自転車ときどき世界1周

2025年04月

 アゼルバイジャン17日目 ガソリンスタンド〜バクーから南西に56km地点 フェリーターミナル待合室

 どうせ14時まで待たねばならないと思っていたのが影響したのか9時過ぎまで寝てた。テントで9時過ぎての起床はなかなかだぞ。

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 室内暖かくなり始めてたし

 管理人のオッちゃんにお礼いって動き始めたの10時半。とはいえ5kmも走ればアラト港には到着できる距離であり、フラフラしつつも近くのガソスタ併設のカフェに入って時間潰す。

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 ここFreeWi-Fiがあったので助かりました

 14時のタイミングで移動し昨日訪れたアラト港へ。チラホラと乗船予定なのか荷物を抱えた人もおり「この雰囲気なら今日の出航は大丈夫かな・・・」と思いつつチケット売り場へ。

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 今日謎に走行距離多かったのだけど何処でこんな走った!?

 当日販売しかないとはいえ万が一売り切れになってたらどうしよう・・・とか不安になったが何事もなく手続き始めて一安心。そんなに不安なら予約しろよって話だけど、予約は予約で日程の入力欄がなくて別の方向で揉める可能性を捨てきれなくてさ。

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 ちょっと分かりにくい場所にある受付 

 手続き済ますとすぐ側にある銀行で支払いしてきてと用紙をもらう。支払い別なんかい!と思うけど、政府系の施設とかだと金銭の取り扱いは銀行に委託しており「銀行で支払ってね」というパターンは結構ある。

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 近くにあるなら別に構いませんよ

 120マナトと思ってた料金は1マナト安くて119だったのだけど、このタイミングでお釣りもらってもむしろ困るんだよね。ガソスタカフェで残金0になるよう調節して来ちゃった上に、この近くには両替屋もお金使えそうな商店もない。

 とりあえずチケット売り場に戻り手続き完了して入場する。荷物検査が結構厳しく全てのバッグを取り外して確認した上に、暇になりそうだからとゲットしといたワインに関しては「待合室で飲むのは駄目だから!」と念を押された。過去に問題起こした輩が居たのだろうと想像。

 後は乗船を待つばかりだけどその乗船時間は全く知らせてもらえない。下手すりゃ次の日の朝になっても乗船できなかったみたいな話もあって、この辺がカスピ海フェリーの大変さを示しているらしい。

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 なのでこのタイミングで自転車整備する

 むしろバクーで自転車掃除しなかったのはこの待ち時間を見越してのこと。18時前まで時間かけて整備して、その後は待合室入ってアゼルバイジャンのまとめ記事を作成し始める。記事書くのサボってたのはこの待ち時間を見越してのこと。

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 本当か?

 流石に施設内で食事作るわけにもいかず、むしろ空腹なのが気になってきたな。昨日使わなかった食材が丸々残ってるのに食べれないというね。必要なのはその場で食せる軽食だったか。

 22時ごろに待合室の大勢が荷物持って外に出始めたので「ようやく乗船許可が降りたか・・・」と思いつつ私も移動しようとしたのだが、親切にしてくれたトルクメニスタン人が「今から乗船するのはトルクメニスタン行きの人たちなんだ」と教えてくれた。この時点で待合室に残れたのは全体の2割程度で計10人。

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 何時になったら船乗れるのかな

 このアラト港からはカザフスタンとトルクメニスタンの2カ国に定期便が出ることは知ってたけれど、人員の規模だけでいうと圧倒的にトルクメニスタン航路の方が栄えている模様。無茶苦茶ビザの難しい国なのでそっちの航路利用する人はわずかだと思ってたよ。

 結局0時を過ぎても音沙汰なし。待合室には奥の部屋に簡易ベッドもあって、船の出航を待つのに夜を明かすのも織り込み済みということか。もっとも人数に対してベッドの数が足りておらず、多くの人は長椅子を繋げたりして無理矢理寝床を確保していた。私はマット敷いて寝袋使って悠々快適なスタイルにて就寝。こういう場だと野宿慣れしてる自転車旅行者は有利だな。

 2025年4月19日(土) 走行距離21km 累計167645km
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 アゼルバイジャン16日目 バクーの町〜バクーから南西に58km地点 ガソリンスタンド

 丸3日休んでそろそろ走りたくなってきた。ということで走行再開だ!といきたいところだが、現在の状況としては「出航日も分からない船を待っている」という状態なのでちと困る。

 とりあえず「海況や風が変わらなければ明日(19日)に出航する」と宿スタッフに電話してもらい確認とったので港まで移動しようと思う。バクーから70kmちょっとの距離であり、気持ちよく走るには丁度良い距離だ。

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 10時前スタート

 折角なので町の西部に位置してる旧市街のエリアを通ってみようかな・・・と思ってしまう茶壺さん。2日間は雨だったとしても、丸々1日自由に動ける時間あったのにどうしてこう走り出すと寄り道したくなってしまうのか。

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 自転車乗ってると色んな刺激受けて興味が出るからとか?

