自転車ときどき世界1周

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 ニュージーランド1日目 シドニー国際空港〜クライストチャーチの町

 飛行機でも何でも、出国する時のイミグレーションは割と簡単に通過できるもの。その例に漏れず、アッサリとイミグレを通過した私はニュージーランド航空の飛行機へと乗り込み、さぁ今すぐ寝るぞ!と準備万端の構えである。

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 ところがどっこい

 まさかの座席背面にTVパネルときたもんだ。これが噂では耳にした「フライトの最中に好きな映画を見ることができる」というサービスなのですね。まさか本当に実在するとは思いもせず。

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 どころか機内食もあった!

 ちなみにこのサービス、最初こそ有料だと思いウトウトしていたのだが、フライトして暫く立つと「料金支払い」の表示が消えているじゃないか!やった、映画が見れる。眠っている場合じゃねぇぞ。

 ということで、以前から見たいと思ってた「マーティン(邦題オデッセイ)」を視聴。何コレ?無茶苦茶面白いじゃないか!以下、旅行とは関係ない感想。


 以前にゼロ・グラビティを見たとき、暫くは宇宙サバイバルものでこれを越える傑作は出てこないだろうと思っていたのに。そんな私の考えを粉々に打ち砕く、素晴らしい映画であった。私の中でマット・デイモンは「ボーンシリーズの俳優」という印象が強かったのだが、ここに新たなイメージが上書きされたといって良い。

 あまりにも夢中になるどころか、まだ途中にも関わらず2度も涙が止まらなくなってしもうた。飛行機の中で人目もはばからず何やってんだと思いはするが、何か色々と心の琴線に引っ掛かってくるんですよ、この映画。

 そうして物語はクライマックスに突入したところで・・・・飛行機はクライストチャーチに到着し、映画は残り20分を残してぶつ切りとなった。こんなタイミングで止まるんじゃないよ!

 もはやニュージーランドに到着した感慨とか全くなくて、ひたすら映画の余韻が私を支配する。基本的に、良い映画や小説を読んだ後は、半日くらいそういう状態が続きます茶壺です。


 夢見心地で迎えるはニュージーランドの入国審査&荷物検疫。まぁ日本人はここら辺、超適当ですな。隣の中国人が根掘り葉掘り質問されてる中で、

 「今日は何処に泊まるんだ?」
 「クライストチャーチ(の何処か)」

 という一言でスタンプ押印。こういう時、日本人で良かったと思ってしまうね。

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 割と日本語が多い飛行場内

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 さぁ組み立て作業の始まりだ

 時差の関係もあり、9時半に出発した飛行機は3時間ほどしか飛行してないのだが、ようやく準備が整った時には16時を回っていた。とにかく移動しないことには何もできない!

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 あ、ウールワース・・・じゃない

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 5月のニュージーランドは季節的に晩秋となる

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 その割には寒さは(今のところ)それほどでもない

 知らない国の初日なのだし、無理せずユースホステルに宿泊する。ニュージーランドに来たら少しは物価が安くなるかと思ったけれど、普通に1泊27ドルとか言われました。ただし1オーストラリアドルが80円くらいなのに対して、1ニュージーランドドルは70円ちょっと。

 オーストラリアから来た身としては、全ての物価が10%引きだと考えれば少し嬉しい。まあね、この後スーパーで買い物して、そんな上手い話があるわけないことを思い知ったのだけれども。

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 ニューワールドか、ニューニュー主張が強い国だ

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 ニュージーランドの方がアジアンフードコーナーが充実している

 自転車のパーツ購入とスマホのsimカード購入。時間がなくてできなかったことも多いのだが、とりあえず大正義「Wiki Camps ニュージーランド」をインストールしたのできっとどうにかなるのだろう。火星に1人残されたわけじゃあるまいし、楽しくいきますか。

 2016年5月13日(金) 走行距離13km 累計38592km
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 ニュージーランド2・3日目 クライストチャーチの町〜クライストチャーチから西に79km地点 ラカイアゴージ

