自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > スイス

 オーストリア4日目&リヒテンシュタイン・スイス1日目 フェルトキルヒの町〜チューリッヒから南東に薬30Km チューリッヒ湖畔

 結局シュラフを使うことなく過ごした夜。オーストリアの気候は日によって変化が激しすぎると思うのだけど、やっぱり山岳地帯だとちょっとした環境の違いで気温も激変するってことか。

DSCN0638
 流石に暑くはない

 未舗装路を4Kmほど戻ってもう2Kmも道を進めばそこがリヒテンシュタインとの国境である。というかリヒテンシュタインってどんな国・・・という人も多いのではないか?かくいう私もルート調べて地図見るまで何処にあるかも知らなかった。

DSCN0641
 そんなリヒテンシュタインです

 ヨーロッパアルプスのど真ん中に位置している関係でさぞや厳しい山岳国かと思いきや、山を抱える国土の東半分には道路も通せないし国民もほとんどが西側の平野部に居を構えている。つまり普通のルートを自転車で走り抜ける分にはど平坦な国。

 左右どちらを向いても山が聳え立つ景色だが、西に見える山はスイス領なほどに国土が小さい。縦に長いとはいえ縦断するにも30Km走らず国境を迎えてしまうサイズ。この国の歴史が気になるな。

DSCN0642
 でも超先進国だし

DSCN0648
 物価はスイスとほぼ同じ

 昨日のうちにリヒテンシュタイン入っても問題なかったと思えるほど人も少なく自然豊かで、野営も簡単にできそうだけどさ。私のブログルールで国毎のまとめは「その国に1泊以上して、自転車で走行している場合は作成する」としているので、宿泊しなけりゃ省略できると思ってな。

DSCN0643
 書くほどの特徴を掴む前に出国しそうだし

DSCN0654
 こんな国もあるんだなという感じ

 サイクリングロードからそのまま橋を渡るともうスイスへ入国となった。走行距離21Kmはブルネイやシンガポールといった他の小国をぶち抜いて堂々の第1位である。

DSCN0658
 スイス行ってみよー

 というかリヒテンシュタインがスイスと似通ってて変化が薄い。リヒテンシュタインは一応通過がユーロとスイスフランの両方で支払えたようだが、そこが統一されたくらいかな。むしろ旅行者的にはユーロ圏の国でありつつ自国通貨を流通とかやめて欲しい。

 スイスも走りやすい国だ

 リヒテンシュタインをほぼ縦断して走ったのが功を奏したか、上手いこと山脈の合間を縫う形で上り坂を回避しているように思う。物価が高いと有名な国なので、なるたけ食材買わなくて済むよう限界ギチギチに積み込んでいるのでね。上り坂があると大変なのよ。

DSCN0664
 川沿いのサイクリングロードをメインに走る

 どうやらスイス国内全域に自転車用のオススメルートが作られているらしく、あんまり考えなくても自転車マークの看板に従って走っていれば勝手に風光明媚で走りやすい道となる。偉いなと思うのはマウンテンバイク用の山岳系の道とで表記が分かれているところ。

DSCN0673
 自転車先進国だ

DSCN0670
 でもこんなエグい斜度看板見たことない 

 スイスといえどもここいら平野部の標高は500mちょっと。夏の日差しが照りつける上、湿度が低いこともあってやたらと喉が渇く。そこら中で自由に飲める水飲み場があるのだが、山岳地帯じゃないと水がヌルいという欠点がある模様。

 偉そうに言ってるけどさ、恐らくその水はアルプスの天然水だからね。ヨーロッパの水って硬水がメインで、正直行ってあんまり美味しくない水だという認識だったけど、オーストリアから続くアルプス地域の水はどこも素晴らしい!

