自転車ときどき世界1周

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 オーストラリア128日目 メルボルンの町〜タスマニア島 デボンポートの町

 ここ最近日が上る前に行動開始することがなかった私なのだが、今日だけは気合いの5時起きである。というのもタスマニア行きのフェリーに万が一にも乗り遅れるわけにはいかないからであり、眠い目を擦りつつテントの収納作業と朝飯の準備を同時進行で開始する。

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 このポイントがあまりにもテントとサイズにぴったりなのである

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 朝焼けってなかなか綺麗に写真に撮れない

 朝7時にフェリーターミナル前のモニュメントで待機。なお、待っているのはフェリーではなくサイクリストである。そうです、タスマニア島でのサイクリングは私1人ではなく、ダーウィン近郊で出会った自転車でオーストラリアを1周中の巧真君と走ろうと話し合っていたのである。

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 無事合流してフェリーターミナルへ

 オーストラリア北部で出会ってから各々東と西に別れて南下し、メルボルンで再会する。異国の地での旅行者同士が4ケ月振りに出会うなんて感動できるいい話じゃないかと思いますの。まぁお互いにメールして連絡取っていましたが。

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 いざ、タスマニアへ

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 荷物満載の自転車2台が並ぶと壮観である

 予定よりも3時間遅れての出向に、私の早起きを返せ!と罵りたくなる気持ちを抑えてフェリー船は出発する。感動的な船出の写真を撮ろうかと外へ出てみたのだが、雨が降ってたのでやる気を失くし船内で過ごしまする。

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 贅沢な室内の数々

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 ビュッフェ式のレストランやれ

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 無料ゲームも完備されている

 お金さえあれば実に優雅で快適な時間を過ごせるであろうタスマニアフェリーであるが、我々はといえば無料のレストスペースに陣取って、お菓子をつまみつつ地図を片手にルートの相談。いいんです、これくらいのちょっとした贅沢で十分ですよ私は。

 船内で寝場所の椅子取りゲームをしたりとか、ゴキブリが周囲をウロついていたりとか、廊下を歩くのに人を跨いでいかねばならなかったりとかするフェリーに比べ、なんという素晴らしい空間ではありませんか!まぁ比較対象がペルニフェリー(インドネシア国営フェリー)という時点で何かが間違ってる。

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 映画館も

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 カフェも高いんですよくそぅ

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 ゲームセンターなんてもってのほか

 キッチリ定刻より3時間遅れてタスマニア島に到着する。既に日は沈み、町が寝静まっている中をレストエリア目指して移動する荷物満載の自転車2台。タスマニアに来た最初の感想は「この島なら何処でもテントが張れそう」というものでしたが何か?

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 帰り道では遅れないようお願いします

 2016年1月22日(金) 走行距離12km 累計29724km
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 オーストラリア129日目 デボンポートの町〜デボンポートから東に約50km グレーブリービーチ

 タスマニア島2日目。と、同時に自転車旅行ペアランの実質初走行日でもある。私が過去に自転車旅行者と一緒に走行したのは、日本1周で四国お遍路ランをしていた時まで遡ることになり、なかなかに新鮮な体験ができそうでワクワクしている。

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 テントが2張り並ぶ姿は壮観である

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 そういえば海から朝日が上る景色もかなり久しぶり

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 昨日が遅すぎて夕食取り止めたため、その食材で朝御飯

 相棒の巧真君は既にオーストラリア1周の8割を走り終えている経験豊富なチャリダーであり、そういうサイクリスト同士ならば助け合うところは助け合い、だが個人の自由を最大限尊重するという「一緒にいてもお互いに負担とならない自転車旅行」ができるというもの。

 事実、彼は私の意見を尊重してくれるし、自分の訪れたい場所や意見を臆することが無い。これはお互いがストレスを感じなくするため極めて重要なことであり、出発早々にチェーンの交換作業を申し出るとは潔いではないか。

