自転車ときどき世界1周

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 イタリア1日目 レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港〜ローマから西南西に18km地点 サイクリングロード脇

 11時間半のフライトとイスタンブール空港での乗り継ぎで8時間待機、更に3時間のフライトをかけてやって来たのはイタリアのローマ。ここから4度目となるヨーロッパ走行が始まります。

 余談だが、機内で映画観た内の1つがトップガンの新作で、こんなに面白いとは思っていなかった。典型的アメリカ映画だけどラストシーンで不覚にも涙してもうた。

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 写真はイスタンブールで暇してる時の1枚

 ウトウトしてる間に機内食が配膳されてしまい食べ逃すという失敗をした以外は順調かと思いきや、荷物受け取りで自転車梱包しているダンボールがボコボコ穴だらけになっていた。人の荷物を適当に扱うんじゃないよマジで。

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 とりあえず組み立てみる

 かなり大きな穴だったので、バラした部品が落ちて無くなっていたら・・・と不安だったが案の定というかタイヤをフレームに固定する車軸が無くなっていた。あーあスタートから残念な感じに。

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 他の部品が無くならなかったと喜ぶべきか

 とりあえず空港のWi-Fi使って1番近くの自転車ショップ探したところ、約3kmほどの距離にあるっぽい。現在17時過ぎだけど、まだお店は営業してるようなので行ってみますか。

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 すごい慎重に走れば乗れなくもない

 英語を多少でも話せるスタッフは1人しかおらず、久しぶりに言語で苦労しそうだなとか思いつつ。部品自体はアッサリ見つかり15€の出費で済んだことを喜ぶべきだと思う。ここがイタリアじゃなかったらどうなっていたか分からないし。

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 車軸だけカンパニョーロ製になったっぽい(本当か?)
 

 さてとにかくこれでまともに自転車走行可能になった。フライトのために荷物の重量減らす必要があり、ほぼ全ての食材を消費して来た私。ということで先ずはスーパーにて各種食料の調達をしないと始まらない。もう物価高のヨーロッパ入ったので宿を使うという選択肢はない。

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 寝る場所探さなくては 

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 ついでにガソリンも補充し飲み水も汲んで

 とりあえず野営というか自炊できる状態になったの19時過ぎ。でも空はまだ明るく昼間のようで、そういえば北半球は夏の日が長い時期だった。

 特に緯度の高いヨーロッパはこの時期21時とかまで普通に明るかったことを思い出す。真冬のケープタウンから来ると気温も日照時間も右側走行も全てが異なり、ギャップの大きさに泡食っている気がするな。

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 サイクリングロード走って野宿ポイントを探す

 このままローマの市内に近いてしまうと野宿は難しくなること間違いないため、どこか人気の無さそうな場所見つけて早めにテント張りたいのだけど。

 そんな焦りの気持ちが良くなかったか、フライト中はほとんど眠れず睡眠不足で判断力が低下していたのか。やたら草木で覆われてる狭い道が出て来て「こっちの方が人来なさそう!」と突撃したものの。

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 人は来ないがテントを張れそうなスペースもない

 30分以上自転車押し続けて草茫々の道を進み、何とか木々が立ち並ぶエリアを見つけて本日終了となった。ここから夕食準備するのだが、これ夕食は確実に22時過ぎるパターンだ。

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 遅い時間となったので米と肉だけで時間短縮

 全身汗でベトベトだったので近くの川に入って洗い流す。ローマから流れてる川なので多分汚い川だけど、もう真っ暗で見えなかったから気にはならなかった。ヘドロの臭いもしないので良し。

 流石に疲れと眠気で日記を書く気にもなれず、横になった次の瞬間には眠っていたかと思われる。イタリア本番は明日からだな。

 2023年7月11日(火) 走行距離14km  累計135652km
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 イタリア2日目&バチカン1日目 サイクリングロード脇〜ローマから北北西に20km地点 河原

 朝になるまで1度も目を覚さないのはキャンプ泊だと珍しい。でもまぁ昨日遅かったしそんな気もしてたので、バッチリテントを見えない場所に設営しといたのだ。これなら寝坊して明るくなっても大丈夫。

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 実際起きたの8時過ぎ

 とりあえずこの未舗装サイクリングロードを抜けて、それではローマに向かって走りますか・・・と自転車跨ったら前輪がぐにょぐにょに。どうやらパンクしている模様。

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 なんというかね

 新しいタイヤに交換して僅か14kmでもうパンクするとかさ。こういうことがあるとやっぱりタイヤはマラソンプラス一択だよな、と思わずにはいられない。上手いことヨーロッパ来ているこのタイミングで早いとこマラプラ見つけよう。

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 気を取り直して

 空港からローマの市内までは25kmといったところ。昨日も多少は町へ近づいてるのだし、出発遅い&パンク修理と時間かかっていても余裕で午前中にはローマへ辿り着ける計算。ということで今日の午後は市内を観光して回ってみる。

