自転車ときどき世界1周

2024年11月

 ネパール51日目 ゾンラの町〜ナムチェから北北東に23km ゴラクシェブの町

 エベレスト街道10日目。特に頭痛等の高度障害は出てないが、ここ2日ほど寝付きが悪いし眠りが浅い。今までの経験上、私は標高5000mが近づくと熟睡できなくなる傾向があるためこれに関しては仕方ないかと思ってる。

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 それほど眠くはない 

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 まだ4830mだけどオマケだ

 サッサと朝食済ませて目を覚ましてから20分後には歩き始めてた。7時だと周辺の鉱山が邪魔をして日光が当たらないこと多いエベレスト街道だが、ゾンラは立地が良いのかスタートから太陽光浴びれてるためほのかに暖かい。

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 何気に他のトレッカーが1人もいないな

 ゴーキョもエベレストベースキャンプへの道もルートは南北に伸びており、イメージとしては縦に連なってるレーンを無理して隣のレーンへ乗り越えているようなもの。そんな道なのでやっぱりメインルートより人気は低いのだろう。

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 それは全然構わないどころか

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 むしろ人が少ないのは嬉しいところがあって

 いくらエベレスト街道は整備されてて歩きやすい道とはいえ、登山であるため道幅狭かったり歩きにくい箇所というのは所々出てくる。そんな道に大勢の人が押し寄せれば必然的に渋滞が発生するのでして。

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 今までも多少の渋滞はあったけど

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 ここでベースキャンプルートと合流したことで

 ゴーキョルートとは比べ物にならないほどとレッカーの数が増えた。これでは追い抜くのも対向してくる人をやり過ごすのも大変だ。少人数のグループならば暫く待つなり蝶っと道を外れて迂回するなりして対処することができたけど、10人以上の人たちが永遠と蟻の行列みたく行進してるとそれも難しい。

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 人気トレッキング道の宿命か

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 特にこのロブチェ以降は渋滞が多発した

 ところでエベレストベースキャンプというのはエベレストへの登頂を目指すガチ登山家が拠点としてテントを設営する言葉通りベースキャンプ地点であり、山小屋等の宿泊施設が存在してるわけではない。というかベースキャンプには基本何もない。

 なので我々一般のトレッカーはベースキャンプの手前にあるゴラクシェブの山小屋に泊まるのが一般的だ。そこを拠点としてベースキャンプを見に行ったり、近くにあるカラパタールの丘へと登ったりするのがこのルートにおけるゴール地点とされている。

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 そのゴラクシェブだが

 計3軒のロッジが営業してるものの、ハイシーズンだと収容キャパを超えてトレッカーが押し寄せてくることもあるらしい。今は11月なのでピークである10月ほどではないにしても、この歩いてるトレッカーの数を見るに早いとこ到着して部屋の確保をしておきたい。

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 という気持ちもあって早めの到着(10時半)

 チェックインを済ませて一安心。それではザックはここにデポして早速エベレストベースキャンプに行ってみましょうか。

 荷物もないしベースキャンプまでは坂らしい坂もない。手前の山に隠れてエベレストの姿こそ見えないが、世界最高所にある土地へと向かっているのだ!という実感があってワクワクしてる。

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 あの辺なのかな?とか思いつつ

 なおこういうのはロマンの世界なので事前に地図を確認し当たりを付けておくとか興醒めすることはしていない。実際にその姿を見て「ここにエベレストを登る登山家が集まるのか!」と感激したいのです。幸い完全な1本道で迷うこともないし。

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 あ!多分あそこだ!

 エベレストベースキャンプというのは言ってしまえば「登山における中間地点」なワケで、私自身はこれより先へ行くことが出来ない(ネパールで6000m以上の山には入山料が必要)ことからゴールとなるのだけど、実際道は先へ先へと続いているのでして。そこら辺をどう感じるのかな?と思っていたのだけど。

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 想像よりもずっと感動してたし

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 意外なほどに私のテンションも高かった

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 いや嬉しいもんだねベースキャンプまででも

 なお肝心のエベレスト山はベースキャンプからだとその先端が僅かに見えるのみ。近づけば近づくほどにその姿は隠れてしまう・・・とか何処かの歌詞にありそうな言葉を残して戻りましょうか。

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 帰りは緩やかだけど下りだったのであっという間に帰還

 したのは良いのだがまだ13時すぎ。普段ならば共同ダイニングにでも陣取って日記でも書き始めるのだが、ゴラクシェブの宿は何処も規模が大きな上に大混雑しており、長時間席に座り続けるは気が引ける。とはいえ独居房みたいな部屋に長時間引き籠ってるのも嫌だ。

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 ということで

 明日登ろうかと思ってたカラパタールの丘に登ってしまうことにした。ここから約500mのアップなので、往復2時間もあれば帰って来れそうだし時間的にも丁度良い。今日も快晴なためさぞや綺麗にエベレストの姿が臨めるでしょう。

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 最初からずっと急登が続くものの

 一昨日登ったゴーキョ・リと比べると大分楽。下から見上げた時に山頂だと思ってたポイントが手前の肩であると判明した時はやや凹んだけれど、道々に多数の休憩ベンチもあってトレッカーに親切な丘だ。

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 私は休むことなく登り切ったけど

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 丁度1時間だった

 流石に終盤は息切れが激しかった5645m。何気にアンナプルナサーキットも含め私が訪れたネパールでの最高標高はここということになった。周囲の山々が遥か遠くに聳え立っているのでそういう気持ちにならないのだけれど。

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 エベレストビューポイント

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 午後はガスってしまうことが多いらしくラッキーだった

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 このカラパタール山頂を踏んだことで

 ここから私のエベレスト街道は帰り道となります。復路は今日歩いた道も含めて1度歩いた道が多いのがやや残念。とりあえずカラパタールを降りて宿へと戻りましょうか。

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 下山中に撮った写真はこの1枚のみ

 カラパタールの丘麓には水場もあって、洗濯しようかと少し迷ったけれど宿から少々距離あるのと宿の立地が午後になると山の陰に入って日が当たらない場所だったため辞めといた。明日の朝出発時にでも洗いましょう。

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 やはり大混雑のダイニング

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 サクッとダルバート食べまして

 壁の隙間から雪解け水が流れ込んでくる部屋に戻って就寝だ。いい感じに疲れてるけど、果たして今夜は熟睡できるかな?