 オマケにチェーン交換は始めてとのことで、何故だか私がその作業について指示を出したりしているのであり、流石経験豊富なサイクリストは一味違う。これはタスマニア島での走行が楽しみになってきたというものだ。

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 そんなワケで出発したのは10時半

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 荷物満載の自転車の背中を追いかける絵は楽しい

 ところで平坦な土地であるオーストラリア本土と異なり、タスマニア島は急峻な山々に囲まれたアップダウンが連続する土地である。要するに日本と同じく山だらけの島なのであり、今日からペアランということもあり走行距離が一気に落ちることは必死だ。

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 こういう山がそびえ立つ景色久しぶりな気がする

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 端から見るとよくこんな荷物括り付けて走ってるなぁとか

 その日暮らしというか、その日気ままにテント設営場所を決めるような適当な走行にはならないため、先日フェリー船内で計画していたレストエリアで走行終了。計画を立てて、その計画通りに自転車を走らせる。そういうのが大人の旅行というものなのだよ。

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 こういうビールを飲むのが大人の楽しみなのだよ

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 量が多くて買い切れなかった肉を買えるのが嬉しい

 食後に明日の走行計画を話し合って情報収集に努める夜。同じ自転車旅行であっても「誰かと一緒に走る」というアクセントを加えるだけで、そうした日々は実に変化に富んだ刺激的な日常へと変わるのであり、走る土地と状況の変化はオーストラリアに慣れた私に新たな刺激と喜びを与えてくれる。

 というか、普通に日本語話せることが楽しいのです。私は思っていたよりもおしゃべりなタイプだったみたい。

 2016年1月23日(土) 走行距離75km 累計29799km
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 オーストラリア130日目 グレーブリービーチ〜デボンポートから南東に115km地点 コナラレストエリア

 坂も多いが雨も多いタスマニア島3日目。幸いなことにまだ雨に降られるようなことは無く、本日も1日晴天との予報である。日々真面目に自転車に乗って遊び回っていれば、こうして思わぬところで何かしら返ってきたりするものなのだ。

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 雨降らないと分かってたので柔らかい地面にテントを張るの図

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 自転車に理解のある島

 ただし運ではどうにもならない上り坂。走り始めて5kmも走ってないのに坂道坂道また坂道と、まだ体も温まっていない私に酷な仕打ちではありませんか?万全な状態だったとしても酷いことに変わりはないが。

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 展望台は苦労しないと行くことができない場所

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 それだけに景色は素晴らしい

 タスマニア島の数少ない大きな町であるロンセストンへと辿り着く。こうして見所の多いであろう町へと来たならば、我ら自転車旅行者のやるべきことは1つとスーパーへ突撃し、格安ホームブランドのコーラを買い求める。オーストラリアを走る自転車乗りなんて大体こんな感じでしてよ。

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 教会が綺麗だったとしても暑さは薄れない

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 マックで涼みながらWi-Fi使ってる瞬間が最高に幸せ

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 なお公園では無料の野外コンサートが行われてた

 ちなみにこのローンセストンの町を出る時に上った坂道が、現在のところオーストラリアで一番キツい坂道だったのであり、大した距離でなかったにもかかわらず、ついに自転車から降りて押して上がることになってしまった。

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 私も巧真君も疲労困憊である

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 ホバートまでそんなに距離は無いのですね

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 リアバッグが不満げな顔してる

 受ける日差しは強くとも、島から南にある大陸は南極という土地である。夏真っ盛りの上に今年は全体的に気温が高いシーズンとのことだが、それでも自転車で走るのが心地良い程度の気温。嗚呼、坂道さえ無ければ実にサイクリングで走るのに気持ちの良い場所だといえる。

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 でも本土より車の数は多め(これで)

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 レストエリアが立派なのも評価高い

 ペアランということで1日の予定走行距離はやや控えめに計画していた私たちだが、お互いの走行ペースも掴んできたことだし、明日はもっと沢山走ってみようぜ!ということになる。

 お昼過ぎの坂道で頂上まで上りきれずにひぃひぃのたうち回り、ヘロヘロと自転車を押していた者の台詞とは思えない発言ではあるが、そうした過去をスッパリと忘れて調子のいいことをいえるのが自転車乗りの良いところだ。

 唯一不安があるとすれば、天気が雨模様なことと今日以上に坂道が多いことなのであり、早くも唯一の不安が2つも出てきているのだが、どうしたものやら。

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 ご飯さえ食べれれば、きっとどうにかなるよ!

