エクアドル23日目&ペルー1日目 スンバの町〜リマから北北西に約800km サン イグナシオの町
雨の中こんな道とかマジ勘弁
晴れたので、改めましてエクアドルラストラン開始である。何だかエクアドルは終わりに向かうにつれて、どんどん厳しい道へと変貌している気がするのだが、もう国境までは30kmもない程度。たとえ厳しい道だとしても、このまま勢いで走りきれる程度。
やはりというか、路面の柔らかい場所では昨日の雨でぬかるんでいる場所があった。下手に昨日突撃しようものなら大惨事となっていたことが伺えるのであり、ダラダラとネットして遊んでいた私は間違っていなかった!と、自分を褒めそやすのである。
雨の中こんな道とかマジ勘弁
しかしここからがエクアドルの最後っ屁とでもいうべきか、猛烈な斜度の坂道が私の前に立ちふさがる。全力で漕いでるのに時速4km出ないのも凄いが、車避けるために一旦停車したら、あまりの急斜面&未舗装で後輪滑ってしまいリスタートができないでござる。
というか坂の真ん中で立ち往生してるのですら厳しいという鬼畜仕様。5〜6回ペダルを踏みなおしてようやく出発できたは良いが、そもそもここは坂道の途上であり、私はそんな上まで登らにゃならんのか。
素敵なことに、このレベルの超ド級坂道が他にも2つ用意されていた。これはエクアドルから最後の私への挑戦状だと受け取り、これは意地でも自転車押すもんかと無理して走る。道理を蹴っ飛ばして無理するから自転車旅行なんだよ!
久しぶりの利用者少ない国境越えで、イミグレーションの職員が適当極まりないのが良い。建物に職員いなくて「何だこれ?」と思ったら、外でタバコ吸ってたオッちゃんが職員だった・・・とかそれくらいのノリ、好きですよ私は。
なおペルー入国で「何日くらい滞在するのか?」と聞かれたので、かなり多めに見積もって「4ヶ月くらい欲しい」と言ったら期限4ヶ月にしてくれた。緩いなペルー。それとも「自転車はすごく遅いから時間がかかるんだよ!」という私の弁を汲んでくれたのか?
なお変わったのは食事だけではない。道路も舗装された道になったし、何より坂が劇的に変わった。これなら何処までも登っていけるのではないかと錯覚するほど緩やかに。
坂道は緩やかなんだけど長い。いつまで走っても坂道が終わらないのであり、国境1つ越えただけでこうも道の印象が変わるものかと驚くわ。両国の特徴足して2で割ればちょうどいい道になるんじゃないかしらん?
道路脇の家の前、路上にビニールシートが敷かれ豆が天日干しされている。確認してみたらコーヒー豆を乾燥させているとのことで、どうやらこの地域一帯はコーヒー栽培が盛んらしい。
ならば新しいコーヒー豆を買いたいところだが、タイミング悪く4日前にビルカバンバの町で新しくコーヒー豆買っちゃったんですよ。向こうも地元で作ったコーヒーとしてウリにしてたヤツを。
ならば新しいコーヒー豆を買いたいところだが、タイミング悪く4日前にビルカバンバの町で新しくコーヒー豆買っちゃったんですよ。向こうも地元で作ったコーヒーとしてウリにしてたヤツを。
結局国境越えた後はず〜っと上り坂。標高自体は1600mと900アップくらいで済んだのだが、ジワジワと登らされるのもなかなかキツいな。途中で2回くらい下り混ざって標高下げられたし。
入国初日はお金降ろしたり物価を把握したりと忙しいのです私。町中キョロキョロ見て回りつつ、とりあえずペルーもビールは美味かった。それだけでこの国を走る理由ができたというものですよ!
さてペルー。期間は4ヶ月もあるのだし、どんなルートで走ろうか今から楽しみだ。
2017年8月29日(火) 走行距離74km 累計66769km