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 サクッと通り抜けるつもりが結構面白いな

 観光案内の係員とかこの国で初めて見たなと思いつつ、しかし彼らが私に話しかけてくる内容はほぼ雑談。というか自分の興味あることばかりで仕事と関係ねぇ。いやまぁツアーとかの営業を迫られてもそれはそれで困るし厄介なのでむしろそうした人の方が気が楽だけど。

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 旧市街を抜けてしまうと

 バクーから出発した日と全く同じ道を走って進むことになる。というか私がカザフスタン行きのフェリー乗り場知ったのは「実際に港の脇を通ったから」なのであり、その時にアラト港と書かれた標識見て「アラト港の場所ってここなんだ・・・」と思った故。

 個人的に短期間のうちに同じ道を複数回走るというのはワクワクしないので遠慮したいところだが、本当に何も知らなかったために、期せずして全く同じ道を走ることとなってしまった。

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 まぁこういうこともあるわな

 流石に12日前じゃ大体の感じは覚えている。前回は滞在許可証の取得作業してた関係でスタートが遅く、且つ走行初日でガソリン補給したり水が飲めるのか確認したりと無駄が多かった。そういうアレコレが無いため今回はペースが速い。

 14時頃にはコブスタンという町に到着し目的地であるアラト港まで20kmを切った。あんまり早く到着しても待ち時間が長くなるだけで意味ないこともあり、ここコブスタンから内陸方向へ寄り道して岩石に描かれた壁画を見学しに行こうと思う。

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 実は有名な観光地

 前回は存在そのものを知らずスルーしてしまったのだが、なんだかんだこうして訪れることになるとは縁があったのかもしれん。コブスタンの町から数km離れた場所にある交差点を右に曲がると小さな丘が見えており、え?ちょっと待ってこの坂を登る必要があるのですか・・・?

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 斜度結構エグいんだけど

 チケット売り場が丘の下にあるため「ちょっと登ってみたけどしんどいからやっぱ辞めよう」とはならない事実。代金の元取っちゃるで!という気持ちでギア最軽にして必死で登っていくが、終盤は本気で進めなくなるかと思うほど疲弊してた。

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 それだけに見晴らしの良い場所だ

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 んでこれが件の壁画か

 何千年も前に描かれたモノなので当然かもしれないが、説明看板がないと絵を見つけられないほどだ。じっくり眺めてると「あ、これが馬の絵っぽい」とか分かってくるのだが、最初にこれ発見した人はよほど注意深いタイプだったに違いない。

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 分かりやすいのもあるっちゃあるが

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 慣れてくると発見するのも早くなる

 道中の坂道が嘘のようにしっかり整備されてて観光しやすいよう造られている。99%の来訪者は車両でやって来るためアプローチの坂道関係ないと考えると、理に適った施設だよなと思いつつ。

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 風雨に晒され消えてしまったりとかしないモンだな

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 上に乗ってポーズ取りたくなる形の岩だけど侵入禁止

 なかなか面白かったなとホクホクしつつ坂を降りて途中のスーパーで買い物済ませ、準備万端にしてから港へ向かう。明日までチケット売り場の周辺でテント張ってキャンプしようと思っているので。

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 んでそのフェリー乗り場入口へ

 トルクメニスタンとカザフスタンへの2航路があり、私が向かうカザフスタン行きのオフィスはゲート手前を左に入った奥に居を構えている。スタッフに話を聞いてみたところ

 ・チケットの販売は当日に就航か欠航が確定したら販売するから前日には買えない
 ・当日の14時頃に直接訪問すればOK
 ・料金は70USドルか120マナトの現金支払いのみ
 ・港の周辺ではキャンプ泊は禁止
 
 ということが分かったのであり、まぁ明日になったら再訪しよう。ついでにスタッフの人が港の近くにある野営ポイントとしてガソスタ教えてくれたので、んじゃそこに行ってみましょうか。

 2〜3km離れた場所にある営業してないガソスタは、しかし大量のトラックと常駐してる管理人?が。お願いしたらテントは敷地内に張らしてもらうことができ、そのまま一緒に夕飯まで頂いてしもうた。

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 こういうフランクな感じアゼルバイジャンの良いところだよな

 結構お腹膨れたものの、流石に常温のままで肉を明日に回すワケにもいかずフライパンで焼きながらビール飲む焼き肉スタイルで食べてしまうことにした。味付け塩のみだったけど充分美味いんだよね焼肉は。

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 他にワインもあるけどそっちは明日船で飲もうかと

 さぁ明日予定通りに出航するのか。果たしてそれが問題だ。

 2025年4月18日(金) 走行距離88km 累計167624km
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 アゼルバイジャン13〜15日目 バクーの町

 休息日。そうでなくとも全身疲労困憊であり動けない状態に近い。昼近くまで寝てしまい朝食を食べ終えたタイミングが11時半だったので昼飯食べる必要なくてある意味よかったと言える。

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 言えるか?

 天気予報通り外は雨降っているし猛烈な風が吹いており歩き回るような環境ではない。いやまぁ現在のコンディションだったら晴天だろうと外に出たか怪しいとは思うが。

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 唯一出かけたのは夕食材料を買い出しに行くタイミング

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 先日のオムライスが綺麗に作れなかったのでリベンジ

 この後に控えるカスピ海横断フェリーの情報調べなくちゃ・・・とか思ってたけど、特に何もしていない。まぁ休みと決めたのに余計なことするなってことですよ。


 翌日。引き続き雨が降ってて風も強い。まだ完全回復したとは言い難い体調だが、それでも体力は戻ってきたので洗濯やれブログの更新作業やれ幾つかのタスクをこなしていく。本当は自転車の整備作業もしたいのだけど、この悪天候で実施しても仕方ないし。

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 宿のスタッフにフェリーの就航予定を電話で教えてもらったりとか

 それで分かったことなのだが、この国際フェリーは「悪天候だと就航しない」ということ。いやまぁ海に浮かぶ船という乗り物は結構「波が荒いので運休します」というパターンあるし、昔東京に住んでた時は伊豆七島へ遊びに行こうとして天候の関係で運休するフェリーに一喜一憂していた経験もある。

 とはいえカスピ海って「海」と名乗っているけど実質湖なのであり、そんな波が荒れて運休するとかないだろ!と思ってた私がいる。とりあえず現在アゼルバイジャン側に停泊している船は本日出航する予定はないそうで、明日以降にまた電話連絡して状況を確認する運びとなった。

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 面倒くせえな


 更に翌日。丸2日続いた雨もようやく収まり落ち着いた。ということで10時のタイミングでフェリーの就航状況を確認してもらったところ「今日出航するよ」とのこと。

 ホテルのスタッフは「今からタクシー乗って移動すれば余裕で間に合うよ」と言ってくれるのだけど、こちとら自転車での移動だ。片道70km強として1日近くの時間を見ておく必要があり時間的に厳しい。