 関係ない話だが、私はものすごく疲れている状態でもない限り、イビキをかかないタイプだったのだが、昨夜は隣のテントに音が聞こえる程に良い音を奏でていたらしい。そう考えると自転車ってなかなか疲れる乗り物である。

 2016年1月24日(日) 走行距離88km 累計29887km
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 オーストラリア131日目 コナラレストエリア〜ホバートから北東に約110km スワンシーの町

 タスマニア島4日目。この島にあるレストエリアはやたらと設備が良いのであり、自転車旅行者2人組が各々テントを広げても十分なスペースが存在する屋根付きエリアで就寝できる日々が続いている。本来の使い方なのかどうかは置いといて、タスマニア島は実に自転車旅行者に対してフレンドリーだ。

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 テントの奥には流し台もある

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 寒かったので約1年ぶりに靴を使う事に

 アップダウンばかりのタスマニア島であるが、現在私が走っている国道1号線は、数少ない坂道が出てこない平坦基調の道。これは調子良く自転車を漕ぎ進めることができるかと思いきや、そんな上手い話があるはずもなく。向かい風が強くてちっとも速度が出せやしない。

 それでも25kmほど走ってロスという町へ到着する。ここはオーストラリアでよく見かける小さな町ではあるのだが、町中にあるパン屋さんが「魔女の宅急便」で登場するパン屋のモデルとされて一部で有名な町である。

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 確か劇中の名前は「グーチョキパン店」だったかな?

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 店内にはそここにチラシとかも

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 立ち入り禁止の厨房にも入れてもらった

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 何とも感動である

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 ちなみに大層繁盛していた

 店員さん達の気さくな対応もあって、素晴らしい観光ができました。ちなみにパン屋さんだったけど、私がこのお店で食べたのはパイでしたが。

 大満足し、その後に向かうは先程走った国道1号線を10kmほど逆走した場所にある交差点。せっかくタスマニア島に来たのだから、島の色々な場所を走ってみたいという思いで島の東海岸線を目指して進む。途中明らかに山を越えるルートになっているような気がするのだが、そういう事実を無視して先へと進むのです。

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 眠くならないしこれ以上遅くもなりませぬ

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 こんなオブジェを見ながらお昼を食べれるなんて

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 見ただけで心が折れそうになる坂道

 本日ずっと曇りの天気で気温も上がらず肌寒い気象条件が揃っていたのだが、自転車乗り2人して大汗をかきながらゆっくりと峠を越えていく。なだらかになっているポイントで休憩を取る度体が冷えて寒くなり、もはや暑いのか寒いのかも分からなくなる。

 ハッキリしていることは標高650mを越え、私がオーストラリアで走った道中でここが最も標高の高い場所となったこと。そしてまだまだこの島には他に高い山がそびえ立っており、もはや何というか勘弁してほしくなったことだ。

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 針モグラだって頭抱えるよ

 これは本日のゴール予定地まで相当時間かかるかな?と思っていたのだが、峠道の後半は下り坂というご褒美が用意されていることを忘れてた。いやいや、忘れてはいないのだがそんなことを気にする余裕が無かった私であり、思いもかけず高速で移動できたことは割と計算外なのである。

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 ということでレストエリアで夕食準備中

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 疲れたから腹一杯食べようぜ!の図

 なお沢山夕食を作ってはいるが、基本私がガツガツと食べまくっているため、相棒の巧真君はさぞやひもじい思いをしているかもしれない。とか思ったりもしたのだが、彼は普通に満腹となり、食べきれなかった分を私が美味しく頂いていたりする。