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 ローマは至る所にこのタイプの水道が

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 カトリックの総本山ある場所でよくやるよ

 イタリアの首都である割に町の規模はそこまで大きいと感じない。ちょっと離れた場所では農地が広がっていたこともそうだけど、背の高いビル群が次々と出始めたのは中心部まで5kmに近づいてからだった。

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 まぁ川沿いの自転車道走ってたから

 しかしその中心部は確かに凄い。ローマというと私はどうしても古代ローマの時代をイメージしてしまう人だけど、そういう人が思い描く遺跡やれ古びた建築物がそここに建ち並んでいる。

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 石畳の道は止めて欲しいが

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 とりあえず手が抜けたので私は嘘つきではない模様

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 ゆっくり見学したいけどロシナンテ号外に置いてるので早々に脱出

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 適当に走っていても面白そうな建築物がたくさん 

 まぁ豪華絢爛な教会群は他のヨーロッパで散々見たおしてきたので割愛し、この町でしか見れない物を見に向かう。というかローマにはほとんどこれを見に来たといって良い。

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 そうですコロッセオ

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 ローマといったら闘技場でしょ

 平日だというのに凄まじい観光客で、内部へ入場するゲートには長蛇の列。とりあえず周囲をぐるっと回ってみたのだが、入場待ちの列最後尾が何処だか分からないくらいの人気っぷり。

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 あっつい 

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 南門からの1枚

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 ちょっと遠くから 

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 いやはや良い物見たな・・・という気持ち

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 多分この辺が町の中心部

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 反対側 

 ローマ帝国時代にこれだけの巨大建造物を並べていたことを思うと「全ての道はローマに通ず」とか調子乗りまくった台詞が出てくるのもわかるような気がする。ここは一時期、確かに世界の中心だったのだなと。

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 中央から真っ直ぐ道が伸びている

 そのまま北西に向かって真っ直ぐ進み、川を渡ると見えてくるのがカトリック総本山のバチカン市国。世界最小の国としても有名であり、その大きさは0.44㎢。正方形なら一辺700mに満たない距離なワケだ。

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 遠目からも良くわかる

 私のブログではとりあえず自転車で走行した国は走行記録を残しているけれど、流石にバチカンは記載しなくて良いかなと思ってしまう。そもそもこの敷地内は自転車乗るの禁止なので厳密にはこの国を走行してるとは言えないし。

 エルサレム・サンティアゴに続いてキリスト教3大聖地を全て訪問できたことは素直に嬉しい。旅行してて宗教については色々興味が出て来たこともあり、キリスト教・イスラム教・仏教の3大宗教における聖地とか重要建築物については実際に見てみたいと思ってたので。

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 ロシナンテ号が乗るスペース無さそう

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 サンピエトロ大聖堂

 一応この広場の他にも多少の敷地があるバチカンだが、周囲を走ってみたら高い塀に囲まれ入口には兵士?が常駐しており一般観光客は入場することできないようになっていた。まぁそんなもんか。

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 どういう人が住んでるのかちょっと気になる

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 何と炭酸水を汲める水道があるとは

 まだまだ多様な名所がありそうなローマだけど、興味ある場所は訪問したので脱出しようかと思う。欲を言えば地下墓所はちょっと見学してみたい気持ちがあったのだが、それはカタコンベという小説読んだからであり、数日前までそれがローマにあることも知らなかった茶壺さん。

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 ともあれ脱出

 私が再びヨーロッパの土地に戻ったのは、夏のアルプスを走りたい・・・という気持ちがかなり大きい。これ以上大汗かきながら荷物満載の自転車運んで観光するよりも、イタリアアルプスへ向かおうじゃないか!

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 ローマは出るのも割と簡単

 ただ今のところイタリアの道路は側道がないタイプの道ばかりであり、この国のドライバーは結構荒っぽい運転をしてるため少々ストレスなのだが。3大自転車レースの一角であるジロ・デ・イタリアが開催される国なのだし、もうちょい自転車へ配慮した町づくりをして欲しい。

 という感じで町から離れて自然が多くなって来たこともあり、道路を離れて未舗装の先にある小さな川沿いにテント張って終了した。昨日ほど極端ではないけどローマ観光で時間遅くなっており、今日も18時過ぎてからのフィニッシュ。

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 ここを渡ったちょい先で野営した

 日中の気温が高いし割と湿度もあるイタリアでは、野営時側に川がないとやってられないと感じる。またこうして日々川なり湖なりを探しながら走行する日が始まったのだという事実に結構ワクワクしてる。

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 こういう旅行が好きなので

 2023年7月12日(水) 走行距離56km  累計135708km
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 イタリア3日目 河原〜ローマから北北西に69km地点 温泉側

 5時前には空が明るくなっていたがのんびり7時に動き出す。それでも南アフリカいた時より30分は早い活動開始なのであり、旅行における夏の時期というメリットは実に大きい。

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 でも暑いのは勘弁して欲しい

 別に40度に迫る灼熱の気温とかそういう訳ではないのだが、真冬の季節を過ごしていた関係で身体が暑さに対して全く順化してないのが大きいと思われる。あと数日も経てば慣れてきて多少は元気に活動できるようなると考えているのだが。

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 大汗かきまくりだし

 走っていたSS2号という道路が高速道路っぽい道に変わったためローカル道に切り替えて山々の中を進む。イタリアは割と坂の斜度を容赦しない国であり、ギアを最軽にしてもなお大変な坂が割とポンポン出てくるのだが。

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 暑さでヘバっているのかな?

