自転車ときどき世界1周

2025年03月

 UAE15日目 道路脇〜ドバイから南南東に約120km アル アインの町

 やはり木陰となる場所に陣取っていると朝の気温が違う。爽やかな気分でコーヒー淹れて優雅に朝を楽しんでいたが、突如人が現れたのには本当ビックリした。特に怒られるとかもなかったけど。

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 ここを歩く意味があるのか?

 とりあえず道路に戻って南下する。昨日は弱いながらも北風が吹いてて終盤追い風だったけど、今日は南風に変わっていたのは計算違いだな。周囲を植林された木々が囲っているのでそこまで風に悩まされることないし、砂つぶが顔を叩くことも無いので細やかな問題だ。

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 ゆっくりと登り下りを繰り返しつつ進む

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 やはり暑さが厳しいので適度に休憩挟みつつ

 そういう意味では砂漠地帯じゃないUAEは多数のモスクに冷水機が併設されているため大変有難い。氷水かと思うくらいガチガチに冷やしているため口に入れても一気に飲み干せないのが問題か。あと火照ってる体に冷水入れるので頭がキーンとするかき氷現象が起きる。

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 相変わらず植林された木々が立ち並ぶ

 写真だと一見森深いように見えるかもだが、精々幅1〜2m程度の列に植えてあるのみで、その向こう側は砂漠の景色が続いている。よくよく木の根本を見れば水を運ぶ黒いホースが張り巡らされており、この景色を作り出すのに相当苦労してることが窺えるな。

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 お昼休憩で寄った町

 ラマダン中だしわざわざ人気のない場所で食事してるのにインド人がワラワラと寄って来ては勝手に人の自転車を弄り始める。なんでUAEに来てまでインドと同じストレス受けなきゃならんのだと思う。

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 後半は大分風向きマシになったこともあり

 16時には目的地であるアル アインの町へ突入した。結構大きな町なので郊外に抜けてからテント張りたいところだけど、途中でマック見つけてしまい電子機器の充電始めてしまったのはどうしたものか。

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 一応その予定ではあったのだけど

 18時前まで粘って8割ほど充電完了。ドバイ出てから3日しか経ってないのに結構残量減ってるよな・・・とか思いつつ。暗くなり始めた町の郊外に向けてスーパーを経由しつつ移動する。このタイミングで残金も0リヤルまで使い切ったので明日は本当に出国するだけ。

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 急ぐ 

 途中で食事振る舞ってたモスクにお招きされたりとかありつつも、19時過ぎに何とかテント設営してひと段落。ネット使えたついでに今日の気温調べてみたら36度だったらしく、朝日が当たる場所に野営してしまったことに恐れ慄いていたりする。

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 明日は頑張って早起きするか

 2025年3月20日(木) 走行距離97km 累計165784km
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 UAE14日目 フジャイラの町〜ドバイから南東に65km地点 道路脇

 テント設営したのは採石場に使われていたのだろうか、やや大きめの石がゴロゴロしてるポイントで周囲から姿も隠せるし良い場所だなと思っていたのだが1つ問題があった。

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 日陰がない

 昨日は日が暮れてからテント張ったので気にしなかったが、ここ滅茶苦茶日当たり良好なのであり朝から太陽光に伴う熱がすごい。朝食の途中で我慢できずパンツ一丁になってたほど。海外で何やってるんだと思われるかもだが、私は以前から砂漠でテント張ったらすぐ服脱いで活動してたので今更。

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 動き出した方がまだ涼しい

 オマーンの国境までは僅かな距離だが(恐らく)その国境から日本人は出入国できないので、確実に出入可能なアル・アインまで移動するというのは昨日述べた通り。そのアル・アインはここから100kmほど南に位置してるのだが道路の数が多いので珍しくルート選べる状況。

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 そこで問題となるのが

 海岸に沿う形で南北に延びてる山脈を越える必要があるということ。昨日も1度この山越えしたワケだが、案外斜度がキツくて大変だったし、出来るならば低い山を楽して越えたいところ。

 ということでスタート地点から西に向かうか海岸沿いに南へ下り、国境付近の道から山越えするかの2択。ちずで調べた限りは後者ルートの方が楽できそうな気がしたので南下してるのだけど。

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 あ、これ全然楽じゃないパターンだ

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 アレは人工的に造られた滝なのかな?

 全身汗まみれになりながらやっとの思いで300mまでアップ。西ルートは最高標高500mとなっていたので何だかんだこっちを選んで良かったワケだ。そうに決まってる。

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 と、思うじゃん?

 ここから50〜100m程度の小規模アップダウンが繰り返される道だとは思わなんだ。海から離れて湿度も下がった筈なのに汗がダラダラ出てくるというのは運動強度相当な高さだぞ。

 そもそも上り坂というのは標高低い場所で登る方が暑さの影響を受ける分しんどいのだ。そりゃ3000mとか越えてくると空気の薄さで別の厳しさが出てくるのは否定しないが、基本的に暑い環境で坂登るという行為は負担の大きさが半端ない。

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 そこまで分かっててこのルート選んだのかよ

 いやまぁ地図アプリって走行ルートを出そうとしても、謎の迂回路をお出しして正しい情報を表示してくれないことが多々あるんだよね。そんな限られた情報から「恐らくこっちのルートは標高が低くて走りやすそう」とか想像するワケで、つまりこういうコトはままある。

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 結局こっちのルートでも500mまで登ったしな

 途中のモスクにあった冷水機で補給できなかったら脱水症状で大変なことになってたかもしれないレベル。とりあえずで水2ℓ飲めたって相当だぞ。

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 山越えてしまえば後は下り基調の道に

 交通量も少ないし幹線道路走る理由も無いのでオマーンとの国境ギリギリに通ってるローカル道を伝ってショートカットしつつ進む。そこまで砂が広がる景色じゃないが、それでも砂漠の土地なので見通しが良く「あの辺はもうオマーン領なんだよな・・・」とか思いながら走ってた。

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 こんな瑞々しい畑見たのUAE初かも

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 なんか前のめりじゃない?

