自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > スウェーデン

 スウェーデン2日目 河原〜エステルスンドから西北西に43km地点 秘密の湖畔

 川沿いの森林地帯って野宿するのに素晴らしいポイントだとは思うけど、同時に蚊やアブの巣窟でもあるのが困り者。夕食や朝食のタイミングでは蚊取り線香焚いてるので被害はほぼないが、テント収納して自転車に積載し道路まで移動するまでがキモ。今朝もこの僅かなタイミングで3ヶ所も刺されてしもうた。

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 一時帰国で蚊取り線香持ち運べる携行器具買っときゃよかった

 ダイナミックな渓谷やフィヨルドが続くノルウェーに比べてひたすら森林が続くスウェーデン。一説ではノルウェーの景色は男性的、スウェーデンのそれは女性的という説があるとか何とか。

 私はそういう比喩的な表現よくわかんねーけれど、とりあえず自転車で走行する分にはスウェーデンの方が幾分楽ができるのではと期待している。

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 日陰も多いし

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 湖と川はノルウェー同様たくさんある

 しかし楽というもの「比較的」なのであって、山の山頂を越えた下り基調の道なのにやたらアップダウンばかり繰り広げられるのはむしろ大変だしキツイ道だと思う。

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 ヘロヘロの昼食休憩

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 ヨーロッパの協会は観光地よりもこういう田舎の方が良いと思うの

 ふと山側に目を向けてみると山頂付近にリフトが通っているのであり、なるほどこの一帯は冬季スキー場になるエリアであったのか。そりゃあ坂道も増えるワケだよフザケンナと。

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 暑すぎて忘れてたけど北欧なんだよね

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 1日線路脇を走って列車見たの1度だけ

 というか北上してる筈の私だがこの2日間ひたすら東、下手すれば南東方向に走っているという事実。いよいよ北極圏が近づいて来たということは、それだけ人口希薄地帯に入るということであり、つまりそうした町を結ぶ道路の数も減っていくのでして。

 それでもアラスカやカナダ北部みたいなほぼルートの選択肢が無い状況に比べれば、随分マシなのだとは思う。スウェーデン国内だけでもここより北上する道が3本くらいあるし。

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 スウェーデンでやたら目にする看板

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 アウトドアショップあったので覗いてみたり

 やっぱり全体的に値段高いのだが、その充実したラインナップには私も思わずニッコニコですよ。折れてしまったテントのポールで予備となるスペアも売ってたけど1セット6000円したので諦めたが。そもそも今使ってるテントが15000円とかそんな値段だし。

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 壊れたチャックを直すキットとかあった

 そんな感じで100km地点に出て来た川の近くで野営しようかと周辺の良さげなポイントを探す。この川の側に人口100人程度の小さな村があるのだが、そこに何とも不思議なケモノ道が伸びてたりして「何かイケそう!」と感じる私の直感。

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 森の中を通った先には

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 おいおい完璧なポイントじゃん

 川を利用して作られた溜め池プールに整備された芝生。オマケに更衣室用の建物までありやがる。文句のつけようが無い完璧なキャンプポイントなのであり、良い勘してるよ茶壺さん。

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 地元の人以外で利用してる珍しい例だろうな

 サーモンで有名なノルウェーでは一切魚に手を付けず、ここスウェーデンに脱出したら魚を食べる私。ノルウェーは全てが高すぎることの細やかな意趣返し・・・ではなくて、単純に魚の切り身が半額だったから。

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 偶には違う料理が食べたいよね

 2019年7月28日(日) 走行距離102km 累計96326km
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 スウェーデン3日目 秘密の湖畔〜スウェーデン中部最大の都市 エステルスンドの町

 ここ1週間ほどは30度を超える日々が続いてたが、どうやらこの異常とも言える気性も終焉を迎えたようで肌寒さの残る朝となった。久しぶりに上着を着ての朝食準備である。

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 北欧という感じがしてきたな

 とはいえこの時点での私は「すぐに気温高くなるだろう」との見込みからTシャツ&ハーフパンツの夏スタイル。これで気温が上がらないのだから痛い目に合うかと思いきや、昔から寒さに強い私は何となく走行終了まで平気な顔して過ごしてもうた。後で調べたら最高気温16度だったんだけど。

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 反面暑さには弱い

 北欧でも北に位置する3ヶ国はいずれも人口の大半が南部の国境沿いに集中している。それは地理的な条件からやむなしだと私も思うが、そんな環境にも関わらずスウェーデン中部に位置してるエステルスンドは「都市」と呼べる規模を誇る大きな町だ。人口約5万人でスウェーデン全体でも第5位だし。

