自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > ポーランド

 ポーランド2日目 キャンプ場〜ベルティシュチェ国境から北に209km地点 草地

 私以外に利用客がおらず貸切だったキャンプ場。確かに9月入ってベストシーズン外れたものの、夏の週末金曜日で他に利用客がいないとか経営成り立ってないのでは?とか心配になるのだが。余計なお世話ではあるけどさ。

DSCN7633
 宣伝次第ではもっと人気出そうなだけに

 走り始めてサクッと10km、アウグストゥフの町にてポーランド通過のズウォティ入手するため両替屋へ。ポーランドが独自通貨を使ってると知ったのは入国直前で、手持ちのユーロが余っていたのと今回のポーランド滞在はごく短い期間であるためATM利用する必要もないかと思って。

DSCN7636
 50ユーロ分だけ両替した

DSCN7639
 あとは道路をひたすら南下だな

 そのために使うポーランド国道8合線は最初こそ広い側道を抱えて安心して走れる道だったのに、進むにつれて徐々に側道が狭く小さくなっていくというフェイントをかます意地悪な道であった。いやまぁ今回は道路を選んでる時間的余裕ないからどっちにしてもこの道使ったけどさ、なんかこう納得いかねぇ。

DSCN7640
 こんな顔にもなるよ

DSCN7642
 アーチが綺麗な広場でお昼休み

DSCN7643
 ポーランド入ってスーパーのレベルはちょっと落ちたな

 そんなことを思う東欧の国ことポーランドだが、何でかこの国やたら小さな集落に至っても村の出入り口に逐一看板を掲げていたりする。

 旅行者的には名前を聞いたこともないどころかまともに読むことのできない小さな村が出てきたと思うと、200mも移動せずに同名の村出口となる看板が出てくるのが繰り返される感じで「なんか意味あんのかコレ?」とか思わずにはいられない。

DSCN7644
 入口はまだしも

DSCN7645
 出口のすぐ向こう側にもう次の村の看板あるし

 無茶苦茶交通量が多いわけではないものの、速度の遅い大型車が1台通り過ぎるとその後を10台くらい後続車両が列をなして追いかけてくるパターンが多い。こういう時に反対車線が同様に列をなしていると、追い越しするのも自転車の脇ギリギリを抜けてく車両が多くなり気が抜けない。

DSCN7647
 道路幅自体は多分大きい方なんだけど側道ないのがなぁ

 かなり大きな町であるビャウィストク近郊になって自転車道が出始めた時には私もホッとため息が出たよ。大きな町中の方が走りやすいというのはラトビア以降ちょいちょいあったけどさ。

DSCN7648
 町は買い物だけして抜けるけど

 当初はビャウィストク近郊の水場で適当に走行終了しようと思ってたのだが、その水場として考えてた川がことごとく用水路だったり身体洗うには適してない小川だったりで使えない。結局どうにもならんわ!と諦めて草地の奥にテント張ったのは18時近くになってから。

 ポーランド入って時差1時間発生してることに気づいたのが、今日の午後になってからのことで時間的余裕があったからよかったけどさ。危うく変なポイントで夜になってしまって野営できず慌てふためくことになるとこだった。

DSCN7650
 まぁポーランドも何処でもテント張れる国だけど

DSCN7655
 水浴びできずの夜っていつ以来だろう?

 北欧では何処でも川なり湖なりがあって身体洗うのに苦労しなかったから気にならなかったが、そういえば自転車旅行じゃこうして身体も洗えないまま野宿することも多々あるんだよね。人間的な清潔感ある生活に慣れると自転車旅行者としてのレベルはむしろ下がってしまうというジレンマ。どうしたもんやら。

 2019年9月7日(土) 走行距離124km 累計99854km
    mixiチェック

 ポーランド3日目 草地〜ベルティシュチェ国境から北北西に約150km グラバルカの町

 テントを張る際に道路からどのくらい離れるべきか?というのは自転車旅行者にとって非常に重要な問題であるとともに、人によってかなり答えが異なってくる設問だと思う。とりあえず私は安心できる距離として「300m」というのを挙げたいかな。これだけ離れると暗くなってしまえば普通に視認することはまず不可能であり、安心して夜を越せると思ってる。

DSCN7656
 今日のテントがまさに道路から300m

 これくらいだと出発時に道路へ戻るのが苦にならないという点でも有難い。朝から道路に戻るので一苦労してるようでは気持ちよく1日の走行ができないもんね。

DSCN7658
 日曜午前中だからか協会に人が大勢いた

 昨日と同じ道路を使っているのだが、休日だからか交通量が非常に少ないのが嬉しいところ。特にトラックの数が前日比で10%程度にまで減ってる感じで、だからといってストレスも10%になるわけじゃないけど相当気軽に自転車走らせることができる。

DSCN7657
 ありがてぇことですわ

DSCN7661
 何で電柱の上に鳥の巣みたいなのあるん?

