自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > ドイツ

 ドイツ2日目 ドイツ第3の都市 ミュンヘンの町


 こんな狭いバス車内で眠れるワケがないだろう・・・とか思ってたのに、ウトウト寝こけていたようである。人の適応力って凄いな!とか感心したくなる。とはいえ浅い眠りで夜中に何度も目を醒ます感じだったが。


 とはいえ無事に朝6時半、ミュンヘンのバスターミナルに到着した。何をそんなに急いでるのか、荷物を取り出して即出発してしまったバスは後部に括り付けてる私の自転車ちゃんと外したか確認しなかったし。あと15秒自転車取り外すの遅れてたら色々大惨事になるとこだったぞ。


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 そして雨降ってるドイツ


 というか私がここミュンヘンまでバス使ってワープしたのは、ここに住んでる友人の家に行くためである。だから何故にバスなんだよ?といえば、ミュンヘンのフライト予約日が明後日なのであり、その航空便で私は日本にちょっと帰らなければならないのだ。


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 とりあえずレインウェア着て移動開始


 だが3週間ほどでドイツに戻ってくる身としては、フライトに自転車諸々の荷物を積み込む苦労と超過料金が惜しい。ということで友人宅に自転車一式を預かってもらうため、ここまでワープしてきたのである。


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 しかしすげぇ綺麗な町並みだ


 とりあえず友人の仕事が終了する夜までの間に私は自転車ショップへ向かう。この一時帰国は妹の結婚式に出席するためで前々から予定を組み込んでいたのだが、その中で最大の重要案件が「新しいホイールを作る」という点にある。


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 雨降ってなけりゃもっとゆっくり見て回ったのに


 前回アメリカのオクラホマシティで新しいホイール組んでもらったのが2016年の11月。そこから早2年半、距離にして43000km程度を走ったワケだが、既に2代目のリム部分に亀裂が入り寿命は時間の問題となっている。


 とはいえ南米でフルパッキンの自転車旅行に耐えられる頑丈なリムを入手するのは難しいと思っていたため、ここヨーロッパにてリムを新調する機会を伺っていたのだ。日本で新しくホイール組んでも良いが、持ち運びが色々面倒なことを考えるとミュンヘンでゲットするのが1番楽だし。


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 ちなみにリムってのはこの部分


 これにハブとスポークを組み合わせた物がホイールで、スポークの組み方や本数及び締め付け強度等によってホイールに振れが出たり転がり感が変わったりする。このホイールの組み方にビルダーの腕が大きく関わってくるとのこと。


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 下調べしてきたショップがこちら


 店員にビルダーがいるとのことで、私の要望に応えて無茶苦茶強力なリムとスポークで組んでくれるとのこと。なお現在私が使用しているリムは長距離旅行自転車という狭い世界の中で有名な「サンリングル社・ライノライト」という製品なのだが、これはもう日本で取り扱いをしてないし聞いたところでは既に生産中止になってる商品らしい。


 つまりタイヤやバックみたく圧倒的な実績のある商品が無くなっているのが現状で、私もメーカー名と料金を確認して長距離ツーリングに耐えられそうな逸品かを確認してみることにする腹積もり。時間的余裕があるとこういう時に強い。


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 旅行始めてから犬より猫派になった


 ここ以外にも3つほどショップを回ってみたのだが、ミュンヘンでしっかりしたリムが欲しいならGUTEN BIKENが1番かなという印象。やっぱり専門のビルダーがいるお店は同じプロショップでも一段レベルが違うというべきか。


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 どのショップ行ってもマラソンプラス取り扱いしてるの笑える


 一段落したところで友人と会う時間まで図書館へ避難。もっとミュンヘンの町を観光したいとこだけど、雨だし寒くてちょっとそんな気持ちにはなれないし。


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 ドイツは図書館内にゲームあるんか


 その後スーパーにて物価調査してみたのだが、案外イギリスと変わらないのね。西欧の中では比較的物価安と聞いてたドイツだったが、こと食料品に関してはそこまで値段の変化があるワケではないようだ。これは今後も同じような食事メニューが続きそうだ。


 21時。無事に友人と合流しミュンヘンビールで乾杯しつつ。南米アコンカグアを一緒に登山した時以来なので1年半ぶりの再会となったワケだが、この期間を「案外短いな!」とか思う程度には旅行期間が長くなってきた私。明後日、4年半ぶりの日本です。


