自転車ときどき世界1周

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 サウジアラビア1日目 ジェッダキングアブドゥルアジズ国際空港〜ジェッダから北に26km地点 採石場

 エチオピアからサウジアラビア第2の都市ジェッダまでは約2時間のフライトなのだが、途中で普通に機内食が出た。完全に眠りこけてた私だが不思議と食事のタイミングで覚醒したのであり、以前のフライトで食いっぱぐれた悔しさを体が覚えていたのかもしれない。

 深夜1時の夜食を済まして2時過ぎには無事ジェッダの飛行場に到着した。ただサウジアラビアのイミグレーションは結構時間かかるようで、私のパスポートにスタンプが押されたのはその1時間ほど後だった。どうせ明るくならないと動き出せないので問題ないが。

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 審査に時間かかってたからか荷物はアッサリ見つけた

 そのままロビーで数時間待機する。できれば少しでも仮眠取りたかったけど、思った以上に夜明け待ちしてる人が多くてそんな無防備に寝こけてられない。私は基本的に心配性なので荷物の盗難とかを考えてしまうから。

 そんな感じで5時半に外出て自転車組み立て開始する。インドからの出発ということで適当に扱われて荷物が壊れたり小物ロストしてないかと不安だったが今回は問題なし。ちなみにインドへ入国した時はリアボックスの反射板が割れていた思い出。

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 空も白んできたし出発しましょうか

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 それではサウジアラビア始まりだ

 ちなみにこのジェッダキングアブドゥルアジズ国際空港(長いよ)は北と南に接続している道路があり、最寄りであるジェッダの町は空港から南側に位置している。なのに私が降り立ったターミナルは北側だったようで、町へ行くのにぐるっと空港半周することになろうとは。

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 傘みたいな形した屋根が立ち並ぶ

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 そのまま空港の西側を走り続ける

 とりあえず現金を降ろしてスーパーで調味料やれ食材を買うことからスタートだ。なお走り出して気づいたのだが今日はイスラム教の祝日である金曜日。まだ時間が早いから定かではないが、結構なお店がシャッター閉まっておりフライト日の指定を失敗したかな?とか思うけど。

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 そもそも他の日は全部高くて選択肢に無かったんだよね

 立ち並ぶ高層ビル群や建物が完全に先進国のそれ。道端にゴミが落ちてることもなく久しぶりに市内を走っても嫌な気分にならない土地へ来たのだと思うと嬉しい。町中で走るのにストレスなかった国ってそれこそヨーロッパまで遡らないと記憶にないので。

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 大型スーパーあったので

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 サクッと買い物したのだが

 この量で5000円以上の代金となったのは流石に驚いた。サウジアラビアはオイルマネーで金回りの良い国だとは知ってたし、物価も高かろうと想像してたけどまさか西欧並みだとは思わなんだ。ホステルに代表される安宿もないと聞くし、恐らくこの国で宿に泊まることは無さそうです。

 んで買い物済ませたので本格的な走行初めて北上しても良いのだけど、そんな急ぐ必要もないし折角なのでジェッダの町を見学しようと思う。もうちょい南下した所に歴史地区があるらしいのでそこに行ってみようかな。

 ・・・と走り出したらロードバイクに抜かされ声かけられる。簡単に挨拶してたら「何か必要な物はないか?」と聞いてきたので「水が欲しいのだけどサウジアラビアは水道水飲めるの?」と聞いてみたところ、家で水入れてあげるからついて来なと言われまして。

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 水だけでなくタブレットとか色々頂きました

 朝一にドライバーからも声かけられてちょっと話したら「Welcome to Saudi Arabia!」と言われたりで既にこの国が好きだ。ちなみにサウジアラビアで自転車旅行してる人は「全然いない」レベルで少ないらしい。

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 そらまぁね

 そもそもこのサウジアラビアという国は2019年までイスラム教徒以外の人は入国できない国だったのだ。数少ない手段としてビジネスビザを取得するとか全く不可能というワケではなかったが、外国人旅行者にとって訪れるのが非常にハードルの高い国であった。

 そんなサウジアラビアが方針変更して観光ビザを発給するようになるも、その後すぐに世界的なコロナの流行で国境閉鎖。現在では問題なく入国できるが、未だこの国を自転車で旅行した人は少ないし私が知ってる日本人サイクリストでは1人だけ。

