自転車ときどき世界1周

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 ウルグアイ2日目 パイサンドゥの町〜モンテビデオから北北西に261km地点 キャンプ場

 東南アジア9ヶ月、オセアニア9ヶ月半、北中米合わせても1年という期間で走り終えてきた私だが、本日をもって南米滞在が丸々1年となってしまい、まだまだこの大陸が終わりそうにない予感。

 まぁ海外を訪れる中で最も楽しみとしていた大陸であり、そこが期待通り面白いからこそこうして走り続けているのだとすれば、それは悪いことではないと思う。当初予定の期間で旅行を終えることは絶望的になるけども。

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 それではウルグアイ編のスタート

 昨日はロクに走らず走行終了したこともあり、今日が実質走行初日みたいなもの。どんな景色を見せてくれるのかとワクワクするね。

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 とりあえず町を抜けまして

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 幹線道路へ

 まだ20kmも進んでない時点で私はウルグアイが好きになった。アルゼンチンとは微妙に異なる木々が混じるパンパの大地に波打つようにして進む1本の道路。道路脇の側道はフルパッキンの自転車でも何ら不安を覚えることのない広々としたスペースが確保されており、走行に際してストレスを覚えることがない。

 そうだ、ウルグアイは「自転車で走っていて気持ちのいい国」なのだと思った。そりゃまぁ夏の時期とか地獄の暑さでやってられないかもしれないが、この季節におけるウルグアイ自転車旅行は最高に楽しい。

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 さてどんなルートを走ろうか

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 ガソスタもチリ・アルゼンチンに引けを取らない設備の充実っぷり

 やっぱりね、長期間走っていればいるほど走行中における環境の良さってのは重要視されると思うのだ。アルゼンチンって数々の大自然を堪能でき、人も親切で設備の充実っぷりに対して物価もそれなりに安かったりと素晴らしい国であるのだが「道路の作り方がクソ」という1点において随分(私的)評価を下げている。

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 そんな国の後だからかこの道が最高に思えるのは

 ところでこの国は首都であるモンテビデオから放射線状に道路が延びる形となっており、普通にツーリングしてると首都を回避するルートプランニングは難しい。私は現時点でブラジルビザを持っておらず、アルゼンチンへと戻るように走らなければウルグアイを脱出できないことになる。なお同じ道を通るつもりは毛頭ない。

 ここまで条件絞れば私のウルグアイルートもある程度浮き彫りになるというか、選択できる道はそれほど多くはないようで。そうはいってもパタゴニアみたいに南北2本の道路を両方使うので100%ルート確定できるような事態にはならないと思うが。

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 別に私のルートなんぞどうでもいい

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 暖かいので指切りグローブにチェンジ

 指切りグローブを最後に使ったのは、アウストラル街道くらいまで遡らなければならないほど遥か昔のことであり、時期にすると4月の上旬とかである。書いてみるとそんなでもないな。

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 早くも冬の終わりが来ているのか

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 早くも次の州が来ております

 というかウルグアイ小さいな!1日をかからずしてこう次の州へと次々移り変わっていくと、自転車という乗り物が如何に速いかということを実感できる。逆のことをアルゼンチンでは思ってた。

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 若くはない

 そんなヨウングのスーパーでオッちゃんが「この先18kmの場所に無料のキャンプ場があるぞ」と教えてくれたので、本日の目的地をそこに決める。

 1日走ってみてウルグアイという国は「野宿余裕だ」という結論に至ったけども、そりゃ利用できるならキャンプ場を使いたい。

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 でもまさか売店でビール売ってるとは

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 ウルグアイはビール入手が簡単で嬉しい 

 徐々にではあるが「暖かくなってきた=ビールが美味い」という図式があるため、今後のビール消費が激しくなる予感が。パタゴニアではそんなにビール飲まなかった悔しさを、今年の後半は存分に取り返したい所存であります。

 2018年6月27日(水) 走行距離89km 累計82820km
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 ウルグアイ3日目 キャンプ場〜モンテビデオから北北西に217km地点 キャンプ場