 2024年11月14日(木) 歩行距離21km エベレスト街道累計131km
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 ネパール50日目 ゴーキョの町〜ナムチェから北北東に16km ゾンラの町

 エベレスト街道9日目。本日予定しているチョ・ラ(チョ峠)はエベレスト街道における最大の難所だと聞いており、オマケに此処はチョ峠へ望むにおいて最寄りの集落ではない。ということでせめて出発時間は早くして余裕を持っておきたいと6時前の起床。

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 割と断熱がしっかりしてて暖かかった宿

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 シェルパシチューを朝食にして

 6時半には出発する。ゴーキョに泊まっている人は大抵ここから下山するか、昨日登ったゴーキョ リに向かいその後で下山若しくはチョ・ラの麓に位置してるドラグナグへと移動するパターンらしい。

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 私みたく朝イチでドラグナグへと移動する人は稀

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 方向的にはゴーキョから東へと向かいます

 南北に連なる山脈を越えてエベレストベースキャンプの本道へと向かうのだが、その山脈に取り付く前に幅2km程の氷河を越える必要がある。氷河渡河なんて絶対楽しいに決まってる!とワクワク期待してた私なのだが。

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 見た目には単なる岩石地帯

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 ちょいちょい凍った湖とかは出てくるけど

 むしろこのエリアはトレッキング道が岩や石で途切れたりしてて道を見失いやすく面倒だなという印象が強い。巨大な氷の上を歩くという雰囲気は微塵も感じないしさ。

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 凍った池の上に乗って遊んでみたり

 氷河地帯を抜けて暫く進むとドラグナグの町。まだ8時だけどここに宿泊していたチョ・ラ越えを目論む人たちは既に全員出発したらしく。

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 私も後を追う形で登坂開始

 クオ言う難しいとされるポイントで集団から1人だけ極端に離れている状況というのは怖いかなと思っていたが、実際のところこのルートは巨大な谷の底部分を登っていく道であるため道に迷うこともないし、道中には正解の道を示す黄色い柱が所々に建てられており案内もしっかりしてる印象だ。

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 隣を流れる川が一部凍り付いており

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 その下を水が流れるというの初めて見たかも

 チョ・ラの前に一度5100mの峠へと登り、そこで少々標高を下げてから2度目の登坂開始となる。この辺りで先行していた組の人たちに追い付きトレッカーの姿もチラホラ見えるようになったため、気持ち的には大分安心感が出たと思う。

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 ドラグナグから峠を越えて次の町まで8時間とか表記あったから

 最悪途中で日が暮れてしまう可能性も低いが0ではないと思ってたので。今までの行程と実際に私が歩いた際の所要時間を鑑みるにまず大丈夫だと判断してはいるけどさ。

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 さてここからが本番とも言える急登が

 急峻な山脈に無理矢理道を通しているためこうした道となってしまうのも仕方ない。これでもチョ・ラの山頂が山脈の中で1番標高が低く反対側へと通り抜けしやすいポイントのようだし。

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 流石にここではガイドロープ(ワイヤー)が設置されてる

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 いや壮観だな

 5000mを越える標高でここまで急勾配の道は流石にキツい。心肺の負荷が大きいと血中を流れる酸素が十分に筋肉へと廻らず足が鉛のように重たくなっているような気がするのです。

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 とにかくゆっくりと登っていく

 丁度反対側からスタートした人たちとかち合うタイミングのようで、狭い道に大勢の人で渋滞が発生してしまったり。私は苦しかろうとも一定のペースで歩き続ける方が好きなので、こうしてちょいちょいストップするこの状況はあまり好ましくない。

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 そんなことがありつつも頂上到着

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 謎に充電エリアがある不思議

 昨日に引き続き快晴・風も弱いと素晴らしいコンディションだったのは幸運だ。やや時間早いが昨日ゴーキョで購入したパンを食べつつ電子機器の充電をしてみたり。

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 山小屋と違ってここなら無料だし

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 さて記念撮影もして

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 峠の反対側へと下山開始するのだが

 写真の通り雪原の中を通り抜ける道である。実は前からこのルートを通るにおいて雪上移動があることは聞いており、カトマンズやナムチェでアイゼン(靴に取り付ける滑り止めの刃)を準備しておくべきか迷っていた私。

 だが色々な人から話を聞く限り「天気が良ければ大丈夫」とか「そもそもアイゼン付けて渡ってる人は半分もいない」と言われて「最悪どうにも対処できなそうなら引き返そう!」という意識でここまでやって来てたりする。

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 結果としては

 アイゼン無しでも全然平気というのが個人的な感想だ。そもそも雪原エリアがごく僅かな距離だし、しかもその大半は平地に近いほど斜度が緩くて滑り落ちるような地形じゃない。オマケにアイゼン無しで通過している人が通った踏み固められた道がある。

 ・・・なのだがここで「だからこのルートでアイゼンは必要ないです!」と言えないのが難しいところ。私が通過した時期はここ何日も晴天が続き雪の状態も良かったし、当日も風が吹かず安定していた環境だった。一言で言えば運が良い状態であったことは間違いなく、自身の判断と責任でギアの有無は洗濯して頂きたい。

 仮にそれを決められるだけの経験や自信がないのならば安全に関わる道具はとりあえず持っていくべきだ・・・というのが私のスタンス。

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 と、こんな当たり前の事いうのはですね

 本日前半戦で馬に乗ったオッさんが私を見るなり「馬が動かないから後ろから押せ!」とか言うてくる場面に遭遇したのですよ。脇でガイドが作業してるのに自分は馬上で「どうにかしろ!」と初対面の人間に押し付けてくるような輩。なまじエベレスト街道が人気であるため自分自身じゃ何もできない人までこうした場所に来てしまう事例を目の当たりにしたので。

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 雪原エリアを抜けると

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 以後は歩きやすい道が続き

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 無事明るい内にゾンラへ到着

 辺鄙な場所にある集落なので街道の最奥地であるゴーキョよりも物価が高いのはなかなか厳しい。とりあえず宿にチェックインしてからはここ数日の行動をなぞるかのように、着替えて身体をウェットティッシュで綺麗にし汚れ物の衣類を洗濯した後に日記を書く。

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 単調なんだけど悪くはない

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 ちょっとダルバートが豪華な感じ

 なお似たような山小屋でもこうしてダルバートの内容に変化があったりお代わり可能な回数が制限されてる宿もあったりと、金銭には現れないところで色々と違いがあったりする。特に食事の内容はお出しされるまでわからないこともあって毎回ドキドキしてる。お代わり1回じゃ山を歩き回るには足りないからさ。

