自転車ときどき世界1周

2024年12月

 インド110日目 アターラの町〜ヒンドゥー教聖地の1つ プリーの町

 インドはホステル系の宿でもキッチンが使えないことが多く大変不服に思っているのだが、ここの宿は民家の一部を宿泊施設に活用してるタイプだからか共有部分にコンロがあって大変ありがたい。

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 朝からコーヒー飲むのが楽で良い

 インドじゃ珍しくパスポートホールドされた宿だったけど、キッチンのことを考えると非常に良い環境だったと思う。この時期のインド安宿では室内に蚊が大量発生してるのは避けられないと分かっているし。

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 そんな感じで出発

 ここから10kmくらい逆走すればブバネーシュワルの洞窟寺院へ行くこともできるのだが、既にあの町のイメージは地の底まで落ちているため訪問する気になれない。旅行者が感じるその土地の評価なんて宿の宿泊拒否とかで簡単に決まってしまうモノなのですよ。

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 そういう意味では

 今走ってるこの道も最悪な場所だと思ってる。散々道路を逆走してくるインド人の文句を歌ってる私だが、実は同じインド幹線道路でも逆走してくる車両の数は場所によって濃淡があり全然出てこないエリアとかもある。

 んで当然だが逆走してくる車両ばかりイカれポンチなエリアというのも存在し、この辺は正にそんな感じ。バイクが5台も6台も連なって道路逆走してくると「もしかして私の方が間違った道を走ってるんじゃ?」とか勘違いしてしまいそうになる。んなわけあるか。

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 朝から気分最悪だし危険極まりない

 唯一の救いは本日の走行距離が短いこと。既にプリーの町までは50kmを残すのみとなっており、恐らくは午前中を我慢すれば町に到着して落ち着けることと思っている。

 なお落ち着けるという言葉には根拠があって、プリーの町には有名な日本人宿が存在するからだ。というかむしろ私はこのプリーで日本人宿の他に何かあるのかほとんど調べていないレベル。幾つかあるヒンドゥー教聖地の1つとして数えられてるということくらいか。

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 その宿では少々長めに滞在して

 色々限界が来ているタイヤを始めとした消耗品を調達しようと目論んでいるのだ。というのもインドはAmazonサービスが使える国で、住所があれば荷物を搬送してもらうことが可能なので。あれだけ苦労したコーヒー豆も簡単に入手できるってことですよ。

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 日本食も食べれると聞くし

 いつしかストレスの大きなインドでプリーに訪れることは大きな楽しみになっていた。そういう意味で今日の走行は2024年の締めくくりとしても意義深い移動であり、ちょっとやそっとの逆走に腹を立てても仕方なかろう。

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 いややっぱ怖いし腹立つわ

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 かなり手前からウェルカム看板出てきたな

 というか訪問者に対してデカデカとWelcomeと書かれた看板インドで見るの珍しい。もしかしてプリーという町は想像以上に観光地で有名なのだろうか?

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 有名なのだろうな

 と思わせるに足る町中の混雑っぷりよ。こういう混沌を煮込んだような道走るのが嫌な茶壺さんだけど、幸いにして目指す日本人宿「サンタナロッジ」は中心街よりやや外れに位置している模様。早くココ抜け出して安全地帯に逃げ込みたい。

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 その前にお昼休憩しまして

 13時過ぎには無事宿へと到着する。客層のほぼ100%が日本人というタイプの宿だが、その割に宿泊客の数が多くて驚いた。聞けばヨガの資格を取得しに長期滞在してる方が多いそうで、むしろ私みたいな長期旅行者の方がマイノリティだった。

 まぁインドの有名観光地があるエリアから外れてる土地だし、そうした場所でやっていくには旅行者よりも留学生ポジションの人に来てもらう方が商売的に安定するのだろう。長期旅行者ってあまりお金使わない人が多いし。

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 とりあえずここで年明けまで過ごします

 チェックインして一息ついた後でとりあえずAmazonのサイトで商品注文してしまおう。荷物が届くのにどれだけ期間を要するか分からないところがあるので、とにかく早めの行動が大切だ。

 と思っていたのだが1つ大きな見落としあったことが判明する。というのも最重要項目である自転車のタイヤこと「マラソンプラス(Marathon Plus)」がAmazon Indiaではほとんど取り扱いしておらず(在庫切ればかり)、頼りにしていたBike24というドイツの通販サイトも年末年始が影響してるのか発送までに20営業日を数えるという有様。

 慌てて海外発送が可能な通販を色々調べてみたものの、尽く取り扱いがなかったりインドに発送できなかったり。これは完全に当てが外れた感じで果てさてどうしよう・・・

 23時くらいまで色々方法を探っていたが、疲れて嫌になり不貞寝した。ストレスのない日本人宿に来れたというのに初日からコレである。

 2024年12月19日(木) 走行距離52km 累計159914km
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 インド109日目 バイヤサナガラの町〜プリーから北に約40km アターラの町

 そろそろ休息日を入れたくなる連続走行7日目だが、インドの平野部は言葉の通り本当にアップダウンが少ない道で、オマケに今の時期は全体的に風も北から吹いており、意外と疲労感は薄かったりする。

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 疲れるのは精神的なことが多いので

 とはいえ今朝は目を覚ますのも遅かったし出発したのも9時半だった。何だかんだ身体が重たく動き始めるのが鈍くなっているので、表面に出てないだけでやっぱり疲れているのかもしれない。