 今日はエステルスンドに辿り着いたら走行終了として残りを休息に当てる予定。奮発してキャンプ場まで使っちゃうのであり、何故にそんな大盤振る舞い?かといえば、伸びまくって鬱陶しい髪の毛を切りたかったから。

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 流石に川で髪切るのは憚られるので

 距離も60kmに届かない程度で頑張りゃ半日で終わるだろう。しかも連日の雲1つ無い晴天から今日は午後から雨も降るとの予報でして、休憩するにおいて最高のタイミングとなりもうした。

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 ちゃちゃっと終わらせますか

 20kmほど走ってからは半島と島を橋で繋ぐローカルルートに入って進む。「自転車で走る」という観点からすると側道しっかり作られてる大きな道の方が安全度高いのだが、北欧の小さな道路なんて交通量極小なので側道なくても何ら問題のない快適路だし。

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 景色も楽しい場合が多い

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 湖がデカい

 かなりペダルが重たかったのだが、これは連日休みなしで走行してるからか、やや向かい風だったのが原因なのか。とりあえずノルウェーでは食べられなかったスイーツ食べようと、そればかりを目標にしてエステルスンドへ。

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 合計3つくらい橋渡ったかな?

 先にスーパーで食材購入後、下調べしといたキャンプ場へ行ったは良いが料金265クローナ(約3300円)とか言われ、利用するか本気で悩んだ私はセコい人間だよ。

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 流石に今回は利用したけど

 ビールが劇的に安くなったので勘違いしがちだが、スウェーデンも北欧物価で物価が無茶苦茶高い国なんだよね。ノルウェーが狂気の料金すぎて全てが安く感じてしまうがそんなことはなかった。

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 とりあえずキッチン小屋でポテチとコーラにときどきビール

 一通り電子機器の充電を終えたタイミングでバリカン使って散髪し、ようやく頭がスッキリした。これから更に寒い場所へ行くというのに髪の毛短くしてる輩がここにおりますよ。

 夕方になると利用客が増えるのか目に見えてネットの通信速度が落ちてきたためPC切り上げて夕食タイムに。キャンプ場内にはプールもサッカーコートもアスレチック施設もあるみたいだが、んなもん目もくれず食ってネットしてビール飲むだけの人。

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 夕食も食事棟の中で

 2019年7月29日(月) 走行距離57km 累計96383km
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 スウェーデン4日目 エステルスンドの町〜エステルスンドから北北東に62km地点 レストエリア

 やっぱり整備された芝生は違うというか、昨夜降り出した雨は室内に浸水することなく平穏な朝を迎えることができた。基本的に雨が降って全くテント内に水が入ってこないというのは新品のテントでもない限りありえない。浸水してくる水をどう対処するかということに重点が置かれるようになる自転車旅行。

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 屋根にブルーシート使ったり吸着タオルで水吸い出したりとか

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 自転車濡れないスペースに置いとけたの良かった

 早々にテントを撤収し荷物をまとめて出発準備は完了させ、しかし私はPC使ってネットしつつのダラダラスタイルが続く。ここのキャンプ場はチェックアウトが12時なので、午前中を設備整ってるキャンプ場で休んで過ごし午後から走行しようかと思いまして。

 まあアレだ。宿泊費用をなるべく削って尚且つ支払った分は最大限利用するため、涙ぐましい活動を色々やってるんです物価高い国では。ケチくさい。

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 そんな感じでエステルスンド出発

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 そういや町並みちゃんと見たの今日が初めてだ

 素直に自転車道走っていたらいつの間にか昨日走ってきた道へと逆戻りしていることに気づき慌ててルート修正に入る。形としては町の北西部分から北東に伸びる道路へ合流すれば良いワケで、そこを通ってる道を抜けていけば良いのだけど。

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 まさか未舗装路&山道とは・・・

 しなくても良い苦労を乗り越えて到達した道は素晴らしいね。苦労しないで走る道が私は好きだけど、それをはっきり言うとまるで私がバカみたいじゃないか。

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 スウェーデンの工事作業員はスタイリッシュ

 縦に長いスウェーデンを縦断する45号線に入ったワケだが、それでも大森林地帯の景色が変わることなく続く。青空と針葉樹林が続く道は非常に絵になるというか、私が思い描いてた北欧の景色を正に体現しているようでなんとなく嬉しい。

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 どこまでも続く

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 道端に花が咲き乱れてる

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 あの建物で1泊できないかな?

