らせてくれるのが嬉しい

 アフマッドの家に戻ったの22時過ぎなんだけど、ここから夕食始まるのが不思議である。散々「ウチに泊まっていけば良い」と言われたのだが、100mも歩かずカラフィーの家だし荷物も全てそちらに置いている。

 せっかくだけどとお断りして家に戻ったのだが、普通にアフマッドと子供2人はついて来た。それがアリなら私がアフマッドの家に無理して泊まる理由なかったのでは?

 ここら辺の感覚違いというか、すれ違いというのは難しい。イラン人はホスピタリティに溢れた人々だと私も思っているが、彼らの考える親切は時に過干渉とも感じてしまうほどに世話を焼こうとする。そんな外国人旅行者を放っておけないのがイランの人々なのだろう。

 2024年3月16日(土) 走行距離0km  累計147991km
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 イラン11日目 アブハルの町

 お世話になってるカラフィーから「今日は休日だし一緒にパーティしよう」とお誘い受けたので、しばらくアブハル滞在させてもらうことにした。かなり疲れも溜まっていたので大変ありがたい。

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 家中暖房ガンガン焚いてるので暑いくらい

 時間あるので汚れた冬物衣類一式を洗濯させてもらい、私自身も伸びてきた髪の毛を散髪することに。イランは物価安い国なので何処か床屋に行っても良かったが、イスラム教の祝日である金曜日は営業してないお店も多いとのこと。

 それに加えてカラフィーがバリカン持ってるし切ってあげるよ!と言ってくれたのでお願いすることにした。正直面白そうだったというのはある。

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 でも流石に室内にカーペット敷いて散髪するとは思わなんだ

 せっかくのペルシャ絨毯に髪の毛飛び散りまくりで良くないんじゃと思ってしまうが、イランのご家庭では何処でも絨毯敷いてるけどその扱い自体は雑というか汚れを気にしてないので良いのかもしれない。

 諸々の作業を済ませてお昼前。家族と一緒に昨日も訪れたガーデンハウスへと向かう。聞いたところではイランは町中に娯楽施設が少ないため、休日になるとこうして郊外の家に親戚一堂集まって食事したりするのは良くある光景らしい。でもそれお金持ちのご家庭にのみ適応される話なんだろな。

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 子供たちはバイク乗ってはしゃいでた

 私も少々乗せてもらったが、自転車に慣れすぎた身としてはバイクはパワーが出過ぎて何か怖い。ちょっと右手ひねるだけで人が制御できる以上の出力を発揮する乗り物って凄いよな。

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 なるほどコレが夏期に利用するというプールか

 カラフィーの家族や親戚一同結構な人が集まっており、男たちは家屋の設備増設作業、女たちは食事の準備と動き回っている。これがイランの休日風景だとしたら、なかなか良いものだなと思う。

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 昼食は14時ごろ

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 午後は結構雨が降ってた

 私はといえば作業を少々手伝ったものの、その多くを食べたりストーブの近くでヌクヌクしたりと良い身分である。むしろ手持ち無沙汰なので何か手伝おうかと声かけるのだが「良いよゆっくりしていなさい」と返されてしまうので仕方ない。

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 ということで2階に行ってみたら

 なんということでしょうか炬燵が存在するなんて。イランで炬燵は割とポピュラーな存在だと言われたけれど本当か?そんなイメージ全然無かったし、今までのご家庭では全く見たことなかったけど。 

 とりあえず炬燵に入り込んで数時間。目を覚ませば夕食がだなんて贅沢の限りを尽くすイランの休日を満喫しております。

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 本当にお世話になりました

 食後解散したのは21時ごろ。家に戻ってもすぐに寝るかといえばそうではなく、チャイを頂きつつ雑談が続く。そしてどうやら明日は雨の模様であり、カラフィーの家にもうしばらく厄介になりそうだ。

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 美味しかった 

 2024年3月15日(金) 走行距離0km  累計147991km
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 イラン10日目 ザンジャーンの町〜テヘランから西に約200km アブハルの町