DSCN0667
 本当に物価さえ安ければ長逗留したいぞ

 チューリッヒの町まで続くチューリッヒ湖へ出たのだが、ちょうど突き出た半島の先に木製の橋が連なってる面白地形があるようなので、その手前まで走って本日終了。

 湖でビール冷やそうと考えていたのだが、水温ヌルくて全然冷やすことができなかったのは大誤算。スイスでも温かい湖はあったし、安いビールも売っていた。思い込みで決めつけちゃ駄目ってことか。

DSCN0679
 アブが多い 

 2022年7月15日(金) 走行距離96km  累計112627km
    mixiチェック

 スイス2日目 チューリッヒ湖畔〜スイス最大都市 チューリッヒの町

 テント張るまではアブが多くて全身刺されまくりのポイントだったが、一旦眠ってしまえば柔らかい草地と道路から離れている立地で気持ちよく眠れるなかなかの野営地であった。安眠できるのが1番大事よ。

DSCN0680
 絶妙に日陰だったのも良かった

 湖の中央に位置する島(半島でもある)にいるので、対岸側へは橋を使って渡ることになる。これには道路どころか鉄道も延びてる立派な橋があるのだが、それとは別に古い木製の橋があって私はこれを歩いてみたかった。

DSCN0682
 スイスで最長の木造橋らしいよ

 湖北側へと渡ったところで湖畔を通る国道へと入り、ひたすらチューリッヒへの自転車レーンを進んでいく。このレーンがまぁ幅広に設定してあり走りやすい。

DSCN0686
 土曜日だからかサイクリストの多いこと!

 ドイツではやや苦労していた公衆トイレも簡単に見つかるし、スイスは自転車で走るという点において文句のつけようがないレベルの高さだと思う。山あり谷あり風光明媚なポイントも多く、物価が高いこと以外は完璧だ。

 30Kmほど走ってチューリッヒの町に到着し、中心街をみて回る前に公園でお昼休憩とする。ここで親切な自転車付きの老夫婦から「キャンプ旅行なら湖の側にオフィシャルキャンプサイトがあるよ!」と教えてもらい私もホクホク顔でブックマークしていたのだが。

DSCN0699
 オペラ劇場見た後で

 再び声をかけられ「良かったらウチのアパートに泊まるかい?」とお誘いを受けたため、急遽キャンプ泊は中止となる笑い話。親切な人が多すぎて、予定外に出来事が上方修正されていく。

 とりま17時に待ち合わせすることとなったので、それまでの間でチューリッヒの町を見て廻るべく再び移動開始。とにかく面白そうな建物とかそういうの見て回ろうかと考えつつ。

DSCN0716
 こういう教会とかさ

DSCN0693
 色々回ろうかと思ったんだけど

 私が思ってた以上にスイス人って社交的な模様で次から次に声をかけられる。個人的にも観光名所を見て回るよりスイスっ子とアレコレおしゃべりする方が楽しいのであり、誘われるままにホイホイプールについて行って一緒に泳いだり飲んだりしてた私は何も間違っていない。

DSCN0713
 日本の墨流し染め文化を勉強してるんだって

DSCN0717
 申し訳程度に撮影した博物館とか添えておこう

 約束の時間になったので待ち合わせした広場に戻り、お家まで向かう。デネスさん夫婦は奥さんが台湾出身で新日本的らしく、室内にも様々な日本の物があって面白い。

DSCN0720
 スイスのアパートでは共同洗濯機を利用するのが一般的とのこと

 ベランダにて炭を起こしてビール片手にBBQとか天国ですかここは?無茶苦茶美味しいステーキとか焼いてくれたのだけど、怖くて値段を聞くことができなかった茶壺さん。

 聞けばスイスはあらゆる物価が高いらしく、だからコロナ禍で国外移動できなかった時期ってのはスイス人的にも大変だったとのこと。その理由が外国で買い物をすることができず、全て自国で高い物を買わねばならないからだって。日本には無い発想だ。

DSCN0722
 お皿に書かれてる言葉は全て女性に関する文言らしい

 何から何までお世話になって、最後にゃ布団を敷いてもらってる始末。帰国するまで布団で寝ることがあるとは思ってなかったのであり、何が起きるか分からん自転車旅行である。