 35kmほどで中規模の町に到着し、このタイミングでスーパーで買い物しとくかと思ったら閉まってやんの。全く考えてなかったワケじゃないけど、ポーランドは小売店系が日曜完全休業してしまう国だったようで。

 これを危惧して昨日のうちに野菜等は2食分買っといたからいいけどさ、日持ちのしない肉が無いんだけどどうするべさ。野菜だけでビールもない健康的な食事なんてしたくないですよ私は。

DSCN7664
 ポーランドの協会は形が面白くて好き

 ちなみに昼食は良いタイミングで道路脇にレストランが出てきたので利用してみることにした。しかし観光客が来るような場所じゃないからかメニューは全てポーランド語で読めないし、店員もほとんど英語を解しないのでまともに注文できやしねぇ。

 こりゃ久しぶりの指差しギャンブル注文方式かな?と思ったところでお客の英語話せるオッちゃんが助け舟を出してくれ一件落着。食事1つ頼むのにこんな苦労してると増々レストランから足が遠のきそうな不安が。

DSCN7665
 物価下がったとはいえまだ高いし

DSCN7660
 午後は途中からローカルな小さい道へ

 途中に2kmくらい未舗装路があったものの、主要道路の1割にも満たない交通量で走れる喜びよ。基本的にそういう道の方が付近に住んでる住民も気軽に自転車旅行者に対して挨拶したり手を振ってくれたりするので、私としても楽しくある。

DSCN7669
 ちょっとアップダウンが多かったり大変な道になること多いけど

 80kmほどでシェミャティチェの町に到着し、スーパー閉まってるなら割高だけどガソスタ併設の商店使えば良いじゃない!ということでお店に向かおうとした私。すると近くから音楽が鳴り響き大勢の人が遠目に確認できるではないか。

DSCN7672
 フェスティバルだ!

DSCN7674
 こいうのには積極的に見学する派

 とはいえこうした場所に荷物満載の自転車で突っ込んでいくと、多くの人から注目されてしまうのは自明の理。なんか一緒に写真撮ったりしてると「腹減ってないか?」と言われ、食事頂いたりしつついつの間にかみんなで記念撮影してるのは私もビックリだ。

DSCN7680
 歴史衣装が似合ってる

 良い機会なのでポーランドのおすすめスポットとか、日曜はお店が休業するのデフォルトなのかと色々聞いてみたのだが、まさか地元の日曜でも営業してるマーケットまで連れて行ってもらえるとは思っていなかったぞ。

DSCN7679
 オマケで町の中心にある協会も見せてもらった

DSCN7676
 本当に色々ありがとう

 お礼いって出発し、オススメされたグラバルカという町の外れにある十字架の丘に建つ協会を見に行ってみることにした。リトアニアでも同じような十字架の丘を見た私だが、アレがかなり面白かったので割と期待してる。

DSCN7681
 良い出会いがあった後ってのは世界が輝いて見えるよね

 んでグラバルカの丘に来たのだが、思ってたより規模の大きな観光スポットになっていて驚いた。私の情報収拾不足なだけで、ここってポーランドにおける有名な観光地なんだろな。大型観光バスが来てるくらいだし。

DSCN7687
 でもリトアニアより神聖な雰囲気がある

 並び立つ十字架が「とにかくブッ刺しんしゃい」みたいな感じじゃなくて、ちゃんと信仰に基づいてるからだと思うのは余計な装飾されおらず見た目シンプルなのがあるからか。

DSCN7682
 色合いも落ち着いてるし

DSCN7684
 何より中央に協会が建ってるからだと思う

 内部は撮影禁止だが、牧師さんが祈りを捧げてシスターは讃美歌歌ってる空間で思わず私も粛粛とした気持ちになってしまう。こういう雰囲気を醸し出す協会って割と好きですよ。

DSCN7685
 実に面白くて教えてもらって良かった

 丘の麓にある水場で飲み水汲んでたら何人かのサイクリストに出会うのであり、どうやらこのルートはポーランド国内を貫く有名自転車道なのだそう。そりゃ良いこと聞いた、明日はそのグリーン ベロを走って先へ進むことにしようかな。

DSCN7689
 休憩所も完備されてるかなり力の入った道みたい

 協会のすぐ側にある川沿いにテント張ったの18時半。もう最近は19時過ぎに空が暗くなるようになってしまい、夕食もちょっと遅くなるとライトがなくては食べれない。夏の終わりを感じるね。

 買ってもらった肉と地元のビールが美味い

 2019年9月8日(日) 走行距離95km 累計99949km
    mixiチェック

 ポーランド4日目 グラバルカの町〜ベルティシュチェ国境から北西に63km地点 レストエリア

 他の草地は朝露でビショビショだったのに、私がテント設営してたポイントだけは濡れることを免れた朝。大したことではないかもしれないが、これはテント設営における見識が優れているという意味で自信に思っても良いことだと思う。また一般人から1歩遠のいたな私。

