~キチンと帰ってくるまでが自転車旅です~

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 ワンピースでいうと、グランドライン後半のルート予定

 
 
 5、ヨーロッパ編
 そういえば自分も四分の一程度はヨーロッパ人の血が流れているような気もする。そういう意味では地元への凱旋である。
 さて自転車乗りというのは、大概の輩が大陸の先端に思いを馳せる生き物であり、別に行ったからといって特別な意味もなく、無駄な行動と言わざるをえない「はじっこ」へ強く執着する傾向がある。自分のように理性的で計画的な行動をとる自転車乗りは、どちらかというと少数派と思われますの。
 そんな私がとるルートはヨーロッパ最北端であるノルウェーのノールカップ岬を目指して北上してゆき、その後バルト三国を経由しつつ進路を西に取る。道中の小国を周遊しながら今度はユーラシア大陸最西端のロカ岬へと歩を進めるルートを計画中である。私は理性に溢れた自転車乗りであり、計画通りだ。


 6、アフリカ編
 ジブラタル海峡を越えてモロッコから南端の喜望峰を目指す。その後、Uターンして東アフリカを北上していくルートを目標としている。ただし、アフリカ大陸には政情不安の国や紛争地域が散見されるため特に中央アフリカ周辺を予定通りに進むことは難しいと思われる。
 こう書くといかにもアフリカは危険な地域であるように感じるかもしれないが、幼い頃に「黒人」とあだ名をつけられた自分にとって、アフリカの人々は決して対立するような存在ではない。危険とされている場所に近づかないよう走行すれば、多くの場所で素晴らしい景色を見せてくれる。あとあだ名付けた小学生のS木、今度会ったら泣かす。


 7、中東編
 世界の火薬庫と言われたりもする中東地域。現状ではシリアやアフガニスタンといった冗談でなく人命に関わる国があるため、こうした国は避けて進むことになる。ルートとしては、イスラエルから海上を渡ってトルコへと進み、カザフスタン方面から北回りで東進し、インドを目指すことになる。
 もっとも、この地域の情勢の変化は激しく、去年は渡航に問題なしとされた地域が、今日は渡航自粛地域として外務省が真っ赤に色を染め上げていることもある。何が安全なのか、分かったものではない。
 まったく、ゲームでは隠しコマンドを入力すると無敵になったものだが、現代の自転車乗りは隠しタバコを渡して通行許可を貰うのが精一杯とかなんとか。自転車乗りは無力である。


 8、帰ってきたアジア編
 インドからネパールへと北上してゆき、中国チベット領から東に一路進路を取り、走り続けることになる。やがて日本海が見えてきた辺りでエンディングとなり、中島みゆきの歌が流れ始める予定である。しかしそうすると仕事の退職のタイミングで「地上の星」が始まってしまい大変遺憾である。NHKには抗議の電話をかけておく。
 同じようなことを何度も書いているが、中国内の自治区においても、政情次第でこの地域を走行することができない可能性が存在する。これらは現地での情報収集をしながら対応していくしかない、って母方のひいばあちゃんが語ってた。


 という感じでの走行予定である。日本1周を含めて、走り終えたら実走行したルートを地域ごとに上げてみるつもり。全然ルートを書いてない気もするが、それはワザとである。きちんと考えていないというのではなく、読者には未知の驚きを与えたい、全てのルートを知ってては面白さに欠ける、とエンターテイナーは考えるのだ。これはそういう人間の業みたいなものであり仕方ないこと。

 もちろん私はエンターテイナーなどではない。