 昨日の睡眠時間が無茶苦茶少ない&ベッドでの就寝ということもあってか、もう恐るべき勢いで寝坊した朝。久しぶりの知らない国におけるビビリから色々情報調べてたりとかしたらこのざまである。ノミの心臓なものでして。

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 それでもなお朝食と同時進行でPCをば

 とりあえず昨日だけでは準備が整っていないので、もう1日クライストチャーチでお買い物。1日で3回くらいしかブレーキ使う機会がなかったオーストラリアと違い、ニュージーランドは山が連なる国。ブレーキの状態をキッチリしておきたいのだ。

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 町を観光しながら自転車店探す

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 この大聖堂は取り壊される方針なんだと

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 トラムが商店街の中まで走ってるとかステキ

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 何か見たことあるけど何かは知らん

 意外と小さな中心街。北島と南島に分かれているニュージーランドだが、南島における最大の町がこの規模だということは、他の町の大きさもしれている。

 個人的に大きな町なんて特に魅力を感じはしないが、小さな町にスーパーが存在しなかったりしたときにゃ、またも大量に食料を運ぶオーストラリア的な日々の再会である。あれは勘弁被りたいのだけども。

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 壁にかく落書きも、いつしかアートになる

 首尾よく自転車屋で部品の購入とか済まし、せっかくなので別の安宿にもう1泊。2日もお金を支払って宿泊とは、この物価高の国で良い身分である。まぁ、オーストラリアのキャンプ場(ユララ)よりも遥かにお安いんだけどね!(恨みツラツラ)

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 本当にサイクリング人気が高い国なんだなぁ

 とりあえず情報もある程度把握したし、明日から走行開始といきますか。この2日間で1万円以上使ってしまったこともあるので、節約キャンプ(野宿)生活しなくては。そんな気持ち。


 翌日。昨日と違って曇りがちの天気だが仕方ない。雨が降ってたのなら延泊だって考えるけども、曇り空程度で悩んでいては、いつまでたっても出発できやしない。快適な宿の生活に別れを告げて、いよいよニュージーランドの走行開始である。ただし、10時前になってようやく出発したクチであるが。

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 やたら公園が多い町

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 流石、ラグビーが強い国だけある

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 とりあえず小さな町は沢山あるみたい

 主要道路に海岸線を南北に伸びてる国道1号線があるのだが、昨日のサイクルショップのオッチャン曰く「その道は車多いし楽しくないぜ!オススメは73号線だ。景色綺麗で楽しいぞ。」とのことで、アドバイスを参考にさせてもらう。

 ニュージーランドはハッキリと行きたい場所やルートが決まっていないため、道中出会った人にオススメを聞きながらの自由な走行を楽しもうと思っている。まぁ、自由に描けるほどルートが多くないのだけれど。

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 ヘイヘイ〜

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 今日だけで1000頭くらい見た羊

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 なるほど坂道多くなりそう

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 なるほど人の数より断然多いわ

 後半凄まじい向かい風でノロノロ運転どころかジグザグでないと進めないほどだったりして、案外走ることできずに本日終了。まぁそれほど大きい国というワケではないので、頑張って走らなくとも町なりテント張る場所なりは見つけることができそうな気がする。

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 ただし寒い

 これくらいの寒さだと、色々厳しいなぁとか思いつつ。基本的には暑いと「走るの大変だけどキャンプ楽」で寒いのは「走るの楽だけどキャンプキツい」ものだと思ってる。ニュージーランドの初冬でどれだけ我慢できるのか?ここら辺がこの国のサイクリングで重要なポイントになりそうである。

 2016年5月14日(土) 走行距離11km 累計38603km
 2016年5月15日(日) 走行距離89km 累計38692km
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 ニュージーランド4日目 ラカイアゴージ〜クライストチャーチから西南西に約130km ジェラルディンの町

 なんかもうテントの外を見て現実を直視したくないレベルの大雨である。深夜起きた時には綺麗に星が見えてたのと同じ場所とはとても思えない。ニュージーランドの天気の移り変わりは早すぎる。

