自転車ときどき世界1周

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 カナダ2日目 ビーバークリークの町〜アラスカ国境から南南東に95km レイククリークキャンプ場

 太陽光がテントに当たり、その暖かさで目が覚めるとかいつ振りだろうか?実にアウトドア生活らしい朝であり気分も爽快である。時刻は9時を過ぎていたけれど。

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 やっぱり晴れてるのは良いですね

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 とりあえず昨日作ったブルーベリージャムが美味すぎる

 タカさんの自転車から異音がするので、タイヤを分解して車軸にあるベアリングの整備するのを見学しつつの朝食。これくらい整備ができると、自転車旅行をする上でも様々なトラブルに対処できるのであり見習いたい。やっぱり自分で使う自転車なんだし、自分で直せるのが当然だとも思うし。

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 お昼前になって水を補給したのち出発

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 午前中で青空はなくなってしもうた

 昨日のアップダウンが繰り返された道と違って割と大人しめのカナダ道路。アラスカと比べて明らかに路面状況は悪いのだが、まぁアスファルトではあるし走れないこともない。ついでに道中なにもないためサクサク進む。

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 30km走ってトイレ付きのレストエリアがあるくらい

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 あとは山とか川とか

 途中で休憩しようと目論んでたキャンプ場だが、「休憩するなら5ドルだよ」と言われてしまいカナダの恐ろしさを垣間見る。ちなみにテントサイトの宿泊料金は1泊27ドル(約2180円)とかべらぼうな金額を提示されてしまい、今後のカナダ走行に不安が残るよこれは。

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 晴れたら景色は抜群ですが

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 愉快な男である

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 本当に絵になる風景と私の自転車

 本日遅い出発で良しとしたのも、この州営キャンプ場以降に暫くテント張れそうな場所がなかったから。ここら辺、事前に情報を入手出来る現代のサイクリストは、1日の走行計画が簡単に作れてありがたい。

 昨日は入国した時刻も遅かったし、イミグレーション超えてからわずかしか走ってなかったこともあり、実質今日がカナダ初日みたいなもの。

 大抵の国は入国して1〜3日目くらいが環境の変化に対し、面白かったり戸惑ったりで色々思うところがある。まぁカナダの北西部はあまりにも何もないため、他国ほど実感してないがそれでもドキドキしたりしてなかったりするのである。

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 そんなドキドキを胸に秘めつつ夕食

 2016年7月27日(水) 走行距離86km 累計43062km
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 カナダ3日目 レイククリークキャンプ場〜ホワイトホースから西に196km地点 空き地

 アラスカもカナダ北西部も大して違いがないかと思いきや、どっこいカナダに入ってその景色の変化に驚かされる。というのもカナダの西部にはロッキー山脈を始めとする山々が連なっており、そうした美しい山岳地帯と美しくない泥水のような色した川、その割にやたらと綺麗な湖のコントラストは見ていて飽きない。

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 ただし道路は非常に悪い

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 と思ったら道路工事中だった

 それも片側車線通行禁止とかでなく、以前も体験した「工事中の区間をトラックでピックアップする」タイプの工事じゃないか。わざわざ自転車の荷物を外してトラックに積み込むのさ、走るよりも大変なのでご遠慮したいのですよ私は。

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 しかも本日3回も運ばされた

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 明らかに右側の山だけ大雨の模様

 天気は悪くもないが、決して良くもない。特にこうして間近で雨が降っているのを確認してしまうと、私が走っている道路が腫れている側へと向かうのか、その逆なのかでやきもきしてしまう。

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 工事の人達用だと思われる救急車

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 日本のそれとは一部内装が違って面白い

 ところでトックの町から一緒に走っているタカさんだが、この人は基本的には世界1周自転車乗りでありつつ同時にクライマーでもある。彼の旅行のお題目が「自転車世界1周&世界5大陸最高峰の登頂」で、最初の山であるデナリ(マッキンリー)山をクリアした後、私と同じくダルトンハイウェイを走って北極海へ。

 そうしてアラスカの後半で私とバッティングしているのであり、アラスカ滞在期間も私の倍となる2ヶ月間。思いつく限りの人力で行ける面白スポットを網羅している凄いヤツなのだ。

