自転車ときどき世界1周

2025年02月

 サウジアラビア25日目 ブライダーの町〜リヤドから西北西に269km地点 公園

 結局どういった施設なのかは分からないまま朝を迎え、まだウトウトしていた6時半にここのお手伝いさんが朝食を運んできてくれて目を覚ます。

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 家主がいる訳でもないのに料理人は常駐してるんだよな

 とりあえず食事頂きまして寒いというか靄が凄い状態の中で出発準備する。雰囲気的には今にも雨が降ってきそうな感じだが、天気予報的には土曜日までの雨が例外的な感じで基本は毎日晴れるようなので大丈夫だと信じたい。

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 そんなワケでお礼いって出発する

 このままブライダーの町を抜けてしまっても良いのだが、昨日の自転車ショップにちょっと寄り道しようと思う。改めて頂いた商品を確認したら使わない黄色のバーテープが混ざってたので、これをお返ししとこうかと思いまして。

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 ついでにWi-Fi使わせてもらい少々作業したり

 改めて9時半に走行開始。今度こそブライダーの町を抜けるように東へと進み、幹線道路ではない418号線の道路からローカル道路を使ってリヤドの町を目指そうと思う。

 実は昨日、宿泊先で地元の方から「この先の(幹線道路である)65号線には警察のチェックポイントがあるから自転車は避けた方が良いよ」と大変ありがたいアドバイス頂いており、これを避けるルートとしてオススメしてもらった道でもある。

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 かなり大きなブライダーの町

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 それを抜けるとラリーカーの遊び場みたいな場所が

 今日はかなり強めに風が吹いており、完全な向かい風ではないものの左斜め前から吹き付けて走行に支障をきたす。暫く休んでいるウチに風向きが変わってしまったか?と思ったりもするが、そもそも風力も風向も安定してないのがこの地域なので単純に運が悪かったっぽい。

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 40kmほど走ったところで

 進行方向が南南東に切り替わり大分楽になった。そこから少々進んだアシュ シマシヤという町のスーパーにて買い物してそのままお昼休憩に入る。ローカル道路使うためか今日明日は1日1回程度しか買い物できるチャンスがなさそうな道でして。

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 そういえば路面もガッタガタ

 ただ風と喧嘩しなくても良いだけで午前中よりマシではある。交通量も極小なので走行に気を使わなくて良いのも楽だし、やっぱり砂漠における最大のファクターは風なんだよなと思いつつ。

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 件の65号線とぶつかるが

 もちろんここもスルーして先へと進む。何なら教えてもらった検問エリアはこのちょっと先に位置しており、地図で見るとここを数km走れば上手いことショートカットする形でローカル道路を繋いでいくことができるようになっており、私も危うく騙されるところだったぜ。何にさ?

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 サウジアラビア警察に

 そのまま更に小さな道路へ入ってひたすら南下する。地形的にガレで囲まれた窪地となっており、その窪地にそうように大型農場が広がっている。要するにここはファームロードというワケだ。

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 アップダウンが少々多いが許容範囲

 まっすぐ進み続けてT字路へとぶち当たった所に20件ほどの人家がある小さな村が。ただ1つ1つの家は規模が大きく立派な建物で、寂れた村という印象は全くない。お店の1つも無いので旅行者的にはあまり用はないのだけれど。

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 問題なのは

 ここから10kmほど思い切り風上に向かって進まねば他に道が無いことだったりする。夕方にかけてどんどん強くなって来た風を真正面から受けて進むとか絶対嫌だ。その10kmを走って大きな道に戻ったところで人工物は何もないので野営できるワケでもなし。

 それくらいならこの村の郊外に位置する公園にテント張ってしまうのが得策だというものだ。明日になれば風向き変わっているかもしれないし、何気に16時半なのでキャンプ早すぎるということもない。

 なので3方を風防で囲む東屋がありその中にテント設営して本日終了とした。サッカーグラウンドもあるような大きくて綺麗な公園なのだけど、村の全人口を合わせても試合するには人数が足りるか怪しいと思うんだけどな。

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 やたら見晴らしの良い場所にある東屋で

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 夕陽を眺めたりしつつ夕食済ませる

 PC引っ張り出してブログ書こうと思ったが思った以上に疲れてたのか、ちょっと横になって一休みしたらそのまま寝てしまっていた茶壺さん。なのでこのブログは変な時間に目を覚ました深夜2時に書かれております。

 2025年2月17日(月) 走行距離96km 累計163429km
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 サウジアラビア24日目 農場〜リヤドから西北西に約330km ブライダーの町

 一応7時には起きてお借りしていた部屋を掃除したりと出発の準備をしつつ。スタッフの皆と朝食頂いて「10時までには農場に自転車持ってくる」という言葉を(一応)信じて待つのだが。

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 案の定というか

 待てど暮らせど音沙汰なし。ショップの店員ネパール人だったので彼らが時間や約束事に対してルーズなのは承知していたつもりだが、流石に12時を過ぎても全く連絡ないので困ってしもうた。もう今から出発しても町まで辿り着けず野宿となること確定なんだけど。

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 それよりも怖いのが

 自転車の方で何かトラブルあったりしてないか?ということ。というか昨日ショップの時点でボトルが1つロストしており「農場に置いてきたのかな?」と戻ってから確認してみたが見つからなかった。つまり搬送中の車で落ちた可能性が高いのだけど、もう連絡する方法もないしショップでその旨伝えても取り戻せるか正直怪しい。

 そういう諸々の不安が重なって精神的によろしくないのだけど、唯一英語を話せるジョセフは農場外に仕事出てるし、残ったスタッフは皆いい奴なんだけど「大丈夫!」以上のことは何も言ってくれないし。

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 やきもきしながら時間が過ぎる

 テントに来ていたお客の1人に相談してオーナーのアブラヒムに連絡が取れたっぽく、結局自転車ショップのあるブライダーの町まで送ってもらえるという感じで話がついた模様。いや自分のことなのに不確定な雰囲気で動いてるの怖過ぎる。