 ちょっと大きな湖に到着する手前に水飲み場があり水分補給していたが、ここの建物は公共の施設なのかWi-Fiのパスワードがデカデカと張り紙に記載されており少々ネット作業に使わせてもらう。

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 調べたいことも色々ありまして

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 すげーなイタリアはスーパーでボートが売ってるのか

 湖畔を反時計回りに北上し、しかし湖から遠ざかるにはどういうルートを選択しても強烈な上り坂を走らなくてはならない罠。ちょっと景色の良い道を選んだ対価としてはあまりに厳しい上り坂だよ。

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 天気も雲が多くて写真映えしない

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 両目に汗が滲んで目を開けるのがキツかった坂道

 改めてSS2号線に合流しアップダウンの少ない道を走れそうだと思ったりしたのだが。私の気持ちとは裏腹にぐいぐい登らせてくるイタリアの道路はボコボコだし側道はないし結構イジワルだよね。

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 ちょいちょい面白い景色が観れるので楽しくはある

 ナミビア辺りからときどきペダルにトルクかけると「パキン」という異音がしていたのだが、今日になっていよいよ無視できないレベルで異音が増えてきはじめた。こりゃ後輪に何か問題が起きてると考えるのが妥当なレベルで、慌てて次の町にある自転車ショップを調べて訪問することに。

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 どう考えてもヤバいレベルだったので

 イタリアにもシエスタ文化があるのか知らないが、お昼過ぎから16時まで営業してないショップの前でガックリ来てると裏手から店長が出てきて対応してくれた。

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 ベアリングがボロボロだったらしい

 この店長の手際が実に見事で、今まで様々なショップの店員が作業する姿を見てきたけれど歴代No.1かもしれないと思うほど。お店の中にプロチームっぽい写真が多数あったし以前はプロチームのメカニックとかしていたのかもしれない。

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 シャフトの一部分が折れてる模様

 代替え部品の在庫を切らしているそうで「どこかのショップで交換しな(意訳)」と作業のみしてくれたのだが、料金支払おうとしたら「良いよサービスだ」とのこと。どうもありがとうございます。

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 ということで走行再開

 ビテルポという町まで走行し買い物済ませて郊外へ向かう。実は午前中に調べ物していたついでに地図を確認したところ、この町の周辺は温泉地帯として有名な場所らしい。真夏でクソ暑かろうと私は温泉があるなら行きますよ。

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 町中はサクッとスルー 

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 そんなかんじで温泉の駐車場

 温泉を売りにした宿や商業施設もある一方で、多数の無料天然温泉あるのが嬉しいイタリア。しかも源泉掛け流しというか、湧き出ている温泉をそのまま引き込んで露天風呂を作っているスタイル。

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 なので温度もかなり熱い

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 源泉の温度自体はそこまで高くないのだけど

 これは日本の温泉に勝るとも劣らない素晴らしい露天風呂だ。結構遅い時間にもかかわらずゆったりのんびりしまくった上にすぐ近くにある別の温泉もはしごしている茶壺さん。

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 こちらの温泉はかなり大きくてプール風味

 あんまり湯に浸かりすぎてSAN値が駄々下がりしたのだろうか、近くのに移動してテント張ってる途中でGo Proを置き忘れてきたことに気づく。大慌てで戻ってみたが、カメラの姿はどこにもなく。

 よりにもよって動画作成の要となるアイテムを無くしてしまったことで流石に落ち込む。というか動画は私1人じゃなくて友人に協力してもらってる立場なので会わせる顔がないという気持ち。データアップロードしてないアフリカ辺りの動画は丸々消えてしもうた。

 ちょっと動揺が激しくて夕食作る気分になれず。ビール飲んで購入していたバナナだけ放り込んで寝てしまうこととした。カメラは仕方ないとしてSDカードだけでも返して欲しいのだが。

 自分のアホさに身悶える夜である。

 2023年7月13日(木) 走行距離86km  累計135794km
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 イタリア4日目 温泉側〜ローマから北北西に125km地点 河原

 1晩眠れば嫌なことも失敗も忘れてリフレッシュできるタイプではないのだが、何時までも凹んでいても仕方ない。旅行中に予期せぬ荷物をロストしたことはこれが初めてでもないのだし、切り替えていきましょう。