 そんなワケで延泊申請し、次のフェリー出航タイミングに合わせて移動する方針とする。普通に就航してれば2日に1度のタイミングらしく次回のフェリー発着は19日になるとのこと。なので明日18日に移動して19日のフェリーに乗船するのが理想的なパターン。

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 んで今日何するかって

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 ようやく晴れたバクーの町を走って回る

 といっても自転車ショップで予備のチェーンを購入し、海沿いにフェリーチケットの販売店があると情報見つけたので訪問してみたり。

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 以前もこの辺走ったな

 その結果分かったことは、現在ではチケットの販売店は無くなっており70km強の距離にあるアラト港にて直接チケット購入するか、ネットを通じてチケット購入するかの2通りしか無い模様。

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 地元民の人が色々教えてくれた

 ということで宿に戻ってネットによる予約作業に手を出してみるが、この予約サイトでは船の出航日を示す項目が存在せず「何日の船か分からないけどチケット代金支払う」という方式になってて凄い不安。ホテルのスタッフも「これで支払いするなら当日直接窓口で支払い作業する方が良いと思う」と助言してくれたし、私も全く持って同意見だ。こういう点でアゼルバイジャンという国を信頼してないぞ私は。

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 なんか色々余計なこともしてますが

 そもそも疲れてたので2〜3日ゆっくりしたいと思ってたので問題ない。とりあえず明日アラト港まで移動して細かい出航時間やチケット料金(自転車の追加料金が必要なのか等)といった点を確認しておきたいところ。

 船の出航地であるアラト港は物流拠点で付近に宿泊施設は存在しないため、バクーから移動してしまうと出航まではテント張ってキャンプ滞在が続くことになる。さて何時になったら私はアゼルバイジャン脱出できるかな?

 2025年4月15日(火) 走行距離 0km 累計167521km
 2025年4月16日(水) 走行距離 0km 累計167521km
 2025年4月17日(木) 走行距離15km 累計167536km
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 アゼルバイジャン12日目 谷底〜戻ってきましたバクーの町

 とても寝心地が良い場所だったようで夜中ほぼ目を覚ますことなく過ごせた。疲れてて多少のことでは目を覚ますことすらない状況だった可能性もあるが「グッスリ眠れた」という結果は同じなので些細な問題だ。

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 いや大きな問題だろ

 バクーまで100km強と無理のない範囲で走れる距離だけど、この疲労感とアップダウンの続きに加えて本日強い北風が予報されていた。これらを考慮すると案外ギリギリなんじゃないかという気持ちもあって、準備スパッと済ませ9時前には出発する。

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 9時で「早い出発!」みたいなこと言ってるのかよ

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 とりあえず最初に本日最大の上り坂を

 数日前の雨でフロントギアの動きが悪くインナー(1番軽いギア)への切り替えが悪い。ちょっと落ち着いて駆動部分を整備作業してやれば解決する問題だと分かっちゃいるが、走行中ましてや上り坂の最中にそんな切り替えできないよ。

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 でも走り終えるとコロッと忘れてしまうのだ

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 ともあれまだこの辺は雄大で山岳地帯!という景色が続く

 前半戦こそアゼルバイジャン平坦ばかりの土地だと思っていたが、こうしてある程度国内を走っていると南部:平野に対して北部:山岳という対比構造的な土地になっていることが分かる。1つの国でこうした様々な地形を抱えてる国というのは奥深さを感じて良いですね。

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 ルートの選択肢的にも

 楽して高速移動したいなら平野、山々を駆け上がり楽しみたいなら山岳と、どちらの需要にも対応してるのが嬉しい。私は両方楽しみたいので国内ぐるっと周遊するルート走ったワケだが。

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 おかげで疲労困憊だったり

 まぁこれに関しては「明日から丸2日雨が続く」と知ってしまい、それなら雨降ってる間はバクーでゆっくり休みたい!という私の思惑が影響した結果なので仕方ない。連休満喫するために普段より仕事量増やした・・・と考えれば至極一般的なことではないか。

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 それを遊びの旅行中にやってるというだけ

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 ともあれコブスタンの町を越えて

 北側にそびえ立つ山脈が徐々に小さくなってきた。その関係か明らかに北から吹いてくる風が強くなり、山が風を遮ってくれていたのだなということを実感しつつ。

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 地味にまだ幾つか(偽12%の)上り坂が出てくる

 それでもバクーは海抜0m以下にある標高の低い土地。なんだかんだ登り返しの坂がありつつも全体としては下り基調の道であり、強烈な風に吹かれても全体的なペースは「やや速め」程度を維持している。

 というかバクーは都会なので、市内中心部までの移動は骨が折れるし宿泊先の宿を選ぶのだって時間がかかる。少々早い時間帯にバクー到着しておかねば色々なところで後手に回ってしまい面倒になるのだ。

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 ちなみに

 前回訪問したホステルは狭いのはともかく利用客層が非常に悪かったのと滞在許可証発給の件でマネージャーの対応がかなり適当だったこともあり再訪しようと思ってない。バクーの後はカスピ海を渡るフェリーを利用するつもりなのだが、これがちょっと特殊な「貨物船に併設されてる僅かな客室を利用する」タイプであるため定期スケジュールがなく電話で予定を確認したりしつつチケットや乗船予約するのが一般的らしいので。

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 滞在証明書の時みたいに

 適当な対応された挙句「これで大丈夫だ!」とか返されても困るから。フェリー乗り場まで70kmの距離なので自分で行ってみて駄目だったら戻ってくるという訳にもいかないし。要するに信頼感の問題だな。