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 と、説明してる間に歴史地区に到着

 それこそ木造家屋でもあるのかと思いきや、ボロいながらも鉄筋コンクリートっぽい集合住宅が立ち並んでいる。気候の厳しいこの土地ではそんな古い建物が残り続けてるケースは稀なのかもしれない。

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 それはそれとして

 窓に後付けしたようなテラスに編み目の細かい柵が設置されているのが特徴の様子。あまり説明看板とか無かったし、警備員の人も英語はほとんど話せない人ばかりなので見て想像するしかないのが難しいところ。

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 見た限りでは

 下から建物内部の様子が窺えない造りとなっているため、厳格なイスラム教の国であるサウジ女性が室内で安心して顔を出すことができるように造られたのではないかと想像する。マジでこの国の女性は目元しか見えない服着ているので。

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 大変だよなぁと思う

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 そんな感じで一通り見て周り

 満足したし改めて北上開始といきましょう。空港からここまで既に40kmくらい走っているのだが、もしかしてサウジアラビアはアメリカとかと同じく町がやたらと広いタイプなのか?こうしたタイプの町は国内の土地に余裕があり、且つ多くの家庭が敷地の広い大きな家を構えていることが条件となるため、私もオーストラリアとアメリカでしか見たことなかった。

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 実際すごい大都会

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 そんなに自転車乗ってる人いないでしょ

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 途中でアジア食材店を見つけたので

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 味噌ゲットして幸先良いな

 最初に書いたがジェッダはサウジアラビアの中で2番目に人口の多い都市だしイスラム教における最高の聖地であるメッカも目と鼻の先にある。ということは人生で1回はメッカに巡礼することを教義としている外国人イスラム教徒が最初ジェッダの町に到着するだろう・・・と考えるとこの町は酷使色豊かに発展してきたのかも。

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 その次はコーヒーショップでコーヒー豆を購入

 更にアウトドア用品店のデカトロンもあったのでハンドルのバーテープを購入したかったのだが黄色が無くて諦めた。なお普通に市内で3つくらいスポーツバイク専門店を見たのだが、やはり金曜日だと個人店は休みか遅い時間(午後4時だった)から営業開始となるみたい。

 とにかくジェッダの町を抜けてしまわないことにはテントを張れそうな場所が無い。サウジアラビアなんて席でも有数の野宿が簡単な国だと思っていたが、まさか初日からこんな大変な思いして野営場所探すことになるなんて。

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 なんとか日没する前に

 町を抜けて人の少ないエリアまで移動できた。砂漠が広がる土地なので町を抜けてしまえば一気に人工物なくなると想像してたのだが、まだこの辺は結構村が点在してるので注意しながら身を隠せそうな採石場の山の陰にテント設営する。

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 こういう夕食も久しぶりだな

 食後落ち着いたところでブログ書こうと思ったのだが、ちょっと一休みと横になったら一瞬で眠ってしまった茶壺さん。そういえば一昨日から飛行機内で仮眠1時間したくらいで丸2日間活動しっぱなしだったわ。どおりで今日は目が充血してるなと思ったんだよ。

 2025年1月24日(金) 走行距離96km 累計161726km

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 サウジアラビア2日目 採石場〜ジェッダから北に約100km キング・アブドラの町

 4時に寒くて目を覚ましたが、インナーシーツに包まりそのまま朝まで爆睡してた。知らない国で初日且つ1発目の野営がこれとは良い根性してるな私も。

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 まぁこの国の治安に関しては

 昨日の時点で「非常に治安の良い国だ」という感想を抱いており、問題となりそうな雰囲気が無いことを肌で感じ取ったのだと思う。それか寝不足でマトモに周囲に気を配ることもできなかったか。

 日が差し込んで来ると一気に暑くなるので朝からPC作業する気になれず準備して出発した。この時期は最高気温30℃に届かずかなり過ごしやすいのだが、とにかく日差しが強くて数字以上に暑さを感じるサウジアラビア。

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 幹線道路に戻りまして

 向かい風の中を走って進むのだけど、こんな遮蔽物全く無い土地で向かい風とか大丈夫か?と思ってしまう。オーストラリアは別として私は過去に2回、1か月以上に渡って広大な砂漠を走り続けた経験があるがその時は両方ともほとんど追い風で楽した走行だった。もちろんそれを見込んで計算した上でルート組んだのだけど、今回のサウジアラビアにあっては走行レポートも少ないし風向きにまで気が回っていなかったということもある。