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 オリッサ州に入ってからやたらよく見るキャラクター

 聞いてみたらヒンドゥー教の神様らしく、現在向かっているプリーの寺院で祀られてる由緒ある存在なのだそう。ヒンドゥー教って多神教なので割とビジュアル面で一風変わってるというかハッキリいって変な神様もいるとは思ってたけど、もうコレに関しては地方のマイナーなゆるキャラみたいな風貌じゃん。

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 とりあえず出発

 今日はブラフマニとマハナディという2つの大きな川を越えていくルートになる。こうした大河を通過するには当然だが橋を渡らねばならない。場合によっては渡し船とかも経験したけど。

 んで川幅が大きければ大きいほど橋の数ってのは減ってしまう傾向にあり、数少ない橋を渡るために遠回りする必要が出てきたり。

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 今回もまっすぐ南下できず一旦東南東へ向かう

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 ここから進路を切り替え南西へ

 海が近づいている関係で河口付近であると思われるが、その割には水の色がまともな気がした。まぁインド人は川にゴミを平気で投げ捨てる人たちなので、一見汚染されてないように見えても酷い状態である可能性は高いが。

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 遠目だからよく分からないというのもある

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 ちっさな村だったけどやたら立派な寺院が

 お昼前くらいのタイミングで後輪タイヤの空気圧が低いような気がした。とりあえず食堂まで走って昼食済ませてからタイヤ外してチェックしたが、案の定スローパンクしておりそのままお店の脇で修理作業。

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 お昼休憩と作業が一緒にできたので

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 割と時間的なロスは少なくて済んだ

 本日2本目のマハナディ川へと差し掛かる頃からにわかに車両の数が増え始める。というのもこの先にあるブバネーシュワルという町はオリッサ州の州都。インドでデカい町にはもう行かないぞ!と言ってるのに何で私はこんな大都市へ向かって走ってるんだ?

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 他にあんまり道がないってのが1つ

 それとインド発祥宗教の1つであるジャイナ教が岩を切り開いた洞窟寺院が近くにあるとのことで、洞窟好きな茶壺さんとしては興味があったのだ。今日ブバネーシュワルに泊まって明日朝一で見学してみようかなと思いまして。

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 川を越えて州都に向かう

 ここオリッサ州というのは、今まで走ってきたビハール州やジャールカンド州と違って経済規模が大きいのだろうか州都のレベルが全然違う。明らかに先進的な商業ビル群が立ち並んでおり、ここだけ切り取ればまるで先進国みたいじゃないか。

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 交通マナーは最低の途上国だけど

 そんな町を通り抜けて中央駅舎付近の安宿エリアへ。地図で見た限り大小合わせて100は下らない数のホテルがあるため多少宿泊拒否受けても余裕で投宿できるだろうと踏んでいたのだが。

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 もうこれが最悪の一言でして

 何処へ行っても「ダメ、泊まれない」とけんもほろろな対応ばかり。泊まりたいならそこの高級宿へ行けと言われるばかりで、これって中国で散々体験した「外国人は安宿利用できない制度」にそっくりなんだけど。

 インド人はそこまでアジア系の顔見て「チャイナチャイナ!」と馬鹿にしてこないタイプの国民だけど、領土問題で争ってる関係か中国人に対するヘイトはあるなと感じることが多い。でも私に言わせるとインド人と中国人は悪い部分がそっくりだ。

 そこら中に唾を吐き捨てるとことか他者の心境を慮れず自分本位な行動する人が多かったりとか、何より外国人旅行者に対して制限を与える面倒さはなかなか他国じゃ体験できないしたくない。

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 今回はしらみ潰しに探し回ることせず

 割と早い段階で「この町には泊まれない」と判断してブバネーシュワルを脱出する方針に切り替えた。町を出るなら早めに決断して動き出さないと、真っ暗な環境で凄まじい交通量の中を走り回る羽目になってしまうからだ。

 太陽は沈んでしまったが空に薄明かりが残る中、何とか町の南に流れるダヤ川を渡り郊外へ。行ってみたいと思ってた寺院も予定全てキャンセルだよああもう。

 ブバネーシュワルの隣町となるアタールも通り抜ければ完全に人が居なくなるエリアが出てくるので、そこまで走ってテント張れる場所探そうと思っていたら目の前に「GUEST HOUSE」の看板が。町も抜けたことだし一応宿泊できるか聞くだけ聞いてみようと訪ねたら普通に投宿できた。これはつまり都市部での宿利用が良くないということか?

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 とにかくこれで落ち着いて夕食にありつける

 しっかし改めて思うのはインド旅行は精神の安定が第一だということ。クソみたいなインドルールや案件に対して如何にストレスを溜めずやり過ごしていくかが問われるというか。何でそんな修行みたいな気持ちまでしてこの国滞在してるのか分からなくなってくる。

 2024年12月18日(水) 走行距離112km 累計159862km
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 インド108日目 森林〜プリーから北に約130km バイヤサナガラの町

 久々のテント泊だったが、室内に蚊が湧いてこないし近くの部屋でインド人が爆音で音楽流し続けることもない。・・・もしかしてホテルより野宿の方がインド快適に夜を過ごせるのでは?