 思いもかけず激走してしまったので、明日はもうちょっと楽して走ろう!という言葉を合言葉にして、ちょっと苦労した今日を終えるのである。今日頑張った者だからこそ、明日をダラダラする権利がある!・・・ということですね。

 2016年1月25日(月) 走行距離106km 累計29993km
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 オーストラリア132日目 スワンシーの町〜ホバートから北東に約50km バックランドの町

 タスマニア島5日目。一緒に走っている巧真君がPCの扱いに長けているため、ネットを駆使して翌日の走行プランを考えてくれるのであり大変有難い。そのため本日は大して距離を走らないと分かっているので、朝も7時半まで惰眠を貪る。

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 私がテントから這い出た時には彼のテントは収納済み

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 そんなに焦らず私が朝食終わるのを待っててね

 ということで10時過ぎに出発である。ただでさえ遅い出発ではあったが、走り始めて30分もしないうちに、再び私はペダルを踏むことを止めてしまう。何故ならば・・・

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 走行距離が30000kmを達成した写真を撮るためだ

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 良いポイントで達成したので記念撮影をば

 しかしオーストラリアという国は大きいね。前回20000kmを達成したのもオーストラリアだったのに、まだ同じ国を走っているのだから驚きだ。これは40000km達成もオーストラリアで迎えることになったりするのでないかと内心ドキドキしている。

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 全く翻訳できません

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 集落が小さすぎて村の入り口に全ての郵便ポストが並んでいるの図

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 全身に電飾が付いてるのだが、夜に光ってるコイツを見る勇気が出ない

 太陽が出てない曇りの天気だと、日中であっても肌寒いタスマニア。季節的には真夏であるのにTシャツだけでは我慢できず、上着にフリースを使用している。これで万全じゃないか!とか思ったりするのだが、坂道を登ると途端に暑くなってしまい、こんなの着てられんわ!と脱いだ直後に下り坂で寒さに震えていたりする。

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 こういうお昼休憩の時でもないと上着をバッグに仕舞うの面倒くさいのだが

 ところで1月26日はオーストラリアデーという国民の休日である。毎日が休日の私にとってはスーパーの閉店時間が早くなるだけの迷惑な日だともいえるが、オーストラリア人にとっては年に一度の記念日である。

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 そりゃあ公園でフェスティバルだって開催されよう

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 相棒の巧真君曰く、かなり上手な演奏者らしい

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 公園の隣では赤信号をぶっちぎる危険な自転車

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 そういえばこの国で1度も教習所を見てないな

 やや時間調整してゴールであるバックランドの町へと辿り着いたのは午後6時過ぎ。ここのレストエリアは使用前に隣接するパブへ一声かけるようにとの情報があったので、その通りにテント張らしてもらえるようお願いしに行き

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 何故かビールを奢って貰っていた

 本日あまり距離を走ってないので2人とも元気ではあるのだが、とにかく風が吹き抜けるだだっ広いレストエリアなので寒くて仕方ない。なんかタスマニア到着初日は、「想像よりも寒くない!これならいける。」とか思っていたのだが、そんなことは無かったでござる。普通に寒いよタスマニア。

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 急いで食べないとご飯がどんどん冷たくなっていくのだ

 食後はサッサと各々のテント内へと別れて引きこもってしまう。別に仲が悪いわけでも喧嘩したワケでもない。単純に外へ出てるのが嫌なだけなのであり、お互いテント内から声かけあって明日の予定を相談したり。端から見たならば、かなり不思議な光景かもしれない。

 2016年1月26日(火) 走行距離78km 累計30071km
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 オーストラリア133日目 バックランドの町〜タスマニア州都 ホバートの町

 タスマニア島6日目。夜中寝ている間に激しく雨が降っていたようであるが、屋根の下にテントを張っていた我々は荷物を濡らすこともなく快適な朝を迎えることができた。こういうのが「備えあれば患なし」というヤツであり、雨が多いタスマニアの島でも危険を察知し回避するための力だといえる。

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 まぁ洗濯物、びっしょびしょでしたけど

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 女性単独の自転車旅行者とはカッコいいな

 朝から日差しが出ており、これは楽しい嬉しい走行になりそうだと出発する。一応肌寒いので上着にフリースを着たのであるが、まさか初っ端から300mも上らされるなんて聞いていない。キツいとか苦しいとかいう前に、上着のせいで汗まみれなのであり、暑いんだよコンチクショウ!