 その後も説明ないまま謎に待たされ続けたと思ったら、14時半にやってきたドライバーに「時間ないから早く荷物乗せて!出発するよ!」と急かされる始末。本当に荷物乗せたらすぐ出発しちゃって5日間一緒にいたスタッフの皆にお礼の1つも言えないまま。

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 どうしてこう極端なんだ

 ただまぁ皆さん総じて親切なんだよね。時間にルーズだったり仕事が適当な人が「良い人」だというのは日本だと両立し難い感覚かもしれないが、特に途上国だとむしろよくあるパターンだったりする。

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 振り回される方はたまったもんじゃないけど

 ともあれ移動途中にショップの方で「修理完了したから取りに来な」という連絡がドライバー伝いに私へ。最初の「2時間後にはできる」発言から丸1日くらい遅れているし、届けてくれる話がいつの間にか回収来るようにとすり替わっているのが解せないが、もう無事のロシナンテ号と再開できるなら何でも良いよ私は。

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 ショップに帰還してようやくロシナンテ号と再会出来た

 やはりボトルは行方不明のままだしネジ穴を一回り広げる感じで修理したらしく、規格に合うボルトについて確認とかしたかったのだが送ってくれたドライバーが「このあと予定あるから急いで自転車乗せて!」と急かされるのでなぁなぁのまま。

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 そんで送られたのが

 先日のパーティでブライダーに住んでる人の家・・・だと聞いてたのだが、普通に家にいた方は初対面だった。何がどうなってるのか分からないが、今夜はこちらで泊まって明日朝に出発すれば良いという話は通ってるらしい。

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 途中で買ってもらったお弁当をこのタイミングで

 ある程度時間経って分かってきたのは、恐らくこの家屋は近隣住民の集会所か知り合い同士で購入した多数の人間が寄り集まって寛ぐための施設であるらしい。なので向こうからすると突如謎の外国人が居座ってるけど「まぁ誰かが呼んだんでしょ」・・・といった反応になっているのだと思われる。

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 ここで寝て良いよと言われた部屋には猛禽類が

 不思議な出来事と思わぬ展開が発生するのは旅行してるとままあるけれど、今日はその中でもなかなか摩訶不思議な感じというか、今現在でも私自身が状況をよく分かっていない・・・という意味でレアな体験だったと思う。こういう経験はとても面白いと思うし貴重だなとも感じるのだけど、心配と喜びとか交互にやってくるのでとにかく疲れる。それこそ丸1日自転車乗ってるよりも。

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 なんだかんだ夕食も頂いてしもうた

 ということで食事を済ませたら早々に就寝。明日こそは自転車走行再開といきたい。

 2025年2月16日(日) 走行距離0km 累計163333km
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 サウジアラビア23日目 農場

 意気揚々と起きたものの外ガンガンに雨降っててあっという間に消沈した。そのまま2度寝を決め込み次に目を覚ましたのは8時ごろ。完全に雨が降り続いておりどうにもならず。結局ジョセフたちに雨が降り止む明日まで出発延期させてもらうことお願いして了承された。

 昨日こっちに宿泊したそのままアフマッドを始め幾人かと一緒にテントでお茶飲みながら過ごす。やはり昨夜は遅かったようで、朝食がお出しされたの11時になってからだった。

 食事を終えると残ってた皆さんも徐々に引き揚げていくのだが、その中で私はというと近くにあるブライダーの町に自転車ショップがあると話を聞いており、そこのスタッフがやって来るのを待っている。

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 というのも

 自転車のクランクに問題を抱えているため「何処かのタイミングで修理なり部品交換なりをしようと思ってる」みたいな話をしたら「親戚が経営してるショップがあるからそこで見て貰えば良いよ」という話になりまして、住所教えてくれるものかと思っていたらまさかの出張サービスになっていた。

 ただサウジアラビアは私が見た限り第2の都市であるジェッタ規模の大きさでないと、専門メカニックがいるようなプロショップは出てこなかったのだが大丈夫かな?とか思っていたのだが予想通り。

 どの部分が問題なのかも多分分かってないスタッフは「大丈夫だ任せろ!」と車に自転車積載しようとするのだが、その辺一連の動きを見てても「あんま自転車の扱い慣れてないな・・・」というのが見て取れる。

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 とにかく積載したので

 ブライダーの町へ引き揚げるゲストの車に同乗する形で私と自転車及びショップ店員の3人で移動する。1時間ほどでブライダーのショップに到着したのは良いが、町の方は雨かなりの土砂降りで困り果てるレベル。

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 普段雨降らないからか排水設備が脆弱で酷いことになってる

 やはりスタッフには専門家がおらず、というかよくよく話を聞いてみたら全員ネパールからの出稼ぎで来てる人たちだった。

 壊れてる箇所を伝えるのにも苦労したのだが「修理できないならクランク交換すれば良い!」とクランク長が異なる商品持ってきて勝手に取り付けしようとするため、慌てて静止させたりと私が確認してなきゃ後々問題になりそうなことやるので心配が尽きない。

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 悪い子たちじゃないんだけどさ

 結局規格の合う代替え部品は無いとのことで、それなら首都であるリヤドの町でまた考えれば良いか・・・と私は思うのだけど、向こうは謎に気合入ってて「それなら金属工場に持ち込んで修理してあげるから大丈夫!」と言われたのだけど。

 ネジ穴が拡張してしまった状態を元の大きさに戻すって難しいんじゃ?と思うのだけど「2時間もあれば終わるから!」と言われたので了承することにした。大丈夫なのかな?

