自転車ときどき世界1周

2025年12月

 韓国5日目 ボクポリの町〜ソウルから南東に約110km 忠州市の町

 昨日の天気が嘘みたいに抜群の良い天気。そして私も7時前の起床と文句なしの朝。いや文句はある、雲1つない青空のせいで放射冷却現象が発生しておりすこぶる寒い状況であることだ。

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 水関係も軒並み凍りついてる

 9時に出発したのはいいが、まだ気温が上がってこない時間帯でグローブを二重にしても指先が痛くて仕方ない。私が使ってる冬用グローブがもう10年近く前にアメリカで頂いた品であり、使い過ぎてズタボロの状態であるため保温力に乏しいというのはあると思うが。

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 それにしたって凍える気温だ

 友人が冬の韓国走行ではアイスバーンに注意してな!とメッセージ送ってくれたのだが、残雪はそれほどでもないものの、昨夜の雨が凍って路面に広がっている箇所が多く注意しないとすっ転ぶ危険がある。

 そうでなくとも指の末端が寒過ぎて感覚鈍く、繊細な動きができるかどうか怪しいときたもんだ。10時過ぎの時点で気温は0度を上回ったのだが、それで「大分暖かくなったな・・・」と思うほどには最低気温低い模様。

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 配線を利用した自転車道はこの辺で終了し

 とはいえ川沿いに続くルートを取ることは変わりない様子。ただし徐々に山深い土地へと入ってきてるようで、川沿いまで急峻な崖をこさえた山が迫ってくることが増えた気がする。

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 それまでは

 トンネルを活用して道が延びていたけれど、ここからは橋を利用してなだらかな陸地が広がる対岸へと川を渡ることで対処する方式に切り替わった気がする。

 偉いなと思うのが、そうした道でもちゃんと自転車道を途切れさせることなくほとんどの場所には専用レーンを敷いていることだ。流石に全ての道に完璧な自転車道を敷くのは難しかったようで、ときどき川から離れて急斜度の坂を登らせたり既存の道路に無理矢理接続させようと斜度20%を超える超激坂が出てきたりすることもあるが。

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 私は素晴らしい道だと思ってますよ

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 ただ問題点を1つ挙げるなら

 看板や標識に記されてる言語が韓国語1種類であるため、外国人の私には何が書かれているのか全く理解できないこと。せめて英語での表記を併設してくれたらなと思うのだけど、韓国は自転車道路標識に限らず看板に英語表記がなされていることが極めて少ない国。

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 ちょくちょく田舎の駐車場にキャンピングカーが停まってる光景を見る

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 昼食これに加えてキムチとか他に色々付いてくるのが嬉しいね

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 大体田舎の景色が続く韓国だけど

 都会はその中心部に高層ビル群が集まっており遠目にもすぐ分かる。確か日本より人口密度の高い国だったと思うけど、土地が足りないというよりは一部の都会に人口が凄まじく集中しているように思えるな。

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 初めて利用できる水道があった 

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 自転車的には走りやすくて助かるけども

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 自転車道のために船を切り取ったか

 午後は比較的平坦で楽な道が続いたこともあり走行ペース上がる。気温的にも上がってくる時間帯とあって走ってるのが楽しいのが良いね。これがずっと続いてくれたら嬉しいのだが、16時をすぎると太陽は地平線へと落ちていき日陰が増えると同時に再び指先が痛くなるような寒さが到来する。

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 今が1番太陽出てるの短い時期だもんな

 100km走ったこともあり近くのスーパーで買い物済ませて終了しようと思ったが、地図に記された場所にはスーパーなんぞ存在してない事実。ということで仕方なく付近の大都市である忠州市まで移動することに。

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 しかし面白い場所に自転車道作るな

 町郊外ギリギリの場所にあったスーパーで買い物済ませ、そのまま隣に位置してた小さな山へと登って野営地を探す。こう書くとスーパーからそのまま山に向かったよう感じるが、実際にはアクセスできる入口が自転車で渡れない道路を挟んだ向こう側にあってぐるっと2〜3kmくらい大回りしてたりする。

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 まぁ良いポイント見つけたからOKですよ

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 キャベツともやしで量を増す夕食の日々

 明日は今日より更に最低気温が下がるみたいで今から不安で仕方ない。朝ちゃんと寝袋から出てこれるかな?

 2025年12月21日(日) 走行距離115km 累計184226km
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 韓国4日目 高架下〜ソウルから東に約40km ボクポリの町

 深夜に何度か激しくテントを叩く雨音が。雨が降ること自体は天気予報から予想出来てたので高架下にテントを設営したのだけど、あまりに屋根の位置が高過ぎてあまり意味を成していなかったかと思いつつ。

 目を覚ました時もまだ雨が降っており、こりゃどうしようもないなと2度寝入ろうとかと思ったが、雨自体は極々弱いものに切り替わっていたので「準備途中に降り止むのでないか」と思ってゆっくり朝食作ることにした。

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 微妙に雨は降り続いているものの

 ほとんど気にならないレベルになったこともあり走行することに。このまま1日ここで過ごすよりも、こと後雨に降られても何かしら落ち着ける建物の中で休憩する方が助かると思いまして。

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 スタートと同時に橋を渡って対岸へ向かう

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 その反対側の道は

 どうやら廃線となった鉄道跡を利用している節があり、途中で如何にも電車の通りそうなトンネルを潜って道が続いている。台湾にも配線を利用した自転車道があったけど、韓国のそれは国を縦断するほどの大きなスケールであり改めて凄いなと思う。

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 ちなみに今日だけで5本くらいトンネル通った

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 中はしっかりライト照らされてるのも良い

 川の上流に向けてゆっくりと坂を登っていく道のようだが、上り坂という感じは全く受けないし実際ほとんど標高をあげてないのだと思う。その割に途中で大きなダムを通り過ぎたりしており、何というか上っている感だけはあるのだけども。

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 見た感じ貯水率はほぼ100%に近いかと

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 自転車と歩行者しか通れない道だけど

 その割に道中には様々な施設があり、自転車ショップはもとより各種カフェやれレストランといった建物も続々お出ましする。車でアクセス出来ない環境じゃ厳しいのでは?と思ったが、どうやら自転車道とは別に山の上に通ってる車道からもアクセスできる造りとなっている様子。

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 そりゃそうだわな

 いくつかのトンネルを抜けたところで雨が本降りとなってしまい、雨宿りのために出てきた駅舎(これは新しい路線で使われてる現役の方)へと逃げ込む。駅構内にインフォメーションセンターを併設してるようだが、シャッターは閉まっておりむしろ土曜日こそそういう施設は開いてるべきなのでは?

