自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > オーストリア

 ドイツ18日目&オーストリア1日目 フォルクゲン湖畔〜フェルトキルヒから東北東に約80km シュタンツァッハの町 

 オリバーからオススメされたお城の名前は「ノイシュヴァンシュタイン城」という舌を噛みそうな名前。すぐ隣にあるもう1つのお城も「ホーエンヴァンガウ城」なのだから、これはもうドイツ語が日本人に馴染まないと思うしかない。

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 暖かな湖畔の朝でした

 でも調べてみたらシンデレラ城のモデルになったとか特に日本人に人気の観光地とあって、なるほど昨日のロマンチック街道もそういう理由か・・・と得心を得た気持ちになりつつ。それじゃあお城見学に行ってみようか。

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 アクセス悪そうな場所にあるな・・・

 とか冗談で思っていたら本当に訪れるの大変なお城だった。というかしっかり道が整備されているにも関わらず、自転車は走行禁止だよと言われてしまい、指示されたエスケープルートが地獄の未舗装&急斜面だった。全身汗まみれで必死に自転車押すこと30分、ようやくお城の姿が見えた時には正直「勘弁してくれ・・・」という気持ちが強かったぞ。

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 疲れたよ

 しかもその後「自転車降りて進めば歩行者用の道でも構わないよ」とか言われてしまい、私の苦労はなんだったのさ?山じゃないんだから楽して辿り着きたかったでござる。

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 苦労した1枚となりました

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 流石に絵になるお城だわ

 城内はツアーでのみ見学可能となっており、オマケに内部で撮影禁止とあったので素直に退散する。というか割と全力使って疲れ切っており、ちょっと落ち着かないと先に進めそうにないのだが。

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 こんな坂登ったんだよ?

 ということですぐ側に鎮座するホーエンヴァンガウ城へ。こちらは遠回りすれば乗車したまま行けるよと教えてくれたノルウェー人のアドバイスに従って楽勝で到着できた。係員より観光客の方が良い情報くれるのな。

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 個人的にはこちらの城の方が好み

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 ノイシュヴァンシュタイン城は全体的に刺々しいのよ

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 それに対して此方は重厚感を感じるというか

 何れにしても正にヨーロッパ的なお城!という感じの建築物を堪能できて面白かった。このまま一気に南下して国境越えてしまいたいところだが、私にはやるべきタスクが1つ残っている。

 というのも使い過ぎて既に溝が全くないタイヤを交換しなくては!なのだ。日本フライト前に「ドイツ製のタイヤだからそっちで交換するわ!」とか言ってたのに、初日はともかく翌日は日曜日でショップ休業。昨日は田舎ばかりで営業してる自転車店が存在せず、気付けばドイツの出国直前になって慌てている始末。

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 とにかく回ってみましょう

 簡単に見つかるかと思いきや、3店目でようやく発見できたのであり正直「胸を撫で下ろした」という気持ちが強い。この町にある自転車ショップは恐らく4軒だったのでリーチかかってたワケだし。

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 店長がサービスでタイヤ交換してくれた

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 ドイツでも流石に世界1周サイクリストは珍しいらしい

 色々あったがこれで準備万端だ。ちょっと走ったところがもうオーストリアとの国境であり、正直コロナの絡みで何か面倒毎あったら嫌だな・・・くらいに考えていたのだが、普通に国境が何処だか分からないレベルでいつの間にか入国してたレベル。

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 これが国境ラインだったということにしておこう

 ドイツと異なり国の大部分にアルプスの山々を抱えるオーストリア。緩やかな坂を走りつつ、左右に聳える山の隙間を縫うようにして進んでいくのはまた違った雰囲気だ。

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 絵になる国だわ

 この国もまたオススメサイクリングルートとしてバッチリ国中に自転車道と走りやすい道が表記されているようで、実に快適な走行が楽しめる。特に森林の中を進む道は野宿の心配もなくて旅行者的には実に良い道だ。

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 初日だけどもうオーストリア大好き

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 こんなに走ってて気分の良い国も珍しいよ

 あまりに走行ストレスが少ないのでいつまでも走っていたくなるが、とりあえず18時を目処に終了して食材の購入へ動き出す。そもそも人口少ない国な上に、西部のこの辺は小さな町ばかりで油断してるとスーパー見つからない!?的な罠にハマりそう。

 太陽は山の向こう側に隠れてしまうので早いタイミングで陰ってきたが、それでも周囲が完全に暗くなったのは22時を過ぎてから。この環境だと簡単に見つからない場所へテント張れるのが大きなポイントになると思う。

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 生卵と思ったらゆで卵買ってしまった夕食

 1日盛り沢山で目が回りそうだが、海外での自転車旅行ってのはこんな感じだったなと。日記がやたら長くなるのが面倒だ。

 2022年7月12日(火) 走行距離60km  累計112406km
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 オーストリア2日目 シュタンツァッハの町〜フェルトキルヒから東北東に約30km アウの町

 草地がフッカフカで実に寝心地の良かった夜。それでも何度か深夜に目を覚ますのは、もう私が「野営じゃ熟睡できない」タイプなのだと思うしかない。なお自転車旅行車的には深夜の物音ですぐ目を覚ませるスキルは大切だったりするのが悩ましい。

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 朝の気温5〜6度くらいだったんじゃないかな?

