自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > モルドバ

 モルドバ2日目 ガソリンスタンド〜キシナウから東南東に約60km ティラスポリの町

 四方を壁に囲まれた倉庫なので朝になって活動始めるまで猛烈な風が吹き荒れてることに気づかなんだ。しかも昨日とは打って変わって北からの風であり、ちょっと待ってよ私はここから北上していくんだよ!?

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 ここにテント張らせてもらえて大正解だったな

 昨日のオッちゃんはシフトが終了したのか姿は見えず、やや緊張して他の人に挨拶して出発した私。多分私のことを話してくれてたのか普通に対応してくれたけど、いきなりガソスタの裏手から荷物満載の外国人が出てくるってのは場合によっちゃ通報案件になりかねん。

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 風強い

 道路の左右にのみ立木が並んでいるものの、厚みがあるわけではないため風を遮ってくれるようなこともなし。何の役に立っているのだ?とか憤ってしまうが、今の時期はこの立木から成る実の収穫時期らしく結構な頻度で落ちてる実を回収してる地元民がいた。

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 ちゃんと役に立ってたか

 何とか30kmほど走ってようやくATMがある規模の町へと到着する。ようやく現金が入手できたのであり、しかし時刻は11時過ぎとお昼休憩には少々早いお時間でして。

 「もうちょっとだけ進もうかな」とか考えてもうたのが失敗だった。地図によると次の町まで10km程度だしここでレストラン入れば・・・くらいに思ってたその町は、ただの1件も商業施設が見当たらない農村だったとかね。

 どうにもならず町中から幹線道路まで戻ってガソスタの売店で食べる昼食よ。昨日からモルドバでの食事は基本パンしか摂ってねぇ。

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 オデッサで作ったゆで卵もあるけど

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 キミは道路を走るのに向いてない乗り物だと思うよ

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 道路ポストがしっかりしてるモルドバ

 このまま道路に沿って進めば首都のキシナウへと到着できるのだが、折角なのでウクライナから遠回りする原因にもなった沿ドニエストル共和国に行ってみようかと思う。モルドバ入国してしまえばそれほど面倒な手続きもなくこの未承認国家へも行けると聞きましたので。

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 方向を変えて沿ドニエストルへ丘陵地帯を走る

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 多分アレが首都のティラスポリの町

 そもこの未承認国家はモルドバが旧ソ連の崩壊に伴って独立する際、ロシア系の人たちが多数派のルーマニア系住民に国を統治されることを反対して立ち上げた土地である。ところが色々あって国際的にこの国は「モルドバ領の一部」とされているものの、実質的には統治が及んでいない・・・という何だかよく分からん立ち位置。

 そんなワケで入国する際にはちゃんとパスポートチェックもされたし、入国スタンプこそ押されないものの滞在日数に応じてドニエストル内での滞在時間を記された入国許可証みたいな用紙を渡されもする。リトアニアのなんちゃって独立国家とは違うのだ。

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 とりあえずモルドバより路面が綺麗

 その歴史上、現代において最も旧ソ連の町並み姿を残しているとか言われてるそうだが、ウクライナを走ってきた私にしてみればそっちの方がよっぽど旧ソ連感を感じた気がする。そもそも本物の旧ソ連は知らないし、現代のロシアにも行ったことないんだけどさ。

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 ちょいちょい戦車見かける

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 名前の由来っぽいドニエストル川を渡る

 川向こう10kmくらい進んだ場所がドニエストルの首都、ティラスポリの町である。とりあえず中心部に行けばなんとかなるだろ・・・くらいの気持ちで適当に進んでみたのだが、全く迷うことなく独立広場っぽい場所に出られたのは私の勘の良さというより町自体が小さく簡単な作りであったため。

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 レーニンの像らしい

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 これ毎年看板更新してるのかな?

