自転車ときどき世界1周

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 トルコ2日目 農地〜イスタンブールから西北西に137km地点 丘の上

 テントに朝日が当たって目を覚ます。丸2日に渡って続いた悪天候だが、ようやく雲も無くなり太陽がお目見えするようになった。やっぱり旅行は晴れてナンボ。

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 あとは早く気温が上がって欲しい

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 国境から10kmくらい離れたのにまだトラックが列をなしてる

 昨日のうちにトルコ入るまで走ったは良いが、その時点でタイムアップとなってしまいまだこの国を何も見ていない状態の私。それだけに朝の時点でスピーカーから野太い歌声が響いて来たのはちょっとした驚きと新鮮さを感じたな。

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 イスラム教の国だよなアザーン聞くのは

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 看板に人口が表記されてるの久しぶりに見た

 10kmほどでトルコ最初の町となるエディルネに到着する。ちなみにこの町はオスマントルコ時代の首都だった場所であり、町の中心にはそれは立派なモスクが遠目からも確認できる。

 でも思っていた以上に町並みはヨーロッパなのであり、道行く人も西欧風の顔つきだしとてもアジアの国に来たという感覚がない。まぁイスタンブール以西はヨーロッパと見なされてるところがあるしこんなもんなのかもしれん。

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 そんなヨーロッパ風景に聳え立つモスク

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 道路にも月とか星のマークが

 このエルディネを通過してから道路が一変してアップダウンを繰り返すようになる。既に標高は100mを切るまでに下がってきたのだが、この低い標高でありながら割とキツめの斜度でガンガン登らせ降らせるとは。

 1つ1つの坂は精々50mにも満たない程度だが、頂上に着くと谷を挟んで次の丘が向こう側に鎮座しておりこれがしつこくいつまでも繰り返される。

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 地味に精神的な嫌がらせだぞコレ

 オマケに強くはないが向かい風のダブルパンチときたもんだ。どうやらトルコは町と町の距離は短いようだし、道中にも沢山ガソスタがあるので補給的な心配は必要ないみたいだが。そんなことより平坦な道を用意してやくれまいか?

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 お昼は本場のケバブ

 ちなみにこのお店に入った時にオバちゃんが「いらっしゃい、元気?」から始まって色々話しかけてきたのが印象的。こんな田舎町のケバブ屋でも英語使える人がいるんだという驚きと、ヨーロッパではあまりなかった仕事してる人でもガンガン話しかけてくるフランクさ。トルコ楽しいな。

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 ひまわりが下向いてちゃ駄目だろ

 走ってる方としては楽できないアップダウンが続く道だが、景色は地平線まで畑が続くような世界である。そんな状況なので坂の頂上にたどり着いた時、奥の方に町が見えた瞬間が一番テンション上がる。

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 奥の方に町が

 90km地点で到着した町にてお買い物。予想はしてたがスーパーにアルコール類は一切販売されていなかった。仕方ないのでコーラ買って、コレで代用するか・・・とか思ってたらその数百m先に酒屋が出て来ようとは。

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 モスクモスク 

 東欧走ってきた身としてはややお高いビールだが迷わず購入する程度には安価である。ちなみにビール2本で夕食・朝食の材料とほぼ同じ料金(約360円)だった。

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 そんじゃ町を抜けて

 木々が少ない畑ばかりだが、波打ってる土地なので道路から離れると姿を見られる心配ないのはありがたい。折角なので丘の上にテント設営し日が落ちる光景を眺めつつビール。

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 これが楽しいんだわ

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 もう1本は夕食で

 アルコール買えることも分かったし、トルコ楽しくなりそうなんだけどな。6日にはフライト予約入れちゃってるというのがちと残念。ざっくりした予定ではもっかいトルコに来るつもりなので、その時に色々楽しもうかと思ってます。

 2019年11月2日(土) 走行距離99km 累計103570km
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 トルコ3日目 丘の上〜イスタンブールから西に54km地点 雑木林