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 日本という国はその辺のレベルがとても高いから

 例えば宿のオーナーにこの手の情報を聞いたら調べて確認した上で教えてくれるイメージあるけど、アゼルバイジャンだけでなく大半の途上国では「分からなくても適当に回答する」ということを平気でやる人の割合が大きい。

 だから複数の筋から情報聞いてすり合わせる・・・みたいな情報の精査は必要不可欠で、むしろそうして確認してないのは駄目だろ!という流れになる節がある。文化の違いは時に面白いが時に多大なストレスを伴うってことかな。

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 とかいってるうちに都市が見えてきた

 すると道幅は狭くなるのに交通量が激増し怖くてたまらない。総数が増えると危険な運転するドライバーの数も増えるの仕方ないとは思うけど、普通に走行してる自転車に対して馬鹿みたくクラックション鳴らしてくるクソと相対するとやっぱり嫌だし腹が立つ。

 だから都会は

 中心部近くまで移動したところでマックのWi-Fi使ってホステル予約を入れる。このタイミングかよ!という声もあるだろうが、3日前の宿ではまだバクーに辿り着けるか怪しいと思っていたし、それ以外じゃネットを利用できるタイミングがなかったので。

 この環境の中を走り回って

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 ホステル1件1件訪問するのは

 時間的にも厳しいので今回はネットで済ませたという感じ。自転車の場合は「駐輪できる場所があるか?」という問題があるため直接訪問する方が望ましいパターン多いのでその辺難しいのだけど。

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 18時すぎ無事到着

 シャワー浴びることもなく荷物置いてそのまま買い物及び夕食作りに移行する。作業的なことを先に済ませてから落ち着きたいというか、多分今すぐ横になったら動けないままで今日が終わってしまう。

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 ジャンボハンバーグ食べ終えたら

 時刻は既に22時を回っていた。幾つかやるべきことはるのだけれど、とりあえず今はゆっくり休んで明日になったら考えることとしよう。

 2025年4月14日(月) 走行距離107km 累計167521km
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 アゼルバイジャン11日目 ヴィエンダムの町〜バクーから西に93km地点 谷底

 宿のマネージャーが「寒いだろうから」とストーブ持ってきてくれ実に快適だったし洗濯物も全て乾いており大変助かった。寒い上に曇り空で衣類の乾きが遅いので。

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 結局マネージャーは

 起きて以降姿を表さず挨拶もできないまま出発となった。いやまぁ英語が通じないので挨拶といってもなかなか難しいところあるんだけどさ。それはそれとしてコミュニケーションってのは出来るものだし。

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 山の上からスタートなので

 少なくとも最初は楽できると思っていたのだが、そんな私の予想を覆すかのように未舗装路が現れる。恐らくアスファルトが古くてボロボロになったので新しく貼り直すための工事をしてる最中なのかと思われるが。

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 お陰様で走りにくくて困る

 オマケに相当長い距離を一斉工事でもしてるのか、すぐにアスファルト道に切り替わるだろと思っていた路面は10km走っても全く変化がないときた。いや変化はしたか、もっとゴツゴツで走りにくい路面に。

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 しかも上り坂が混じって非常に走り辛い

 バクーが雨降る予報の火曜日より早く到着したいと思っていたが、それには今日100km前後走っておかないと厳しい自転車走行距離事情。ただでさえアップダウンの多い道なのに未舗装路まで加わったら到達不可能になってしまうぞ。

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 それは出来れば避けたいのだけど

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 結局20km近く未舗装続いて

 ようやくアスファルトに戻った。よかっためでたしめでたし・・・と解決に持っていきたいところだが、道路に戻るなり結構な斜度の上り坂である。海抜0mを下回るカスピ海に向かって進んでいる筈なのに、どんどん最高地点を更新してるの何か間違ってないか?

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 この周辺にある山脈がそういう地形なのだろうか?

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 アゼルバイジャンはやたら森の中にコテージ風のレストラン作る国だ

 恐らくレストランのみでなく遊具やキャンプ場といった施設も複合されており、一種の自然系アミューズメント施設として機能してるのだろう。この国でキャンプ人気があるような雰囲気全くないのだけど本当にそうなのか?

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 あ〜坂がキツい

 30kmそこそこしか走ってないがイスマイルという大きな町にてお昼休憩すべくスーパーにて食料購入する。アゼルバイジャンは大きめのスーパーだとパンの惣菜コーナーがあり、お手軽な価格で色々選べるのが嬉しく昼食は大体これで済ませている。

 今回もパン買って近くのベンチでも見つけたらそこでお昼休憩にしようと思っていたが、何が悪かったのか町を抜けてしまい左手にビニール袋を抱えたまま10km近く走ってしまうことになろうとは。

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 しかも休んだタイミングで

 昨日折れてしまったフロントキャリアを確認したら折れた場所と対になる部分までポッキリ逝ってた。1本が折れたことでより強い負荷がかかった上にガッタガタの未舗装路で衝撃を受け続けたのだとすればこの結果は納得できるが。

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 流石に不味いので早く溶接修理屋見つけなくては

 そんなこと思いつつ本日の難所である標高900mの2本峠に差し掛かる。高さはそれほど問題じゃないが、ここも一部未舗装となってる坂を登らされた直後に400m下って川を渡ると再び同じ標高まで登り返す2段構えの山道。アゼル前半戦と違いすぎて身体がビックリしてしまうぞ。

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 ただこの辺から徐々に天気が良くなってきて

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 尾根を通る道が抜群の風景に

 良い気分で山の合間にある谷底に降ってる途中で工事現場を発見。奥の方で溶接特有の激しい光が広がってるのを見かけたので「これは有難い!」と突入して折れたキャリアを溶接してもらえないかお願いする。

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 皆さん親切で作業してもらえることに

 ただ今回は複数箇所折れて接合が難しかったのか、切断面をくっつけるのではなく鉄筋を添え木にする形で補強するよう溶接したほうが良いと言われお願いした。見た目がやや不格好になるが、そもそも20回近く折れてるキャリアは所々溶接痕だらけで見た目なんて今更といえばそう。

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 なかなかゴツい仕上がりになったな

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 どうもありがとう!