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 とかそんなこと思った朝

 8時過ぎまで爆睡してたようで、朝食作ったワケでもないのにテント畳んで出発準備済ませたの9時前だった。つまりいつもの出発タイミングと同じということ。

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 いやまぁ今日は何処かで朝食摂るのだが

 なおインドで適当な屋台で朝食頼めば50ルピー(約90円)以下で軽食とチャイを楽しめる。時間的にも金銭的にも下手に自炊するよりパフォーマンス良さそうなのだが、それでも「量が食べれる」ことと「コーヒー飲める」という2点が私の朝食自炊する原動力。

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 インドも「Hotel」という表記でレストランが多い国

 ここ数日は500m前後の標高を登ったり下ったりしていたが、目指しているプリーの町は海沿いに位置する海抜0m地帯。なので何処のポイントで標高下がるかな?と思いつつ走ってたのだが、正にここから一気に標高下げる模様。

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 といっても写真じゃ分かりにくいな

 実際坂の斜度はそれほど急じゃないのだが、それでも自転車の速度がぐいぐい増してく体感的な気持ちよさをハッキリと感じることができるのであり、これだから下り坂は良いんだよな。

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 坂道も終わってお昼休憩

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 これに加えて魚料理(カレー)も出てきて満足度高い

 面白かったのが肉料理の種類で「チキンとマトンとピースがあるよ」と言われ、鶏と羊は分かるけど平和ってなんのこっちゃ?と不思議に思い注文したら魚だったこと。いやいや「ピース」と「フィッシュ」じゃいくらなんでも発音違いすぎないか!と思うのだけど、インド英語は大体こんな感じで癖が強くてコミュニケーションが難しい。

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 こういうネタは笑い話にできるんだけどさ

 大概の場合は一生懸命自分の状況伝えようとしてるのに全然伝わらないし、向こうの言葉も半分くらいヒンドゥー語混じりで何いってんのかサッパリ分からん状況となってしまうこと。そういう場合は言葉や表現を変えて伝えたり、最悪身振り手振りで意思を示すことになるのだが、インド人ってそういう行為がもうとんでもなくヘタクソというかコミュニケーションが取れない人が多いので。

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 苦労することが多い

 楽な行程だったが後半戦では道路逆走してくるボケドライバーの数が増えて迷惑千万だった。自分の身勝手で逆走してるクセに「邪魔だから退け!」とクラックション鳴らしまくってくるゴミカスは本当にロクデナシだと思う。場合によってはこれに加えてノーヘルだったりスマホで電話かけながら(バイク)片手運転で突っ込んでくるのだ。そんな輩は永久に車両乗らないで欲しい。

 とフラストレーション溜まりながらのバイヤサナガラへ突入する。ちょうど100km地点で到着したので本日終了で宿へ入りたいところだが、昨日の宿泊拒否事案が再来かここでもホテルのチェックイン断られまくる。流石に2日続けて野宿は水浴び出来ない関係で嫌だなと思いつつ(インドの川や湖は汚すぎて入る気になれない)、最後の最後で宿に投宿できた。

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 今日も色々な意味で疲れたな

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 インド版唐揚げを夕食にしつつ

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 オリッサ州の名物らしいケーキを宿で食べる

 PCで動画のデータを圧縮しようと作業してたのだが、何の前触れもなく保存していたデータがクラッシュし吹っ飛んでしまった。不幸中の幸いというかカトマンズでインド入国時からのデータは全てクラウド保存してたけど、ここ2週間ほどのデータは全てロストしてしまったことになる。ああもう。

 やさぐれた気持ちはビールで慰めたいところだが、近くに酒屋もないしケーキで口の中甘々なので酒と合わないため飲みはしない。動画作ってくれてる友人に申し訳ないと思いつつ不貞寝する茶壺さんである。

 2024年12月17日(火) 走行距離104km 累計159750km
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 インド107日目 チャイバサの町〜プリーから北に199km地点 森林

 深夜部屋に蚊が入り込んできたため何度も起こされ熟睡できずの7時起床。ぼーっとする頭で朝食作りつつも、コーヒー飲んで気合注入していきましょうか。

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 と思っていたのだが

 荷物を入口まで運び自転車を引っ張り出してみたら後輪がパンクしていた。スタート前からパンク修理となってしまい、私の気合いは空回りに終わる。

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 小さな針が刺さってたわ

 改めて9時半走行開始。出発時間が遅くなってしまったのでペース上げて取り戻したいところだが、チャイバサの町から南へ続く道路はトラック通りにでもなっているのか大型ダンプが軒を連ねて並んでいる。

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 近くで大規模工事でもやってるのだろうか?

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 ファンキーな鶏の運び方だな

 別にトラックが多いだけなら気にならないが、この道は半分近くがアスファルト崩壊しているタイプの未舗装路というのが厄介だ。そんな道をトラックが走りまくっているためか、路面が何処もそこもクレーターみたいな穴ボコだらけになっており、しかもその道をタンプが走って砂埃を巻き上げる始末。

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 全然進まないし全身真っ白だし

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 地図じゃあこの状況は読めなかった

 11時半の時点で30kmも走れておらず、今日のルートだと110kmくらい走らねば宿のある町へは到着できないためこの時点で野宿となることを覚悟する。インド平野部で野宿は余りやりたくなかったんだけどな。

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 なんてこと思っていた

 ところがここから状況一変する。道は完璧に敷かれたアスファルトへ変わり、地味に登りだった坂も山頂に到着したようで下り基調へ切り替わる。先程までのスローペースが嘘のように爆速で移動してるのはフラストレーション溜まってた私のストレス解消にもなってくれる。

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 結局お昼の時点で50km弱

 午後になっても勢いは衰えず、20km/hを超えるペースで快調に走り続け、午前中で「こりゃ無理だわ」と思っていたケオンジャールの町へも問題なく辿り着けそうだ。

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 ここで州を跨いでオリッサ州へ突入

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 いやここに象は居ないでしょう

 途中で他の道路と合流したのが切欠か、中央分離帯も復活し片側2車線の幹線道路に戻ったこともありがたい。特に後半は交通量が増えて遅いトラックを無茶な追い越しする車両に辟易してたので。