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 つまり出たとこ勝負

 楽して走れる砂漠は最高に気持ちいいが、ひたすら向かい風と喧嘩する砂漠なんて想像すらしたくない。幸いなことに風力は弱いしすぐ脇を通る車両が自転車追い抜いてく際に一瞬風を持っていくので案外ペースは悪くない。

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 とにかく水分補給はしっかりと

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 偶に木が密集してるところあるけど

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 まず間違いなく何かの敷地

 紅海に程近く大都市近郊の土地なので他と比べてまだ町と町との距離が近い模様。周辺を見回しても建物が密集した町の姿が確認できることが多く、道路も片側3車線で交通量もそれなりにある。この辺じゃ致命的なトラブル発生しても野垂れ死ぬようなイメージは全く起きない。

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 これ移動式のオービスかな?

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 看板は必ず英語併記されてるの親切

 60km弱走って出てきた町へお昼休憩がてら寄り道する。そこでかなり大きく立派なモスクがあったので撮影するため自転車降りたところでサングラスのレンズが無くなってたことに気付いた私。いや他のアイテムならともかくサングラスずっと掛け続けてたのに分からなかったんかい!

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 分からなかった自分にビックリだ

 まぁレンズは遮光の度合いで付け替えできるタイプのサングラスだったので別のを取り付けて対応。そのまま中心部にあるスーパーとかディスカウントショップを物色して昨日買い忘れたり見つからなかったアイテムを買い足しておく。

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 コーヒーフィルターとか髭剃りとか

 せっかく紅海の近くにいるので1回海まで行ってみたいと思い、町を出た先がリゾートっぽい感じだったので寄ってみようとしたのだけど。

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 敷地内ずーっと塀で囲まれてて

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 出入口も守衛がいる

 区画の居住者しか入れないタイプの町だった。うわぁこの町中のスーパーで今夜の食材購入しようと思ってたのに当てが外れてしまったぞ。

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 この先また60kmくらいスーパー無いのだが

 ということでルート再考して20kmほど先にある交差点を海側へ曲がり、キング・アブドラという町を目指すことにした。ここも海沿いの町なのでちゃんと紅海を臨めてリカバリもバッチリだ。

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 やたら速度遅い列車だなと思ったら

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 ここの駅に停車するから減速してたのか

 このキング・アブドラもまた高級住宅が立ち並ぶ富裕層の町。もしかしてサウジアラビアはどこもこんな雰囲気なのか?と思いつつ町で唯一のスーパーで買い物済ませ、そのまま海まで行ってみることに。

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 その途中の景色

 街灯ばかりが連なってる独特な風景は、これから新築の家屋が建てられる予定地であることを彷彿とさせる。海沿いまで道路は竣工されているため楽々アクセスできるのが助かるな。

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 対岸にはスーダンがあるはず

 思えばエジプトのダハブで紅海を見たとき「そのうち対岸にあるサウジアラビアもいつか走ろう」と思っていたが、まさかそれから6年も経とうとは思わなかった。わかんないものだな自転車旅行って。

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 さてテントはどこにでも張れそうだけど

 新興住宅の建設予定地なので近くに水の補充ができそうな施設が全く見当たらない。どうにもならずウロウロ彷徨って先のスーパーまで逆戻りし、水買った後でもっかい近くまで戻って来た茶壺さん。これだけで10kmくらい無駄に走ってるが仕方ない。

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 水がないことには米も炊けないので

 しかしやっぱり牛肉は最高に美味いな!インドではずっと牛肉の食べれない日々が続いてたので、ここから先はちょくちょく肉を食べて楽しんでいきたいと思います。酒が飲めない国だけに。

 2025年1月25日(土) 走行距離101km 累計161827km
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 サウジアラビア3日目 キング・アブドラの町〜ジェッダから北に149km地点 枯れ木脇

 自転車におけるベストシーズンである真冬とはいえ日中の暑さはなかなか厳しいサウジアラビア。加えて安価な宿泊施設もないため、無理せず定期的な休養を挟むことが大切になりそうだと思っている。とりあえず今後も最低2〜3日に1度くらいは町が出てくるようなので、その都度カフェとかに入って充電がてら休憩を入れて行こうと思います。