 2019年5月21日(火) 走行距離19km 累計93378km

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 ドイツ3・4日目 ミュンヘンの町~ミュンヘン国際空港


 フライト前準備の日。仕事に向かった友人を見送った後に、日本へと戻る際に必要となる荷物の選別作業。中南米で貰いまくったTシャツとか「旅行の無事に」とプレゼントされたお守りだとか記念品みたいな使わないけど捨てられない物から、あまりに使い過ぎでガタきてる日本で交換予定のアイテムまで。


 私は特別日本に帰りたいという気持ちがないタイプで、今回みたいな機会でもないと旅行終えるまで日本に戻るつもりは無かったのだが。戻るとなればこの機会に済ましておきたい必要事項は山のようにあるのも事実。とりあえず期限切れで使えるクレジットカードが手元に無い状況を脱することができるだけでも有難い。


 そんなこと考えつつ荷物の仕分け後に自転車整備に取りかかる。もうひっどい汚れようで整備完了までに4時間を要する大作業となった。しばらく置かせてもらうこともあって相当気合入れて掃除したということで1つ。


 午後になって雨も上がり町へ出る。昨日は自転車関連のパーツを専門的に確認したが、アウトドア用品も駄目になってる部品がありそっち方面のお買い物だ。


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 ついでにミュンヘンの町を見て回るかな


 アウトドア大国ドイツということもあって相当期待に胸を膨らませ向かったショップはGlobetrotterというお店。4階建てのビル全てがアウトドア用品扱ってるなんてオラワクワクすっぞ。


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 楽しみ


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 いや凄いなこのお店!


 日本にも総合アウトドアショップって色々あるけどそれとは売り場の敷地面積が違うというか、ミュンヘンのど真ん中にあるにもかかわらず目的の商品見つけるのが大変なほどの広大な店内には何というか感嘆の溜息をついてしまう。


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 自転車関連の書籍がこんなにあるの羨ましい


 特に目を見張ったのが地下階のカヌー関連コーナーで、その充実のラインナップと多数のカヌー・カヤックが実際に陳列されてる様は壮観の眺めというべきか。カナダのユーコン川下りってやたらドイツ人率が高かったのだけど、この光景を見てると納得できるわ。


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 中央広場の人混みっぷり


 そのままもう1店くらい見てみようと別のショップへ。先のショップが特別デカいのだとばかり思っていたら、今度のショップは5階建てと来たもんだ。中央通りの歩行者天国に位置してる一等地なのにこの贅沢っぷりはドイツで如何にアウトドア人気が高いかということを示してるわな。


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 ああ羨ましい妬ましい


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 1度で良いから左上のスタイルで寝てみたい


 ちょこちょこと買い物し帰り道でアジア食材店を見かけたのでカレー箱を購入しとく。日本戻ればカレーなんぞ幾らでも食べれるだろうに我慢できなかった。


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 ということで夕食カレー



 翌日。本日出張でミュンヘン空港に向かう友人と一緒に出発する。荷物の大半はここへ置かせてもらっているので身軽なことこの上ない。


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 7時半には空港に


 出張に向かう友人を見送り私は13時半のフライトまで待機。安定のマクドナルドだったはずが、マックなのにWi-Fiがないという存在価値を見誤ってる店だったため結局空港内にて過ごすことになろうとは。


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 しかし近代的な飛行場だ


 早くに来過ぎて暇で仕方ないかな?とか思ってたのだが、友人宅で書いてなかった日記だとか南米のまとめだとか作ってたら案外暇することなく搭乗時刻に。本がなくてもどうにかなるもんだ。


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 そんじゃちょっと日本行ってくる


 ということで無事日本へ向け私を乗せて飛び立った飛行機。なおこのブログは再びドイツに戻って来るまでの間、特に日記は書きませんのであしからず。


 2019年5月22日(水) 走行距離12km 累計93390km

 2019年5月23日(木) 走行距離 0km 累計93390km

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 ドイツ5日目 日本〜再びミュンヘンの町

 そんな感じで戻ってきましたミュンヘン空港。日本からのフライトで航空会社間違えそうになり、受託荷物の個数を間違えて手続きやり直し、オマケにのんびりし過ぎてチェックイン時間遅れて放送で呼び出し受けるという。

 およそ海外旅行の初心者がやりそうな失敗を全て体験してようやく機内に乗り込むと、今度はそのまま離陸まで1時間遅延発生するとかさ。今回も一筋縄ではいかない旅行となりそうである。

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 朝6時には明るい

 雑に扱われたのか一部破損しているダンボールだが「中身盗まれなかっただけマシ」とかポジティブに考えたいところ。それはポジティブなのか?