 幹線道路に復帰したものの16時近いタイミングなのでスーパー求めて割とすぐ離脱。UAE北部は短い間隔で町が出てくるので補給に気を使わなくても良いのが助かるな。

 スーパー脇のモスクで水補給も済まし、昨日の反省から16時半には野営の準備完了した状態で走行する。早めに終了しようと思っていたし、近くにゴーストタウンと記された町があったのでその辺狙っていたのだが、該当場所は工場の敷地内になってて利用できず。

 地図での見込みが外れてしまい仕方なく走行継続しつつ・・・って今日はそんなことばかりだな。結局17時半に道路脇に植林されてる木々の間へテント張って終了とした。

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 結構車両の走行音が大きいな

 場所が良いためか完全無風で助かる反面、ハエが多いし蚊とは異なる小さな虫がテント内飛び回っててウザい。砂だらけの砂漠では味わえない多様な生き物が住んでる場所である。

 2025年3月19日(水) 走行距離103km 累計165687km
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 UAE13日目&オマーン1日目 アル ダイドの町〜ドバイから東に約100km フジャイラの町

 昨日引っ張った行ってみたい場所というのはオマーンの飛び地であり、そのためオマーンでの滞在日数が加算されている。ところで「飛び地」というのはどういう場所であるか?

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 四方を囲まれてるので無風で居心地よかった

 簡単に言えば「他国を跨がないと辿り着けない時刻の土地」と表現できる。日本は飛び地が存在しない国だけど、世界地図を見ると飛び地を持ってる国というのはそこそこあって、私が訪れた分かりやすい飛び地だとアラスカ(アメリカの飛び地)が該当する。

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 フランス領ギアナとかカリーニングラードとかも有名

 こうした飛び地が出来る理由は様々だけど、今回訪れるオマーンはホルムズ海峡に突き出す半島一帯も大きな飛び地だったりして、飛び地自体は特別な存在では無いと言うことができると思う。

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 20kmくらい走ったら山が見えてきた

 地図的に面白いのはここの飛び地はUAEの領土真っ只中に、半径5km程度の小さな円を描くようにしてオマーン国土が広がっている点。調べたところオマーンが独立する際、この土地を収める首長がオマーンへの帰属を希望したことが原因らしい。

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 久しぶりの上り坂で相当疲れる

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 なんとか登り切った場所のトンネルを通って

 ちょっと下った所から脇道に入るとオマーン飛び地に突入できる。どうもこの飛び地は東部の方に主要な町があるようで、西部は山々に囲まれた人もまばらな僻地の模様。途中からアスファルトも無くなって未舗装路となった道を進むのだが。

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 先ほど上り坂の比じゃないくらいキツい

 未舗装にも関わらずえぐい斜度の坂がお出ましして、自転車押して進むのすら難儀するレベル。全力入れっぱなしで押し続けていたので坂の途中で踏ん張ってた左足が攣りかけて危うく大惨事となるところだった。

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 そんな僻地なのだけど

 実はこのオマーン領の中にUAEの飛び地が存在している。何言ってるの?と思われるかもしれないが、要するに二重丸を描いて中央部分はUAE、その周辺はオマーン、更にその外側はUAEの土地となっているのだ。これが世界でも非常に珍しい「二重飛び地」というヤツで、こんなワケ分からない土地があるのは個人的にとても興味深い。

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 とても理想的な野営ポイントがある

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 この辺から再びUAE領土

 僅かなエリアにはパッと見で3〜40戸程の民家が存在しているようだが、彼らはちょっと買い出しへ行くのにもオマーンに入国して出国してもっかいUAEに入国するとか当たり前なのだろうか?この2国は使用通過違うのだけど、その辺の融通が効くのかといった疑問が尽きない。とにかくあらゆる点で面倒くさそうだよなこの土地。

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 普通に村人の姿も見たし

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 んでここが二重飛び地終点のオマーン国境

 端から端まで2〜3kmしかない二重飛び地のUAE領土にはやたら自国の国旗がはためいており、UAE的は自国領土だと強くアピールしていたのが印象的。

 独立の経緯を想像すると、周辺の首長が「俺らはUAEじゃなくてオマーンに帰属する!」って飛び地にも関わらず強い意志で帰属を表明した中で「いや俺はUAEに着くぜ!」と真っ向から対立するようなことやってるワケで、日本だったら村八分になってそうな案件を想像してしまう。

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 国境線が複雑になるワケだよ

 オマーン領土に戻って5kmも進むと飛び地の東端に到着し再びUAEに入国した。都合4回国境を越えた形となるのだが、イミグレーションはおろか国境として看板が立ってたのも1箇所のみ。それくらい簡略化しないとやってらんないというのは想像できる。

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 なんにしても面白かった

 UAE戻って数kmも進むと海にぶち当たり、右折して南下する。この道を30kmも走ればカルバという町からオマーン本土へと入国できるワケだが、ドバイで調べた限りこの国境はアラビア諸国の人間しか通過できないとのこと。

 その一方で日本大使館が「この国境を使って下さい」みたいな書類を出してもいたので実際どうなってるのか確かめるのも良いのだが。21日までオマーン入国できない私にしてみりゃそんな寄り道しないで確実性の高いアル アインへ向かった方が良い。

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 飛び地には2日かけて寄り道したのに

 ということでカルバ手前(北側)に位置するフジャイラという町まで走り、モールで買い物して近くの空き地にテント張った。モール内でWi-Fiが使えたため少々ネットしてたら外出たときには日が沈みかけてて焦ったよ。