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 今日は50kmほど先にラービグという町があるので

 そこまで走ったら午後はエアコンの効いたお店でゆっくりするつもり。そういう場所でネット使いつつ定期的に情報収集するのが先進国での走り方だったのだけど、サウジアラビアは充電&Wi-Fiが充実しているチェーン店が多くないのでこの点で苦労しそう。マックは店内にコンセントが無いっぽいしKFCにはWi-Fiが無い。1番良さそうなのはCosta Coffee っていうチェーン店だけど店舗数が少ない。

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 どこも一長一短か

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 なるほど第2建設センターね

 西欧なんかは図書館を利用したりもしてたのだけど、この国ではよほど大きな都市でもないとそういった施設はないようで難しい。先進的な国ではあるけど旅行しやすい国ではないと感じるな。

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 インフォメーションセンターとかも存在しないしさ

 やはりイスラム教徒以外の外国人を呼び込む政策を始めて日が浅いことが影響していると思われる。これに加えて完全なる車社会の構造であるため所々で自転車が走りにくい造りとなってて割と困る。

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 これはつまり

 車がないとサウジアラビアという国で生活するのはほとんど不可能という環境なのであろう。そうすると19世紀以前のサウジは冗談抜きで生きていくのも過酷な世界であったというか、こんな水もない土地でどうやって文明築いていったのだろう?とか疑問に思ってしまうな。

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 現代ではこんな感じの

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 海水を淡水に処理するプラントが沢山ある

 幹線道路に並行する形でローカル道が延びているのでこちらの道を走っているが、それでも片道2車線の立派な道路。でも走っていると路面に亀裂があったり凸凹が激しかったりと決して完璧な訳ではない。

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 サウジの100円ショップ的なお店 

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 とにかく日陰となる場所がないので

 休憩するのが難しいのはどうしたものか。ガソスタですら40km走ってようやく反対車線に1軒出てきた程度で、自転車だから中央分離帯無理矢理乗り越えて尋ねることもできるけど車の場合は10kmくらい走ってUターンしなくてはならないぞこれ。

 とにかくラービグの町へ突入してガソスタの無料給水機に陣取りようやく一息ついた。ガソスタやモスクにはこうした給水機がちょいちょい設置されてるようで、自転車旅行における命綱と言っても過言ではない存在となりそうな予感。

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 さて何処かカフェでも入ろうかと町中走り回り

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 フルーツジュース店で充電開始

 残念ながらWi-Fiが設置されておらずネットは使えなかった。仕方ないので後でマックに行ってちょっとだけネット接続させてもらおう。サウジのマックは速度劇遅なので使いづらいのだが仕方ない。

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 2時半ちょっとで退店し

 スーパーで買い物したら町の郊外まで移動する。ラービグは割と大きい町であり周囲に人家がなくなるまで10kmくらい走ったものの、一旦町を抜けてしまえば基本的には砂漠の砂地が広がるばかり。

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 水をしっかり補給して

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 ここまで平坦な土地だとテントが目立つので

 適度な遮蔽物が欲しいよなぁ・・・と思いつつ適当に進むと、トゲだらけの木々が固まって生えてるエリアがあったので道路から見えない位置にテント張って終了とした。夕方になってもかなり強い風が吹き続けてるため、そういう意味でも遮蔽物があって良かった。

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 太陽が沈むと涼しくなる

 柔らかい砂地だと食事を作る際に注意しなくては砂が混じってしまう。そうでなくとも何処から入ってくるのかテント内には砂が堆積してしまうのであり、そういえば砂漠は道具の消耗が桁違いに速くて気をつけてないとあっという間に色々なアイテムが壊れてしまう土地だった。

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 電子機器とかもちゃんとバッグにしまうことを心がけねば

 暗くなると満点の星空が広がるのはやっぱり楽しい。こんな星だらけの雲1つない夜空なのに、不思議と翌朝には大量の雲が空を覆っているんだよね。そんで10km時ごろには再び快晴の青空になる。砂漠の気候は不思議だよなと思いつつ。

 2025年1月26日(日) 走行距離70km 累計161897km
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 サウジアラビア4日目 枯れ木脇〜ジェッダから北に180km地点 レストハウス

 6時の時点で寒くて目を覚ました。日中との寒暖差が激しいこともあるが、ジェッダから200kmくらい北上したので意外と気候的な差があるのかもしれない。東京から200kmも北上すれば栃木県に入るワケだし。

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 なのでコーヒーが美味い

 そこから2時間も経過すると太陽昇って暑くて仕方ないのがサウジアラビア。一応ここは海岸線にほど近い場所で、内陸に比べて寒暖差が小さいと思うのだが。今日くらいから徐々に内陸へ突入していくのであり、私は無事にアラビア半島走れるのかと不安になる。