 おかげで寒くて準備も進まずようやく9時出発したと思いきや、後輪タイヤがパンクしていた。すわ!?昨日あたり強いマラソンプラスに交換したばかりなのに?と思ったのだが、何のことはないチューブのバルブが馬鹿になってて空気が漏れてしまったようで。

 結局チューブ交換してようやく走り始めたのは10時前になってから。流石にこの時間帯だと暑さで汗が出てくるほどには気温も上がっている。

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 今日も楽しくなりそうだ

 というか地味に標高が高いので寒暖の差が激しいのだと思われる。スタート地点の標高が700m近くあったし本日の最高地点は1600m越えだ。緯度を鑑みると普通に森林限界でもおかしくない高さだろうて。

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 なお冬はこの辺一面全て雪で埋もれるらしい

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 だからこんなに薪集めているんだね

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 尖塔が玉葱型の教会が増えたな

 とするとこのサイクリングロードも冬季はスキーコースに変わるのだろうな。北欧なんかも同じように夏と冬で自転車道とスキーコースが両立していた。

 お陰様で私は車両もこなけりゃ信号も出てこない快適な道を走れるのだが、流石のオーストリアでも全ての道に自転車道が整備されてるわけではないようで。シュテークという町を過ぎると車道と合流しそれまでの緩やかな坂とは打って変わり本格的な上り坂が始まった。

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 交通量少ないのでそれほど怖さはない

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 大抵の大型スーパーにはFreeWi-Fiが飛んでる

 1300mまで登ったところでワースという三叉路の町に出る。どちら進んでも構わないのだが、どうしよっかな・・・と看板の地図を眺めていたら「コーヒーを一緒に飲まないか?」とお誘い受けてしまう。嬉しいです、コーヒー大好き!

 人口200人ほどの小さな集落だからか、あっちの家に住んでる人がオリンピックのメダリストだったり、カフェのウエイトレスとも知り合いだったりと情報筒抜けで微笑ましい。奥さんがラジオ番組のDJらしくスマホに私の自転車旅行遍歴とか旅行動機を録音されたのだけど、近日へっぽこな英語の問答があったらゴメンなさい。緊張してました。

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 オススメのルートも教えてもらった

 スキーエリアのメッカであるらしいワース近郊は夏のシーズンハイキングで賑わっているそうで実に多くのアルピニストを見る。凄いのがそれと同数以上のサイクリストがいることで、ドイツと同じくオーストリアも自転車が文化として定着しているという印象を受ける。

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 ということで峠のてっぺん

 このダウンヒルが雄大な景色に気を取られてクラッシュしてしまうのを注意するほど素晴らしい景色。世界中どこの山も見惚れてしまうほど綺麗な景色だと思っているが、ヨーロッパアルプスもまたその美しさに息を飲むレベル。

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 あと斜度が急でブレーキ握りっぱなし

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 両手の握力が・・・

 何度か休憩を挟みつつスタート時とほぼ同様の標高まで降りてきた所にあるアウの町で食材買い込み本日終了としたい。ところで町の名前である「アウ」ってアルファベット2文字で世界的にも短い地名だと思われる。

 日本だと「津」があるのだが、これはアルファベットで表示すると「TSU」で3文字になってしまうのだ。なお最短の町名はノルウェーにある「オー」という町らしい。実は行ってみたいと思ってたけど、滞在日数余裕がなくて行けなかった場所だったりする。

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 すげー形の山だなぁ

 町外れにある雑木林の中に自転車突っ込んで本日終了。オーストリアは何処にでも水飲み場が設置されてるし、いくらでも近くに川が流れているので、走行中も水分補給気にしなくて良いし、テント泊しても気軽に身体洗えるしビールも冷やした状態で飲むことができる。流石アルプスを抱えてる国は水関係が優秀だ。

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 ビールも美味い

 ただし川の水は水温ものすごく冷たいことが多く、やっぱこれアルプスの雪解け水なのかな?なので川に入って遊んでるオーストリア人は今まで1人も見ていません。プールに入って泳ぐのがオーストリア。

 2022年7月13日(水) 走行距離69km  累計112475km
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 オーストリア3日目 アウの町〜国境沿いの町 フェルトキルヒの町

 今日は割と早くに目を覚ましたのだが、むしろ本日こそ寝坊しても良い日だったりする。というのもこのまま西進すると半日強でリヒテンシュタイン及びスイスへ突入する計算となるのだが。

 この2カ国とにかく物価が高いと言われたので、入国前に半日休息を取って休まず一気に走り抜けようという魂胆であるため。セコいことやってますね。

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 朝方雨降りそうでドキドキした

 昨日確認してたから知ってたけれど、アウの町抜けると同時に山岳路の始まりだ。ウォーミングアップも済んでいない身体に10%越えの斜度はキツい。国内と違って予備の食材色々運んでいるのもあって自転車更に重たいし、頂上たどり着くまで2度も休憩挟んじゃったよ。

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 弱くなってるなぁ

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 救いは景色が抜群なこと

 今回も1500m弱の標高まで登らされ、そんな場所でふと横を見ればリフトに乗って山頂へと向かう人々が。徒歩の人は更に高い場所を目指すのですね、自転車はこの辺でお腹いっぱいです。

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 はよ下り坂ちょうだい

 昨日・今日とオーストリアの山を走って感じたのだが、アルプスって割と斜度をキツめに設定してる気がするぞ。上りの時も大変なのだが、それより下り坂で斜度が急過ぎると事故の元なのでもっと緩やかにしてほしいのだがなぁ。

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 あっという間に700mほど降りた

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 材木屋ですらオシャレな雰囲気を受ける

 正直最初の峠で疲れ果てたのでもう楽してゴールまで到着したい気持ちだったのだが、そうは問屋が下さない。渓谷の右岸側に位置する道は谷底ではなく山の中腹に道路を伸ばしているようで、しかし谷の向こう側も似たような道が見えるんだよな。

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 つまりどっちにしても登らされる、と

 むしろドイツ丸1日走った日より疲れているような気がするのであり、もう私もいい歳なのでそんな毎日走り続けるとかできないのだから。もっと計画的にダラダラ休んで行かなくては。