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 ショップのオーナーはアフマッドの親戚ということで

 工賃なんか要らないよ!と言われたどころか「せっかく日本から来てくれたんだから、ウチの商品持っていきな!」と次々色んな商品プレゼントしてくれるのであり、申し訳ないのもあってお断りしようとするのだが押しに押されて壊れかけてたボトルケージやフレームバッグだけでなく新しいライトやヘルメットまで諸々頂いてしまった。

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 どうにも使わないであろう物はお返ししたけれど

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 そのまま店員たちと一緒にお昼頂き

 クランクの修理が終わるまでお店で待っていたのだけれど、19時を回ったところで「こりゃ駄目かもな。部品引き取って帰ることになりそうだな・・・」と思っていたら、声かけられて言われたのが「明日には修理完了するからもう今日は帰って休んだ方が良いよ」という内容。

 出たよ時間にルーズな国民が使う「言ってることがいつの間にか全く変わってる案件」が。ここで納得して帰ったらどんどん無駄な時間が過ぎてくのは明白なので是が非でも自転車回収して持ち帰りたいところなのだが、色々よくして貰ったオーナーが強く説得してくるので私も強く出れない。

 結局「明日朝10時にはスタッフが修理完了した自転車を農場まで送るから!」と言われて納得せざるを得なかったのだけど、10時に持ってこないだろうな〜とは思ってる。何なら修理出来なかったよ!と言われる可能性の方が大きいと思ってるのだが、そこで私に無断で勝手な部品交換とかされるのが1番怖い。

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 どうなることやらと思いつつ

 やっぱりアブラヒムの親戚らしい方の車に乗せてもらい、ロシナンテ号を置いて私1人農場へと戻る。到着したのは22時前だったし、そっから夕食頂いて一息ついたのは23時を回っていたし。思いもかけず慌ただしい夜となってしまったが、多分明日は出発したくてもなかなか出発できない状況になると思ってるので日記はそのタイミングで書くことにして早く寝ようと思います。

 2025年2月15日(土) 走行距離0km 累計163333km
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 サウジアラビア21・22日目 農場

 7時に起きて部屋の布団を片付け自転車に荷物積み込み出発準備済ませてからスタッフの皆と一緒に朝食頂く。この農場にはWi-Fiルーターとか無いのだが、ジョセフを始め彼等が使ってるスマホの電波をテザリング接続させてもらい、ちょいちょい私もネット接続させてもらっていた。

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 この朝食のタイミングでも

 ネット使わせて貰えたので明日・明後日に雨が降るという予報はどうなってるかな?と確認したら「今日の降水確率70%」とかに切り替わっていた事実。ちょい待て1時間後には降り始めるってことじゃないか!

 「わざわざ雨の中を走ることないよ、もっと泊まっていきなよ」という言葉に甘えて延泊させてもらうことにした。いや本当に予報見るまでは出発するつもりだったのです。何ならフルパッキン状態のロシナンテ号を外に出して即走行開始できるようにしていたくらい。

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 慌てて屋内へ収納して荷物外しました

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 布団も再度敷き直しましたとも

 ということで思いもかけず時間ができたため、とりあえず手持ちのバリカンで散髪済ませて自転車の整備作業をすることにした。どちらもインド終盤に作業してるから3週間程度と期間はそこまで経過してないが、砂漠という環境は自転車や長い髪に対して不都合が大きいので。

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 自転車も髪の毛も砂詰まりが発生しやすいから

 13時ごろまで掛かったが作業終えてひと段落。この2日間で「昼食のタイミングは14時前から」と把握していたため時間的にバッチリだったといえる。特に計算していたワケじゃない。

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 単なる偶然ですね

 午後は部屋にて本読んで過ごし、夕方ジョセフと一緒に夕食済ませて今日は早めの就寝とした。なお農場チーフのジョセフは宿舎も他の作業員と別の場所にあり、また唯一のアジア系(フィリピン人)であることから食の好みが異なるためかこうして単独で夕食を済ますこともあるとのこと。

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 曰く「中東の人は毎日肉食でしんどい」

 私個人としては肉ばかりの食事でも嬉しいのだけど、ジョセフが作った野菜炒めは東アジア系の味付けで「やっぱり故郷の味は美味い!」とか思ったので気持ちは分かる。厳密には私の故郷じゃないワケだがまぁ。


 翌日。実は数日前から「金曜日にはお客さん招いてパーティをするんだ」と話を聞いており、スタッフの人たちは朝からその準備で忙しなく動き回っている。私も何か手伝えることがないかと思うのだが「アナタはゲストだからゆっくりしてて!」と言われてしまう・・・といっても客席で何ができる訳でもなく手持ち無沙汰なんだよね。

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 午前中からもう来訪客が来始める

 私を誘ってくれたアフマッドを始め幾人か英語の上手な人がおり、彼らに混ざりながらちょいちょい話を聞いたりしつつ。とりあえず今日集まってくる人たちは親戚関係らしく、サウジアラビアでは金曜日になるとこんな感じでホームパーティを開催することは結構あるらしい。総数50人くらい居るのでホームパーティという規模じゃない気もするが。

 ある程度人数集まったところで畑でトリュフ探しを始める

 調べてみたらヨーロッパで栽培されるトリュフは収穫する際地中に埋まっているソレを見つけるのに犬を活用するのが一般的とのこと。ところがここサウジアラビアでは地中から顔を出していたり土が盛り上がっているのを目視することで人が普通に収穫できる特徴があるのだそうで。

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 中にはこんな大きな塊も

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 このトリュフ全部で新車1台買えるくらいするんだろうな

 来客用の大型テントに戻って皆さんティー飲みながらそれぞれ歓談を楽しんでいる。私は言葉分からないというのもあって、その場を抜け出してはキッチン棟に遊びに行って大鍋で調理されてるサウジアラビア料理を見学してみたり。

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 スケール大きくて大変面白い

 17時のタイミングで「ちょっと休んどいた方が良いよ」とスタッフ組に部屋まで送ってもらい1時間半ほど休憩し、迎えに来てくれた彼等の車で再びゲスト用テントへ向かうとそこには音楽団の姿が。

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 話には聞いてたけど

 近く(約100km)にあるウナイザの町から遥々遠征してきたプロの音楽隊らしい。話では「サウジアラビアの伝統音楽と踊りを楽しめるよ」と言われてたのだが、こういう意味だとは思ってなかったぞ私。

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 なにちゃっかり参加してんですかコイツは

 後半になると楽団員が各々太鼓を持ち出して演奏する方式に。音楽に合わせて中央に陣取って踊り始める人が出てくる辺り、サウジアラビアの伝統曲って立ち位置としては盆踊りとかそういうのに近いのだろうか?