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 そんでもってコーヒーとアルコールが大好き

 こうした自転車旅行でそれなりに経験のある人とペアランすると、自分とは異なるスタイルでのあれこれが知れて非常に面白い。私が旅行の最中にちょこちょこと道具やれ何やれを変更しているのは、こんな感じで出会ったサイクリストの装備を真似しているからであり、要するに程のいいパクリ。

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 直線路の向こうに見える山が良い

 そうはいっても共に海外サイクリストで通じる所は多々あるのであり、具体的にはカナダの物価が高すぎてキャンプ場ですらお金を出して泊まりたくない点とか。

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 なので本日は湖の脇にて

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 ついでに泳いで全身綺麗にしてやるぜ(水温10度以下)

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 いやぁノリノリでした

 トックの町から合計10回以上出会っている、カナダ&フランス人のカップルサイクリストと一緒に夕食を済ます。いいですねアベックサイクリング。こちとらムサい男2人組でございます。

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 そろそろスーパーのある町にたどり着きたいのですけども

 しかしカナダの田舎はアラスカを超える何もなさ。大自然の中を走るのは好きだけど、食料を安く売ってくれるスーパーがあっても構わないんですよ。そこんとこどうでしょうか?カナダさん。

 2016年7月28日(木) 走行距離108km 累計43170km
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 カナダ4日目 空き地〜ホワイトホースから西に約130km ヘインズジャンクションの町 

 カナダの印象って特になかった私だが、昨日ジェネラルストア(日本でいう個人商店的な小さな店)で購入したメープルシロップが安い割に、実にいい味出しているのであり「カナダはメープルの国」というのが現在のイメージである。実際に世界最大の産地らしいし。

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 朝から快晴

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 湖の脇を抜けていく

 夏のカナダ北西部で良い天気というのは、これ以上ないくらい気持ちが良くて景色も良くて。この辺りは冬の時期こそ人が住むには大変すぎる地域であるが、こうした夏の時期に訪れる限りでは天国じゃなかろうかと思ってしまうほどである。

 気温も20度ちょっとくらいで心地よい

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 バッファロー注意

 さて我々は現在大きな湖のほとりを通過しているのだが、地図で見てみるとすぐ側にゴーストタウンがあるとのこと。私は廃村大好きな人で、オーストラリアとかでも何度か見に行ってるのだが、あまり思ったような朽ち果てた家々を見つけていない。

 これはリベンジのチャンスなのであり、約5kmの未舗装路を逆走する形でゴーストタウンを目指す。なんてロマン溢れる自転車旅行だろう。

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 キタキタキタキタ〜

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 こういうのを待っていたんだよ

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 物悲しさと美しさが同居する

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 これはたまりません

 やっぱり廃墟ってのはこうでなくっちゃ。辺りにはときどき動物の鳴き声が聞こえるのみという、人の気配が完全に消えてしまったような場所に置いて、かつてはこの村で暮らしていた人たちの生活を思う。廃村ってのは男のロマンだと思うんですよ。

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 まぁすぐ近くにB&Bのホステルがあるんだけど

 カナダに入って以降、大きな下り坂がないままジワジワと登り続け、遂に標高は1000mの大台を突破する。こうして少しづつ溜めた標高貯金がいよいよ解放される瞬間がやってきたのであり、気分爽快な下り坂のお出ましだ。

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 ただし路面状況が非常に悪い

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 道が1本だけなので何回も出会ってる

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 下り坂の方が前方の景色がよく見えることに気づいた

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 速い速い でもロードと比べるとそうでもない

 到着したヘインズジャンクションの町もまたスーパーすらない小さな村なのだが、そもそもユーコン準州でまともな規模の町は州都のホワイトホースただ1つだけなので仕方がない。そのホワイトホースですら人口5万人を切っているのだけれども。日本よりも面積が大きいんだけどね、ユーコン準州。

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 でもビジターセンターは超ハイレベル

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 久々にネットも使えたし 

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 職員の方からカナダの旗とか色々頂く

 トックの町以来、就寝場所が被ることも多かった自転車乗り達だが、彼等はこのジャンクションで南下するため私達とは明日でお別れとなる。ベタベタしないけどもお互いに情報共有し合い助け合う距離感が心地よかった、実に気持ちの良いサイクリストの皆さんでした。