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 なんか見たこと無い国旗がたくさん

 あとで調べてみたら大半がドニエストルと同じような立場の未承認国家の国旗だったというね。同じ立場の未承認国家同士で手を取り合ってるというべきなのか、単に傷の舐め合いと見るべきか。

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 最近は観光事業にも力を入れてるらしい

 ホステル行く前にこの国の通貨であるドニエストル・ルーブルをゲットしなくてはならず両替屋へ。どうせ明日には出国するのと日本も承認してないドニエストルのATMでは現金引き出せるかとか色々不安もあったので、少額だけ両替して乗り切る算段。

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 改めてホステルへ

 ネットの為替レートにもこの国の通貨は記されておらず、1泊160ドニエストル・ルーブルが高いのか安いのか分かりづらい。っていうか通貨の名前が長くてタイピング面倒臭い方が問題だ。

 スーパーで残金0になるよう調節して買い物し、宿で自炊してます私は普段の生活とあんまり変わってないんじゃ疑惑。わざわざ未承認国家来たのに。

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 いや結構町並みとか面白かったぞ

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 ビールもキリル文字で読めないけど美味かったし

 ただこの宿、ベッド周辺に小さな蚊が飛び回ってて羽音がうるさく困り者。布団から体出ている場所に虫除けスプレー塗りたくって、それでも何箇所か刺されたりしながらの寝不足ドニエストルであった。

 2019年10月1日(火) 走行距離81km 累計101450km
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 モルドバ3日目 ティラスポリの町〜モルドバ首都 キシナウの町

 一応沿ドニエストル共和国に滞在してる私だが、上記の国別滞在日数は国際基準に従って「モルドバ3日目」と表記している。この辺のさじ加減は単に私の気分と好みで決まるので、特に統一性や深い考えはありません。

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 そもそも未承認国家に泊まったの始めて 

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 朝食がしっかりしてて嬉しい

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 そんじゃモルドバに戻ろうかね

 ドニエストル川までの10kmほどは昨日と同じ道を戻る形で走行し、しかしその先はモルドバ首都のキシナウへ向けたルートを進む。基本的にはこの旅行で1度走った道を、2度も3度も繰り返して走ることはないようルートを組んでいるのです。

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 こっちが独立広場なのかな?

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 奥には戦没者のお墓が広がってた

 町の郊外にあるイミグレーションにてパスポート渡して簡単に出国。スタンプ押されてないので入国時に貰った許可証が証拠になるのかな?とか思っていたのだが、モルドバ入国の検問(モルドバ的にはドニエストルは自国内なのでイミグレーションは無い)でその許可証渡そうとしたら紙が風に吹き飛ばされてしまい慌てる私を見つつ「そんなの要らないよ〜」とか笑っておられた。モルドバ国民におけるドニエストルの扱いって軽いのかな?

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 そんじゃ改めてキシナウ行きます

 しかしモルドバ領内の一部であるドニエストルより、モルドバ本国の方が道路のレベル低いのはどうしたもんやら。モルドバにしてみればそれだけインフラに力を入れられるドニエストルの生産能力は是が非でも手放すことができない存在だったんだろうな。

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 モルドバのレベルが低いというのもある

 全然交通量のなかったモルドバだが、流石に首都のキシナウが近づいてくると車の数も増えて自転車走らせるのにも細心の注意を要する必要が出てくる。その注意力の大半は車というよりボコボコの路面に向けられている気もするのだが。

 とにかく都市部における走りにくさは尋常ではないキシナウ。幸いというべきか、町の規模自体はそこまで大きくないのであり早々にホステルへチェックインして走行終了させてしまいたい。

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 都市部は疲れるよ 

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 モール・ドバなのかモルドバなのか知らんが良いセンスしてる

 ティラスポリの宿でやたらオススメされた宿へとチェックインしてすぐさまスーパーへ買い出しに向かう。とはいえ時間も遅くなってしまい、ちゃんとした夕食作る時間も元気もなかったので今回も冷凍餃子で楽した夕食に。

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 手抜き最高

 夜にPCの作業とか色々やろうと思っていたが、昨夜の寝不足が響いてマトモにPC画面を見ていることすらできず。結局日記を書くことすらままならない状態で、あっという間にノックアウト。睡眠時間はちゃんと取らないとダメだぞ。

 2019年10月2日(水) 走行距離85km 累計101535km
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 モルドバ4日目 キシナウの町