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 もうちょっと空気読んだ登場の仕方を求む

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 坂道では先に上り終えた方が頂上で後続を待つスタイル

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 時速70kmを越えた下り坂はベトナム以来かな?

 1日に四季があると評されるのがタスマニアの気候。午前中の天気は何処へやら、お昼休憩をしていた我々の天にはみるみる雲が覆い被さってしまうのであり、いったいこれはどうしたことだ?

 気になって天気予報を調べてみたのだが、まさかのこの先5日間連続して雨ときた。そこで巧真君と相談し行き先をポートアーサーという観光地から、州都であるホバートの町へと切り替える。風光明媚な場所も雨の中では楽しくないし、大都会ホバートならば色々と観光できる場所があるだろうという判断。

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 上着を収納するわけにもいかず腰巻きにして走る図

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 橋を渡るのかと思いきやこんな道だった

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 ネズミじゃないよ!

 ホバートの町に到着するや否や雨が降り始める。とにかく雨宿りと情報収集ということで、貧乏旅行者の重要拠点である図書館へと逃げ込み、ネットを使って調べもの。何を調べているのかといえば、今夜のテントを張る場所である。

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 こんな都会では困るもんね

 とりあえずホバート到着記念だと公園のBBQテーブルでソーセージ祭りの夕食とする。使用金額が1人頭4ドル(約320円)のパーティとは、自転車旅行者は何と倹約家なのであろう。まぁ浮いたお金はビールで消えてしまうのだけれども。

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 ザ・体に悪いモノばかりパーティ

 テント内にて寝ようとしている0時前にスプリンクラーからの襲撃を受ける。年中乾燥して水が少ないオーストラリア本土であれば、スプリンクラーの有用性も理解できるのだが、雨の多いタスマニアでこれが使われているとは。おかげ様で、雨を回避したはずのテントはびしょ濡れです。本当にありがとうございます。

 2016年1月27日(水) 走行距離67km 累計30138km
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 オーストラリア134日目 ホバートの町

 タスマニア島7日目。島の南部に位置するホバートに到着したことだし、この町で天気が回復するまでのんびりと滞在して態勢を整えることにする・・・という名目の休養日。何故が朝起きてみたらタスマニア島に来て以来、1番の晴天だったりするけれども。それでも晴れの日を待つ休養日なのである。

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 テントが濡れてるのはスプリンクラーと結露によって

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 やたらと日差しが強くなってきた

 町から10kmほど離れた場所にある博物館へと向かう。ここはアデレードでお世話になったグレッグがお勧めしていたポイントであり、同行している巧真君を説き伏せてやってきたワクワクポイントなのである。

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 こういうオブジェ、好きですよ

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 こういうのは手抜きではなくて?

 そして肝心の博物館への入場料が25ドル(約2100円)と聞いて、そのまま引き返す私。巧真君を引っ張ってきておきながら、自分の都合で身勝手に引き返す男・・・という事実に間違いはないのだが、料金設定を聞いた瞬間に、お互いの意識から崇高な「文化を見学したい」という気持ちは波のように引いてしまったので。こういうのを「現金な性格」というのでしょう?

