自転車ときどき世界1周

カテゴリ:アフリカ > タンザニア

 タンザニア2日目 ビシルの町〜モシから西に約70km アルーシャの町

 朝起きてネット触ってみたらシャキシャキ動きまくりで一体どうした?放ったらかしてたブログの更新全部やりつつコーヒー飲んで出発準備してる間で作業は全て完了した。昨夜誰かが激重データでもアップロードしてたのか知らんが昨日の2時間返してくれよ。

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 スッキリした気持ちでタンザニア本格スタートできる

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 とりあえずアルーシャの町を目指します

 夜の冷気が残っているこの時間帯はタンザニアといえども快適で清々しい。強い直射日光がほぼ真上から降り注ぐため日陰が本当の意味で軒下にしか出来ない赤道直下の国だけど、割とどうしようもない暑さに悩まされることなく走れそうな予感。

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 まだ標高1500mくらいあるし

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 こちらの山がロンギド山

 正直タンザニアの山ってキリマンジャロしか知らなかったのだが、最初から形も独特な独立峰が見れて期待が持てる。出来ることなら登ってみたいが、登山はもうちょい我慢だな。

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 麓の町名もロンギド

 日が高くなるに従いどんどん気温も上がる。とはいえ湿度が低いこともあってかそれほど困窮するような暑さだとは思わない。ボトル1本分しか水運んでないけど「これで充分!」と私は思ってます。オーストラリアじゃ最大14ℓも水運んでいたので、余裕でしょ。

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 疾走感ある

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 タイヤ交換してる途上国でよく見る光景

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 そういやスタート地点聞かなかったな

 道中何も無いサバンナかと思いきや、ヤギやロバといった家畜の放牧が盛んな様子で人の姿もよく見かける。小さい子供なんかが私を見かけると手を振ってくれて可愛いな全く。

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 国立公園への道っぽい

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 また新しい山が出てきた

 今度の山はずいぶん大きいなと思っていたが、後で調べたらタンザニア第2の標高(4566m)を誇るメルーという休火山らしい。ガソスタでもメルーという名前があったりしたので、タンザニアと並んでこの国における名峰の地位を確立してると思われる。

 そのメルー山の西側を通っていく道だが、山の麓を通過する関係でガッツリ上り坂だ。奇しくも14時と1番暑い時間帯に今日最大の坂道トライすることになるとは何とやら。

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 あー疲れた

 ピークを超えてダウンヒルが始まってしまえば残りはあっという間。そのまま町まで降り続けてタンザニア第3の規模を誇るアルーシャの町に到着する。

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 10kmくらい手前から町が始まった感じ

 ダウンタウンが近づくにつれて交通量が増えるし、そこら中でクラックションが鳴り響くわとタンザニアも交通マナーの酷さは変わらんなと思いつつ。

 ただ何人かのタンザニア人と話して私はかなりこの国の人たちに好印象を抱いてる。そりゃ私(外国人)を見つけなり「金くれ!」とか言ってくる輩もいるけどさ、物腰が柔らかくて親切な人が多いと感じる。

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 夕食の時に撮らせてもらった1枚

 それはお昼の食堂にいたオッちゃんだったり、露天を眺めてたら笑顔で対応してくれるオバちゃんだったり様々だけど、そういう雰囲気ってのは旅行者に結構伝わるものなので。国の印象ってのは結局そうしたことの積み重ねだと思ってる。

 2023年3月9日(木) 走行距離111km  累計127550km
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 タンザニア3日目 アルーシャの町〜キリマンジャロ山の麓 モシの町

 ドミトリー形式の宿に泊まり、宿側が準備してくれた朝食を頂いてると「物価の安い国来たんだなぁ」と嬉しくなるのだが、単にヨーロッパでケチって宿泊施設を利用してないから沸き起こる感情だと思うとなんだかなぁ。

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 微妙な気持ちに

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 いやいや素晴らしかったです本当に

 受付のスタッフが凄く親切で気を使ってくれて、それだけでもここの宿に来て良かったと感じる。アルーシャってタンザニアでも有数の観光地らしく、そうした競争激しい地域にいることがスタッフのレベルを上げるのだろうか?

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 恐らく彼の人柄だと思うな

 そんなアルーシャの町だが中央分離帯を挟んで片側2車線、その外に側道、さらにもう1本歩道まで完備されてて流石国道2号線だ!と私も驚く立派さだ。

 どうせ暫く走れば徐々に小さな道へと変わってしまうのだろうが、それでもタンザニアでこれほど大きく整備された道路を拝むことはもう無いだろうと思ってる。

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 かなり走りやすい

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 アフリカにしては、ね 

 よくよく考えてみればアルーシャ〜モシ間というのは、国の主要都市と最大級の観光地とを結ぶ非常に大切なルート。ここの道を拡張したり整備することはとても意義あることだとタンザニア側も理解してるのかもしれない。

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 あ、理解してなかったっぽい

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 まんがタイム 

 割とバスやトラックが多い道なため、1車線だと普通の田舎道の方が交通量の関係でよほど気楽に走れるのだが。

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 メルー山を背中に向けて進みつつ

 そのうち正面にキリマンジャロの山影が見えるだろうと期待しながら走るけど、どこまで行っても姿は見えず。これが話に聞く「雲に覆われて姿の見えないキリマンジャロか・・・」なんて思ってた。