 緩やかなアップダウンが連続する道だが走行ペースはやたら速くて驚いた。休養取ったのもそうだが、昨日からの急激な気温低下も大きな要因ではないかと私は思う。

 やっぱり長時間の運動を続けるにおいて30度を超す温度というのはパフォーマンスが落ちると思う。その点本日の最高気温は一気に下がって16度と来たもんだ。余りにも急激な変化に身体はビックリするかもしれないが、運動を継続的に続けるのであればこれくらいの気温が望ましい。

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 やたら巨大な材木工場

 結局午後だけで80km強を走ってもうた。相変わらずシェンゲン協定区域を脱出するまで日数的な余裕はないため、スウェーデンがこれだけ走りやすいというのは嬉しい誤算だといえる。

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 食材買ったスーパーでまさかのコーヒー無料サービスが

 食材購入したハンメルダール町を抜けて適当な森の中にでも自転車突っ込もうとしたら上手い具合に無人小屋とレストエリアがあった。こりゃ有難いとテント張ろうとしたのだが、ちょっと尋常じゃない数の蚊が私に襲いかかってくるのであり大わらわ。テント張って中に逃げ込むまでに散髪したばかりの頭を刺されまくったぞ。

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 髪の毛なんて切るもんじゃないってか

 2019年7月30日(火) 走行距離87km 累計96470km
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 スウェーデン5日目 レストエリア〜エステルスンドから北北東に約150km ドロテーアの町

 なんか北欧来てから野宿で夜中に目を覚ます回数が減った気がする。テント泊というか寝袋使ってると寝返りが打てないので1番に2〜3度寝返り打つのに目を覚ますのがよくあるパターンなんだけど、ここ最近は1度目を覚ます程度で熟睡してることが多い。

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 地面が柔らかい場所が多いからとか?

 やっぱり蚊に悩まされながら何とか出発準備を済まし、逃げるようにして走行開始する。いつの頃からか、自転車で走り出す前には必ず忘れ物がないか自転車に跨った状態で確認するクセが付いたけど、今朝なんかはそうして確認作業してる余裕もない。こういう時に限って忘れ物するから怖い。

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 悪いことの原因は大抵ケアレスミスから

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 踏切で電車待たされるなんてすごい偶然だな

 スウェーデンに入ってから変わらぬ森林地帯が続く。こういった景色を退屈と思うかは人それぞれだろうけど、私は変化の薄い景色を永遠と走り続けるのが割と好きなタイプだ。

 ハムスターの回し車見たく本当に景色が変わらないのは勘弁だけど、どこまで進んでも広がってる木々や砂漠に荒野といった景色は地球の大きさを感じさせるのであり良いもんだと思うのですよ。

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 日本じゃまずお目にかかれないし

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 洗濯するためにあるようなポイントで洗濯した

 そういう意味では50kmも走らないで次の町に到着してしまうスウェーデンは「果てしなさ感」は今一つといえるかもしれないが。かといって次の町まで500kmとかになってくるとコレはコレで大変だし、1歩間違えると生命に関わるトラブルに発展するしで難しいところ。

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 通過スウェーデンクローナなのに1ドルショップが

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 大した規模の町じゃないのにレストエリアがやたら立派

 ノルウェーのスプロケットトラブル以降フロントギア2枚目の刃が限界で使えなくなってるのだが、慣れるとフロントミドルを使用しなくても問題なく走り続けられることが発覚し「じゃあ今まで私は必要ないギア構成で走り続けてきたのか・・・」とか余計なこと考えそうになる。

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 いやまぁあれば便利だし使うんだけどさ

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 水場の近くだと食事休憩で洗い物が楽という利点が

 かなり肌寒くなってきたと感じるが、とりあえず足元は未だサンダル履きを続けている。靴履くと足が窮屈で嫌だというのもあるが、何よりサンダルってあらゆる局面でリカバリが効きやすい便利な履き物なので。我慢がきかなくなるまではこのスタイルを維持したい。

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 スカンジナビア半島北部を示すラップランドに突入

 上手いこと100km強の位置にあるドロテーアの町には16時に到着し、時間あるので図書館にてキャンプ場ではできなかったブログの更新作業しようと立ち寄る。

 作業自体は30分で終えたので、最近上手く作動しなくなってる写真ソフトをMacの標準写真ソフトに移し替えることにした。大した手間でもないと思っていたのだが、データを移動した途端ノルウェー以後の写真データが全てクラッシュするというまさかの事態に。

 大慌てでリカバリできないかと色々調べて作業するが、結局ファイル復元ソフトを使ってもリカバリすることはできなかった。カメラ内に残ってたデータがあるものの、ノルウェーの写真丸々1週間分をロストしてしまい流石に気落ちしてます茶壺さん。