 2024年11月13日(水) 歩行距離12km エベレスト街道累計110km
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 ネパール49日目 ドーレの町〜ナムチェから北に17km ゴーキョの町

  エベレスト街道8日目。今朝はキッチリ6時半前の起床し朝食前にパッキングも済ませて準備万端の状態でダイニングへと乗り込んだ茶壺さん。しかし丁度団体グループが精算作業している場面で完全にスタッフの手が足りていない。結局私のところに朝食運ばれてきたのは7時をすぎてからだった。

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 こんなことならもっとゴロゴロしとけば良かった

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 シリアルなんて準備にほとんど時間必要ないだろうに

 気持ちを切り替え7時半に出発する。今日は雲1つない快晴で、加えて標高上がってきたこともあり太陽が山に隠れてなかなか顔を出さないということもない。

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 スタートから気持ちが良いな

 個人的に山歩きは森林限界を超えて周辺に木々の姿が出てこなくなってからがより楽しいと思っていて、ヒマラヤだと大体4000m弱がその境界線といった感じ。この先はずっとこんな絶景の中を歩けるのかと思うと最高じゃないですか。

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 いやまぁ低い標高も嫌いじゃないけどさ

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 こんな景色見せられたらそりゃもうウキウキ最高潮よ

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 ポツリと一軒宿が出てきたり

 基本上り坂ばかりとなったことも有難い。私はどちらかといえば歩くのも自転車も登りの方が得意であり、朝早くからスタートしていた他のトレッカーをどんどんと追い抜いていくのも楽しくある。いやスタートが遅かったのは私のせいじゃないし。

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 川が流れる窪地には大体小さな集落があるっぽい

 こんな感じの地形が幾つも繰り返し出てくるも全体としてゆっくり標高は上がっていき、徐々に周囲の環境が変わってきたのを象徴するかのように残雪も出始めた。

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 ・・・・・

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 鳥の丸焼きとか食べたい

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 お、湖も出てきた

 高所にある湖って透明度が高くて独特な色合いをしてることが多く見ていて楽しい。ここの湖もヒマラヤの山々から流れ出た雪解け水が溜まって造られたようで、水深の浅い場所では緑が強く深い場所では濃い青色をしているのが見て取れる。

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 そんな湖を横に眺めつつ進むと

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 すぐに2つ目の湖が出てきた

 というかこの道はこうした湖が連なっているようで、ゴールとなるゴーキョの町も3つ目の湖畔に位置している模様。つまりもうすぐゴールなワケだ。

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 3つ目の湖が見えた

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 んでアレがゴーキョか

 名前で分かる通りゴーキョルートでは最高所・最深部に位置する町で、これ以上先へ進むと街道トレッキングではなく「ヒマラヤ登山」と別のジャンルになってしまう。要するにトレッキングとして届を出している人の最終ポイント(の1つ)がゴーキョ。

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 んで皆さんすぐ隣にあるゴーキョ リ(ゴーキョ峠)を登る

 私も同様に目的地の1つがゴーキョ リであり、明朝にでも登ろうかとも思っていたのだが。宿に投宿したのは11時半とまだお昼にもなっていない。特に高度障害の影響も感じないし、暇している位なら今から登ってしまおうかな!

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 ということで行ってきます

 宿にザックはデポして行動食のみポケットに詰め込み登坂開始。ゴーキョ リの山頂までは片道2kmない程度の距離なのだけど、町からの標高差は600m近い急勾配の道。

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 流石にこの標高(麓で約4900m)でこの坂だと

 酸素不足で息が切れる。1歩の歩幅を小さくして筋肉に大きな負荷を掛けないよう小刻みなステップで登っていく。この歩き方は以前アコンカグアで覚えて以後、標高の高い山を登る際には欠かさず実践している。

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 理屈は自転車で軽いギアにしてるのと同じと思う

 ゴーキョに着いたその日に峠へ登る人は少ないそうで、大概は1泊した翌朝に登る当初私が想定していたスタイルが大多数。なのでお昼過ぎの時間帯に山頂から降りてくる人はたくさん居ても、私と同じように登っている人は僅かしかいない。

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 まぁいいや楽しんでいこう

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 もうゴーキョがあんなに小さく 

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 坂が急すぎてどこが山頂なのかよく分からん

 それでもザックを背負ってないし道の状態も良いので休憩を挟む必要もないまま山頂へ。標高5357mとのことで、風にたなびくタルチョの向こう側にはエベレストの姿もよく見える。

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 今日ずっと天気良かったことも登ろうと判断した理由の1つ

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 こんな高い場所で急いで動きポーズまで取ってたの息絶え絶え

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 そんじゃあ私も下山しますか

 身体を持ち上げる必要のない下りは心肺的な負担が全く違う。恐らく登りにかけた時間の半分かそれ以下であっという間にゴーキョの町まで戻ってきたと思われる。

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 下り途中で撮影したのこれ1枚だけだし

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 宿の前にパン屋に寄って明日の昼食をゲットしといたり

 水もあるし日がガンガンに射しているので今日も洗濯できたのが地味に嬉しい。んなことしてるうちに時刻も15時を回って退屈するほど時間有り余ってる訳ではなくなったし。

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 団体客がいないと全体的に静かなことが多いんだよね

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 しっかり夕食でエネルギー補給して

 エベレスト街道の全行程で1番ハードと思われる明日に向けて備えるため早めに休む。いや標高と移動距離を考えたらむしろ今日の方が大変だったのでは?疑惑もあるが、なにせ今日はコンディションが良かったので。

 2024年11月12日(火) 歩行距離16km エベレスト街道累計98km
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 ネパール48日目 ナムチェの町〜ナムチェから北北東に7km ドーレの町

 エベレスト街道7日目。朝食6時半でお願いしたのに6時半過ぎの起床とはタルんでるな。慌てて食堂に向かい朝食済ませてから出発の準備に入る。この先は電子機器の充電も有料が基本だろうからフルチャージしておいたりとか。

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 んなことしてたら7時45分と遅い出発に

 昨日歩いたエベレストビューホテルに向かう道でも先へ進めるのだが、勝手知ったる道より知らない道のが面白い・・・ということでナムチェを抜けて東に伸びる別ルートで進むことにした。