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 山の麓にある町って良いよね

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 自転車道が整備されてて走りやすい

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 何でこんなヤツばっかり撮ってるのだ私は

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 公園の器具で運動とかしてみる

 何してたのかサッパリ分からない午前中を終えて、戻ってきたホバートの町で出会う約束をしているのはタスマニアのファーム(農場)で仕事をしている女性である。

 ここで1つ説明するならば、オーストラリアという国は私の取得した「ワーキングホリデービザ」を使って仕事をしに来る人が非常に多い国なのだ。彼(彼女)達の多くは、最も給与水準の高い(そして激務である)ファームで果物やれ野菜やれの収穫作業等でバイトをして資金を溜めている・・・とのこと。

 私は自転車旅行の途中で働く気持ちは全くないのだが、こういった目的で旅行途中にオーストラリアの地を訪れるような人は割合多いようである。少なくともオーストラリアを自転車旅行しようとする人よりは。

 そんなオーストラリアでワーキングしている女性であるのだが、彼女もまた自転車でオーストラリアを1周する計画がある遊び人でもあったのだ。ということで自転車世界1周中の遊び人と、自転車オーストラリア1周中の遊び人が、自転車オーストラリア1周をしようとする遊び人にその心得を教える・・・という珍しい光景が繰り広げられた。

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 場所がマックというのが如何にも

 観光地の話が一切出ないまま、道中の水分補給情報だとか注意すべき野生動物の話に終始する変態旅行座談会は、自転車乗りとして実に有意義で楽しいものであった。とりあえず「洗濯なんて、しなくても平気!」と女性に言い切る巧真君は豪快なナイスガイであると思う。

 1ドルのフローズンで4時間も居座り永遠と話し続けた我々だが、ようやく天気予報の表示通りに空がどす黒い色へと変わってきたこともあり、雨が降り始める前にお別れする。

 入ることのなかった博物館ではあるが、その道中で幾つかのレストエリアを見つけているのであり、転んでもただでは起きない気概を持つ私だ。実際レストエリアに到着して5分後に雨が降り始めたのであり、覚えてて良かったホバートの町並みである。

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 雨の中夕食を作る

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 ときどき食べたくなるのカレーライス

 なお明日は巧真君と別れ、個々で丸1日自由時間とする話となっている。そういうことで近くの山へとヒルクライムでもして遊びたい気持ち満々な私であるが、このテントに叩き付ける雨の音を聞いていると、何もできないのではないかと不安になりつつの夜。

 2016年1月28日(木) 走行距離39km 累計30177km
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 オーストラリア135・136日目 ホバートの町〜ホバートから西北西に約50km マウントフィールド国立公園

 タスマニア島8・9日目。夜中中降り続いた雨は朝になって多少弱まったものの、依然として降り止まず。これが安宿泊とかだったならば確実に半日はダラダラと過ごしているだろうが、残念なことにテント泊である。人様がやって来る前にテントを畳んでおくのは野宿する者として最低限のマナーであろうよ。

 個々に自由行動する日、ということで巧真君と一旦別れる。彼はホバートのYHAに宿泊するとのこと。私はといえば、宿泊料金をケチってその分をビールへとつぎ込むのであり、別に何が正しいとかありはしないが、何故だか私の方がアウトローの気配を感じる。

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 雨だからほとんど人も来ないけど

 と、いうことで雨の中を自転車こいで走り回る気持ちはないため図書館へ。Wi-Fiが1日の使用制限(500M)でブロックされるまで使った後、日本のマンガとか読んだりして過ごす優雅な午前中。当然だがマンガの台詞は全て英語なので読むのに一苦労・・・かと思いきや、案外内容覚えているのでスラスラ読める。

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 午後からはホバートの町を歩いて回る

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 なお自転車は図書館の駐輪場に置いたまま

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 こういうことができるのは治安の良いオーストラリアだからでしょう

 首尾よくレストエリアへ到着し、今日もビール6本ワンセットでお楽しみタイム。私はオーストラリアに来て、ビール6本入りを購入することが劇的に増えた気がしないでもない。だって1本3.5ドルが6本だとセット12ドルとかで売られてたりするんだもの。

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 そりゃあ私でなくとも6本入りを買うよね

 レストエリアに電源コンセントがあることを確認してたので、今日は寝てる間に充電ができるぜひゃっほう!とか思ってプラグを差し込んでみたら通電してなかったでござる。騙されたとおののきながら眠る夜であった。