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 友人の家まで移動せにゃあ

 しかし自転車諸々預かってくれてる友人は出張で家にいないという事実。一緒にビアガーデン行こうとか話してたのだが、事はそんなに上手いこと進まないようでして。というかそれでも友人宅に行く私は図々しいな。

 やたら重かったホイール他荷物一式が入ったダンボール抱えて無事到着。予め取り決めしといた場所の鍵を借りてお邪魔します。約3週間ぶりにロシナンテ号とも再会できた。

 そのまま日本で購入した各種パーツの交換作業に入ろうとしたのだが、途中で猛烈な眠気に襲われてしまい作業は遅々として進まず。これか、コレが噂に聞いてた「時差ボケ」ってヤツか・・・とか思ってテンション上がるのだが、気持ちは盛り上がっても眠気にゃ勝てず。

 そもそも飛行機内ではロクに眠れないというか、映画見放題なのが悪いというか。日本戻ってる間、散々映画観まくったクセにどうして無理して映画観てしまうかね茶壺さん。旅行してた最中に知らない映画公開され過ぎなのが悪い。

 そんなワケで何時の間にやら寝落ちして、気づいた時には0時過ぎ。下手に昼寝してしまうとなかなか時差ボケ解消できないと聞くから無理して起きてたというのに。世の中は理不尽なことだらけである。

 2019年6月18日(火) 走行距離0km 累計93390km
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 ドイツ6日目 ミュンヘンの町


 寝落ちしてほとんど作業できなかった昨日だが、流石に眠気もなくなり万全の状態に。まぁ「万全」というというのが完全という意味ならば、一時帰国で6kg以上太った私の身体は全く万全ではないけど。


 昨日途中で中断していた小物を自転車に取り付けたりゴミの整理をしたり。この何日かしつこく使用道具を更新してきた私だが、アレはあくまでも「新しいアイテム」に限ってのレポートなのであり、以前から使い続けて古くなった道具を新しく買い換えた物は歌っていない。つまり結構な大荷物なのである。


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 フライパンとか


 しかし全ての道具を日本で新調しているワケではない。というのもここドイツに来たら新しくしようと考えてたタイヤとサイドバッグの存在がある。


 これは私が使用しているタイヤとバッグがドイツのメーカーであり、本国の方が品数豊富でお安く買えるだろうと目論んでいたため。一時帰国する前に幾つかのお店を回って値段の把握は済ませており、一応日本で改めて料金確認した結果ミュンヘンで購入した方がお得だという結論が出ていた。


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 ということで買い出しに


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 しかしドイツは町中でも走りやすい


 街の中心部から数km程度に位置するショップだが、ここに到着するまでほとんどストレス感じることなく辿り着けるというのがさ。ドイツでも有数の大都市なのにこれだけ自転車が走りやすい環境を整えているあたり、自転車に対する扱いが違う。


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 そんな感じでお店に


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 タイヤ2本とバックローラークラシックを購入


 そのまま友人宅に戻り新しいホイールに交換しようとしたのだが、ロックリングという部品を買い忘れていた。間の悪いことに明日は祝日でお店は閉まってることが予想できるため、面倒だがもう1度買い物に向かう。ただしすぐ近くのショップな。


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 なんじゃこりゃ!?


 困惑するほど巨大な自転車ショップにドギマギしてしまう。ここまでの売り場面積を誇るお店は見たこと無いのであり、流石にドイツでも1・2を争う規模のお店だと思われる。いくら自転車人気高いとはいえこれが普通で無いのは私だって分かる。


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 マラソンシリーズのラインナップ豊富さよ


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 店内に試乗コーナーとかあるし


 2度の買い物を終えて友人宅戻り、再スタート地点までのバスを予約したり。ミュンヘンから自走しないのはシェンゲン協定というヨーロッパ滞在可能日数の関係があるためで、そもそもフランスinした時点でバス乗り継いでミュンヘンまで来てるのであり、ヨーロッパ大陸スタート地点まで移動するって感じか。