 今宿泊してる場所ってティラスポリのホステルで大絶賛された宿なのだが、スタッフや設備は良いんだけどとにかく狭いのが玉に瑕。寝室の余剰スペースが無すぎて荷物置くのも一苦労という有様なのはやや困る。いまさら宿を変えるのは面倒なのでやりませんが。

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 居心地自体は悪くない

 オデッサの町でちょっと手間かかって手続きしきれなかった旅行保険の手続きを改めて実施。今のご時世ネット環境があれば旅行してる最中でもこうした手続きできるようになったと思うとさ、本当に現代の旅行者って恵まれてると思う。

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 お昼過ぎに町ブラ

 特に観光資源があるでもないモルドバにおいて、首都のキシナウで私が向かいたかった場所というのは日本食屋だったりする。ヨーロッパ内でも物価安のモルドバだからこそ利用できる日本食レストラン。今回は4ヶ月前に一時帰国して目一杯日本の食べ物味わったこともあり欲求薄いと思っていたけれど。

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 モルドバなら安く食べれるので 

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 北欧の食事情貧しかったからかな?

 ランチメニューのラーメンが出てきただけでこんなに嬉しいとは思わなんだ。ちゃんと下味つけて豚骨ベースにしてる辺り、結構手間かけてるラーメンだぞコレ。別にラーメン屋じゃないのに。

 その代わりというか量は非常に少なくて、自転車旅行者でなくとも「・・・コレだけ?」と嘆きたくなってしまう。まぁ今日は走らないのだしこれくらいの量でも大丈夫だけどさ。

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 中央通り

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 週末に何かイベントやるんだろうな

 やっぱり物足りなくて帰り道のスーパーでケーキ買ってしまう私。いやホステルにマキネッタが置いてあったのでコイツを使って1度コーヒー飲んでみたいと思ってたのだ。東欧ではどこでも安価で売られてるし、美味ければマキネッタ購入するのもアリかなと。

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 なお私はあんまり好きな味じゃなかったので見送り

 ともあれ楽しい午後のティータイム。ちなみにこの宿やたらたくさん猫を飼っており、中庭で何か食べてるとおこぼれを狙って猫が膝の上に乗っかってきたりする。君にコーヒーはまだ早いだろうて。

 さてモルドバもう1つの楽しみが道中散々見かけたモルドバワインを飲んでみること。既にワインは購入済みであり、あとは如何にワインに合う料理を作るかという話でして。なんか洒落乙な料理作ってみたいところだが、結局完成したのはハンバーグというね。子供か。

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 でも料理もワインも最高だった

 満足したので明日にもキシナウ出発で構わないのだが、天気予報だと明日は1日中雨みたいなんだよね。というか夜中の時点で既に激しく雨降っていたのであり、こりゃ延泊必死の様相だ。いや〜残念だなぁ走りたかったぜ。

 2019年10月3日(木) 走行距離0km 累計101535km
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 モルドバ5日目 キシナウの町

 予定調和の雨にて本日の走行見送りとなった本日。そういうわけで「1日延泊させてくださいな」とお願いしたワケですが「ゴメンね、予約で埋まってるから無理よ」と言われてしまうとは。

 つまりこの雨の中を自転車で繰り出して行かねばならないということであり、なにそれ新しい手法の嫌がらせですか?

 チェックアウトである12時に迫っても一向に降り止む気配を見せないお天気に、意を決して飛び出す!・・・というか現実にはテンションだだ下がりの状態でトボトボ外へと走り出す。

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 何だかな〜

 なんていうのかな。こういう誰も悪くないし自分自身理解もできることなんだけど、その結果として私が望まぬ結果に陥ってる状況というのはなかなか怒りのぶつけどころも無くってやり切れないよね。アホな運転してるドライバーとかなら「このクソボケ!アホ!おたんこなす!」とか罵声浴びせて切り替えることも出来るけどさ。

