アイスランド1日目 フェリー船内〜レイキャヴィクから東北東に359km地点 道路脇
され今日の8時半にはアイスランドに到着である。ワクワクしてかあんまり眠れなかったのは多分寝過ぎが原因だけど、とにかくアイスランドだ。どんな氷の世界が待ち受けているのかと思うと胸が高鳴る。
とりあえず荷物をまとめて昨日と同じく朝食サービスで5層デッキへ。お店の開店と同時にコンセントある席を先に確保して充電しつつ朝食を済ますとかセコいことには気が回るタイプ。
あいにくの曇天模様だが、雨が降ってないだけマシだと思おう。既に脱出のフライト予約した身としては、雨で停滞することはそのまま走行日数が減ることを意味しており非常に困るし。
30分遅れで到着したフェリーは車両デッキへと移動。私の他にも10組はサイクリストが集まっており、アイスランドが自転車旅行の人気高いことを伺わせる。
フェリーポートに隣接するセイジスフィヨルズルの町からは山へと延びる1本道。とにかくこの峠を越えてエイイルススタジルの町へと到着しなくては動きようがない。完全に雲の中に突っ込む感じだが、いっちょやりますか。
ようやく山頂に到着したようで一気に急下降の下り坂へと突入し、同時に雲を抜け出て一気に視界が開けるはアイスランドの世界。私は、アイスランドに、やって来たのだ!
そのままエイイルススタジルの町へと駆け下りて何はともあれインフォメーションセンターへ。大汗かいて濡れてもうたフリースを乾かしつつネット使わせてもらったり情報収集したり。
その後で近くのスーパーにてお買い物。できる限りの商品はデンマークで買い揃えて来たとはいえ、生鮮食品を始めとする日数持たない食材は現地調達するしかない。アイスランドの物価を図るためにもスーパーは大切。
いやもう、エグい価格に私も思わず苦笑いですよ。唯一の救いはバーとかでないと販売されてない上高いとされたビールが普通に店頭販売されていたこと。ロング缶で1本約80円と良心的な値段だし、万が一に備えてワインとウイスキーまで運び込んでおいたけど、そこまで心配することなかったな。
アイスランドは国道1号線が島の外環を走っている国で、中央部を抜ける道はトレイル路を除いて実質存在しない。つまりスタート時に右回りか左回りかを選択することになるワケで、オーストラリアと同じだな。
無茶苦茶に風が強いというイメージだったがそんな自転車走行に支障が出るほどのものではなく。まぁパタゴニアにしたって全ての場所で常に強風が吹き荒れてたワケじゃ無いから、今日1日で結論づけるのは早計ではあるけども。
高緯度ということもあってか背の高い木は育たないようだが低木はそれなりに生え揃っているため野宿するのに苦労はしなさそうだと思っていたのだが。
走行終了しようかと思い始めたタイミングで峠道に差しかかってしまい、周囲に全く遮蔽物がなくなってしまう罠。どうせ日が沈むことはないけれど、初日から無理して走りたくないしと山の斜面にある窪地にテント張って終了とした。確実に車から見えてるけどまぁいっか。
テント張ると意外に小蝿が多いことに気づく。とはいえそこまでウザくないし数も数十匹程度。まぁこの程度なら・・・と思っていたのだが、太陽が沈まないためいつまで経ってもハエが活動をやめないのは想定外。夜って存在は大切なのだと知る。
2019年7月4日(木) 走行距離79km 累計94404km