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 景色の変化は少ないけど1番交通状況が安定してる道なんだよね

 結局3時間ペースを落とすことなく走り続け16時過ぎにはケオンジャールの町に突入する。ということで今日も無事ホテルに宿泊できそうだと思ったのだが。

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 甘かったというか

 オリッサ州に入ったことで再び宿泊施設のルールが変わったのだろうか?ジャールカンド州では1度もなかった宿泊拒否事案が連発し、ようやく泊まれる宿を見つけ、自転車から荷物を取り外し上階まで運んでいる最中に「やっぱりお前は宿泊できない」とか言い出すクソボケホテルが出てきたりと振り回されっぱなし。

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 酷い宿もあったもんだ

 結局予算オーバーのお高い宿を除いでケオンジャールの宿は調べた限り全滅してしまった。私自身もけんもほろろな対応され続けてこの町自体が嫌いになってるし、アホらしいので町を出てキャンプする方針に切り替えた。

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 既に20時近い時間に

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 ハイウェイレストランで遅い夕食を摂りまして

 そこのお客にオススメされた1km先のガソスタへ行ってみたものの、姿を隠せそうな場所がなく野営するには不向きなタイプ。ということで更に数百m小道を進み森の奥に入って久しぶりのテント設営。パラグアイ以来じゃないかな。

 朝から色々あったけど、日記とブログ文章書き終えたの22時半なので許容範囲という感じかな。とにかく疲れた1日となった。

 2024年12月16日(月) 走行距離125km 累計159646km
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 インド106日目 クンティの町〜プリーから北に約310km チャイバサの町

 本日の宿も最終チェックアウト時間は9時なのだが昨日と違って余裕の7時起床。宿にWi-Fiが設置されていないとネットに触れることが無いため朝の支度もスピーディなので。もしかしてインターネットって旅行においてマイナスの存在なのでは?

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 インド宿は500ルピー(約900円)以下だとWi-Fi無いことが多い

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 昨日は狭い一般道路に文句が多かった私だが

 このクンティより南へと続く道路は山の中を走るルートであるためか交通量が非常に少ない。中央分離帯の無い道路で何が怖いって、自転車がいようと関係なく反対車線から追い抜きを仕掛けてくる車両(私から見て真正面から猛スピードで突っ込んでくる車)が1番恐ろしい。

 だけどそもそも車両の数が少ないと無茶な追い抜きする車自体が少ないため、必然的に私が怖い思いをすることもない。インドの交通マナーについては今までも散々愚痴ってきたけれど、インド人の運転マナーの悪さと同じくらい「車両の数が多すぎる」という点が問題なのである。

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 どちらかが解消されるとそれだけで大分違う

 そんなワケで今日は山と森の中を走って進める楽しい移動だ。インド南下するに連れて広大な畑一辺倒だった景色にも変化が生じてきたし、こんな走ってて楽しいと思える道が出始めたりしている。

 そう思うとこの国の北部のみを走って「交通状況最悪、ゴミだらけ、カスドライバーばかりの酷い国!」という感想だけで終わってしまうのは勿体ないと今なら思える。インドがゴミだらけでカスドライバーが無数にいるのは全くもって正しいのだが、それはインドの全てではなかったのだ。

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 全て(all)じゃない、ほとんど(almost)かな

 みたいなこと考えつつ走っていると看板に「Water Fall」の文字が。どうやら脇道入って500mの場所に滝の景勝地があるらしく、ちょっと寄り道してみることにした。こういう「好きに行き先を変更できる」というのは自力移動で旅行してる者の特権だと思ってる。

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 ドラえもんがお出迎えしてくれる駐車場の先に

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 想像してたより立派な滝の姿が

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 遊泳禁止って看板出てたけど夏は泳いでる人とかいそう

 程よく観光してる人も少なくて人混みで押し合いもなければ、写真好きなインド人がいつ迄も撮影続けて周りを憤慨させることもない。良いなこういう自然の中でゆったりとした空気が感じられる場所って。この国にいるとイライラさせられることが多いのでマイナスイオン浴びてリフレッシュするべさ。

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 ゴミがほとんど落ちてないのもエラい

 ちなみにこの道路でもちょいちょい小さな集落を通過してるのだが、ゴミの収集車が来てないのであろうことが一目で分かる状況だった。余りにも酷すぎて写真に残すことすらしてないが、人が活動するエリア全てにゴミが散乱しており、ここは村なのか広大なゴミ捨て場なのか?と嫌味でもいってやりたくなるレベル。そんな場所で住民が普通に生活してるの見ると、なんかもう悲しくなってくるわ。

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 だからゴミが(あまり)落ちてないこの道が好きなんだな

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 何書かれてるか分からないけど象がいることは理解した

 全体的に緩やかな下り坂が続く道だったけど、50kmくらい走ったところで一気に標高下げて山を抜ける。平野部に戻ってきたところで出てきた食堂にてお昼休憩。

 ライスの他にサブジと呼ばれる野菜の煮込みにジャガイモを揚げたよくあるセットメニューだったけど、値段が40ルピー(約70円)と聞いてビックリした。いくら何でも安すぎるというか、もうちょい都会だったら倍くらいの料金が普通なので。何だか申し訳なくてチャイと卵料理も追加注文しちゃったよ。

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 山は越えたけどそれでも緩やかに下りが続く

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 この辺では薪を背負った自転車が多い

 こういう微妙に下ってる道というのは自転車的にとても楽で、大した力入れてないのに想定以上のスピードが出て謎にパワーアップした錯覚に陥るのが大変よろしい。午後走った40kmは、その大半をノリノリの気分でぶっ飛ばしていた茶壺さん。