 翌日。昨日別れた巧真君と合流するため、本日のゴール地点よりに宿泊した私は彼の到着をのんびりと待つことに。

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 テントの地面側を乾かし中

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 2年使ったスポンジを交換。長い間ありがとう

 割と合流したのが遅くなったので、お昼もこのレストエリアで食べての出発。良いのです、どんなに急いでも予約した帰りのフェリー時間は変わりませんから。

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 ときどき晴れ間も見せる

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 でもまぁ基本は雨模様の空

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 明日はあの山を登ることになるのだろうか

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 割と美味しかった

 さてやってきたのはマウントフィールドナショナルパーク。自転車はやや短めの距離で終了して、本日は国立公園内を歩いて散策しようではありませんか。自然豊かなタスマニア島でのトレッキングはそれはそれは素晴らしいものでありましょう。

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 木々が生い茂る道

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 倒れた巨木ではいポーズ

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 何故だか屋久島を思い出す

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 滝の上から

 それはそれは素晴らしい景色を堪能する私。同時に素晴らしくお高い入場料金が必要とのことだったのだが、自転車で来たことを話していたら、受付の方が「滝までなら無料で行って良いわよ」と便宜を図ってくれた。自然だけでなくて、働く人も素晴らしい場所ですね。

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 夜になったらポッサムが周囲をウロついていた

 ちなみに相棒の巧真君は、明日の朝食用に残しておいた食料をキッチリ盗られていた。テントの向こう側から聞こえる「チクショウ!」という声が流れる以外は実に静かな夜である。

 2016年1月29日(金) 走行距離22km 累計30199km
      1月30日(土) 走行距離70km 累計30269km
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 オーストラリア137日目 マウントフィールド国立公園〜ホバートから北西に90km地点 ニブリバーレストエリア

 タスマニア島10日目。オーストラリア本土と違って起伏の多いタスマニア島だが、いよいよ山々が連なる島の西部へと突入することになるのであり、朝から起きるのが嫌で仕方がない。目が覚めたら上り坂が全て下り坂に切り替わったりしないものだろうか?

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 コンセントがあったので充電もバッチリ

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 夜中にポッサムが多い以外は良い場所でした

 昨日走った道を7kmほど戻り、先へと進むためにT字路を曲がって500m。早くも出てくる上り坂には私も「ちょっと落ち着け!」と声をかけたくなること必死である。

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 それでもまだこの時は気楽な走行だった

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 湖の中央部分を通って幹線道路に合流する

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 おっぱいおっぱい

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 25分どころか到着までに4時間かかりましたが?

 まだ山中の最新部ではないため標高はそれほど高くないのだが、4ケ月以上もオーストラリアを走って平地に慣れきった体にはなかなか堪える峠道。一緒に走っている巧真君は途中からテンションがオカシくなったのか、笑ったり歌を歌い続けたり何とも楽しそうである。

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 上り坂って分かりにくい

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 テンションは高いけれども自転車は速くはならず

 坂道だけで本日の苦労はお腹いっぱいであるのに、空気を読まずに降り始める雨。おかげで内側が汗でびっしょりになっていたフリースは、外側も漏れなくビショビショにされてしまい、ある意味バランスが取れたともいえる。おかげ様でとても寒いです。

 こういう時にこそレインウェアを着用するべきなのかもしれないが、雨においても降ったり止んだり激しくなったり弱まったりと不安定な状況であるため今イチ思い切れない。激しく雨に降られるよりも中途半端に降られる方が、対応という意味では困ってしまうものですな。

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 この時には既に自転車も私もびしょびしょ

 疲れた足でペダルを踏み込み、上った本日の最高地点は約750m。他国ならばいざ知らず、オーストラリアではなかなか体験することができないレアな標高だといえる。

 そしてここから4kmで一気に250m下らされた場所にあるレストエリアで本日終了。このポイントはまさに山と山との谷間になっている部分であり、明日は朝から一気に250mを登り返すこと必死。オラ、ワクワクしてきたぞ。