 お礼言って坂道を下り谷底に位置する橋を渡るとヒルクライムのスタートだ。かなり大きな箸が建設工事の途中みたいで、あと何年かすればこの激しいアップダウンの道もトンネルと橋を利用することで平坦な道となるのかもしれない。というか溶接してもらった現場がそのトンネル工事してる場所だった。

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 私は谷底まで降りてもっかい登ることに

 この2本目の坂がなかなか手強い相手で、久しぶりに斜度10%を超える坂道を登らされた。ギアはもちろん最軽にして時速5km程度でゆっくりと登っていくのだが、それでも身体は限界ギリギリのレベル。山頂まで足つかずに走れたことが嬉しくて思わずガッツポーズかました程には大変だった。

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 谷底から山頂まで大体1時間かかった

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 この辺はワインの産地みたい

 午前中の峠も含めて1日3本となかなかハードな行程だったが、流石にこの先は下り坂が続く。汗冷えして寒い身体をこわばらせつつシャマフの町外れにあったスーパーにて食材購入して近場で水も補給。もう今日は坂登らないつもりなので重量増やしてもそれほど影響ないという判断。

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 というか普通に17時過ぎてるのでキャンプの準備に入らねば

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 またも大きな谷を超える道となったが

 谷底に着いたところで道を外れて近くの草地にエスケープ。上手いこと道路から見えない場所があったのでテント張って本日終了に。明日はスタート直後からガッツリ上り坂となるワケだが、疲れ切った今日登るより大分マシだとは思う。

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 ビールとワインの二刀流で夕食に

 丸1日かなり頑張って走り続けたのだが、それでも100km進まずにフィニッシュ。明日首都のバクーへ100km超の距離が残ってしまったこととなり、交通量が多い大都市へこの距離(とアップダウンの豊富な道)を残しているのは割と大変かも。まぁキャリアも直ったことだし大丈夫でしょ、気軽に行こう。

 2025年4月13日(日) 走行距離96km 累計167414km
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 アゼルバイジャン10日目 シャキの町〜バクーから西北西に約170km ヴィエンダムの町

 ネット使える環境というのが災いして動画見てたら寝落ちしていた模様。災いとか書いてるけど100%自分の過失だなコレ。

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 割と早いタイミングで意識を失った気がする

 私が寝てる間に霧雨っぽい雨が降ったようで地面は濡れてるし気温は非常に低い。そんな状況ではあるけど出発に向けて準備する茶壺さん。

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 多分坂を下ればマシになるでしょと思って

 ドミトリーの部屋ではあれど利用客私1人という環境もあって居心地が良く出発したのは10時を過ぎてから。天気予報を確認したら火曜日から雨が続く予報となっており、それまでにバクーに戻りたいところなのだけどシャキからバクーまでは約300km。距離だけなら問題ないが、アゼルバイジャン北部は山岳地帯でアップダウンが続く道。

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 果たして辿り着けるかな?

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 流石に今日は7部丈ズボンにしたのだが

 自転車的に寒さで影響を受ける部位はまず指先。正直言って可動を繰り返す両足なんか多少の寒さは問題ないのであり、そうした寒さに弱い部分を保護することなく下半身を暖めても無意味とまでは言わないが効果は薄いのですよ。

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 まぁ坂を下れば暖かくなるでしょ

 スタートから3〜400mほど下って山から多少距離離れた場所の道路で首都バクーへと戻る。アゼルバイジャンはバクーを起点として大まかに北西・西・南西・南と主要道路が延びているが、私は南西の道を進んで西からの道路にて戻ってくるルートを走ったのだと言える。

 そんなアゼルバイジャンの山脈はバクーの北西と西の間に位置しており、これが結構な高山らしく当初はシャキから北へと向かいカスピ海まで走り抜けて以後海岸線を伝う形でバクーへと戻ろうと考えてたのだ。

 ところがそんな峠を越えて通じる道は1本も存在しなかったのであり、今私が走ってる道はそうした「山越えする筈だったルートが走れず仕方なく妥協して戻るルート」と表現することもできる。

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 その割には素晴らしく良い雰囲気の道だ

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 路上でパンの販売してるとは珍しい

 惜しむらくは天気が悪くて今にも雨が降ってきそうなことだ。そんな道だったがお昼のタイミングでレストランの前を横切ったら従業員の人から「ウチでチャイでも飲んでいけよ」とお誘いを受ける。丁度昼食休憩しようと場所探してたタイミングだったので有難い限り。

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 本当にアゼルバイジャンは沢山の人にお世話になってる

 午後は山から離れたためかある程度安定した感じで坂道の少ない行程に。雨降る前にバクーへ到着するためには1日100kmの距離走る必要がある計算なので、アップダウンが少なくなるのは助かります。

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 とか思っていたが

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 ここの交差点を起点として

 カバラの町へ向かうと同時に上り坂カムバック。斜度はキツくないものの結構な距離を登らされ町の中心部まで辿り着いた時にはスタートしたシャキの標高超えていた。午後になって大分気温が上がっていたので寒さは問題なかったが、私の体力的には大問題だ。

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 しかもこのタイミングで

 フロントキャリアに異変を感じて調べてみたらポッキリ折れていたのを発見してしまう。よりによってこのタイミングかよ・・・と思う一方で、どんな場所だろうとトラブル発生すれば「何でこのタイミングで・・・」と曰う気もするので仕方ないか。

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 とりあえず輪ゴムと結束バンドで固定処理して

 800mちょいまで登った所の川を渡り、これでひとまずは楽できると思いつつの下り坂。まぁ確かに200mほど下がる間は楽だったが、これは別の川を超えるための谷間となっており、すぐさま上り坂のお代わりとなる。いやもう今日は相当登らされて疲れてるのだけど〜