 深夜もハサンがストーブに薪を追加してくれたので一晩中暖かく眠ることができた。呑気に寝続けてたゲストが1人いたようで、まったくとんでもない話である。

 一緒に朝食頂きまして

 ハサンの車でザンジャーンの町へ戻る。後でこの道を自転車で走ることになるため、マヌケなことしてるという気持ちがない訳ではない。まぁ道の予習したと思えば良いか。

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 ガレージに旅行用自転車がある

 出発の準備してお世話になったハサンにお礼言ったのだが、彼が「もう会うことはないかもしれないけれど、私の心の中でずっとあなたの安全を祈ってるよ」と言ってくれジンと来てしまった。朝から泣かせないで下さい。

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 どうもありがとう

 ザンジャーンの町を抜けて郊外に出る。昨日の道と比べて側道も広いし路面状況も良いのだが、風が前方からの向かい風になっているため今日の方が断然キツい。何しろ風を遮るような遮蔽物が一切ない直線的な道だ。風の影響をこれ以上ないほど受け続ける羽目になる。

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 昨日までは追い風だったから

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 昨夜利用したレストランにて

 英語の達者な店員がおり「良かったらまた明日寄ってくれよな」と言ってたので挨拶した結果2度目の朝食頂いてる訳で。まさかとは思うがラマダン入ってからの方が食事回数増えたりしてないよな?

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 ひたすら風と喧嘩しつつ

 40kmほど走ったポイントで少々寄り道する。この先にあるソルターニイェという町にある歴史的なモスクが素晴らしいので是非見に行くべきだと太鼓判押されてたので。

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 片道5kmくらいかな

 偶像崇拝禁止のイスラム教は基本的に絵画や銅像といった物が存在せず宗教施設はシンプルである。その代わり壁に掘られた幾何学模様が広がっておりこれが独特の美しさを形成してるのだが、ここのモスクは特に古い時代からそうした紋様が残されているのを拝むことができる。

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 見えてきた 

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 物凄い修復工事してるっぽい

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 内部もすごいな 

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 ここはカタコンベと書かれてたので地下墓地だと思う

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 イラン国内における各宗教施設の説明とかあった

 疲れもあるのでソルターニイェの町で終了しても良かったけれど、タブリーズの町で連絡先交換していたスペイン人から「日本に滞在したことあるイラン人が会いたいって言ってるから連絡してみて!」とメッセージ頂いており、その人に「多分今日到着する」って連絡しちゃったので行くしかない。自分の都合で勝手に約束破るような輩になりたくないし。

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 疲れてるけど行っちゃるわい! 

 幸いなことに途中で峠のピークを迎えたようで僅かながら下り坂の道になったし、風向きも少しだけ角度を変えたようで横から吹き付けることが増えた。これだけでも疲労度合いは随分違う。

 ということでアブハルの町で連絡し無事ムハンマドと会えました。昨日お世話になったハサンは日本滞在1年ということでかなり日本語忘れてたけど、ムハンマドは7年ほど滞在してたこともあり今でもかなり上手に日本語話せるため意思疎通が楽である。

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 夕食は郊外の別宅でケバブBBQ

 どうもイランには娯楽が少ないことが影響してかこうした町の外に庭園やガーデンと呼ばれる別邸を持つ人が少なくないらしい。夏場はこうした家でプール入って遊んだり親戚一堂が集合してワイワイやるとのこと。

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 お腹いっぱいになるまで食べまくった

 イランはレストランだと種類も少なくて色の満足度低い国だと思ったが、家庭料理は非常に美味しい物がたくさんあるように感じる。もっとこうした料理をメニューに出せば良いのに・・・とか思いつつ。

 23時ごろ家へ戻り、疲れ果てていたのかほとんど何もできずに倒れるようにして就寝。ベッドに横になった後の記憶がほぼないほどあっという間でした。

 2024年3月14日(木) 走行距離107km  累計147991km
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 イラン9日目 ラジェイアンの町〜テヘランから西北西に約280km ザンジャーンの町