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 暑いのも寒いのも勘弁願いたい

 大体10時くらいから風が強くなるので早い時間帯は楽に走れるボーナスタイム。スタート地点から30km先に小さな町が1つあり、100kmちょい走ると大きな町がある。ということで最初の町にてお昼の食材ゲットしバダルの町にてゴールという青写真を描きつつ。

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 たどり着けなくても保存食持ってるし大丈夫でしょ

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 謎に大規模工事やってるな

 サウジアラビアといえば「ビジョン2030」と呼ばれる超大型の新興都市計画が有名だが、その該当地域でなくとも大規模な工事が多地域で実施されている感じだ。

 この国の次期国王(皇太子っていうのが正しいのか?)が脱石油依存を掲げて様々な方向に産業を伸ばそうと画策しているらしく、外国人が観光ビザを取得できるようになったのもその一環とされている。サウジアラビアは裕福な国だと思うけど、石油一本じゃ国の経済安定しないだろうし無理してでも手を広げていかないとというのは分かる。

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 でもまぁ何日か走ってみて

 工事の人夫とか掃除夫といった仕事に付いてる人は大体南アジア(インド・バングラディシュ)出身の人であり、母国から借金して出稼ぎに来ている人ばかり。歪だなと思うところもあるし、この国はそうした貧困国の人が希望を抱えてやって来るポジションにある「稼げる」国なのだなとも思う。

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 とかそんなこと考えてる内に

 マストゥラの町へ到着したのでとりあえずスーパー探して町中をウロウロと。月曜日だし時刻も10時過ぎて普通にお店開いてて良いと思うのだけど、シャッター下ろしてる店が多くてどうしたものか。

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 最悪水さえあればどうとでもなるので

 補給した後にガソスタでトイレ借りてたらドライバーのオッちゃんから声かけられる。あまり英語喋れないものの、話聞いてると「良かったらウチのレストハウスに来ないか?」とお誘いしてくれてるみたい。

 茶壺さん誘われたら断れない体質なので約束し地図で示された場所へと向かうことに。自転車ごと車に乗せて運んであげるよ!と言われたのだけど、そこは自走に拘りたいので走っていきます。

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 そういうの大切かなと

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 んで到着したレストエリア

 こんな感じで町の郊外に地図でキャンプ場と表記されるような宿泊施設を目にしていたが、ここもその1つらしい。キャンプというより家族単位のミニホテルという雰囲気。

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 あぁイスラム文化圏の家屋だ

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 アラビックコーヒー初体験しつつ

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 マンディという名前のサウジ料理

 自分の家だと思ってくれと言われたが、流石にそれを受けて寛げるほど豪快な性格していない。でも疲れてたのかウッカリ1時間ほど昼寝して、振る舞われた紅茶飲んだりシャワー浴びた後に少々本読んでたらあっという間に日没時間となっていた。そんな寛いでるつもりないんだけどなー

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 泊まっていきなと(最初に)言われてたので

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 夕方になると外に絨毯敷いてそちらに陣取ったりするらしい

 夜になると近所の人たちが集まり輪になって雑談している。2人ほど英語が達者な人がいるので疑問に思ってたこと色々聞いたりできるのが嬉しい。この国の男性は女性とどうやって出会うの?とか。田舎はマジで女性を見かけないレベルなので。

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 ムスリム文化だけあって遅い時間の夕食だ

 会う人みんなが「サウジアラビア人はフレンドリーだ」とか「この国は治安とても良い国だから安心しな」といったことを言ってくれるのだが私もそれを強く感じている。こんな感じで私の走行計画は簡単に崩れていくのだけど、それはとても幸せなことだよなと思いつつ。

 家主のアリヨビは「眠くなったら好きに休んでくれ」と言ってくれたが、まぁそういうワケにもいくまい。アラビア語での会話なので内容一切理解できないのだが、受ける雰囲気は悪くなくこの国の人たちは訪問者を適度に「放っておいてくれる」からそれほど疲れないのだ。こうした対応ができる国民はそれほど多くない。

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 心地よい時間 

 それでも友人の皆さんがお帰りになったところで私も眠気が限界となり休ませてもらうことにした。満点の星空の下、砂漠の中にありながらこれほど贅沢な環境で眠れるなんて私はなんと幸せなのだろう。

 2025年1月27日(月) 走行距離42km 累計161939km
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 サウジアラビア5日目 レストハウス〜ジェッダから北に約250km バドゥルの町

 無茶苦茶よく眠れて目を覚ましたの7時半だった。私より遅くに寝たはずの皆さんは既に全員起きて活動しており恥ずかしい限りである。

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 疲れてたのかな?