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 とりあえずテント張れる場所探さねば

 まぁ仕方ない。写真は消えても私が走った事実は無くならないし、その出来事を覚えてりゃ良いことだ。とりあえず悔しいのでビール6本入り買って今夜はヤケ酒して酔っ払おう。

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 そして明日には忘れよう

 2019年7月31日(水) 走行距離112km 累計96582km
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 スウェーデン6日目 ドロテーアの町〜エステルスンドから北北東に約250km ストゥールマンの町

 緯度を上げれば確かに気温は下がって寒くなっていくのだが、実は高緯度地域は日差しの強い地域が多い。このためしっかりと日除け対策をしてないと、思わぬ強い太陽光に晒され参ってしまう。

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 今朝の私がまさにそれ

 朝日がモロにテントの入口へ差し込んでくるポジションだったため、暑いし眩しいしでマトモに朝食作ることができないでござる。仕方ないので反対側の入口へ調理器具全て移動させて改めて朝ごはん。やっぱりテントはダブルエントリータイプが便利である。

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 町出てすぐ謎のモニュメントあった

 この3日間はフリース着てないと肌寒い温度だったが、今日はTシャツ1枚でも問題ない暖かな環境に。とはいえ先週の30度を超えてくるような酷暑じゃなくて、最高気温でも22度と非常に過ごしやすい。

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 こういうのを待ってたんよ

 スカンジナビア半島全体がそうなのだろうが川と湖の数が多く、1日に何度も湖畔の脇を通ったり川を超えて進んだりする。自転車旅行的には走行終了時に川とかあると体洗うことができて便利な反面、水場が多いと蚊が大量発生して迷惑という側面もある。

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 でもまぁ川ある方が好きですよ

 何より幾つかの川が干上がった砂漠地帯を走ってきた身としては「ヤバくなったら川の水飲めば良い」という緊急対処方策が常にあるのは安心感があってよろしい。ノルウェーで川の水飲もうとしたら釣りしてたオッちゃんに「そんなの飲んだらお腹壊すぞ」と注意されて以降、北欧も飲み水に水道水使うようしてるけど。

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 家が道を塞いでるの図

 50km強に町が出てくるとお昼休憩場所に悩まされず済むし、虫の攻撃を気にせず優雅なランチタイム取れるのが嬉しい。大型動物の危険性が少ない北欧において、最も注意しなければならないのは蚊とかアブといった虫たちなので。

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 スウェーデン町の至る所にテーブルあるし

 しかしこの町を抜けて最初の下り坂。なんか虫が服にぶつかったな・・・というのは把握していたが、その数秒後胸に猛烈な激痛が走る。一体何だと思ったが恐らく蜂だかアブあたりが服の上から私の胸を刺したのだと思われる。

 実は3日くらい前に右手首も毒虫に刺されたのか、腫れ上がって痛痒さが未だ続いてる状態。普通に自転車走らせててもあちこち痛みがぶり返してくるため走行に集中できないじゃないか。

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 胸の痛みも未だ継続中

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 デカい魚が釣れるようで

 こういう時は何か別の物に注目して痛みを気にせず走るに限る。とはいえ永遠と森林が続くこの道で何があるのかと思われるのだが、まぁ案外色々出てくる。

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 このテの注意看板とか

 基本的にカラーリングは黄色+黒というロシナンテ号と同じ配色が使用されてるのだが、スウェーデンでは青+黄色で統一されている。もちろんスウェーデン国旗のカラーリングに合わせてのことだろうけど、自分の国大好きなんだなスウェーデン人。

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 結構いろんなポイントで使われてる

 そんな感じで痛みに耐えつつ120km。無事ストゥールマンの町へと到着しスーパーでビールを買い込むのはアレだ、アルコールで体内から消毒をするための必要措置なのだ。

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 オリンピックはともかく腕相撲の世界チャンピオンってまた微妙な

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 謎の赤鬼が町のキャラクターらしい

 やはり湖に面している町であるストゥールマンは、湖の中にある島へと通じる橋がある。こんな面白そうな地形は野宿がしやすい素晴らしい景色なんだろうと行ってみることに。

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 おや?何だかテント張るのに良さげじゃないか

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 ということでここで終了

 すぐ目の前にある島まで体を洗うついでに泳いで行ってみようと思ったが、水が冷たすぎて15mで引き返した私。いよいよ川や湖で身体洗うの大変な地域に入ってきたかなと感じつつ。