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 またどこかで会えることを

 2016年7月29日(金) 走行距離104km 累計43274km
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 カナダ5日目 ヘインズジャンクションの町〜ホワイトホースから西北西に22km地点 空き地

 現在のペアラン状況は、ユーコン準州の州都であるホワイトホースまで私とタカさんのルートが被っているため「じゃあ一緒に行きましょうか」という流れで発生したものだ。

 だがトックの町で出会った他のサイクリストたちは、ここヘインズジャンクションで南下するルートを進んでしまうため、本日でお別れとなる。アラスカから毎日出会っては、お互いに「また会えたね!」とか笑い合っていたのも最後だと思うとちょっと寂しい。

 「またどこかで会いましょう」とお互いに別れを告げて、別々の方向へ去っていく私達。自転車旅行者のお別れはゆっくりと小さくなていく背中を見続けながら、思い出に浸るものだと知る。

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 さて、私とタカさんも出発だ

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 カナダのテントマークは三角形じゃない

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 これくらいの日差しが一番心地いい

 峠における最高峰はすでに登りきっているため、本日も基本は下り坂の楽な道。しかも風は追い風が吹いているのであり、10時半までWi-Fi使ってダラダラしていた遅れを取り戻すスピード走行。

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 本日唯一のショップ

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 基本的に元気な方が前を走る形

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 今日も廃村チックな場所でお昼

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 何故にこんなオブジェ?

 カナダの景色は雄大だと感じるのに、「道路幅」という点は大いに関係してると思う。ボルネオ島なんかも広大なジャングルが広がる島だったけど、道路のすぐ脇が木々という道が多くその大きさを実感しにくい。

 それに対してカナダのアラスカハイウェイは、道路の周辺にある木々を削っていたり道を一段高い所に作っていたりするため、遠くまで広がる木々や高い山々が容易に見渡せる。この違いはかなり大きいと思う。単純に人口密度とその敷地の大きさもあるだろうけどさ。

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 こんな景色がずっと見えてるんですよ?

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 こんな何もない場所でも重要なレストエリアなんですよ?

 道中に町もレストエリアも何もないので、川沿いにテントを張ろうと探しながらの走行。もちろん川沿いでなくともテントは張れるのだが「昨日購入しておいたビールを冷たい川の水で冷やして飲む」という行為を譲れないため川のある場所でないと駄目なのだ。

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 結局130km以上も走ってようやく良い場所発見

 疲れはしたのだが、そうであるほどビールが美味しくなるというのもまた事実。こんなにうまいビールを飲むことができるなんて自転車旅行者ってのは幸せもんだ。

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 携行食料、あと2回(朝と昼)分のみ

 明日、ホワイトホース到着の前にちょっと寄り道する予定。

 2016年7月30日(土) 走行距離133km 累計43407km
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 カナダ6日目 空き地〜ユーコン準州都 ホワイトホースの町

 現在の野宿ポイントからホワイトホースまでは、普通に走れば40㎞にも満たない距離。つまり午前中には到着できてしまうワケであるが、本日のゴールはホワイトホースである。何故なら途中で往復30㎞ほどの寄り道をするからだ。

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 しかし素晴らしい場所でした

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 この交差点ポイントから北上する

 どこに行くのかといえば、そんなのはホットスプリングスこと温泉に決まっている。ホワイトホースの近くに温泉があると教えてもらって以来、絶対に行くと誓っていた場所なのであり、温泉を求める私はああ日本人。

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 ニュージーランド北島以来だね

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 君らを撮影してる場合じゃない

 一応川に入って体を洗っている日々だが、水温は確実に5度前後の冷水なのであり、時間にして1分も入っていられない超短時間行水でごまかしていたのが実情。私は体の芯まで温まり、心休まるジャパニーズ温泉を堪能したいのです。

 受付で12ドル(約940円)という決して安くはない入湯料に、水着着用義務という日本人には理解しがたいルールもなんのその。いざ、カナダ温泉である。

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 良いじゃないですか!