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 ひっどい雨だったのだが

 移り変わりが早すぎるので、その1時間後には青空の向こう側に綺麗な虹ができてたりする。右を向けば雷が鳴り響く真っ黒な雲が見えるというのに。どうしたもんやら。

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 テント拭いたりしてたので出発が遅い

 晴れている空を追いかけるようにして走るものの、後ろからは雨雲が迫る追いかけっこの図。捕まった場合のペナルティは全身水浸しである。

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 どうにか小さな町へたどり着く

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 なおニュージーランドではスーパー店内に酒類が売ってる←重要

 お昼まで雨宿りをしたところで空は綺麗に晴れ渡り、どうにか今日も楽しく自転車旅行ができそうな環境になってきた。正直、スタートして30分くらいは想定していた距離の30%も走らずに終わるだろうと思ってたし。

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 本日2度目の虹、時間も午後2時

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 こいつらもびしょ濡れだろうなぁ

 現在山の脇を南下しているのだが、風の吹く向きがめちゃくちゃで少々怖い。もの凄い向かい風が吹いたかと思えば、いきなり横っ風へと変化したりするため、度々自転車のバランスを崩されてしまう。重たいから安定感あるだろう・・・などということはなく、実際には荷物ゴテゴテの分だけ、普通の自転車よりも風の影響を大きく受けるのですよ。

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 大量の牛が道路使って移動中

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 ベトナムとかでも見た光景だ

 一応ニュージーランドは中央にそびえるアルプスが壁となり、雲をせき止めるので、この季節の東海岸は天気の良い日が多いらしい。日本の冬と同じですね。

 でもこの後私が走ろうと思ってるのは、山を越えた西海岸の海沿いなのですが。だって、自転車店のオッチャンが「ウエストコーストは景色が良くて素晴らしい場所だぞ!」とか力説するんだもん。

 基本上り坂は嫌だし雨なんて大嫌いな私ではあるが、でも何が一番嫌かって「行かないで後から文句を言う」ことが一番嫌である。せっかく自由気ままな自転車旅行をしてるだ。自分の思うままに好きな場所を走りたい。結果としてそういう場所を走るのが、大変だったり苦労したりするのは構わないんですよ。

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 しかし絵になる景色が多い

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 冬期なので太陽沈むの早いこと

 猛烈な追い風のおかげで今日は余裕の16時ゴール。無料のオーバーナイトポイントは、本当の意味で単なる駐車場であり、近くに水場もトイレもゴミ箱すらないのだが、お隣のキャンパーさんがキッチンを使わせてくれたので事なきを得る。

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 ありがとディナー 

 夕食の真っ最中に再び雨が降ってきたのでテント内にて食事して早々に就寝。今日はネット使える場所のため、明日の天気が雨降らないと既に分かっており、気持ちとしては気楽な夜である。

 2016年5月16日(月) 走行距離90km 累計38782km
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 ニュージーランド5日目 ジェラルディンの町〜クライストチャーチから西南西に約180km テカポの町

 分かっていたことだけどもニュージーランド寒い。あまりに寒すぎて朝テントから出るのにも苦労する。普通に指先が痺れて痛くなるし、フライシートには霜が張っていた。どうなってんだよこれは?

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 これから更に南下とかアホだとは思う

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 お隣のキャンパーさんから朝食頂く

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 こういう出会いがあると気持ちも温かくなるよね

 あまりにも寒さがキツいので出発時刻が遅くなる傾向があることに気付いた。朝7時ではまともに太陽の光も当たらないため、活動するのはちと辛い。結局ニュージーランドでは出発時刻が毎日9時を過ぎてしまっているのであり、そこら辺が私の限界だと知る。

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 ちなみに氷点下2度だったらしい

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 山間部の道をぐいぐい登る

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 今日の羊

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 高い山は既に雪化粧

 1つ理解したことで、今までは下着等の衣類を夜中に洗濯した後に、自転車などの支持物に干していた。そんで朝に乾いてればそのまま収納、湿っていたなら自転車に括り付けて乾かしていたのだが。本日確認したところ、洗濯物が凍ってしまっていた。

