スウェーデン2日目 河原〜エステルスンドから西北西に43km地点 秘密の湖畔
川沿いの森林地帯って野宿するのに素晴らしいポイントだとは思うけど、同時に蚊やアブの巣窟でもあるのが困り者。夕食や朝食のタイミングでは蚊取り線香焚いてるので被害はほぼないが、テント収納して自転車に積載し道路まで移動するまでがキモ。今朝もこの僅かなタイミングで3ヶ所も刺されてしもうた。
ダイナミックな渓谷やフィヨルドが続くノルウェーに比べてひたすら森林が続くスウェーデン。一説ではノルウェーの景色は男性的、スウェーデンのそれは女性的という説があるとか何とか。
私はそういう比喩的な表現よくわかんねーけれど、とりあえず自転車で走行する分にはスウェーデンの方が幾分楽ができるのではと期待している。
しかし楽というもの「比較的」なのであって、山の山頂を越えた下り基調の道なのにやたらアップダウンばかり繰り広げられるのはむしろ大変だしキツイ道だと思う。
ふと山側に目を向けてみると山頂付近にリフトが通っているのであり、なるほどこの一帯は冬季スキー場になるエリアであったのか。そりゃあ坂道も増えるワケだよフザケンナと。
というか北上してる筈の私だがこの2日間ひたすら東、下手すれば南東方向に走っているという事実。いよいよ北極圏が近づいて来たということは、それだけ人口希薄地帯に入るということであり、つまりそうした町を結ぶ道路の数も減っていくのでして。
それでもアラスカやカナダ北部みたいなほぼルートの選択肢が無い状況に比べれば、随分マシなのだとは思う。スウェーデン国内だけでもここより北上する道が3本くらいあるし。
やっぱり全体的に値段高いのだが、その充実したラインナップには私も思わずニッコニコですよ。折れてしまったテントのポールで予備となるスペアも売ってたけど1セット6000円したので諦めたが。そもそも今使ってるテントが15000円とかそんな値段だし。
そんな感じで100km地点に出て来た川の近くで野営しようかと周辺の良さげなポイントを探す。この川の側に人口100人程度の小さな村があるのだが、そこに何とも不思議なケモノ道が伸びてたりして「何かイケそう!」と感じる私の直感。
川を利用して作られた溜め池プールに整備された芝生。オマケに更衣室用の建物までありやがる。文句のつけようが無い完璧なキャンプポイントなのであり、良い勘してるよ茶壺さん。
サーモンで有名なノルウェーでは一切魚に手を付けず、ここスウェーデンに脱出したら魚を食べる私。ノルウェーは全てが高すぎることの細やかな意趣返し・・・ではなくて、単純に魚の切り身が半額だったから。
2019年7月28日(日) 走行距離102km 累計96326km
































































































