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 アップダウンが少なく道もしっかり整備されていて

 非常に歩きやすく良い道だ。エベレスト街道の入場料高いぞくそぅ!とか思ってたけど、こんな感じで道の状況に還元されるのならば私もニッコニコですよ。

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 ゴミ箱の数も一気に増えた

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 昨日登った峠の下をトラバースするようなルート

 スタート遅くてどうなることかと思ったが、むしろ正解だったかもしれん。この先は高度障害に対応するため1日で登れる高さを刻んでいく関係上、歩く距離も短くなる傾向にあるので。

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 さてこのポイント

 エベレスト街道にはベースキャンプまで進むルートの他にも幾つか選択肢があり、それに合わせて分岐も道の種類も多岐に渡っている。詳しくは以下の図を参照。

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 図(ネットから借用)

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 エベレスト街道トレッキングルートは右の道

 んで私は1番人気のエベレストベースキャンプへのルートと2番人気のゴーキョ リを回ろうかと考えており、ここがその2箇所のルートが分かれる分岐点。どちらを先にしても良かったのだが、ナムチェの日本食レストランで「ゴーキョとベースキャンプを結ぶルートにあるチョ・ラ(チョ峠)はゴーキョ側から越える方が安全だよ」と教えてもらったため先にゴーキョ方面へと向かうことにした次第。

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 んでベースキャンプのルートから下山する予定

 2つのルートは共に標高5000mを越える場所まで登ることとなる道なのだが、一応ゴーキョ側ルートの方が総距離が短い。つまりグイグイと急斜度の坂が出てくると言えなくもない。

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 左に見える小さな集落の方へ向かう

 実際ゴーキョルートに入ってからひたすら上り坂が続き森林限界も突破した様子。このままモン・ラ(モン峠)を通過しその先もひたすら登り続ければ良いのだが。

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 名前に「ラ(峠)」と入っている通り

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 ここから先は一旦下り坂で標高下げることに

 せっかく4000mまで登ったというのに眼下に見えてる谷底まで降りることになろうとは。再び木々が生茂る世界へと逆戻りしてしまい、遠くまで見渡せないわ日光が遮られて暖かくならないわと残念無念。

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 ドリームランドから再び上り坂に

 そう言えば今日はスタートからずっと上着を脱がずに行動している。天気模様が今ひとつなのもあるが、アンナプルナサーキットで同じくらいの標高では普通にTシャツ1枚で活動していたことを思うとネパールも秋が深まり寒くなっているのだなと実感する。

 途中で国立公園のチェックポイントがあったのだけど、職員がちゃんと通過する人監視していて真面目だなぁとか思ったり。アンナプルナでは職員向かいの茶店で駄弁っていたのに。

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 再び森林限界を超えて

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 今日のゴール地点(ドーレ)に着いた

 道のコンディションが良いこともそうだが、休息日設けたのと私自身が山歩きに慣れてきたのもあってか調子が良い。ナムチェからドーレまでコースタイム6時間とあったが4時間で到着してしまいましたぜ暇だなぁ。

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 なので洗濯をしたりとか

 流石にここまで来ると冷たい水浴びて身体洗うのが厳しいためウェットティッシュ使って汚れを拭き取ることで対処する。歩いてると汗かいたりもする一方で、動かないと寒さが厳しい山の環境。午後は雲が出てきて太陽隠れてしまうことが多いしさ。

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 日記書き終えると本読むくらいしかすることがない

 実はこの宿、ソーラパネルだかバッテリーがダメになってるとのことで灯りが点かず、日が暮れると何もできん(ため宿泊料は大きく値引きしてくれ文句はない)ため、本が読めなくなってからは夕食までストーブの前に陣取ってぬくぬくしていた。なお19時になったら普通に電気点灯した、謎だ。

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 そんな状況ではあったので

 ダルバート食べ終えた後はサッサと寝た方が正解かと判断し部屋に引っ込む。まぁ昨夜みたく漫画読みすぎて結果寝坊するより遥かに健全だよな。

 2024年11月11日(月) 歩行距離12km エベレスト街道累計82km
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 ネパール47日目 ナムチェ バザール

 エベレスト街道6日目にして休息日。アンナプルナサーキットでもマナンの町で移動しない日を1日作ったが、アチラが高度順応日という扱いだったのに対し、こちらは純粋に休息日。なのに何故か6時にゃ起きて動き出してる私。

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 寝るのが早すぎるからだな

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 注意書きが日本語併記で分かりやすい 

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 シェルパシチューの 

 朝食済ませ、さてどうするか?この宿で1日漫画を読みつつダラダラ過ごしても良いのだが、そういうのは楽しくないしと外に出てみることにする。

 丁度往復5kmの距離でエベレストが見えるビューポイントがあるらしく、気軽に散歩するには良いかなと思って行ってみることにした。

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 そここで見かけるマニ石だけど

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 実は石を削って立体的にしたりと手間かけてる

 町を出るなり急登を直線的に登る道だけど、ザック背負ってないので楽なもの。真面目にフル装備して大変そうなトレッカーを横目に荷物ない私はひょいひょい先へと進んでいく明日は我が身。

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 何のオブジェか知らないが

 正直そこら辺にゴミをポイ捨てしてるの圧倒的にネパール人であり、山を汚している第一人者といって良い。こういうマナー啓発的なオブジェはまず自国民が率先して行っていかねば周囲も醒めた目で見るばかりだよと私は苦言を呈したい。

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 ナムチェはもう見えなくなった

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 非常に歩きやすい道

 最初の坂をある程度登ってしまうと平坦な道へと切り替わり、横には遥か崖下まで見下ろすことが出来る高度感ある道になる。そうか、この辺は背の高い木が生えてないんだ。

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 森林限界の境界線なのだろう

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 ヘリの発着ポイントなのかな?

 ちなみにエベレスト街道入ってから1日10回はヘリが飛んでる音を聞いたり姿を目撃したりしてるのだが、こうした場所で複数のヘリが停まっているということは、案外荷物の搬送や遊覧飛行といった緊急性の高くないフライトが多いのかもしれん。どうしてもレスキューとか高度障害で動けなくなった人を緊急搬送してるイメージが強くて暗い気持ちになったものだが、案外平和な飛行が多いのだとしたら嬉しいなって。

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 ナムチェを境としてヤクの割合が増えた

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 エベレストビューホテル到着

 このホテルは日本人が造ったそうで館内にも日本由来の物が陳列されていたり。高級ホテルのためにテラス席で山を眺めつつティータイムとか私にゃ無理だけど、ここからすぐ側にもたくさんビューポイントは存在している。

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 だからちっとも悔しくないYO!