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 こんなに肉を運ぶから自転車が重たいのだともいえる

 巧真君がかなりお疲れ気味であり、いつもならば夕食を食べつつ色々と話を続けているのだが、日が沈むや否や早々にテントを設営し、各々テント内にてお休みの態勢となった。頑張れ!まだ明日丸1日上り坂ですよ。

 とかいいつつ、私だって相当疲れているのであり、美しい私の足は太ももやふくらはぎがピクピクと困窮を訴えている。まったくこれだから上り坂は止められない止めてほしい。

 2016年1月31日(日) 走行距離84km 累計30353km
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 オーストラリア138日目 ニブリバーレストエリア〜デボンポートから南に119km地点 フランクリンリバーレストエリア

 タスマニア島11日目。ハートの形といわれるタスマニア島だが、我々は現在その中央部に位置している。個人的にはこのまま北上を続け、ハートに縦一文字のヒビを入れるようなルートで走りたいところなのだが、残念ながら道路は北に伸びていない。なので仕方なく西へと向かう茶壺である。

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 BBQテーブルが故障していたレストエリアでの目覚め

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 山の谷間に位置する川の隣の発電所

 そうなのだ。このレストエリアは山と山との谷間に位置しており、昨日最後の4kmで標高を300m近く下げてのフィニッシュであった場所でもある。必然的に隣の山へと道路は伸びているため、朝一から進むも戻るも坂を上らなければならない事実。

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 上りましたよ朝から4kmで400m上がる坂

 これは今日1日厳しい道のりになるなと覚悟を決めた道中。いいぜ、平地ばかりのオーストラリアじゃ私も本気を出し切れなかったところだ。こいよ、その上り坂をぶっ潰す!

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 と、気合いを入れたらあら不思議

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 景色も良いし天気も良い

 タスマニア島のハイライトになるような素晴らしい環境の道。高原の道の向こうに見える山々を眺めながら追い風に吹かれるサイクリングは快適な気温も相まって最高に気分が良い。思わず歌っちゃうね、こりゃあ。

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 厳しい山道とは何だったのか

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 最初の坂道で本日の上り坂は7割終了していた模様

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 恐らく最高標高地点 手元の高度計で945m

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 正直楽勝である

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 私の背中もウキウキしてるでしょ?

 しかしここで「タスマニア島は案外大したことない場所だった」とかいうと私の株が上がらないので、今後会う人には「いやぁ厳しい山道で大変だった。聞きしに勝るタスマニア島とはこのことだね!」とか適当に話しを盛っておこうと思う。

 こういう考えの自転車乗りが多数いることで、「タスマニア島は山ばかりで自転車で走るのは大変。」・・・みたいな評価が出来上がったのだとすれば、私大爆笑大変嘆かわしく思うばかりである。

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 こういう山を見てると登山もしたくなる

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 森林散策コースで見かけた自転車

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 しかし今日は暖かい・・・というか暑いくらい

 なお我々はこの散策コースのレストエリアで本日走行終了であるため、川沿いの道を歩いて見て回ったり、川に入って体を洗ったり、その川で衣類の洗濯をしたりする。あと私は直接川の水を飲んだりしていたが、巧真君はわざわざ水を煮沸させていた。神経質な自転車乗りもいるものだ。

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 これで明日、私だけお腹痛くなったら笑い話なのだが

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 とりあえず夕食は普通に食べましたとも

 2日続けて携帯の電波が入らない場所での野営。オーストラリアの西部では当たり前の光景であったが、まさか東部でこんな事態が2日も続くとは驚きである。聞こえるのは川を流れる水の音だけという大自然の中、食事を済ませたらすることがなくなってしまい、早々にテントへと引き籠る。インドアの精神を掲げるアウトドア旅行です。

 2016年2月1日(月) 走行距離74km 累計30427km
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