 最初は雨が降っているのだと勘違いした朝。というのも周囲全てが雲で覆われており、木々から絶え間なく雫がボタボタとテントに落ちてくるのだから。

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 無理もない

 こうした湿度高い場所で朝方にガスってしまう状況は、これまでにも何度か経験しており時間が経過し気温が上がれば解消していくと楽観視していたのだが。10時になっても全く雲が晴れる気配を見せず、仕方ないので出発することにした。

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 側道広いから危険が少ないというのもあって

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 霞んでしか見えない

 こんな状況で無理して走ることないのだが、そこはちゃんと15km走ればガソスタがあることを地図で確認しているのであり、そこまで移動して休憩しようという計算でして。

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 そのガソスタが潰れているというのは計算外だった

 何故にこの切迫した状況に限ってフェイントかましてくるのだ地図アプリ。こんな廃墟で突っ立ててもアホらしいし、とりあえず先へ進もうかな。何もないけれど。

 と思ったらその1km先に新しいガソスタがありました。一度ガッカリしてるだけに喜び凄かったな。

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 ドンピシャのタイミングでW杯日本戦が

 試合終了までゆっくり観戦し、ふと外を見ると青空が広がっていた。天気も日本の決勝トーナメント進出を祝ってくれてるのかと思うと私も嬉しい。ここウルグアイだけど。

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 そのまま昼食もここで済ます

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 日が出ると暑いくらいなんだよな

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 やたら農耕用の巨大車両をよく見る国

 昨日と変わって南側から吹き付ける風は、自転車走行の邪魔をする向かい風である。平坦な国だとばかり思っていたが、この2日間ほとんど全てアップダウンの繰り返しの道が続いているのもあり、ウルグアイは思ってたよりペース上がらない。

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 のんびり行こうぜ

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 緊急コールだとは思うけど謎の絵

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 あっという間に移り変わる天気

 幸いにしてこの湖のほとりに無料のキャンプ場があるとのこと。いざ行ってみたら、管理人のオッちゃんが「よく来たな!そこの部屋使っていいぞ」と家屋の離れを当てがってくれた。

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 暖炉が実に暖かい

 こんな素晴らしい環境であれば私のやるべきことは1つ。後輪タイヤのビートが磨り減りチューブが脱腸しそうな状況の修繕作業である。この症状は今までにも何度か起きており、針と糸使ってタイヤの裂け目を補強していたのだが、毎回割とアッサリ引きちぎられてしまっていた。そこで今回は・・・

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 最初にテープで補強し

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 その上から縫い込む方法を取ってみた

 本来ならば正規の補修用品なり、釣り用のテグスなりを使う方が良いのだろうが、無いものは仕方がない。その場にある物使って何とか対処していくのが自転車旅行だと思う。

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 差し入れ頂いたのだがコレが美味いこと!

 明日これで即パンクしたらどうすんべ・・・とか不安を抱きつつも、まぁその都度何とか対応していくのだろうなぁとは思っている。最悪の事態を想定をしつつ、楽観的に考えます。

 2018年6月28日(木) 走行距離50km 累計82870km
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 ウルグアイ4日目 キャンプ場〜モンテビデオから北北西に約170km トリニダードの町

 深夜に凄まじい大雨の音で目を覚まし、屋根の下で本当に良かったと安堵した夜。何は無くともキャンプ場というのをウルグアイ走行における合言葉としたい。

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 疲れ溜まってるのかなかなか目が覚めず

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 お世話になりました

 夜中の雨も出発時には天候回復に向かっており、問題なく出発できそうで一安心。素晴らしく居心地良かったので連泊するのもやぶさかではないのだが、手持ちの食材が底をつきそうなのでスーパー行く必要があるのです。

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 島なので脱出するのも橋使う

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 ここでちょっと寄り道

 というのもこの国道3号線をちょっと外れたルートに洞窟景勝地があるらしく、そういうの好きな私としては是非とも訪れてみたいじゃないか。ほんの20kmほど余計に走るだけみたいだし。

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 ということでやってきた

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 なるほど〜

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 というか小さいな!