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 いつも似た感じで焦ってる気がするな

 結局夕食は21時半になってしまったし、一息ついて日記とブログを書き終えたの23時前だった。昨日夜遅くまでタブレットに入れてる漫画読んでしまい「失敗したな」と反省したばかりなのに。飛び地があったら入りたい。

 2025年3月18日(火) 走行距離85km 累計165584km
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 UAE12日目 ドバイの町〜ドバイから東に約60km アル ダイドの町

 5泊もしたのに横になってばかりだったドバイの町。後半になってちょっと思ってしまったのだけど、正直ドバイって私にとってはワクワクするような町じゃなくて似たようなビルと建物が立ち並ぶのっぺりした印象が強い。

 完璧に計画された西欧風で先進的な景色は綺麗なのかもしれないけれど、この町では中東やUAEらしさといったモノを全く感じることがなく、今後もただひたすらに発展を続けていくのだろうな・・・という無機質な雰囲気を受けたというのが感想かな。

 とりあえず駐車場から宿まで自転車持って来て荷物のセッティング。宿はアプリ経由のカード払いでマネージャーも別の場所に住んでるため準備を済ませたら勝手に出発する感じ。

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 まぁ行きますか

 町への突入に大変苦労したドバイ。脱出においても悩むところだが、今回はあえて一旦北上する形で大回りするルートを取ることで対処してみようと思う。

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 というのも

 ドバイは北側にアルーシャという別の首長国(UAE構成国の1つ)が隣り合っており、このアルーシャはそこまで巨大な都市ではないため町の外へと抜ける道路も高速道以外に複数のルートが散見される。多少は安全・安心して走っていけるんじゃないかと思いまして。

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 エレベーター使って橋の通路を渡ったのだが

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 これ日本製じゃん

 海沿いの道は地形に沿って進むとグネグネ走り続ける必要があるものの、交通量が少ないのでそれほどストレスはかからない。ただ後輪の空気圧が弱い感じで多分これスローパンクしてると思う。

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 ちょうど良いところに機械式空気入れあるガソスタ見つけて

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 パンク修理済ませてからアルーシャへ

 想像通り高層ビルが立ち並ぶ町だけど、その規模はかなり小さめで中心部を通り抜けてしまえば出てくるのは小さな車の修理や部品工場ばかり。狙い通り車だけでなく自転車や歩行者も多数いるローカルな雰囲気の道路だ。

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 ただ困ったことに

 ドバイではほとんど見なかった道路を逆走して来たり信号無視する馬鹿者が桁違いに多い。やってるのはもちろんインド系の人たちなのだけど、そもそもこの一帯で仕事してる人は99%くらいインド系の人たちだしな。

 なので別の意味でストレス溜まる道となってしまい、どう足掻いてもドバイから自転車で離れることは難しいのだと感じたり。いやまぁ突入時の危険度に比べれば脱出はずっとマシだったけどさ。

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 多少落ち着いて来たところで

 宿で作った茹で卵とコロッケでお昼を済ます。一旦郊外に出てしまえばUAE北部は町の間隔も短いし、風も弱いので無理のない走行が可能というか40kmくらい走ってるのにまだ砂漠の景色にならないの凄いな。

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 無駄に緑化し過ぎなんだよ

 緑化と書けば環境に優しいことやってる風に感じるが、UAEの環境で芝や木々を生かすには定期的にスプリンクラーを使って散水してやらねばならず、その水も海水を淡水化させることで賄われている。勿論この行程で燃料ガンガン使うし残った塩は海へと戻しているため海の塩分濃度が上がる原因にもなっていたりする。人が生きてくためには仕方のないところもあるワケだが、UAEは中東の国でも特に無意味な緑化が多い気がする。

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 産油国の傲慢

 さて調べたところUAEとオマーンを結ぶ国境は「車両でしか通れない」「アラビア半島の国民しか通れない」というタイプの国境が複数あり、日本人サイクリストが確実に通過できるのはアル アインという町からの国境のみ。なので私もアル アインからのUAE脱出を狙っているのだが、その前にちょっと寄り道したく真東へ向かう。

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 滞在日数の計算上21日までオマーン入国できないし

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 午前中には雨が降ったほど涼しかったのに

 いつの間にか日差しが照りつけ青空になっていた。それでも暑さのピークを過ぎてから太陽出た感じなので今日は暑さを凌げた方か。中東冬以外の環境はヤバい。

 アル ダイドという町で食材購入して郊外へ。テント張る前に水を補給しなければと近くのモスクに寄ってみたら日が沈んだ後の食事会準備している最中だったみたいで、水どころか訪問者に配布する食事まで頂いてしもうた。

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 なおラマダン中は

 大きなモスクとかだと大体毎日夕暮れになるとモスクの前に絨毯広げて訪問者たちに食事を振る舞っている。日中食事できなかった分を日が沈むと大勢で祝いながら食べるのが日常になるらしい。私は異教徒なので無料配布があっても遠慮してたのだが、今回無茶苦茶貰ってしまったな。

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 どうもありがとうございます

 モスクと道路挟んで反対側の空き地に謎のコンクリ囲いがあり、丁度良いスペースなので中に入ってテント設営して本日終了。変な場所で野宿するの好きなのです。

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 一応スープくらいは自炊した夕食

 明日このまま東に向かって進み目的の場所へ訪問する予定。特別有名な場所とかでは無いと思うが、チリが好きな人なら垂涎というか気になって仕方ないエリアだと思います。

 2025年3月17日(月) 走行距離88km 累計165499km
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 UAE11日目 ドバイの町