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 バクーまで3日で戻れるか不安になってきたな

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 桜が咲き始めてる模様

 坂を登り切ったところにある小さなヴィエンダムという町へ。ここで買い物して適当な場所にテント張って本日終了しようと思ってたのだが、こんな小さな町にも関わらず「Hostel」と書かれた建物があり宿泊料金聞いてみたら手頃だったので投宿することに。

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 一般的にホステルというのは

 宿泊料金が低い代わりに多くの人数を狭いスペースで泊めさせることで利益上げている業態なので、多くの人が訪れる都市部とか観光地でもないと成立しない施設なだけにこんな田舎町にあったの驚いた。実際本日の利用客は私1人だけっぽくて、部屋に複数のベッドがあろうと関係なく気軽に利用している。

 とりあえずアップダウンの連続で大汗かいてたのでシャワー利用できたの助かった。明日も多数の上り坂が待ち構えているみたいだし、休める場所では休みましょう。

 2025年4月12日(土) 走行距離99km 累計167318km
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 アゼルバイジャン9日目 ザナバードの町〜バクーから西北西に約240km シャキの町

 昨夜寝る前には雷まで鳴り出してどうなることかと思っていたが、目を覚ましてテントの外を確認したら素晴らしい良い青空が広がっていた。こんな空が見られると思っていなかったのもあってかとても清々しい気持ち。

 こうした喜びというのはアウトドアで遊んでないとなかなか味わえない感覚だと思う。特に今日みたいなやや冷え込みが強く冷えた空気の中で登ってきた朝日の心地よさといったら感動モノだ。

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 そんな最高の朝だけど

 アゼルバイジャンの田舎ってのはゴミに対しての意識が低く、特にこの橋なんか完全にゴミ捨て場として扱われている始末。膨大なゴミが散乱してるのは昨日の時点で分かってたけど、出発準備中に橋の上からゴミを投げ捨てるアホがいたりしてせっかくの気分も台無しだ。

 オマケに上流でダムの放流でもあったのか出発間際のタイミングで川がみるみる増水を始め、増えた水が大量のゴミを回収するかのように巻き込みながら流れていく。絶対アゼルバイジャンでは川の水飲まねえ。

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 というかそんなゴミ川の魚を販売してるのか

 いやまぁ日本だって海洋汚染に関して偉そうなこと言えないけれど、それでもアゼルバイジャンのゴミに関する意識の低さにはため息を吐きたくなってしまう。というか石油で儲かってる国は総じて環境に対する意識が低すぎる。

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 まぁ文句はこのくらいにして

 平原が続いてた南部と比べて山々が連なる景色に変わったな。特に北部の山岳地帯には4000mを超える高山もある国だし、アゼルバイジャンを走るにおいてヒルクライムは避けられないと思ってた。むしろ今までが坂道なすぎて「考えてたのと違う!」状態だったのであり、ここからが本当のアゼルバイジャンよ。

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 いや平地も立派に本当のアゼルバイジャンだよ

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 というか無茶苦茶気持ちの良い道だな

 短く刈り込んだ草は牧草地帯を思わせるが、ここには散々見かけた牛や羊の姿はなく緑色の景色が遥か彼方まで続いている。何か既視感あると思ったら隣国アルメニアで見た景色だったというのがね。

 というのもアゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノカラバフを巡って戦争を繰り返してきた歴史を持つ国であり、今でも陸地で繋がっている両国には国境が存在しない。要するに仲が悪い国同士だ。

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 にも関わらず

 似たような気候や地形からこの2カ国を連想させるというのは皮肉というべきか。アゼルバイジャンってやたら軍事基地も多いし、そうした施設でない場所にも戦争で亡くなった人の写真を道路脇に掲げてたりとアピールが凄い国なんだよね。

 愛国心の向上やれに一役買っているのやもしれないが、旅行者からしてみると過剰に軍隊を持ち上げてる感じがして気持ち良いものではない。現在ナゴルノ戦争は一応の終結をみているが、アゼルバイジャンの立場は色々複雑なのだろう。

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 とかいってる間にシャキの町が見えた

 山の中腹にへばりつくようにして広がってるシャキ。当然ながら訪問するには坂道登っていく必要があり、町の中心部10km手前から上り坂が続く。アゼルバイジャンの坂道標識って何処でも「12%」と嘘の記載ばかりしてるのだけど、この情報が事実だったら町中入る前に私が力尽きて動けなくなってしまうぞ。

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 正しい情報を示してくれ

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 標高上がって寒くなってきた

 14時には中心部へ到着し幾つかあるホステルへ行ってみるも、地図の表記された場所に建物が無かったり自転車を置くスペースが無く「外に駐輪しろ」と言われたり、そもそもブザー押しても人が出てこず営業していない(っぽい)等々なんか上手くいかない。

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 結局中心部から東の更に山奥へと登っていき

 これ以上先は完全に山中となってしまうという町外れの宿でやっと投宿できた。途中から石畳の道になるしマトモに自転車漕げず押して進むことになったぞ。こんな筈じゃなかったんだけどな。

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 こういうこともある

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 日本の支援はこんなとこにも 

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 一応旧市街のエリアらしい

 宿探しに時間取られて「早めに投宿してゆっくりする」という計画は崩れてしまったが、それでもキッチン使っての夕食作りは楽だし手間かからず作業できるので結果的に19時夕食。ホットシャワーも浴びれたしサッパリした状態でビール飲みつつ食事ができる幸せよ。

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 なお外気温0度

 標高600mくらいでそこまで高くないのだけれど、そもそもこの辺は緯度が北緯40度と東北地方と同じくらい。4月の仙台における小さな山の上・・・という環境ならやっぱり夜は氷点下まで気温落ちるような気がする。いや私は東北住んだことないので想像なんだけどさ。