 アルーシャとモシのちょうど中間地点にキリマンジャロ国際空港があるらしく、しかし道路からは4〜5km離れた場所にあるため空港を視認することはできず。

 空港から荷物抱えてバス停のあるこの道路まで4〜5kmってのが絶妙な距離で、多くの人が諦めて馬鹿高いタクシー利用せざるを得ないのだろうな。あー自転車でよかった。

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 そもそも海外でタクシー利用した記憶が1度しか無い

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 どうやら今日はキリマンジャロの姿を拝むことは無理そう

 山が近づいてる実感はないままにキリマンジャロ登山の拠点であるモシの町に到着した。とりあえずダウンタウンにある宿へチェックインし、一息ついたら登山ガイドの会社探しだ。

 というのもキリマンジャロは個人での登山が禁止されてる山であり、登るには必ず現地の認定ガイドを付けて攻略せねばならない。そうしたポーター達の雇い料金が加算されてる関係で、長期旅行者には金銭的にかなり大変な出費を強いられる。

 そのうえモシの町は至る所にガイド会社が乱立している群雄割拠の状態だ。この中から信頼できる良心的な会社を探し出すのは一苦労なのだが、今回私はアラスカ・カナダでペアランしたサイクリストで登山家でもあるタカさんから信頼できるガイドの情報をもらっていた。

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 ということでそちらに訪問

 そのままルートの選定、金額、必要道具の有無とトントン拍子に話が進み「疲れているなら数日モシの町で休息取ってから登山するかい?」との言葉に「いや明日!明日から登ろう!」と返す私は割とテンション上がってた。

 ということで前金支払い宿に戻って補給食の買い物しなくては。それ以外の道具は一通り持ってるし山用具は明日レンタルする手筈となっているので必要なアイテムは実質お菓子だけ。

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 ワクワクしてきた

 ついでに夕食も済ましたのだが、途中2回も料金10倍に吹っかけてくる輩と相対して「ここは外国人を騙し金を踏んだくる魑魅魍魎の跋扈するスーパー観光地」という思いを新たにする。全てのタンザニア人が良い人ばかりではない。

 宿の同室にキリマンジャロ登りに来ていた日本人2人組がいて、志を同じくする者同士と(一方的に決めつけて)嬉しくなり、ガンガン話し込んでしまった茶壺さん。

 彼等も明日から登山スタートなので、寝る前に「お互い登頂して再会できたら良いね!」と話していた。こりゃ気合を入れて登らねばならぬキリマンジャロだ。

 2023年3月10日(金) 走行距離88km  累計127638km
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 タンザニア4日目 モシの町〜マンダラハット

 キリマンジャロ登山1日目。登山中自転車を預かってもらうのに最初は宿を利用しようと考えていたが、デイビッドの事務所で保管してくれることとなったので普通に出発準備をしてる朝。

 昨夜1時近くまで必要な道具だとかアレコレ調べて眠るの遅くなってしまい、6日連続走行&睡眠不足とおよそ登山に向かう体調ではない気がする。

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 7時丁度に無料の朝食頂いて

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 その30分後には出発

 8時にデイビッドの会社「Manda Adventures Ltd」へと到着し、挨拶もそこそこに早速荷物の確認作業に入る。というのも標高6000mに迫るキリマンジャロは当然山頂付近では気温が低く、そうした状況に対応できるだけのギアであるかをスタッフが確認するらしい。

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持ってないギアはレンタルする

 ダウン1着にストックとハイドレーション、そして登山靴をレンタルすることとなったけど、靴以外は会社にある物品を借りる形となり、荷物をまとめてスタッフと一緒に車に乗り込み出発である。

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 みんなよろしくね

 というか私1人の登山にコレほど人員を割くのかと驚くが、個人登山が許されないキリマンジャロではコレが最低人員らしい。ガイド・コック・ポーター(荷物運び)3名の合計5人が私のチームだ。

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 とりあえず靴のサイズ合わせを行って

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 銀行寄らせてもらい現金を降ろしておく

 これでようやく準備の完了であり、いよいよ登山口へと向かって移動開始だ。スタートして10分で私はウトウトしてしまい、ほとんど記憶のないままマラングゲートへと到着した。

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 このゲートが入口

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 それでは改めて

 ガイドのオマリ、コックのヤスィン、ポーターのバラカ、オマリ(同名)、アイザックの5名に私を加えた6人体制。全員一緒に登っていくのだと思っていたが、登山中に同行するのはガイドのオマリ1人だけで他4名は私と別行動で荷物を運んだり各々の仕事をこなすらしい。

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 標高1879mからスタート!