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 大きなサッカーコートで

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 サッカーゲームやってるとか洒落の通じる国だな

 ようやくフェルトキルヒの町へと到着し、町中での散策やれ観光もそこそこに図書館へ。先進国の図書館サービス充実っぷりときたら本当に素晴らしいのであり、早く日本も全国の主要図書館にWi-Fiの導入だけでも急がせるべきだと茶壺さん思います。

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 充電するものいっぱい

 閉館時間いっぱいまでネット使わせていただき、完全フリーだった私のルートも多少固まってきたようなそうでもないような。とりあえず調べておいた町から近くにある川沿いのエリアへと移動して走行終了とす。

 30mほど川向こうの対岸はスイスなんだよなぁ・・・と感慨深くあるのは日本が島国だからだろうか?今までも幾つか国境沿いで宿泊なり野営をしてきた私だが、これだけ牧歌的な雰囲気の国境も少ない気がする。

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 パスタ持ちすぎなので消費していこうかと

 標高下がったからだろうか日が沈んでも結構な暑さなのであり、今夜はシュラフ使わないで寝ようかな。

 2022年7月14日(木) 走行距離56km  累計112531km
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 オーストリア6日目 森林〜ザルツブルグから南に103km地点 散策路脇

 前々からの情報収集で本日はずっと天気悪い状況が続く模様。だから休みも入れずドロミテ街道走り続けてきたのだし、レンツの町付近にテント張って雨の間作業できる環境を整えたつもり。

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 あれ?降ってないぞ

 いやまぁそれならそれで好都合。むしろテント収納して動き出すまでの間にどうしてもビショビショになるのは避けられないため、これは有り難いイレギュラーなのだ。

 油断して8時前まで寝ていた私だが、そんな状況なので手早く準備して雨が降り出す前にレンツの町へ到着してしまうことにした。

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 流石にこのまま雨降らないとは思っていない

 幾つか自転車ショップが固まっていたので物色しつつ、出てきたマックのお店に入店し昨日は時間なくて出来なかった作業の続きを始めたものの。

 平日昼間だというのに店内凄まじい混雑っぷりで、流石にこのまま何時間も居座ってるの居心地が悪い。結局14時半のタイミングで居た堪れなくなり出ることにして、その後は店の軒下に移動し雨が降り止むのを待つことに。

 17時のタイミングで雨が降り止み一安心。天気予報通りとはいえこのまま深夜まで降り続けられると今日の野営地探すの非常に困るので。

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 いっときは雹まで降ってきて怖かった

 買い物済ませてどうするのかといえば、先へ進む茶壺さん。幾ら日が落ちるの遅い夏のヨーロッパとはいえ18時前から峠1本越えて進もうというのは些か無茶しすぎでは?とは自分でも思うのだが。

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 実は雨待ちの間に

 情報収集してたらレンツの町から程近い場所にオーストリア最高峰のグロースグロックナーという山があり、これの脇を通る大層素晴らしい峠道があると知ってしまったのだ。そんなの走ってみたいに決まってる!

 でもこの先1週間以上ずっと雨模様の安定しない天気が続くのであり、悪天候で厳しい峠へのチャレンジは避けたいのが事実。とすると天気が安定しているヒルクライムチャンスは明日水曜日のみとなる。

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 ということで

 明日1日で峠を登り切れるポイントまで今日中に移動するのが絶対条件なのだ。私が荷物満載のロシナンテ号で1日に登れる獲得標高は2500mが限界なので。

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 今日のうちに拠点となる町くらいまで移動しときたい

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 雲の中突入しちゃったけど雨には降られなかった

 かなり斜度のキツい坂で、そうだったオーストリアは坂道ガッツリ厳しい角度でお出ししてくる国だったな・・・と1年前の記憶を思い出しつつ走る。

 幸いにして昨日の午後と今日とで私の両足も多少は疲れが抜けたようで、全快とはいかないまでも無理のない程度に坂を登り切ることができ一安心。というかここで駄目だったなら明日本番は確実に無理だと思う。

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 つまりここは登れて当然というワケだ

 頂上から300mほど下ったヴィンクラーンという町に到着したのは19時半で、スーパー等の商店が閉まるの早いオーストリアでは買い物ができず。これを見越して先にレンツの町で食材諸々購入しといたのだ。流石!茶壺さんできる子!

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 と、思ったけど

 よく考えたらレンツで買い物に30分以上かかってるので、それを換算すると閉店前に到着できた疑惑がある。つまり私はわざわざ5kgの重石を抱えてヒルクライムしてたのか・・・

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 約600mも

 まぁ先行き不明な状況で安全策を採っていくのは悪いことではない。少なくとも消防という組織ではそうした活動が求められたし、私はこの自転車旅行もそういう意識で行動している。ただ読みを外してガッカリすることも当然あるワケで。

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 何年旅行しても全てが思う通りにはいかない

 むしろ想像もできないことが起きるから面白いのだ。・・・という側面が旅行にあることは間違いないし、ここは笑ってビール飲みましょう。そしてできれば明日も笑って峠を登りたい。

 2023年8月1日(火) 走行距離26km  累計137142km
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 オーストリア7日目 散策路脇〜ザルツブルグから南南西に約60km シュウドルフの町

 朝になっても雨は降っていない空模様に安堵しつつ、早朝から出発準備に取り掛かる。天気の急変も怖いが、単純にオーストリア最高峰であるグロースグロックナー山の脇を抜けてく峠道の挑戦は相当厳しいことが予想されるためスタートが早いに越したことはない。