 ドバイの安宿はどこも似たようなモノだと聞いたが、ここに泊まってる人の大半は旅行者ではなく出稼ぎに来ている人たちであり、アパート等の部屋を探していたり仕事の関係で住み込んでいるため人の入れ替わりが少ない。

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 なのでキッチンにも各自が購入した器具があったりとか

 感覚的にはシェアハウスに近いのかもしれないが、こうした場所の滞在長引くと「同居人の存在」というのが徐々に大きくなってくる。そうした際に私が最も避けたいのが「インド人」であり、いやいや個人と国民性を一括りにして話すのは違うだろ!と分かっているのだが。

 それでもドバイで働くインド系の人は本国インド人より随分マシというか、常識のある人が多くここのキッチンでも使った食器を洗って片付けるくらいの事はちゃんとやる。

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 言い換えるとその程度も出来ない人は多い(写真は適当)

 でも私の向かい側ベットでは深夜1時になっても音出しながらYou Tube見てたり、電話で1時間以上話し続けてたりするインド人が居て迷惑してる。おかげで寝不足というか朝に目を覚ましてもイマイチスッキリしない。

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 でもまぁ流石に今日は外出てみた

 洗濯と昼食を挟んでいるため13時になってからの外出だが、まぁこんなモノでしょうという気持ち。どうせ明日から再びテント泊の日々が続くのだしのんびりやりましょうぜ。

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 んで向かったのが歴史地区エリア

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 ここの一角にコーヒー博物館があると知ったので

 ちょっと見学したかったのと、新しいコーヒー豆を補充したかったのもある。ドバイはカフェ沢山あるけど宿の近くに焙煎したコーヒー豆売ってるお店が見当たらないんですよ。

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 入ってみたのだが

 営業時間内だけど今日は何らかの理由で間もなく閉館するらしく、既にオーナーは引き揚げてしまいもう今日はコーヒー豆売る事出来ないんだと言われてしもうた。なんちゅうタイミングの悪さ・・・と思うけど、その代わり入場料支払わず館内見学できたのでラッキーといえばそう。

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 まぁ博物館というにはかなりショボイ規模ではある

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 というか普通に民家を改造して造られた施設っぽいんだよね

 見学済ませて引き揚げることとなったが、折角なので先日見つけた看板にデカデカ「JAPAN」と表記されたお店を除いて見ることに。

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 日本食材系のお店かと思っていたが

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  日本中古品を取り扱ってるお店みたいだがラインナップが謎すぎ

 潰れた中古用品店の品物を丸々引き取ったかのような雑多な感じだが、こういう店なら掘り出し物が埋まってても不思議じゃないと色々物色していたらサーモスの保温ボトルが出てきた。サウジアラビアでロストして以来400円で購入した使えないボトルで代用してたのだけどこれはラッキー。

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 15ディルハム(約600円)に値下げしてくれたし

 1リットル瓶で自転車のボトルホルダーに収めるには少々キツいところがあるものの、ギリギリ許容できるサイズ・・・といった感じ。このサイズ感確認するためだけに駐車場まで移動して確認したからね。

 なんだかんだ良い買い物もできたし明るい内に宿へ戻って夕食に取り掛かる。購入した小麦粉・パン粉を使い切りたいのと安く済ませたい関係でメニューはコロッケ。

 時間かかるけど安くて保存性もまぁまぁ、何より余ってた油・小麦粉・パン粉を利用して調理できるという点で重宝しているコロッケはホステル複数日滞在するとよく作る。材料的にどんな国でも入手が簡単というのも良い。

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 それじゃあ明日から走行再開だな

 なおフライト日とオマーンのビザなし滞在日数(最大14日間)の関係で、最低でも21日まではUAEに滞在しなくてはならない。国境までの距離考えると時間に余裕ある感じなので、ちょいと寄り道してみようと考え中。

 2025年3月16日(日) 走行距離0km 累計165411km
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 UAE8〜10日目 ドバイの町

 休息日。ということでひたすら横になって休んでた。いや本当に疲れきってたようで動くがしないというか、そもそも動けないというべきか。

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 リヤドのホテル泊もあったけど

 アラビア半島来てから正しい意味で休息日としてゆっくり過ごしてるのは今日が初と言って良い。人様の家とかで体力的に回復してた日とかもあるのだが、やっぱりそうしたのと自分の好きに過ごせるのとはちょっと違うから。

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 夕食の材料を買いに外へ出たの16時過ぎだし

 そのまま食事済ませたら再びゴロゴロしていた。実は他のゲストで日本語を話せるキルギス人の方がいて、昨日も駐車場問題とかのアレコレで随分助けて貰っていたりする。

 んで食後は中央アジアの話を中心に、UAEや日本という国の印象とか色々話を聞かせて貰えて大変興味深かった。日本人ではないが日本で長く働き我が国をよく知ってる人が持つ日本の印象は、私が想像してたより随分違っていたりするのだなと。気づけば23時過ぎまで話し込んでたよ。

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 天ぷら作ったの久しぶりだ


 翌日。ドバイの観光に興味がないワケじゃないが、それより飛行機の予約する方が重要度高い。というのもアラビア「半島」だけあって、このまま東へ進んでも半島の先端に出てしまい海に囲まれた地形なので陸路をつないで別の大陸に行くのが難しいのだ。

 ルート的にはクウェートとかヨルダン、エジプトまで西進すれば陸路の選択肢が無いわけじゃないが、そっちの国々は1度訪問しており再送しようとは考えていない。ということで1月飛行機使ったばかりなのに、3ヶ月もスパンを開けず再びフライトするのだ。まぁサウジアラビア入国した時点で分かってたことだけど。