 ちゃんとフルパッキンで走り出すのはもうちょっと先である。


 2019年6月19日(水) 走行距離15km 累計93405km

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 ドイツ7日目 ミュンヘンの町

 昨日までの改正が嘘のような雨模様の空。とりあえず昨日買ってきたタイヤと新しいリムを組み合わせ、自転車Newホイールに履き替えさせようかと作業を始める。

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 今までありがとうアメリカで組んだリム 

 しかしここで誤算が。リムの穴がフレンチバルブ式で私が使ってる米式バルブが通らないというね。お話会やら何やらで購入した時ショップに確認するのを忘れてた私の馬鹿馬鹿、馬鹿野郎。

 簡単に説明すると自転車のチューブには「仏式」「米式」「英式」という3種類のバルブが存在し、仏式バルブだけちょっと径が小さくなっている。一般的に仏式はロード等のスポーツサイクル、英式はママチャリみたいな一般車、米式はマウンテンバイクとかで採用されてる規格で自動車と同じバルブ。

 これまでの経験で後進国を走る場合、ロードのパーツは販売されてないがMTBパーツは取り扱ってるというパターンが多く、またアダプターを利用することで米式リムで仏式バルブのチューブを扱うことができるため「とりあえずリムは米式」という意識だった私。

 今後のことを考えてもリムの径が広い米式の方が何かと都合がいい。ということでヤスリを使って穴を広げる事にした。

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 鉄棒にヤスリ巻きつけてゴリゴリ削ってく

 やってることは単純だが手間と時間を要する作業で、2つのリム穴拡張させるのに3時間くらいかかってもうた。午前中に作業終えて、午後はミュンヘン観光して回ろうとか甘い考えだったわ。

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 左が拡張工事後 

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 その後もスプロケット移したりとか色々忙しい

 タイヤ回りの作業がひと段落したところで今度は使い古しのオルトリーブバッグのネジを取り外して使える部品を移植させる。使える部品はなるたけ再利用させると共に、バッグ自体の強度も上がるだろうという目算である。

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 移植手術後

 まさか準備に2日を要するとは思わなかったが、これで準備も完了である。とりあえずドイツビール飲んで気持ちを高めつつ、久しぶりの自転車走行を前にしてワクワクと少しの緊張が混ざり合うこの気持ち。私は自転車旅行の世界に帰ってきた。

 2019年6月20日(木) 走行距離0km 累計93405km
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 ドイツ8日目 ミュンヘンの町〜バス車内

 家主のいない家で好き勝手3泊もしてしまった私だが、そろそろ出発するのであり結局対面することができなかった。せめて使わせてもらった部屋を掃除し綺麗にしてから出ようかと思う。

 というかそもそもバスの出発時刻は23時半とかなので、実質まだ丸1日時間があるようなものだけどさ。掃除して荷物を取りまとめとかしてたらそれなりの時間となってしまったし、無理して外へ出ることはしない。

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 とりあえず準備だけ済ませておく

 1度食材買い出しには出かけたけれど夕食材料以外は購入していない。下手に荷物重くしすぎるとバスとはいえ制限重量オーバーで色々揉めるかもしれないからで、とにかく乗り物乗るってのは多方面に気を使うので疲れるな。

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 出発した時には真っ暗

 約10kmの距離だが、余裕を持ってバス出発の2時間前には出発する。夏とはいえこの時間帯だと夜風が涼しく汗ばむことは全くない。これから北に向かうことを鑑みると、もっと暖かいくらいの方が都合良いと思うのだけど。

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 どうなっかな

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 楽しそうな施設あるやんけ

 途中でブレーキシューがすり減ってパッド位置調節し直すとかあったものの、後半には雨も降り止み予定通りバス出発時刻の30分前にはターミナル到着する。

 前回フランス→ドイツの便で追加料金取られたことを反省し、この待ち時間を使って荷物をまとめてパッキングしてしまいたかったのだ。今回はフロントサイドバッグを大型のタイプに切り替えたので積載量に余裕ができたし。

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 かなりコンパクトにできた

 この作戦が功を奏したのか、何も言われることなくバス乗車することに成功。動き出したバスに揺られて私はあっという間に船を漕ぎ始めるのであり、明日の朝にはベルリンだ。

 2019年6月21日(金) 走行距離12km 累計93417km
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 ドイツ9日目 バス車内〜ベルリンから北西に42km地点 森林