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 上手いこと雲が切れて姿を現した瞬間

 20分位写真撮って遊んだりボーッと眺めていたりしたが、満足したので戻ることに。往路で1時間ちょっと位要したので、今から戻ってもお昼前にはナムチェに着いちゃいそう。

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 着いちゃった

 まだ11時でお昼とするにも少々早いし宿の前で衣類を乾かしたりとか。私の部屋が北側に位置しているため洗った服がなかなか乾かないのですよ。

 なおこの宿では手洗い洗濯が禁止されてるため、わざわざ外の共同炊事場みたいな場所で洗い物してた。登山中は汚くても仕方ない!と割り切って洗濯自体しない人も多いし、今後より環境が厳しくなる高地ではどうなるか分からない。

 私自身は出来るならば冷たい水でも身体を洗いたいし、綺麗な服を着ていたいタイプ。この点において何故か自転車旅行者仲間からは賛同を貰った試しがちっとも無いの不思議でならない。

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 服も乾いたところで

 昨日見つけた日本食レストランに行ってみる。私は国に関係なく物価の上がる登山の最中ではガチ節約モードで遣り繰りしていることのだが「まぁ1回くらい良いんじゃね?」と思ってしまう程には日本食が魅力的だったのです。

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 大変美味しゅうございました

 情報ノートに友人の書き込みがあったり、オーナーから今後のエベレスト街道情報を教えて貰い、大幅なルートの変更をするなど色々と「来て良かった」と思える出来事が多かったお店。後半には隣に座った日本人のお客さんと話が弾み、そういえば前回日本人と話したのもアンナプルナサーキットの登山中だったな。

 15時には宿へと戻り、漫画の続きを読み始める。自分でも驚いたのだが1度読んだことがある話というのに描かれているネパールの解像度が全然違うというか、様々な点で深い見方が出来ている気がする。やっぱり現地を訪れ体験するというのは大きな意味があるのだな、とか思った次第。

 昨日と同じダルバートを食べて、明日からトレッキング再開だ。

 2024年11月10日(日) 歩行距離5km エベレスト街道累計70km
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 ネパール46日目 パクディンの町〜エベレスト街道最大の町 ナムチェ バザール

 エベレスト街道5日目。これまでは1日に15〜20kmくらい歩いていたが、今日は街道最大の町であるナムチェで終了予定のため距離が短い。なおナムチェ以降は高度障害の影響が出やすいエリアとなるため、やはり1日で登る標高を500m前後に抑えるつもりなので、当然歩く距離も短くなることが予想される。

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 つまり今日からは距離的に楽

 特に本日はまだ標高も高くないため気持ちとしては気軽なもので、朝食も7時を過ぎてからのんびりと食べ始める始末。それでもアンナプルナサーキットの時より早いのだから万事OK!

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 何がオッケーなんだか

 歩き始めると数多くのトレッカーの姿見えるの新鮮だ。既にエベレストベースキャンプやゴーキョ峠へ辿り着き、引き返して来たのだろう人たちも数多い。

 こういう「同じことやってる緩やかな連帯感」というのは自転車旅行だと一部のヨーロッパでもない限り滅多に体験することができないのでちょっと嬉しい。

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 消火栓あってもマトモにホースを延長できないだろうに

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 エベレストと勘違いした山

 そういえばこの道もエベレスト街道という名前だけど、この名称はインドの測量局長官の名前から来ていたはず。ネパール名だと「サガルマータ」が正しい(なお中国名だとチョモランマ)筈なのに、エベレスト街道という名称で通っているのはネパール人的にどういう思いなのだろうか?

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 川に沿った道を北上していく

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 のでちょいちょい対岸へ橋を使って渡ったり

 川の右岸・左岸を切り替えるように道が伸びている。これはかなり急峻な斜面に造られた道であることから、少しでも安全な道が出来るよう苦労して橋を通した結果なのだろう。

 なおこの吊り橋は人間のみでなく荷物を運ぶラバやヤク(牛の化け物みたいなヤツ)も利用しており、彼らと橋上で交差することになると体重差で吹っ飛ばされやしないか少々怖くなる。

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 デカいんだもの

 モンジョという町の出口がサガルマータナショナルパークの入場口となってるようで、ここで国立公園の料金とTIMSというのに申請・登録料金が別にかかり各々3000ルピー。合計6000ルピーを支払うことに。なんか今年の8月までは計5000ルピーだったのが値上げされたらしい。

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 調べてた情報と違って驚いたぞ

 アンナプルナサーキットと比べて細かいポイントで値段が高いエベレスト街道。やはり世界最高峰への道というネームバリューが物価諸々を引き上げているのかもしれん。少なくとも私はエベレスト街道は以前から知ってたけれど、アンナプルナサーキットに関してはつい最近まで存在を知らなかったワケだし。

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 上下に架かる2本の橋は

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 下の橋がバンジージャンプの用途に使われてるらしい

 このヒラリーブリッジを渡るとナムチェの町まで一気に500mほどの登り坂となる。ルクラまで飛行機で来た人にとってはここが最初の本格的な上り坂となるため困窮する人も出るらしいが、個人的には昨日登った峠の方がよっぽどキツかった。

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 登り切ったらそれで終わりだし

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 3440mのナムチェが見えた

 大きな町とは聞いてたが、この標高で平地が広がってる訳でもない場所にこれほどの規模した町が広がっているのにはやはり驚いてしまう。車道も通ってないのにこれだけ町が大きいと、住民の生活物資を運ぶだけでも相当な労力が必要となるだろうに。

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 だから毎日ヘリが飛びまくっているのか

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 凄いな日本食レストランまであるぞ

 まだ12時過ぎだけど宿を探して宿泊準備に。袋小路となった道の一角に日本語で書かれた看板が目に付きフラフラと誘い込まれるよう入ってみる。値段聞いてみたら手頃だったこともありここに投宿することにした。

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 日本語の本や漫画があるのポイント高い

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 一息ついてから町中を散策してみる

 ここでも大概の登山用品が手に入ると聞いてたが、なるほど品物の充実っぷりには驚くばかり。当然ながらその値段も下界とは比較にならないほど高く、携行食とかだと5〜6倍くらいになっていたり。