 2022年7月16日(土) 走行距離52km  累計112679km
    mixiチェック

 スイス3日目 チューリッヒの町

 無茶苦茶よく眠れて8時過ぎの起床。おっそ!と思ったが、夜が長い時期の上に昨夜は土曜日なのであり、どこのスイス人も朝起きるのは遅いようだ。私一人寝坊してたら恥ずかしくて仕方なかったが、みんな朝遅いのなら気持ちは平気。現金なヤツだな。

DSCN0724
 布団だけどソファの上に敷くスタイル

 一緒に朝食取らせて貰っているのだが、夫婦の話が面白くってついつい長話になる。

 奥さんの出身が台湾でロシアのウクライナ侵攻に絡めて中国の脅威の話から、第二次世界大戦後の日本の復興やれ教育方針についてのこととか意見を求められる一方で、旦那さんがドイツ系のためちょいちょい「でもオマエも戦後ドイツへのヘイトとか歴史問題を知らないだろ?お互い様だよ」みたいな会話が展開されていく。

 かと思えば日本のチョコレート「白い恋人」は北海道でばかり販売されていて、あんなに美味しいチョコレートなのにどうしてもっと世界中に販売展開しないの?とか言われてもさ。それって私が答えるべき質問なのか?

DSCN0728
 スイス人はチョコレートに強い情熱を持っているらしく

 気づけば既に12時近くとなっていた。いくら何でもお邪魔しすぎたと出発準備に入るのだが「どうせ日曜日でどこも閉まっているのだし、もう1泊して明日出発すればいいじゃない」と言われてしまい、二つ返事で了承してしまった私を誰が責められよう。

DSCN0725
 ということで15時のお昼まで2時間ちょっと散歩

DSCN0736
 近くの山を歩く散策ルートを教えて貰ったので

 西欧全域で似たような感じなのだが、日曜日はほぼ全ての商業施設が閉まっているので極端に交通量が少ない。休みの日のドイツ人は近くの森を歩いているぜ・・・なんて冗談みたいな話を聞いたことがあるが、夏のスイス人も森を歩くか湖で泳ぐかの二者択一みたいなイメージがある。

DSCN0733
 なぜ山の中にトレーニング設備がある?

DSCN0734
 忍者でも育成してるのかな

DSCN0738
 反対側まで歩いて湖の景色を眺めつつ

 家に戻ってお昼にラーメン頂いて、その他日本系の調味料やれ食材まで貰ってしまった。ありがたくて泣けてくるわ。

 お昼食べたのが15時過ぎなのは朝食終えた時間が時間だったのでイレギュラーかとも思ったが、その後に近くの湖へ泳ぎに出かけたのが18時半というのは凄い。室内ジムとかじゃないんだよ?外遊びに、しかも泳ぎに18時すぎてから出発するのか。

DSCN0755
 21時過ぎに日が沈む国だからこそのスケジュールだよね

DSCN0758
 実際この時間帯で無茶苦茶家族連れがいた

 一部はネイキッドビーチなんだぜ!と聞いたのでとても期待していたのだが、残念ながら裸で遊んでるのは一部の子供だけだった。

DSCN0759
 鴨が人に慣れすぎてて逃げやしない

DSCN0757
 地元民しか来ない系の湖でした

 20時半に戻って夕食に。折角だからとストックしてある貴重な日本のふりかけや納豆も提供してくれてありがたい限りであります。日本出てからまだ10日も経ってないけど、日本食はやっぱり美味さと懐かしさを感じて嬉しい。

DSCN0762
 本当に至れり尽くせりで

 なおこの先もオススメの町を教えて貰ったのでルート変更しつつ進んでいこうと思います。ドイツもそうだったけど、人様に助けてもらうに飽き足らずルート選定までしてもらうとかさ。ほとんど大名旅行だよなぁと思ったり。