 流石にこりゃマズいと思うので、明日以降はクソ寒い朝から洗い物をすることになる。ただでさえ遅い出発が増々遅くなる事実。

 これの何が問題かというと、町中での野宿が非常に難しくなるという点。いくら私でもテントを朝の8時や9時になって放っておくことはできない。というかそんなんでは色々と問題になること請け合いだ。寒いというだけで気にしなくてはならないことは沢山ある。

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 こういうのが旅行者に開かれた設備というのですよきっと

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 午前中と違ってゆるやかに登り続ける

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 標高約700m 南島でこれより高い標高で泊まることはない・・・ハズ

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 有名なテカポの教会

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 ・・・と湖

 観光地の町なので、前述の通り野宿ができず。素直にホリデーパークと呼ばれるキャンプ場にて宿泊する。この1泊でビール6本セットよりも高いお金を支払っているのだ・・・とか思うとちと悔しい。我ながらセコい。

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 その代わり豪華なキッチン使える

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 お米切らしてたのだが、隣の韓国人キャンパーさんが分けてくれた

 星空が綺麗なことで知られるテカポの町だが、曇ってましたよいいですよ別に。毎日満天の星空を見ている身としては、今更という気がしないでもない。というか寒くてあんまり外で活動したくない。

 ちなみに明日は最低気温がー7度らしいのだが、大丈夫なのか私?自転車旅行が続けられるか正念場だったりするかもしれない。

 2016年5月17日(火) 走行距離94km 累計38876km
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 ニュージーランド6日目 テカポの町〜クライストチャーチから西南西に約240km オマラマの町

 降水確率0%だったハズの朝は雨の音で目を覚ます。現在までのところ、テント泊すると100%雨に降られているのですが、一体私の何が悪いのだろうか?思い当たること多すぎてサッパリ分からない。

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 時刻は7時なのにこの暗さ

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 そしてアッサリと晴れるのもお約束

 寒いけれどもとりあえず自転車乗りますわ。「寒いのならばガンガンペダル踏めば暖かくなるじゃん!」という無茶苦茶な理論がまかり通るのが変態自転車乗りの世界らしいが、私のように至って一般的な自転車乗りはウェアを重ね着することで対処する。

 そんでもって10時くらいになると、気温も上がって(でも10度以下)汗ばんでくるため、上着を脱いだりとかするのであり正直面倒くさい。こういう手間ってどうにかならないものかしら?

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 多分ニュージーランドの中央あたり

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 しかしロシナンテ号は絵になるなぁ

 プカキ湖という場所の景勝地でお昼休憩。先日のテカポ湖と違って、特に有名なモニュメントがあるわけでもない普通の綺麗な湖なのだが、やたらと観光客が多い。まぁルートの選択肢が実質1つしかないので、道中のプカキ湖もついでに止まってツアー予定に組んでおこう!・・・的な感じなのかもしれないが。

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 でもニュージーランドで最高峰のマウント・クックも見えるし

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 個人的にはテカポ湖より好きだな

 同じような山間の道をひたすら南下する午後の走行。でもオーストラリアみたいに丸1日景色に変化がないのではなく、山々が過ぎ去り紅葉している木々を抜けて行く走行であるため実に見応えのあるサイクリングだ。寒いこととアップダウンが多いのと、風向きがコロコロ変わるのを除けば文句無い。割と文句多いな。

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 結構な直線道路で

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 今日の羊

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 どの川の水も「美味しそう」とか思うの 

 16時前にはオマラマの町へ到着す。100kmも走ってないし、時間的な余裕もまだあるけどここで終了ですとも。この先にスーパーは100km以上出てこないのであり、私の走行プランは常にスーパーに左右されるといって良い。観光地とか腹の足しにもなりゃしない。

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 人口500人以下かと思われるが

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 そんな町でもニュージーランドには消防署(団)あるんだよね

 夜が寒すぎて早々に就寝準備する日々であり、20時とかにはテントに引っ込んでしまうことが多い茶壺さん。日本との時差が3時間なので、この時期はまだ日没前ですね。日が沈む頃には就寝ですよ私。実に健康的な生活だと思わないでもない。