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 オシャレストランが多くて

 私みたいな旅行者はどこで飯にありつきゃいいのよさ?とか思ってたけど、中心部から離れるとちゃんと地元民が利用するようなローカル食堂もあったりして懐が広いと感じたナムチェの町。

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 それでも下界よりは大分高いが

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 ここでフライドライス350ルピー(約400円)は凄いと思う

 午後は天気が崩れて雲が空を覆ってしまい、日が差さないナムチェはかなりの寒さ。早々に町歩きを切り上げて宿へと戻り、エベレストを舞台とした漫画「神々の山嶺」読んでた。

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 なお私は

 原作の小説もこの漫画も過去に読んだことがあるのだが、改めて読んでもグイグイ引き込まれる面白さだと感心する。エベレスト街道その地でこんなの読んでしまうと嫌が応にも気持ちが昂ってしまうじゃないか。

 こんな場所まで来て明日の休息日に1日中漫画読んで過ごしてたらどうしよう・・・とか今からそんなことを考えております。

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 ダルバートを食べつつ 

 2024年11月9日(土) 歩行距離11km エベレスト街道累計65km
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 ネパール45日目 パイヤの町〜ナムチェから南に7km パクディンの町

 エベレスト街道4日目。毛布2枚でぬくぬくの夜だったが、それ故に朝起きるのがしんどい6時20分起床。宿はコテージタイプのため、朝食出るダイニングへ気合を入れて移動したり。

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 1軒屋スタイルの方がこういうのは楽なんだな

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 珍しくシリアルじゃない朝食

 パイヤには最近できたらしい車道が村の脇を通っており、トレッキング道を歩いててもいつの間にか車道へと合流してしまう。この辺の車道は道の状態が悪く大変な感じなので嫌なのだけど。

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 でもまぁ素直に進んでいたら

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 まさかの「これより先には進めないよ」と言われてしまう

 おいおいおい素直に道に沿って来たのにそりゃないよ。とはいえ先へ進めないんじゃどうにもならない。教えて貰った迂回路は急斜面の山を越えてく道なのは仕方ないとして、明らかにトレッキングで使われるような雰囲気じゃない獣道なのだが。

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 道も分かりづらい

 昨日迷いかけた時と違って私の他にもトレッカーがおり、道を見失ってもある意味心強いところはあるけどさ。

 後半はほとんど勘でルート選択し山頂まで幾つもの分かれ道を踏破した感じで、よくまぁこんなルートに沿って進めと言ったもんだあの作業員。下手すりゃ道迷い遭難者が出るかもしれんぞ。

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 山頂でトレッキング道に合流したっぽい

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 その後の下り坂が

 これまた別の意味で酷い。車道が通じてない関係か、この辺の道は馬とロバとの交配種であるラバが主に生活物資等の荷物運んでいるのだが、ぐっちゃぐちゃの土に糞が大量にばら撒かれておりいろんな意味で危険極まりない。足の踏み場もない。

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 故にトレッキング道からちょっと離れた道を通ったりもしつつ

 やっとの思いで山を抜け車道に戻ったのだが、どうも先ほど工事していた区間から数百mも離れていない場所みたいだ。この僅かな距離のために計1時間かけて酷い道を歩いて来たのだと思うと胸に迫るものがあるな。そりゃ道路の開通が待たれるワケだよ。

 その車道もここより先は絶賛工事中のようで、程なくしてトレッキング道に切り替わった。この感じだと飛行場のあるルクラまで車両が通行できるようになる日もそう遠くないように思う。

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 そうなると

 現在エベレスト街道を歩くほとんどのトレッカーが飛行機を利用してルクラをスタート地点としてる状況にも変化があるかもしれない。サレリ〜ルクラ間のルートはハイシーズンと思えないほどトレッカーの姿を見かけないのに驚いたので。

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 きっつい下り坂が続いて

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 ようやく谷底の橋までやって来た

 ここから坂を登っていくと、右手に話題となったそのルクラがある。どうせなら滑走路が世界1短く危険と評されるルクラ空港の姿を見ていこうと思ってたのだが、分かれ道を見落としたのか普通に直進してルクラはスルーしていた。

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 そしてルクラから出発する組とが合流するチェプランの町へ

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 ここで食べた昼食のシェルパシチューが

 大変美味しくて大満足。値段も安くて今後の昼食にはシェルパシチューばかり注文してしまいそうなほどだ。

 ザックに括り付けてる洗濯物が乾いておらず干したくてテラス席にて食事してたのだが、道を歩くトレッカーの数が100倍くらい増えてるの見て飛行機アクセスの需要を実感する。バスを使ってやって来るのはトレッキング目的じゃない現地ネパール人と一部の物好きな旅行者だけなんだな。

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 ここから道の状況も整備されて歩きやすくなった

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 町と町との間隔も狭まったし

 このルクラ〜ナムチェ間がエベレスト街道で最も賑わいを見せる区間であることは間違い無いだろう。大きく雰囲気が変わったエベレスト街道だが、こういうのもなかなか味わい深い。

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 迷う心配もないしさ

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 チベット仏教色が強い

 明日に街道最大の町であるナムチェへ無理なく辿り着くよう、ナムチェから10kmほどの距離があるパクディンの町にて本日終了とする。時刻も15時過ぎと今日が1番良い感じの時間帯でチェックインだったかな。

 ダイニングで日記を書いてたら日本人の団体客がやって来たりとエベレスト街道の人気っぷりを感じたり。大量にポーター雇ってわざわざコックに日本人が食べやすい食事作ったりと凄まじい。

 私は私でいつものように夕食にダルバート食べて就寝とした。

 2024年11月8日(金) 歩行距離15km エベレスト街道累計54km
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 ネパール44日目 ヌンタラの町〜ナムチェから南に18km パイヤの町

 エベレスト街道3日目。部屋にはかなり薄手の毛布1枚しかなく寒いのでは?と不安だったが杞憂であった。考えてみたらここ標高2200mで、エベレスト街道スタート地点のサレリよりも低い場所なんだよね。

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 つまり冷え込みも弱いということ

 6時半に朝食スタートし7時過ぎには出発する。さすがに出発の時点では上着を羽織っていたが、下り坂&太陽が昇って暖かくなるコンボに1時間も経たず脱いでしもうた。結局この日はゴールするまで再び上着を羽織る事はなく。