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 友人には誠心誠意謝ります

 昨日調理しなかった肉を炒めて朝食とし、8時には動き出した私の行く先は温泉リターン。とりあえず朝風呂に入ってサッパリしてから自転車旅行を始めたい。

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 朝から利用客多かったな

 それでも今日は30分程度の短時間入浴に努め、割とチャキチャキ走り出した茶壺さん。ヨーロッパを走る際には、該当区域を90日で脱出しなければならない「シェンゲン協定」ルールで後半いつも大慌てだけど、流石に入国4日目から慌てる必要はなかろうて。

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 今日はバリバリの快晴で暑さが酷い

 暑すぎるのが原因か、速度も全然上がらない。温泉入って筋肉が弛緩してしまった故の影響かもしれないが、ここは暑さでバテてしまい力が出ない説を推していく。

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 温泉を極力悪者にしないスタイル

 脱水症状となる前にスーパーに寄ってジュースの補給をするのだが、ヨーロッパのスーパーって一部の商品除いて飲み物関係は常温保管なんだよね。なので水分補給も生温いソーダとかジュースを飲むことになりがち。

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 流石イタリア、マキネッタが豊富だ

 ルート的には大きな湖の縁を抜けていく道だけど、昨日と同じく湖の周辺は山々で覆われている地形であり、つまり湖に入るために1本、抜けるときにも1本と計2本の峠を越えていかねばならない。

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 勘弁してほしい

 オマケにお昼前のタイミングで再び自転車から異音が鳴り始めた。昨日の整備は破損部品を交換してないあくまで応急処置であり、オッちゃんからも「早めに交換しなよ」と言われてたのだが、まさかここまで早く症状再発するとは思わなんだ。

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 近くに自転車ショップもないので

 とりあえず騙し騙しのスタイルで先に進む。明日は土曜日でショップが開いてるか微妙だが、午前中なら大丈夫でしょ!という判断で、明日の早い時間帯にショップへ辿り着けそうな場所まで走って終了しようかなと。

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 この暑さなので普段の7〜8割の距離で走り終えるようにしてる

 後半は川沿いに延びる道路で野営に適したポイントがあればそこで終了して良かったが、峠の手前にある橋まで進んで本日終了。別に橋の下に陣取るワケじゃないので他の場所でも良かったけど、ついつい先へと進んでしもうた。

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 ビールも冷やせるし川沿いのポジションは大切

 夕食済ませて日記にブログを書き終えてもまだ空が明るい事実。普通に走行終了すれば時間的にそうなるのは最もで、つまり昨日まで毎回何かしらの理由で遅くなり過ぎていただけ。21時にゃ落ち着いてるのが普通なのです。

 2023年7月14日(金) 走行距離78km  累計135872km
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 イタリア5日目 河原〜ローマから北北西に196km地点 サイクリングロード沿い

 ちゃんと木々に囲まれ日差しを遮るポイントにテント張っているのだが、それでも6時前には明るさから目を覚ましてしまう。夏のキャンプ泊は嫌でも早起きとなるワケだよ。

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 暑くなる前に撤収しようかな

 ちなみにこの時期イタリアの夜間気温は大体22〜23℃で非常に過ごしやすい。日中の最高気温は37℃とか日本と変わらぬ暑さを記録する一方で、日が落ちてしまうと過ごしやすいのがヨーロッパ。

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 スタートと同時に上り坂

 朝早く涼しい時間帯でのヒルクライムはとても理に叶っている一方で、1日の始めりで身体も解れていない状況から高負荷の上り坂は大変ではある。しかも時間が経つとどんどん気温が上昇してしまい、山頂間際ではオーバーヒート寸前といった感じ。

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 楽させてくれないイタリア

 昨日からヤバい状態が続いてる自転車の修理のために30km地点にあったショップへ向かう。想定通り土曜日でも午前中は営業してる店だったが、ここの店員がヘボというか私の自転車一瞥しただけで「交換部品がないから対応できないよ」とのたもうた。不具合の箇所を見てもないクセによく言うわ。

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 仕方ないので先へと進む

 走り続けるほどに後輪の症状は悪化する一方で、ついにクランク回して無い状態だとスプロケットが一瞬逆回転とかするようになってしもうた。その度にチェーンがぐだぐだに緩んでしまい危険なことこの上ない。

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 早いとこ修理したいのだけど

 地図で調べた次にショップがある町までは更に30km近くの距離。これは13時を過ぎる到着になると思うけど、ショップは営業してるかな・・・という不安を抱えつつ到着すると。

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 やっぱり土曜日は13時までだったよ!