 やっぱ周囲に障害物のない景観良い場所でのキャンプは最高で、夜中に見える満点の星空もそうだし目を覚まして地平線から朝日が昇ってくるのを見れるのもそう。

 でもちょっと朝の気温があんまり低すぎて、目を覚ましてもなかなか活動できないのはどうしたものか。まだペットボトルの水が凍ってないから氷点下にはなってないレベルなんだけどな。

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 こんなんじゃ冬を乗り切れそうにない

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 日が出てしまうと楽なんだけど 

 カメラの電池が切れかけだったりフライシートを乾かしたりと諸々の作業に押されて9時半過ぎの出発となる。最近は日照時間も少ないのだし、なるべく早めに出発しようと思ってるんだけどなかなか上手くいかないな。

 早くに出発して早めに走り終える。これが目指すべき理想の旅行スタイルだと思っているが、遅くに動き出して夕暮れギリギリにテント張ってる気がするここ最近。ゆったりしてるといえば聞こえは良いが、やるべきタスクを後回しにして慌ててる夏休みの小学生と変わらない。

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 今日も引き続きアップダウンと思いきや

 20kmほどで道が徐々に平坦基調となり楽して走れるようになる。正直「イスタンブールまでずっとこんな道かな」と覚悟してたので、こうして走りやすい道になるとは驚きだ。そして嬉しい。

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 楽な道で良いんやで

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 モスク増し増し 

 昨日は正面から吹いてた風もどうやら南からの完全横風となった様子で大分マシ。このチャンスを逃すものかとグイグイ進んでいた・・・ような気がする。その割に13時前の時点で到着したチョルルの町は、走行距離だと50km未満の位置だったけども。

 とりあえずお昼休憩しようと中心部をフラついてたらオッちゃんが「まぁここに座れよ!」的な感じで手招きしており、疑いもせずホイホイ近づく茶壺さん。海外で知らない人に声かけられて簡単に付いてったら駄目ですよ。

 とりあえず自転車が好きで、私を見かけて思わず声かけてしまったことは分かった。しかしそれでチャイを頂くどころかお昼までご馳走になる道理はないだろう。あまつさえ「満腹か?もっと食べるか?」とか聞いてこられる始末であり、いくら私でも父親くらいの年齢した人に何度も使いっ走りみたいなことさせられない。

 「ありがとう、もうお腹いっぱいだよ」と答えたのは胃袋じゃなくて、そういう胸がいっぱい的な意味。なので別れた後に追加でケバブ食べたりしてる。

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 チャイを飲みつつオッちゃんに言われて待機中の1枚

 ちなみにお昼時だったので、写真後方のモスクから良い感じにアザーンの音楽をバックミュージックにしての食事であった。そこでオッちゃんがアザーンを指して翻訳してくれた言葉が「美しい歌声です」だったのであり、もうなんか最高に楽しいわトルコ。

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 ここから先は海沿いを走る道に

 海岸線でギリシャ側から伸びる主要道路と合流したためか、交通量が一気に増えた反面、側道の幅は狭くなり路面状態は悪くなるという1つも嬉しくない状態に。しかも無くなったハズのアップダウンが復活してきた。

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 なのであんまり写真撮ってる余裕もない

 フライト前のためバーナーのガソリン容量もギリギリまで減らしてる関係で、夕食はお店のケバブをテイクアウトで済まし、明日の朝食でガソリン使い切る予定。ガソリン料金なんて1回100円そこそこだけどさ、綺麗に使い切った方がなんか気持ちいいじゃん。

 そんな感じでシリウリの町を過ぎた所に出てきた人工林エリアにて本日終了。明日イスタンブールに到着できる見込みで手持ち食材等ガンガン使っているのであり、もしイスタンブール着けなかったら笑い話じゃ済まされない。

 2019年11月3日(日) 走行距離97km 累計103667km
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 トルコ4日目 雑木林〜アジアとヨーロッパの境界線 イスタンブールの町

 自転車旅行していて辛いと思うことは無いけれど、嫌だと感じることはそれなりにある。「人口密集した大都会へ入る」というのはその最たるモノであり、ちなみに「飛行機に自転車を乗せる」というのも同様だ。イスタンブールでこの2大イベントが待ち構えていると思うと今から気が重い。