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 浴槽も温泉用とプール用との2種類があるし

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 ダラシなくなってる日本人の図

 思っていたよりずっと良いお湯で余は満足じゃ。欲を言えば、風呂上がりにビンのコーヒー牛乳とか飲みたいけど。

 全身サッパリしたところで再び自転車に跨がりホワイトホースの町へと移動。少々汗かいたりとかしたけど気にすんな。カナダの夏は涼しいから平気だよ。そうに決まってる。

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 ホワイトホースの町に到着

 フェアバンクス以来、約1000kmの大型スーパーで陳列されている商品の値段に胸を撫で下ろす。カナダに入って以降、小さな町の個人商店での値段が狂ったような高値を表示してばかりだったので、このままではカナダの走行が(金銭的に)危ういと思っていたのだが、これならどうにか耐えれるレベル。自炊して野宿するのが前提だけど。

 楽しいお買い物タイムは明日に回し、我々が向かうはクロンダイクカヌーイングというお店。そうです。ユーコンといえば誰もが憧れるカヌーでの川下り。私も例に漏れずユーコン川をカヌーイングすることに憧れを抱いている人なのであり、いよいよ野田知佑の世界を楽しむ時が来たのだと言える。


  
 そんな感じでショップにて色々と内容を教えてもらう。19時半に来店したのだがオーナーの櫛田さんの話が面白く、話は脱線に脱線を重ねて気づけば0時半とかに。とりあえず申し込み諸々の手続きは明日に回すことにして、近くの森の中でテント張って久しぶりのお肉を食べる夕食。

 明日は1日カヌーの準備に奔走する予定

 2016年7月31日(日) 走行距離64km 累計43471km
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 カナダ7日目 ホワイトホースの町

 ユーコン川をカヌーで下る場合最も有名なルートは、ここホワイトホースの町を出発点にして8日間かけて辿り着くカーマックスの町か、14日間ほどの距離にあるドーソンの町までを移動するルートだ。

 他にも幾つか選択肢はあるのだがカヌー実質初体験ということもあり、私は最もオーソドックスな「ホワートホース〜カーマックス8日間」コースを楽しむこととした。あと実際に使う船はカヌーでなくてカヤック。

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 とりあえずホワイトホースの町中へ

 短いコースとはいえ、それでも8日間周囲に全く人がいない区域を移動することになるので事前準備が欠かせない。具体的には食料とかビールとかウイスキーとか色々と準備しなくてはならないのだ。カヌーは大変なのである。

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 ビジターセンターで情報収集しつつ

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 安売りの店で食糧以外の物も見繕ったり

 忘れているかもしれないが、むしろ私が忘れそうだったのだが、トックの町を出発した日にタイヤが一部裂けてしまい、その内側に拾ったゴムを無理矢理はめ込む形の応急処置をしてここまで走ってきたのだった。とにかく新しいタイヤが必要なのであり、自転車店にて確認する。

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 かなり立派なショップ

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 マラソンプラスが扱われてて一安心

 ただし私の希望サイズがないため注文してカヌーの後で取りに来ることとした。1つの町に長期的な滞在することが分かっていると、色々と便利なことが多いじゃないか。

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 アルゼンチン→デッドホースでもうすぐゴールらしい

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 ファンキーな自転車でした

 対して時間をかけたわけでもないのに、クロンダイクカヌーイングの営業時間ギリギリ間に合った形で入店し、手続きを済ます。ビールは1ケースくらい購入しても良かったのだが、カヌーと比べて積載量が限られるカヤックということもあり15本入りのタイプと6巻セットで我慢してやることにした。ウイスキーは小さいから気にしないことにした。

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 ワクワクが止まらないですな

 明日カヤックに積み込む荷物は全てショップに置かせてもらい、とりあえず昨夜と同じ野営地へ。そういうことで明日から8日間、自転車旅行カヌー編となるのであり、ネットどころか充電すら完全にできない環境の土地へ。次にブログが更新されるのはいつになるのかね?

 2016年8月1日(月) 走行距離13km 累計43484km
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 カナダ8日目 ホワイトホースの町〜ホワイトホースから北に24km地点 グッドキャンプ

 ということでユーコン川下りの日。ここホワイトホースから下流のカーマックスの町まで8日間の川下りを続ける最中、一切の人工物は存在しない(誇張有り)。

 当然電気も何もありはしないのであり、この川下りの最中はスマホ・カメラを除いた電子製品は全てショップに置かせてもらうこととした。大自然の中に機械は似合わない、似合うのはビールとかウイスキーだろう?