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 こんなに間近で見学できるなんて

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 思ってもみなかったので興奮してる

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 でもここの席で一緒に太鼓叩いてたのは不可抗力ですよ本当に

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 太鼓に熱を当てて皮でも張り直しているのだろうか?

 23時近くまで演奏が続き、そこからようやく夕食となる。正直お腹減りすぎて終盤には「夕食まだかな・・・」とかそんなことばかり考えてたし、何ならテント抜け出してキッチンに様子見に行ったりしてた。

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 ちょうど完成間際に来たみたいでラッキー

 楽団の人たちも一緒に食堂棟へ移動して夕食が始まる。昼間に吊るされたヤギの肉を解体する所見てたので夕食メニューは想像できてたが、4〜5時間に渡って長時間煮込んだヤギ肉は実に柔らかく食べ応えがある。

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 腹いっぱいになるまで食べ続けましたとも

 食後は割と早くに車で帰るメンバーが引き揚げ始めたので、私も彼らを見送った後で部屋へと戻る。明日も町は雨模様の天気らしいが、午前中で降り止む予報となっているし今度こそ出発しようと思ってる。「もう1泊していきなよ」と言って貰ってるけど一応そのつもりです。

 2025年2月13日(木) 走行距離0km 累計163333km
 2025年2月14日(金) 走行距離0km 累計163333km
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 サウジアラビア20日目 農場

 雷鳴まで轟く激しい雨だったが朝には落ち着いてたようで何より。でも滅多に雨の降らないサウジアラビアだからか朝の時間帯は区域全体が停電していた。途上国ならまだしもサウジアラビアくらい先進的な国で雨降ったから停電というのは割と脆弱。まぁ電力会社なんかも雨による対策なんか考えないだろうし。

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 それより砂塵関係の対策に力入れると思う

 昨夜の夕食時に「何か困ってることないか?」と聞かれて「自転車のキャリアが折れたから溶接できる場所を探してるんだけど何処か知ってる?」といった会話してたのだが、ここの農場では機械関係の修理なんかもやってるそうで溶接器具があるから修理してあげるよと言ってもらえた。

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 とりあえず従業員の皆さんと一緒に朝食

 イエメンからの出稼ぎ組が多い中で唯一英語を話せるジョセフはフィリピンの出身。彼が主要な機械の点検から溶接等の知識や資格が必要な仕事を一手に受け持っている作業チーフみたいな立場のようで、色々と世話を焼いてくれる。

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 このポンプで地下水汲み上げて水確保してるとのこと

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 ここのプールは湯気が立ってて温泉みたい

 町で使う水は海水を淡水に変換することで水を賄っているサウジアラビアだが、内陸のこうした農村地帯ではこんな感じで地下水を使うのが一般的なのだとのこと。流水河川が無い国では水の確保も大変なんだなと思いつつ。

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 トラフォルトの畑もこの大型散水機を使ってる 

 10時ごろには電力復旧したようなので作業の合間を縫ってジョセフに溶接機械を準備してもらい、キャリアの修理を始める。パンデミック中にやってた仕事で溶接関係は触らせてもらえる機会があったので自身で修理してみたい気持ちもあるが、下手に素人が手を出して失敗したときリカバリ効かない環境なので余計なことせず見学に徹する。

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 フロントキャリアと

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 リアキャリアの2箇所を溶接処理してもらい

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 更にグラインダーで綺麗に削って貰った

 何度も折れてる箇所なのでかなり極太になるよう処置してもらった。ここから帰国まで折れずに保ってくれれば最高なのだが、特にフロントキャリアは10回以上折れてるし「また折れたら仕方ない」くらいの気持ちでいようと思う。

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 リアキャリアは折れたの今回で4度目だったかな?

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 ぶっとく溶接してもらった 

 ちなみに昨夜の時点でオーナーのアフマッドから「明日(12日)は自転車の修理して1日ゆっくり休んで翌日に出発すれば良い。何ならもっと好きなだけ滞在してても構わないよ」・・・と言われ、それに甘える形となったので余裕あるスケジュールで過ごしている。

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 なので農場の見学したりとかしつつ

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 昼食は今回もカブサ

 炊いた米と一緒に合わせる具材は多様な種類があるそうで、そりゃまぁ昨夜みたいにトリュフが豊富に入ったメニューが国民食だったらこんな頻繁に食されるワケないもんな。それでも今回は今回でラクダ肉が大量に入っており、モロッコや西サハラで何度か食べたけどやっぱり美味しいんだよねラクダ。ゼラチン質な肉なんだけど味がクドくないというか。

 その後は明日大勢のお客が訪れるために電飾取り付け作業があったので軽くお手伝いしたりとか。子供たちとサッカボール追いかけ回して遊んでたりもしたけれど、午後からは綺麗に晴れ渡り暑くて仕方ない上に切り返しを繰り返すサッカーという遊びはオッさんには結構キツい運動だ。

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 そんな感じで作業終えて

 夕食まで部屋にてゆっくりさせてもらっていたり。ネットに関してもジョセフの所へ行けばテザリング使わせてもらえるのが有難い。やっぱり休まず走り続けてたことの疲れはあったみたいで、気持ちが緩むと身体へのダメージが出てくるというか両足の筋肉痛が結構激しいことに気付いたというか。

 夕食は21時くらいとのことで従業員棟の部屋で「テレビでも見ながら待ってて」とリモコン渡されたので適当にチャンネル回していたが、中東各国の名前を冠した放送局に加え海を越えたスーダンとかのチャンネルまであったのが興味深い。アラビア語なので内容ほぼ理解できないため英語音声のユーロニュースでも流してようかと思ったが。