 最も雨の中を移動した距離僅か2kmなんだけど。そりゃ私だって延泊不可の通知を受けてから漫然と過ごしていたわけではなくて、ちゃんと別のホステルを探して予約するまで一連の作業をしてましたとも。運の悪さを嘆く前に、とにかく自分にできる対処をするのが旅行者の務め。

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 じゃあ愚痴るなよ 

 今度のホステルは敷地も広いし全体的に新しくて綺麗ではあるのだが、残念なことにキッチンにコンロがなく調理ができない系のホステルだった。ウクライナからこのスタイルのホステルちょいちょい見るけどさ、私にとってホステルの定義って「自炊ができる安宿」なんだよね。あとシャワー浴びれてネットができること。

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 夕食どうしよっかな

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 異国の郵便局は勝手が全く分からない

 外は雨降ってるしで軽く昼食済ました後は、大人しく共同スペースで引きこもってPC作業とかしてた。ネットができると思わず遊んでしまい「作業」という名のネットサーフィンになってしまうことも多いのだが、昨日も遊び尽くしてるためかやたら真面目に作業してた。

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 なんだろ、遊びすぎは良くないって意識のバランス感かな?

 何だか「いやオマエは1から10まで遊んでるじゃん。なに真面目ぶってるのだ」というご指摘が聞こえてきそうで怖いのだが、まぁ遊びにも色々あるんだよ。真剣に頑張ってクリアしていく遊びとダラけて時間を浪費する遊びとさ。同じ遊ぶなら全力でやらなきゃ損でしょう。ということで明日から走行再開予定。

 2019年10月4日(金) 走行距離2km 累計101537km
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 モルドバ6日目 キシナウの町〜キシナウから西北西に76km地点 廃墟脇

 深夜には雨も降り止むって天気予報も言ってたのに、朝になって目を覚ましてもしつこく降り続いてた雨。空模様的にもそう時間経たずに降り止むことは間違いなかろうが、何であっても私のテンションはだだ下がりである。

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 準備するにも気合が入らず

 結局10時過ぎの出発になってしまったのだが、その頃には雲間から青空も姿を見せ始めたしこれで良かったということにしたい。手持ちの残金的にこれ以上延泊するのはできなかったこともあり、晴れてくれて良かったよいやまったく。

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 イベントも無事開催されてるみたいだし

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 どうやらモルドバワインのイベントらしい

 土曜日の午前中というのもあってかキシナウの町抜けるのにそれほど苦労しなかったのは有難い。なおキシナウの中心部はかなり北側に位置してるのか、5〜6km程度で完全に町を抜けてしまったのでありそう思うと1国の首都とはいえ小規模な町だったんだな。

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 そういう首都が好きです

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 やっぱり車の少ない道が落ち着く

 国道1号線にも関わらず全然交通量のない道は所々でひっどい路面が頻発するものの、全体的には走りやすくて楽な道路といえる。

 嬉しいのがエストニア以来ほとんど姿を見せなかった山々が出始めたことで、まだ標高も低くて迫力に欠けるとはいえ、私が好きな山の裾野を曲がりくねって進む道路の風景には思わず笑みが浮かぶ。

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 日本的な景色だとも思う

 キシナウ以南では主要道路から1km程度離れた場所に町が点在していた印象だが、この道では道路に沿う形で村やれ町が出てくるため補給するのが楽で良い。楽なんだけど、もう手持ちのお金がほとんどないのであんまり意味ないのが残念なところ。

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 この町には100m毎に井戸があった

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 適当なところで水も補給しときましょうかね

 ちなみにモルドバの井戸水は普通に飲めたしその後にお腹を下したりもしなかったが、味の方は鉄やら薬臭い感じで褒められたものではない。井戸の水ってなんか美味しそうなイメージがあったけど、個人的にモルドバ井戸水は煮沸しないと飲む気にはなれない。

 なお本当にダメな水の場合は口に入れると危険な味がしたり、喉が受け付けずにえずくから大丈夫。これは自転車旅行で所構わず生水を飲みまくってる私の経験からくる感想で、こんなことやらないほうが良いに決まってる。