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 小さな山が点在してる景色は日本を彷彿とさせる

 16時過ぎにはチャイバサの町へ到着し、中心部にて宿を探すがジャールカンド州で初めて宿探しに苦戦した。といっても宿泊拒否を受けたのは1軒のみで、Googleマップに記載されてるホテルが尽く存在しない施設だったという別方向の問題が大きい。

 結局中心部から離れた場所の宿に投宿したため、夕食で外へ出るも近くに食堂が見つからず無駄に歩き回る羽目に。近くにあった屋台がモモ専門店で他に選べるメニューがなかったのです。

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 結局1km歩いて中心部まで来ちゃったよ

 こういうことしてると自転車って乗り物は機動力あって便利だよなと実感する。一般的に自転車は数km程度の近距離移動において最も強みを発揮する乗り物とされているが、インドの町中でご近所を徘徊するにはむしろ不都合なんだよね。

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 交通事情が悪すぎるので

 何が言いたいかというと、インドはもっと交通マナーの向上に努めるべきだ!ということだ。安心して自転車に乗れる国になって欲しいと願いつつ。

 2024年12月15日(日) 走行距離108km 累計159521km
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 インド105日目 ランガルの町〜プリーから北に約370km クンティの町

 すぐ近くにバスターミナルという立地だったのが不味かったか、6時ごろから謎の大音量で音楽が流れ続けており強制目覚ましとなってしまった。まぁここの宿は9時までに要チェックアウトと早い出発が求められたので都合がよかった・・・ということにしておこう。

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 自転車室内に置けると安心感が違う

 朝食済ませて8時45分には出発する。実際もっと早くに準備は終えていたのだが、例によってWi-Fi使えると朝から動画とか見始めてしまうもので遅くなってしまいました。

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 何やってんだか

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 よくあるセブンの偽物かと思ったら天国商店だった

 ランガルの町を抜けると同時に上り坂。どうもこのランガルという町は山に囲まれた盆地にある町のようで、脱出するには周囲の山を登らなくてはならない模様。最近だとカトマンズが同じタイプの地形だった。

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 でもまぁこの辺の山なんてタカが知れてるというか

 標高1000mにも満たないので楽なものである。日本の約9倍もの国土面積を誇るインドだが、実は標高の高い土地というのはヒマラヤ山脈の周辺に固まっており、それ以外の土地は総じて平坦だったりする。

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 だから自転車乗りはほとんどラダックに行くんだね

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 いやまぁこうした道が悪いとは言わないけどさ

 広大で遥か遠くまで道が続いてる土地を走って楽しむのに、ちょっとこの国は交通事情が悪すぎるというのが間違いなくあるからさ。楽しい自転車旅行のはずが、いつの間にかインド人ドライバーにキレ散らかしてるなんて勿体ないし。

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 それなら他の国を走れば良いとなってしまう

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 オッちゃんも大変だな

 結局インドの魅力って同じ国内でも大いに異なる民族や雰囲気、多様な宗教に独特な文化といった点が多く挙げられると思うのだけど、こと「自転車で知らない道を走る」という点ではそこに楽しみを見つけるのが非常に難しい(ラダック以外)土地であると感じている。

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 州都であるラーンチーに近づいたりしたならば

 ただでさえ悪辣な交通マナーに加え、凄まじい数の車両が狭い道を身勝手に暴走しまくりクラックション鳴らしまくりときたもんだ。これを体験してインドを褒めろというのは難しい。

 それでも市内へ突入したのはコーヒー豆の入手に失敗し続けているため。なので今回は普通の大型スーパーではなく外国食材を多く扱う輸入品の多いスーパーに狙いを絞ってみた。以前マナンの町でコーヒー豆を見つけたのもそういう系統の店だったし。

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 今回はいけるっしょ!

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 ・・・って思ったのにさ

 尽くインスタントコーヒーばかりの状況に私もガッカリですよ。なんなんだろね?地域でいえばインド国内でも僻地に当たるラダックの方がコーヒー豆見つけ易いというのは中国資本の流入があるからなのか、はたまたチベット人にはコーヒーの需要が大きいのだろうか?

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 とりあえず分かったことは

 インドという国は一般的な地方スーパーではコーヒー豆の1つも買うことが出来ないという事実だ。流石にこれだけ探して見つけられない事実にもう嫌気が刺し始めてて、最終手段であるスターバックスへと行くことにした。

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 別にスタバが嫌いなワケじゃなくて

 せっかく異国を訪れているのにコーヒーチェーン店の第一人称ともいえるスタバで豆買うのはなんか違うという気がしてたので。あとインドにおけるスタバは高級店の扱いになるため、そこそこ程度の豆で値段ばかり高いのがどうかと思ってる節もある。

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 スタバの豆買ったことも無いくせに

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 今回本当に豆買うの苦労したわ

 結局用を済ませてラーンチーから脱出の目処が立ったの13時すぎ。ここで遅い昼食を済ませて実際に郊外へ抜けた時にはもう太陽が低い位置まで降りてきており、そういやあと1週間で冬至だったな。

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 もう今日はそんなに距離走れないし

 ラーンチーから30kmほど先にあったクンティという町で宿を探してみたところ、1発目で500ルピー(約900円)とコーヒー豆の半額以下で泊まれる場所があり投宿することに。なんだかんだブッダガヤ以降も毎日宿利用してるな私。

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 この手の見た目は立派なショッピングモール沢山あるのにさ

 食事もワンパターンだし、どこも服ばかり販売していて多様性に欠けるんだよインドはよ。と茶壺さんお怒りモードに入ってきてるので、夕食ついでにケーキを買って甘いものにてストレス鎮めることにした。