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 しかしこんなに荷物入るのか?

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 ビールだけで 

 途中で拾ったグリルだとか余計な荷物を散々積み込んだ我がカヤック。偶然だが艇の色も黄色で私のやる気も俄然高まるというものだ。

 それでは、行ってきます!

 クロンダイクの櫛田さんに見送られ、ユーコン川へと繰り出す私。日本1周していた時と、オーストラリアでちょっとだけ遊んだことはあるけれど、カヤックの経験自体は実質0。未知の体験にワクワクドキドキである。

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 意外と流れの速いユーコン川

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 タカさんとは初日だけ同行する話になってる

 おおっ!自分で力を入れずとも水の流れに乗って進んで行くこの感覚。空港とかにある歩行者用ベルトコンベアとかに乗ってるのにちょっと似てると思う。

 1〜2時間も漕いだりビールを飲んだりしていれば、周囲から聞こえる雑音がなくなる世界へと突入する。

 そんな中で時おり野生動物の鳴き声が聞こえる川下りの世界は、自転車旅行よりももう1歩自然の中へと踏み込んだ遊びに感じて面白い。

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 タカ?ワシ?

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 風がなければ実に静かな水面

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 のんびりユーコン

 パドリングをしなくとも進んでいくため、疲れたら艇上でそのまま本を読む。絶景の中でビールを飲みつつ読書する川下り。こんなに楽しく贅沢な時間ってそうそうないと思う。

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 今回のルートで3か所しかない電線の2つ目

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 本に飽きたら真面目に漕ぐこともある

 出発時間が遅かったこともあり、今日は22時まで漕ぎ続けてようやく終了。普段は使わない筋肉を酷使したせいか、両肩の痛いこと。

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 夜中は焚き火して遊ぶわけでして

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 豚汁&ふろふき大根と和テイストの夕食

 こいつは川下りが楽しくなってきた。そんなことを思いつつ、残りのビール数をチェックしてみる茶壺さん。どうやら今日のペースで飲み続けていると、5日目には飲み干してしまう疑惑が浮上しており、やっぱり20本そこそこじゃ足りなかったか・・・とか慌ててます。

 2016年8月2日(火) 走行距離0km 累計43484km
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 カナダ9日目 グッドキャンプ〜ホワイトホースから北に37km地点 グッドキャンプ

 私の両腕における筋力バランスが悪いのか、はたまたカヤックの荷物積載バランスが原因なのか、やたらと左肘が痛くて何度も目を覚ました夜。ようやく朝になって目を覚ましてみれば、時刻は9時を超えていた。まぁ焦らず参りましょう。

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 ほら、空が曇ってて太陽光が刺さなかったからさ

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 他のパーティもみんな出発遅かったし

 このキャンプ場にはテーブルがあるので、先にテントを収納し椅子に座っての朝食とすることにし、普段とはテントの撤収順序を変えたのだが。

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 まさかの雨が降ってくる

 他のパーティがテーブル上にタープを張り、私も一緒に使わせてもらったため被害を被らなかった上に、間一髪のタイミングでテントも濡らさずに済んだ。今日はついてる気がする。

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 タコスいただく

 タコス頬張りつつ、昨日眠すぎて書けなかった日記を付けて雨が降り止むのを待つ。別にカヤックは雨でもできる遊びであるが、時間も余裕があるのだし、何よりそんな状況で進むなんて楽しくないじゃないか!