 2016年5月18日(水) 走行距離94km 累計38970km
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 ニュージーランド7日目 オマラマの町〜クライストチャーチから西南西に309km地点 ベンディゴキャンプ場

 使用しているテントこそメッシュ製で夏季に使用するタイプであるが、シュラフに関しては冬期における登山でも使われるような超分厚い物である。当初はテントとシュラフで全く異なる方向性の物を揃えてしまい、どうしたものかと思ったりもしたが結果的にこの選択は大正解であった。

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 今日はあんまり寒くない朝

 登山と異なり寒暖様々な場所へと移り行く自転車旅行では、装備を暑さ/寒さに対し極端に偏らせると、それに対応していない土地で体が疲弊してしまう。どちらの環境にもそれなりに対応できるような装備というのが、長期的な自転車旅行においては後から品物を買い足す必要がない「良いバランス」なのだと思う。いや、そうに決まってる。さすが私!先見の明が云々〜

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 日本語って難しい

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 とりあえずクイーンズタウンが当面の目標地点

 ニュージーランド全体で見れば、クイーンズタウンよりも更に南方へと進むこともできるのだが、良いです南方はお腹いっぱいです。少しでも北上して暖かい地域を目指します。

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 もう日本人の一生分くらい羊見たと思う

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 道路脇に生えてたリンゴ

 今日も今日とて峠を越える。毎日のように坂道を登らされるなんて実に新鮮であり、勘弁して欲しい。日本1周で毎日のように坂道を登らされたあの日々が蘇ってくる思いだ。

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 日陰に入ると途端に寒くなる

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 ニュージーランドが私の心を折りにきてる

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 でも標高は900m程度

 確かに山だらけの国ではあるが、実は坂の斜度はそれほど厳しくないニュージー。きちんと山間部に道路が伸びており、緩やかに高度を稼いでいく道となっているため、時間さえかければ自転車から降りなくては登れない道というのは少ない印象。まぁ、今のところ・・・だけれども。

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 木々の葉が無くなってきた

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 こんな崖だけども、コンクリで固めたりとかしてないぜ

 何が怖いって、普通に私が走ってるすぐ横で小さな石が崩れ落ちたりしてること。ちょっと運が悪かったりしたら、普通に直撃して大怪我じゃ済まなくなりそうだが。

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 ニュージーランドのレストエリアは基本何もない

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 崖かと思いきや羊の通り道

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 宇宙

 午前中に30km強しか走れなかった時に、なんかもう色々諦めた方が良いかと思っていたのだが、上り坂の後には下り坂がありますねそうですよね。

 結局トータルで見ればいつも通りの走行になったりしてて、途中の逡巡は何だったのか?私のドキドキを返して欲しいのですけども。

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 湖畔の無料キャンプ場でゴール

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 風防その他色々な用途に使いまくりの看板

 しかしニュージーランドは観光地の意味が薄いな。道中の道があまりにも絵になる風景ばかりで、走ってる最中が一番楽しい事実。この国に来たら、とりあえず適当な道を走り回るのが良いと思うのですよ、ハイ。

 2016年5月19日(木) 走行距離97km 累計39067km
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 ニュージーランド8日目 ベンディゴキャンプ場〜クライストチャーチから西南西に約360km クイーンズタウンの町

 マットの有難みは寒いときほど強く感じる。勘違いされてる方がいるかもだが、マットの主要な役割は地面からの熱や冷気を遮断するという「断熱」にある。単純に寝心地だけを語れば、エアーマットなんぞ寝返り打てない邪魔者でしかない。

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 そんないつもの朝だったのだが

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 あまりにも風が強くてテント内にて朝食

 さて、朝食済ましたし恒例の雨も降り止んだし、テント畳んで出発するか!と作業したならば。あまりの強風でテントのポールが折れた。もう1度いう、テントのポールが折れてしまった。

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 私の心はかろうじて無事だった 

 どう考えても洒落にならないピンチであるが、こんな場所じゃ何ができるわけでも無し。とにかく今は先へと進むしかない。夜になったら「気のせいだった」ということで、直っていることに期待しつつの出発である。

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 フルーツが有名なんでしょ?