 朝7時にはドイツの首都ことベルリンの町に到着した。ヨーロッパ本土の実質的な走行スタート地点はここベルリンからとなり、とりあえずは夏の時期でないと走るの難しい北欧を目指そうかと思う。

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 私の他にも自転車乗せてる人が

 なおベルリンはドイツの北東部に位置しており、北を目指すのであればもっとアクセスの良い町からスタートすることも出来たのだが。それでもベルリンにこだわったのは単に私がこの町を観光してみたかったから。

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 ということで行きましょか

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 土曜日の朝早い時間帯で人少なくて快適

 もちろん目指す目標物はベルリンの壁。一時帰国のタイミングでホロコースト物映画2本ほど観たこともあって、事前準備はバッチリだ。問題なのはホロコースト関連なら行くべきはアウシュビッツだという点か。

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 そっちはポーランド行けたら考える

 そんな感じで写真撮りつつ走っていた私だがモノの見事に道に迷って右往左往。ようやくベルリンの壁へとたどり着いた時には10時を過ぎており、誰もいないハズだった壁の前は観光客でごった返してた。

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 壁がそのままギャラリーになってる

 ちなみに私はかなりの年齢までベルリンの壁という存在を、ドイツ中央部をぶった切り東西を分断する壁だとばかり思っていた。言ってしまえばドイツの1都市であるベルリンの、しかも西側のみを囲う壁であると知ったのはいつだったか。

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 ちなみに壁が2重だったのは今日知った

 今もギャラリーとして残されてる壁の長さは1.6kmとのこと。とりあえず1番北側から自転車押してゆっくり眺めていくことにする。

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 有名なヤツ

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 日本同盟国だったもんね

 風刺画あり、全然関係なさそうな絵もありで見てて飽きない。ただとにかく人が多くて疲れるのだけが難点だが。一通り見終えるまでに日本人旅行者含めて7〜8回は声かけられたぞい。

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 満足

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 合わせて虐殺されたユダヤ人の記念碑エリアも見学

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 石の高さは全て微妙に違うらしい

 それでは改めて走行再開とする。無茶苦茶自転車が走りやすく設計されてるとはいえ、1国の首都であるベルリンから脱出するまでは気も抜けないし。

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 ロンドンと比べても相当走りやすいけど

 あとドイツはとにかく起伏がない。今までの移動はバス内だったので自信がなかったが、今日の走行でハッキリと自覚した。とにかくフラットな道が続く上に交通量も少ないので一度郊外に出てしまえば走行ペースは格段に上がる。オマケに夜9時とかまで暗くならない。

 昼休みのタイミングで30kmそこそこしか走ってなかったのだが、午後の走行で一気に距離稼ぎ100km弱でフィニッシュ。久しぶりにリハビリ的走行にドイツは向いてる国だと思う。

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 今日からまた自炊の日々だ

 でも流石に疲れたようで日記を書く余裕もなく食事終えたら寝落ちしてた。よく考えてみれば昨夜はバス内で熟睡できたとは言い難い環境だったのであり、走行初日から何やってんだ私は。

 2019年6月22日(土) 走行距離96km 累計93513km
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 ドイツ10日目 森林〜ベルリンから北西に129km地点 サッカー場脇

 とにかくドイツは野宿がやりやすい。というのも町を抜けてちょっと走ると森林と畑が交互に出現する地形ばかりで身を隠すに適した場所がいくらでもある。しかも道路脇にガードレールやフェンスが張られてる場所はほとんどないため、いとも容易く森林の中へ入っていける。

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 大変よろしい

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 道路もこんな道だし

 昨日に続いて素晴らしい晴天の下、ほぼストレスのない快適な道を走る私。すげーなドイツ、南米からイギリスにフライトした時もその走りやすさに驚いたけれど、そのイギリスと比較しても明らかにドイツは走りやすいぞ。

 その要因の1つにもなっているのが適度な気温と湿度の低さだと思う。何だかんだ北緯50度を超える土地において、まさに夏の最盛期を迎えるこのタイミングは自転車旅行に限らずアウトドアレジャーのベストシーズンなのだと思う。

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 夏のヨーロッパ素晴らしい

 都市間を結ぶ主要道路は自転車進入禁止の看板無かったけれど、交通量多い上に側道がないっぽかったので危険と判断。細い下道を使って進むことにする。

 先進国なので細い道でも無数にルートは存在するというか、むしろ分かれ道が多過ぎて逐一地図を確認しないとならないのが煩わしい。向かう先の町名表示されてるのは良いけどさ、ドイツ片田舎の町名知らないし、そもそも上手く読めないレベル。