 僅か5分で見終えてしまう細やかな規模には思わず私も苦笑い。入口に会ったインフォメーションセンターで見たショートムービーの方が時間かかってるとかね。

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 まぁ無料だし

 十分堪能したので走行再開。国道3号線へは道路をそのまま南下し先へ進めば合流できるのが嬉しいところだが、いかんせんこの道は路面状況が悪すぎる。一応アスファルトで舗装されてはいるものの、ボッコボコすぎて整地された未舗装の方がマシなレベル。

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 ラオスを思い出した

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 そんな場所だけど人家は以外と多い

 時間が経つにつれてどんどん雲で覆われていく空ではあるが、不思議と気温は下がらない。吹きつけてくる風も南からの冷たい風のはずが、湿り気を帯びた生ぬるい風である。

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 途中からTシャツで走ってた

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 トバゴ?

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 いやいやトリニダード 

 トリニダードのガソスタにてとりあえずネット。しかしウルグアイのWi-Fiはどこも高速で非常に快適だわ。検証ポイント3ヶ所だけだけど。

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 割と大きな町だった

 キャンプ場のオッちゃんから町にある大型公園はキャンプもできるぞ!と教えてもらっており、それは非常にありがたいと訪れて、テント設営し夕食も済ましたのだけれども・・・

 金曜日ということもあってか周囲にやたらと人が多い。爆音バイクで走り回る輩と外付けスピーカーで大音量流しまくる車が出てくるわ、若い子たちがアルコール片手に酔っ払って騒いでいる状況なのであり、嫌な予感がするので場所を変えることに。

 何度か言っているが、私はどんなに面倒臭くてもこの「嫌な予感」がした場合にはテント設営場所を変えるように徹底している。結果が分かることはないのだけども、大切なことだと思うのだ。

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 これは公園で食べた夕食

 2018年6月29日(金) 走行距離79km 累計82949km
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 ウルグアイ5日目 トリニダードの町〜モンテビデオから西北西に65km地点 レストエリア

 冬のウルグアイはかなりの確率で朝靄に包まれる。偶然私がそういう条件の場所で野営しているからかもしれないが、とりあえず雨が降ってもいないのにテントがぐっしょぐしょにされてしまうのは勘弁してほしいのだが。

 昨夜テント設営した場所は墓地の脇だったようで、近くに管理事務所もあるようだし早めにテントを収納し公園のキャンプエリアまで戻る。ここで改めて朝食準備するのはやや手間だけど仕方ない。

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 屋根の下だと濡れてないのがありがたい

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 ホラーゲームに出てきそうな景色

 どうせお昼前には晴れるんでしょ・・・と思っていたが、11時になったあたりで雲を突き抜けたのか一気に視界が広がり空に青色が戻った。あまりにも唐突な変化に最初「何事か!?」と驚いてしもうたぞ。

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 これを待っていた

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 橋の手前には必ずmまで記した看板がある

 この季節は南からの風が吹くのが通常らしく、それほど距離走れるとは思ってなかったのだがお昼過ぎの時点で50kmオーバー。出発はちょっと手間取ったりして10時発なので、フルパッキンの自転車としては無茶苦茶良いペースである。

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 風ほとんど吹かなかったのが良かったのか

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 休みの間にテント干してます

 午後になっても速度は衰えず、当初ゴール予定だった場所を通り過ぎてサンホセの町まで到着してしまう。ウルグアイはアップダウン多いしのんびり走る予定だったので驚きの結果だ。

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 この橋の下でテント張っても良いのだれど

 ガソスタのWi-Fiで天気調べてみたら、明日の午後から「雷雨」とのことらしく。そういうことならもう今日ガンガン走って明日にはモンテビデオに到着してしまう方が良いかと思い始めた。

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 なのでエクストラ走行開始

 なお私がガソスタ訪れたちょうどそのタイミングでW杯ウルグアイ戦が行われており、従業員仕事そっちのけでテレビの前に集まり観戦してるのが面白かった。サッカーに対する熱の入れようが違う。

 町を抜けようと走ってる最中も突然周囲の家々から歓声が聞こえ、その数秒後には中央広場から祝砲の音が鳴り響いた。恐らくはウルグアイがゴールを決めたのだろうけど、何というかハンパないな。

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 そして再び雲の中へ

 ひたすら南下して国道1号線と合流するポイントに広場になったレストエリアがあるよと教えてもらい、そこまで走りきったところで勘弁してやることにした。というか勘弁してください。

 結局靄ってしまい湿度100%の中ではあるが、立派な木の根元が上手いことスペースとなっており、多少はテントが濡れるの凌げるかも!と設営する。明日が楽しみなような怖いような。