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 そして予定では最後のフライトとなる

 マイナー路線なのか他に理由があるのか不明だが、それほど航空距離あるわけでもないのに自転車含めた超過荷物と合わせて約10万円の高額チケットとなってしもうた。とりあえず4月3日フライト予定なのでそれまで中東楽しむことにします。


 更に翌日。宿の予約日程はこの日までだが、もうちょい休みたいので2日ほど延泊申請する。空きベッド無かったので既に予約入ってたら無理だったワケだが運が良かった。

 んでドバイ滞在が伸びたことになるのだが、ある程度疲れが取れてきたもののドバイで観光したい場所が全く出てこない。というか調べても大して食指動かない場所ばかり・・・というのが正しいな。

 暑いのにそんな興味ない場所へ出かけるくらいなら、宿でコーラ飲みながら食べたい物作って休んでいたいという気持ち。要するにまだ疲れが抜けていないということでもある。

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 駐車場にも2日分の延長料金支払いに行ったりしつつ

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 少々町中を散歩してみたり

 地味に手持ちの現金が100ディルハム(約4050円)切ってしまい、思ったよりシビアな感じとなってきたので夕食もガッツリ系とはいかず抑え目に。ほぼ1日動いてないし体重も大分増えてきたので。

 明日はもうちょい歩き回ってみようかな?とも思いつつ、ドバイの日々である。

 2025年3月13日(木) 走行距離0km 累計165411km
 2025年3月14日(金) 走行距離0km 累計165411km
 2025年3月15日(土) 走行距離0km 累計165411km
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 UAE7日目 ドバイ郊外〜律っちゃんも行きたがってたドバイの町

 さて今日は本気でドバイに突入するぞ!と気持ち引きしてめてたのに目を覚ました直後に雨がポツポツ降り出して心折られるかと思った。3分程度の僅かな雨で折れるとか弱いにも程があるだろ私の精神。

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 雨は自転車で走る環境では無い(断言)とはいえ 

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 宿を予約してなかったら動かなかったかもしれん

 昨日途中までは進入してるし昨夜じっくりルートを吟味したので流石に迷ってしまうとか往生するといったことはなく進む。朝なので車両の総数が少なく移動するに対してストレスが少ないというのもあり、精神的に大分余裕ある感じでのドバイ突入。

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 それでも怖い場面が出てくるが

 スタート地点から20kmくらい進んだところで一般道に降りてようやく落ち着いた。一旦市内へ入ってしまえば町中には自転車レーンも豊富に用意されてて少なくとも「走るのが怖い」という状況からは解放されるため、後は迷いつつも予約した宿へ向かって進めば良い。

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 というか 

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 すごい数の高層ビルだな

 家族に「次はドバイに行く予定」と連絡した際、妹が「ドバイって高層ビルが立ちまくってるイメージしかない」とメッセージ返してきて、嗚呼なんて残念な奴なのだ!ドバイのこと何にも分かってない阿呆めがはは・・・とか思った私だが、実際ドバイに入ってみるとよく分かる。ドバイはまんま高層ビルが立ちまくってる町というのが最も適した表現だ。

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 妹正しかったわ

 町は南北に長い構造しており中心部までまだ20km以上ある。ということで快適に移動できるルートを求めて海岸まで移動した。先進国のビーチというのは大体自転車レーンが整備されていると相場が決まっているものだ。

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 まだ3月なのにすごい人の数

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 自転車レーンどころか整備用の用具まで置かれてた

 面白かったのは自転車レーンにも関わらず電子速度計が設置されていて、20km/hを超えて走ると「速度dしすぎ!注意!」と注意喚起マークが出されること。人口のほとんどを外国からの移民で占められているドバイというかUAEという国ではその分ルールに関しての周知徹底が厳しい印象だ。

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 お、やたら高い建物が見えてきた

 正直疲労度合いが激しくドバイで積極的に観光する気は毛頭無い。ので唯一見たかった世界最高の高さを誇るブルジュ・ハリファは今日このタイミングで訪れようと思ってたのだ。行くならフルパッキンの自転車で行きたいし。

 ところがドバイの町は自転車で特定の目的地を目指すとなると途端にハードルが上がる。建物の姿は見えているのに幹線道路を横切ることが出来ず、かといって連絡橋は駅舎と直結してるためか自転車を伴った乗り入れ不可。

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もう1kmない距離だというのに

 迷いながら迂回路を探して市内を走り回る滑稽なことよ。近づくために遠回りするというのは様々なシチュエーションで見られる事柄だけど、自転車で物理的にそれ実施すると溜まったものじゃない。

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 アホみたいに時間かかってようやく到着

 全高829.8mは現時点で最も高い建築物であるのは確かだが、中東の国を中心に高さ1000m以上の超々高層タワーの計画が複数進行しておりブルジュ・ハリファが世界1の座を明け渡すのも時間の問題だとされている。

 私も自転車で登れる世界1高い場所に行ってみたくてボリビアのウトゥルンク駐車場へ行ったものだが、本旅行の最中に新たな道が開通され、更に高い道となったラダックのウムリン峠に登ったりしている。世界の情勢は今この瞬間も常に動き続けているという話だ。

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 それでも尚ここに来たことの感動は変わらないという話でもある

 近付きすぎると画角の限界で自転車と建物を一緒に収めた写真が撮れないほどの高さにはやっぱり憧れる。建物前にして浸っていたらセキュリティのオッちゃんに「パスポート確認させてくれ」と言われてテンション下がったが。

 実は昨日から警察でもないセキュリティにパスポート確認をされたの今回で3度目。別に変な場所を走ってる訳でもなく自転車で移動したり観光してるだけなのだが、やはりドバイという町はちょっと雰囲気が違う気がする。