 2時間ほどしたら雨も降り止み、そろそろ活動始めようかというタイミングで川の方から「フィッシュ!」との声。面白そうなので行ってみると

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 かなりの大きさである

 そして見に行っただけのハズが、何故か丸々1匹を貰ってしまっているのであり、こいつぁカヤックしてる場合じゃねぇ!とりあえず処理して3枚おろしだ。

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 ちっとも先に進みません

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 オーストラリアに続いて2度目 多少は手際も良くなった

 下ろした魚はジップロックに入れ、厚くお礼を言って出発する。なお同行していたタカさんとはここから別行動。彼はまだテントを干したりしてた。

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 じゃあ、お先に

 漕ぎだして1時間ほどで「ラバージ湖」というポイントに突入する。川下りとしての難易度が低いユーコンにおいて、このラバージ湖こそが今回のルートで唯一の大変なポイントとして色々注意を受けていた場所なのである。

 それはそれは急流で危険なのかというと、全くの逆で水の流れがほとんどない。今まで流れに乗って楽していたカヤックであるが、この先ラバージ湖が終わるまでの約50kmは嫌でも頑張らないといけないという、大変に厳しい場所なのである。

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 やたらと広いし

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 腕も肩もダルい

 こんなに疲れることいつまでも続けらんないので、19時前にはキャンプ場に上陸して終了とする。なぁに、明日の私がきっと頑張るさ!

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 素晴らしいポイントで大喜び

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 なんか鮭を干したりとかするフィッシュ・キャンプって場所らしい 

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 焚き火じゃ焚き火〜

 あまりにもここの設備が良いので料理するのにバーナーを全く使わずに終了。燃料のガソリンは予備のボトルを2本も用意しての万全状態ではあるが、使わないのならばそれに越したことはない。

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 朝の魚はあら汁になりました

 10日振りくらいとなる1人の夜。色々と話ができる多人数での旅行も良いが、川の音を聞きながら1人で焚き火に当たる夜も悪くない。

 2016年8月3日(水) 走行距離0km 累計43484km
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 カナダ10日目 グッドキャンプ〜ホワイトホースから北北西に72km地点 エクセレントキャンプ

 今日も天気だラバージ湖が続く。カヤックをレンタルする際の説明で「カヤックは頑張れば時速17〜18kmくらいの速度も出せる」とか言われたわけですが、この湖では良しんば5km/hほど。歩くのと変わらない速度です。

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 まぁ進むしかないのだが

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 良いキャンプ場でした

 この規模の湖となると、潮汐(潮の満ち引き)現象も現れるし、風が吹けば白波も立つ。小さなカヤック1艇で大自然に翻弄される様は、側から見てる分には実に楽しいことだろうと思う。

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 漕いでみると大変なこと!

 結構人が入る部分にまで水が入ってくるため、たまらず護岸へエスケープしプリーフスカートという水の親友を防ぐガードを取り付けようとする。

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 ・・・が接岸1mにして思いっきり水をかぶり浸水。やってらんねぇ

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 天日干し休憩

 特に先を急ぐわけでなしと、ゆったり本を読みつつ服を乾かす私。格好はパンツ1丁であるが、こんな場所に文句を言ったりTPOを語る人間は1人もいない。

 ついでに昼食も済ませて再出発。漕いでる時間より休憩の方が長いワケだが気にすんな。ここから一気に巻き返すんじゃい!・・・とか思ったところで昨日別れたタカさんを発見。コーヒーを淹れてくれるというのであり、うんうんそろそろ休憩しようと思っていました私。

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 無理しないことが大切

 ふと地図を確認してみると、もはや今日中にラバージ湖を抜けるのは不可能であるということに気づく。いやぁ、さすがデカイ湖である。

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 サボってなんかいない

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 真剣にダラダラしてただけ

 さて本日はどこのキャンプ場に泊まろうかな、と。確認してみれば名前に「エクセレントキャンプ」と表示された場所があるではないか。

 なお私が使っている川地図のキャンプ場は「GOOD」「VERYGOOD」「POTENTIAL」「FAIR」「DEVELOPED」等の表記があり、どれが1番なのかは分からないがエクセレントともなれば、それは素晴らしいキャンプ場に違いない。

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 午後は風が止んで鏡面みたいな水面になった

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 終盤は元に戻っちゃったけど

 やっとの思いで到着したエクセレントキャンプ場だが、私の想像してた豪華さとちょっと違う。特に焚き火で使う枝が少ないのはどういうことだってばよ?