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 でも行かないことには色々と問題が

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 どうしたもんやら

 気が重たいスタートだが、意外にもまだ道路はしっかりとした側道が残ってる走りやすい道だ。流石に私もこのまま楽して市内に突入できると思ってるほど甘い考えしてはいないが「案外なんとかなるんじゃね?」とか希望を持ってしまうのは仕方ない。

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 それは酷い目に合うフラグだ

 中心街までまだ45kmを残したポイントから、いわゆる半島になってる地形を横切るように進むのだが。これが想像以上に最悪というか、主要道路は完全に側道が無くなりローカル道にエスケープするのは仕方ないけどさ。

 エグすぎる斜度の坂道と危険を感じるレベルの交通量。しかも主要道路同士は全て立体交差で結ばれており、つまりローカル道はそうした道路で道が寸断されてて先へと進めない。陸橋には階段しかないし、地下通路も同様だ。自転車の行き場が存在しない。

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 10km進むのに1時間半とかかかる

 今朝はかなり早めに出発し余裕を持った行動心がけていたのだが、なんか今日中に到着できるのか不安になってくる。世界でも有数の人口を誇るイスタンブール都市圏だが、地形的な問題で東西に長く伸びていることがより一層突入を難しくさせている。

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 もうやだ

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 とにかくお昼食べて落ち着こう

 まだあと20km以上もこんな地獄の道を走るのか・・・と思っていたのだが、半島を超えて橋を渡りイスタンブールの市内に入ったら一気に走りやすくなった。

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 自転車専用道とか出てくるし

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 そうでない道でもこの通り

 相手の懐に入ってしまう方がむしろ安全だ!という何の格闘漫画で使われそうな理論だが、まさか町中の方が安全に走れるとは思いもよらなんだイスタンブール。

 南端の自転車道に沿って進み、そのままアジアとヨーロッパを分けるボスポラス海峡に到着である。とりあえず自転車における移動という意味では第1期ヨーロッパ編のゴール地点だ。

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 第2期はいつごろ?

 結果的に15時過ぎと余裕ある到着になったため、下調べしといた自転車街のショップへと向かう。ルーマニア・ブルガリアと2カ国に渡ってマラソンプラスのタイヤ入手に失敗しており、ここイスタンブールでタイヤ買えないと色々と面倒なことになるため私も本気だ。

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 このショップがシュワルベの直営店

 店前で雑多に置かれたタイヤにシュワルベタイヤが散見され、はやる気持ちを抑えつつ「これの26インチある?幅員1.75で」と聞いてみたら奥の倉庫からバッチリ持ち出してきてくれた。しかも2本。

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 本当に助かりました

 いやもうこれだけでイスタンブール来てよかった!と声を大にして叫びたい。海外自転車旅行者ならばルートがどうあれ多くの人がこの町に訪れるのであり、マラソンプラスを扱ってるこのショップの存在は極一部のサイクリストに重宝されてるんだろな。

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 申し訳程度に観光して

 下調べしといたアゴラゲストハウスに投宿したのはいいんだけどさ。この宿、周辺の安宿と比べてやや高めの値段設定してる割にキッチン使えないとか食事を持ち込めない等、色々と制限が多くて面倒だ。オマケに超観光地エリアのど真ん中に位置してるので周辺でお安く食事済ますことが難しい。

 やたらネットの評価が高かったけど、ここ長期旅行者が利用するのに適してないわ。洗濯もできないので頼もうとしたら1Kgで3ユーロとかぼったくり料金だったし、こりゃ失敗したな。

 何はともあれ早くも6日にフライトである。ダンボールの手配から出発準備の諸々用具を明日1日で取り揃えなければ。イスタンブールを観光してるいとまがない。

 2019年11月4日(月) 走行距離75km 累計103742km
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 トルコ5日目 イスタンブールの町