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 ビール勝手に冷えるようになるのは嬉しいが

 2019年8月1日(木) 走行距離128km 累計96710km
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 スウェーデン7日目 ストゥールマンの町〜エステルスンドから北北東に約320km スラグネスの町

 既に夏至から1月以上が経過し日に日に日中の時間は短くなっていく。高緯度の北欧ではその単位も大きくて場合によっては1日で10分近く日照時間がズレていくのだそうだ。

 しかし私は北上を続けてる関係で、地域的には日が長くなる場所へと動き続けている。このバランスが絶妙なのか今のところ日が短く(長く)なったという感覚はない。そもそも日が暮れる前に寝てしまうのだが。

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 日の出は4時前だしやっぱり寝てるし

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 しかし朝から良い景色だとやる気が出るね

 その溢れるやる気はストゥールマン町のスーパーで使ったトイレに流れ出てしまったようで、そのままFreeWi-Fi使ってネットして気付けば1時間とか経っていた。昨日ガンガン走っても意外と早い時刻に着いたことで変な自信を持ってやしないかい?

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 速いペースで走れるかは坂と風次第だぞ

 ちなみにスカンジナビア半島での走行は風に苦しめられたという記憶がほとんどない。そりゃあ多少は風も吹いたりするのだが、ご覧の通り周辺を木々に囲まれているからかそれほど強烈な風となって襲ってこないのが1つの要因だと考える。

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 アイスランドは木がないから風強かった説

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 こんなところにドラッグが?

 上手いこと50km強のポイントに小さな町が出てきたので、本日も町中ピクニックテーブルでの昼食休憩に。スウェーデンも随分北側に来たと思うのだけど、不思議と休憩したい距離で町が出てくるんだよね。なんと自転車旅行者に優しい国だろうか。

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 ある程度は距離調節して走るけどさ

 もちろん毎回ゴール地点にスーパーあるような町があるとは限らないワケで、今日の行程がまさにそれ。ということで80km地点手前に出てきたソールセレの町で食材とビールを積み込んでから先へ進むことに。

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 ついでにインフォメーションセンターの歴史コーナーを見学

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 偶然列車が来るタイミングだったので

 ちなみにこの列車、結構な人が乗車していて驚いた。ソールセレの町から乗車する人も10人近くいたし、スウェーデンは意外と列車の需要が高い国なのかもしれん。その割に1両編成だったけど。

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 買い物済ましたら天気もグッと良くなった

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 やっぱり青空の下で走るのが良いね

 1日の走行終了ポイントにスーパーはなくとも村はある。とりあえずここで水を補給し、そこから適当に進んでテント張れそうな場所を探そうかと思っていたのだが、看板に海水浴のマークが記されてるのを見つけこの時点で「勝った!」と思ってましたよ私はよ。

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 ほーら完璧な野営地が

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 湖を見ながらのビールは美味い

 これだから人口少なくて治安の良い先進国は好きですよ。毎日3食自炊して野宿を繰り返していけば北欧といえどもそれほど高くは付かない(除くノルウェー)ため、むしろ野宿やりたい放題の環境を揃えてる北欧は環境も金銭的にも楽な土地なんじゃないかとすら思い始めた。

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 ただし食事は超ワンパターン

 2019年8月2日(金) 走行距離110km 累計96820km
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 スウェーデン8日目 スラグネスの町〜エステルスンドから北北東に387km地点 キャンプポイント

 朝日に反射して湖面が光る気持ちの良い朝は、しかしテントを撤収して出発しようとしている最中に鳴り響いた「バキッ」という音で一瞬にして吹き飛んでしまった。

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 平和は

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 ポールが折れたことで終わった

 長期的にテントを使っているとこの「ポールが折れる」という出来事は、まぁ割とよくあるトラブルだと分かってくるし、テント業者側もそれを見越して予備のポールを1本くらい入れてることも多い。

 しかし私は既にイギリスで同様にポールが折れた際、予備のポールと交換しているため対処方法がない。とにかく折れたポールを1番テンションの掛からない端側へと移し変えテープで補強し応急処置とした。これでとりあえずでも対処できるかは分からんが。

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 スウェーデンの町中で未舗装路は珍しい

 不安を持ちつつ目指すは50kmちょい先にあるアルビッツヤウルの町。今日の行程で唯一訪れることが可能な町であり、とにかくここで交換用のポールを見つけたい。

 ちなみに予備ポールを使った際に「もう後が無い」的な不安が無かったワケではなくて、ちょっとアウトドアショップ見つけたりするとちょいちょい覗いて予備ポール売ってないかな・・・と探すことはあったのだ。

 でも大抵は取り扱いが無かったり、あっても規格が違ってたり無茶苦茶高くて手が出ないといったパターンが続き今に至っている。ピンチになってから本気で慌ててるなんて世話ないと思わないワケではないが、この短期間に2度もポールが折れることを予想して準備しておくとか出来るワケなかろう!とも思う。

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 雪国あるある坂道に砂

 ということでアルビッツヤウルに到着し、スーパーのFreeWi-Fi使って町のアウトドアショップを探してみるも存在しないときやがった。北欧はアウトドアが盛んなのか、かなり規模の小さな町でも普通にアウトドア専門店があるというのにどういうことですか?