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 8時前には走行開始した

 昨日到着したヴィンクラーンの町だが、別にここから山へ向けてすぐ上り坂が始まるわけではない。暫くは山々の間を抜けて川沿いを進む渓谷ルートとなる道が続く。

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 ちょっとは登るけど

 道路と分離された自転車道もあるし小さいながらも美しい村が定期的に出てきて気持ちいい。ただし天気は下手すればすぐに雨が降ってきそうな雰囲気で気が気でないのも事実。

 というか途中で1度小雨が降り出し慌てて軒下へ逃げ込んだりもしているが、短時間で降り止んだこともあり「とりあえず本格的なヒルクライムが始まるホーフの町まで行って判断しよう!」という気持ちで進む。

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 この考え方はさ

 先に進めば進むほど「せっかく此処まで来たのだし・・・」と撤退の判断を下し辛くなるので良くない気もするのだが、最悪ホーフの町にあるキャンプ場で数日様子を見る可能性も考慮に入れつつ。

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 1番怖いのは峠の下り途中で雨に降られること

 そのホーフの標高が約1300m。此処で少々早めの昼食を摂っていると、山頂方向が明るくなってきたこともあり先に進むことを決める。やると決めたらあとは気合と根性だ。

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 ちなみに町でネット使って天気予報も確認してる

 んでスタートしたのは良いが、この坂が凄まじい斜度。ギアを最軽にしてもペダルが重たく漕ぎ続けるの困難であるレベル。2500mを超える峠でゴールはまだまだ先なのに、序盤で早くも両足プルプルなのだが。

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 ちょい待て平均斜度12%って鬼か!

 ちなみに先日登ったイタリアのステルヴィオ峠が平均斜度7%前後だったと記憶している。私はフルパッキンの自転車なら斜度10%まではギリギリ継続して坂を登っていけるのだが、標高差1000m以上で12%が続くってヤバいことになりそうな予感。余談だけど12%というのは1km進む間に120m登る坂道のこと。

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 ちょいちょい停車して休憩挟むけど

 オーストリアの道路作ってるヤツはセンスがないというか、つづら折りという道が何故あるのか分かっていないと思う。直線では斜度(角度)がありすぎ危険だから道を曲がりくねらせ緩やかにしているのであって、なのに延ばした距離をほぼ平坦路と急斜路で二分していちゃ意味ないだろう!坂全体を緩やかにしろよ!

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 エグい

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 こんな道だけど結構サイクリストはいる

 というかむしろこの峠はジロで使われた(オーストリアなのに)こともあって自転車乗りに人気なのだ。加えて山頂への道は有料道路なのだが、自転車だと無料というのも嬉しいところ。

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 何しろ交通量金車両は40€と超高額

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 その料金所を越えて

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 潰れてたレストランの脇まで来た

 必死でここまで登ってきたのに何がしたいのか、ここから少々下り坂が入って標高下がってしまう事実。こういう罠があるせいでグロースグロックナーのヒルクライムは一見すると「距離と獲得標高を見る限り、まぁ普通かな」と勘違いしそうになる。

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 間違いなく今まで登ったヨーロッパの峠で1番キツい

 なんだかんだ私も相当鍛えている(つもり)ので登頂できるだろうと踏んでいたが、もう最後の2kmくらいで完全に足が限界となってしまい、休憩入れて再開しても500mかそこらで動けなくなってしまう。

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 あとちょっとなのにゴールが遠い

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 オマケに相当な寒さ

 何度立ち止まったか分からないが、それでも進めば必ずゴールはやって来る。限界を超えた感覚というのを味わい尽くしたグロースグロックナー峠に何とか登頂。

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 完全に雲の中での1枚

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 寒いと思ったら8度切ってるよ

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 雪も残ってたし 

 しかしこれで終わりじゃなかった事実。トンネルを抜けて山の裏側へ抜けると天気は一変して青空が広がったのにも驚いたが、下り坂を挟んでもう1本のピークがあるなんてそんなの聞いてないよ。

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 とりあえず見晴台で記念撮影 

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 山に雲がぶつかっている図

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 この湖から2〜300mくらい登り返す

 体力的にも限界を超えていたし、山頂到達して何とか繋いでた気持ちも途切れてしまった。それでも強烈な追い風を受けて半分くらいは乗車して進めたが、後半は完全に動けなくなり自転車押して山頂到着に。

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 久々に舗装路で押しが入ったな

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 地味に時間も17時すぎてる

 もはやペダル踏み込む気力もないままにダウンヒルの始まりだ。こちら側の坂も平均斜度12%と表記されてて、ちょっと気を抜くと自転車ごと吹っ飛んでしまいそうなほどスピード出て怖い。

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 しかも風が強いんだ

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 でも天気良くて最高の気分ではある

 ブレーキの熱を冷ますため、ちょいちょい休憩入れながら北へと進み、料金所を抜け渓谷も脱出し山岳地帯がようやく終わった。長かった・・・

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 というかスーパー閉まる前に買い物せねば

 そこから野宿する場所探し始めたのはいつものパターンだけど、首尾よく橋の下に陣取ったところでバーナーのガソリンがほぼ無くなってることを思い出す。明日は雨予報ということもあり、動けなかった場合を考えて今のうちに補充しときたい。

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 のでまさかのガソスタまで移動開始

 先の野営候補地は進行方向的に逆向きなので戻りたくない・・・ということでガソリン補給後もダラダラ先へ進み、結局テントを張ったの20時半。暗くなるタイミングギリギリになってしまった。

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 遅かったのと疲れ果てたのとで夕食は簡易に

 間違いなく今年No.1の大変な1日だったな。でも充実感すごいので良しとする。

 2023年8月2日(水) 走行距離82km  累計137224km
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 オーストリア8日目 シュウドルフの町〜ザルツブルグから南南西に約50km ザールフェルデンの町