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 町外れには次の町までの距離が表示されてる

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 電話ボックスも再利用すれば図書館に

 どうやらドイツも日曜は完全営業停止となる国のようで、チェーン店のスーパーだろうが個人商店や屋台だとか関係なく清々しいほど完全休業である。

 ちょっと大きめの町に突入しても時おり車が通過するくらいで静まり返った町中は、日曜になると人口が1/10に減少する呪いでも掛かっているのかと思ってしまう。

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 みんな何処に消えたんだ?

 唯一日曜日でも完璧に営業してるガソスタでお買い物。ついでに水とガソリンも補給して準備ができたら郊外の森を目指す。今回は使われなくなって久しいサッカーグランドがあったので、そこの奥にある森林にチェックインして終了。

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 ちゃんとビールも買っとります

 人工物すぐ側の割に夜中になるとどうやら鹿が徘徊してる模様。いやまぁ鹿なら構わないけど、やっぱりこの先はこんな感じで熊がウロつくようになるのかと思うと気が気でない。

 アラスカやカナダ北部では毎晩熊に気を使って寝ていたものだと思ったり。また食事場所とテント張る場所、ゴミの場所とを離す熊対策した方がいいのかしら?

 2019年6月23日(日) 走行距離115km 累計93628km
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 ドイツ11日目 サッカー場脇〜ベルリンから北西に206km地点 川沿い

 日照時間が長いということは、嫌でも早起きを強制されることである。いくら森林の中にテント張ろうとも、やっぱり周囲が明るくなると目が覚めてしまうのが人間だと思うですよ。

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 奥の輝いてるのがサッカー場

 別に誰もこないだろうし寝坊しようが誰も咎める人はいないけど、それでもちゃっちゃとコーヒー淹れ始める私。決してこんな性格ではなかったと思うのだけれど。

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 やっぱキャンプしてるからかな

 早朝はまだ肌寒さが残る貴重な時間帯で、自転車というそれなりに運動量がある乗り物で移動するならこのくらいが適温だと思う。走りやすい夏のヨーロッパとはいえ1日走った後は全身汗でベトベトになってしまうワケだし。

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 いやいや、そこは木を切るべきでしょう?

 日曜日を挟んだ関係で手持ち食料がギリギリ。長期自転車旅行では限界ギリギリになる1歩手前で補給するくらいが良いと思っているけれど、久しぶりに走ったからかそういう細かな感覚がまだ正常に働いてないのかもしらん。

 たかだか3週間くらいで勘が鈍るなんてポンコツもいいところだとは思うけどさ、存外自転車で旅行するにおいて快適さを保つためのスキルというのは数多いのだ。キリスト教圏では土曜日に買いだめしておくというのもその1つ。

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 隣の道が車道

 大都市を外れるようにして進路を取っていたのだが、かなり大きなシュウェリーンという町にぶち当たってしまう。途端に広がる道路の車線と増える交通量。

 何で私はこんな町来てしまったのだとか思うのだが、ふと湖に目を向けると島の上に古城が建っているではないか。

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 いやはや、このお城は気になります

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 おいおい最高だな

 イギリスでも幾つかの古城なりを見てきたけどさ、やっぱり半島やれ島の上に建設されたお城はそれだけで魅力3割増しといいますか。大切なのはシチュエーションだからさ。

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 観光客も大勢いた

 日本にいる間にヨーロッパ関連の本で建築様式とか一通り読んだのだけどさ。結局実在のお城や教会を前にすると「すげー」みたいな限りなく知能指数0に近い言葉しか出てこない私は残念だ。そもそもバロックやルネッサンス、ゴシックとかそういう用語は読んだ側から忘れてるし。

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 通りの奥からでもお城が見えるように町を造ったんだろな

 今日1日で道路脇を走ったのは全体の1割程度でなかろうか?残りはというと道路に並行して延びる自転車道を走っており、周囲に人家もないようなド田舎でもちゃんと自転車道が通じてる辺りがドイツの凄さだと思う。

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 交通量少ない道なら道路脇でも良いけど

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 やたら赤煉瓦の家が印象的だった町

 この町の中央を小さな小川が流れていたのだが見た目に水も綺麗だった。ということで町から数km移動したポイントで走行終了として川で行水タイムが始まるのは必然というか何というか。