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 とりあえずダウンタウンにある宿へ

 住所の場所まで来たものの、建物にホステルという看板はないし清掃員は「この建物にはそんな施設ない!早く出ていけ」と追い出されてしまう。

 この清掃員もやっぱり南アジア系の人たちで「お前が探してるホステルはあっちにある」とか超絶適当な嘘付いてその場を凌ごうとするのが腹立つんだよね。何も知らないのは構わないけどコチラの邪魔する嘘を付かないで欲しい。

 拉致があかないので一旦近くのバスターミナルまで移動しWi-Fi使ってマネージャーと連絡取り付けようやく出会うことが出来た。最終的には近くの人に電話してもらったりしており迷惑かけて申し訳ない。

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 そんで一段落できるかと思いきや

 ビルの一室を利用したホステルは各部屋の店子がそれぞれ管理者から借り上げる形で運営しているそうだが、その店子というのも全員海外からの出稼ぎ外国人らしく。それ故かルールが異様に厳しいらしく建物内に自転車を止めるのはNGだと言われてしもうた。

 部屋の中に置いとくことにまでケチ付けられるって凄い理屈だなと思うのだけど、ドバイで犯罪を犯した外国人は簡単に自国へ強制退去させられてしまうらしく、ドバイでルールがやたら厳しい理由がようやく見えてきた。ドバイは非常に治安の良い町らしいが、厳しいルールで行動を縛っているが故の治安はシンガポールとかでもあったな。

 そうでもしないと多国籍の人間が勝手にやり始めて無法地帯となるのは目に見えてるし、日本でも埼玉県川口市のクルド人問題とかはよく耳にするので手段としては正しいのだろう。ちょっと行き過ぎてやしないだろうか?と思わずにはいられないけど。

 結局宿のマネージャーが近くの駐車場にあちこち連絡してくれて、その内の1つに宿泊している間置かせてもらえることになった。出入口が1つしかない地下駐車だし勤務員が24時間常駐してるので、それならある程度安心できるため妥協した形。なお自転車1日の駐車料金10ディルハム(約400円)である。

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 滅茶苦茶疲れたけど

 チェックインして休んでる場合ではない。壊れかけで動きも怪しいスマホの修理をするのがドバイ滞在中にすmせるタスクの1つであり、どれだけ修理に時間を要するか分からないため今日中に預けてしまいたい。

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 お店は周囲に沢山あったので

 適当なショップで聞いてみたら「1時間で直してやるよ」と意外すぎる返答が。2〜3日はかかると踏んでいたので大変助かる話であり、値段もそこまで高くなかったためもうこのショップでいいや!とお願いした。

 食材買い込んで1時間半後に戻ってみたら「あと5分で修理終えて持ってくるから待ってろ」と言われ30分以上待たせる南アジアっぽい展開をぶちかまされたのは腹立ったけど、まぁインド人だし。国外に出て商売するような比較的レベルの高い人でもこんなもんかと諦めの気持ちが強かった。

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 とにかく修理できたので良し

 宿に戻ってようやく夕食摂ったの21時過ぎ。シャワー浴びてしまうと張り詰めてた気持ちも緩んで一気に眠くなるかと思ったが、そのままPC作業続けて3時くらいまで起きてたな。とにかくゆっくり休みましょう。

 2025年3月12日(水) 走行距離66km 累計165411km
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 UAE6日目 森林〜ドバイから南西に42km地点 ドバイ郊外

 何故か深夜3時に付近をバギーで爆走する輩が現れて起こされた。外を確認したらちょうど鹿っぽい生物が逃げて行った(オリックスか?)ので、ハンティングで遊んでるのか近くの施設に近寄ってきたため従業員が追い払ったのだろうかと考える。

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 どちらにしても眠い朝を迎えたことに変わりはないが

 今日はドバイの周辺まで移動して終了の楽な予定。予約した宿はまだ100km超の距離があるのだが、下手に市内中心部へ入ってしまうとテント張る場所が無くて苦労しそうな町だし、素直に郊外の砂漠で待機しようと思いまして。

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 ということで割と気軽な気持ちで出発

 昨日酷い目にあった幹線道路は使わずもう1本海側に位置するローカル道を利用して進むことにした。UAEは都市間を結ぶ道が幹線道しか存在してないため、どうせその内合流するだろうが少しでも車両が少なく気持ちの良い道を走りたい。

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 と思ってたら早速自転車道が

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 しかも相当長く続いてて助かるな

 ちょいちょいレーンが消えたりワケ分からない方向に大回りするのが難点だけど、寝不足で注意力が低下してる頭にはこれくらいのんびりした道が丁度いい。どうやら植物園っぽい大きな建物の脇を通り過ぎると、そこには植林されたのであろう木々が立ち並ぶエリアを貫く道が続いている。

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 昨日の最後とそっくり

 最初は「走りやすくて良い感じの道だな」とか思ってたけど、この左右に見通しの悪い景色が永遠10kmも続くと段々感覚がオカシクなって来るというか、同じ場所をループしてるんじゃないか?と不安になるぞこれ。

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 それほど変化なく続く道だった

 砂漠とか荒野ではそういう感覚にならないんですよ。良くも悪くも広い世界の只中を走っているから。今回の道はある意味で閉所に閉じ込められているような不安感を覚える不思議さがあったな。

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 結局25kmくらいそんな道走って幹線道路に

 遠目に町の姿が見え始め、ドバイの町も近づいてるので食材購入とテント張れそうな場所を見つけてしまえば今日のタスクは終了したようなもん。まだ13時過ぎだし楽勝でしょう!

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 とか思っていたのですこの時は

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 郊外にある遊園地とか

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 やたら旧車推しなフードコートのトイレ

 ちなみにこの水道、蛇口のひねりが何処だか分からずあちこち触ってみるも水が出なくて困ったな・・・と足元見たら、車のアクセルが設置されており踏んだら水が出た。分かりにくいんだよ全く。

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 アブダビにも国際飛行場あるのにドバイで飛行場2つも必要か?