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 標高は上がったりもするのだが

 トレッキング道を歩いていたのだが新しく造られた車道にちょいちょい合流するのが厄介だ。地図に載ってない車道に合流する事で、進行方向が分かりにくくなるし、暫く車道を歩いたところで再びトレッキング道に入ったりするにも看板等の標識ないことが多くて迷いやすい。

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 というか変な道に入って迷った

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 ここ普通にトレッキング道だと思ってたぞ

 地図には名前も記載されていない集落へと出てしまい、エグい上り坂使って戻るのが間違い無いのだがそれが嫌で何とかリカバリーできそうなルートを探す。今回は集落の中で迷ったということもあり、その辺の住民に道を聞いて教えてもらうことが出来たからだ。

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 んで教えてもらった道が

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 ビックリする程険しい感じだった

 山に住むというのは本当に大変なのだということを改めて感じる。エベレスト街道からちょっとメインルートを外れただけでこんな道となる上に、地元民はここをサンダルで歩き回ってたりするの力強さが違う。

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 正規のルートに戻ってきた

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 そのすぐ先が谷底

 ここの谷底にてジープが複数待機しており、建築中の橋があることからサレリでジープに乗車した場合の最奥地点かと思ったのだがここはパイヤの町じゃないし、更にこの奥へと車両で進めるらしい。

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 地図で見ると別の場所に車の渡れる橋があるっぽいな

 標高1500mまで降りてきたが、再びここから上り坂。体を持ち上げる分だけ力を要する上り坂は体力的な負荷が強いのだが、むしろ私的には急な下り坂が続いて足の指が痛かったので上り坂の方が有難い。

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 筋力的な負荷は余裕だし

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 なんか好きな1枚 

 再び2000mを超えてやや平坦な場所に広がるのはカリコーラの町。エベレスト街道の中ではかなり規模の大きな町っぽくて、昨日みたく目につく宿や食堂が全て閉まっており「食事ができない!」ということもない。

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 綺麗な石畳が敷かれてる場所も

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 お昼くらいダルバートじゃないメニューでも良いのだが

 満足できる量で値段が安いメニューがダルバートなもので。昼食にダルバート食べると午後になって「お腹すいた・・・」とならないので、むしろ山での昼夜の食事はダルバートが続けばそれでも良い。

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 何を干してるのかと思ったが

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 潰して粉末にしてたので麦とかそういう植物かな?

 距離的に本日終了予定の目安となる大きめの町が、近くにあるブプサと離れた場所にあるパイヤの2箇所。前者は近すぎだが後者を選ぶとかなり遅い時間となりそう。

 「まぁその間にある小さな集落でも問題ないし!」と思ってトレッキング再開。自転車ほど経験がないので自分自身がどの程度歩けるのかにそれほど自信がないのです。

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 ブプサの町を通過して

 そのままグイグイ登り続ける。朝の逆パターンで標高上がる&太陽が傾き始めるため気温が下がり、活動しやすくなった点が有利に作用してる感じ。

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 カリ峠の山頂には

 複数の宿があったためここで投宿しようかとも思ったが、山の天辺で電線も通ってないような場所だけあり質素な部屋。それなのに料金は高いと来たもんだ。

 ならばもうちょっと進んで当初の予定通りパイヤの町まで行こうかな。山での活動的には遅い時間だが、16時半の到着は自転車的にはかなり早いということで。

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 ということで延長戦

 こういう遅い時間帯まで動き回るの基本トレッカーの数が少ないルクラの町より手前だからやってる節がある。というのも宿に到着しても「満室で泊まれません・・・」という可能性を考慮しなくても良いから。

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 ここの宿も利用者3人だった

 カリ峠の宿ほどではないが、ここも山の斜面にへばり付くような土地にある町。そういう事情を反映してるのか、早くもWi-Fiと充電が有料となってしまった。アンナプルナサーキットでは最高所の宿であるトロンパス手前までホットシャワーも含めて無料利用可能だったのに。

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 まぁ仕方ない

 部屋にベッドが2つあり、毛布が2枚使えるの安心感がある。何せ昨日より600mも高い場所なので冷え込み具合がキツくなるかもしれないので。

 2024年11月7日(木) 歩行距離19km エベレスト街道累計39km
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 ネパール43日目 ファプルの町〜ナムチェから南南西に25km ヌンタラの町

 エベレスト街道2日目。なお上記距離表記は徒歩だと大雑把な数字じゃむしろ分かりづらいため、アンナプルナサーキット同様10km刻みではなく1km刻みでいく。

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 ナムチェってのは中核都市のナムチェ バザールのこと

 朝は6時過ぎに起床し7時の出発。アンナプルナサーキットの時は割と遅い時間にスタートすることが多かったけど、今回は徒歩移動だし山での基本通り早めの出発&到着を心掛けて活動して行こうと思ってる。

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 朝早いと寒いのが嫌なのだけど

 太陽が昇ると汗ばむ程には暑くなる。たまらず上着を脱いでTシャツ1枚となったけど、下のズボンもハーフパンツに履き替えたいほどだ。

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 遠目に雪山が見える

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 途中小さな集落はたくさん出てくるな

 ファプルから暫くは多少のアップダウンあるものの、大きく標高が変わることのない世界が続く。このままジワジワと標高上がっていくのなら楽できるけど、エベレスト街道はそこまで簡単な道ではないようで。

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 川を渡ることも多々あるし

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 いい感じだ 

 10kmほど進んだリングムの町からは北に向かってた進路が東に切り替わり上り坂となる。丁度この町の入口から車道とトレッキング道とが分かれ始めたので、本格的な登りが始まるのだとしても不思議ではない。

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 何処を歩けというのか?