 朝方に雨が降ってきたが、むしろ天気予報では深夜から雨となっていたので少々遅いくらいだったなとか思いつつ。昨日の疲れもあるし、ここは無理せずテント内でヌクヌクして過ごすことに。

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 でもまぁ

 一応朝食済ませて一息ついてたら雨降り止んだので、ここぞとばかりに荷物まとめて町中のマックへ移動する。充電とネット作業が出来るタイミングは積極的に確保していかねばならない。

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 雨降ってないのは運が良かったかと

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 線路を渡る際にSLが

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 ここで色々作業して1日過ごしても良かったが

 実は昨日ガソスタで店員や利用客と話が盛り上がりSNSで連絡先交換してたのだが、その内の1人であるコンスタンティンから「近くのザールフェルデンに住んでるけど、良かったらコーヒーでも飲みに来なよ」とメッセージが。

 ここからの距離も1〜2時間程度で雨の合間を縫って移動するのに無理がない距離。というかその周辺まで移動して野宿しようと考えてたので(いや本当に)渡りに船というか良いお誘い頂けたと了承する。

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 ということで14時半には移動開始

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 思ったよりも雨に降られず移動できそう

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 湖の脇を抜けて北上す

 断続的に降ったり止んだりを繰り返す天気のため、後半はレインウェアを着ての走行となってしまったり、いざ町に到着してみたら住所の表記がイマイチはっきりせず2時間近く家を探して彷徨う羽目になったりしたのだが。

 最終的に近くのホテルに頼み込んでWi-Fi使わせてもらい、連絡を取り直して何とか合流することができた一幕。多分10kmくらい無駄に走り回ってるな私。

 話を聞いてみたらルーマニアの出身だそうで、一緒にルーマニアワインを頂いた(この時点で泊めてもらう話になってた)のだが、これが美味くてビックリした。ルーマニアもワインが有名なのは以前走った経験から知ってたけれど、正直ワインの味まで覚えてなかったと言いますか。

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 香りがとても良いワインだった

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 そのまま夕食もルーマニアの伝統料理を頂く

 汚れまくってた衣類も全て洗濯させてもらい、気持ちよく酔っぱらった身体に暖かなシャワーが身に染みる。こんな贅沢したのは南アフリカ以来で、つまり約3週間ぶり。

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 今夜の雨も凌げて有難い限り

 ちなみにテントじゃない場所で眠るのもヨーロッパ戻って今日が最初だ。今夜は夜中に1度も目を覚ますことなく朝までグッスリ眠れそうである。

 2023年8月3日(木) 走行距離32km  累計137256km
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 オーストリア9日目&ドイツ33日目 ザールフェルデンの町〜ミュンヘンから東南東に約120km ベルヒテスガーデンの町

 悪天候が続いてることもあり、夜の気温低い日が続いていたのだが。家の中だと温度調整されて快適な環境に整えられてるためか、衣類や布団で調整するという必要が薄い。朝起きるまで薄手のタオルケットをお腹に乗せただけでグッスリだった。

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 ちなみに6時前とやや早起き

 私も今日の午後から雨となる天気予報を前にして、50kmほど走ったベルヒテスガーデンの町に到着を予定しており、スタートが早いに越したことはない。濃いエスプレッソのコーヒーを頂き低調にお礼言ってからコンスタンティンの家を後にする。

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 どうもお世話になりました

 ちなみに本日ゴール予定のベルヒテスガーデンはドイツ国内の町。以前ドイツの総括を作ったことからも伺えるが、私の中では去年4度目のドイツ訪問でこの旅行中にドイツ再訪することは無いだろうと考えていたのだ。

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 ところがどっこい

 以前アラスカを走った際に出会ったサイクリストが連絡くれて「ザルツブルグに行くならウチに寄ってきなよ」とありがたいお誘いを頂いたのだ。このためオーストリア入国後に改めて住所確認してみたら、その場所はオーストリアじゃなくて国境付近に位置するドイツのベルヒテスガーデンだったという。

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 なのでオーストリアから一旦出国して

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 まさかのドイツ再訪します

 その際にオススメとして教わったのが、ヴァイスヴァッハという小さな町から峠を越えてドイツに向かうルート。実はグロースグロックナー山の脇を抜ける峠道ルートも同様にオススメされており、ということはこの峠も強烈な斜度の坂なのだろうな。まぁ行くけど。

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 って初手から15%かよ

 そこまで標高の高い山ではないものの、強烈な斜度で登らせてくる坂は非常に厳しい。先日あまりのキツさに負けて自転車押してしまったばかりなのに、今回もアッサリ自転車から降りて押す羽目になろうとは。

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 看板の絵も乗車を想定してない模様 

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 疲れが全然抜けてないというのもある

 しかしこんな坂は前座に過ぎなかった。やっとの思いで平坦部分になった道を進んでいると、再び強烈な角度した坂道がありそうな雰囲気だったけどさぁ

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 いくらなんでも斜度30%はあり得ないだろう

 参考までに日本で最も平均斜度がキツい坂の1つといわれる「暗峠」が平均斜度で15%くらい。瞬間的な最大斜度は30%を超える箇所もある・・・とか評されるのだが。

 つまり「平均」斜度で30%というのは完全にトチ狂った数字であり、そんなのロードやMTBでも登れるか怪しいというのにロシナンテ号は荷物50Kg背負ってるんだぞ。登るとか以前に上まで到達できるのか?と疑いを持つレベル。

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 得てしてこういう道は

 本当に斜度30%の超激坂区間はごく僅かであり、看板表記も少々大袈裟に書かれているだけに過ぎないものだ。というかそうであってくれないとロシナンテ号もろとも坂道転げ落ちてしまう。