 その代わりというか待合室には暖房が効いているしFree Wi-Fiも飛んでいて、しかも電源まである充実の環境。どうせ動けない状況だしとPC持ってきてサボってた台湾のまとめを作成しつつ作業することに。

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 なんかやたら捗ったな

 時間は遅いが雨も降り止んだし、このまま明日にかけて天気は回復していく模様で一安心。とりあえず最寄りのスーパーまで移動して買い物済ませてしまおうかなと思う。

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 そんで近くの公園でテント張るつもりだったが

 看板にキャンプ禁止と表記されてたので退散し、そのまま自転車道に復帰することになろうとは。韓国はソウルさえ抜けてしまえば他大体田舎ばかりという人口分布が一極集中系の国なので、野宿するのに苦労はしないと思っていたんだけどな。今日は雨降ってた関係で軒下にテント張りたいからやや難易度が上がっているのはある。

 どうしたもんかと思っていたが、上手い具合に東屋が出てきたためここにテント張って本日終了とした。商品棚で値札の文字を読み違えた関係で馬鹿デカいビールを買ってしまったのだけど、風をシャットしてくるならこの量でも美味しく飲めるというものよ。

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 まだ韓国でキムチ食べてなかったのできのこキムチ炒め

 明日こそは7時前に目を覚まして早い時間に動き出したいと思っているのだがどうなることやら。今日は早い時間に眠れそうなので多分大丈夫だと思います。大丈夫に決まってる。

 2025年12月20日(土) 走行距離26km 累計184111km
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 韓国3日目 森林〜ソウルから東に23km地点 高架下

 昨日と違って睡眠時間は充分取っているのに8時起床とはどうしたことか?まだ時差1時間分の感覚ズレが直っていないのだろうか。韓国は日本とタイムゾーンが同じ国みたいだけど、日本より大分西に位置してる関係で明るくなるのが遅いのも関係してそうな気がする。

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 要するに朝が起きられない

 とはいえ2025年もまだ10日以上ある。今年の初めに「2025年中に帰国する!」と宣言しているので約束は守りたいところだが、韓国の国土と走行ペースを鑑みるにこの調子なら大丈夫ですよそうに決まってる。

 だからのんびりコーヒー淹れて、朝食済ませて出発準備整えた時には10時過ぎていたとしても焦る必要はないのだと私は申し上げたい。ちゃんと明るくなっても人に見つからない場所にテント設営したのもこういう可能性を考えてのことだ。

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 寝坊する可能性かよ

 とはいえ昨日と違ってここは既に韓国縦断自転車道のルート上。正確には野営地探すため1kmくらい離れた場所ではあるが、今後は信号による停車や行き先が分からずに地図を確認したり狭くて自転車が走りづらい道を走行する必要がない。それが分かっているだけで余裕綽綽の気分ですよ。

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 ちょっと天気悪いのが嫌だけど

 曇っているおかげで気温自体はそこまで下がることがなかった模様。これくらいならまだ厳冬期用のアウターシェルも使う必要なく走行することができるので有難い。

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 ちなみに

 自転車道上だから迷わないとか言ったが実はそんなことない。何も韓国の自転車道は国を縦断する1本しか敷かれていないワケではなく、この縦断道路を起点として様々な方向に大小無数の自転車道が延びている。

 これは自転車乗り的に大変喜ばしいことなのだけど、問題となるのはその行き先で表示されてる言語が韓国語しかないことだ。レストエリアにある地図を確認しても文字が全て韓国語なので図を見て何となく判断する他にない始末。分かれ道の都度正解のルートはどちらかと悩まざるを得ないというね。

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 どうしたもんやら

 まぁ首都であるソウルの近郊だからこの辺が1番分かれ道も多いのだろうと予想できる。先へ進むに従って私も韓国の示し方に慣れていく可能性が高いし、尻上がりによくなっていくことを期待しよう。

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 という感じで

 走ること30km。首都であるソウルの南側を通るように自転車道は続いており、このまま進めば問題なくソウルを抜けて先に進めそうな雰囲気ではある。

 とはいえ私もせっかくなら1国の首都を覗いて雰囲気味わってみたいというのはある。ということで自転車道外れて市内中心部へ寄り道してみることにした。あとお昼を食べるのに自転車道を一旦外れる必要もあったので。

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 もうここから見るだけで大都会なのを感じる

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 お昼くらいはなるべくお店で食事したいところ

 やはり自転車道を外れると走りにくい上に凄まじい交通量。加えて車道には全く側道が存在しておらず、やはり韓国の都市は自転車歩道を走行するように町が構成されているっぽい。

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 でもその歩道には

 凄まじい数の歩行者がいるため自転車で気軽に走れるような道ではない。一応自転車が通る場所は赤色に色分けされて区切られたりしてるのだけど、誰もそんなの気にしちゃいない状態でやっぱりマトモに走れやしない。

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 あれがソウル駅かな?

 何とか中心部にたどり着き、故宮(ソウルにもあるのか)の城門前で記念撮影したら脱出開始。中に入って見学とかしなかったのは有料だからじゃなくて自転車置いとく場所もない超絶密集地帯だから。

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 早いとこ郊外へ抜けましょう

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 今日からイベント始まるみたい

 こんな苦労して道中の移動もストレス満載で、そこまでしてくる意味あったのか?と問われれば、やっぱり意味はあったのだとお答えしたい。なんだかんだ最大都市ってのはその国の色を表す最も分かりやすい場所だから。どんな感じなのか一眼見れてよかったよ。

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 中心部からそのまま東に進み

 蛇行している川にぶち当たった場所がそのまま自転車道。基本川沿いを伝う形で自転車道は延びているため、デカイ川を目指せば自然と合流するだろうと思っていたが大正解だったな。

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 後はこのままソウルを離れるだけだと思ったが

 川沿いとはいっても普通川には支流というものがあるのでして。そんでしっかり自転車道を造ってる韓国という国はそうした支流の川にも自転車道が延びているんだよね。

 そんで気づいた時には本来のルートから完全に別方向へと進んでおり、これをリカバリーするためにもう1度市内を走り抜けなくてはならなくなった。

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 嫌だな町中を走るのは

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 ついでに自転車道戻る前に食材買い物済ませておこう

 これで日が沈んできても焦る必要ないぞと思ったが、最後に水の補給をしておかねばと途中のレストエリアで水道から補給を試みる。

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 ところが

 3箇所それぞれ試した水道は全て断水しておりどうなってんのさコレ?冬は寒くて水が凍ってしまうから、破裂を防ぐため水を抜いてしまうのだろうか?