 なお到着時刻は13時05分とタッチの差で失敗したことになる。仮に営業中の訪問ができても修理作業してもらえたかは怪しいけれど。

 もう走行することがかなりのストレスとなっているため、今日の午後と明日日曜日は(カトリック圏の国は小売店日曜休みなので)どうせショップでの対応も不可能だろうし。とりあえず町のカフェに行って情報収集でもしようかね。

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 コーヒー頼んだら種類も聞かれずエスプレッソ

 でもこれがすこぶる美味しくて流石エスプレッソの国イタリアだ!と思わずにはいられない。そもそも私は濃いコーヒーが苦手だったのだが、ちょっとこのおいしさにエスプレッソも悪くないと思い始めたし。

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 充電しつつネット作業していたら

 なんとここから15kmと離れていないシエラという町の郊外に、土曜の午後でも営業している自転車ショップを発見した。かなり大きな町なので野宿場所見つけるの少々大変かもしれないが、とりあえず行ってみよう。

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 日曜暇してるのも嫌だしさ

 イタリアにもシエスタと同様の制度があるのか、日中の時間は休憩があるため営業再開のタイミングである16時に合わせて到着する。そんでお店が閉まってるというか潰れてるっぽいことを確認し、膝から崩れ落ちそうになる。

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 今日は何をやっても上手くいかない日だったか

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 お腹に力を入れる部分だっけ? 

 この周辺にある川は用水路見たくなってて行水できそうもないし、シエラの町中ではテント張りたくない。仕方ないので町を抜けて先に進もうとするのだが、シエラは超絶アップダウンが続く山中にある町だった。

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 全身汗まみれで疲労困憊

 町を抜けても近くの川は干上がっていたり場所が悪かったりでなかなか野営に適したポイントが現れずずるずる進み19時前。何とか水が流れてる小川を見つけ、サイクリングロードとなっている未舗装路へ突入しようやくテント張れそうな場所を見つけた。相当しんどかった1日だな。

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 夕食遅くなったのは仕方ない

 ということで自転車に問題抱えているし、明日はほとんど走らず終えることとなりそう。なんだかんだ今日100km近く走っているので気合い次第でイケそうな気もするが、私自身はともかくロシナンテ号に無理をさせたくないのです。

 2023年7月15日(土) 走行距離96km  累計135968km
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 イタリア6日目 サイクリングロード沿い〜ローマから北北西に218km地点 河原

 どちらかといえば多くの公共・商業施設が利用できないヨーロッパでの日曜日は停滞しようにも行く場所がないため、むしろ走行日として先へと進みたい。だが今回はロシナンテ号の調子が悪く、走ること自体がストレスとなってしまうため止むなく走らない日。

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 ということで9時前に起きた朝

 寝坊しても平気なよう道路から離れた人が来そうもないポイントを選んでいるものの、流石に1日中ここで過ごすという訳にもいかない。単純に日中が暑すぎてテント内には居られないし、今日の分の食材を調達もしなければ。

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 とりあえず道路戻るか 

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 11時前に一応動き出す

 次の自転車ショップがある町手前まで走って終了するかと思っていたが、道なりに進んだSS2号線が橋の工事で道路寸断されており、無駄に遠回りしなくてはならなかったのが始まり。

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 面倒くさい 

 エスケープルートは斜度10%の坂道が続くし本日も雲1つない天気で全身汗まみれ。オマケに後輪の調子は悪くなる一方で、遂にペダルを巻き込んでしまいクランクが空回りしなくなる始末。下り坂でも勝手にペダルが回って危なっかしいことこの上ない。

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 イタリアの葡萄畑は割と平地にも多い

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 この町でカフェって休もうかと思ったが

 日曜に営業しているお店はごく僅かであり、オマケにWi-Fiを利用できる営業中のカフェが全然なかったというね。結局自転車ショップがある町まで走ってその近くに野営する方針へと変更する。

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 そこまではサイクリングロードを通っていくのだが

 イタリアのサイクリングロードってMTB系のバイクが走る道を想定してるっぽくて、今まで舗装されたサイクリングロードは1度しか出てきてない。要するにロードバイクは道路脇を走れということか。

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 割と楽しい道だったけど

 そんな感じで町に到着したので明日に備えてショップの場所を確認。したのは良いが、どうみても町の自転車屋さんという風情で、修理を受け付けてくれる感じの店とは思えない。

 結局ここも駄目という結論になり、気持ちとは裏腹にずるずる先へと進んでしまう。なんかもうこのままフィレンツェの町まで到着しやしないかと不安になってきたぞ。

 ここからの道がえっぐい上り坂であり、調子悪いというか恐らくベアリングが潰れて重たくなってる後輪タイヤで臨むには大変過ぎる道。今日は休息日じゃなかったんかい!と思わずにはいられない。

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 最高地点の展望台にて

 ここで上手いことFreeWi-Fi拾えたため、この先にある自転車ショップの情報をGoogleMapで確認する事ができた。オフラインマップでは表記されなかったショップが幾つもあって、結構な数をスルーしてたっぽいが仕方ない。

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 町手前の川沿いで終了しましょうか

 ということで、ショップからジャスト5km手前の未舗装サイクリングロード脇にて終了した。今日は楽する予定だったのに、終了時刻が17時回ってしまうしルート的にはむしろ大変だった1日に。

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 安ワインを買ったのも

 お昼の買い物時、早めにテント張ってダラダラ飲みつつ過ごそうかと考えた結果なのだ。想定通りとはいかないのが自転車旅行だけど、上手くいかないことに慣れてはいけない。

 こんな調子だし明日のショップ訪問も空振りすることを考慮に入れておこうと思いつつ。いい加減気持ち良く自転車漕ぎたい茶壺さんの気持ちに応えてくれませんかね?