 そう思って初手から自転車押して進むのだけど、何の配慮も見せずアホみたいな坂道がいつまでも続く地獄。自転車からの荷重が大き過ぎて、全力出してもほとんど進めないレベルな上に、1度でも止まってしまうと負荷が大き過ぎて再スタート出来ないのだが。

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 必然的に休めない

 そうは言っても私の方に限界が来てしまうのであり、その都度リスタートのため自転車を90度向き変えて坂と自転車の進行方向とを垂直に交わらせた状態に持っていき動き始める方法を取る。

 ここ狭いとはいえ一般道路のど真ん中なのだけど、周囲の車両に注意だとかそんなこと言ってられる状況じゃない。ちょっとでも力を抜いたり道路脇の砂利道にでも足を踏み入れたならば、そのまま踏ん張りが効かず転がり落ちていくこと必死。

 そしてこの坂が2km近くも続いたという事実。世界でも急勾配として有名な坂道がニュージーランドのダニーデンという町にあるのだが、この坂道は1番キツいポイントで平均斜度が35%らしいけどその距離は僅か70m程度。坂道全体の距離も350mだったりする。

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 死ぬかと思った

 そう考えるとオーストリアの辺境にあるこんなワケ分からん道でこの斜度と距離が如何にぶっ壊れているかよく分かると思う。看板の数字が正しいとすれば、無駄にワールドクラスの激坂を登る事になってしもうた。

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 やっぱり標高は大したことないんだよ

 恐ろしい事にこの道はサイクリングルートとして案内看板が設置されているし、トレッキング需要を反映してか大型バスの通り道にもなっている。やっぱり数字が間違ってる説を推したいところ。

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 そんな感じでドイツへ入国

 こちらもフルブレーキで止まり切れないほどの強烈な下り坂が出てきて肝を冷やしたが、要所さえ過ぎてしまえばあっという間。ドイツ国内における人気の高い山岳&森林地帯であるベルヒテスガーデン周辺には多くの観光客が押し寄せており、先ほどまでの峠は何だったのか?と思ってしまう。

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 このヒンター湖も人だらけ

 斜度も落ち着き、何とか雨が降り始める前にベルヒテスガーデンの町に到着できそうだ・・・と思いつつ走っていると、小さな村の辺鄙な場所でカメラ持った観光客が大勢記念撮影している謎。

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 私もそんな1人

 不思議に思って近づくと、どうやらこのラムサウ村に立つ教会は世界的にも有名な景色だそうで、絵画のモチーフとなったり、写真もカレンダーやれジグゾーパズルの題材として広く使われているのだそう。教養のない日本人でスミマセン。

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 ということで記念撮影しとく

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 確かに風光明媚で絵になる村だよな!(現金) 

 そのまま川に沿って坂道下り続けるとようやくベルヒテスガーデンに到着できた。まだお昼なんだけどやたら長かった気がする。

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 後半は楽だったけどさ 

 せっかくドイツに入国したので自転車ショップでマラソンプラスのタイヤを入手したいところだが、2店あったショップはどちらも空振りに終わる。サイズ違いのタイヤは取り扱っていたんだけどな。

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 とりあえず中央広場に来てみた

 FreeWi-Fi使ってネットしていたのだが、いつの間にやら後輪のタイヤがペタンコに潰れていた事実。まぁ町に到着するまで持ち堪えてくれたのは有難い。屋根の下で作業できるから雨降り始めたけど安心だし。

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 作業中やたら多くの人に声かけられた

 約束の時間になったのでパトリックの家まで移動。期間にして7年ぶりの再会という事になるのだが、こうして歓迎してくれたことがとても嬉しい。

 ということで暫くパトリックの家で厄介になります。具体的には雨模様の天気が終わるまでの間。

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 ねずこさんドイツの田舎で何やってんの? 

 2023年8月4日(金) 走行距離48km  累計137304km
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 ドイツ39日目&オーストリア10日目 ベルヒテスガーデンの町〜ザルツブルグから東北東に約50km レンツィングの町

 何処かで出会ったサイクリストと別れ際に「ウチの国に行く時は連絡くれよな!」と挨拶することは多いのだけど、こうして連絡を取ったのも初だし訪問したのもはじめてだ。

 社交辞令というのは誰しもあるし、その時は気持ちが盛り上がっているので本心から出た言葉でも、何年も経てば「旅行中に出会った1人」として忘れてしまうことも多い。

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 だからこそこうして再会できたことが限りなく嬉しい

 そんなパトリックが今も自転車旅行に熱い情熱を持っていることを嬉しく思ったし、5年後には子供を連れて親子3人でまたアメリカ大陸を走る展望を語ってくれたことに、私も負けていられないと気持ちを新たにしたものだ。

 そんな感じで笑顔のお別れとなったのだが、物価の安いドイツで幾らか買い物してからオーストリア入国しようとスーパー入り物色してると有線でスティービーワンダーの曲が流れてきた。

 何故か音楽聴いてたら急にこみ上げてくるものがあって、店内で思わず泣きそうになってしまった不思議。本当に素敵な日々だった。

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 前に1度車で通った道を進み

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 10kmちょっとで再びオーストリアへ入国する

 早速複数のサイクリングロードがそれぞれの町へと延びている自転車フレンドリーなオーストリア。ドイツも相当自転車道のレベルが高い国だけど、オーストリアはその更に上をいくハイレベルっぷり。なのにどうして坂道の斜度だけ無茶苦茶にするのかな?