 寝袋や衣類といった個人の荷物も全てポーターが運んでくれるため、私個人が背負ってる荷物は水と雨具に防寒具、それと少々の個人用具のみ。ハッキリ言って超絶楽チン。

 ガイドのオマリが先導してくれる上に入山手続から山中におけるペース配分まで。本来自分でこなすべきこと全てやってくれるだけでなく、キリマンジャロに生息する動植物の説明や各ポイントにおけるスワヒリ語の名称を翻訳してくれたりと至れり尽くせり。

 私は今までガイドを付けた登山の経験あまりないのだが、普通に歩いてるだけでは見逃しそうなポイントを逐一拾って説明してくれる。やっぱりプロって凄いと感心するわ。

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 このエリアは「レインフォレスト」という

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 森林の中で豊富に水が流れており

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 歩いてるだけで気持ち良い 

 その名が示すように雨が降ることの非常に多い場所でもある。というかタンザニアの雨季は3〜5月であり、赤道に近いことから季節による気温変化が少なく通年登山が可能なキリマンジャロではあるけども、ローシーズンとなるのがこの時期らしい。

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 休憩エリアにも屋根がある

 一般的な山もそうだが、キリマンジャロでも午前中は比較的天気が安定しており、午後から雲に覆われ低地では雨の降り出すことが多い。今日は出発準備と登山口までの移動があった関係で、13時過ぎから登山開始となったため、途中から雨が降り始めたのも仕方ないか。

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 3時間ほどで本日ゴールとなるマンダラハットに到着

 マンダラ「キャンプ場」じゃないの?と思ったが、どうやら「ハット」というのは宿泊施設があるキャンプ地を示して言うようで、実際キリマンジャロでもテント泊のみのエリアは「キャンプ」という呼ばれ方していた。

 ちなみに私が今回選んだ「マラングルート」は全日程全てで山小屋泊できるという贅沢ルート。普段の旅行でテント泊やりまくってるのだし、料金変わらないなら小屋泊選びますよ私は。

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 なんとWi-Fiまで利用できる

 到着時に洗面器1杯分のお湯を沸かして持って来てくれるのもありがたいが、コーヒーや紅茶が用意され自由に飲めるようなっているのもポイント高い。

 18時の食事に合わせて食堂棟に行けば既に本日の晩御飯がテーブルには用意されているのであり、これが世に聞く「大名登山」というヤツか・・・と思ったり。

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 しかもスープの後に

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 メインが出てくるとは思わなんだ

 飯の量もすこぶる多く、腹を減らしたサイクリストでも満腹になるとは正直思っていなかった。これらの食材を先に運びこみ、調理してくれるポーターやコックには感謝しかない。

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 夕方に天気回復

 絶賛寝不足状態だったので、食事後オマリから翌日の予定を聞いた後は間もなく就寝とした。まだ20時とかだけど、山の夜は早いので。

 2023年3月11日(土) 走行距離3km  累計127641km
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 タンザニア5日目 マンダラハット〜ホロンボハット

 キリマンジャロ登山2日目。無茶苦茶よく眠れたマンダラキャンプ場の標高2720m。この程度の高さでは睡眠に支障を来たすこともなく、むしろ10時間近く爆睡して元気一杯だ。確実に登山スタート時より今の方が調子良い。

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 小屋も1人で独占できたし

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朝からバッチリエネルギー補給して

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 マンダラハット8時半スタート!

 キリマンジャロは所謂「独立峰」という山で、日本でいうなら富士山みたいな他の山と繋がっていない単独で聳え立っている山だ。

 にも関わらず1〜2日では登頂できないほどの広さ・高さを誇っており、流石はアフリカ大陸の最高峰だと思う。一応今回は5日間での山行を予定しており、本日はマラングルートで最大の規模を誇るホロンボハットまでの移動となる。

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 昨日と違って日差しが差し込む森林だ

 少々寄り道してマウンディクレーターと呼ばれるエリアに行ってみる。名前からして隕石でも衝突して出来た窪地かと思ったが、普通にカルデラの一種だとオマリは説明していた。

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 写真じゃ分かりにくいな

 標高3000mを前に森林限界が近づいて来たようで、周囲から背の高い木々の姿が消えて低木や高山植物が目立つようになる。

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 ようやく山頂の姿も見えた

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 フンコロガシに大喜びしたり

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 独特な形した植物写真撮ったり

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 撮影してる時は花の名前も聞いたんだけどな

 周辺には背の低い木と草が生茂る景色へとシフトしたことで、上を見れば山頂のウフルピーク、下にはモシの町が広がっているのを確認できる。これも良い天気で雲が出てないからこその光景であり、オマリ曰く「キリマンジャロはとてもシャイな山」だし、モシというのはスワヒリ語で「煙」という意味らしい。要は雲に覆われてることが多い山・町なのだ。

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 お昼休憩ポイント

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 ジャイアントセネシオという名前

 先端に咲いた花からタンポポのように種子を飛ばして増える植物らしく、この周辺でコイツだけ異様に大きな図体にはワクワクさせてくれる。成長には多くの水が必要なため、基本的に川の周辺にてよく見かけた。