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 車の進化系

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 りんごとかそこら辺に生ってるのに

 さてニュージーランド南部の一大都市であるクイーンズタウン。というか南部における大きな都市は実質2つくらいしかなかったりする。とりあえず本気で寒いの嫌なので、ちょうど良い折り返し地点としてこの先は北上しようかと思いますん。

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 標高的にはかなり低いけど

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 何だかすごく高い場所を走ってる気がする不思議

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 バンジーとか飛び降りるだけなのにエラく高額な遊びだよね

 連日アップダウンを繰り返してきたためか、もはや両足がパンパンである。女王の町へとたどり着くのだから、長く厳しい道のりを越えて行くのは何だか正しい気がするけども。

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 都会の景色や・・・

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 実は山の斜面に沿って造られている町

 さて10kmほど離れたフリーキャンプエリアにて壊れたポールの修理である。こういう時のために補修部品とかあるわけで、この時までは割と楽観していたのだが。

 いざ修理してテントを立ててみればあら不思議!ポールのオス側が完全破壊されました。裂け目とかじゃすまない状況の中、もはや修理することも不可能な状態となった真っ暗闇の中。

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 こんなんじゃ駄目だったです 

 流石にこの寒さの中、テント無しで1晩を越す蛮勇さは持ち合わせていないので、ナイトランでクイーンズタウンの町へと逆戻り。そのままユースホステルへと逃げ込み新たなテントを買うべきなのか調べつつ。

 厳しい状況ではあるけども、それでも大きな町であるクイーンズタウンにいるということが救いだ。救いだということにしておこう。

 これが変な山中だったりした時には、正しい意味でのビバークをして凍死しないよう努める・・・という、自転車に乗って遊んでいるだけのはずが、生死をかけるサバイバルになるところだった。ああ良かった、ついてる私!

 明日の現実を直視したくない夜である。

 2016年5月20日(金) 走行距離100km 累計39167km
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 ニュージーランド9日目 クイーンズタウンの町

 予期せぬクイーンズタウン泊となったワケだが、長期的に旅行を続けていればそりゃまあ想定してない出来事も沢山ある。そういう時、如何に楽しめるかというのが大切なのだと私は思っており、両足痛いし疲れもあるしで豪華なユースホステルを存分に堪能することとする。

 いや違う、新しいテントを探すかリペアキットを見つけにゃイカンのだった。

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 お昼前まで部屋でダラダラと

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 しかし広いキッチンである

 さて旅行者の多いニュージーランドは抜群に自転車旅行者が多いことで(一部の人たちには)有名な国である。私は少々季節外れの時期に来ているからか、昨日マレーシア人のサイクリストとちょいと出会っただけであるが、夏にもなれば様々な国のサイクリストがこの国を訪れるのだとのこと。

 そうした需要に伴ってなのか、ニュージーランドの人や施設は実にサイクリストに対して理解がある。特にYHAことユースホステルは優秀であり、殆どの施設にバイク倉庫が完備され宿泊内容に「サイクリスト割引き」が存在する。

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 鍵付きなので防犯的にも安心

 この割引き、通称「Low Carbon Traveler」というらしく、ユースホステルの受付で一言「自転車旅行者割引きで頼むわ」とお願いするだけで1泊20ドル(約1500円)になるという優れもの。利用するにはユースのメンバーズカードの提出が必要なのだそうだが、特に求められることもなく。いいのかそんな適当で?