DSCN7692
 嬉しいような悲しいような

DSCN7694
 朝にもう1度協会見学したかったけど正門閉まってた

 ということで素直に先へと進む私。ポーランド自転車道を10kmほど進み、出てくるは小さな川に面した村。この川沿いにキャンプ地があったので昨日はここまで走れれば・・・とか思っていたのだが、ポーランドは何処でも簡単に野宿し放題だからわざわざここまで走ってくる必要はなかった事実。

DSCN7700
 なかなか良さげな雰囲気だったけど

 そんなキャンプ場より注目すべきはこの川を渡る方法だ。川幅にすると30mあるか否かの規模であり、当然主要道路には立派な橋が架かっているのだが、あえてここは渡し船を使って移動する。10km以上回り道するの嫌だとか色々理由はあるのだが、何より私はこの渡し船に乗ってみたかった。

DSCN7702
 だってこの船

DSCN7703
 2019年の現代において人力で移動してるという面白さ

 泳いで渡るより更に遅い速度でのんびりと川を越える人力船。川を横断しやすいように船を上流から見て斜めにして水流利用し移動するとかパワーが無い分を工夫で補ってて勉強になる。

DSCN7705
 これで2ズウォティカ(約55円)は安い

 楽しませてもらった船を超えて、やや小さめの812号線に合流し先へと進む。路面状況良い感じだし、交通量も少なくて走りやすいと思いきや、何なの今日の猛烈な向かい風は?

DSCN7709
 バス停がステキ

 森林地帯ではそうでもないが、ひとたび遮蔽物のない場所に出るとペダルの重さ2倍になったんじゃないかと錯覚しそうになる強烈な風。エグすぎて叫びたくなるぞ。

DSCN7707
「どうなっとんじゃい!」

 予想よりかなり遅れてようやくビャワ ポドラスカの町に到着する。普通の地方都市ではあるが、ここの町中で私は海外自転車走行の記念すべき10万kmを達成したのであり、忘れられないポイントになったようなそうでもないような。

DSCN7711
 そういえば今日は9月9日で9のゾロ目

DSCN7712
 カウンターって0にリセットされるんだ

DSCN7715
 10万km地点は協会の前でした

 なお海外1705日目にての到達。当初の計画では一ヶ月で1500〜2000kmくらい走れたら・・・とか思っていたのだが、その計算だと早ければ1500日目で到達してる計算になるな。イカダとか山登りとかで合計100日くらい使ってるとして、それでも丸々100日の余白がある。一体何してたんだろ私は?

DSCN7722
 まぁ一般的にはかなり速いペースだと思う

 そんだけ距離走ってもキツいことは変わらない向かい風の道。記念にケーキでも買ってお祝いでもしたいところだが、そんな暇が無い事実。アレもコレも全てシェンゲン協定とかいう制度が悪い。

DSCN7724
 ポーランドの道路ポストって合理的に作ってると思う

 かなり走ってるのに17時の時点で90kmにも満たないペースにゃ流石の私もうんざりですよ。もうさっさとテント張って辞めちまおうかと思ったのだが、日が沈み始めると突如大人しくなるポーランドの風。もう日照時間そんなに長く無いのだが、このチャンスを逃すものかと十八時過ぎまで走って湖畔にて終了。

DSCN7727
 だって上手いことレストエリアがあったから

 まぁこれだけ走れば私も胸を張って自分のことをニート自転車旅行者だと言えるかな。別に自転車旅行は走った距離が全てじゃ無いけれど、日々愚直に積み重ねることでしか達成することができない「誤魔化しやズルが効かない数字」という意味でちょっと誇らしい。

DSCN7728
 何よりこれだけの距離を楽しく走り続けられたことが嬉しい

 明日からの走行もまたゆっくりとではあるが、知らない世界を自らの足で切り開いていきたいなと。折角なので抱負を語ってみたりする。

 2019年9月9日(月) 走行距離106km 累計100055km
    mixiチェック

 ポーランド5日目&ウクライナ1日目 レストエリア〜キエフから西に460km地点 レストエリア

 地図にも全く記載されてない場所の割に、屋根付きピクニックエリアがあったりと快適なレストエリア。ポーランドはこうした情報無いけど立派な休憩所というのが多くて「もっとこういうのアピールしてけば良いのに」とか思う。

DSCN7729
 でもそれでたくさん人来たら嫌だな

 ブウォダバの町まで20km強の道だったが、これが大きなタイルを敷いたタイプの道路で酷い目に遭った。要するにタイルとタイルの隙間にギャップができるため、これを毎回乗り越えていくわけだが道の造りが甘くこのギャップが結構ストレスになる。

DSCN7731
 5m毎にガタつくストレスの溜まる道

 ポーランドは側道全然造らないけどアスファルトに関しては常に一定クオリティを保つ国だと思ってたのに。私がこの国を信頼しすぎたのが悪いのか、こんな国境沿いの辺境な道を自転車で走るのが悪いのか。

DSCN7733
 一応このブウォダバで買い物だけしておく

DSCN7734
 町抜けたら一気に走りやすい道になった

 何処かで別れていたポーランド自転車道のグリーンヴェロとも合流し、やっぱり国が自転車道に定める道となったからなのか交通量は少なく道は走りやすくなったのであり、何これ最高じゃねーか。