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 衛宮士郎が死んでたのでそのままアニメ見てた

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 今夜は人数少なく3人での夕食に

 食べ終えたときには22時を回っており、トラクターに乗せてもらう形で私が宿泊してる建物まで送ってもらった。農場内で1番大きな家だと思うけど、宿泊してるの私1人で何だか恐縮してしまう。ゆったり休ませてもらったし明日から元気に走行再開だ。

 2025年2月12日(水) 走行距離1km 累計163333km
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 サウジアラビア19日目 従業員寮〜リヤドから北西に416km地点 農場

 やっぱり布団で寝ると気持ちいいというか、寝返り打ったりしても腕が痺れる等の不具合発生しないのが良い。シュラフの寝心地ってかなり快適なのだけど、腕が収納されてると横向きになった時潰されやすい欠点があるので。

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 部屋の主はまだ寝ているので

 荷物を外に運び出して自転車の脇にて朝食作り始める。昨夜使わしてもらったキッチンは別の建物内にあり、そちらは7時半の時点で仕事に出てるのだろうか誰もいなかったため。

 ガソスタの店員にお礼言って出発した時は既に9時半となっていた。テントの片付け作業がない分早い出発ができる筈なのにむしろ遅くなってる不思議。モスクの水道が熱湯出るので洗い物を徹底的にやったからかな?

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 昨日よりは青空が見える気がする

 短い距離で町が出現するため補給に関しては楽なのだけど、その町というのが何かの計画都市なのだろうか規模に見合わない異様に立派な道路で飾られた謎空間となっている。

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 町のエリアだけ片側3車線の道になるし

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 オブジェや風景も全く別物

 だけど人口が増えたワケじゃないのでむしろ外観に対して空虚さが目立つ異様な風景に。感覚としては昨日まで栄えてた町が一夜にして人の姿が消えてしまったようなイメージに近い。マリーセレスト号みたいな。

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 2つ目に出てきた町も同様

 まだこちらのシャリーの町は営業してる商店だったり人の姿が確認できて違和感少ないが。とりあえずここのスーパーで買い物しようとしたら、パトカーが馬鹿みたいにクラックション鳴らして横柄な態度で人を呼びつけてきた。うわぁ、嫌な予感しかしねぇ。

 メディナの警察も対応酷かったため既にサウジの警察には嫌なイメージが付いておりどうなることかと思ったが、アラビア語で捲し立てられただけで意思疎通しようとする雰囲気が全くない輩だったのでこっちも日本語で言いたい放題やり返してたらどっか行ってしもうた。この先ずっと追跡されるパターンかと思ってたので助かった。

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 水を探してたら「汲んであげるよ」とドライバーの方から

 昼食挟んで午後になると大分気温が上がってきたため上着を脱いでTシャツで走行することに。何気にハイルの町から標高4〜500mくらい下っているので徐々に気温上がってきたのかもしれない。

 午前中より風が弱まったこともあって、向かい風ながらも割と良いペースで走行が続く。この先3箇所のガソスタがあって、風の強さ次第で近・中・遠どのガソスタをゴール地点にするか選ぼうと思っていたが、これなら遠いガソスタでの終了で問題なさそうだ。

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 と思っていたのだが

 途中でドライバーの方から声かけられて「良かったらウチのファームに泊まって行かないか?」とお誘い頂く。新興方向から逆走することになるためちょっと迷ったのだけど、こうした機会を「余計に走るの面倒くさい」で不意にするのは間違ってると思うので有難く寄らせてもらうことにした。

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 でも該当する農場が見つからなくて迷った上に

 途中からまさかの雨が降り出して寒いわ冷たいわとサウジアラビアとは思えない環境に大苦戦。私の到着遅くて心配したのか従業員の人が車出して迎えにきてくれたので何とかたどり着けたけど、1人じゃマジでメゲてしまっていたかもしれない。

 それだけに暖かなシャワーが最高に気持ち良かったし、その後で案内されたファームはとびきり面白かった。というか農場の規模が大きすぎてちょっと凄さを測りきれないレベル。そもそも農場内の移動に車を使う時点で相当だし、その乗せてもらった車種がレクサスの新車だったので裕福なのだろうなとは思ってたけども。

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 農場見学したりしつつ 

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 一緒にトラフォルトという名前の食べ物を収穫したのだが

 これ1kg当たりの値段が2000€(約315000円)くらいする高級食材らしい。料金エグ過ぎて私みたいな庶民には一生縁のない食べ物だと思っていたが、この後普通に夕食でお出しされて驚いた。なお後にネット使えたので検索調査したところ、白トリュフだと判明しもう1度驚いた。

 敷地内にある遊牧民式テントは

 冬季に休憩場所として設営されるらしい。収容人数40人という大型テントには数々の茶器とポットが並んでおり、イスラム式クッションに座って囲炉裏を囲みながら大皿に乗った大量のフルーツをパクつき夕食を待つという気分は完全にエラい人。

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 こんな経験できるなんて貴重だわ

 オーナーのアフマッドは綺麗で分かりやすい英語を話してくれるので会話が楽なのも有難い。サウジアラビアの各種行政手続きの迅速さとか面白い話が聞けて、サウジのeビザが3分で即発給されたのも行政の手抜きじゃなくてその素晴らしいシステムのおかげらしい。車の免許更新はネットで1分もあれば完了するそうで、日本だと免許センターに訪問して早くても半日はかかるぜと言ったら笑ってた。

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 件のトラフォルトが入ったカブサという料理

 大皿を囲み右手のみで食する中東でよく見られるスタイルでの食事だが、毎回私は自分の食べ方が下手糞だと思わずにはいられない。そもそも熱々のお米を手で抄ったら火傷するじゃん!とアチアチやってるのだが、周りを観察してると誰も苦労せずに食べている謎。

 とりあえずトラフォルトのお味は中がトロトロになるまで揚げたニンニクに近いかなと思いました。仮に食事の値段を付けるなら、多分この旅行で1番高い金額になるんだろうなぁとか考えてた。