 町中のキャンプ場ことホリデーパークのテントサイトが17〜18ドルであることを考えると、この価格は実に素晴らしい。そりゃ私もクイーンズタウンに2泊もしてしまうってもんだ。

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 町自体は実に小規模

 一応オセアニアにおけるバックパッカーズハウスとYHAの違いを表しておくと、バッパー宿は比較的低料金で宿泊できるが、その内容・内装がオーナーやスタッフに寄って大きく左右される博打的要素が強いのに対し、YHAはユースホステル業界が定めた一定の基準をクリアしないとそもそも認定されることがない施設である。このため常に一定以上の高水準となっており、反面その料金はバッパー宿と比べるとやや高め。

 ニュージーランドの場合はバッパー=25ドル前後に対してYHA=28ドルくらいが平均かと。こうした点からも、如何に自転車旅行者割引きが素晴らしいサービスであるかがよく分かる。まぁどちらにしても分類は「安宿」なので、ドミトリーにおける共同寝室ですが。

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 幾つか回ってこのショップで新テントを購入

 ちなみにエリクサー2に関しては、購入したキャンプスターからポールのみを購入することが可能だと連絡を貰ったので、一旦日本に送って保管しといてもらうことにする。この調子だと、再びテントが予期せぬトラブルに合う可能性は割と有り得る気がするし。

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 後日テントはお披露目予定(設営して写真撮るのが面倒)

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 一仕事終えたのでカレー作ってビール

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 あとテント収納袋の修繕とかしたり

 1代目のドマドームライト2も2代目のエリクサー2も、僅か200回くらいしか使ってない。日本1周から数えて3年目にして早くもテント3代目。コイツとは長い付き合いにいなることを強く所望致しまする。

 2016年5月21日(土) 走行距離4km 累計39171km
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 ニュージーランド10日目 クイーンズタウンの町〜クライストチャーチから西南西に約310km ワナカの町

 山々に囲まれたニュージーランドであるが、実は道路の平均標高は存外低い。このクイーンズタウンだって200mくらいだし、今まで走行した道の最高地点は700m程度である。

 ということで本日走行ルート上にあるニュージーランド国道の最高地点だが、せいぜい標高1000m程度と日本の国道最高地点である渋峠の半分以下であり、なにそれ楽勝じゃん?

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 ではスタート

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 2日前に走った道を20km逆走し

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 ここからヒルクライムの開始である

 先日横目に見ていた時は「こんなアホな斜度の坂を上るんかい!」とか思っていたが、実際走ってみると思ったよりもイケるもんである。この症状を私は「やりゃあできる錯覚」と言っている。というか今考えた。

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 ここのルックアウト以降はやや楽に

 どうにか安定して上れるようになったと思いきや、そんな甘い話は通らない。どうにか安定していた天候はみるみるどす黒い雲に覆われて、降り始めたのは雨・・・じゃない、雪だ。

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 みぞれ混じり

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 そして終盤に再び厳しい角度へと変わる

 寒いしレインウェア着た状態での上りは疲れ倍増だし、何が「標高低いし楽勝じゃん?」だよ。そんな舐めた発言するヤツは背中に雪玉を突っ込んでやりたい。

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 写真撮ってすぐ出発しちゃった頂上 

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 そして本当に辛かったのはこの下り坂

 指がかじかみ徐々に間隔が無くなっていくとかさ。私のばあちゃんの地方では「しばれる」とかいったっけか?

 自転車のダウンヒル途中で指先の間隔が無くなるとか、どう考えても危険極まりない状況なのであり、とりあえず一休みして立て直したりとかしたいのだけれども。一休みどころか、自転車立て掛けるような支持物すら出てきやしねぇ。

 まぁ下るという行為は「標高を下げる」ということでもある。さすれば気温も上がり、雲から抜ければ雪も降り止む。走れば走るほどに状況が改善されて行くのであり、30分前に悲壮な顔していた私は何だったのか?

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 きっとみんな暑くなってここにブラ架けていったんだね

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 ウェルカムじゃねーよ

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 ようやく羊の姿も戻ってきた

 峠を過ぎれば下り基調の楽な道。一気にワナカの町へと到着し、ユースホステルへと移動する。流石に濡れた靴やれグローブを乾かしたいとかそういう思いもあるが、そもそもワナカの町ではユースに泊まろうと思ってたのだ。クイーンズタウンでの宿泊が予期せぬ出来事だったのであり、予定通りだ問題ない。

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 距離的には大したことない

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 まさかの薪暖炉が

 せっかくサイクリスト割引きとかあるのだし、利用できるサービスはできる限り使ってこうじゃありませんか。寒い時期のニュージーランド、体の弱い茶壺さんは焦らず無理せず参ります。