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 藁にもすがる思いでとりあえず総合スポーツショップのお店へ

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 なんと売ってた

 うっそぉ!?と見つけて嬉しいのに、そんなマニアックな商品があることに訝しむ気持ちになってしもうたよ。とにかくこのポールセットを購入し、私の使ってるポールと長さが合わないので店員に作業系の工具取り扱ってる店を教えてもらい、そこでお願いしカットしてもらう。

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 英語が通じるとこういう時に助かる

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 助かりました

 これでとにかくテントが張れないという自体は回避できたことだし、精神的にも落ち着いた。ちょっと遅い昼食を済まし、気兼ねしない午後の走行を楽しもうじゃあないか。

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 川を示す看板はちゃんと下が波打ってる

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 どう見ても友好的な雰囲気には見えん

 午前中は割とアップダウンが連続する道で気持ちの余裕がないこともあり大変な思いしながら走っていたが、後半戦は坂も緩やかでペダルも軽い。まだこの後ポールを組み替える作業が残っているというのに既に一仕事終えたような清々しい気持ちになるのはどうなんだ?

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 北欧らしいテント

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 久々に大型の動物見たな

 川沿いに広がるレストエリアは看板に「キャンプ禁止」と書かれており、さてどうしたもんかと対岸見たらキャンピングカーがたくさん止まっている場所が。どうやらこちら側でキャンプする分には構わないらしく、単なる空き地なのに使い込まれすぎて立派なキャンプポイントになってる感じ。

 私もここで走行終了とし、昼に購入したポールの組み換え作業をしなければ。実際に新しいポールを現行ポールと重ねてみたら僅かに径が違って接合することができなかったため、新ポールをつなぎ合わせて1本のポールセットを組み、折れたポールが混じってるポールセットを分解して壊れてないポールを移植する。

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 要するに色々作業してた

 あと今回のポール折れでポールが壊れる箇所は毎回同じということが判明したため、全てのポール該当箇所にテープを巻きつけて補強作業も合わせて行ったりしてたら1時間半とかかかってしもうた。

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 とにかくトラブルなくやってきたいね

 朝から晩までテントポールの対応に追われた感じだが、問題を翌日に持ち越すことなく解決できたので良しとしたい。大切なことは、どんなトラブルが起こっても折れない精神でいることですよ、ポールだけに。

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 ビールだけに

 2019年8月3日(土) 走行距離115km 累計96935km
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 スウェーデン9日目 キャンプポイント〜エステルスンドから北北東に455km地点 ダム湖脇

 しっかし北欧入ってから全然休み取らず走りっぱなしの日々である。これには大きく2つの理由があって、1つは散々連呼しているシェンゲン協定による日数的余裕が無いためなのだが、もう1つは雨の多い北欧で連日良い天気が続いていることにある。

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 今日も素晴らしい晴天

 どこで天気崩れるか分からないこの北欧で「晴れてるけど走らない」というのは時間的余裕があるならともかく、現状では晴れのコンディションである限り、私の身体が動かなくなるまでガンガン突き進んでおきたい。

 なお今年のヨーロッパは記録的な暑さを叩き出しているらしいが、それ即ち好天に恵まれているということでもあり、まさかの2週間連続で雨が降らないと来たもんだ。というわけで私の完全休息日はノルウェーはビックの町を最後に取っておらず、まさかのブラック自転車旅行となりつつある。

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 いやまぁ晴れてほしいですハイ

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 立派な角した鹿みると北部にいるんだなぁと思う

 たかだか2週間程度でブラックとは笑わせると勤勉な日本人は思うのかもしれないが、フルパッキンの自転車で毎日100kmオーバーしている昨今の状況はそこそこのハードワークと思うのです。ゲラゲラ笑ったり大声で歌い出したり自由に走っているけどさ。