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 多少の未舗装路も何のその

 タイヤも未舗装に対応しているマラソンプラスツアーに履き替えたのだし、積極的にアスファルトじゃない道も走ってみるのも悪くない。というか今までも散々未舗装路走ってるけど、気持ちの問題ね。

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 ザルツブルグ城が見えた

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 そのまま中央広場へ 

 オーストリアの首都ウィーンを指して「音楽の都」と称されるが、ザルツブルグもまたモーツァルト生誕の地として名前が知られている。音楽的教養がほぼない私ですら名前を知っているとかそりゃ超大物ですよ。

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 銅像も一目で誰か分かったし

 というか本当に私は音楽絡みで語れることなど何もないクセに、去年ドイツのボンでベートーベン生誕の地も訪れてるんだよね。この調子でショパン生誕の地も訪れそうで、私みたいな人間が訪れてなんか申し訳ない。

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 大聖堂はかなり観光地化されてる雰囲気

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 モーツァルトの生家は博物館になってた

 その隣がスーパーになっていて、放っておいても無茶苦茶繁盛しそうな立地だよなぁとか思いつつ。そのまま街中を通って東へと抜けるように進む。

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 自転車レーンがしっかり付いてて走りやすい

 このザルツブルグより先は平原が地平線まで広がっているような景色を思い描いていたのだが、実際には規模こそ小さくなったものの山々が連なる世界が続いている。

 全体的には下り基調の道だけど、ちょいちょいキツい斜度の上り坂を挟んできたりするため、お気楽な走行ばかりとはいかない。 

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 とはいえ最高の道だと思う

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 天気も良くなり旅行日和

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 どうもこの一帯が自転車のサイクリングコースとなってる模様

 そんなしっかりルート決めてる訳でなく「良い景色が見れそうだから」と湖畔を巡るルートで進むことに。どんなルート選んでもちゃんと自転車道が延びてるので安心感がある。

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 気持ちいい草原の道を走り

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 山と湖との狭い隙間に延びる道を行く

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 ときどきトンネル

 やっぱりこうして自転車乗るのは楽しい限りだ。こうして素晴らしい夏景色の中を走っていることがひたすら気持ちよく楽しい。これがヨーロッパという地域の凄いところだと思う。

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 いやまぁ他の大陸も楽しいんだけどさ

 18時近くなったので適当なスーパーで食材とビール購入して近くの川に沿って進んだら、アッサリ人気の無い素晴らしい野営地が出てくるオーストリア。山岳地帯じゃないオーストリアってのんびり自転車で走るのに最高の国だな!

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 すぐ脇に綺麗な川もあるし 

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 残念なのはこの国のほとんどが山だという点

 2023年8月10日(木) 走行距離101km  累計137428km
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 オーストリア11日目 レンツィングの町〜ザルツブルグから東北東に約110km シュバイヒ・ミューレの町

 こうしてテントで眠るのも1週間ぶりとなるのだが、やっぱり深夜に1〜2度は目を覚ますし周囲の物音に対して敏感になりやや眠りが浅くなる。野宿というのはそういうものだと思っているので構わないけど。

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 贅沢な日々が続いてたんだなって思った

 でもまぁ日々自転車で知らない土地を走って旅行するのもこれ以上ない程の贅沢だ。特に夏のヨーロッパは走っているだけで素晴らしい景色の宝庫であり、こうして走れることに大きな喜びを感じている。

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 自転車道がまた良い景色なのよさ

 山岳地帯も遠ざかったようでアップダウンの頻度も下がり、川に沿って緩やかに下って進むことが増えた。凶悪な斜度した坂道ばかり出してくるオーストリアだったけど、こんなニコニコ笑顔で走れる道もあったのだ。

 とはいえ全てが完璧という訳ではなくて、結構な頻度でアスファルトではない未舗装路になったりするのが気になるっちゃ気になる。もちろん自転車でも走りやすいように砂利は最小限で整地もされている「走りやすい未舗装路」であることは間違い無いのだが。

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 そうは言っても未舗装路

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 場所によっては結構な道になったりも

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こういうワケ分からんオブジェ嫌いじゃないな

 分かれ道の度にサイクリングロードの看板が出てくるため迷うことなく先へと進み、お昼過ぎにはヴェルスの町に到着する。この周辺では割と規模の大きな町なのだが、ちょっと中心部まで行ってみたらスーパーある雰囲気じゃなかったのでそのまま引き返したりとか。

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 サクッと昼食の買い物だけしたいので

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 おっと、ついつい昼寝してしまうトラップが 

 お昼を済ませた後もひたすら川に沿って下る道。そろそろ景色にも飽きてきたな・・・というタイミングで大都市リンツへ向かうため方向転換。一路オーストリア第3位の都市へと向かう。

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 都市の近くでこの道は偉い

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 いや大きな町なんて行っても大変なだけだぞ

 ・・・というのは分かっているが、大都市って周辺の道が集約されているので素直に走っていると勝手に吸い寄せられてしまうのだ。まぁオーストリアなら都市部の走行もそこまで苦労しないでしょ・・・ということで街中を抜けて行くことに。

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 走りやすいけどかなり迷った

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 信号機には歩行者の他に自転車マークが

 一応中央広場に行ってみたが、強烈な直射日光で暑くて早々に退散した。申し訳ないが町自体にそんな興味があった訳でもないのであり、早いとこ交通量の少ない場所まで移動したい。

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 けどこの町を貫くドナウ川渡ったのは嬉しかった

 去年のヨーロッパサイクリングでドナウ川も見た筈だけど、丸1年の時を経て再びこの川に訪れることがあろうとは。当初のルート構想で想定してたとはいえ嬉しいものだ。

 川を渡って北に進むと無くなったはずの山々が。もう今日は上り坂出てこないと思ってたのに、最後にガッツリヒルクライムとなってしもうた。

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 途中で終了するつもりだけど

 最初にテント張ろうと目論んだポイントが割と近くに歩行者多くイマイチだったので再移動。坂の途中にも関わらず小さな村がポツポツ出てくるためなかなか野営地が見つからない。