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 後偶然にも今日の走行距離が77.77kmという数字だったので記念に 

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 明日の朝にケーキと併せて新コーヒー淹れたいというのもある

 思うようにいかない国ほどコーヒーが良い。鎮静作用で興奮した気持ちも落ち着きを取り戻すこと間違いない。カフェインの効果でむしろ覚醒作用が働くとも聞くのだけれど、まぁ些細なことだ気にすんな。

 2024年12月14日(土) 走行距離78km 累計159413km
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 インド104日目 バーヒの町〜プリーから北に約430km ランガルの町

 ベッドがカチカチだったのでマット敷いて寝たら快適だった。何でキャンプしてるワケでもないのにんなことやってるのだ?・・・という気持ちがないこともないが、インドでホテル泊するのはアフリカ同様「安心を買っている」という側面があるので設備等に文句はない。

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 インドの治安はあまり信頼してないため

 そんな気楽なこと言ってるのも今が12月の冬だからで、夏場のインドはテント泊とかちょっと考えられない程にキツかったのであり、ホテルに泊まらない選択肢が考えられないレベルだった。それがこうして気候が良くなると「安全のために」とか別の理由を持ち出してくるのだから人とは適当なものである。

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 出発して直ぐに進路を南へ切り替える

 ここから40kmちょい先にあるハザーリバグの町でコーヒー豆を見つけるのが本日最大のタスク。一応Google マップではこの町に少なくとも3〜4店舗は個人商店ではない大型スーパーがあることは確認済みで、他にカフェの場所も幾つか場所をブックマークしている。

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 準備は万端というヤツだ

 そんな感じで進む道は緩やかな上り坂。昨日は450mくらいまで登った後に100m程標高下げてフィニッシュしたのだが、今日も獲得標高自体は同じく3〜400mのアップとなる見込み。標高でいうと600m代まで登ってハザーリバグの町が山頂になる模様。

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 つまり山の上にある町なのか

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 ちょいちょいフロンドギアをミドルに落とすことがあるものの

 斜度が緩やかなので困窮するようなことはない。路面の状況も良いため上りの割にはそれほどペース落ちることもなく進み続けて11時半にはハザーリバグの町に。なお途中までバイパスを通っていることに気づかず、町を半分通り抜ける所で慌てて突入する形になった。

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 まぁ大した問題じゃないさ

 問題なのはどこのスーパーに行ってもコーヒー豆が取り扱っていないことの方。この前ネットの記事で「インドで物は大体何でも揃うので心配しなくても良い」みたいなこと書かれていたのだが、私に言わせるとインドは物が全然無い系の国だと思う。

 消耗品で輪ゴムとか大型のスポンジが無くなったので、ちょいちょい探しているのだが全く姿を見せないし、何ならこの国ではキッチンペーパーすら滅多に姿を見せなかったりする。何処でも豊富にあるのは衣服と野菜を始めとした食料品だけというのがインドのイメージ。

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 ブッダガヤのお坊さんも「今は大体amazonで注文する」と言ってたし

 結局町中ぐるぐる回って何の成果も得られないままハザーリバグを脱出することとなる。悔しいのでお昼はケーキを追加注文してやった。

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 メインはビリヤニ

 時間的にもやや遅い後半戦となってしまったが、ここから先は下り坂が続く道。なんだかんだ路面状況の良いインドでは他の車両に十分気を付ければダウンヒルは爽快な高速移動が可能な国。

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 ネパールとか下り坂も危なくてスピード出せなかったもん

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 まだ15時なのにもう日が傾いて来てる

 結局ランガルの町に突入した辺りの標高が約350mでスタート地点とほぼ同じ高さとなった。ちなみに下り坂でテンション上がってたのか、このランガルの町もバイパスで通り過ぎそうになったのを慌ててリカバリーしてたりする。

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 なおこの町でも

 2つほど大型スーパーがあったので寄ってみたのだが、粉末コーヒーすらも発見できず。インドは紅茶の文化が強い国だからコーヒーの需要が少ないのは仕方ないのかもしれないけどさ。

 スーパー巡りしてたら遅くなってしまい17時に何とかホテルへ投宿する。今回は1軒「満室だから無理」と断られたけど、直ぐ側にあった別の宿でチェックインできたので苦労は少なかった。やはり州によって外国人は宿の泊まりやすさが異なる理論は正しい気がする。

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 夜になっても開いてる市場

 あと50kmも走らず州都であるラーンチーにたどり着く計算で、当初は町中へ入らずリングロード使って迂回するつもりだったが仕方ない。ここでもう1回だけコーヒー豆を探してみようと思う。もしここでも見つけることが出来なけりゃインドでコーヒー飲むこと自体諦める方向で。

 ラーンチーにはスタバがあるので拘らなければ豆を入手することは難しくないと思うのだけども、果たしてどうなることやら。

 2024年12月13日(金) 走行距離102km 累計159335km
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 インド103日目 ブッダガヤの町〜プリーから北に約500km バーヒの町

 ブッダガヤで精神的な疲れも回復したので走行再開だ。そろそろ評判の悪い北インドを脱出して徐々に南インドへと突入していくことになる。同じインドでも北と南では全然雰囲気が異なると聞いたので期待して南下したい。

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 一昨日のフレンチトーストが美味しかったので

 朝から目一杯パン焼いてお腹を満たしておく。また暫く香辛料から逃げられないインド料理の日々が続くと思うとさ、こうした朝食がとても貴重なのですよ。

 食事を終えてもなかなか気持ちに踏ん切りが付かずダラダラとネットをしてしまい「これじゃ駄目だ!」と出発したのは9時半過ぎてから。安全地帯を出てインドの喧騒を走り出すには勢いが必要なのだと思う。