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 頑張って走った日はビールが美味い

 2018年6月30日(土) 走行距離129km 累計83078km
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 ウルグアイ6日目 レストエリア〜ウルグアイの首都 モンテビデオの町

 やっぱり凄まじい霧の中で朝となったが、テントがそれほど濡れていない。自転車旅行では「テントを常に持ち運ぶ」という点から移動日はどんなに濡れてるテントでもバッグに収納しなければならず、これは結構なストレスでして。

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 やはり木の根元なのが良かった

 とりあえず国道1号線。ガスってるのでイマイチ雰囲気掴めないが、片側2車線の国を代表するに足る大型道路であることは理解できる。というか高速道路みたいだな。

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 ウルグアイは田舎道の方が好きだ

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 でもまぁ交通量は少ない

 11時になると霧が晴れるのは昨日と同じ。しかし天気自体が悪い本日は、午後から雨が降ってくるらしくその前にホステル投宿してしまおうと朝からかなり頑張って走っている。こんな状況でもないとウルグアイの走行で頑張ることは無かったので良しとしたい。

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 この川辺りで国道1号線から外れてローカル道路へ

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 微妙な路上販売

 行けども行けども町の姿が見えてこず、本当に1国の首都なのか?と不安になった辺りでようやく高層ビル群が遠目に出始めた。都会は走りたくないし面倒だと思うけど、出てこないとそれはそれで不安になる。

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 1国の首都はチリのサンティアゴ以来4カ月ぶりかな

 今日が日曜でほとんどの店が閉まっているからというのもあるかもだが人通りは少ないし、かといって牧歌的な雰囲気とはとても言えない防犯レベルの高さと建物のボロさ。ウルグアイの田舎があまりに平和的だから勘違いしそうになるが、やはり南米の大都市は怖い。

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 あと何というか寂しい町だと感じた

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 分からんけどさ

 雨が降る前に無事ホステル到着。結局ロサリオから休みを入れずの走りっぱなしでの到着となり、お疲れモードとかそういうのはともかく洗濯がしたいぞ私は。

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 濡れが少ないとはいえテントも干さないと

 ここのホステルで宿泊料金聞き、改めてウルグアイという国は物価が高いのだと思い知った。アルゼンチンの2倍じゃねーか!と憤慨したのだが、よく考えるとウルグアイが物価高いのと同時に、アルゼンチンって物価安かったんだ!・・・という事実に遅まきながら気付いたというか。

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 安く済ますためオムライス

 それでは明日はモンテビデオ散策へ。W杯でウルグアイが勝ち上がってる関係か、あらゆる車両がウルグアイ国旗を掲げて走行しておりウルグアイ国旗は完璧に覚えてしもうた。左上にムカつく顔した太陽がいたらウルグアイです。

 2018年7月1日(日) 走行距離72km 累計83150km
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 ウルグアイ7日目 モンテビデオの町

 狙い通り雨を避けるようにしてモンテビデオに到着できたはいいのだが、肝心の雨がパラつく程度にしか降っておらずそれはそれでちょっと悔しい。いっそ土砂降りにでもなればホステル逃げ込んだ喜びもひとしおだろうに。

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 考え方が卑屈だ

 無料の朝食済ましてからモンテビデオの町を散策へ。自転車で回っても良いのだが、中途半端に雨が降りそうな悪天候でもあるため歩いて回ることとした。まぁ大都会だと自転車ですら移動するのにストレスだしな。

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 ウルグアイ唯一の「大都会」でしょう

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 中央広場のモニュメントとか

 まぁアレだ。同じようなコンクリートの建物が立ち並ぶ如何にもな都会の姿だと思う。こうした光景は好きではないが、別に否定するものでもないというのは分かるのだけどさ。

 多摩とはいえ東京育ちのシティボーイである茶壺さんにとってコンクリートジャングルなんぞに興味はない。そうした光景ではない世界が見たいから私は旅行しているような気がするのであり、早々に飽きて宿へと引き返すことにした。

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 とか言ってるけど3時間くらい散策してる

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 内、1時間はお腹痛くてトイレ探してたけど

 途中で雨に降られたりスラムっぽい地区を見かけて引き返したりと回り回った関係か、要するに道に迷う。私は割と方向感覚良い方だという自負があったのだが、海外旅行始めてからその自信は脆くも崩れ去った。