 郊外にショッピングモールとか定番なのだがドバイはそうした施設町中にあるようで、嫌だけど一旦町に入ってみることにした。いやもうこれが大失敗。

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 地獄の道だ 

 UAEに限らず中東の国は何処もそうだったが、自転車という乗り物をスポーツの一種としか捉えておらず「移動する乗り物」とは全く考えてない節がある。なので外からドバイ市内へ突入するには車両が使用する観戦道を伝って行くしかないのだが、これがまたキツい。

 リヤドやドーハもそれぞれ自転車では走りにくい造りをした町だったが、ドバイはこの2つの悪いところを両取りしたような構造。四角く囲われたブロック内にある区画へ行きたいのにアクセスできる出口が無いとかザラ。

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 そもそも交通量が多い上に高速なので車両はぶっ飛ばしてて超怖い

 結構世界中色々な都市を自転車で走ったと思ってるが、市内へアクセスの悪さという点で文句なしにドバイがワースト1だぞこれ。メキシコシティもカイロもデリーもドバイよりマシだった。

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 私はスーパー行きたいだけなのに

 異様に大回りさせられた上に、辿り着いたのが港湾施設エリアで入っちゃ駄目な場所に商店があったり地図では通れる道が通行不可だったりともう最悪。結局買い物済ませて町のそとに戻ってこれたの18時だったし30kmくらい走らされたと思う。

 やっとの思いで道路から見えない砂漠にテント張ったのだけど、そしたら軽トラが近くを通過して驚いた。何やってるのか見ていたら廃タイヤを不法投棄しており、よくもまぁ明るい内から堂々と。インド系の顔つきしてたけど、そういう(インドではよくある)クソみたいな行為を平気でやるから移民に対する問題が消えないんだぜ。

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 というかこの周辺における労働者は南アジアの人だらけ

 サウジ・カタール共に南アジア等の出稼ぎ労働者多いなと思っていたけれど、UAEはちょっと桁が違うという感じ。清掃関係や肉体労働に関わる人ほぼ全てが外国人という感じで、むしろこの国では生粋のUAE人と話したことの方が少ないかもしれない。

 2025年3月11日(火) 走行距離104km 累計165345km
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 UAE5日目 砂漠〜ドバイから南西に92km地点 森林

 砂だらけの夜を越えて朝。風は大分弱まったようで、斜面の陰に当たる場所ならほとんど影響ないレベルまで落ち着いている。ガソリンバーナーに限らないと思うが、アウトドアで火を扱う際に風が強いと火種が吹き消されてしまうためこれだけでも大変有難い。

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 なるべく早くに出発したいのと

 地図を確認する限りアブダビ郊外に辿り着くまで、恐らく補給出来るポイントも無さそうなので手持ちの水も節約でコーヒー淹れずに準備する。なんかちょっと前にも同じことやってた気がするな。

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 何気に国境からもう300km進んでるのか

 なんかUAEは国土以上に広い国という感覚があるのだけれど、多分砂漠を走行するにおいて気温が上がって来たのと向かい風で厳しい走行を強いられているせいだ。ペースも遅くなるのでもっと長い距離走ってるように錯覚してしまう。

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 お、目の前を貨物列車が通ってる

 昨日の後半戦よりは大分マシな環境だったとはいえ全身の疲労具合が大きく楽ではない。こういう時私は「でも顔面に砂がぶち当たらないから!」みたいな「より悪い状況と比較して現状を肯定する」という考え方で自分を励ますのだけれど、現状に対して「辛い」とか「苦しい」とばかり思考が偏ってしまうタイプは自転車旅行向いてないと思う。ポジティブ思考できないとね。

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 予定通り40km走って町が見え始めた

 ようやく全身の砂を洗い落とせるし、カラカラに乾いた喉を潤すことができる!と意気揚々突入したのは良いが、まず幹線道路から一般道へ降りることすらままならない。

 私の言ってる幹線道路って要するに高速道路のことなのでICみたいな乗り降りの出入口があるのだけど、この高速道が市内を賽の目上に縦横貫いているため市外の方へ向かって道路抜けたくてもそうもいかなかったりする。

 下手に中心部へ近づくと益々交通量が増えて道幅が狭くなること必死なので、なるべく郊外に程近いエリアを北上する形でアブダビ抜けたいと思っているのだが、そう簡単にはいきそうもない。

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 まぁとにかく無理矢理一般道路に入って先ずはスーパーだ

 やっぱり1.5ℓのコーラ購入しその場で飲み干してしもうた。連日アホみたいに炭酸飲料飲みまくっているが、糖尿病とかの心配していられるほどヌルい世界じゃないのは確か。飲まなきゃやってられん。

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 落ち着いたところで町の東端を北上していく

 途中でマックに入りWi-Fi使ってドバイの宿を予約したりとか。こんなの普段はスマホで数分の作業なのだが、いよいよスマホのディスプレイがマトモにタッチ反応しなくなって来たため、PC引っ張り出しての作業になってしまう。

 首都だけあって町の規模が広く、なかなか町を抜けることができないまま気付けば距離80kmを超えた。とりあえず大型スーパーで食材買い込み、モスクにて水を補給しておき何時でも終了出来る体制を整えてから動くことに。

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 ここの森林地帯を狙ってたんだけど

 森林は完全に塀で囲われており全く侵入することができないUAEらしい仕様。反対車線ならイケるかもしれない雰囲気で「Uターンできる場所があったら行ってみるか」などと思いつつズルズル進み続けることになろうとは。