 満腹になるまで食べさせてもらい宿舎まで車で送ってもらう。アフマッドはここから90km先の自宅まで帰るのだそうで、曰く「サウジアラビアでこの位の通勤距離は普通」らしい。何事につけてもスケールの大きな国だな。

 ベッドで日記を書いていたら一度は止んだ雨が本格的に降り始めたようで激しい雨音が屋根を叩く。こうして暖かな部屋でゆるりとしていることに感謝をしつつの就寝だ。

 2025年2月11日(火) 走行距離97km 累計163332km
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 サウジアラビア18日目 ガソスタ敷地〜リヤドから西北西に476km地点 従業員寮

 冷え込みが強い朝というのは割と好きである。シュラフはー20℃でも耐えられるの使ってるし、朝の張り詰めた空気の心地良さと寒い中で飲むコーヒーは特別美味いから。

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 ジェッダで買った豆はここで使い切った

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 準備済ませて出発しようとしたのだが

 バッグをリアキャリアに取り付けようとしたら違和感があり、チェックしてみると折れていた。以前も同じ箇所が破損したので溶接の際に「ここ思いっきりぶっとく溶接して強度マシマシにしてくれ」とお願いしたのだが、やっぱり難しいのかな。

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 また何処かで溶接してもらおうと思う

 とりあえず紐と結束バンドで固定処理して出発準備済ます。昨日のガソスタ従業員ニイちゃんにお礼言ってから出発しようとしたが、このガソスタ24時間営業じゃないのか従業員は誰もいなかった。サウジアラビアって大型のスーパーとか24時間営業にしてる割に郊外のガソスタはそうじゃないのか。

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 優先順位がよく分からん

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 5kmも進むと別の廃墟となったガソスタが

 でもここは併設されてたトイレが生きてたので利用させてもらう。昨夜泊まったガソスタはトイレが駄目になってたワケで、本当にサウジは読めないというか何というか。

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 うわ警察のチェックポイントだよ!

 昨日のサイクリストから「リヤド〜ハイル間はずっと警察車両が追跡してきて最悪だった」と話を聞いてるので何処かで警察が自転車見つけて追跡始めるポイントがあるのかな?と思っていたが、ここがそうなのか?

 と思ったが意外にも何事もなくスルー出来た。彼らとは逆方向に走ってるからお目溢しされたというのは都合良過ぎる考え方だろうし、追跡開始するのは主要幹線道路に入ってからなのかもしれない。

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 ティーポット。そういえば私の名前も茶壺だったな

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 そんでここが主要道路にぶつかる交差点なのだが

 この国道60号線を通らずにこのまま400号線で迂回する回り道ルートを走ってみようと思う。もちろん警察車両の張り付きを避けるための措置だけど、正直ローカル道路を使えば避けられるのかは分からない。

 確証もないのにおよそ50kmも余計に走るのどうかと思う気持ちもあるが、半日余計に走った程度で自由でストレスのない走行が得られるのならば私はそちらにチップを賭けたいタイプ。

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 60号線の道路上にパトカー見えるし

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 そのちょっと先には直線的な線路が

 ところで世界で最長の直線道路はオーストラリアの南部にある約146km(だったかな?)とされている。別にこのこと自体に文句はないが、恐らくサウジアラビアにはこの世界最長直線路を遥かに超える道があるように思えてならない。

 私がスルーしたこの国道60号線もその候補の1つで、地図で見た限りまっすぐ200km以上に渡って道路が続いてるのが確認できる。砂漠の真ん中に造られた道だから余計なカーブとか入れる必要なく、都市間を最短距離で結ぶことが可能な環境がこうした道の建設を可能にしてるのだろう。まぁ走って楽しい道ではないと思うが。

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 お昼休憩も潰れたガソスタ

 というか廃墟になってるガソスタ多いな!朝から既に4〜5軒ガソスタ跡を見つけているのだが、何なの?サウジアラビアってやたらガソスタ作っては潰しまくる業でも背負っているのか。

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 この辺は大規模農家が多くて

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 豊富に水を撒いてるからか緑が豊富

 その代わりというか道路の脇には有刺鉄線が張られて道を外れることが出来なくなっている。自転車的には一休みしたくても落ち着ける場所も無いし、野宿するにも難しくて少々困るのだけど。

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 と思っていたら

 ガソスタでは地元のオッちゃんが「この部屋で休憩しな!」と事務室っぽい部屋を開けてくれた。ここで泊まっても構わないとのことだったが、まだ15時だし明日は強い向かい風になると天気予報にあったのでコンディションが良い今日のうちに距離を稼いでおきたく辞退させてもらう。

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 そこからもう30kmほど進んだ所にある

 やっぱりガソスタに併設されてる商店で「建物の裏手にテント張っても構わないかな?」と聞いてみたところ「今日の夜は寒くなるから辞めときな。寝る場所なら俺らが使ってる部屋で一緒に眠れば良い。」と部屋を当てがってくれた。大変ありがたい限りです。

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 離れにあるキッチン使わせてもらい夕食

 聞けば皆さんアフガニスタンからの出稼ぎだそうで、これまでサウジアラビアではバングラデシュ人を筆頭にインドやパキスタン人など南アジア系の人が多かったがアフガニスタンの人も結構多いらしい。ちなみに昨夜のガソスタ定員はバングラディシュ人で午前中に利用した商店の店員はインド人。

 暖房が効いてて暖かい部屋にて優雅に過ごす夜。寒くて星空が綺麗な冬のキャンプは楽しいけれど、こうして部屋でヌクヌクとしながら過ごすのも素晴らしい。電子機器の充電もできたし。

 2025年2月10日(月) 走行距離114km 累計163235km
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 サウジアラビア17日目 キャンプエリア〜リヤドから西北西に575km地点 ガソスタ敷地

 ここ数日朝方やたら寒いなと思っていたが、昨日ネットで天気情報調べてみたら最低気温はー1℃だったらしい。正直サウジアラビアという国は、真冬とはいえ普通に暑いものだと思い込んでた節がある。