DSCN7735
 1日の利用者数とか調べてみたくなる駅

DSCN7736
 ここのレストエリアも地図にはなかった

 シェンゲン協定エリアに入って本日89日目とまだ1日余裕があるのだが、今日中にポーランド抜けてウクライナ入ってしまいたい。予備日として1日余らせての走行プランニングだったのだが、リトアニア出発して以来順調に走り続けた珍しい結果故。

DSCN7739
 かといってもう手持ちポーランドのお金無いので

DSCN7742
 でんでん太鼓注意

 ちなみにユーロ圏を脱出する国境なのでちゃんとイミグレーションあったのだが、これがトラックは2〜3km手前から長蛇の列を作っているし、イミグレの周辺には野良犬がわんさかいるしとなかなかな環境。

 しかし本当に問題なのは職員のおねーちゃんが全く英語を話せないということで、しかも何を確認してるのか手続きが異様に時間かかってる。結局40分くらい待たせられた私であり、国を跨ぐって本当に緊張するし大変なことだよなと改めて思い直したわ。

 シェンゲン協定って自転車乗りにはデメリットばかりの制度だと思ってしまうけどさ、国境越えを簡単にできるってことはものすごい便利で良い制度なのかもしれないと、大切なことはいつも後になって分かる。

DSCN7744
 やっとの思いでウクライナ入り
 
 とにかくこれで冬将軍が迫ってくるまで時間に追われずゆっくりとした走行ができる。今の気分としてはそれだけでも嬉しいよ。

 とりあえず国境側にスーパあったのでお金降ろしつつ物価調査。非常に値段安くてありがたい反面、こんな場所でも物乞いに「金くれ」とかせがまれたのであり、治安的な面では緊張していかないとと気持ちを引き締める。

DSCN7746
 正直、道路だけならポーランドよか走りやすい

 入国初日だし寝る場所どうすっかな・・・と人がいなさそうな場所物色してたら20km以上もダラダラ走ってしまい、結局良いポイントを見つけきれず困っていたところ地元民に「良いキャンプ場あるぞ」と教えてもらったレストエリアまで走って走行終了。なお英語はほとんど通じなくなり身振り手振りでの意思疎通である。

DSCN7749
 ビールの種類ガラッと変わったのが印象的

 2019年9月10日(火) 走行距離110km 累計100165km
    mixiチェック

 ポーランド7日目 ヤクチュフの町〜ワルシャワから西南西に約320km コンティ・ブロツワフスキエの町

 これは不味い、身体が重たく目を覚ましてもなかなか動き出すことができないでござる。数日前にチェコで休んだ日も大スコールに追われてんやわんやの事態となってしまったし、しっかり心身共に休みを入れないと良くないな。

DSCN1355
 何とか10時過ぎには出発した

 幸いにしてここから暫くは下り基調の楽な道。どうやら国境近くの山を過ぎるとポーランドは基本平原地帯が広がる国であるとみた。ドイツがそういう地形なのだから、そりゃ隣国のポーランドが似ていても不思議はない。

DSCN1359
 小さな道を選んで進む

 やはりチェコまでの国が色々違いはあれど共通した西欧の雰囲気を持っていたのに対して、ポーランドからは町並みの景色がガラッと変わる。ウクライナもそうだったが似たような色した無気質な建物が立ち並ぶ様は社会主義の影響を感じさせる。

DSCN1337
 国境越えると世界がガラリと変わる典型パターン

 自転車旅行的には物価が安くなって助かる反面、町中における公共水場の数が減ったりといった点が直ぐに感じるポイントだろうか?ドライバーのマナーも若干悪くなった。

DSCN1365
 クラックション鳴らしてくるような雰囲気じゃないけど

 とりあえず進路は東へ向かう感じで進み、ストシェゴムの町にぶち当たったので少々早いがお昼休憩。一般的なスーパーにFreeWi-Fi設置されなくなってしまったのでネット環境ゲットするのが地味に面倒くさくなった。

DSCN1363
 何を覗いておりますか?

 とはいえ先進的な施設がそこかしこにあるポーランド。アッサリWi-Fi見つけて少々ネットするつもりが気づいたら1時間以上も鎮座して遊んでた。なかなか動き出す気力が湧かなくて。

 ここから公園でお昼休憩を挟んでも尚、休みが欲しいと感じる程度にゃ疲れている。走り出すと案外イケるしポーランドの郊外は気持ちの良い農地が広がっており気分爽快なんだけどね。

DSCN1367
 むしろ良い感じに走れるから良くないのでは疑惑

 身体が休息を欲していても精神は割と充実しているアンバランスな状態であるため、1度休憩でテンションが切れると再び動き出すのが億劫で仕方がないのか。そういえばここ2〜3日はやたら休憩が長くなる傾向にあったな。