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 前に通った道を3kmくらい戻りまして

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 幹線道路に入ったら再び南下スタート

 とりあえず道なりに進むが道中それなりの大きさの町でコーヒー豆をゲットできるようルートを組みたい。最悪ラーンチというジャールカンド州都の町が通り道にあるのでそこへ行けば多分入手はできるだろうけど、インドで大都市には極力行きたくないと思ってまして。

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 理想は出国するタイミングで都会入ってそれ以外は田舎にいたい

 地図を見ながら「大型スーパーがあるそこそこ大きい町」を見繕い、そうした町を経由するように進もうかと。というわけで狙うはハザーリバクの町だ。

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 なのでここの交差点は南下せず東へ進路切り替える

 一応こっちの道路のが大きな幹線道路で走りやすのでは?という目論見もある。インドを自転車走行するにおいて道路選定で1番大切なのは「中途半端な道を選ばない」ことだと思っているので、セオリーに従ったともいえるか。

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 ちょっとでも人家があると周辺には大体牛糞ケーキが

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 上手いことお昼のタイミングでピザ屋があった

 今のところカレー味ではないインドの田舎でも見かけるメニューというのがピザと甘味の2種類しかない。なので普通に食事をするとなるとピザの存在は本当にありがたくてインドじゃしょっちゅうお店に通っている。

 なおブッダガヤではモモやトゥクパといったチベット料理があったのだけど、残念ながら味付けに香辛料を加えてインド料理の風味となっていたためそれほど美味しく食べれなかった。だから自炊してたんだな。

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 この辺でビハール州を抜けてジャールカンド州入りした

 ということはアルコールの販売が解禁されたワケだ。まぁ病み上がりだったので売られてても飲まなかったけど、大切なのは「自由に購入ができる」という事実の方なので。私はどんな立派な理由であろうと個人の自由を侵害して政府がアルコールの取り扱いを制限することを良しと思っていないタイプだから。

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 そんなジャールカンド州だが

 ひたすら平坦路だった道に緩やかながら上り坂が混じり始める。正直この先インドを南下していくにあってもう坂道は出てこないと思っていたのでちょっと驚いた。

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 2〜300mのアップで峠と呼べるほどじゃないけれど

 やっぱりこうしたアップダウンがあると景色も変化するし、走り甲斐があるというかメリハリがあって楽しい。程よく汗をかきつつスローペースで登っていく。

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 こんな場所に貯水湖が

 今日2度目となる主要道路が交差する場所はバーヒという町になっている。体調は完全に回復したのでもうホテル泊じゃなくて野宿しても良いのだけれど、とりあえず1〜2軒ほど覗いてみようかなと訪問する。

 それまでの経験からどうせ宿泊拒否受けると踏んでいたのだが、全くそんな事はなく。2軒目の宿が500ルピー(約900円)と安かったので、普通に投宿することにした。ということはビハール州が特別宿泊事情厳しい地域だったのだろうか?

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 南インド料理があったので注文してみた(名前はドーサ)

 プレートからはみ出すほどの巨大さも面白いが、味付けに香辛料を使っておらず優しい味わいだったことが印象的だ。こんな感じで南インド料理がそれほど辛くなければ、今後のインド旅行が楽しくなりそうなんだけどな。

 2024年12月12日(木) 走行距離80km 累計159233km
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 インド102日目 ブッダガヤの町

 simカードも新しく契約出来たし菩提樹も見学したのでもうブッダガヤを出発しても良いのだが。正直インドには精神的にかなり疲弊させられてるところがあり、もうちょっと安心できるブッダガヤにて休息を取っておきたいと思い延泊申請する。

 そんでもってブッダガヤの隣町にあたるスジャータという村に行ってみようかなと思う。このスジャータという村はブッダが苦行を行って衰弱した際、村に住むスジャータさんという女性から乳粥を受け取り食したというエピソードで有名な場所らしい。宿で「聖☆おにいさん」読んでたらそんなこと書かれてた。

 ちょっと距離あるのでロシナンテ号を使ってブッダガヤの町を抜ける。途中でちょっとした渋滞に巻き込まれてしまったのだが、全方位からクラックションが鳴り響く地獄のような環境でまーたストレス溜まってしまうよこんなんじゃ。

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 インドでよく見る手漕ぎタイプの自転車

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 ここの川を越えて

 中洲になっている場所にスジャータの村がある。なお村の名前は乳粥を振る舞ったスジャータさんから命名されたものであるらしく、仏教のエピソード的にはチョイ役なのに大出世といえよう。

 そのスジャータさんが住んでいたとされる家は現在立派なストゥーパ(仏塔)が建てられており、牧歌的な田舎に突然立派な建築物とのギャップで驚かされる。

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 観光バスが止まっていたりとツアーの訪問ポイントらしい

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 敷地内はきれいに整備されており見た目も良い感じ

 見学を終えたその足で村の奥に位置する寺院へと行ってみる。寺の名前はもちろん「スジャータ寺」であり、他に何がある訳でもないインドの田舎において観光客を呼び込むための大切な資本となっているのであろうことが想像できる。

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 そんな寺には乳粥を渡してる場面があるのだが

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 何故か同じ寺の敷地内に

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 計3つも似たようなオブジェがある不思議

 もうちょっと差別化出来なかったのか?と思ったりするのだが、他に残ってる伝承とか分かりやすいエピソードとかが無かったのだろう。乳粥食べて回復したブッダは隣町のブッダガヤまで移動して悟りを開いた関係で、ブッダガヤの町は聖地として賑わっている辺りスジャータの村は実に惜しかった。