 2022年7月17日(日) 走行距離13km  累計112692km
    mixiチェック

 スイス4日目 チューリッヒの町〜チューリッヒから北北西へ23km地点 ライン川岸

 丸2日お世話になったデネス夫妻の家を出発する。朝7時の出勤とあって普段朝食は食べないとのことだが、自転車はお腹が空くでしょ!とわざわざおにぎりをこさえてくだすった。最後までよくして頂きました。

DSCN0766
 ということで5kmほど走ったポイントで朝食

 大都会チューリッヒは流石にスイスといえども自転車移動に苦労する。これは走りにくいというより道が複雑で迷ってしまうという側面が強いので、地元民にとっては本当に自転車天国みたいな町なのだと思う。

DSCN0769
 普通にリアカースタイルの自転車見かけるしさ

DSCN0770
 主要な駅前でも走りやすい

 そんで私が向かっているのはチューリッヒから北東に位置するシュタイン・アム・ラインという名の町。最後の「ライン」というのはライン川のことを指しており、ライン川の宝石・・・みたいな意味らしい。そんな大仰な!というのが個人的な感想だが、ともあれ非常に面白い町並みとのこと。

 そんなに慌てて先へ進む旅行でもないし、そもそも進むべき「先」とは何処のこと?というのが自転車旅行。いくつかの丘陵を越えてドイツとの国境にもなってるライン川へとひた走る。

DSCN0774
 おやまぁ南米でも見た顔だね

DSCN0779
 大体50kmで到着

DSCN0778
 こういう建物が並んでます 

 なるほど面白いというのはこういうことか。中心部にある建物群に宗教画だろうか直接絵が描かれている。教会内部の壁画とかではなく、街中の広場に面する建物がキャンバスなのだ。確かにこれは一種独特な光景だと思う。

DSCN0780
 観光客もやたらと多い

DSCN0790
 アレだね、インスタ映えしそうな町

 堪能したところでライン川に沿って下流方面へと進む。ヨーロッパの二大河川と言ったらドナウ川とこのライン川だと思っているが、長さ1000kmを超える大河の割に規模は小さめなのですね。

DSCN0798
 でもライン川沿いでキャンプは是非ともやってみたい

 意外と川のすぐ側に道が作られていないことも多く、近づいては離れてを繰り返しながら全体的には西へと向かう。今日の出発地点がチューリッヒなのだけど、結局チューリッヒからだと30kmも走らず辿り着ける場所で終了したことになる。久しぶりの100km越えなのに移動距離はちょびっと。こういうの大切にしていきたいね。

DSCN0802
 やる気の無さをアピールしていかねば

 ピクニックテーブルまである最高の野営場があったけど、そういうグッドポイントは地元っ子もこぞって泳ぎに来る上、この時期だと21時とかになっても帰らないので私の方がちょっと移動して森の中にテント張る。向こうは「良いよここにテント張りなよ」って言ってくれたけどさ。嫌でしょ怪しい外国人がBBQしてる隣で寝てるの。

DSCN0806
 これはテント張る前に終えた夕食ね

 やっぱり野宿は静かな森の中が気楽で良い。ドイツが近付いたので朝になったらまたデカいナメクジが出てくるかもしれないけど。それでも。

 2022年7月18日(月) 走行距離111km  累計112803km
    mixiチェック

 スイス5日目&ドイツ19日目 ライン川岸〜ケルンから南へ373km地点 ライン川岸

 早朝から犬を散歩させてる人がいた以外は静かな朝。っていうかここ住宅街から結構距離ある場所なんだけど、朝の5時代からスイス人の行動力はすげーな。

DSCN0807
 最近日中が暑すぎるからか?