DSCN1368
 素直に休めば良いだけなのだが

 実は来週の後半から連日雨模様の天気が続くらしく、天気の良い今の時期を休息日に使いたくないのです。ヨーロッパは毎回似たような理由で限界ギリギリまで走り続けてしまうけど、私というよりシェンゲン協定というクソルールが悪い。

DSCN1369
 急ぐ必要なければもっとゆるりとしますよ私だって

DSCN1373
 今日は久しぶりに夕方になっても良い天気が続いた

 コンティ・ブロツワフスキエという町で食材諸々購入し、町を抜けて500mも走ってないのに良い感じの川と森林地帯が出てくるポーランドクオリティ。野宿するの超簡単。

 ただ今回川の流れがかなり速く、ビールを川に入れて冷やしていたら流れに乗って持ってかれてしまった大失敗。暑かった1日だけにさぞかし美味いビールが飲めたかと思うとやりきれない。

DSCN1374
 複数購入してるからビール自体は飲んだけど(夕食写真撮り忘れ)

 こういう細かなミスというのは体力的な余裕がなくなってくると頻発するのは仕事と同じ。ブラック自転車旅行となる前に、しっかり休養取りましょう。

 2023年8月19日(土) 走行距離74km  累計138098km
    mixiチェック

 ポーランド8日目 コンティ・ブロツワフスキエの町〜ワルシャワから西南西に約250km シツフの町

 特に変わったことしたつもりはないが、昨日より疲れ具合が少ない気がする朝。これはアレか?昨夜飲んだビールが少なかったことが影響してるのだとしたら困った話である。

DSCN1375
 困ってるだけで飲むけど

 ともあれ久しぶりにペダルも軽い。というかポーランドも南部国境線沿いを過ぎて、完全平坦路が続くようになったのであり、そりゃまぁペダルも軽くなる。というか疲労軽減したのもそっちが原因か。

DSCN1377
 うんそうだ、そうに違いない

 とか都合の良いように解釈しつつ大都市ヴロフツフへ突入する。実は4年前のポーランド訪問も含めてこの国の都市部へ突入するのが今回が初。どういう雰囲気なのか体験するの楽しみだ。

DSCN1382
 とりあえず自転車道は道路の中央部に造らないで欲しい

 あるだけマシといえばその通りなのだけど、実際道路の中央に造られるタイプの自転車道って無意味な信号ストップや交差点での停車が増えるしレーンを外れて移動するのも大変でイマイチだと思ってる。

DSCN1384
 ダリって有名な芸術家だった筈

 しかし中心部に近づくにつれてどんどん走りやすくなってくるヴロフツフの町。石畳のエリアが出てきても自転車道はきっちりアスファルト舗装されていたりとサイクリストに対する配慮が素晴らしい。どっかのチェコとかいう国に見せてやりたい。

DSCN1387
 穴があったので入ってるの? 

DSCN1388
 んで中央広場

 巨大な大聖堂を中心とした綺麗な町並みは流石ヨーロッパと思うのだが、この町の面白い点はそこじゃない。この中央広場を中心にしてヴロフツフの町には数多くの小人像が散らばっており、その数実に100対以上となるらしい。

DSCN1395
 それを見つけるのが思った以上に楽しい

DSCN1392
 ファンタジーっぽい小人もいれば

DSCN1402
 明らかに国の偉人っぽい顔した人や

DSCN1397
 夏らしく水をぶち撒いてる小人まで様々

 町中を散策しながらこうした小人を探して回るのは実に楽しい。サクッと見学して通過しようと思ってたヴロフツフだが、思った以上に長居してしまったどころか1泊してっても良かったなとすら思う程には。

DSCN1400
 何年か前に欧州景観の良い町としてグランプリも取ったとか

DSCN1408
 個人的にもヨーロッパの町でピカ1だった

 こういう土地に狙ってじゃなく偶然訪問できるのが自転車旅行の良いところだと思う。この「移動途中で簡単に停車できる」というメリットは、旅行経験の長い人ほど魅力的に感じられる筈だ。

DSCN1405
 合計20体くらいは見つけたかな

 そんな感じで町を後にし一路東へ走行再開。372号線という道路から368号線へと切り替わりつつも、すぐ近くを高速道路が並行して通っている道というのは変わらず。

 こういう道は高速道の方へと車両が分散されるため自転車で走るのが気楽ということが多い。この2つの道路も大都市から直接伸びる道路の割に快適に走れて良い感じだ。

DSCN1410
 側道がしっかりしてたからかもしれない

DSCN1415
 ワルシャワまで300kmくらいか 

 若しくは日曜日で走行車両の数自体が少なかったのか。それはとてもありがたい事だけど、1つ問題があるとすればポーランドもまた日曜に商業施設が閉まっているということ。

DSCN1413
 食材購入どうするべ・・・

 幸いというかこの国では比較的大きな町だと、コンビニのような小売店が日曜でも営業している様子。スーパーと比較して値段がかなり高くなるのもコンビニと同じだけど、助かったのは間違いない。