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 モスクから既に20km以上

 完全に止め時を失った感じで18時を回っても変わらぬ景色に焦りが出始める。というところでようやく交差点が現れて、囲いのないエリアが出て来たのでテント張ることができた。何処まで進むんじゃい!と思ったぞ。

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 身体洗ったのにまた汗かいてフィニッシュだよ

 ドバイの宿は12日チェックインで予約したので、明日は無理してドバイ市内まで入る必要はない。アブダビ〜ドバイ間は無補給のエリアもほぼ無いし、明日はゆるふわのんびりサイクリングでいきましょう。

 2025年3月10日(月) 走行距離111km 累計165241km
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 UAE4日目 ミルファの町〜ドバイから南西に164km地点 砂漠

 サウジアラビアと比べ時差で1時間早くなっているためか6時前になると自然に目が覚める。まだ薄暗い空の下で飲むコーヒーは格別に旨いので早起きできるならばそれに越したことはない。

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 休み入れてないから疲労で起きれないことも多いのだけど

 入国してから大体100km毎に町が出てきたため、過疎地域の割に気軽な飲み食い出来る環境だったがミルファの先にある町はUAE首都のアブダビで町郊外までの距離でも130km以上ある。

 環境が落ち着いていれば1日で走りきれなくもない距離だが、ここ数日の傾向を見ると風に押されて100km走れれば御の字という状況が続いているため町まで到着できないと踏んで昨日のスーパーで食材買い込んでおく。

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 UAEの首都ドバイだと思っていた人もいるのでは?

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 ちょっと道間違えてビーチリゾートに出てしまった

 ちなみにUAEことアラブ首長国連合は国名の通り7つのイスラム首長国が合体して構成している国で、しかしそのパワーバランスは等しくなく圧倒的にアブダビが強いし(石油も大部分がアブダビ)土地面積も7割くらいアブダビが占めている。次点でドバイが続く感じで、以下調べるまで名前も知らなかった5つの首長国(シャルジャ、ラス・アル・ハイマ、フジャイラ、アジュマン、ウンム・アル・カイワイン)が連なる。

 だからUAEとしては首都のアブダビを訪れてみるのも良いかもしれないが、リヤドやドーハといった中東の大都市における自転車の走りにくさにはほとほと嫌気が差しているのも事実。ドバイは世界一高い建物ことブルジュ・ハリファを見てみたいので突入するつもりだが、アブダビに関しては中心地へは赴かずスルーかもしれないなと考えている。

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 スマホの修理もしなくてはならないし

 どちらにしても都会で一休憩するためには今日もう1本砂漠の過疎地域を超えなくてはならない。ミルファの植林エリアを抜けて幹線道路に合流したのがスタートから20kmほど走ったところ。ここからが本番だ!

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 と思っていたが

 今日は風が弱い上に雲が多くて太陽も隠れ気味のため気温もそこまで高くない。風に暑さに喘いでいた昨日までとは雲泥の差であると言っても差し支えないレベルでお気軽走行に。

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 こういう場所にモスクあると大変助かる

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 水補給的な意味で 

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 今日は楽勝かな

 とか思いつつ50km地点のガソスタへ。どうやらUAEは郊外におけるガソリンスタンドは1社が独占しているようで、昨日と寸分違わぬ併設ショップでお昼休憩に。でもここのガソスタにはFreeWi-Fiが飛んでたのであり、やはり都会が近づいたことでサービスが向上したのだろうか?

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 ちょうど良いのでPC作業も実施して

 14時のタイミングで走行再開。そしてここから地獄だった。

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 風が凶悪な強さで吹き荒れるように

 オマケにアブダビが近づいて来たことにより徐々に進路は北方面へと曲がり始めた。昨日までと違い今日は思い切り北風が吹いているため、とんでもない強さの風にぶち当たりながら必死の走行となってしまう。

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 道路も一面砂だらけ

 自転車用のアイウェア(サングラス)って名前の通り目に異物が入るのを防ぐウェアの役割も担っているため割と顔にフィットして隙間の出ない作りになっている。にも関わらず狭い隙間から猛烈な砂塵が入り込んで目は痛いし口の中も砂だらけ。

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 しかも人工物が全然出てこない

 速度は10km/hを下回り、こんなの必死にペダル踏んでもほとんど意味ないじゃないか!と苦情を入れたくなるレベル。何処に文句言えば良いというのか?

 15時ごろから「風除けが出て来たら即座に辞めてやる!」と思いながら走っているが一向にそう言った建物が見えてこない。17時を周り80kmを過ぎたところでようやく現れた小さな集落は会社の施設なのか一般人は侵入不可だったし。

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 体力というより全身砂だらけなのがキツい

 途中で2度もトラックやマイクロバスが停車して「自転車ごと乗せてあげるよ」と逆ヒッチハイク受けたのだが意地で2度ともお断りさせてもらった茶壺さん。後悔はしていないのだが、3度目があったら「自走できるところは自分で走る」というこの旅行に対する私の信念を曲げてしまったかもしれないほど困窮する状況だったし。

 結局18時前まで走ってもどうにか出来る場所は見つからず、立体交差点の風下に当たる場所へテント張って今夜は乗り越えることにした。直接風がこないだけで、巻いた風が入ってくるためテント内は砂だらけだし私の身体は何処を触っても砂が付着している状態だ。

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 夕食作るのにも大変苦労した

 朝に予備用にと1.5ℓ追加で水を補給していたの大正解。流石に身体の砂を洗い流すほどの余裕はないが、やたら喉渇いて仕方なかったので助かった。とにかく後40km進めば町に入る計算なので、風が弱いであろう明日午前中までに勝負付けたいと思う。なので早く寝ます。

 2025年3月9日(日) 走行距離90km 累計165130km
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