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 結局水を入手するのに手間取ってしまい

 最終的には町中のバスターミナルまで移動してようやく水の入手に成功したけど既に真っ暗な18時過ぎ。こんな筈じゃなかったんだけどなぁと思いつつ、テント設営して夕食に。

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 昨日の韓国酒はあまり好みじゃなかったので

 今日は韓国ワインを買ってみたのだが、こちらはかなり私好みの味。韓国ってかなり物価高くてしんどい国なんだけど、酒類に関しては割と安価な商品も豊富に揃っているんだよね。ちょうど台湾と逆って感じだな。

 2025年12月19日(金) 走行距離78km 累計184085km
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 韓国2日目 空き地〜ソウルから西に26km地点 森林

 8時半になってようやく起床。寝た時間が2時前なのだし「まぁそうなるよな・・・」と思いつつ活動開始。本当ならコーヒーの1杯でも淹れたいところだが、フライトに伴い食材はおろかバーナーのガソリンまで全て処分してきた状況のため何も食べるものがない。

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 そこまでしないと重量制限に引っかかるのです

 ということで早々にテント畳んで出発準備。冷え込みが強いためかテントはびっしょり濡れていたが、雲1つない快晴なので日光に当てたら意外と早くフライシート乾いた。何というか気候も日本に近いと思う。

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 それでは走行開始だ

 昨日は真っ暗な中での走行だったのであまり意識しなかったが、韓国の都市圏ってあまり自転車に道路脇を走らせること想定した造りとなっておらず、その代わり歩道に自転車レーンを敷くことで対応している印象だ。

 土地的なものかもしれないし、それはそれで構わないのだけど明らかに自転車レーンは後付けというかサイクリストが走りやすいように造形されたものではなく走りづらい。そもそも飛行場のあるこの島自体、本土へ自転車で渡れる道路がない構造となっており、自転車の走行をあまり想定してないのかもしれん。

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 車両は行き来できるんだよ車両は

 ということで私が訪れたのは島の南東端に位置するフェリー乗り場。ここから海峡を渡るフェリーが出ていることまでは下調べしておいたのだが、スマホのGPSが調子悪くて現在位置が出てこない。地形的にターミナルのすぐ近くまで来てるとは思うのだけど、チケット売り場はどこだべさ・・・

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 とかやってるうちに

 船の汽笛が鳴って離岸していくフェリーを目の当たりにしようやく場所が判明した。迷わなければあの船に乗船できてたなぁと思いつつチケット購入し、素直に待合室で次の便まで待機することに。

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 1時間ごとの出航なのでそこまで焦ったりはしない

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 改めてフェリー乗船だ

 ちゃんと車両も積載できる貨物フェリーだが、雰囲気としてはやや大きめの川を渡る渡し船みたいな感じ。係員もいないので適当な場所に自転車立てかけて上階デッキに上がり離岸するのを待つ。船が陸地から離れていく瞬間が好きなので。

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 独特な寂しさとワクワクがあるんだよね

 乗客がお菓子をカモメ?に与えてる関係か、船の周りをすごい数が飛んでいる。向こうも慣れているのだろう、人間を怖がりもせず私の側スレスレを滑空してくるのだが、空飛ぶ生き物が迫ってくるのって想像よりもかなり怖いんだな。

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 ヒヤリとする

 20分ほどで本土に着岸し、仁川における観光ポイントとなっている感じの月尾というエリアへ到着す。

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 そのまま東へと進んで韓国縦断始めても良いのだが

 私が韓国で走行したいと思っている韓国縦断自転車道のスタート地点がもうちょい北にあるようなので、せっかくならキチンとスタート地点から走りだそうじゃないかと思う。私はあんまその辺にこだわるタイプじゃないのだけどこの自転車旅行における最後の国だし。

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 そのスタート地点向かうまでが

 港湾地域の関係で自転車が通行できない道路も多く、かなり遠回りをしつつの移動となる。加えて途中に出てきた大型スーパーで米パスタを含む各種調味料とかの買い物をしつつ物価調査。その結果思ったことは「韓国って想像以上に物価高い国なんだな・・・」ということ。

 流石にヨーロッパほどではないが、普通に日本より物価高くて参ったなこりゃ。アジア圏でシンガポール以外にここまで物価の高い国があるとは思わなんだ。

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 これは自炊の割合が増えそうな予感

 ともあれだいぶ遠回りさせられつつも無事自転車道のスタート地点にたどり着く。ここまでで既に60km近く走っているのだが、この縦断道路の総距離は600kmを超える壮大な道なのであり、そう考えれば誤差みたいなもんだ。

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 何の差なのさ?

 割と近年に完成したこの自転車道だが、道中にあるチェックポイントにてスタンプを押印していくと完走時に記念証とメダルがもらえるらしい。私も旅行最初の頃はそうした形に残る物とかを喜んでいたのだが、今となっては「私がそこを楽しく走れればそれで良い」という気持ちになってしまっており、あまり興味を引かれなくなってしまった。

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 カミーノとかも証明書貰ってないし

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 やりたい人だけやれば良いのでは?という気持ち

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 ということで改めて韓国縦断自転車道スタートします

 とはいえ既に時刻は16時半。先のターミナルで遊んでいる間に日が沈みかけてしまったワケだが、むしろこれは計算通りよ。慌てて出発すると時間的にソウルのど真ん中で本日終了してしまう可能性が高く、そうするとテント張る場所が見つからずに困るでしょ?

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 まだこの辺は田舎も多いしゆっくりいきましょう

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 というか早くも日が沈む時間か

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 コレは少々焦るな 

 この自転車道の良いところは、道路脇に備え付けられた道ではなくて完全に自転車が走行するレーンとして独立したまま道が続いている点だ。故に信号機による無意味なストップ&ゴーも最小限に抑えられてるし、自転車道に入り込んで停車しているような輩も存在せず大変に走りやすい道が続く。

 本格的にサイクリングを楽しむのは明日以降にするとして、10km弱走ったところで町に入って食材購入。そのまま川を渡って森林地帯へ入り込みテント設営後に自炊を始めるとかこういうパターン久しぶりだな。

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 いやモンゴルでも似たようなことしてたか

 寒いからとビールは1本だけにして別に韓国酒飲んでみたのだが、これが思った以上にキツくてフラフラになってしもうた。ブログ書く前にちょっと一休みと横になったら2時間くらい吹っ飛んでいて、この文章も深夜1時過ぎに書いたりしてます。

 2025年12月18日(木) 走行距離49km 累計184007km
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 韓国1日目 仁川国際空港〜ソウルから西に40km地点 空き地

 ということで今度こそ最後の国となる韓国へ飛ぶ。フライト時刻が15時45分と余裕あったのは嬉しい反面、これは到着時分が遅いことを示しており、しかも時間的に深夜でないため朝まで空港泊というのも難しい微妙な塩梅だったりもする。

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 短時間フライトの割に機内食出て嬉しい

 案の定着陸した時には外真っ暗になっていた。これはまぁ予測できたことなので文句もないが、その後の入国審査で外国人列に並んでいたら「オマエはこっちじゃない」みたいな感じで別のレーンに連れていかれ、そこで審査官が「いや日本人はこのレーンじゃないぞ」と盥回しされること4回。

 初っ端からアホらしくなってくるなとゲンナリしつつ、ようやく審査終えて荷物回収に向かったらもう私以外に荷物待ってる人誰もいなかったし。流石にこれは予想できないぞ。

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 無事回収できれば良いけどさぁ

 時間かかっちまったと思いつつ空港前にて自転車組み立て開始。台湾と比べて一気に気温が下がり、そういえば既に12月も後半に入った時期だったのだなと感じさせる。

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 輪行で壊れたりロストしたような部品もないようで一安心

 とはいえ時刻は既に21時半。とにかく飛行場付近から抜けてしまい、ついでに現金を引き出して何か食べものを口にしてから眠りたい。ということでサクッとナイトラン開始。

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 分っちゃいたけど

 12月の深夜に走る韓国は寒くて嫌になる。幸いなことに風がほぼ吹いておらず、体感的に数字以上の寒さを感じるようなことがないのは救いだと思うが。そもそもその数字である気温は氷点下。