 水場が少ないのも見越してヴロフツフの町中にあった水道で補給済み。他のヨーロッパと違ってポーランドはアップダウンが少ないし、多少重量が重たくなろうと「補充できるときにしておく」ことを心がけるのが大切っぽい。

DSCN1417
 ということで今日は何処にテント張ろうかな

 下調べしてた川が汚くて利用できる雰囲気じゃなかったため、先へと進んでシツフの町に。ここにある大型公園は無数の森林エリアが併設されていたので、近くの水場で身体洗ってから人気のない場所に向かう。ちなみに水場というのは噴水。

DSCN1419
 今日はきっちりビール飲んだ

 これで明日身体ダルい・・・となったら冗談ではなく疲労はビールが原因っぽいので、そういうことのないようしっかり休んで調子を整えたい。

 2023年8月20日(日) 走行距離91km  累計138189km
    mixiチェック

 ポーランド9日目 シツフの町〜ワルシャワから西南西に約230km ビエルシュフの町

 寝ぼけ眼の早朝5時にテントを叩く雨音で目を覚ます。なんだかんだ夕方や夜にかけて雨降ることが多かった最近だけど、朝一からの雨は出鼻を挫かれる感じで私もガッカリだ。

DSCN1420
 雨の中でテント撤収とか勘弁して欲しいし

 一応8時前には降り止んだので、ここから出発準備始めて10時のタイミングで走行スタートさせる。

DSCN1422
 でもこの空模様は危険な気がする

 こういう時の予想は当たるものというべきか、5kmも進まず雨ぶり返すことに。嫌な予感してたので直前に出てきたガソスタで様子見ていたため濡れるの避けられたので良かった。

 どうにもならないし、ここのガソスタは設備が充実しておりFreeWi-Fiどころかテーブルエリアにコンセントまで常備している旅行者フレンドリーな場所。ということで切り替えてPC作業しながら体を休めることにした。

DSCN1424
 充電しなくちゃと思ってたので助かったわ

 良い機会なので放っておいたブログ諸々のデータを更新したり、ヨーロッパで新しくした各種アイテムの記事アップロードしたり。まぁ良いタイミングと私のやる気がかち合ったのだと思っておく。

 15時前まで作業して一息ついた時には道路は乾き、青空が広がっていた。正直どのタイミングで雨止んだのかすら定かではない。

DSCN1427
 ここ最近のブログが1日2回更新だったのはこのため

 とりあえず道なりに進む482号線だが、途中から側道が消えてガードレールにより区分けされた狭い歩道の上を走らされるようになってしまう。

DSCN1426
 こういう道は走りづらいんだってば

DSCN1428
 段差があるとしてももうちょい道幅が欲しいところ

 そもそも自転車の立場としては道路の白線より外側に側道を敷いてくれればそれで十分なのだ。下手に柵とか段差とか作られると迷惑千万であり「余計なことすんな!」と文句が出そうになる。

DSCN1430
 良いから普通に走らせてくれ

 とりあえずワルシャワまでこんな道路状況が続くのは勘弁願いたいのであり、今日はともかく明日以降は別のルートを選んで進んでいこうと思いつつ。こういうとき幾らでもルートを選べるヨーロッパという地域は有難い。

DSCN1433
 アフリカなんて選べるほど道がなかったし

 雨での停滞もあったし今日は無理しない半休日ということで、16時半に到着したビエルシュフで買い物した後は近くの野営できそうな場所を探すことに。

DSCN1437
 ポーランドのスーパーは味噌売ってるのか!

 蕎麦も取り扱っていたりと日本食スーパーに行かずともこうした食材が買い揃えられるのは嬉しい限り。昨日使ってたお箸が折れてしまった関係で、日本食材店自体は行きたくて仕方ないけれど。

DSCN1440
 久しぶりに味噌汁が飲めるとウキウキしつつ

 スーパーと道路を挟んで反対側にある公園奥地の森林地帯にテント張って無事終了。林の中だけど誰かここでキャンプした人がいるらしく焚き火の跡があったり水場へのアクセス路ができてたりと楽できてよろしい。

DSCN1441
 そんな走ってないのにビール飲みすぎたな

 今週末から雨が続くと予報出たため、ペース調整して首都ワルシャワで上手いこと宿にでも滞在したいところ。なお前回ヨーロッパでキャンプ場でない宿泊施設を利用したのは4年前のブルガリアまで遡る。やっぱ物価の安い東欧なワケよ!