 正直物価の高いスイスに理由もなく長居し続けるより、さっさとライン川渡ってドイツに入ってしまう方が何かと助かると言えなくもない。でもまぁ折角だしこのまま北西端に当たるバーゼルの町までもう少しスイスを楽しもうじゃないかと思います。そもそも食材以外に出費がないので夕食までは無料みたいなもんだし。

DSCN0809
 むしろスイスの1日平均金額は今のところ500円くらい

 もちろんこれは事前に食材を買い込んで下準備バッチリだったのと、親切なスイス人の方々に色々助けて貰った殻の結果。ただこういう結果になったのも一重にスイスという国が素晴らしいからなのであり、そう考えるとこの国は決してコスパの悪い国ではない。

DSCN0816
 なんかまとめっぽく語ってるけど、もっかい入るつもりだから

 ライン川に沿って走るというよりは、川に沿う形で作られている自転車道路に従って進んでいると言った方が正しい。この道が曲者で、大抵は気持ちの良い快走路なのだが時折鬼のような斜度した坂道だとかいつまでも続く未舗装路を挟んで来たりする。

DSCN0808
 自動車と信号に当たらないことを念頭に考えられてるとみた

DSCN0821
 突然出てきた完璧なレストエリアでお昼休憩したり

 今日も雲1つない快晴の空で自転車走らせるの気持ちいいとは思っていたが、町中にあった電光表示板を眺めていたら37℃とか表示されていた。マジか!?暑いとは思っていたけどそこまで極端な気温だったとは・・・

 どおりで幾ら水分補給しても追いつかないワケだ。日本と比べて湿度が低い関係で過ごしやすくはあるのだが、その反面水分は激しく蒸発していくのでやたらと喉が乾く。スイスが何処にでも水飲み場のある国で本当に良かったと思いつつ。

DSCN0825
 バーセルの町に到着

DSCN0826
 とりあえず旧市街っぽい川の左岸で観光

DSCN0830
 そういや久しぶりに教会とか入ったな

 例によって水飲み場で水分補給をするのだが、私が相当ヘバってるように見えたのか「そのまま飛び込んでも良いのよ」とか言われてしまう。なかなか洒落たこと言うなぁ・・・とか思っていたら、地元っ子が普通に水着で水飲み場の桶に飛び込んでいた。

DSCN0823
 近くにライン川の水泳場とかあるのに

DSCN0829
 声かけてくれた人からパンとか色々いただいた

 バーセルの町中を走って回りつつ、幾つか写真撮ったり撮らなかったり。とりあえずこのまま北へと抜けようとは思っていたが、さて川の右はドイツ左はフランスと来た。どっちの国に入ろうかな?

DSCN0838
 ドイツにした

DSCN0842
 川の真ん中あたりが3国間の国境地点

 そんな深い理由があった訳ではないのだが、ドイツはこの先ちょっと興味のある場所を見つけたのでとりあえずはそちらへと向かいたいから。別にフランスからでも行けるのだけど、あんまりポンポン国境越えまくると国別の走行距離で何km走ったか編集するのが大変なんだよ。

DSCN0844
 浅い理由だなぁ

 2022年7月19日(火) 走行距離98km  累計112901km
    mixiチェック

 フランス21日目&スイス6日目 フラーヌ池〜チューリッヒから西南西に約170km ローザンヌの町

 一面苔に覆われた地面でフッカフカ、最高の寝心地であった。反面苔は水分を吸収しやすく、濡れた地面上にテント張るのが少々気になるのだが、これもなんかよく分からんが問題なかった。うまく行くときってのはこんな感じ。

DSCN2125
 ちゃんと原因分かってないから再現は難しい

 あと1本、最後の峠を越えればそこから先はスイスとなる。地獄の物価高の国ではあるが、やっぱりスイスは自転車旅行しやすいし、なにより私はまだヨーロッパアルプスをしっかり楽しんでいない!スイス再訪は宿命づけられていたのだきっと。

DSCN2127
 アルプス登り始めたら「もう辞めたい」言いそうだけど

DSCN2130
 お、この列車

 なんとオリエント号じゃないですか!私は国内外における列車にはとんと興味ない人なのだが、この列車に関しては「オリエント急行殺人事件」のタイトルで有名だし。「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」に並ぶミステリーの新機軸を確立したクリスティ3部作の1本として聳え立つ名作古典の舞台となった列車がコイツだ。