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 後半に100mくらいの丘を登ったりしつつ

 まだ17時前だけどダウンヒルが終わったポイントに良い感じの森林が出てきたので走行終了とした。なんだかんだ走ってるとテンション上がってなかなか走り終えない私にとって、この時間帯でのフィニッシュは割と珍しい。

 ちゃんとスーパーで残金0円になるよう買い物した私であり、しかしまだ1番近い国境までは40km以上ある事実。早めにモルドバ脱出しないとお昼ご飯どころかまともにエネルギー補給もできないぞ。

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 だから今晩のうちに目一杯食べておこうか

 余談だがこの夕食は毎回1度に全部食べてるわけじゃないですよ。おかずの半分はコッヘルに移して明日の朝御飯に回しておりますのであしからず。私はそこまで度を越した大食漢ではないつもりですハイ。

 2019年10月5日(土) 走行距離84km 累計101621km
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 モルドバ7日目&ルーマニア1日目 廃墟脇〜ブカレストから北北東に約320km ヤシの町

 地面が落ち葉で敷き詰められたので寝心地良いし、気温が低くても朝露でテントが結露したりしない。枯葉の上って実は最高の野営ポイントなんじゃないか?と最近思い始めてる。残念なのは季節が限定されてしまうということか。

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 立地的に木の下だから姿も隠せる

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 昔は何かの駐車場だったみたい

 もうルーマニアの国境までは20kmちょっとの距離。これはすぐにでも到着できるかと思いきやそうもいかないのが国境事情。

 そこそこ大きな町であるウンゲニの町には何故だかルーマニアへと渡るルートが鉄道しか存在せず、じゃあ自転車はというと北に15kmほど回ったポイントからでないと入国することができない。なんでそういう面倒なことしますかね。

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 せっかくウンゲニ着いてもまだ走る

 しかも途中からポツポツ雨が降ってきたりと最悪な状況に。天気予報では早くとも今夜遅くから降り出すとか出てた気がするのだけどな。まぁキシナウの天気予報だから移動すれば状況も変わるのは仕方ないか。

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 仕方ないので雨宿り

 やっぱり雨降ると気温も下がるのであり、先日まで30度近くだったのは何だったのか?と思える現在8度。一応雨が降り止んだタイミングで走り出したのだけど、レインウェアを着てたのは雨の用心だけでなく寒さ対策でもある。

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 結局国境の町に着いたの14時半だよ

 もうモルドバレウは全くなかったので買い物しない!とかほざいてたけど、ここまで遅くなるとエネルギー補給しないわけにもいかずカード使ってお買い物。なんだかんだモルドバのスーパーは何処でもカード決済できるあたり、やっぱりヨーロッパなんだよなと感じる。

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 久しぶりに免税店見たような

 長い列を作ってる車をすり抜け簡単に出国手続きできるのは自転車の特権で気持ちがいい。別に私が並ばず身勝手な行為をしてるのではなくて、職員の人が「オマエはこっち来い」みたいな感じで先頭へ誘導してくれるんよ。

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 ということでルーマニア

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 道路に期待が持てる感じ

 弱くともしつこい雨が降り続いてるので野宿ではなくヤシの町でホステル泊にしようかと思う。ちょっと調べてみたら「BICYCLE HOSTEL」という名前の宿があり、そりゃまぁ自転車旅行者だしそういった名前の宿なら宿泊してみようと思っちゃうよね。

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 地方都市だと思ってたらやたら立派で驚いたヤシの町

 あとで調べてみたらブカレストに次いでルーマニア第2の都市とウィキペディアさんが歌っておりましたが、第2の都市はブラショフって町だという表記も多くて何が正しいのかさっぱり分からん。別に良いけどさ。

 チェックインした後は外には出ず、手持ち食材でそのまま夕食作ることに。他の宿泊者が良い人たちで色々ルーマニアのことを教えてもらったりしつつの楽しい食事となった。

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 明日には雨も止むらしい

 オマケに久しぶりのドミトリー部屋の利用者が私1人だけ。実質個室みたいなもんであり、なんかここに連泊するのも悪くないような気がしてきた。

 2019年10月6日(日) 走行距離74km 累計101695km
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