 2025年4月11日(金) 走行距離52km 累計167219km
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 アゼルバイジャン8日目 ハシビリの町〜バクーから西に約230km ザナバードの町

 まだ中東のまとめを書ききれてなかった関係で昨夜寝るのが遅くなってしまった。それが影響してか7時半になってようやく目を覚ます始末。とりあえずの目的地であるシャキの町には1日じゃ辿り着けず刻んで行こうと思ってたので特段問題はない。

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 疲れもあるしゆっくり行きましょう

 出発直前には弱いながらも雨が降ったりして先行き不安な朝となる。そういえばテント泊で朝から雨降ってるの今年初めてどころかインド入国以降ほとんど記憶にないので丸々1年ぶりかもしれない。ラダックで微妙に降られたことがあったかな?という程度。

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 そうした状況で思うのが

 いや天気悪いのって自転車的に最悪だな!ということ。路面は水溜りが出来て走りにくいし、未舗装路を進むと泥跳ねしてロシナンテ号がみるみる汚れていく。単純に気温も下がるし気化熱で体温も下がりやすく体力を奪う。もしかすると雨でサイクリングは良くないのかもしれない。

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 今更 

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 一応ギリギリ降ってないのだけど

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 そこは牛出しておこうよ

 何とか午前中にかなり大きめの町イェヴラフまでやって来てお昼休憩とした。何ならこの町のカフェとか入って午後は走らないという選択肢もあったのだけど、この時点でまだ20kmそこそこしか走行しておらず正直物足りない気持ちがありまして・・・

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 もうちょっと先に行きたくなった

 その結果荒野のど真ん中で雨に降られる始末。霧雨みたいな雨粒小さいタイプの雨なので多少降られた程度じゃ問題ないけど嫌なものは嫌だ。出てきたバス停留所に逃げ込み、以後降ったり止んだりを繰り返す雨の合間を縫うようにして進むことに。

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 こういうの困るんだよね

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 チャイ頂いたカフェ

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 雨宿り中に買い物してしまう

 ネット環境もないのでいつ迄雨が続くのか予想も付かない。ただ空模様を見る限りは早々に天気回復する雰囲気じゃないのであり、これ以上走っても益少ないと判断して早めにテント張ることにした。問題は雨に濡れない乾いた場所を見つけられるかという点。

 廃墟が多い国だとこういう時は楽なのだけど、アゼルバイジャンの田舎はあまり当てにできない感じ。廃墟かと思ったら普通に人が住んでる(利用してる)家屋だったということもあって、あまり積極的に利用したくない。

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 とりあえずシャキの町には安宿があるみたい

 ということで野宿の際に雨を凌げるもう1つの候補地こと橋の下を狙って移動する。雨の日に橋の下って鉄砲水の可能性を否定しきれないのだけど、この状況で贅沢言ってらんないし。

 地図見て2つほど候補にした橋を選び、雨降るなか探し回って2本目の橋下にテント張ることが出来た。地元民がゴミ捨てまくってるし、それを目当てにしてるのか野良犬が彷徨いてるけど仕方ない。

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 飯食べて早く休みましょう

 今日のブログ書いてて気づいたんだけど、昨日テント張ってる途中指に刺さった棘が今になって痛い。というかタイピングしてると絶妙な位置でチクチクして気になる場所に刺さってる。自転車旅行やってるとこういう小さな傷や怪我は茶飯事だけど、それを気にしなくなるワケではないのです。

 2025年4月10日(木) 走行距離57km 累計167167km
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 アゼルバイジャン7日目 川沿い〜バクーから西に約230km ハシビリの町

 古今東西早朝ってのは風が弱まるものだと相場が決まってるのに、それを覆すかのような強風である。あんまり風強いとバーナーの火が吹き消されてしまうので勘弁願いたいのだが。

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 いや問題そこかよ

 南からの風だが冷たく身震いする。かなり冷え込んでいるのが分かるのだけど、走り出せば運動してる関係で暖かくなるだろうとTシャツ&ハーフパンツの格好でスタートする茶壺さん。どうしても寒さが耐えられなければ着込めば良いさ。

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 優先準備間違ってない?

 嬉しいことにこの強風は南東からの追い風で、力を入れずとも気軽に走ってるだけで速度が乗る。あっという間に10km走って円形交差点に辿り着く。

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 この交差点を右に進む

 イランとの国境も5kmない場所なのだけど、このまま西進する分には入国しないで移動できる。だがこれ以上西へ進むとナゴルノカラバフへ突入してしまうこととなるのでして。

 このナゴルノカラバフという地域は、長年アゼルバイジャンとアルメニアが自国領土として争っていた土地であり、何度か戦争も起こしている。んで一応アルメニアの領土として2年前まで扱われていたのだが、アゼルバイジャンが攻撃を仕掛けて一気に制圧、自国領土としてしまったニュースは記憶に新しい。

 私は外国人旅行者なのでこれについての正義や是非を語ろうとは思っていないが、とりあえず現在はゼルバイジャンの土地となってるナゴルノカラバフ。ここを自転車旅行できるのならばしてみたいと思っていたが、2025年現在では外国人がナゴルノカラバフを訪れるにはネットで申請許可を申し込む必要があるらしい。

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 その手続きに3〜5日程度かかる上に

 近年まで戦争していた地域だけあって町の周辺には今でも数多くの地雷が埋まっているらしい。自転車で旅行してる身としては、野営地を探すタイミングで不慮の事故を起こしてしまう可能性が想起される土地へ好んで行こうとは思わないのであり、ナゴルノカラバフを前にして別のルートを取った次第。