 結局村と村との間にあった森林地帯に自転車突っ込み何とか終了したの19時半。平坦な場所が見つからずやや斜面にテント張ることになってしまったが良しとしよう。

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 今日は暑かったのでビールが実に美味い

 しかし早くも国境が近いことに驚くというか、ヨーロッパの国々は面積それほど大きくないのだなということを実感する。オーストリアなんてようやく感じ掴んだ!という気分なのに明日には出国予定。もっとゆっくり滞在したくもあるが、そろそろシェンゲン協定の滞在期限が気になり始めてる茶壺さんです。

 2023年8月11日(金) 走行距離99km  累計137527km
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 チェコ12日目&オーストリア13日目 森林公園〜ウィーンから北に30km地点 サイクリングロード脇

 久しぶりに峠越えした上に睡眠不足のダブルパンチで早々に寝てしまった昨夜。途中1度は目を覚ましたものの、朝まで熟睡してたのはなかなか珍しい。

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 ブログ記事書いたのも朝起きてから

 本当にポーランドの悪天候は何だったのか?と不思議に感じてしまうくらい連日雲1つない快晴の天気が続くチェコ。ということは順番的に次の国では天気が悪くなるのだろうか?

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 向日葵もシーズン終わりだねぇ

 昨日に引き続きユーロヴェロの9号線を走行している。この欧州自転車道の偉いのが、気づかずルートから外れることのないように曲がり角や交差点では看板で行き先を示してくれること。

 非常に小さな看板なので視点者でもないと見落としてしまうレベルだが、言い換えれば自転車の速度ではこれほど細やかな標識でも問題なく視認できるということだ。

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 それは旅行という行為において非常に大きな意味を持つ

 基本的に移動速度というのは速ければ速いほど「見落とし」が増えてしまうもので、こと旅行において「気付かぬうちに通り過ぎていた」というのは残念極まりないと私は考える。

 そういう点で自転車という旅行手段は多大なアドバンテージがあると思うし「自転車だからこそ見つけることができた景色」というのに私は今まで数多く出会っていると思ってる。

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 標識に沿って進むだけなので地図確認の手間がなくてペース速い

 どうやら9号線はウィーンの町まで続いてるみたいだが、かといって全て自転車道に合わせていく事もない。というか物価の高いオーストリアでは極力買い物せずに、チェコ国内で食材購入しておきたいのでスーパーに寄り道しておきたいのだ。

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 ということで湖沿いから別の道を進む

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 不思議とどの国も無人島に宗教施設を作るよな

 とりあえず残っているチェココルナ使って今日の夕食分の食材(とビール)まで全て購入してしまう。野菜類とか秤売りなので料金計算面倒くさいのだが、それでも残金0コルナピタリ賞で気持ちよくチェコを後にすることができそうだ。

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 買い物した町にお城あったけどスルー

 町から移動始めて5kmも進まないうちにオーストリア再入国だ。地味に4度目の入国となり、同一国に4回も入った国は流石に片手で数えるほどしかない。

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 チリとアルゼンチンとドイツは4回以上入国してるな

 相変わらず自転車に対して非常にフレンドリーというか、そんなに探さずとも簡単にサイクリングロードが出てきてしかも郊外になってもその道が途切れない。

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 なのでオーストリアでは自転車道に乗ってれば万事解決する

 まぁ実際には状況次第で車道に入ったり無茶苦茶な斜度の坂を登らせたりもするため、手放しで褒める事はできないのだけど、それでもオーストリアに入ると「走りやすい国だなぁ」というのを実感する。

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 チェコだって相当自転車レベルの高い国なんだけど

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 なお結構な頻度でアップダウンが連続してます

 というかこの国は西部がアルプス山脈に置かれているため山だらけなのは分かるけど、頭部も標高こそ小さいけれどこんな感じでアップダウンの連続なのだろうか?そうだとしたらオーストリアは自転車に優しい国でありつつ自転車旅行するの最高に大変な国という評価になるぞ。

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 ある程度平地で楽させてくれなきゃ

 どうなることかと思ったが、ミステルバッハという町で午前中に別れたユーロヴェロ9号線と合流する。ユーロヴェロには幾つかルールがあって、その内の1つに「該当ルート内に急斜度の坂が無いこと」という項目(正確な数字忘れた)が存在しており、つまり9号線に乗ってしまえばオーストリアでも比較的楽して走れるワケですよ。

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 こんな場所にもカミーノの標識が

 それを体現するかのように目の前に見える丘を上手いこと避けるように延びていく自転車道。時間も遅くなってきたので道中出てくる川の辺りで本日終了としようと思ったのだが。

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 これが大失敗といいますか

 出てくる小川が尽く水枯れしてるか川底まで草が生えまくりで近づくことすらできないパターン。こちらとしては汗かいた身体を洗い流してサッパリしたいのであり、どうにもならずにズルズルと走り続けることとなってしまう。

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 結局ここの水道で対処して

 近くの森林エリアに入って終了とした。川や湖4〜5つは確認して回ったため、終盤無駄に距離走って疲れたな。

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 疲れないよう距離抑えているのにさ

 実際のところ走行距離が多少変わるよりも、道中の道が楽だったかと速いタイミングで走行終了してしっかり睡眠時間を確保できたかの方が疲労度合いに直結してくる気がする。そういうのは割と走行状況次第で運が絡むため、それほど当てにはしていないのです。

 2023年9月7日(木) 走行距離102km  累計139388km
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