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 こちらの花は普通に見えるが

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 実は枝分かれした部分からしか花が咲かない

 こうして説明してもらうと植物ってのも面白いな。特にキリマンジャロは見た目が独特で分かりやすい特徴を持った植物が多いので私みたいなタイプでも楽しめるのが良い。

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 あ〜、雲が掛かってくるように

 こうなると景色も楽しめないし、下手すりゃ昨日のように雨降ってくるやもしれん。オマリと無茶苦茶無駄話したり写真撮りまくっていたが、ホロンボハットまでチャキチャキ進みますか。

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 ということで到着3720m

 お昼休憩含めて計5時間。チェックインの手続き済ませて14時前には山小屋入ってしまい、暇だなこれは。昨日と同様カフェや紅茶を頂くのは良いが、お湯はポット1本分しかないので直ぐに飲み干してしまうし。

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 キャンプ地内歩き回ってみたりするも

 結局持って来た文庫本読んでた茶壺さん。失敗したなと思ったのが山小屋内にコンセントあることで、私は「どうせ電気充電できるような環境無いだろうし」と充電用コード類を一切持って来なかったのだ。

 実際には1日30分限定とはいえWi-Fiもあるし、ソーラーパネルで充電したバッテリーにより電力も確保、水が豊富な場所であるためかトイレも洋式の水栓タイプで文句の付けようがない。もっと過酷な環境を想像してたのだけど、全然そんなことなかった。

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 米3合は炊いてると思う

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 雲が晴れたタイミングを狙ってモシの夜景

 小屋内には2段ベッド2つで計4名まで宿泊できる造りとなっているが、今夜もこの部屋の利用者は私1人。ローシーズンでの利用というのはこういう点が嬉しい。

 今日は5時間弱歩いた程度で終了したし、急峻な登り坂も無くて楽だった。食後にオマリから明日の予定を聞き終えたけど、その後もしつこく本を読み続けてしまい山ではかなり遅い時間の22時前にようやく就寝。

 暇つぶしにと持ってきた本が、読んでて止まらなくなってしまう。よくあることだがキリマンジャロでやっちゃ駄目だろうに。

 2023年3月12日(日) 走行距離0km  累計127641km
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 タンザニア6日目 ホロンボハット〜キボハット

 キリマンジャロ登山3日目。山入ってから日に日に体調良く元気になってる気がするのだが、これは精神的な理由とかではなく単純に食事と睡眠の質が良いからだ。キリマンジャロ登山よりアフリカを自転車旅行してる方が大変な時はままある。

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 マラングルートは楽な行程らしいし

 朝食お腹いっぱい食べて8時半より登山開始。明日が山頂へアタック日となる厳しい行程のためか、昨日より短い9km4時間の予定。昨日が11kmで5時間の山行だったので、多少楽な道かと思われる。

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 でもよくよく考えてみれば

 昨日は11km歩いて1000mのアップ。対して今日は9kmで同じく標高1000m上げるのであり、平均斜度むしろキツくなってるじゃねーか!・・・という発想になるのは自転車乗りだからか。

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 徒歩だと多少の斜度は気にならないわ

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 キリマンジャロの東部に聳え立つマウェンリ山

 この山もキリマンジャロ国立公園内に位置しており、標高5000mを越える高山である。マラングルートはキリマンジャロの東部に位置するゲートからスタートするため、マウェンリ山を横目に通り過ぎていく。

 面白いのがマウェンリ山は5000mを越える場所にありながらテクニカルクライミング技術を必要とする急峻な山で、要するにロープクライミングを行い登る山なのだそう。標高5000m越えでサミットアタックにロープクライミングという環境は世界でも珍しいらしく、一部のクライマーから人気を博しているのだとか。

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 言われてみると、すごい形した山だな

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 ここが飲み水に利用できる最後の川

 どんどん標高を上げてくことで環境的に厳しくなっていくのが山登り。ホロンボハットでは使いたい放題だった水も、本日ゴール地点のキボハットではその限りにあらず。ポーターの人たちはこの水場からキボハットまで残り8〜9kmをバケツ担いで運んでおり、本当に頭が下がる思いだ。

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 私はほとんどの荷物を持ってもらっている立場だし

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 休憩場所に出てきたこの鳥

 正式名称か知らないが、ガイドのオマリが「テニスボール」と読んでたの印象深い。地面を移動する姿がテニスボールがバウンドする様にそっくりだからとのこと。

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 気持ちよく山頂が見えるので

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 ちょっとオマリに撮影をお願いした

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 のは良いけどさ

 同じ構図でほぼ同じ写真を10枚20枚と撮影しても仕方なくない?と私は思うのだが。カメラ慣れしてない人にこの傾向があるよう感じるのだが、撮影毎に設定弄るとかしないなら現代のデジタルカメラでそこまでしなくても良いのでは?と思ってる。いやまぁ素人の勝手な意見だけど。

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 写真整理が面倒なので

 ちなみにこの山頂の名前が「ウフルピーク」で意味は「freedam」らしい。タンザニアの初代大統領が1961年タンザニア独立時にキリマンジャロへ登り、山頂でこの言葉を叫んだことが由来とのこと。良い話だと思う。

 タンザニアには大体120ほど部族の種類があるらしく、その多くが独自言語を使っており国内における統一言語の必要性からスワヒリ語を国語と定めたとのこと。このためキリマンジャロのキャンプポイントも全てスワヒリ語が当てられており、例えば今日到着予定であるキボハットの「キボ」とは「驚き」という意味。