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 でも胃袋強いから夕食多くて良いんだよ

 2016年5月22日(日) 走行距離72km 累計39243km
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 ニュージーランド11・12日目 ワナカの町〜クライストチャーチから西に267km地点 プレアサントキャンプ場 

 本当は昨日の内にやってしまいたかった壊したテントを日本へと送る作業。でもよく考えたら昨日は日曜日だし、よく考えなくても郵便局は閉まっていた事実。おかげ様でワナカの町にて丸1日休む理由が見つかりました。

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 この機会に洗濯を・・・って、いつも同じことやってんな

 ちなみにワナカのYHはドミトリーの一部がコテージ方式の離れ座敷になっている。メインの家屋に共同キッチンもあるけども、このコテージ1つ1つが独立して生活設備を備えているとかずいぶん豪華なユースですこと。1泊1500円(サイクリスト割引き有)でこのサービスは、先進国ではあんまり体験できませんよきっと。知らんけど。

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 まぁ共同キッチンで朝食作ったけど

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 午前中はここで引き蘢ってた

 何しろ唯一の冬用ズボンが洗濯中。七部丈ズボン&タイツの組み合わせでも寒さを凌ぐことはできようが、そもそも今日は活動する気がないんだっての。丸1日サンダルでいたのはそういう気持ちの表明だとしたい。

 とりあえずポールがないエリクサー2さんを郵便局にて日本の実家へと送りつける。手順なんて何も分からないけど、そういうのは勘でどうにかなるし、それで駄目ならそこら辺の人捕まえて聞いたりすれば解決するもんだ。・・・と、どうにかなった後だから、こういうことは気楽に言えるのだけれども。

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 英語圏の郵便局なら大抵どうにかなると思ってる

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 後はYHでビリヤードしたり

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 映画(ロードオブザリングシリーズはNZで撮影)みたりしてた


 翌日。休養充分元気だしてニュージーランドの西海岸へ行きませう。なお、ニュージー南島はオーストラリアと同じく東部に都市が集中しているため、西部における人口割合は極端に少なく大自然が堪能できるのだとか。楽しみである。

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 ワナカ湖の湖畔を抜けて

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 もう1つの湖であるハウェア湖畔へ

 出発時に曇りがちだった天気はここに来て素晴らしい青空に。山々に囲まれた湖を横目に自転車を走らせることの何と気持ち良いことか。風も全く吹いてないしで、ニュージーランドサイクリングのハイライトとなりそうな素晴らしさ。

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 あの山上らされたらどうしよう

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 水の色が真っ青じゃないか

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 この峠から再びワナカ湖へ

 要するに縦長の湖2つの中央部分を北上している道であるため、走っている側からすると前半戦で右に湖、後半戦は左に湖が見えるよう景色が変わる。飽きさせないための工夫ですね、分かります。

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 でもこっちでは雲が出てきちゃった

 湖を過ぎればお口直しに峠道。そんなに手を替え品を替え色々出してこなくても構わないのであるが、出された坂道は上るしかない。楽しいサイクリングとは一体なんだったのかのヒルクライムである。

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 とはいえ560mと大した高さじゃなかったが

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 ここから一気に下って西海岸へ出るぜ

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 途中で滝を見に寄ってみたりしつつ

 しかし西海岸へと出るのは明日としたい。そんなに焦らなくても逃げないよ、ということで無人キャンプ場にて終了とする。まぁ無人というのは管理人がいないだけのことで、わりかし設備が整ってるここには何組か他のキャンパーさんもいたけれど。

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 新しいテントはこんなのです

 1つニュージーランドにおいて冬の時期で良かったことを発見した。この国の水場には必ずと言っていいほどサンドフライがいるのだが、冬期だと全身衣類で完全武装しているため刺される危険が少ない。これ、案外馬鹿にできない利点だと思いますのん。

 2016年5月23日(月) 走行距離  0km 累計39243km
 2016年5月24日(火) 走行距離106km 累計39349km
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