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 5kmくらい走って町に着いたので

 何はともあれ現金引き出さなくては・・・とATMにて作業するも「このカードではご利用できません」と文句が出たり、謎に「引き出し」の項目が消えていたりと使えねぇ機種ばかり。

 日本語訳がある割に随分とサービスが限定的だなくそぅ・・・と幾つも機種を回っていたのだが、いくら何でも利用出来なすぎる気がする。もしかして悪いのはカードじゃなくて日本語の翻訳能力では?・・・と思って試しに英語訳で見てみたら普通に「cash withdrow」と項目出てきおった。オマエそれ日本語で「預金」って全く逆の意味だから!翻訳担当者ワザとやってんじゃないだろうな。

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 やっとこ現金引き出せたのでそのまま夕食に

 既にスーパーの営業時間を過ぎているため食材を調達することもままならず。お腹が膨れたので町郊外まで移動して早いとこテントを張りたいぞ。

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 しかしそこからも割と良い場所見つけられなくて

 ようやくテント設営して横になったの日を跨いで1時半だった。知らない国の入国初日ってのは何も把握しておらずまぁこんなもんではある。寒くて眠いのでこりゃ明日目を覚ます時間も遅くなりそうだ。

 2025年12月17日(水) 走行距離15km 累計183958km
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 2025年11月14日〜12月17日
 走行日数34日間
 累計走行距離1631km(182312km〜183943km)

◎道路
 自転車大国だけあってかなりの割合で側道や自転車専用のレーンが整備されており走りやすい国。流石に台北とかの大都市部では車両が多く道は狭くなる関係でしんどい部分もあるけれど、そういった都市でも主に川沿いに走りやすい自転車道が造られており、そうした道に合流するよう走行してれば問題となることは少ない。
 ただ都市部の道路基礎インフラが日本統治時代を基準にしてるのか町並みが思い切り日本を感じさせる。これの何が問題かというと、都市部においてあらゆる場所に信号機が立ち並ぶ構造となっている点だ。このため町中を走行しようとすると必要以上にストップ&ゴーの連続となり時間も負荷もかかることこの上ない。
 その他の点で、台湾は海沿いの環島ルートを走行する分にはそこまでアップダウンもなく、斜度も比較的緩やかなものが多くて自転車にも優しい造りだが、ひとたび内陸部へ進むと無茶苦茶な山岳国でありハードな登りが連発することを覚悟しておいた方がいい。国土としては九州と大体同じくらいと言われているが、その中に4000mに迫る最高峰が聳え立っているし、私が無茶苦茶苦労した武嶺も日本の道路最高地点より高い。その他にも獲得標高が2000mを超えるような超絶弩級の峠がゴロゴロしてるので、臨むならばしっかり下調べして覚悟しておくべき。

◎治安
 非常に良い。台北の一部とか以外は危険に合うような雰囲気も感じられないが、超絶観光地である九份の旧市街には「荷物の盗難に注意」という張り紙があるのを見つけたのでまぁそういう問題も有るっちゃあるのだろう。
 この国では食堂でTVを流しっぱなしな関係で、ニュース番組から都会では轢き逃げとかの出来事を繰り返し映像で見せられたりもしたのだが、そんな事件より日本と中国の関係悪化に関する報道のがよっぽど時間割いて語られていたのが印象的。そりゃまぁ切っ掛けは台湾有事の際にどうするか?っていう話だったからな。
 環島チャレンジしてる人口が多い関係か、野宿してて地元民に見つかっても「お疲れさんだねぇ」といった反応をされることが多かったのが好印象だ。流石に都市部じゃそうはならんと思うけど、基本的に台湾において深刻なトラブルに遭遇するような可能性はあまり考えなくても良いんじゃないかと思うたよ。

◎ビザ・出入国
 日本人の場合はノービザで90日間の滞在が可能であり、国土的に鑑みても旅行目的ならまず時間的な制限を気にする必要がない。
 なお入国審査はネットからアクセスしたページにて個人情報を記入する必要があるのだが、私が到着した南竿島の小さなフェリーターミナルにすらFreeWi-Fiが飛んでおり、スマホ1つで完結できる仕様となっている。そのページも日本語による表記となっており海外に慣れてなくても安心できるし。
 だがまぁ私みたいに何度データを入力しても謎のエラーで弾かれてしまい、最終的に昔ながらの紙カードにペン使って情報記入する場合もあるみたいなので過信は禁物か。なおイミグレ職員がわざわざ日本語の話せるスタッフを呼んできてくれたりと大変親切にしてくれたのでイレギュラーあったものの困ってしまうことはなかった。

◎交通事情
 先進国として見るとそこまで良くはない。中国の後だったので最初は驚くほどマナーが良いし、車両がクラックションを鳴らすこともないなんて素晴らしい!とか感動してたけど、よく考えるとそんな褒めるようなポイント違うしなぁ。
 一般乗用車とかは普通だと思うけど大型バスとかトラックが結構乱暴な運転をする傾向があって怖いのと、とにかく原付バイクが数と共にマナーの悪い輩が多くて危険。流石に逆走までしてくるアホは稀だけど、危険予測を立てられないライダーが多く走行中の自転車の脇スレスレを平気で爆速でぶち抜いていく。自転車とバイクは道路上でも同じレーンを共有していることが多いのだが、これを毎回のように繰り返されると此方としては気が気でないというのが正直なところ。抜かれる際に一瞬でもフラついたら大クラッシュなんだぜ?
 んでスポーツバイクに乗ってる人は流石にまともな運転してる人が多いけど、ママチャリみたいな一般自転車乗ってる人は平気で道路を逆走して正面から突撃してくる割合がかなり多い。要するにしっかりとした自転車教育が周知されておらず、傍若無人の運転してる奴が田舎を中心に相当数いるのが問題か。
 ただまぁ自分の都合で信号を無視するだとかクラックションを鳴らしまくって邪魔な存在を威嚇するといった行動を取るドライバーがほぼいないだけで大分走行におけるストレスは低い。道路事情が良いことも相まって全体的には悪くない印象なんだよね。