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 そのキボハットが見えた

 これも登山中にキボ山(ウフルピークは山頂の名前、キリマンジャロは抱えている3山総括の名前)に登っていた大統領が、それまで雲に隠れて見えなかった山頂が姿を現しその光景に思わず「キボ!」と叫んだことが由来なんだとか。なんというかエピソードいちいち可愛いなジュリウス・ニエレレ大統領。

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 私は逆に雲が出てきた状態で到着

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 標高4720mでそろそろ高度障害が気になってくる

 登頂までの最終キャンプ地ではあるが、ホロンボハットより小規模で宿泊小屋の数も少ない。このため多くの場合は他チームの登山客と同室になるのだが、今日は利用者少ないため私1人で独占して使えるとのこと。ローシーズンだとこういう点が嬉しい。

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 1人なので食事も部屋まで運んでもらえた

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 明日に備えて全力でエネルギー補給中

 明日は深夜に出発し日の出と同時に登頂を目指すスケジュールとのこと。このため夕食も早めの17時過ぎに出されて「食事終えたらなるべく早く寝てくれ」と念を押された。分かってますとも、寝不足で山を登るような行為は私も駄目だと思います←

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 夕方に雲が途切れての1枚

 ということで早々に寝袋へ入り込み寝てしまおうとしたのだが。睡眠時間短いのを補うため昼寝をしたのが大失敗。ただでさえ5000m近い標高で空気が薄くて眠り辛い環境なのに、目が冴えてしまって全然眠ることが出来ない始末。

 いくらかウトウトすることがあったものの、結局起床時間となる23時半までマトモに眠ることはできずに山頂アタックすることと相成った。果たしてちゃんと登頂できるのか?

 2023年3月13日(月) 走行距離0km  累計127641km
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 タンザニア7日目 キボハット〜ウフルピーク〜ホロンボハット

 キリマンジャロ登山4日目にして山頂アタック日。まさかの寝不足状態で山頂へ向かう準備を始めることになってしまった茶壺さん。まぁこういうこともある、切り替えていきましょうと真冬用のウェアを重ね着して寒さに備えつつ。

 出発前に軽い軽食を頂き行動食も持たせてもらう。ガイドのオマリを除くチームの4名は私が戻ってくるまでキボハットで待機してるのだけど、そのため色々働いているのはよく分かる。

 他のチームは私より30分から1時間ほど早いタイミングで登坂開始していたが、我々は余裕の0時半スタート。これまでのペースを鑑みて、このタイミングの出発で山頂にて日の出が間が見られるという判断らしい。

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 まぁ実際他のチーム遅いから

 最初の1時間で全てのチームぶち抜いて「俺らがトップだイェー!」とか馬鹿話してる程度には余裕がある。気になってた寒さもスタート時点ではそれほど厳しくないし、運の良いことに風もほとんど吹いていない。

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 休憩のタイミングで何とか撮影した1枚

 キボハットからギリマンズポイントという地点までがこのマラングルートで唯一の急峻な坂を登る区間であり、そうは言っても4つ足となって岩を乗り越えてくような箇所はごく僅か。キリマンジャロが初心者でも登れる優しい山と言われるだけのことはある。

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 帰り道に撮影したギリマンズポイント到着

 ここに到着するまで4時間を要したが「もう残りは簡単な道だよ、おめでとう!」と早くも祝福されてしまったのであり、しかし私的にはここからがキリマンジャロで1番キツかったかもしれん。

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 というのも

 深夜4時を過ぎて冷え込みが1番キツくなるタイミング。先ほどまでより割合楽になった道で集中力が落ちたことに加え寒さと睡眠不足で無茶苦茶眠たい。

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 転げ落ちたら死ぬような道なのにさ

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 注:この辺の写真は全て復路の最中に撮ったものです 

 キボハットから運んできた行動食と熱い生姜茶飲んで持ち直したので先へ進む。あんまりキツいと感じる瞬間なかったけど、やっぱり体力的にも消耗してたのかもしれない。

 ステラポイントと呼ばれる各種の登山ルートが合流するポイントを抜け、東の空が赤みを帯びてき始めた。もうライトで照らさなくても山頂の姿がハッキリ見える。

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 この瞬間が堪らない

 時刻にして6時20分、キリマンジャロ山頂であるウフルピークに無事到着した。ほとんど同時に日の出となり、ガイドの経験値というのは凄いなと驚くばかりだ。

山頂1
 実に楽しい登山でした

山頂2
 チームのみんな、ありがとう 

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 明るくなってみると周囲の氷河がよく見える

 日が出てからは一気に気温上がって落ち着いたけど、あんまり風を遮る物がないウフルピークで日の出待ちとか相当しんどいことが予想されるので、出発遅かったオマリはナイス判断だと思う。なお私以外に山頂で日の出を見れたチームは1組だけで、他の人たちは歩いてる途中でご来光だった模様。