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 木々の中に伸びる道が心地良い

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 300mほど登ったところで山頂に

 ここが標高にして3000mちょっとでなかなかの高さ。でもここから尾根歩きが始まるとかそういうことはなく即下り坂に突入し1500mくらい降りてく模様。なかなかにハードなアップダウンである。

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 下り坂の方が足の負担が大きいので

 調子よく歩いてた登りよりも大変だ。何より昼食休憩にしようと目論んでたタクシンドゥの町に辿り着いたのは良かったが。

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 なお昨日「ここまで乗せっててやる(有料)」と言われた町でもある

 何故か食堂がどこも閉まっており食事ができず。まだシーズンオフで休業期間入るには早いと思うのだけどな。ネパールトレッキングのベストシーズンとされてるのは10〜11月なのだし。

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 しゃーない先に進むか

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 下に見えるヌンタラの町まで行きませう

 アンナプルナサーキットがほとんど階段のない道で構成されていたのに対し、エベレスト街道は道中割と階段や自然の石による段差が多い印象。自転車乗りの目線だとアンナプルナサーキットは本当に走りやすい道だったのだということがよく分かる。

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 段差が無くても路面がガッタガタなのよね

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 タクシンドゥで車道は終了なのかと思っていたが

 下途中で車の通行可能な幅がある道にぶつかり驚いた。Google mapにも乗ってない道なので、近年新しくかいつされた新道なのだろう。昨日「パイヤの町までジープで行けるぞ」と聞いたときに「調べた情報と違う!」と思ったのだが、この新道が出来たことによる効果だったのだろう。

 地味に私がエベレスト街道スタートしたサレリの町も何年か前まで車両が通れる道がなかったそうで、その頃にはエベレスト街道に車両でアクセスすると中心都市であるナムチェ バザールに到着するまで7〜10日くらい要したらしい。それを思うと今では車のアクセスでもナムチェにかなり近づけるようになり、金銭的な余裕のない旅行者でも楽になったのだと思う。

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 サレリ以降の道は車両代はかなり割高な別料金だけど

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 ということでヌンタラ到着

 時刻はまだ14時前だけど、足の指は痛いし何気に20km近く歩いて大分疲れたので今日はここにて終了とする。早めの出発&到着と宣言通りだ。

 標高下がったこと及び日中ということで水シャワーを浴びても何とか平気。アンナプルナサーキットと比べて車道の割合が低いエベレスト街道では物資の輸送が大変な関係で諸々のサービスも低かったり料金高かったりする。

 運が悪けりゃこの後下山するまで一切シャワーを浴びれないでエベレスト街道終了するかもしれないので、チャンスがあれば積極的に水被りますよ私はよ。

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 ダルバートのおかずも種類が少ない

 まだエベレスト街道2日目だけど、全体的な難易度はアンナプルナサーキットより高い気がするな。これは改めて気を引き締めていかねばなるまい。

 2024年11月6日(水) 歩行距離19km エベレスト街道累計20km
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 ネパール42日目 カトマンズの町〜ナムチェから南南西に34km ファプルの町

 エベレスト街道1日目。早朝4時前に起きて宿を出発するのはジープの発進予定が4時15分と言われたから。バス移動の場合も時刻は大体同じタイミングらしく、どう足掻いても真っ暗な中でのスタートは避けられない模様。

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 飛行機使わないとこうなるのですね

 歩いて10分程度の集合場所にはジープこそあれど他の乗客は1人も姿が見えない。私が乗車し出発時刻を過ぎても車両は待機し続けており「誰か遅刻でもしてるのかね全く・・・」とか思っていたが、結局5時前になって乗客私1人で出発した。

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 車内 

 出発が遅れたことの説明なんかあるワケないし、サレリへ向かう道路を走らずカトマンズの市街地を走り回って乗客をピックアップし始めるとは思わ・・・いや思ってたわ。別にそれは良い。 

 でもそんなサービスしてくれるのなら私のことも宿の前まで迎えに来てくれても良かったのでは?という思いが離れないのですが、そこんとこどうなのよ?

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 乗車したジープ

 市街地を4〜50分かけて乗客集め終え、主要道路に入ったのは6時ごろだった。ちょうど地平線の向こう側が明るくなってきたタイミング。

 なお縦に3列あり一般的に8人まで乗客できるジープで乗員は運転手含めて5人のみ。定員以上に乗せまくりすし詰め状態での移動が当然だと聞いてたので、こんなに余裕があるとはラッキーだな。

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 眼下に雲海が広がる

 景色は最高なのだがとにかく寒い。どうもサレリまでの道は多数の山を越えていくようで、朝食休憩のタイミングで我慢できずに冬用衣服に着替えたし。アンナプルナサーキットと違ってエベレスト街道ではハーフパンツの出番は無かったか?

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 基本は山に流れる川沿いの道だけど

 カトマンズより東に伸びる道もひっどいコンディションなのは同じだな。主要道路にもかかわらず路面状態が悪すぎるため走行ペースが異様に悪い。カトマンズからサレリまでは直線距離だと150kmに満たない程度だが、やたらと予定時間がかかる原因はこれか。

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 車が走れる道あるだけ立派!と考えるべきか

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 お昼で早くもダルバート

 この昼食休憩したグルミの町が下界と山との分岐点。ここで進路を曲りくねった北に変えていよいよ山奥へと突入していく。

 そんな道なので覚悟していたが、むしろ路面状況は良くなった上に交通量も激減して有難い。それはそれとして、凄まじい山道を運転の荒いネパール人ドライバーが走らせているため車酔いしないかと不安になる。実際4人の乗客の内2人は嘔吐してたし。明日は我が身。

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 そんなことを思ってた

 サレリの町には15時半に到着したので乗車時間は正味10時間といったところか。バスだと更に+3〜4時間かかると聞いたが、全くもって車の移動は大変だ。

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 尻が痛くなるし

 ここから車両を乗り換えて、もっと奥にあるパイヤという町までは車両で移動することも可能らしく「乗るか?」と営業受けたが、お断りして歩き始めることにした。これ以上車に乗っていたくないというのもあるが、私はサレリからトレッキングで進むと決めてたので。

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 歩きたいのです(お金も節約したい)

 とはいえ今日はもう時間的に僅かしか歩けない。サレリから1kmほど進んだ場所にファプルという町があり、そこで終了として明日からがエベレスト街道本番だな。

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 サレリの町を見下ろしつつ

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 MTBのコースとかあるんだ

 このファプルには小さな飛行場が道に隣接している。飛行機によるアクセスは全て有名なルクラの飛行場へ向かうとばかり思っていたが、どうやらこの飛行場を起点とする旅行者も僅かながらいるようだ。

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 というのも

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 目の前で乗客乗せたプロペラ機が飛び立って行ったから

 まだ標高2500mくらいだが日没後の気温低下が激しく寒い。アンナプルナサーキットと比べて約1ヶ月ほどの期間が経過しているが、それだけ寒さが強まったということか。

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 何にしても

 ここから暫くは美しくも厳しい山の世界での活動だ。しっかりとダルバート食べて無理のないよう気をつけながら楽しみたいと思います。

 2024年11月5日(火) 歩行距離1km エベレスト街道累計1km
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