◎特徴
 1、中国が「1つの中国」という名目を挙げてる関係で、国家承認している国が非常に少ない国である。私個人の意見としては台湾は完全に中国とは別の国だったな・・・と思うが国際的な見方や表明というのはまた違うものなので仕方ないのは分かるけど。
 こうした立場もあってか台湾人には中国のことを嫌ってる人の割合が高く、私も何人かそうした人と会話したりもしておりその辺の表現には気を遣う。それと例えば中国のアプリであるTrip.comなんかは台湾を「福州省の飛び地」として表記しており、当然台湾側からしてみればこんな表現は受け入れられないということか、アプリに出てくる掲載施設が極端に少ない。なので台湾では普通に利用度の高いBooking.comとか中国では役に立たなかったアプリを利用していた。要するにルーツは近しい国だけど、台湾は完全に西欧諸国の文化圏にある別種の世界として捉えて行動する方が旅行的にも何かと都合が良い。
 2、世界最大の自転車メーカーであるGIANTの本拠地であり、自転車に対する取組みの度合いが非常にしっかりしている。環島のような島1周の道路状況だけでなく、列車の多くに自転車をそのまま持ち込み乗車ができる点や、多くの場所でスポーツ用バイクのレンタルサイクルショップが営業していたりと本格的に自転車乗らない層まで幅広くカバーしているのが素晴らしい。こういった点からも初の海外自転車旅行で台湾を選ぶという選択肢は非常に利点があると言える。

◎気候
 南国に位置する台湾は11〜12月こそ観光におけるベストシーズンだそうで、実際この時期の気温は日中20度前後と快適になる。ただし面積の大きくない島国だけあって沿岸部は大体どこも湿度が高いという問題があり、夏の時期だと高音&高湿度という日本と同様のしんどい気候になることが予想される。
 それと結構風が強く吹いてくる国でもあって、私の場合は1ヶ月ずっと変わらず北東から風が吹き続けていた。自転車である程度長期間の台湾走行する人は、必然的に環島こと台湾1周を考えることになると思うが、この風が最も強く影響する場所が台湾東部になるため、この時期向かい風で大変な思いをしたくないというのであれば時計回りをオススメする。私個人としては反時計回りの方が楽しかったと思っているが、私は数ヶ月前にモンゴルの無茶苦茶な強風に晒され続けて耐性があったため多少の向かい風を気にもしていなかった人なので。
 何気に雨が降ることも多く、特に台北は地理的な特徴から12月は半分近くが雨降るそうだ。雨の降り方自体は南国地域らしくスコールのように短時間で一気に振ることが多いと聞いたけど、私が体験した分にはむしろ弱い雨が長時間に渡ってダラダラ降り続いてることの方が多かったな。気温が高い関係で、山とかでもない限りは雨でも寒くて仕方ないということはない。
 後は東部地域は朝晴れてても午後になると雲が迫ってしまい曇天又は雨となるパターンが繰り返される。夜になると雲が晴れるというサイクルが繰り返される感じで、景色の良い道を走りたいなら早起きして午前中をメインに走行計画を立てた方が吉。

◎言語
 中国語なんだけど使用している文字が中国本土とは異なる「繁体字」という文字である。余談だが中国は「簡体字」とのこと。昔ながらの中国漢字をあまり変化(省略)させずに用いてる文字らしいのだが、日本人的には台湾の繁字体のが意味が通じる単語も多く、読める感じの割合も豊富であると感じた。簡字体は省略しすぎてむしろ意味不明なことが多いのよ。
 これに加えて中国より明らかに英語話者の数が多く、また年配者を中心にカタコトながら日本語が話せる人が数多くいるのも有難い。中国人と違って外国人がいることを当然のこととして捉えてるのもあり、向こうから中国語で話しかけられることはあっても「スマン、俺中国語分からないんだ」と返すとちゃんと理解してくれる。それでもお構いなしで中国を捲し立ててくる国とは大違いだ。
 ということで日本人的には世界中トップクラスで言葉の苦労が少ない国だったなと思う。私は最終盤に訪れた国となったけど、むしろ海外旅行するなら最初に訪問すると苦労が少なく慣れるのに良いんじゃないかと感じる。

◎宿(野宿)・Wi-Fi
 ある程度の大きい町ならゲストハウス系の安宿が幾つかあるのが普通で、台湾を走行するにおいて基本的にテントは必須のアイテムではない。私は安く済ませたいので野宿も繰り返したが、1泊3000円を出せる人なら台湾で「宿が見つからない」と困るパターンは少ないと思う。
 なお私が利用した台北・台南・花蓮の3都市は特に宿泊費用が安かった町で、1泊1000〜2000円だったが流石にこれは平均的な価格ではない。でもそうした価格でも基本的なサービスはしっかりしてたし、Wi-Fiはどこの宿でも満足な速度が出ていた。というか台湾では大都市なら「I-taiwan」というFreeWi-Fiが飛んでるし、地方の田舎であっても中心地とかだと同じ名前のFreeWi-Fiがあること多い。そもそも国内中部数にあるセブンイレブンとファミリーマートにもFreeWi-Fiがあるためネット関連で困ることがほぼない。よっぽど山奥を何日もかけて走り続けるのでもない限りは1日走っていたらネットに接続できる機会は何度も訪れるため気にする必要ないかなというのが私の感想。
 なお野宿に関してだが、西部の大都市圏さえ避ければ基本的にテント張る場所探して苦労することは少ない。雨の割合が多い国なので、できれば軒下にテント張りたいな・・・とか贅沢なこと考える日も多かったが、その条件であっても大体どうにかなっていたというのが正直なところ。そういう意味でも自転車旅行のしやすい国でした。

◎動物
 そんなヤバい生き物居ないと思いきや、テント張れそうな場所探してたら草むらから1m近い大きさの蛇が出て来たことあってビックリした経験がある。地域的にハブとか生息してるだろうし、あんまり草木が生い茂ってる場所に入り込むのはオススメしない。
 それと山中や南部の田舎では猿の数が多く、人間を見かけたら逃げてく一方で食料を剥き身で携行してると盗まれる可能性が高いため気を使うことがある。キャンプしてると余計に。
 後はムササビだかモモンガっぽい生き物が逃げてったり滑空してる姿を数回見かけた程度かな。犬は結構吠えてくる国なんだけど、鎖やロープで繋がれてないフリーの犬が少ないため結果的に危険度は低い。

◎自転車店
 大体どこの町行っても自転車ショップあるので心配ない。環島のルートを外れない限りは最低2〜30kmに1つの割合で補給地点が設置されているのだが、そこに簡単な工具も置かれており自己整備ができるパターンも多い。
 私は利用してないが、地方部では列車にそのまま自転車を乗せることも可能であり過疎区域でトラブルに遭遇してもショップのある場所まで移動することが難しくない点も評価高い。
 それだけじゃなく自転車製造のトップランナーである国だからか、各種部品の値段がかなりお買い得である点も見逃せない。流石にメーカー正規品は一般的な価格だが、ヘタってたバーテープとかチェーンやブレーキシューといったパーツが安く手に入るのは嬉しいところ。しかも種類が無茶苦茶豊富だし。
 総じて自転車旅行をするのに困る点はほとんどない。シュワルベのタイヤも豊富に見かけたので探せばマラソンプラスすら見つけられると思う。日本人的には長期自転車旅行で台湾にてタイヤを探すこと少ない(最初か最後に訪れるパターン多いだろうから)と思うが、西欧と比べても遜色ない自転車サービスの行き届きっぷりには頭が下がる思いである。