 2023年7月16日(日) 走行距離50km  累計136018km
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 イタリア7日目 河原〜ローマから北北西に約240km モンテルーポ・フィオレンティーノの町

 いつの間にかヨーロッパに来て1週間となる。なんだかんだイタリア初日からトラブル続きの印象で、対応に追われ気楽に自転車を走らせていた日が少ない。

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 オマケに暑さでバテバテ

 とはいえロシナンテ号を修理するのが最優先課題であり、私の身体や疲労は二の次だ。ショップは8時半からオープンしてるらしいので、開店に合わせる形で8時前には出発した。

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 誤算だったのが

 ショップのある町「サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペサ」は丘の上に位置していたこと。アルプスは知らないがイタリアの山ってそこまで標高ない割に斜度が強烈で坂のタイプとしては日本に近い。

 恐らく内部のベアリングがグチャグチャになって異様な抵抗を感じさせる現在のロシナンテ号ではなかったとしても、15%を超えるような激坂をフルパッキンの自転車で登るのは難しい。朝一から大汗かきならがら自転車押してなんとかお店に到着する。

 早速店長のマルコに見てもらったところ、問題を抱えているハブは規格が古すぎて故障箇所の代替え部品は既に流通しておらず修理は難しいとのこと。

 ということでハブ本体を交換する次第となった。これはハブに繋がるスポークを全て組み直すということで、ホイールの組み直し作業をするという意味に等しい。

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 大作業になって申し訳ない

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 でもスポーク組みと振れ取りの作業を間近で見れたのは勉強になった

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 日本1周の頃から合計15万km使い続けたハブとここでお別れ

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 案の定ベアリングはガタガタになってた

 結局ほぼ午前中いっぱいを使い、リアブレーキの調整までしてもらってバッチリ後輪組み上がった。試乗して「自転車とはこんなに快適な乗り物だったのか!」と驚くまでがセット。 

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 マルコにお礼いって出発す

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 嗚呼、自転車走行の気持ちいいことよ 

 久々に快適な走行をするロシナンテ号に乗って坂を下り、少々先へ進むとフィレンツェの町に到着する。イタリアでも有数の観光都市で有名なフィレンツェだが、自転車修理のことで頭いっぱいだったので、この町について何1つ調べちゃいない茶壺さん。

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 ダビデ像がこの町の博物館にあるんだっけ?

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 川を渡ると

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 そこから一気に別世界

 石畳の狭い道路に凄まじい数の人。オマケにこの町のウリは歴史的な建築物とか博物館らしく、フルパッキンの自転車では内部入場が困難な関係で相性が悪い。

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 そういう町では先に宿を取るなり準備するのがセオリー

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 だけど今回は特に下準備をしてこなかったので

 チャチャっと主要な広場に鎮座している博物館やれ大聖堂を記念撮影して脱出することにした。そもそも北上してたら通り道にぶつかった形の町であり、訪問したい強い意志とかなかったから良し。

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 それはそれとして面白くはある

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 ヨーロッパの観光地だねぇ

 大都市からある程度離れないと野宿場所見つけるのが難しいのであり、アルノ川沿いに沿って西へと向かう。最初はこの川沿いで良いポイント見つけたら終了しようと考えていたが、アルノ川って大都市フィレンツェのど真ん中を横切ってる河川なんですよ。つまり汚い。

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 綺麗な川で泳ぎたいのよ 

 どうしたものかと思っていたが、モンテルーポという町で上手いこと山から流れてくる支流の川を発見し、ちょっと上流側へ登った草地にテント張ってことなきを得た。

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 色々あって疲れたな

 自転車問題が解決したので明日こそは無理せず休息日としたい。今の私に1番必要なのは何処かネットの使えるクーラー効いた環境でのんびりすることだと思います。

 2023年7月17日(月) 走行距離62km  累計136080km
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 イタリア8日目 モンテルーポ・フィオレンティーノの町〜ミラノから南南東に238km地点 エルサ川沿い

 休息日。ということでゆっくりしたいのだが、昨夜テントを張ったポイントは周囲に木々がなくTHE 河原という地形。つまり日差しが照りつけると灼熱地獄になってしまうため、朝から早々にテントを畳んで移動する必要が。

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 夏の嫌なところですね

 調べておいた町中の図書館へ行ってみたが、Wi-Fiが電話番号にパスワードが送られてくる方式で私には利用することが出来ず。ここに限らずイタリアのFreeWi-Fiはこうした電話番号を持ってないとネットできないタイプが多く好きになれない。

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 ということで隣町へ

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 しっかりしてるようで使いにくいサイクリングロード

 ここにデカトロンの店舗があったので、アフリカで消費したりロストしたアウトドア用品を調達しようと思う。前々からヨーロッパに戻ったらデカトロンでテントも含めて装備品の新調が必要だと思っていたので良いタイミングだ。