 フライト前準備の日。私が利用する飛行場は最近建設された新空港ではなくヨーロッパ側にあるサビハ・ギョクチェン空港となる。これが距離にして約40kmとダンボール担いで移動するのはしんどい長さであるため、宿のスタッフにシャトルバスで自転車運ぶことはできないか?と聞いてみたのだが。

 結果は駄目とのことで。じゃあ仕方ないので列車に乗せて空港近くの駅まで移動することはできるかな?と聞くも「ラッシュの時間帯でなければ路線によっては多分大丈夫」という答えが返ってきた。あとは実際に駅で確かめてみるしかなさそうだ。

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 色々と不安

 しかし悩んでいても拉致があかない。とにかく荷物を取りまとめるサランラップや衝撃吸収の緩衝材を求めてお買い物に出発だ。宿の近場には大型スーパーがないのでトラムを利用してショッピングモールへと向かう。

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 仕方ないとはいえ 

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 観光地すぎるとこういうのが面倒

 ちなみにショッピングモールの入口で空港の金属検査に使われるゲートチェックがあったりして驚いた。多分イスタンブールの治安的な問題というよりは、大きな建物でテロの標的になりやすいということを考慮した措置なんだと思う。イスタンブールの治安自体は全く問題ないと感じるし。

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 よくあるモールって感じ 

 首尾よくアイテムをゲットして昨日利用した自転車街へと舞い戻る。自分でも「何で昨日訪れた時にダンボールゲットしとかなかったんだ?」と疑問に思うが、あの時タイヤ見つけた嬉しさでテンション上がってて割と他のことは忘れてたんです、馬鹿ですね。

 自転車関連のお店が6〜7店舗ほど寄り集まっているのだが、そのうち1店舗の店員が「明日には用意しといてやるよ!」と言ってくれたのでお願いして宿に戻った。確率的には五分五分くらいだと思ってる。駄目だったら当日ヨーロッパ側のショップで何とかしてみよう。

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 色々不安はあるけれど

 洗浄していたガソリンバーナーを乾かし何はともあれ下準備は整った。あとは明日の出たとこ勝負なのであり、ああ嫌だなこの緊張感。何で私は飛行機なんか使ってるんだろうね?

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 地中海南下するフェリーが無くて陸路はシリア通るしかないからです

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 電気街でコンデジの電池も買っといた

 せっかく多様なカメラショップがあるのでぶっ壊れた三脚も新調したいのだが、フライト前に余計な荷物買い込むのは愚の骨頂なので自重する。荷物が超過重量なのは確実で如何にその料金を安くするかというのが自転車旅行のフライトスタイル。

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 この2日で2組ほど自転車旅行者見たな

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 結構面白そうな商品色々あったけども

 やれることはやったさ・・・と疲れてベッドに横になる。何時ものことながらフライト前ってのは不安がいっぱいだ。

 2019年11月5日(火) 走行距離0km 累計103742km
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 トルコ6日目 イスタンブールの町〜サビハ・ギョクチェン国際空港

 朝から無事フライトできるのかと不安いっぱいで迎えるイスタンブール。特に今回は

 1、ちゃんと自転車梱包用のダンボールがゲットできるのか?
 2、サビハ空港まで40kmの道をダンボール抱えて走れるのか?
 3、そもそもトルコ航空は自転車の預け入れと荷物超過料金をちゃんと対応して載せてくれるのか?

 といった複数に渡る疑問が解消されないままなので。一応駄目だった場合に備えて対応策も考えているし、3番に関しては事前に質問メール送ったんだけど、システムのエラーだか何だか知らんがマトモに送信されなかったという私サイドでどうにもできない点である。

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 とにかく出発します

 イスタンブールには2つの国際空港が存在し、ヨーロッパ側のイスタンブール空港は近年新設された大規模空港。当然ながら就航数も遥かに多く、最近のイスタンブール旅行者はこちらの空港を利用するのが普通らしい。

 しかし私は海峡を渡る必要があり、遠くて規模の小さなサビハ・ギョクチェン国際空港の便を予約しているため仕方なくそちらへ向かうことに。フライト予約した時は利用飛行場なんて気にしてなかったもん。