 特に先進国では夏の時期に走ることのメリットでこの「川や湖で身体を洗える」という点があると思う。これと図書館等の施設を上手く組み合わせることで、宿やキャンプ場を利用しなくとも快適な生活環境を維持できる。

 特に北欧はとんでもなく物価が高いと聞いており、如何にしてお金をかけず日々の汗を流すかは重要事項だといえる。改めて思うが自転車旅行のスキルってロクなものがない。

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  そんなもんだ

 2019年6月24日(月) 走行距離105km 累計93733km
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 ドイツ12日目 川沿い〜ベルリンから北西に270km地点 湖畔

 草地にテント張ったので僅かながら朝露に濡れていたテント。普段ならテントが朝日を浴びて乾いてしまうのだけれども、昨日の走行終了時は暑さを避けるため日陰になるポイントを選んでテント張っていたワケでして。

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 なかなか上手くはいかないものです

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 昨日の行水ポイント

 リスタート初日から比べどんどん起床時間が早くなっている。コレは単純に日数を重ねると走行時に気になってた問題点を修繕する作業がなくなり睡眠時間が早くなったからだと思いたい。新しいアイテム取り付けた直後ってのは納得いく配置具合を探すのに時間がかかるものなのだ。

 ついでにもう1つ改善されたというか、リスタートから2日目くらいまでは1日走り終えるとハンドル握ってた掌底部分が赤い跡となり残ってしまうほど両手に力がかかっていたが、この問題も完全に解消した。

 こちらは単純に日本滞在中で運動もせず太ったことで腹筋と背筋、即ち体を支える体幹の力が弱まってしまったことで両手に負荷が掛かっていたのだと思われる。自転車走行が数日経過したことで私の身体も徐々に慣れてきたということか。

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 そろそろ疲れてきたんだけどな

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 どこでも風力発電見かけるドイツ

 出発時刻が早かったのでお昼くらいに到着できるのでは?と目測つけてたリューベックの町には10時過ぎに到着した。中央を川で分断されてるタイプの町で回り道を進みながら橋を渡って行くのだが、まさか中洲に当たる島が超絶観光地だったとは思わなんだ。

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 島の入口からしてもうね

 道が狭いのは仕方ないとして、ヨーロッパもまたこうした歴史的地区だとかそういった場所は石畳が敷かれていることが困り者。いくら私が抜重しようがフルパッキンの自転車ではショックを吸収できるはずもなく、ガタガタ道を走るのは疲れるし自転車にも良くないし。

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 でもこんなお城が出てくるんだよなー

 ちなみにここで日本人の観光ツアーの人たちと遭遇して少々話をした。世界遺産クラスの観光地ならいざ知らず、リューベックってそんなツアー組まれるほど有名な観光都市だったのか?ドイツのこと何も知らないな私は。

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 だいたいのことはだいたい知らん

 昼食休憩の時点で60kmオーバーと日が落ちる時刻遅いことを考えると非常に良いペース。それでも昼寝するわけでもなく走り続けたのは余った時間で図書館に寄ろうという算段があったため。

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 湖です

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 3日半でベルリンから354kmと良いペース

 ここプレーンの町も大きな湖に面した観光都市の様相で、大きなバックパックを抱えた旅行者を数人見かけたり。そんな人たちの隙間を縫って私が向かう先は図書館なのですが。

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 19時まで営業とは日照時間が長いだけある

 作業終えてから丘の上にある今日2つ目となるお城を見学しに行ったが、これは面白くなかった。あんまり綺麗に整備されてるというか、見た目が高級ホテルみたいで圧倒される感じがない。

 西洋の城なんてみんな同じようなものだとばかり思ってたけど、私くらいになると違いが分かる。

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 何も知らんが

 町を抜けてもまだ湖は続いており、自転車道脇に湖へ通じてそうなケモノ道を発見。これは確実に野宿に適した場所であり、入ってみたらやっぱりそうだった。

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 野営地で身体洗えるって素晴らしい

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 このビールだけどレモネードとのミックスであんまり好みじゃない

 両足良い感じに筋肉痛なのだけど、どのタイミングで休養日入れようかと迷い中。連日晴天が続くから休もうという気持ちになれないんだよね。

 2019年6月25日(火) 走行距離91km 累計93824km
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