◎物価・食事
 当初抱いてたイメージよりそこそこ高めかな・・・という印象。昔は1台湾ドル=約3円計算だったらしいけど、2025年現在で1台湾ドル=約5円となるので、単純計算で物価1.6倍になってる訳だし。
 それに加えて台湾自体も物価情報の煽りを受けているらしく、アジア全体で見ると物価安い方の国とまでは言えなくなってしまった感がある。ちなみに食事は1食3〜600円くらいが目安だが、台湾の食事って量が少ないことが多いためサイクリスト的には物足りず追加で注文しなくては我慢できないことがよくあった。悔しいことに無茶苦茶美味いのに加えて種類も豊富で選び甲斐があるため思わず食べまくってしまう危険が。
 アルコール類は日本とどっこい程度に高くて1番安いビールロング缶で200円くらいするのが普通。何故か日本のチューハイが沢山売っていたけれど、これなんか1本500円くらいしてとても買う気にならなかったぞ。
 中国と同様に自分でおかずを選んで装って貰う「自助戒餐」という名前のビュッフェスタイルがあるのだが、これも本人が好きなだけ載せられるのではなくお店の人にやって貰う方式となっており、こうしたことから台湾では「お腹いっぱい満足に食べれた」というパターンが割と少なかった。
 宿も自炊の設備が充実してることは少なくて基本は「外で食べて下さい」というパターンであり、自炊したくても難しいというのが私が感じた感想。そうはいっても日本と比べりゃ(物にもよるが)物価安いというのは間違いないし、これに関しては事前のハードルが高すぎたことと中国の飯が安すぎたこととが影響してる部分もあると思う。

◎総括
 想像していたよりもずっと自転車で走りやすい国であり、想像以上に親日的でフレンドリーな人々との出会いが楽しめた国だった。ゆるふわな島1周のサイクリングを楽しむもよし、内陸へ入ってハードなヒルクライムを楽しむもよしと幅広いサイクリストに対応した構成をしている上に宿も豊富で電車によるワープも可能と短期間のライドでも満足できるようインフラからサービスまで各種行き届いてるのが素晴らしい。
 でも台湾において最も良い点はそんなポイントではなくて、このくにに住む多くの人が自転車旅行に対して暖かく親切にしてくれるというその文化にあると思う。台湾を自転車で走っているというだけで、どれだけ多くの人が応援してくれ話しかけてくれたことか。
 実は中国からフェリーで韓国に渡ってそのまま日本へ帰国するというルートもあったのだけど、私は台湾という国に興味があったし、実際この国を訪れて見て本当に良かったなと思っている。最後、石垣島行きのフェリーに載れなかったことだけは本当に残念であるが、こうした新しいフェリールートが出てくることによって特にサイクリストには新たな輪行しなくても海外に出れるルートとして台湾へのアクセスが確立されることをとても意義あることだと思っている。だから沖縄本島と石垣島のフェリーも新しく運航して欲しいというのが本音だが。
 ともあれあらゆる点において日本人が海外自転車旅行するのに適した国であることは疑いようがない。私も旅行経験のないサイクリストにおすすめを聞かれたらニコニコ顔で「最初は台湾が良いと思うよ」と答えるであろう魅力満載の土地である。
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 台湾34日目 台北の町〜桃園国際空港

 さぁフライト日の朝だ。今回は15時45分とかなり良い時間帯の便を抑えてあるが、それでも飛行機輪行は何が起きるか分からないので緊張する。ともかく時間的な余裕を充分確保して本旅行最後となるフライトに臨みたい。

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 気合入れまして

 なお今回は飛行場まで自走ではなく電車を利用して移動する。というのも台湾電車ことMRTは、一部の駅・時間帯を除き、追加料金支払うことで自転車そのままの状態で載せることが可能であるためだ。

 このサービスがあるから空港まで50km近くある台北に宿を取っていたのであり、そもそも桃園国際空港は自転車における自走での乗り入れが禁止されてる空港とのこと。自転車フレンドリーな国の割に、何でそのポイントを厳しくするのか?

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 ともあれ自転車にダンボール積載し

 最寄りの台北駅ではなく1駅隣の三重駅へと向かう。先ほど書いた「一部の駅を除き」というのにこの台北駅が該当しており、まぁ台北市内でも中心部に位置するハブ駅だからな。自転車そのまま持ち込みできない理由も分かるっちゃ分かる。

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 なぁにほんの5kmちょいだ

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 川を渡るのがやや大変ではあったが

 これくらいなら背中にダンボール背負っても問題なく辿り着けた。平日は自転車の持ち込み可能時間が10〜16時(及び22時以降)とのことで、キッチリ10時のタイミングで到着した私の綿密な計画性よ。

 ということで駅員に「自転車の追加料金ってここで支払えば良いの?」と聞いてみたのだが、その際に驚愕の事実が判明した。

 というのも「自転車が禁止されてる一部の駅」というのは台北駅以外に空港駅も該当するらしい。おいおいおい自走で空港入れないのに電車で持ち込みもできないって外国人の自転車旅行者に対する嫌がらせかな?というかやっぱり予期せぬトラブル発生したよ勘弁してくれ。

 まぁ駅構内でダンボールに自転車梱包してしまい、荷物扱いとすることで電車乗ることはできるということだ。要するに空港でパッキングするか今ここでパッキングするかの違いであり大した問題ではない。

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 電車に乗せるまで荷物運ぶのが大変なんだけど

 そこは駅員さんが搬送手伝ってくれたし、無線で空港駅の職員にも「大荷物持った自転車乗りが次の電車に乗ってるから手を貸してくれ」と連絡してくれた。本当に私は様々な人に助けて良くしてもらって旅行ができていると感じる。

 無事空港に到着し、ここでバラバラだったバッグをラップ使って1つにまとめてしまう。これで準備完了とカウンター向かってチェックインしたのだが、まさかの「バッグは箱に入れた状態じゃないと1つの荷物として扱えない」と言われてしまう。

 以前ニュージーランドでも1度同じこと言われた経験あり、航空会社によってこの辺の規定が微妙に違うことは理解したんだけどさぁ。何も最後の最後となるフライトでトラブル発生しなくても良いだろうに。

 仕方なく近くの宅配便にてダンボール購入してバッグをそのまま詰め込み再度チェックイン。ダンボール料金で1000円くらい取られたのであり、昨日自転車用のダンボール無料でゲットした分を考えるとトントンって感じか?