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 んでこの道走っていたら

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 オッちゃんたちに呼び止められてチャイとか色々ご馳走に

 アゼルバイジャンが旧ソ連の国だなぁと感じるのはこういう時で、20人くらいに囲まれてるのにその内1人も英語を話せる人がいないこと。なので男共に囲まれ質問攻めにも関わらずほとんど何言ってるのかわかんねぇという始末。ロシア語話せないのか?と言われたけど英語はともかくロシア語なんて何にも分からないよ。

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 でも楽しいし気持ちは通じてる気がするんだよコレが

 こういうのが異国を旅行するということの楽しさだよなと思う。言葉が通じなくても相手が私のことを歓迎してくれるということを感じ取れるし、多分私がそれを本当に嬉しく思って感謝してることは通じた筈だ。そういう言葉ではないコミュニケーションが心地良い。

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 なんか良いこと言ったな今日の私

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 ドライバーから水貰ったりと

 アゼルバイジャンも田舎になるほど楽しい国だ。道に関しても隣を用水路がずっと流れ続けている地形で、そういえばロシアは灌漑でアラル海を駄目にした国だったけど旧ソ連の国はこうした灌漑農業の影響が色濃く残っているのかな?とかそんなこと考えたり。

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 興味深い

 午後になると風力はすっかり収まり弱々しい風となってしまったが、それでも走行の邪魔にならないだけで十分有難い。完全平坦な道が続いてるので、風向き次第で走行距離が大きく違ってくる環境だから。

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 疲労度合いも全然違う

 バス停のベンチで30分くらいシエスタ(昼寝)貪ったりとかしてるけど、それでも16時には100km超えており非常に良いペース。ということでバルダという比較的大きな町を目安にして買い物や野営地の選定しようと思っていたのだが、普通に田舎町の途中でスーパー見つけてしまいわざわざ向かう必要なくなった。

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 なのでバルダ東に位置する道路を北上して

 川を渡ったタイミングでテント張る場所探すことに。今夜はビールじゃないので無理して川沿いにする必要もないのだけれど、せっかくなら川で行水したいし・・・とか考えつつ走ってたのだが、これが難航して1時間以上もかかってしまった。何やってんだ私は。

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 野営地自体は素晴らしい場所を見つけたけど

 いくらなんでも時間かけすぎたとは思う。テント張って10分後には雨も降り出したりして危うく濡れ鼠になるとこだったし。野営地の選定におけるバランスというのは難しいものだ。

 2025年4月9日(水) 走行距離122km 累計167110km
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 アゼルバイジャン6日目 ハジュガブルの町〜バクーから西南西に176km地点 川沿い

 木々が陽光を遮るわけでもない畑の朝だが7時までぐっすり寝ていた。やっぱりフライシートを被せてると日光による眩しさというのは大きく軽減されるらしい。今更だな。

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 もうちょっと実のあること書けよ

 準備済ませて9時出発し、ここからの道は主要道路ではあるものの高速道ではなくもっとローカルに寄った小さな道を走っていくことになる模様。地図で見た限りだと充分大きな道なのだけど。

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 片側1車線くらいの道である

 自転車的には側道さえしっかり確保されてれば道路の大きさは問わないというか、むしろ小さな道の方が交通量が少ない傾向にあるため嬉しかったりする。

 今のところアゼルバイジャンは側道「やや狭い」くらいの幅だけど、こうしたローカル道となっても変わらず同じ幅の側道が続いてくれるためむしろ走りやすくなった感じだ。

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 石油組み上げてるのかな

 なお地味にアゼルバイジャンも石油大国であり、むしろこうした石油汲み上げる機械をアラビア半島では最後まで見ることなかったのが意外だと思ってる。海上が主戦場で陸地にはそれほど石油が無かったとかそういう感じか?

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 今となっては分からない

 何気に海抜0mを下回る低い標高で平野が続いている。ということは何かの拍子に海の水がカスピ海と繋がったなら、私が走ってるこの一帯も海の底に沈んでしまうのかな・・・とかそんなこと思いつつ。

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 牛のマークが可愛いな

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 こういう危なげな階段大好き

 お昼のタイミングで大型スーパーが現れたので、昼食ついでに無くなりかけてる渦巻型の蚊取り線香を探してみたのだが発見できず。オマーンからフライトした際「安く簡単に購入できるアイテム」というのは全て使い切るか捨てるかして軽量化に務めてきたワケだが、地味に蚊取り線香って国によっては全然見つからないこともある面倒くさい道具なのだということを実感しつつ。

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 午後になると町や村の数が減って

 ひたすら畑が地平線まで続く直線的な道となる。隣国アルメニアが凄まじい山岳国だったので、アゼルバイジャンでの走行は結構覚悟して気合入れてきたつもりだったのだけど、今のところ全く坂道を登る気配がない。場所によっては2000mを超える標高の村とかあるみたいだし、アゼルバイジャンは地域による高低差がかなり激しい国なのだろう。

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 可愛い牛さん注意やで

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 この地域は謎にバイクのサイドカー付属割合が高い

 17時前のタイミングで100km走ったこともあり、出てきた小さな商店にて夕食の材料買い物しておく。午後はほとんどスーパー出てこなかったので安全策だと思っていたのだが、僅かその5km先で大きなスーパー出てくるとか読めなかったし。

 これの何が悔しいって冷えてないビールを掴まされてしまったことがとても悔しい。電気代節約か単純に冷蔵庫が壊れているのかビール入れてる冷蔵庫が動いてなかったんだよね。

 なので本日終了ポイントは小さな川の脇にして、ビールを川に沈めて冷やすこととした。ビールを常温販売してるヨーロッパでは毎日のようにこのスタイルで冷やしており、ちょっと懐かしさ感じたな。

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 結構冷えたの飲めた

 川沿いで昨日よりよほど蚊が生息してそうな雰囲気だけど、全く姿を見ることなく気楽な夕食に。何が影響してるのか分からないけれど、とりあえず早くに蚊取り線香ゲットしたいと思ってます。

 2025年4月8日(火) 走行距離110km 累計166988km
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