 ちなみに当初は自転車旅行において方向感覚だとか進行方向という情報は大切だと考えて、結構良いコンパスとか購入したものだけども。やってみて分かったのは「そんな物いらん」という事実。

 その9割以上を荒野が続くような道を走る自転車旅行において、道を間違えるだとか方向を勘違いするというトラブルは起こしたくても起こせない。たまに出てくる交差点にはバッチリ道路看板が行き先の町を示してくれる。

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 要するにだ

 海外において迷う可能性のある土地とは都会を示すのであり、そんな場所なら人に道を聞くなりした方が早くて簡単だ。コンパスの活躍するフィールドというのはあくまで山である。

 とまぁ、迷いつつも戻ってきた私はW杯日本戦の鑑賞タイム。面白いもので4年前の日本1周中より海外にいる方がよほど熱心に試合中継を見ようと苦慮している。ウルグアイのサッカー熱に当てられたか。

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 面白かった

 ビール片手にダラダラ見るはずだったのに、思いのほか接戦で熱戦なのであり気づいたら試合終了にはビール空にしていた。いや、全部飲んでいるじゃないか。

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 そして夕食でも飲む

 身体に栄養とアルコールを蓄えたところで走り出す気力が湧いてきたというもの。明日からウルグアイは北上編です。

 余談だがここウルグアイでは米ドルを確保しやすいということで、散策ついでにお金降ろしておいたのだが。アメリカ4ヶ月の間に1度も見ることのなかった100ドル札が出てきてビックリした。君は本当に実在したんだね。

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 偉そうな顔してる

 2018年7月2日(月) 走行距離0km 累計83150km
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 ウルグアイ8日目 モンテビデオの町〜モンテビデオから北北東に約100km サン ガブリエルの町

 それではウルグアイも北上編。最初に南下し目的地に着くなりV字を描くよう北上するのはアルゼンチンと同じだが、経過してる日数が違う。ウルグアイはコンパクトで国内を回りやすい。

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 とりあえず限界まで食事した

 一国の首都だけあって他とは比べ物にならない交通量ではあるが、それでも運転マナーは良いしクラックションも鳴らさないウルグアイ。慎重に走行しても1時間後には町を抜けることができたのであり、かなり楽な首都だった。

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 音叉ってヤツだっけ?

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 郊外に行くと路上市が盛んに行われてた

 チリに入って以降はこうした「うるさい」「汚い」「ごちゃごちゃしてる」という市場を見る機会が激減してしまい、割と残念に思っていたのだがモンテビデオの郊外にありましたよ。誰も買わないであろう謎の部品を置いてるだけの謎市場が。

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 夜には撤収するんだろうな

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 北上はしばらく国道6号線で

 昨日から強い南風が吹き始めており、私の背中を押して助けてくれる。明日からはこれが横風になるらしいので、楽できるウチになるたけ距離稼いでおこうかな?

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 今日のお昼ポイント

 30〜40kmに1度くらいは小規模ながらも町が出てくるため、補給の心配ないのが有難い。ウルグアイは人口400万人に満たない上にモンテビデオの近郊に半分近くの人間が住んでいる関係で、相当な人口過疎地帯だと思っていたが。

 やっぱり国自体の面積が大きくないと、町と町とを繋ぐ距離は甚大にはなりえないワケで。パタゴニア走ってきた身としては、これくらいの感覚だと「町だらけだな」という気持ちにさせられる。

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 気楽でよろしい

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 イマイチ晴れない空の下

 80kmちょっとのサン ラモンの町には市営の無料キャンプ場があったのだが。今日はイケイケなので通貨である。情報収集してたらここのキャンプ場に最近浮浪者が住み着いて、キャンパーの荷物が盗まれた・・・という情報を見たこともある。

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 野宿は安心してやりたいし

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 更に30km先のサン ガブリエルの町へ

 警察署の裏手にテント張る許可もらい、すぐ近くの売店でビール購入。冬の寒さがぶり返してきたのか今日は最高気温10度にも満たなかったが、そんな寒い日でもビールは美味い。