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 昨日の夕食もそうだったけど

 イスラム社会の食事は皆で大皿を囲んで食べる文化がとても好ましく思う。同じ釜の飯を食べるという言葉は結束力の強さを示すことで使われることが多いが、同じ皿の飯を食べるという行為にもやはりその共同体に受け入れて貰ったような嬉しさがある。

 朝から豪華な食事をたらふく食べさせてもらい元気いっぱいでの出発だ。アリヨビは「何日でもここにいて構わないよ」と言ってくれたが、流石にそこまで甘えられない。お礼言って出発である。

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 どうもお世話になりました

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 意外と道路まで短いんだな

 現在走行中の303号線は数kmも走ると並行して延びてた国道5号線の上を通って内陸部へと進路を切り替える。ずっと右手に見えてた山々に向かって近づいていく形となりヒルクライムがあることを予感させる。

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 5号線は海外沿いにヨルダンまで続く道

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 私が走ってるのはメディナへと続く道

 ところで砂漠という地形に不思議と山があるイメージを想像できないのは私だけだろうか?地図を見てても山がある砂漠は存在するし、何なら私は砂漠気候で標高の高い山脈の上を走行した経験があるにも関わらず。

 なんというか砂漠って地平線まで砂の世界が続くという

 強固で甘美なイメージが強いんだよね。実際には砂が広がる砂漠って砂漠全体の2割にも満たない割合らしいけど。やっぱりアラビアンナイトの影響が強いのだろうか。

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 こんな辺鄙な場所にやたら立派なモスク

 ちょうど良いのでモスクの日陰で一休みしてたのだが、他の方から「水が欲しいなら建物内にあるペットボトルを持って行って構わないぞ」と教えてもらう。どうもサウジアラビアでは来訪者用にフリーの水が常備されているのは珍しくないらしい。

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 大変ありがたく頂きました

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 加えてチョコレートも貰った

 今日は風が弱くて走りやすいこともありペースが速い。昨日予定していたバドゥルの町手前10kmまで走ってお昼休憩としたのだが、今日の予定はこのバドゥルの町で終了とするつもりなんだよね。これはメディナの町へ行く場合に食材補給できる最後の町であることと、イスラム教の聖地であるメディナを訪問するなら礼拝が盛んな金曜日に合わせていきたいという2点から。

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 いよいよ山の中へと突入し始めた

 時間あるし午後はカフェで呑気にネット三昧かな・・・とか思いつつ町へと入る直前に車から降りてきた子に呼びかけられる。曰く「そこにある自分の農園で一緒にお昼を食べないか?」とのこと。

 う〜ん、実に惜しいというか僅か30分前に昼食済ませたばかりな茶壺さん。でもまぁ急いでるワケでもなし折角お誘いを受けたのに断るなんて失礼なことはできなかった。

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 だからお昼(2回目)も普通に食べた

 その際に教えて貰ったのだが、どうやらサウジアラビアは南米でよくあったシエスタ制度に似ている「日中の暑い時間帯の営業を避ける」という文化があるらしい。時刻にして12時ごろから16時まで。

 だから一昨日もカフェ探すの苦労したのか!・・・という発見と共に、この先3時間ほど何もできないことが確定してしまった。どうするかなと考えてると、イブラヒムが自分たちの農園を案内してくれるというのでお願いすることにした。

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 デーツこと棗椰子の木々が豊富なのだけど

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 結構動物も飼育しており

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 離れた場所には羊に

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 ヤギもいたし

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 何ならロバもいた

 でも1番興奮したのは離れの家屋隣に設営していたサウジアラビア式テントだったりする。あんまサウジアラビアの歴史調べてないので知らなかったが、遊牧生活を営んでいた時代に活用されてたテントらしくモンゴルの遊牧民テントによく似ている。

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 似ているような気がする

 色々案内して貰って16時前。そろそろお暇しようかと思ったが、イブラヒムの伯父でるアブドゥラアシズがスマホのテザリングでネット接続してくれるというので町へ向かう必要が無くなってしもうた。そんで今夜は泊まっていけば良いと言われまして。なんか昨日と流れ似ている気がする。