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 好きでやってることだけど

 40kmちょっとに村が出てきたが「もうちょっと先に進みたいし」と昼食休憩をしないでスルー。というのもその5kmほど先に駅舎があるため「まぁどうにでもなるだろ」と気軽な気持ちでいたのです私。

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 まさかの未舗装路が始まる

 しかもたどり着いた駅舎は普通の民家となっており挙げ句「プライベートゾーン」とか書かれた看板まで立ってる始末。私と同じようなこと考えた輩がいたのだろうなぁ。

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 早く道路工事完了しちゃって下さいよ

 とはいえアメリカ大陸の同緯度地域ではアラスカもカナダ北部もここいら完全未舗装のひっどい道だった。それを思うと町は多いしインフラもしっかりしてる北欧のなんと走りやすいことか。ダルトンハイウェイの難易度を10としたらスウェーデンは1か2程度の気楽さですとも。

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 まだここら辺は暖かいし

 結局村から30km以上走ったところのバス停にてようやくお昼休憩なのであり、むしろこのまま100km走った場所にあるヨックモックの町まで行ってしまおうかとすら思ったし。お腹空いてそんな気力なかったけど。

 そのヨックモック手前約5kmに突如現れるカフェ。不思議に思いつつも寄ってみたら、なるほどここが北極圏に突入することを示す北極戦のポイントでしたか。

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 もう8月だから白夜はないと思うが

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 カフェの名前が安直で好きだ

 んで今度こそヨックモックの町に入りスーパーにてお買い物。なんか有名なお菓子メーカー名がここヨックモックから名前を取っているとかあるらしいが、私はお菓子に疎いので何にも分からんのでして。海外出てからロッテが日本のメーカーじゃないと知ったような人です。

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 そのまま町外れで野営しようと思ったが

 割とテント張れそうな雰囲気じゃなかったので町を抜けてちょっとだけ進み、ダム湖の見学ポイントにキャンピングカーが集まってるの見て私も近くにレッツ・テント。

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 スウェーデンは本当野宿が簡単でよろしい

 北極圏に入り、いよいよヨーロッパ最北端ことノールカップが迫ってきた。とりあえず寒くなる前に到達して、早いとこ南下の準備に入ろうと思ってるんだけどさ。

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 未だに暖かい気候は予想外だ

 2019年8月4日(日) 走行距離109km 累計97044km
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 スウェーデン10日目 ダム湖脇〜エステルスンドから北北東に約520km イェリバレの町

 スウェーデンといわず北欧でダム湖を見たのはここが始めてだったりする。冬になれば湖が凍結してしまい、そのまま1年の半分くらい溶けないであろうこの地域でダムなんて意味あるのかな?とか思うのだが、まぁ意味あるからダム造ったのだろう。

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 かなり暖かいし今日は上着無しで行こうかな

 そもそも河川や湖が豊富なスウェーデン。この馬鹿デカい溜め池も何というかキャンパーの無料宿泊ポイントにされてる雰囲気があり、だって水が不足する気配無いんだもの。

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 だからこうなる

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 同じ川で3つもダムがあった

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 ノールカップ北上組

 ちなみに夏の北欧は自転車旅行者豊富で1日に1〜2組くらい他にもサイクリストと出会っている。大抵の場合は走りながら軽く挨拶してすれ違うだけなのだが、彼は進行方向が同じだったので色々と雑談したクチ。

 思うに旅行期間が長くなったサイクリストほど他の自転車旅行者に対しての応対が簡素になる傾向があると思う。旅行初期の頃は他の自転車旅行者が珍しいから気になって声かけたりするけれど、時間が経つと「別に自転車旅行は珍しくもなんとも無い」ということに気づくため、自転車旅行者が少なくて情報交換するのが貴重な土地ない限りはそんな毎回話し込んだりとかしなくなる。

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 3つ目のダム湖展望台でお昼休憩

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 岩をぶち割った記念

 昨日の反省から40km行かない場所で11時過ぎには昼食済ましたのだけど、そうすると午後の走行スタートが12時とかになって後半にはお腹空いてくるのが嫌なのです茶壺さん。

 今日のゴール予定地であるイェリバレの町が90kmそこそこで到着するため、早いとこ到着して充電とかしながら休もうと思っていたので取れた措置だったりする。

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 やっぱりお昼はお昼に食べたいよ

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 常に標高3〜400mの間をウロウロしてる

 スウェーデン北部の中心的な都市であるイェリバレの町は15時前に到着し、早速図書館にてネット&充電としたいのだが。この図書館Wi-Fiは個人の電話番号にパスワード送られてくる仕組みのため、番号がない私では利用不可能と来たもんだ。

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 なんだそれ

 ニュージーランドとかもこの方式が多かったけどさ、外国人旅行者の事情を全く考慮に入れてないこの方式辞めてくれない?やっぱ税金払ってない人間にはサービスも使わせない方針があるのだろうか?