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 そんな場所で見ててもあげないよ

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 食材とビールの値段が同じくらいだった

 2018年7月3日(火) 走行距離114km 累計83264km
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 ウルグアイ9日目 サン ガブリエルの町〜モンテビデオから北北東に約180km サランディ デル イの町

 ウルグアイにおける最も寒い時期は6月で、既に寒さのピークは過ぎ去っている。しかし今朝の寒さはそんな情報を吹き飛ばす程には冷え込む気温でどうしたもんやら。流石にフライシートが凍りつくことは無くなったが。

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 早く暖かくなって下さい

 牛の糞だらけの警察署裏敷地を注意深く行動しながらテント収納する。何故これらが牛の糞だと分かるかというと、昨夜放牧していた牛をオッちゃんがこの敷地へ連れ戻しに来たから。

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 踏まなかったから良しの出発

 夜に星が見えてた空は、起き抜けも青空を見せていたというに自転車に跨った時には既に雲が空一面を覆っていた。晴れるタイミングを間違えてるぜよ。

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 寒い

 思うにウルグアイという国は、その天候によって走行の楽しさが異なる最たる国ではないだろうか?基本牧草地で構成されてるこの国は、多少のアップダウンも手伝って晴れていると緑の大地が波打ちながらいつまでも続く素晴らしい景色を見せてくれるのだが、曇っているとただただ坂道が続くだけという感想に。

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 景色の良さは自転車旅行で重要

 オマケにやや向かい気味の風も吹いてくるし、結構必死に自転車漕ぐ羽目になった。私は鼻歌口ずさみつつのほほんと走行できるような環境を理想としており、こんなの勘弁してほしい。まぁ鼻歌は口ずさんでいた。

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 バス停もガクンと数が減った

 というかここフロリダ州はウルグアイのほぼ中央に位置していながら特筆するほど何もない。サン ガブリエルの町も小規模で「何もない」と表現するに足る町だったが、それでもフロリダ州の6号線において1、2を争う規模の町だったのだ。

 というかこの道で他の町がフロリダ州には1つしかないレベルで空白地帯の土地である。

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 んなぁ〜

 寒さに耐えつつ走り続けて90km強。ようやくサランディ デル イという何とも読みづらい町へと到着し、ともあれ食料調達するため町中へと行くのだが。

 スーパーには肉も野菜も販売されないのであり、つまりそれぞれの専門店にて買い物する必要がある。このため3倍手間がかかったぞ。どうしてそんな形態にするのかな?

 偶然にも町の入口付近にあった公園はキャンプ可能な場所であった。ウルグアイにはこうした町の公園がキャンプ可能であるパターンが多く、自転車旅行者としては有難い限りである。

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 折角なのでワインにしてみた夕食

 2018年7月4日(水) 走行距離98km 累計83362km
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 ウルグアイ10日目 サランディ デル イの町〜モンテビデオから北北東に約230km ブランキージョの町

 首都のモンテビデオから放射状に伸びている幹線道路において、中でもこの国道6号線は規模も交通量も少ない道であることが伺える。地図アプリでは白地の道で表記されてたし。

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 その割に立派なキャンプエリアだった

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 本当にマテ茶好きだな

 何故そんな道を走ろうとするのかといえば「面白そうだったから」というのが答えなのだが、もう少し具体的に述べると6号線のから枝分かれする道が、ウルグアイ中央にあるサン グレゴリオ デ・ボランコ湖を通過するのであり、ここを通ってみたいと思ったためだ。

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 やっぱり天気は今ひとつ

 本来ならば今日中にその湖までたどり着くつもりだった私だが、日を追うごとに強くなる風に加え路面状況は悪化の一途をたどっている。湖の通過は無料の渡し舟が出ているらしいが、恐らく夜間帯には営業してないことが想像できる。

 つまり下手すると町を目前にしながら対岸で指をくわえて野宿する可能性が高く、しかも今夜から雨が降ってくるとのことでして。

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 ついに未舗装路になりおった

 何とか40km弱を走り国道43号線との分岐点にあるガソスタまで到着する。これで6号とはお別れで、距離にして238kmであった。地図上のガソスタはモンテビデオからの距離にて示されてるので分かりやすい。

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 レストランで休ませてもらう

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 ありがたし 

 方角でいえば北東へ向かい走ってたのだが、このガソスタ以降は90度向きを変えて北西へと進む。これは東から吹いてた向かい風が追い風になることを意味しており、前半まったくペースが上がらずその割にキツくて仕方なかったのが、路面状況ではなく風のせいだったことを理解する。