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 要するに格安のアウトドア用品店です

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 テントはこいつを買いたいところだが

 残念ながら在庫がなかったのでまたの機会に。とりあえずチェーンや薄手のフリースを購入できたので満足ではある。

 そのまま町中のカフェでも図書館でも良いからネット使える場所を探すのだけど、尽くハズレてしまい結局町外れにあったショッピングモールのWi-Fiを捕まえてネットすることに。コンセントがないので充電できないけど仕方ない。

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 このためサクッと切り上げて

 調べたコーヒー豆を売ってるお店に行ってみるも「ウチはバルだからコーヒー豆は扱ってないよ」と言われてしまう。滅茶苦茶コーヒー飲んでる国の印象だけど、肝心の豆を取り扱ってるお店は割と少ないイタリア。

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 この外見でコーヒー扱ってないとか嘘でしょ

 近くのエルサ川という川沿いで野営しようと場所を探すが、何処もイマイチよろしくない。ずるずると川沿いを探し続けてしまい、休息日なのに19時前になってようやく安心してテント張れそうな場所見つけることができた。イタリアは割と野宿に苦労してるよな。

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 でも暑すぎて「水場の近く」という条件は譲れないので

 身体は多少休めたかもだが、電子機器の充電はほとんどできず仕舞いだった1日。先日ネットに使ったカフェって実は優良物件だったのでは?とか思い始めている。

 2023年7月18日(火) 走行距離34km  累計136114km
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 イタリア9日目 エルサ川沿い〜ミラノから南南東に179km地点 川沿い

 とても野宿に適したポイントだと思ったが、蟻が多いことが難点だった。朝起きてみたら前日米を仕込んだコッヘルには、どうやって入り込んだのか数百匹の蟻が入り込んで(水に溺れて死んで)おり、勘弁してほしいよ全く。

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 むしろアフリカは蟻の被害を受けた記憶が少ない

 期せずして6時前には目が覚めてしまったため、出発も8時前と恐らく旅行再開してから1番の早さではないかと思われる。飛行機乗るため未明に出発したこととかあったけど。

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 草ぼうぼうの道を戻って

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 道路戻ったらひたすらアルノ川沿いに西へ進む

 このアルノ川沿いはフィレンツェの時点で標高50mとかだったので、必然的に海へと向かう場合はほとんどアップダウンが出てこない道となる。いやまぁ多少は出てきたけど今までのイタリア坂道からしたら楽勝程度のモノばかり。

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 偶には楽して走りたい

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 そういう土地だからか小規模の町が途切れず出てくる

 50kmほど走ってお昼前にはピサの町へ到着する。町の名前でピンと来た人が居るかもしれないが、ここピサは有名な「ピサの斜塔」が存在する。

 私も学生時代、ガリレオ・ガリレイが木製の玉と鉄製の玉をこの斜塔の頂上から落とし、物体の質量に重力加速度は関係しないことを証明したエピソードを教科書で読んで、それを見て見たいがためにここに訪れた人である。

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 ということで斜塔以外の観光地は知らん

 知らないのだが、多分有名な観光地ということもあって、いい加減購入できずそのままにしていたコーヒー豆をゲットしようとは思ってた。イタリアのカフェってその多くがBARことバーでもあり、コーヒー豆を独自で焙煎してる本格的なショップは割と少ないからさ。

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 こういう土地ならコーヒー専門に扱ってるお店があるかと調べていたのだ

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 んで無事ゲット

 正直ヨーロッパ全体でも1番高い料金に躊躇してしまったのだが、もうマトモに1週間以上もコーヒー飲めていないことから妥協した。流石に味でガッカリする事はないだろうと思ってる。

 ということで本題の斜塔がある広場へ向かう。イタリアの旧市街エリアなので石畳と狭い一方通行の路地が並ぶエリアばかりで走りづらく、やってらんないなと空を見上げたら塔が見えたのはご愛嬌。

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 広場は割と広かったが

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 ここだけ余りにも人多過ぎでしょう

 斜塔という名前だけあって、斜めに倒れかけているのは知っていたけど、私の想像より大分倒れ込んでいるのな。何かで「毎年少しづつ倒れる角度が広がっている」とか読んだ記憶があるが、いつの日か倒れやしないかと心配になる。

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 まぁ基礎をガチガチに固めてるし心配ないか

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 なんだか水平線が不安定になるの面白い

 入場料はともかく人多過ぎて塔に登る事はせず町を抜ける。本当に斜塔以外何も観光してないが、私でなくともピサの町で斜塔以外に「ここへ行きたい」と間髪入れず言える人はほぼいないと思うのでまぁ良いじゃないか。

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 町を抜けた場所にあったマックで充電&ネット

 本当は昨日の内に済ませときたかったモバイルバッテリーの充電に時間かかり、後半戦で走り始めたの15時近くになってから。

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 完全平坦路だし走行距離的には問題ない

 イタリア初日以来となる海を見て、そのまま海岸線に沿って延びるサイクリングロードを使って北上する。この辺はビーチリゾートとなっているようで、ビキニ姿のおねーちゃんが普通に自転車漕いでて私もニコニコしながらの走行ですよ。