DSCN2132
 流石にネタバレまではしない

 標高1000m近いので流石に一時のような暑さを感じることはない。電光掲示板見たら「23℃」とか表示されてたし、これならヒルクライムやってても熱地獄で参ってしまうこともあるまいて。

DSCN2133
 今日はそんなに登らないし

 ちょっと道を間違えたりしたものの、思っていたより簡単に頂上着いてしまった模様。日曜日だけど上手いこと営業しているスーパーもあったので、残りの下り坂をニマニマしながら眺めつつお昼休憩。

DSCN2134
 あとは楽して走れるぞー

 ものすごい急坂で一気に下っていたら、そのままスイスの国境越えてしまった。まぁ国境審査があるワケでないからそれで良いのだけどさ、国境ポイントで写真の1枚も撮れずにもうスイスだよ。

DSCN2135
 かろうじて撮影した1枚

DSCN2137
 向こうにアルプスの心臓部があるっぽい

DSCN2143
 やっぱり町並みは大分変わったなぁ

 ここから暫くダウンヒルが続くと思っていたがローザンヌの町までまだ約50km、流石に全て楽できるというわけにはいかず、下り基調ながらも時折上り坂が入り混じる道に。

DSCN2142
 サイクリングロードがしっかりしてるスイス

 そもそもローザンヌの町自体はアルプス向かうための中間地点にある町というだけで、それほど興味あるワケではない。バレエ漫画の「昴」でコンクール開催されてたのがこのローザンヌだったなぁ・・・という程度の印象だ。

 だからこの町は、以前チューリッヒで会ったバスティアンが「スイスアルプスに行くなら是非ローザンヌに来てくれ!一緒にビールを飲もうぜ!」と連絡してきてくれたことが嬉しくて来たといって良い。むしろそういう理由があるからパリから1週間かけて走って来た。

 とりあえず到着した旨連絡しようとWi-Fi接続してみたら、急用が入ってしまったらしく19時まで待つことに。オススメされたカフェにて待つことにしたのだが、コーヒー1杯3.8フラン(約540円)と来たか・・・。ヨーロッパは全体的にコーヒー安いというのにこの値段。

DSCN2145
 ぐぬぬ

 無事バスティアンと再開できて彼の家へ向かう。ローザンヌは坂で構成された町であり、家からはレマン湖がよく見えて羨ましい限り。

 私の旅行をあーでもないこーでもないと伝えながら頂く夕食は実に楽しい。なおパスタに入ってた肉はカーベラスというスイス産ソーセージなのだと教えてもらった。

DSCN2146
 やっぱ地元の食材を味わいたいよね

 バスティアンたち普通に明日仕事だというのについ調子乗ってしまい、23時半になってようやくひと段落、お開きとなる。どうもご馳走様でした。

 苔の上で眠るのも良かったけれど、人様の家のソファで寝かせてもらうのはもっと良い。今日もいい夢見れそうだ。

 2022年9月4日(日) 走行距離89km  累計116084km
    mixiチェック

 スイス7日目 ローザンヌの町〜チューリッヒから南西に約180km マルティニーの町

 かなり疲れてたのもあり熟睡させてもらったバスティアン宅。目を覚まして窓から外を見るとアルプスの山々とレマン湖が見えるこの立地は素晴らしいな。

DSCN2148
 ローザンヌが坂の町なので

 一緒に朝食摂って、出発準備して。さてローザンヌを抜ける前にバスティアンが町を案内してくれるという。これはありがたい申し出で二つ返事で了解した。ということで9時前には一緒に出発する。

DSCN2152
 なおバスティアンはスケボーで移動

 大きなレマン湖の湖畔側が新市街で、旧市街はそこから離れた坂の上に位置しているらしく。ヒィヒィ苦労しながら自転車押して大聖堂へと登って来たら、そこがそのまま見晴台になってるとは。