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 それでも焚き火はやりますが

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 景色は最高だった

 タカさんもこのキャンプ場へと後着し、お互いに「昨日泊まってたキャンプ場の方が良かったね・・・」とか言い出す始末。侮りやすし、エクセレント。

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 期待のしすぎ

 ひと泳ぎをしてサッパリした後、焚き火にて夕食を作る。いいですね、こんな生活って憧れる。水温10度くらいで無茶苦茶寒いけど。

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 ビールは川で冷やします

 明日にはラバージ湖突破する予定。その後は、ゆらゆらとユーコン川を流れて楽しめる・・・ハズ。

 2016年8月4日(木) 走行距離0km 累計43484km
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 カナダ11日目 エクセレントキャンプ〜ホワイトホースから北に94km地点 デベロップドキャンプ

 体が相当疲れているのか、たっぷり寝ても朝早く起きれない。私としては、このユーコン川下りは「体力回復」の期間として楽するつもり満々だったのに、現在のところ自転車旅行するより疲れてるぞ。

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 タカさん先に出発

 とはいえラバージ湖も残すところ1〜2割。ここを超えてしまえば後はゆったりゆらゆらユーコン川の日々となるハズであり、ある意味最後の踏ん張りどころだと出発する。

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 相変わらず波が多い

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 写真じゃあんまり伝わらないもどかしさ

 湖抜けるまでの距離短いし・・・と思ってプリーフスカートは今日も使わない私。いやね、入り口をすっぽりと覆ってしまうアイテムなので、暑いんですよアレ。

 案の定、波しぶきが入ってきそうになるのであり、なるべく波をカヤック横面から受けないように、波に対して正対する形を取りつつジグザグに進む。当然ながら移動距離は増えてしまい、終わりそうで終わらないラバージ湖。

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 どうにか午前中いっぱいで渡り切る

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 あばよ、ラバージ

 そのまま湖が終わった場所にある護岸キャンプで一休み。どうやらここはカナダの入植時代に拠点されていたポイントの1つであるらしく、当時の住居がいくつも残っていて私の興味を尽きさせない。

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 いいよね、廃墟

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 内部も自由に出入可能

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 本当、たまりません 

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 かなり広い地域に分散してた

 こうした北米国の自由さというか「放っておきっぷり」が私は好きである。日本が軍艦島に代表されるように、危険!だとかの名目でどこもそこも立入禁止にしまくるセンスのなさはこの国にはない。

 たいていの看板には「自己責任で」とか「(周囲の木々に)燃やしたら罰金1000$」とかが書かれているだけ。本来、旅行ってのはそういう自己責任で行うものなのであり、こうした突き放しっぷりは実に心地いい。ツアーでないといけないような観光とかどうなのよ?もっと旅行者に選択権を求む。

 ・・・みたいなことを考えてたらタカさん到着。どうやら途中で忘れ物をしたようで、あの波の中ラバージ湖を逆走していたらしい。まぁ川であったらほど不可能だったわけであり、運がいいのか悪いのか。結果として忘れ物は見つからなかったそうですが。全身びしょ濡れでお気の毒。

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 私は先に出発

 川へと戻ったことで水の流れが復活する。漕げば今までの倍以上のスピードが出せるが、別に放っておいても進んでいくので読書タイムに突入する。

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 ユーコン川下りしながらユーコン川下りの本を読む

 流れはあっても危険の少ないユーコン川。むしろ真面目にパドル漕いでも景色は変わらないし疲れるしで利点が少ない。

 日本におけるカヤック遊びがどういう感じなのか知らないが、ことユーコン位置いては本と酒を積み込んで川を下るのが正義だと私は思う。失敗したと思ったのは、本の数が3冊じゃ全然足りないこと絵葉書でも持ってくれば良かったことだ。

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 時間がゆっくりと流れていく

 本を読むことに飽きたらパドルを漕いでみたりウイスキーを飲んだり。こんなに大きな川の中で、先を急いでも仕方ないよ。楽しまなくっちゃな。

 目をつけていた「DEVELOPED CAMP」ことでベロップキャンプ場で本日は終了とす。なんだか響きが良かった選んだわけだが、なるほど良いキャンプ場である。

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 私1人だけなのが良い

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 焚き火もやりたい放題だし

 食事を済ました後は、焚き火が全て燃え尽きるまでぼーっと眺め続け、火の始末してから就寝。ユーコン、最高です。

 2016年8月5日(金) 走行距離0km 累計43484km
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