 2023年8月21日(月) 走行距離34km  累計138223km
    mixiチェック

 ポーランド10日目 ビエルシュフの町〜ワルシャワから西南西に約160km ビクトルフの町

 ほぼ完璧な野営地で朝まで気持ちよく快眠できた林の中。焚き火の跡が残ってる場所にテント設営したのだけれど、やっぱ前にキャンプした人も「ここが最高のポイントだ!」とか感じて拠点を作ったのかもしれない。

DSCN1443
 そういうの見つけるのが自転車旅行者

DSCN1444
 公園入口にあった航空機と一緒に

 撮影ついでに脇にあった水道使ってボトルの水を満タンにしてから活動開始。ボトルの水を全部補給すると、それだけで重さ4kgにもなるため基本は夕方のタイミングで補充しているのだが。ポーランドはあんまり水道見つからないので「汲めるタイミングで汲んでおく」と方針変更した。

DSCN1449
 平坦な地形なので重量の負荷も少ないし

DSCN1447
 アルパカを散歩させてたおばちゃん

 昨日から走ってたやや大きめの道路が側道消えてしまい、ならばと小さなローカル道を縫うようにして進む。車両1台分しか幅のない道だけど、路面はしっかり舗装されてるし交通量がほぼ0なのでストレスを感じることなく走れるのが良い。

DSCN1459
 ただ迷いやすいのが難点か

DSCN1451
 未舗装なのは気にすんな 

 あと出てくる町が商業施設の1軒もないような村ばかりのため、スーパーのある比較的大きな町へと向かわなくてはならない。そうすると必然的に大きな道路へ戻ってしまうことになるのが悩ましい。

 とりあえずルトゥトゥフという町でお昼休憩を挟み、そこから先は482号線を使って走ることに。3桁の数字が大きい道路だけど、多分そこそこメインで使われてる道のようで交通量もある。

DSCN1454
 運よく時速20kmで走るマシンの後ろに付けた

 風よけで楽ができるとかじゃなくて、こういう車両がいてくれると後方からの車がオーバーテイクするのに反対車線まで大きく避けざるを得ないことが重要。稀に自転車の脇ギリギリを抜けてくアホドライバーとかいて、そういう心配がないだけで気持ちが全然違う。

 昨日休んだこともあり、ここ最近では珍しいハイペース走行。でもそんな急いで向かったところでさ、ワルシャワで雨待ちする腹積りだから意味ないどころか首都で野宿ができないと考えると却ってマイナスになりかねない。

DSCN1456
 ということで町で休憩しつつ

 買い物済ませて時間調整し、17時半のタイミングで狙っていた小さな川沿いの森林地帯にテント張り終了した。計算通りなのだけど、暗くなってきたタイミングで雨が降り始めてしまい、ちょっと面倒だなとは思ってる。

DSCN1460
 明日の朝までに降り止むことを祈りつつ

 ここまで計算してペース調整してるのに、これでワルシャワ滞在中に雨降らなかったら大笑いだな。それはそれで嬉しくもあるのが悩ましい。

 2023年8月22日(火) 走行距離83km  累計138306km
    mixiチェック

 ポーランド11日目 ビクトルフの町〜ワルシャワから西南西に98km地点 草地

 雨自体はかなり早いタイミングで止んだ様子だが、林の中にテント張っていると朝日は差し込みずらいし、木の葉から滴が落ちてくる関係で降り止んだのかも判別しにくい

DSCN1461
 つまり朝になったのか、雨は止んだのかが分かりにくい

 そういうコンディションでも7時前に目を覚まして準備始めてしまう私は旅行者の鏡じゃなかろうか?普通に朝目を覚ましただけで、なんと偉そうな。

 昨日の未舗装路が少々続く道だけど、間もなくそうした道を抜けてアスファルトに復帰できると分かっているので気楽なものだ。むしろ昨日の時点ではこの道も完全舗装されてると思ってたので、思ってたより大変だ!・・・まである。

DSCN1452
 ボコボコの道で危ないしさ

DSCN1463
 また一気に風景変わったな

 こんな感じで交通量ほぼ無い風光明媚な道を走れたら最高なのだけど、このまま多少進むと大都市ウッチの町に突入してしまう。必然的に小さな道路は大きな幹線道へと集約されてく傾向にあり、気づけば側道内にも関わらず交通量の多い道路に合流していた事実。

DSCN1469
 暑くないのが救いって感じか

DSCN1467
 自転車フレンドリーな町なのかな?

 ポーランド第3位の規模を誇るウッチの町は、大戦中に首都ワルシャワより被害が少なかったこともあり、戦後暫くはポーランドの首都として運用されていた由緒ある町らしい。

DSCN1471
 ということで期待して突入したのだが

 正直先日訪れたヴロフツフの町に遠く及ばないというのが私の感想。自転車が走りにくい町並みなのもあるが、建物も全体的に老朽化してボロボロのアパートが多いし道路工事も各所で実施されており見所となる中央広場ですらそんな状態。

DSCN1473
 いまいちテンション上がらない

DSCN1474
 幾つか知らないキャラクターがいる

 ということでウッチは早々に脱出してしまうことにし、町から離れて郊外を目指す。目指す前に水道の水を補給したんだけど、鉄臭くて飲めたものじゃなかったのであり、ダメダメだなウッチは。

DSCN1476
 水は町抜けたここで汲み直した

 都市部を抜けた後は再びローカル道路を探し、そちらの道に入ることに。ポーランドクラスの国となると、地方でもこうした小さな道を選んで様々なルートを選ぶことができるのが大きな強み。これは日本国内じゃ分からないメリットである。