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 今回も重量23kg×3と手荷物7kgでギリギリ

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 最後にちょっとだけ余った現金でお昼食べて

 出国審査済ませて登場ロビーへと向かう。荷物さえ預けてしまえば感覚的には一仕事終えた気持ちで、後はゆっくりとフライトを待つばかり。目の前で動いてる飛行機見てたらもっと込み上げるものあるかと思ったが、別にそういうのはないな。

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 というのも

 この飛行機は日本行きではないからだ。私はどうしても日本への帰国はフェリーを利用しての海路を選びたかったのであり、台湾海路の道が絶たれたことで諦めるようなことはしない。

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 ということで 

 最終回かと思いきや、自転車ときどき世界1周はもうちょっとだけ続きます。

 2025年12月17日(水) 走行距離7km 累計183943km
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 台湾33日目 台北の町

 意識が途切れるように眠ったものの、それはつまり夜更かしせず早い時間に眠ったということでもあり6時前には目が覚めた。とはいえ今日の状況で早起きしても特になるようなことは全くないのであり、とりあえず昨日書かずにスルーしてしまったブログの記事でも書いておこうか。

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 7時過ぎになってようやく活動始めるが

 そもそも今日は自転車を梱包するためのダンボールをゲットするのが主目的。とすると自転車ショップに向かう必要があるのだが、ネットで調べた限り周辺のお店が営業開始するのは大体11時以降ときたもんだ。

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 なのでのんびり朝食済ませて

 ブログ記事のアップロードとかPC作業しておく。暇というよりは限られた時間の有効活用だと表明したいところだが、町歩きとか観光するんじゃなくて宿内にてゴロゴロしつつ作業してたのでやっぱ肥満じゃねーかと誹りを受ける覚悟はある。

 11時前のタイミングで幾つかピックアップした自転車ショップを行脚しつつダンボールゲットしに出発する。台湾は自転車フレンドリーな国だし、先進的な国だと思うので自転車用ダンボールも無料で貰えるのではないかと期待を持っていたのはある。

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 途上国だと大体お金取られるのがデフォ

 そういう意味で台湾はどうかな・・・みたいな気持ちもありつついたのだが、そもそも11時になってもシャッター上げて営業開始するショップが少なすぎる問題にぶち当たるとは思わなんだ。4つくらい回ったけど全部営業してないとか嘘だろ。

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 仕方ないので

 大型ショッピングモール内にあるGIANTのショップへ先に行ってみることに。台北のショッピングモールなんて自転車停める場所もなくて私みたいな人間が訪れるのは場違いと言える高級ブランド店が立ち並ぶ世界であるため積極的に行きたくはなかったのだけど。

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 予想に反して

 親切な店員が二つ返事で自転車サイズのダンボール無料で譲ってくれて助かった。これを普段はリアボックスの固定に使ってる廃チューブで背負い紐の代わりに固定し、宿まで担いで帰る。

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 毎回苦労するなコレ

 一緒に緩衝剤も頂けたのでフライト前の下準備はこれで一通り完了だ。もちろん宿にチェックインする前にガソリンボトルは洗浄作業を済ませてあるし、昨日の時点でバッグを取りまとめるサランラップも購入済み。

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 一息ついたところでお昼休憩し

 このまま残金と相談しながら夕食済ませるかと思いきや、台湾最後の夜は5日前に助けてもらったライアンと一緒に夕食の約束がある。野営地を紹介してもらった際にメルアド交換していたのだが、今日(16日)台北の町に行く予定があると言われており、一緒にビール飲もうぜと約束してたのだ。

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 ということで待ち合わせ場所まで向かう

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 夜市ではないが屋台店が密集してる場所

 果たして合流したライアンは奥さんとまだ2歳の子供も一緒で大変だろうに会いに来てくれたことが大変嬉しい。早速何か食べようぜ!選んでくれた食材がメキシコ料理というかタコスであり、いや懐かしい味だなオイ。

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 台湾でタコス食べるとは思わなんだ

 その後もベトナムフォーを頂いたりしつつ自転車旅行の話に花が咲く。台湾最後の夜をこうして最高の形で締め括らせてくれたライアン一家には本当に感謝しかない。

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 どうもありがとう

 ほろ酔い気分で台湾鉄道に乗って宿まで戻り食事代金受け取ってもらえなかったので、余ったお金は台湾ビールに変換して宿でお代わりビール楽しむ。こうして台湾最後の夜はいい感じにアルコールに塗れていくのであり、ちゃんと明日起きれるか心配になってくるな。いや本当に。

 2025年12月16日(火) 走行距離6km 累計183936km
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 台湾32日目 和美の町〜環島終了で台北の町

 猿でもいるのか、ときどき木々からバサバサと音がして驚く以外は良い夜だった6時起床。今日の天気も予報に反して曇り空なのが不服ではあるが「雨降ってないからそれだけでOK!」と考えればそれだけで良いじゃないか。

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 プラス思考よ

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 まだ微妙に坂登る道があるのね

 僅かに走っただけで「基隆まで12km」という看板出てきて思ってたより環島終了が近いことを知る。いや地図見て分かってはいたのだけど、具体的な数字を見て実感したというべきか。

 そんな時間的余裕があるから・・・というわけではないが、最後に九份という観光地に寄り道していく。なお私は余裕があろうとなかろうと興味ある場所には足を伸ばす性格なので、本当に時間云々は関係ない。

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 じゃあいちいち書くなよ・・・ってのはその通り

 ただこの九份という町が険しい山の中腹にへばりつくような立地で、海沿いからアクセスしようとすると相当厳しい斜度の坂を登らされることとなるのは避けられない。

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 ここまでで既に両足プルプルよ

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 途中に出てきた滝は「黄金瀑布」という名前で

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 確かにそれっぽい色してるな

 側には現在廃虚となってる大型工場施設が残っており、つまりこの水は鉱物の成分が滲み出たが故の黄金というワケだ。過去に砂金が取れたとかの話だったらロマンがあったのだけど・・・と思って調べてみたら本当に金鉱で栄えた町だった。WAO!

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 何とか足つかずに上まで到着

 そこから少々下ったところが九份の町。それまで閑静な山中の田舎町という雰囲気が、突然無数の土産物屋とツアーバス・観光客で毛色が変わるあたり、相当人気の場所なんだろなココ。

 台湾のノスタルジックな雰囲気が楽しめる場所というのが謳い文句だが、日本人的には「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所とされているという話があり、そうした方面で人気が高い模様。少なくとも土産物屋側はカオナシのキーホルダーとか打ってて商売する気マンマンだしな。

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 例によってジブリ側は否定してるが

 まだ10時前だというのに既に多くの人でごった返しており、旧市街の狭い道という事もあって自転車押しても通行するのは一苦労。邪魔にならないよう気を使って移動してるのだが、そんな道を平気で原付バイク乗ってクラックション鳴らし通ろうとする輩がいたりして白眼視されてるぞオイ。そういう行為は君たちが嫌う中国人の十八番だぜ。

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 赤提灯が雰囲気を感じさせる

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 流石に物価は他と比べて3〜4倍くらいする印象

 地元台湾や欧米人の観光客も多いが、そこら中から日本語が聞こえてくる程には日本人の割合が高くて「やはりジブリブランドか」と思ってしまう。台湾1周した全期間どころか、私が2025年に見かけた全日本人より九份1ヶ所で見た日本人の数の方が多いと感じるくらいには。

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 大変面白くて興味深い場所だけど

 この狭さと人混みがデフォルトの日常は本当に大変だろうなぁ・・・とか思ってしまう。私は単なる観光客だから良いけどさ、ここで生活してる人たちってタフというか面倒な事も多いだろうなって。

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 どんな土地だって大変な面はある

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 遠目から見るとごちゃつき具合がよく分かるね

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 油屋モデルと噂される建物

 一眼レフ使って暖色強めに出るよう設定したりと写真撮影するの楽しい場所だった。満足したところで街を抜けるように坂道を下り、その坂が海へと通じるポイントが環島スタート地点である基隆のフェリー乗り場。

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 道中10kmくらい走ったけどね

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 おお、久しぶりだな基隆港!