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 そんなことなかった

 風吹いてないのが幸いではあるが、それでも身を縮めるようにして出発準備し動き始める。具体的な数字見てしまったので、もう「今日はTシャツ要らないな!」とか言ってられず上着付けての走行開始。知らないことはある意味で幸せだった。

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 5kmほど走って町中へ突入し

 とりあえずカフェに突入しても良いが、残り僅かとなっているコーヒー豆を補充しておきたい。ちゃんと昨日のタイミングで市内のコーヒー豆取り扱ってるお店をチェックし地図にブックマークしてます茶壺さん。抜かりないですよその辺は。

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 ここのドーナツ屋は5分でWi-Fi切れて大失敗だったけど

 仕方なく再移動して別の場所を探す・・・のだが、その前に町の中心部へ向かってコーヒー豆を先にゲットしようかな。多分12時過ぎると一旦営業休止になると思うので買い物関係を先に済ませた方が正解か。

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 そう考えれば下手にカフェで作業始めなくて良かった

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 何故にソ連

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 サクラカフェがあったり謎に日本語想起させる店が多いな

 ほぼ迷わずカフェを見つけることが出来たが時刻は12時で、正にお昼休憩入る直前だったギリギリのタイミング。コーヒー関連の商品とは別にお茶関連も商品が豊富なショップで、日本語で書かれた製品が多い。

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 なかなか見てて楽しい

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 でも知ってなきゃ外見からは分からないよなこれ

 そのまま近くのスーパーに寄って切らしてた食材を一挙に購入する。都会の大型スーパーの方が料金安いと思ってここまであまり補充しなかったのだけど、物によっては田舎の個人スーパーの方が値段安かったりして旨味は少ない感じ。

 買い物済ませて商品詰めてたら荷物満載の自転車旅行者がやってきて驚いた。いやまぁサウジアラビアに自転車旅行者がいても不思議はなのだけれど、なんというかこの国で他に自転車旅行者と出会う予感も雰囲気も無かったので。

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 ネパール→デンマーク

 ちょうど逆方向からだったので情報交換できたの助かった。なんかこの先のエリアはずっと警察車両が付いてくるらしくて今からゲンナリしつつ。

 とにかく買い物終えたので今度こそネットのできるカフェでも入ってゆっくり過ごそうと町を脱出する方向に動き出す。しかしサウジはこの辺のサービスが充実してないというか、サウジ国内で展開してるチェーン店系のカフェとかファストフードにはWi-Fiサービス無い店が多いのだ。

 店舗名を冠したWi-Fiスポットが飛んでるにも関わらず、店員に尋ねると「ウチではWi-Fi無いよ」と言われる始末。もしくは従業員がパスワード知らなくて接続できないパターンだったり。

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 良いお店が見つからないまま町の外れに来てしまい

 しかしアルウラのカフェではWi-Fiアップロードが遅すぎてブログの写真がマトモにアップロードできなかったんだよね。このままハイルの町をスルーしてしまうと予約してる投稿が尽きてしまうのでちょっと困る。

 ということでもっかい町中へと戻ってマックを見つけ、そこで改めてネット作業に入ることにした。サウジのマックって店内にコンセントを設置しない方式みたいであまり利用したく無いのだがもう贅沢なこと言ってられん。

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 充電についてはまた考える

 作業終えたの16時であり、ここから急いで水補給し郊外まで脱出しなくては。なんかやっぱりゆっくり休むという感じにならず忙しない1日になってしまうのサウジアラビアという国で自転車旅行すると逃れられない運命なのか?

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 とりあえず郊外まで抜けたので

 風も吹いてるし遮蔽物のある場所見つけてテント張らねばと走っていたらガソスタがあった。敷地に併設されてるモスクはボロボロで既に使われていないと思ったが、一応現役の模様。

 とはいえトイレ等は完全に使用停止となっており、そこのスペースにテント張っても良いか聞いてみたら「1日だけなら良いよ」みたいなこと言われた。相手完全にアラビア語しか話せ無かったけどそんな感じのジェスチャーしてた。

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 かなり遅くなってしもうた夕食

 明日からパトカーに追跡され続けるのかと思うととても嫌なのであり、そうした可能性の少ないローカル道路を走るべきかルート色々考え中である。いやまぁ砂漠にそんな選べるほどルートないんだけどさ。

 2025年2月9日(日) 走行距離62km 累計163121km
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 サウジアラビア16日目 廃村〜リヤドから西北西に604km地点 キャンプエリア

 屋根があったために日差しが入ってこず7時まで寝てた。いやここ最近はどれだけ早く寝ても7時まで起きれない日が多く、単純に疲れが蓄積しての結果なのかもしれない。うんきっとそうだそうに違いない。

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 今朝は風が吹いておらず

 ガスっている訳でもないためそれほど寒くない。なので「そのうち暖かくなるでしょ!」と上着は使うことなくTシャツのみで走行開始。サウジアラビア走る前は真冬の時期とはいえ暑さに喘ぐ日々が続くと思っていたのだが、蓋を開けてみれば寒い日と半々くらいのイメージだな今のところ。

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 この先標高下がればまた暑くなると思うが

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 まーたこんな看板だよ

 州都である入るの町まで100kmを切り、都会が近づいたためかどんどん人工物が増えてきた。午前中だけで2件も3件もガソスタが出てくるとか今までの行程を思うと笑っちゃうほどの盛況っぷりである。

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 これなら何処でも快適に旅行できそう

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 地形にも変化が出始めた

 というかこんだけ平らな土地がありながらガレとか山の近くに町を造るのは何故なのだ?日本なんて平野部がわずかしか存在しないために狭い土地に人口集中して過密状態となっているのを思うと羨ましいというか贅沢だなとか思ってしまう。

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 羊の群れは

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 ちゃんと陸橋の下を通って移動するんだね

 50km弱走ったところで出てきたのは砂漠に広がる公園の模様。こんなところに遊具を設置しても子供だけ訪れることが出来ない(ハイルから30kmくらいの距離)場所なのに。ファミリーキャンプ場みたいな位置づけなのかもしれない。

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 実際そんな感じのピクニックエリアが点在していたので

 自転車旅行者が程の良いお昼休憩場所として利用させてもらったりする。BBQ台に屋根まで付いてて普段なら最高の場所なのかもしれないが、徐々に冷たい風が強くなってきた今日においては日陰だと寒い。結局日向にて食事することになろうとは。

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 キミそこんとこどう思うよ?