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 ある程度走って時間も遅くなったので

 湖から反対側に聳え立つ山へと向かって進む。どうしても海沿いエリアというのは人が多くて野宿難しいこともあるし、川も上流へ向かうほどきれいになるので。

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 多少は登るけど気にすんな

 予想通りちょっと山岳路に入ったらすぐ田舎の景色となり、山へと続く坂の途中でテント張って終了とした。山から流れてくる水が綺麗で冷たく気持ちいいのが嬉しいところ。

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 こういう場所で行水したかったのです私は

 そろそろイタリアも半島部分を抜けて大陸側に入った感じ。ということはいよいよアルプス山脈が迫って来ることを意味しており、かなりワクワクしている茶壺さんです。

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 いつもの夕食かと思いきやワインとチーズを混ぜている

 2023年7月19日(水) 走行距離93km  累計136207km
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 イタリア10日目 川沿い〜ミラノから南南東に116km地点 橋の下

 山に差し掛かる場所だったので、朝になっても山陰に隠れて太陽が姿を見せないのがありがたい。夏のテントって日光が当たると中は蒸し風呂状態で人が滞在できる環境じゃなくなってしまうので。だから夏は早いタイミングでの出発が大切。

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 そういう心配せずゆっくりと準備できるのが良い

 道路に戻るまでに1度小川を自転車ごと通過してるのだが、そんな状態でスタートから下り坂はちょっと嫌だ。タイヤのリムが濡れた状態ということは雨降ってるコンディションに近い訳で、制動力は落ちるしブレーキシューもガンガン削れてしまうから。

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 ちょっと待機してればすぐ乾くけど

 昨日から海沿いの道を走っていたが、今日でまたしばらく海を拝めなくなるため海岸線を走ろうかな。午前中は曇り空で比較的涼しい気候だったこともあるし、無理して山側の道をいくこともない。

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 ビーチリゾートを20kmほど進み

 ラ・スペティアという町にかかる川を目前にして内陸部へと舵を切る。ここから先は半島部分ではなく大陸の一部を走る形となるワケで、どうか凶悪な斜度したアップダウンの連続も終わりにして欲しい。

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 せっかく自転車道があるのに草でほとんど走行不能

 午前中ずっと右手に見えてた山々に入っていくのかと思いきや、川沿いの道なのもあってか緩やかに登っていく感じ。景色はどんどん田舎っぽくなってきたし、交通量が減って走行ストレスもなくなり気分がいい。

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 石組みの教会は見た目がよろしい

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 そろそろ峠が始まりそうな感じ

 本格的に登り始める直前でスーパーにてエネルギー補給する。こういう時はとにかく全力で糖分というかエネルギー源になりそうな物を食べるのだが、イタリアって甘い物が高いんだよね。

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 ということでアイスにしてみた

 これが美味しくて大正解。値段も手頃だったし夏のイタリアはアイスで乗り越えて行こうかと思いつつヒルクライムスタートである。

 今までの経験でイタリアの坂は猛烈な斜度した坂をお出ししてくるのかと思いきや、180度カーブを繰り返して標高を稼いでいく至って無理のない峠道。よかった、これなら困窮せずに上まで登っていけそうだ。

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 滝のような汗を流しつつ登る

 それでも後半標高が高くなってくると暑さも和らぎ幾分楽に。途中幾つかのポイントで水道があったこともあって脱水症状が出ることもなく久しぶりの本格的な峠道を楽しんだ茶壺さん。

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 ゴール直前の水が冷たくて実に美味かった

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 ステッカー多過ぎて読めないけど1041m

 身体はキツくともやっぱり峠は楽しいね。今後のアルプスに向けて弾みがついたと感じつつ坂を下って到着したのがベルチェトという町。

 地図ではここにスーパーがあるはずだったが、そんなものは何処にも姿がない。どうやら観光地として栄えてる町のようでバルとか宿泊施設はいっぱいあるんだけどね。

 最初は買い物済ませて町外れにでもテント張ろうと思っていたが、ビールの1本も買えないのでは意味がない。ということで町を抜けて坂を下り切ってしまうことにした。

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 一応八百屋だけはあったので野菜のみ購入済み

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 登りに2時間半、下りは20分といったところ

 峠の反対側まで降り切ったところで大きな川を渡り、その河川敷にテント張って本日終了。最初は風が強くてどうなることかと思ったが、夕食作り始める頃には落ち着いていたので問題なし。

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 肉とビールがないのは大問題

 土のポイントが蟻だらけだったため、多少ゴツゴツしてるが砂利石の上にテントを設営してたりする。地味にイタリアでは何処にでも大量の蟻が出てくるためテントの場所に気を使うのだ。

 2023年7月20日(木) 走行距離110km  累計136317km
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