 へっぽこ国だと町抜けたら道は1本しかないからさ

 ウッチをスルーしたことで思ったより早いタイミングで目安にしていた町へ到着してしまい、時間調整も兼ねてファストフード店にてWi-Fi弄って遊んでた。金曜日からのワルシャワ降水確率は90%らしく、流石に宿とっておこうと画策したり。

DSCN1478
 写真の様にポーランドは「町の外」が割と少ない

 その代わりというか田舎の小規模な町は中心地を除けば半分郊外みたいな様相であり、人気のない場所探してテント張るのに苦労しない喜び。今回ポーランド入国してからお題目で毎日「○○の町」と表現しているのも、そういう側面があるからに他ならない。

DSCN1480
 今日の野営地も実は町の中なのだけど

 森林の中へ突入したら開けた草地がすごく良い雰囲気だったので、ここは敢えて「草地」と表現したニエスウクフ=コロニャの町。余談だけど、泊まった場所が町じゃない場合は1km単位で割とハッキリした場所に現在地を記している。

 これは後人の自転車旅行者がこの土地を旅行をする際、野営地を探る場合の参考になるかもしれないという考えからの措置なのだ。まぁ、嘘だけど。

 2023年8月23日(水) 走行距離79km  累計138385km
    mixiチェック


 ポーランド12日目 草地〜ワルシャワから西に約50km ホダクベクの町

 地面が柔らかくてすこぶる良い寝心地だった夜。こういう場所で飲む朝のコーヒーがまた堪らなく美味いのだ。むしろこのために旅行をしているようなところまである。

DSCN1481
 本当に気持ち良かった

 のんびりし過ぎたのか出発したのは10時前。特別急いではないのだが、明日の午後から雨が降り始めるという天気予報を信じるならば、今日のうちに首都ワルシャワへサクッと突入できるギリギリのポイントまで近づいておきたい。

DSCN1482
 こういう大都市へのアプローチって

 町に近づきすぎると野営地が見つかりづらいし、かといって遠すぎると町の中心部まで移動するだけで時間もかかり一苦労。このため国の状況にもよるが郊外ギリギリの場所まで移動しておくのが望ましい。

 もちろん町の規模や構成状況というのは国によって全然違うので、それまでに走ってきた国の様子と自転車旅行の経験から総合して「どこまで進むべきか」を判断するワケだ。

DSCN1451
 ポーランドは多分相当近づいても大丈夫な国

DSCN1485
 剥製かと思ったら普通に生きてる鳥だった

DSCN1484
 もうワルシャワまで100km切ってるけどこの景色

 ただ使ってる道が車両1台分あるかないかの狭い道路。こういう道の方が走ってて楽しいし交通量少なくて気分いいのだが、如何せんそうした道の多くは農道である模様。

 それの何が悪いのかといえば、農道なので畑に沿って作られている道であるため、町へと向かって進んで行かないことが多いのだ。そのためしょっちゅう交差点にて地図見てはルートを確認する必要がある。

DSCN1490
 町まで来るのに一苦労

 だからポーランドで理想的な道というのは主要幹線道路に並行して延びてるけれど、交通量が皆無な道路・・・ということになる。

DSCN1493
 午後に走ったこの道がまさにそんな感じでした

 かなり豪華な一軒家が立ち並ぶその合間にちょいちょい謎の洞穴みたいな施設が出てくる。もしかして大戦時における防空壕が今でも残って物置等に転用されているのかもしれない。

DSCN1494
 放置されてるタイプも多いが

DSCN1495
 ポーランドの近代史を思うと複雑な気持ちになるな

 とりあえずソハチェフの町に到着し、ここでWi-Fi使ってネットしつつ食材の買い出しも済ませておく。そのまま早々に通り過ぎるつもりだったが、ここから程近い場所にショパンの生家があると知り、まぁ時間あるのだし行ってみようかな?とか画策し始める。

DSCN1497
 ポーランドはやたらと霧発生装置を見かける印象

 しかしそこそこ広い公園内にあるようで、既に17時を過ぎてる状況から寄り道して向かうとなると時間的にやや厳しい。そもそもショパンがどういう作曲家なのかすら全然知らない私がそこまでしていく意味あるのか?とか思いつつ。

DSCN1499
 ピアノの森って漫画が私のショパン知識95%を占めてます

 そんな感じで公園まで残り1kmのポイントで川に向かって延びる未舗装路を発見す。というか地図見てて「多分このポイントで野営できるだろ!」くらいに思ってた。

 ということで首尾良くテント設営し、明日の気分次第で観光は考えることにした。大量の肉とビールを抱えた状態でいつまでもフラフラ走ってるのは良くない。

DSCN1500
 チョリソーが1kg11ズウォティカ(約390円)と大セールしてたので

 大量のチョリソーを食べながら飲むビールは筆舌に尽くし難い喜び。こうして最高のビールを飲めるからこそ私は自転車旅行が続けられるのかもしれない。むしろこのために旅行をしているようなところまである。

 2023年8月24日(木) 走行距離75km  累計138460km
    mixiチェック

↑このページのトップヘ