グアテマラ42日目&エルサルバドル1日目 チキムリリャの町〜グアテマラ国境から南東に約40km アカフトラの町
山あり谷あり豪雨ありのグアテマラであったが、一応本日で次の国へと突入する予定。過ぎさる寂しさを感じながら今日もホテルで自炊した食事で済ます朝である。
あれだけ雨に降られても朝には青空が広がる不思議。流石に2度もスコールに晒された身としてはこの天気が続くなんてことがありえないのは分かるのだが、気持ちとしては晴れが続くように信じていたい。
グアテマラ南部の農村地帯は稲作こそしていないが、どことなく日本の田舎を思い起こさせる風景で懐かしい。蝉の声を聞きながら、木々の合間を抜けて走っていくのは爽快な気持ちだ。
朝にボトル満タンに入れておく水は、お昼になる頃には空となってしまうこの暑さ。とりあえず休憩した商店で手元に残ったケツァール金を全てコーラへとコンバートする。なお2ℓ分であった。
沖野君からお金借りて昼食済まし、グアテマラ出国手続きとなる。道中でもらったガイドブックに「出国税として20ケツァールが必要」と書かれていたのだが、特に何も要求されることなくスタンプ押されて返ってくる私のパスポート。
なおエルサルバドルにおいては入国時にパスポートへのスタンプ押印がなかった。出国時にスタンプ押さない国は幾つかあったが、入国でスタンプ押さないのは(オーストラリアは電子手続きだから例外として)初めてのことである。
とりあえず国境の職員や周辺の村々、人たちの印象は「グアテマラの田舎とほとんど同じ」というモノ。エルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグアの3ヶ国は中米でも特に治安の悪い国として散々悪い噂を聞かされてきた身としては拍子抜けするほど。
1つ感じた点としては、エルサルバドルは道路を逆走する自転車の数が異常に多いということか。全体の8割くらいが道路の左側を逆走してくるのであり、思わずこの国の法律では自転車は左側通行なのか?と訝しんでしまうほど。
ちなみに今日も午後3時からキッチリスコールに遭遇した。まぁ3度目の正直というか、ようやく事前に危険を察知し雨が降り始める直前に避難することに成功した。これができなければ雨季の中米はやっていけない。
50km強走って海沿いのアカフトラという町にて走行終了。1泊1500円とか物価の割にお高い宿は、明らかにグアテマラよりレベルが下がってしまい残念無念。とりあえず1部屋に2ベッドはないとのことで、私は外にかけられてるハンモックで寝ることになった。ジャンケン負けたということです。
入国初日だし町中歩いて物価調査しつつの夕食なのだが。日が落ちてくると一気に雰囲気悪くなった印象のエルサルバドル。2度もお金せびられたし、雰囲気悪くなった感触をちらほらと。
早々に宿へと戻り、1本1ドルするビールを飲みつつ新たな国が始まることを噛みしめるのであります。
2017年5月16日(火) 走行距離100km 累計61220km