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 充電だけして買い物へ

 スウェーデン北部の中心都市だけあってか大型商業施設が全て町外れに位置しているスタイルで非常に面倒くさい。わざわざ町の中心部から食糧等買いに来て、その足で再び同じ道を引き返すとか最もやりたくない移動なんだけれども。

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 とりあえず野営地は町外れの湖付近

 一昨日のテントポールにテープ巻いて補強作業の際、新たに1本ヒビが入ってるポールを見つけていたのでありテント設営する前に新しく購入したビニルテープでの補強作業と合わせて予備ポールとの交換作業をしてしまう予定だったのだけど。

 アホみたいに蚊が多くて落ち着いて作業なんかやってらんない。結局テントのフライシートを頭から被り、その中でモソモソと内職作業とかしてたら19時過ぎてた。早い到着の割に後手後手に回る形になったな。

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 20時半にようやく夕食

 当初はこのイェリバレで休息取ろうかと思っていたが、天気予報ではここいら数日後に雨降ってくるらしく今のうちに北上することにした。そうすると上手いこと雨降る地域を抜けるみたいで雨のない日が続くようで、はてさて私はどのタイミングで休息日を作ろうか?

 2019年8月5日(月) 走行距離98km 累計97142km
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 スウェーデン11日目 イェリバレの町〜エステルスンドから北北東に約600km ビッタンギの町

 こんな極北の土地にも暴走族はいるようで、昨夜はバイクのエンジン音が鳴り響いてた。まぁ夜10時には静かになっていたのだが、本当にその時間で解散したのならスウェーデンの族は可愛らしいと思う。

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 朝から蚊が多いポイントでした

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 海水浴場が使われる期間短いんだろうな

 イェリバレの町を西から貫くようにして郊外へ抜ける。それでも市内を走った距離は5kmにも満たないのであり、北欧の町が如何に小さいかがよく分かる。土地は余っててもそこに住み着く人間の数が少ないもんね。

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 そして今日も森林地帯

 ここ数日のパターンで午前中は上り坂が多く、午後になると下り基調で楽になることが多い。果たして本日もそのようで、朝から幾つもの坂道が私を待ち受ける。

 とはいうものの、個人的には疲れが溜まる午後よりも、元気な午前中に大変なポイントをクリアして後半楽する方が好きである。少なくとも社会人時代、個人の仕事に関しては私は面倒臭い作業から処理するようにしてましたよ私は。

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 やたら砂埃出ると思ったらオマエが原因か

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 特徴的な形した協会が減って写真撮ることが減った

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 スウェーデン最北の地域に入ったらしい

 全然人のいない地域だからか、ちょっと大きめのレストエリアが地図にデカデカと町のように記されてるのが面白い。確かに立派な場所だけどさ、ホテル・カフェ・キャンプ場を兼ねた建物以外に誰一人住んでない場所ですよここは。

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 テーブルあればそれで十分だけど

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 お昼食べてたらジュースとチョコレート頂く

 甘い物パワーで充電完了した後半戦。やっぱり全体的に下り坂が増えた道となり、こんなんじゃ消費カロリー増えなくて太ってしまうじゃないか!と私は物申したい。んなわけあるかい。

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 食べても食べても痩せてくというのに

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 このT字路を右に進む

 進むが今まで走ってきたE45号線を継続して走っている。というかスウェーデンで走った道はエステルスンドの町以降95%くらいE45号線なのであり、そろそろ別の道路になってもいいんだよ?

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 今日も100km強で到着ビッタンギの町

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 ノールカップからドイツへの帰り道

 このビッタンギがスーパーの他にほとんど商業施設のない小規模な町で、15分もかからず町中一通り見て回ってしもうた。これ以上滞在しても特に何もないし、川を渡った対岸にいい感じの野営地あったので早めの走行終了とした16時半。

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 これ以上進むと暫く水場がないみたいで

 走れるときにガンガン走るのも大切ではあるが、長期的な観点でみると自分にとって無理のない程度に1日の走行距離を留めておくほうが結果的に長い距離を走れるものだ。

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 早い時間にビールも飲めるし

 こうした時間や体力、自身の適正距離とを天気や環境に合わせて適宜調整していくことが重要なのであり、これを平たくいうと「やる気なくしたら止める」ということになる。

 2019年8月6日(火) 走行距離109km 累計97251km
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