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 そういう意味でも良いガイドに当たったなと思う

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 マウェンリ山の向こうから太陽が昇る

 30分ほど写真撮影し満足したので下山開始。キリマンジャロ登山で人気のマラング・マチャメ2大ルートは共に往路と同じルートを引き返さなくてはならないため、ここから登山口まで同じ道を歩くことになる。

 キボハットから6時間かけて登った道を2時間半で戻ってくるのが標高高い登山の面白いというか凄まじいところ。往路では斜度を緩やかにして昇るため、ジグザグに登っていた急斜面も復路はザレ場となってる箇所を半分滑るみたいに直線的に下っていたのが大きいか。

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 もうあっという間

 「まだ時間早いからゆっくり休憩して良いよ」とのことで、山小屋にデポしていた荷物まとめて準備整えた後に2時間弱ほど昼寝したり。

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 お昼済ませて午後からホロンボハットまで移動

 流石に両足の疲労感が残るものの、基本的に身体を持ち上げて力を使う登りよりも下り坂は圧倒的に楽である。標高下げれば下げるだけ空気も濃くなっていくので心肺的にも負担が少ない。

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 どうしても動けなくなった人用にストレッチャーもある

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 歩く歩く 

 サクサク進んで無事ホロンボハットに到着した。この3日間全て宿泊棟は1人で独占してたけど、このタイミングで登りのグループとかち合ってしまい満員御礼の4人部屋。2段ベッドの上で眠るの久しぶりだ。

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 スープとデザートに加えてこんだけある米を完食

 本当にキリマンジャロ登山って至れり尽くせりだなと思う。アコンカグアとかこうした疲れ切った状態でも何とか自炊しエネルギー補給するのが常だったので。

 胃袋もそうだが達成感から気持ち的にもお腹いっぱいとなったキリマンジャロ登山。明日下山するまで気は抜けないが、素晴らしい充足感に包まれた夜であった。

 2023年3月14日(火) 走行距離0km  累計127641km
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 タンザニア8日目 ホロンボハット〜モシの町

 キリマンジャロ登山5日目にして最終日。両足に筋肉痛を感じつつの朝というのも悪くない。今朝も外は青空が広がる良い天気で、雨季に入りかけの季節とはいえ標高高い場所ではそれほど雨も降らないし、午前中なら高確率で周辺も見渡せる。ローシーズンで人が少ないと考えれば3月の登山は割とオススメなのかもしれない。

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 バイバイキリマンジャロ

 1度歩いた道な上に復路の下り坂。とはいえ2日かけた行程を今日1日で歩き通すこともあり、割とペース上げてチャキチャキ歩く。

 スワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」を「ポレポレ」と言うのだが、この4日間事あるごとに「ポレポレ」とスローペースを強調していたオマリも今日だけは「ハラカラカ(急げ)で良いよ」と笑っている。

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 あと「アクナマタタ(No Problem)」ともよく言ってた

 私が教わったスワヒリ語で個人的に好きなのは「マジニ ウハイ」という言葉で「水は命」という意味。高度障害の対策として水分をしっかり補給することは重要なポイントなのであり、マジにウハーい!とゲラゲラ笑っては水飲んでいた。

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 標高を下げると徐々に森林地帯の姿が戻ってくる

 この森林地帯ことレインフォレストには多くの動植物が生息してるワケだが、キリマンジャロに住む2種類の猿を目撃することが出来たのはラッキーだ。いやまぁアフリカで猿なんて山ほど見てるけど、毛色が2色に別れた君の姿は初めて見たし。

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 かなり至近距離まで近づけた

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 やたらデカい気がするバナナの葉

 往路では雨が降ってたレインフォレストだが、通過時間が早い今回は何とか日差しの下を歩くことができ、また違った景色を楽しみつつ。葉っぱの間から差し込む木漏れ日が好きなので。

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 木々の表面は苔で覆われてて屋久島を思い出すな

 時間にして最後の30分くらいで天気が崩れて雨が降り始める。レインウェアは持ってるけど「もう登山口も近いし雨脚弱いうちにゴールしちゃおう!」と話して最後はほとんど走るようにしてキリマンジャロゴールした。

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 良い山でした

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 車に乗り込みモシの町へと帰る

 山を離れるとあっという間に雨は降り止んでしまい、一気に暑さが戻ってくるタンザニア。レンタル用品屋で登山靴を返却し、そのままデイビッドの事務所に乗り付けてキリマンジャロ登山全ての行程が終了した。

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 みなさん本当にお世話になりました

 登山に使ったギアを自転車に戻してパッキングしつつ。この後適当に安宿探して数日のんびりするつもりだとデイビッドに話していたら「すぐ側にモシで1番安い宿があるよ」と連れて行ってもらう。

 名前がよろしい「マウンテンバイクハウス」にそのままチェックインし、とりあえずシャワーと衣類の洗濯をば。

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 これをしとかねば後々大変なので

 すぐ横になっても良かったが、登山終了記念にビールの1本でも飲まねば駄目だろう!と久しぶりにロシナンテ号へ乗車し市内のスーパーを探してみたが。

 結果的にビール瓶を持ち帰るのが嫌で夕食だけ済ませて宿へと戻り、近くのレストランでキリマンジャロビールを飲みつつの祝杯となった。割と体力的に余裕あったので好き勝手やってるな。