 もっと感動するかと思ったけれど、気持ちとしては「台湾1周おしまい、いや楽しかった!」くらいのさっぱりしたもの。このまま石垣島行きのフェリーに乗って帰国とあったら私自身もっと気持ち盛り上がっていたのかもしれないけどさ。

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 これから台北移動して飛行機乗ると思うとね

 本島着いた初日はエラい大変な坂を登りまくった私だが、正式な環島ルートである国道5号線を走る道だとほとんどアップダウンに苦労する事なく台北へと移動できるみたいで。それでいて距離も短いとか過去の私は何やってたんだろ本当に。

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 まぁそんなものよ

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 台北が近くと交通量跳ね上がってしまうのは分かってたけど

 信号も多すぎてストップ&ゴーの連続となり、予約した宿はもう距離10kmを切っているのに一向に近づいてる気がしない不思議。

 こういう時に焦るの良くない、落ち着いて走らねば!とかやってたら、地元のサイクリストから(日本語で)声かけられる。日本や他の国を何度も走行した自転車旅行者で、よかったら一緒にコーヒーでも飲まないか?とお誘い頂く。

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 台湾のマックって初めて入店したな

 共通の知り合いである日本人サイクリストがいたりして、この界隈における世間は狭いなと思いつつ。そうした人に偶然声かけてもらえるという事に関してやっぱり私は「縁」というモノを感じずにはいられない。

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 楽しい時間をありがとう

 そんな感じで前回とはまた別のホステルにチェックイン。自転車も建物内置かせてもらえて安心だ。明日はフライトに備えてダンボールとか色々準備しなくちゃいけないのだけど、今はとりあえず環島終えたご褒美にビール飲まなくちゃだな。

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 カレーっぽい見た目だし味もカレーだよコイツ

 宿でビールガンガン飲んでたらフラフラになってしまい、ベッド戻って横になった途端意識が途切れた。まだ旅行終わってないのに気を抜くのは早いだろ!と思いつつ。

 2025年12月15日(月) 走行距離65km 累計183930km
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 台湾31日目 大同郷の町〜台北から東に約40km 和美の町

 連日の雨で洗濯物が乾かないまま数が増している状況で迎えた久しぶりの・・・曇天じゃねーか。バッチリ太陽マーク表示されてた天気予報は何だったのさ?とブチブチ文句言いつつの朝。

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 レインウェアと水着もあるからさ

 自転車に引っ掛けて走行しながら乾かすにもスペースが足りないときたもんだ。そういう意味でも昨夜この東屋を発見したことはファインプレーだったと思う。朝にはレインウェアが乾いてくれたのでギリギリ対応できそうだから。

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 というか衣類よりも大事なのは

 昨日ほとんど走れなかったのでフライトまでの余裕が無いことにある。本当は今日通過する予定の宜蘭市にも安価で入れる温泉があり狙っていたのだが、ここで湯ったりしてるとマジで時間足りなそうなので大変悔しいがスルーして先へ進もうと思う。

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 苦渋の決断というヤツ

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 もうこの辺はほとんど海抜0mに近い高さ

 だからか台湾における貴重な平野部として水田が広がっている景色が続く。今は季節外れているためか稲の1本も田んぼに見ることはできないが、東アジアの国らしく米作りが盛んな土地であると思うとそれだけでうれしくなるよ私はよ。

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 やっぱラーメン食べ過ぎの相談とかするのかな

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 台湾の麺は美味いから仕方ない

 海沿いの国道2号線に合流して環島自転車ルートにも復帰した形。実は花蓮から宜蘭にかけての海岸線道が台湾における強烈な風を受ける区間の1つだそうで、つまり素直に海沿いを走っていたらゲンナリするような向かい風と喧嘩し続けていたワケだ。

 そう考えると花蓮から内陸に入って風の影響が少ない山道を走り、オマケに無料の温泉にまで浸かって楽しめるルートを選ぶのも悪くは無いんじゃ無いかと思うのです。1日かからない距離に4日以上を要したし、海沿いの100倍くらい坂道登ったと思うけど。

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 焼肉アニキもそう言ってる

 さて台湾最東端へと向かう海岸線沿いの道。ちょっと進むと道路とは完全に切り離される形で自転車道が設置されてる道となり、サイクリストに大変優しいスタイルな上にダイナミックな景色がお出ましする良い感じの道。

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 ただし風は強いし割と寒い

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 反対車線には自転車レーンが無くて

 どうやらこのレーンが反対側からの走行も利用できる相互通行方式みたい。でも反対側から走ってくるサイクリストは大体車道を走行してて、この点から環島は左回りで走る方が気持ち的に楽な気がするかな。

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 些細な違いだけども

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 最東端到着

 ここから日本の最西端である与那国島までが111kmだそうで、コンディションが良いと向こう側から台湾の島が見えるらしい。とすれば台湾側からも与那国島が見えたって不思議では無いのだが、あの島にはそんな高い山がない関係でより距離の近い離島に行くか、高い山の上から出ないと島影を発見するのは難しいとのこと。

 まぁ姿は見えなくとも私がこの自転車旅行を始めて今、母国である日本に最も近づいたのだと思うと結構思うとことがある。9年弱かけてようやく最接近とは気の長い話だな。

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 台湾動物シリーズ

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 こんなところに海賊王がいたとは

 最東端周辺は近くの駅からレンタルサイクルを利用して自転車走行する人気ルートとなっているようで、道路から完全に独立した自転車レーンのみの道が延びていたり。

 日曜日という事もあり、家族連れで皆が自転車を漕いでる姿を見かけたりすると微笑ましいなと思うし、台湾という国における自転車文化の深さを感じて嬉しくもある。

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 でもペダル漕がずに進む電動自転車は好きじゃないぞ私

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 この吊り橋も自転車道の途中に架かってる

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 ちょっとワクワクする道だ 

 スタート地点である基隆までの到着予想も立ったので、澳底という町でやや早めの夕食済ませてスーパーにてビール買っておく。というのもこれより先はもうゴールである基隆まで大きな町が出てこないから。

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 食事済ませた状態で

 後はテントを張れそうな場所見つけたらそのまま終了・・・という気持ちで移動し、和美という小さな集落の山奥へと続く道見て「なんか野営できそう!」と突っ込んでみたら上手いこと社が出てきたため敷地にテント張らせてもらう。

 川から水を引いた水道もあってビールは冷やせるし汗も流せるしで最高じゃないか!流石に12月も半ばに入って水浴びするには少々気合いが必要ではあったけど、これにて綺麗さっぱりした状態で環島終了することができそうだ。

 2025年12月14日(日) 走行距離90km 累計183865km
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