 午後は強風に乗って一気にハイルの町へと向かう。町に入る手前で幹線道路と合流し進行方向が変わった時は焦った(風向き変わっちゃう!)が、程なく進路は東向きに戻ったしそもそも町に到着したら今日は走行終了のつもり。

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 とはいえ

 宿代バカ高いサウジで宿泊施設を利用することはなく。かと言って州都クラスの大きな町だと市内で野営地を見つけるのは難しい。ということで今回は町の入口付近でWi-Fi利用しネットして、買い物済ませたら郊外へテント張れる場所探しに移動しようと思う。メディナの時と同じ戦略です。

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 マックで1時間ほどネットして

 町の南部から西へ延びるローカル道の先にキャンプやアウトドアで人気の場所があるらしい。下手に砂漠まで出なくても町から数kmの距離でそんなのあったらそりゃあ公園に利用客がいなかった筈だよ。

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 車も多かったので奥の方まで移動して

 目立たない場所にテント張って本日終了。明日はハイルの町を抜けさえすれば万事OKということで、無理せず疲れを取ろうと思います。んなこと言って、またアルウラの時みたいに激走してるかもしれないが。

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 代わり映えのしない夕食が続くのだが

 大きな町だったので冷蔵品の肉が売っててこれが大変美味しかった。ランチョンミート缶とか冷凍挽き肉も悪くないけど、やっぱり新鮮な食材ってのは違うな!とかそんなこと思ったり。コーラも飲めたし大満足である。

 2025年2月8日(土) 走行距離95km 累計163059km
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 サウジアラビア15日目 ブロック塀の中〜ジェッダから北北東に646km地点 廃村

 夜になって落ち着いたかに思えた風だが深夜1時半ごろ再び凄まじい強となり、囲いの中まで風が吹き荒れる始末。これの何がキツいって砂塵がテント内に入り込んで来るのがキツい。私が使用してるテントはフルメッシュのタイプで涼しく使い勝手の良い代物だと思っているが、強風下の砂漠においては相性最悪といって良い。

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 厳しい夜だった・・・

 そんで夜が明けたにも関わらず異様に寒い。風邪の影響で砂が飛散してるのか、単純に冷え込みが強くガスっているのか不明だが、とにかく景色が真っ白で太陽光が拡散されてしまい熱が届かないのが原因っぽい。

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 流石に上着着て活動することにしたほど

 起き抜けにはまだ風切り音が聞こえることもあったが、走行始めた9時半には風も弱まったどころか吹いてくる方向逆になってた始末。風力弱いながらも向かい風で私も驚いたぞ。

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 本当にこの地域の風は安定してない

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 こっちみんな

 今回アラビア半島横断するにおいて最も無補給の距離が長い(と思われる)エリアは既に通り過ぎており、今日も程的にガソスタやれ小規模ながら町の姿が確認できる。そんな行き倒れるようなレベルの危険地帯を走ってるつもりはないが、それでもこうして定期的に人が住んでる場所を見かけると安心感があるね。

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 こうした土地にある家々は

 屋根が真っ平で屋上に水タンクが設置されている。雪どころか雨すらほとんど降らない土地だと屋根を三角形にする必要もなければ排水とかを考えるような構造でなくても良いのだろう。その代わり他の点で色々な構造やれ建築方法に違いがあるのは分かる。

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 久しぶりにこんな景色見たな

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 ずっと姿を消してた給水機も一気に出始めた

 このAsbtrの町でお昼休憩及び食材の購入しようと思っていたのだが、出てくるスーパーが軒並みシャッター閉めてて「もしかしてサウジの小さな町だと金曜はスーパーも営業しないのか?」と焦ったが、何とかガソスタに併設してるお店で買い物できた。

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 ドキドキしちゃった

 午後には完全な無風となり、白みがかっていた景色もすっかりいつもの砂漠となる。2〜3回上り坂が混じったりしつつも全体的には本当に僅かずつ標高を下げていってる感じ。100km移動して100mダウンとかその程度な。

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 登ってきた坂を振り返った1枚

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 よく見かける標識だけどさっぱり内容が分からん

 スタート地点から80kmちょいの位置にガソスタがあり、そこでコーラを買おうと思ってた茶壺さん。昨日・一昨日と後半戦でコーラの購入に失敗しており、アルコールが売ってないこの国では夕食のついでに炭酸飲料を買うことが多かったのだけど。

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 まさかのガソスタ潰れていたため

 3日連続で夕食の飲み物は水となってしまった。私は夜にコーヒー飲まないのでサウジアラビアらしくお茶の葉買ってティーでも飲んでみようかしら?

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 17時前となり

 風は吹いてないけど昨夜酷い目に遭ったことを鑑みて、風を遮れる場所にテント張ろうと遮蔽物のあるを探しつつの走行。すると美味い具合に小さな集落が出てきたので近づいて様子を見てみたが、長らく人が住んでないであろう廃村であった。いやむしろ私には都合が良いのだが。

 家畜小屋にでも使われていたのか四方を塀で囲まれた敷地にテント張って一安心。鳥の巣でもあるのか定期的に羽音がするのだけれど、こんな廃墟となった数件の家屋しかない砂漠でどうやって生き延びているのだ?

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 私は餌を自転車で運ぶことで生き延びてます

 風や気温が両極端なパターンを体験してると思うのだけど、果たして明日はどちらになるのだろう。オセロだったら明日強風が吹くことで間に挟まってる今日をひっくり返すことになるんだけどな。自分でもワケ分からんこと言ってると思う。

 2025年2月7日(金) 走行距離105km 累計162964km
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