 宿に戻って登山中の日記を書いてる途中で眠くなってダウン。楽しかったなキリマンジャロ。

 2023年3月15日(水) 走行距離9km  累計127650km
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 タンザニア9・10日目 モシの町

 流石に疲れてるので休息日。昨日は「それほどでもないな」と思っていた筋肉痛は1日遅れて今日激しい痛みを起こしているのであり、オッさんになるというのはこういうことなのだ。

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 とりあえずフリーの朝食頂いて

 このマウンテンバイクハウスって宿、コンセプトがはっきりしていて都市部のホステルとは真逆で自然の中で滞在することを念頭に作られているウッドハウス。好き嫌いがはっきり分かれそう。

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 こういう木々で建てられたコテージは憧れがある

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 ワクワクするよね

 ただし外界と隔てるようなものは存在しないので、食堂棟なんかは1日中周囲に蚊が飛んでいる。町の中心部から離れている割にはすぐ側にパブでもあるのか深夜まで大音量の音楽が流れてうるさいし。

 ベッド上でひたすらゴロゴロしてるのも退屈なのでちょっとモシの町まで遊びに行ってたみたり。ダウンタウンまで微妙に距離があるので、サイクリストでもないとここの宿を利用する人は割と大変であることが想像できる。その割にそこそこゲストがいる不思議。

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 好きな人はとことん好きなタイプの宿だと思う

 適当に町中回ってレストランで食事。山から降りると「美味しい食事が好きなだけ食べれる」というのが大きな喜びだったりするが、今回のキリマンジャロ登山は山中でも普通に良い物食べていたのでそれほど感動がない。

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 これタンザニアの地図だったのか

 夜になって登山前に出会った日本人2人組から連絡来て「無事登頂した」とのこと。私とは別ルートでの登頂であり、そちらの話も聞いてみたかったので翌日会いましょうと約束して就寝。


 その翌日。この宿のWi-Fiはかなり気分屋であり、調子良くないと全然仕事をしてくれない。ということでモシの町でWi-Fi速度が速いというカフェを調べ、そちらでPC作業することにした。

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 現地キリマンジャロコーヒーも飲んでみたかったし

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 平和に日本は存在しない模様 

 午後からキリマンジャロ登山の感想会ということで、モシの町で謎に有名な「UNION COFFEE」というカフェにて待ち合わせ。まさかのカフェ2連戦であり、いつの間に私はこんなオシャンティになったのだ?

 2人は謙遜していたが、話を聞いた限りマラングルートより随分大変だと感じたマチャメルートの登山道。無理矢理比較するなら「高度順応し易いが体力的にハードなマチャメルート」と「高度順応が難しいけど体力的に優しいマラングルート」という対比ができると思う。

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 かなり有名な店らしい 

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 道中色々トラブルもあったそうで面白い話が聞けました

 ちなみに体力に自信がなくて高度順応にも対応しているルートがいい!という人には「マラングルート6日間コース」という選択肢もあるので参考までに。

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 このカフェでコーヒー豆もゲットしておく

 宿へ戻る前に夕食を済ませたのはいいが、自転車に掛けていたダイアルロックが謎の誤作動を起こして解除番号がズレてしまう不具合が。おいおいロック外さないと帰れないじゃん!と必死で解錠を試みる茶壺さん。

 結局1時間近く時間を要して何とか解除に成功した。無駄に疲れたのであり、こういうのはもう勘弁してほしい。

 2023年3月16日(木) 走行距離 8km  累計127658km
 2023年3月17日(金) 走行距離10km  累計127668km
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 タンザニア11日目 モシの町〜モシから南南東に約90km サーメの町

 もうちょいゆっくりして身体を休めても良いのだが、正直モシの町にはこれ以上滞在する気になれないのでとりあえず出発しようと思う。

 問題はオマリが教えてくれた近郊の温泉地帯にでも遊びに行くか、素直に先へと進むかという点だ。普通なら何が何でも温泉を楽しむ茶壺さんだが、このタンザニアの暑さと「温泉というよりプールで泳ぐ感じ」という情報からイマイチ乗り気にならず、結局先へ進むことにした。

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 まだ幾らか疲れ残ってるので無理しない程度に

 スッキリ晴れた良い天気となり、結局3月の雨季とは何だったのか?という気持ちを胸に抱きつつ。いやまぁ雨に降られちゃ困るんだけどさ、こう暑いとそれはそれで。

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 バッチリ山頂の姿が見える

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 25kmほど走ったこの三叉路から

 南へと進路を変えてキリマンジャロ周辺を離れていくことに。ちなみに三叉路をもう3kmほど進んだ場所の交差点を北に向かうと私が登ったマラングルートの入口ゲートに行くこととなる。

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 一気に交通量減って走りやすくなった

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 振り返ればキリマンジャロ

 だだっぴろいサバンナが広がっている一方で、道路が延びている近くには小さな山々が連なっている。今日はそれなり程度に南東から強風が吹き付けるのだが、この山が遮蔽物となっているのか意外と無風の区間が多くて助かる。