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 調子にのるとコケるので慎重に

 そういえば木材運ぶトラックが増えた

 70kmちょっとで現れるブランキージョの町。とりあえず夕食の材料だけ買い足して、そのまま町を抜け行ける場所まで行こうかとも思ったのだが。2kmほど進んだところで目視できる限界まで道しか見えない景色に恐れをなしてUターン。雨を凌げる自信がない。

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 この町だったら屋根の下野宿は簡単だし

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 とりあえず充電してるの図

 廃線になった駅舎のホーム下にテント張らせてもらい一安心。これ書いてる21時半の時点で全く雨降る気配がしないのだけど、これで雨降らなかったらそれはそれで悔しいな。

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 複雑な自転車乗り心

 2018年7月5日(木) 走行距離78km 累計83440km
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 ウルグアイ11日目 ブランキージョの町〜モンテビデオから北に約260km サン グレゴリオの町

 あれだけ雨対策したのに夜中も全く雨降らずじまい。もちろん私が寝てる最中に雨が降った可能性は否定できないが、十中八九は雨音で目を覚ます自信がある。町中の野営でそこまで熟睡するほど肝が座っていない。

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 対策バッチリだったのに

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 旧駅舎は現民家に

 ともあれ雨でないなら走ろうと思う。幸いというか未舗装の道が続いてるため、雨に降られなかったことは自転車を汚さないで走れることに繋がり有難い。

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 ドログシャになるからね

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 コピーロボットかと思うくらい同じ顔ぶれ

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 こんな辺鄙な場所でキャンプしないって

 昨日と同じく曇り空だが、昨日と同じく東からの風が吹く。良いことも悪いことも等分してやって来るというならば、私はそれを享受した上で「追い風で楽勝〜」とか利点ばかりを叫ぶような人間でありたい。

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 天気最悪〜とか言ってしまう人だけども

 ウルグアイ南下の際に湖を通過した私だが、この湖は複雑な形をしつつも東西にネグロ川という川を通じて広がっている。このサン グレゴリオ デ・ボランコ湖もすぐ隣のネグロ川まで道路が通じている。

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 そして橋はない

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 向こう岸からやって来る渡し船を待つ

 しかし騎士のこちら側は本当に売店すら無い場所で、昨日無理して走らなくて良かったと心底思う。唯一存在してる建物が廃墟だけってどうなのよ?

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 確証は無いけど昼間に来るのが正解だわ

 ところでこの渡し船、車両を載せるイカダ部分を漁船のロープで繋いだだけの凄まじい構造であった。これに乗れただけでもこのルートを選んだ甲斐があったと思うほど力技満載な渡し船に感謝の気持ちを表したい。

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 予算なくて工夫でなんとかしてるのか・・・とか想像してしまう

 まだ昼過ぎではあるが、今日は対岸のサン グレゴリオの町にて走行終了としたい。というのもこの町は湖に突き出た半島が無料の市営キャンプ場となっており、このルートを選んだもう1つの理由がこのキャンプ場を利用したかったからなので。

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 スーパーのシエスタ休暇終わるまで博物館とか

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 予想以上に立派なキャンプ場

 屋根付きの建物に合わせて水道に電源、何とFreeWi-Fiまでありやがる。本当に無料で良いのかと不安になるレベルの設備具合。ただしホットシャワーは有料だったが。

 昨夜降るはずだった雨は1日遅れて今日の夜から降り出すようで、まぁモンテビデオ出発してから全くネット環境なかった状況ではそうした情報取り違うのも仕方ない。

 というか今朝出発したブランキージョの公園でもWi-Fiはあったのだが、3分使えただけでその後は全く活動しなくなったという一幕がある。ウルトラマンかよ。

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 冷凍肉を解凍中 

 ウルグアイもワインが割合安い

 ここなら仮に明日まで雨降り続けても何の気兼ねもなく延泊するね。というかむしろ明日も雨降ってて下さいとお願いする。そんな明日の降水確率50%なのであり、きっと降り止んでるのだろうなと思う。何となく。

 2018年7月6日(金) 走行距離44km 累計83484km
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