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 とまぁ観光したのだが

 この村は外国人を見るなり「金をくれ」と言ってくる人が大人も子供も多過ぎて非常に印象が悪い。インドの観光地なんて何処もこんなもんかもしれないが、こういうの経験してしまうと極力インドでは観光地行かないようにしようという気持ちになってしまう。

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 よく見るとブッダガヤにもスジャータホテルとかあった

 お寺に戻って一息付いた後は昨日も訪問した日本寺図書館へ行ってみたり。ここでゆったり「地球の歩き方」とかガイドブック読みつつインド情報収集したのだが、問題なのは1番新しい雑誌でも10年近く前のしか置かれていなかったこと。10年前ってインドの物価凄まじく安かったのな。

 夕方になって食材を買い込みつつ伸びてきた髪の毛を切ってしまおうと床屋を探したのだが、見つけた2つのお店はどちらも先客がいて長引きそうだったため引き揚げ自分のバリカン使って散髪した。この宿坊はホットシャワーが使えるからそれで問題なかった感じ。

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 そのまま夕食にナス味噌炒め作る

 マサラの味付けがないこともだけど、自分で好きな物作って目一杯食べれるというのは本当に最高だな。なんというか食事に対しての満足感が全然違う。

 ということで明日から走行再開しましょうか。一応ここからプリーの町まで走ったら今年の走行終了かな・・・と考えているので、明日から実質2024年ラストランだ。今年も最後まで事故・怪我のないよう安全運転でいきましょう。

 2024年12月11日(水) 走行距離10km 累計159153km
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 インド101日目 ブッダガヤの町

 インドは本当に食事が残念というか美味しくない国で、しかもホステル系の宿でもキッチン使えないことが多い。なのでここ仏心寺の宿坊にあるキッチンの存在はとても有難いのであり、思わずフレンチトーストとか作ってしもうた。

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 パンが柔らかくて形が崩れたものの

 朝からこういう食事ができるの本当嬉しいな。何かとストレスの多いインドという国を旅行するにおいて、ここブッダガヤはインド国内での精神的な避難場所であると感じる。

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 他にラダック・ダラムサラ・リシケシュとかもそう

 そんなブッダガヤはブッダが悟りを開いた土地として、仏教における最大の聖地とされている場所。町中にも大勢のお坊さんが歩き回っていたりと世界各国から仏教徒が集まり瞑想したり祈りを捧げたりしており、仏教界における総本山といっても過言ではない。

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 だから日本寺も沢山ある

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 なおこの日本寺には図書館が併設されているのが好印象

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 情報ノートもあったりして有意義な時間だった

 余談だが西遊記における三蔵法師は天竺(てんじく)を目指して旅していたとされる人物だが、あれは中国から仏教を学ぶためにここインドを目的地としていた旅であった。天竺というのはインド全体を指し示すらしく、特定の土地は該当しないのだけど、仏教を学ぶという目的だったことを考えると三蔵法師の向かった目的地の1つがブッダガヤだったとしても不思議ではない。どうもナーランダ僧院ってとこが正解らしいけど。

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 そんな菩提樹がある場所も今は立派な観光地に

 ルンビニとは違って入場料の徴収とか無いのが偉い。敷地内に入ると履き物を脱いで裸足で仏塔周辺を歩き回ることになるのだが、これも不安なら入口で履き物の預かりサービスがあったりと充実している印象だ。

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 なおカメラは有料で持ち込み可

 ちょうど今の時期10日間に渡って各国の教徒が祈りを捧げるフェスティバル?が開催されてるようで、仏塔を中心に坊主だらけ。東南アジアの仏教国はどの国も何十人もの教徒が仏典を広げて祈りを捧げており独特の仏教世界がここに広がっているなと感じる。

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 なお日本のテントは無かった

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 この木が菩提樹

 奥の方には個人用のテントが設営されてたりして、まさか10日間ぶっ続けで読経してるのか!?と思ったのだが、この雰囲気を見るに休まず実施してても不思議じゃないとは思うたよ。それくらい迫力があった。

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 ミャンマーとか本当仏教に熱心な国だし

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 私みたいな観光客でも心に迫るものを感じる

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 こっちの貯水池は緩やかな雰囲気なんだけどね

 ルンビニが割と期待外れだったのでブッダガヤはどうなんだろ?という気持ちがあったけど、これは文句なしに来て良かった。特にインド人がそれほど多くない点が素晴らしい。

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 心に余裕を持って見学できる

 堪能したので歩いて宿坊まで戻れるのが有難い。帰り道中で3度も日本語を話すインド人から「バイクで近くの村まで観光に行かない?」だとか「日本語を勉強してるから話し相手になってくれ」と呼びかけられるイベントがあり、あーもう本当面倒くせぇ。観光地にはインド人詐欺師が多いって話は真だったか。

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 のんびり土産物屋も見てられない

 思ったよりも遅くなってしまい、お寺戻ってシャワーと洗濯済ませていたら真っ暗に。とりあえず今日のところは外食して、自炊は明日の夜にしましょうか。

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 自炊の方が高くつくというのもある

 それでも自分の好きな物を食べれる喜びの方が大きいので致し方ない。インドの田舎では香辛料の味から逃れることはできないのであり、世界各国からやって来たお坊さんたちも「インドの飯は辛すぎるんだよ」とか文句言いつつ食事してるのかと想像したらちょっと楽しい。

 2024年12月10日(火) 走行距離0km 累計159143km
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