 その前に昨日の自転車ショップへ向かいダンボールを頂に。多分用意し忘れてるだろな〜と思っていたが、私を見るなり「ちょっと待ってろ」と言い残して倉庫から引っ張り出してきたのは完璧な自転車梱包用のダンボール。スミマセン、疑ったりして。

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 お店の前で自転車に積み込みする

 昨日下調べしといたすぐ側のフェリーポートに移動し、これまた昨日のうちに購入しといたイスタンブール公共交通プリペイドカードでそのままフェリーに自転車ごと乗り込む。このフェリーに自転車が積み込めるのは確認済み何だけどさ。

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 問題はこの先だ

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 それはともかくバイバイヨーロッパ

 さてアジア側のフェリーポート乗り場に隣接してメトロがある。ヨーロッパ側のメトロには自転車禁止のマークが描かれていたこともあり、どうやらイスタンブールでは列車に自転車を載せる輪行は許されていないかな・・・と思いつつも、ダメ元で突撃してみる。

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 聞いてみるのはタダなので

 すると意外にも係員の人は「自転車はこっちの改札から通ってね」と普通に案内してくれたのであり、そのまま列車に載せることに成功した。これはかなり僥倖だったと思ってる。

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 お陰様で一気にワープ

 しかし2019年現在のメトロ線は終点の空港まで路線が延びておらず、空港手前10kmポイントが終点駅。とはいえ大幅に距離を短縮できたし、もうこれは楽勝だわ!とウキウキ気分で空港までラストランに入る。

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 最初がエグい上り坂だったけど

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 ずいぶん人気あった定食屋でお昼

 ちなみにこのメニューで14リラ(約270円)であり、イスタンブールの中心街と比較してお値段半分以下と言って良い。如何にイスタンブールの一部区画が無茶苦茶な商売をしてるかという話ね。

 一応40km全自走を見込んで出発しており、空港へは大幅に早い到着が見込まれる形となり適当なカフェにてネットして時間潰す。どうやらトルコの空港はFreeWi-Fiとかの設備が無いらしいので。

 16時半になって再び移動始め、夕食をテイクアウトしつつ17時にサビハ・ギョクチェン国際空港到着である。

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 どこから入れば良いのか迷う

 さぁここからがもう1つの山場であり、自転車の解体から梱包までの作業をしなければ!・・・とか意気込んでいたのだが、まさか最初の空港入場における荷物検査で躓くとは。

 というのも自転車が大きすぎてX線検査装置に入らなかったため、わざわざ地下の大型荷物専用の検査機まで連行されたりとかした。職員全然英語話せる人いないし、何かヤバいことになってるのかと心配したぞ。

 とにかくパッキングを作業を1時間半ほどで終えてそのままチェックインカウンターへ。どうやらトルコ航空は荷物の数ではなく総重量で超過重量換算する方式らしく、自転車セット以外の超過重量今回は16Kg(合計36Kg)で収まった。石鹸とかカミソリまで断捨離して今回はかなり軽量化頑張った。

 自転車の超過重量料金と合わせて約16000円支払いでフィニッシュなのであり、要するに人間1人分のチケット料金とほぼ同額支払うことになりました。まぁそれくらい必要だとは思ってた。

 これらの手続き全て終えて、ようやくトルコ出国するためのイミグレ検査へと向かうのだけど。通常出国検査なんてもうその国からオサラバするんだしスパッとスタンプ押してそれまでよ・・・という簡単なパターンかと思いきや、今から向かうはイスラエル。

 世界で最も入国審査が厳しいとされる国の1つであり、出国スタンプもらうだけでもかなり面倒くさかった。しかしそれで終わりとはいかないのがイスラエルで、私が向かう搭乗ゲートの最端だけブースを区切って2度目の審査が待っていようとは。

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 本当面倒な国だな

 兎にも角にも全ての問題を乗り越えて、フライト前にはもうヘロヘロ。やっぱり飛行機移動なんて1年で1回くらいに留めておくのが良いと思うのだ。

 2019年11月6日(水) 走行距離15km 累計103757km

 第6部 〜To Be Continued〜
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