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 なんか似たような景色が多い

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 バオバブの木だと思われる

 それほど標高を下げたわけでは無いのだけれど、強い直射日光のためか猛烈な暑さ。集落は点々と出てくるので商店へ逃げ込み冷たいコーラを飲まねば動けなくなってしまう。

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 材木屋ってなんか好きなんだよね

 昼食休みのタイミングでも瓶コーラ4本も飲んでしまい、どんだけ脱水状態だったのかと思いつつ。キリマンジャロ登ってる時より頭が痛いような感覚あって、いやそりゃ高度障害じゃなくて熱中症の初期症状だ。

 慌ててガソスタへと避難して、まさかの冷房が効いてた売店内にて休ませてもらったり。

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 不思議な感じで椰子の木が立ってると思う

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 これはパイナップル畑かな?(違うらしい)

 割と規模の大きなサーメの町に到着したので走行終了。宿にチェックインしてシャワー浴び、早々にビールを飲まなくては動けなくなってしまうぞ。

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 なお宿の敷地内に教会がある模様

 私が止まってる部屋のすぐ側で大音量の賛美歌か何かを流しており、まさか深夜まで続いたりしないよなぁ・・・とか心配してたが18時には解散したので一安心。そりゃ教会だしどこかのバーやパブとは違うよね。

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 タンザニアにしてはお洒落な感じの夕食

 Wi-Fiある宿だったので最初はPC作業をしていたのだが、時間が経つごとにどんどん速度が遅くなり遂にはマトモに動かなくなる。なんかタンザニアってこのパターンがやたら多いのだけど、この国のネットはスタミナ不足とかあるの?

 ネットで遊んでないで早く寝ろ!ということかもしれないけどさ。正直中途半端にネットが動くと何度も繰り返しチャレンジしてしまい余計に時間食うから逆効果だと思うのです。

 2023年3月18日(土) 走行距離109km  累計127777km
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 タンザニア12日目 サーメの町〜モシから南南東に約170km ムコマジの町

 特別観光資源の無いように思えるサーメの町だが宿泊施設の数は多いし、このホステルは朝食サービスが付いてくるときた。安宿でそうしたサービスがあるのは大都市か観光地と相場が決まっているのだけども。

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 何か有名なものあるのだろうか?

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 タンザニアはやたら生姜茶が好きな国だ

 引き続き南南東へと延びる道を進んでいく。このまま道なりに行けばタンザニア最大都市であるダルエスサラームの町へと向かうことになるのだが、かの都市は沿岸地域に位置する港湾都市でもある。

 つまり赤道直下に位置しておきながら海抜0mという高温多湿の凶悪な環境だ。個人的には少しでも坂登って標高稼ぎ、涼を求めて行きたい気持ちなのだがどうしたものか。

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 それでも今日は曇りがちで多少マシな天気

 その代わりと言うべきか、昨日にも増して向かい風が強い。地形的に何が変わったとも思えないのだけど、ちょっとした風向きの違いが自転車旅行には大きな影響を表す例ということで。

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 強風注意の看板も出てくるワケだよ

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 こんなに何を栽培してるんだろ?

 お昼を何処で食べようかと逡巡してたら道路脇に屋台が立ち並ぶ場所に出くわす。とりあえずお昼休憩の前にトイレ借りたら後出しで「金寄越せ」と始まったし、炭酸飲料はボックスに入れてるだけで冷やしておらず常温コーラで水分補給となってしもうた。

 こんな場所で食事は勘弁と逃げるようにして先へ進み、結局13時も過ぎた頃になってようやくお昼休みである。

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 ここでもコーラ飲んでるよ

 食事してたらポツポツと雨が降りだしたのであり、むしろ私は助かります!とばかりに午後の走行再開する。スコール見たいな大雨になったらそれはそれで困るけど、多少の雨くらい降ってくれた方が打ち水効果で涼しくなるってもんですよ!

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 道端の草木も喜んでおるわ

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 1時間くらいで雲を抜けたか降り止んでしまった

 それでも雨&強い風というコンボで暑さ的には今日は大分楽できたと思う。正直タンザニアは路面状況が良いし、今のところ厳しいアップダウンも出てこないので「暑さ」が最大の脅威であると感じている。いやまぁ向かい風もなかなかしんどいけどさ。

 ムコマジという小さな村だけど、文字も掠れて消えかかった看板に「ゲストハウス」の表記があり、探してみたら本当に営業してたので投宿する。

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 反対車線の看板だったしさ、よくこれで見つけたな私

 とりあえず一息ついたらビールタイム。もうタンザニアは半分くらい「美味しいビールを飲むため」に暑い中必死にペダル漕いで走っている気がしないでもない。

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 セレンゲッティというのは国立公園の名前

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 「スープならあるわよ」と言われ、食堂で出された一品

 昨日の宿の料金半額ではあるが、意外にベッドも綺麗だし扇風機も完備されてて居心地悪くない。タンザニアの田舎はコスパに優れているようで、つまりはビール何本飲んでも構わないということですね!

 2023年3月19日(日) 走行距離85km  累計127862km
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