 起きた時にはカルダシャリを除いて誰の姿も無かった。昨夜は奥さんに娘夫婦、その子供まで大勢いたのだが、私が寝入った後に別宅へ移動したのか早朝から仕事や学校に言ってしまったということになる。

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 恐らく前者が正解

 というのもその別宅ガレージに自転車一式置かせてもらっていたのだが、出発準備するため町中を歩いてる最中にほとんど人が活動してる雰囲気を感じなかったから。まだ空気が動いていない静けさの中にあったというか。

 そんな中で荷物をまとめて出発する。標高下がって気温も上がったとはいえ流石に8時代だとまだ寒い。それでも氷点下まで下がらなくなったのでいっときの寒さに比べりゃ余裕だども。

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 ラジェイアンも小さな村なのが分かる

 なお今日は再び上り坂が続く日。イランの山はとにかく緩やかな斜度でゆっくり登らせていくスタイルのため、走ってて大変とか疲れるということは少ないが、その代わり100km以上ずっと上り坂みたいな道が普通に出てくる。

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 私はそういう道の方が好きかもしれない

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 犬襲来の図

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 1日半ぶりにE2号線とぶつかる

 この先はこのE2号線と並行して進んでいくことになるようだが、特別今走ってるE32号線に不満もないのでこのまま進む。というかわざわざ高速道路を走る理由がない。

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 昼前には上着脱ごうかと思うほど暖かくなった

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 50kmほどのポイントにレストランが

 この食堂はラマダン中でも営業してるどころか長距離トラックの運転手で大賑わいしており、みんな普通に食事してるのな。断食とは一体何なのか?・・・と他宗教の私がどうこういうのは違うか。

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 ?

 ほとんどカーブがなく景色の変化も乏しい道だが遠目に雪山、すぐ側には耕作地で働く人々と牧歌的で満足度は高い道だ。いつの間にか標高も上がってきており、苦労しないで登るとなんか得した気分になる。

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 かなり大きな町のザンジャーンへ突入す

 まだ16時だしここで買い物だけ済ませて郊外抜けたら野宿しようと思う。イランの宿はそんなに値段高くないけれど、ATMが利用できない国なので残金使い果たすと洒落にならん・・・という思いが私に贅沢をさせてくれない。

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 じゃあ最初の持ち込み金をもっと増やしとけよって話

 適当に見つけたスーパー入って買い物してたのだが、隣の車修理の店長が私を見つけて大喜び。「俺の知り合いに自転車乗りがいるからちょっと話してみろ」と半ば強引に電話渡されて私はどうすりゃ良いんだか。

 応答四苦八苦している内に何故だか向こう方の家に泊めてもらう流れとなっており、彼がやって来るまでお店で待つことに。正直2時間も待ってるくらいなら先へ進んでも良かったのだが、この流れに逆らって意見言えるほど私は厚顔無恥ではなかった。

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 チャイ飲みながら待つこと2時間

 やって来たのは電話と全然別の人であり、もっと言うなら修理屋のオッちゃんとは面識すらない人というね。すげーなイランの繋がりどうなってんだ?

 でもそんな彼にホイホイついて行く私も良い性格してるとは思う。そんなハサンは何と以前に日本へ仕事で行ったことがある(27年前)そうで、今でも多少の日本語を話せるという面白さ。

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 夕食も出してもらってしもうた

 町中の家に自転車は置かせてもらい、郊外の畑に隣接する別宅へ行ったのはむしろ突然現れた得体の知れない旅行者から家族を守るためなんだろな。私が逆の立場で知らない奴の場所へ行って、知らない外国人を拾って泊めてやってくれ・・・とか言われたらそりゃ警戒するもん。

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 良いよね、別宅 

 そんな奴にも心底親切にしてくれるイラン人。日本の綱島という場所で「ハクイシャ」というリネンを洗濯してホテルオークラに配送する会社で働いてたそうです。縁があったらハサンは日本で働いたことをとても良く思っていたよと伝えたいものだ。そんな感じ。

 2024年3月13日(水) 走行距離92km  累計147884km
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