DSCN2153
 やるじゃんローザンヌ

DSCN2157
 ちょうど開場時間だったので大聖堂も見学しつつ

DSCN2155
 割と教会好きなんです 

 昔はこの周辺が氷河だったらしく、だからやたら高低差のある地形なんですな。スイスという国自体山岳国なのでこうした斜面に作られてる町とか村が多い印象受けるけど、ローザンヌは相当大きな街の規模で、それでもこうして斜面に大都市が建設されているとは驚きだ。

DSCN2161
 オリンピック委員会の本部がある町ですよ

DSCN2162
 案内してくれたバスティアンにお礼言って出発

 レマン湖の脇まで坂を下れば自転車レーンが併設された道路がずっと続いている。特に難しいこと考えることなく、ひたすらこの道を走って湖を半周時計回りに移動する本日前半戦。

DSCN2164
 この大きさの湖なのにすごく綺麗なんだ

DSCN2179
 観光チックな場所もあれば

DSCN2175
 人でごった返してる場所もある

 湖の南東部からは進路を南に変えてアルプスの山々が連なる谷間を抜けていく道に。本当スイスはどこ走ってもダイナミックな景色が飛び込んできて飽きないわ。

DSCN2188
 写真撮りまくってる

DSCN2184
 てっぺん雪が残ってるじゃん

 ヨーロッパ最高峰であるモンブラン山が見たいので、最寄りの街であるシャモニーへと向かうべく、麓にあるマルティニーの町へ。ここから厳しい峠越えが始まるのであり、食料も調達して準備万端。15時なのでどこか途中で野宿して頂上着くのは明日かな?とか思いつつヒルクライムスタートしたんですよ。

 まさか上り坂スタートして1km走ってない所でさ、ギアが壊れてチェーンとスポークを巻き込む大クラッシュが起きるなんて。よりによって物価高いスイスで壊れなくてもいいだろうに。

DSCN2190
 戻るしかないか・・・

 町へと戻って慌てて自転車店を探す茶壺さん。するとこのタイミングで「お前自転車旅行車か!一緒にカフェでコーヒー飲もうぜ!」とか誘われたりするんですよ。今、超絶忙しいのでちょっと付き合えないのですスマンが。

 ただ、この誘って来た人「子供だな」と感じたのが、私の都合を聞かず「急いでも意味ないよ」「自転車お店に預けりゃ良いじゃん」みたいな自分の都合最優先で私の話きちゃいない点。テンション上がってて周りが見えてなかったのかもしれない。

 旅行してると私自身様々なことで「未熟だわ・・・」と思い知ることが多いんだけど、そんな私が「若いなぁ」と、それも町先進国のスイスで思ってしまうなんて色々あるよね。彼が諦めて帰った後にショップの店長が「あいつはクレイジーだ」と言ってたのが印象に残ってる。

DSCN2192
 2店目のお店でディレイラー発見

 ついでにワイヤーも合わせて交換し、そのまま折れたスポークを交換するためスプロケット取り外すわチェーンも繋ぎ直すわと一大作業になってしまった。なおショップの前にて自分で作業してます。

DSCN2195
 いや作業してもらったら値段高くなっちゃう

DSCN2194
 傷ついたスポークも含めて2本交換した

 最後に親切な店員さんが様子を見に来てくれ微調整してもらい、何とか修理完了した。結構デカいトラブルだったけど、直ぐにリカバリできたのはスイスという国だったからだよね。部品高かったけど、良かったわ。

DSCN2196
 お世話になりました

 でも既に18時過ぎになってしまい、今からアルプス登るのは無茶もいいところ。仕方ないので町外れの川沿いまで移動しテント張って本日終了とした。やたら疲れる1日になってしまったな。

DSCN2198
 川の水がキンキンに冷たかった

 明日の午後から天気崩れるみたいでこりゃモンブラン見れるか怪しくなってきたぜ。ダメだったらケーキでも注文しようかね。モンブランを。

 2022年9月5日(月) 走行距離88km  累計116172km
    mixiチェック

↑このページのトップヘ