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 そんなワケでバドゥルの町をドライブしつつ

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 巨大な砂丘に大勢が登っていたのが印象的

 というのもここバドゥルはサウジアラビア最大の聖地であるメッカと第2の聖地であるメディナの間にある町で、加えてこの砂丘もイスラム教に歴史的に重要な意味を持つ聖なる場所らしい。戦争の際に天使が降臨した場所なのだと言われたな。

 農園に戻って散歩しつつ色々なこと教えてもらう。特にイブラヒムはまだ22歳と若いためか外国人がやって来たことに対してテンション上がってて些末なことまで興奮気味に話してくれるの可愛いな。

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 従業員の人も一緒にみんなで夕食のカブサを頂く

 2人は町中にある自宅へ戻って休むとのことで、21時半には引き揚げたので残った私も気楽に日記やブログ書いたりできるのが有難い。明日5〜6時にはやって来て仕事始めると言ってたが、今度こそその時間帯には目を覚ましておかねばなるまい!と決意を新たに早く寝ます。

 2025年1月28日(火) 走行距離72km 累計162011km
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 サウジアラビア6日目 バドゥルの町〜ジェッダから北に288km地点 道路脇

 サウジアラビアの家屋は断熱性がしっかりしてるのか深夜になっても寒くない・・・どころか暑かったので途中からエアコン動かさせて貰ってた。「もし暑かったら使ってよ」と寝る前に動かし方を教えてもらった時には正直「いや夜の冷え込み激しいからまず使うことないでしょ」とか思ってたのに茶壺さん何も理解してなかった。

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 お陰様で快適な環境でした

 朝の仕事でやって来たアブドゥラアシズに挨拶しつつ私は荷物をまとめて出発準備する。昨日「メディナまでの道中で食料補給できるか怪しいからこの町で買い物してから出発するつもり」という話をしてたのだが、そのことを心配してくれたようで「これ持っていきな」と大量に食材頂いてしまう。

 本当になんとお礼いえば良いのか

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 んで朝食も作って貰い

 出発しようと思ったのだが、ちょうど出入口付近の作業場で家畜のヤギを屠殺し解体作業する(専門の業者が来た)とのこと。食後に見学させてもらったのだが、この手の処理って皮を剥ぎ取る行程が1番大変なのだなと感じた。流石プロだけあって手際良いのだが、数回ナイフで切ったらもう切れ味が悪くなるらしく常にナイフ研ぎながら作業してるため時間がかかる。

 内臓処理して大型の肉塊となったところで時刻も9時回ったしお礼言って出発することにした。朝から貴重なもの見学できたなと思うけど、流石に写真を撮ったりとかはしていない。撮影して気分の良いものじゃないしね。

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 お世話になりました(イブラヒムは大学)

 昨日の砂丘が見えた

 数km走ったところでバドゥルの町中スーパーに寄って肉だけ購入しておく。朝から冷蔵すらしてない状態で運び続けるのは少々気が引けるのだが仕方ない。気温自体はそこまで高くないので大丈夫でしょ!と自分に言い聞かせて町を抜ける。

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 町を抜けるとすぐこんな景色

 ここでロードバイクに乗った集団に遭遇というか追い抜かされて驚いた。その先で最後尾にいたサポートカーが停車しておりインタビュー受けつつ話を聞いたのだが、メッカからメディナと2大聖地を巡るロンドンに本拠地置く会社の自転車ツアーらしい。

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 だから長ズボンじゃないサイクリングウェアなのか

 総計42人とのことで大変だなとも思ったし、サウジアラビアという国で自転車のツアーが組まれているという事実にこの国は今どんどん変革を迎えているのだという実感も感じた。

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 あっという間に集団の姿は見えなくなりまして

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 モスクね、そこにあるよね

 徐々に標高を上げ始めた道だけど、斜度は至って緩やかなので体力的な問題はほぼない。進路も内陸側へ向きを変えたことが影響してか風も追い風吹くことが多く、むしろ海岸線走ってた時より楽なのでは?と思うほど。

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 自転車チームから頂いたパン食べて休憩

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 このイチゴは2.5リアル(約100円)で特売してた商品

 お昼休憩しようか・・・というタイミングで先の自転車チームに追いついた。実は「40kmくらい先で休憩してるから一緒に昼食しようぜ」とお誘い受けてたのだが、私の到着とほぼ同じタイミングで出発予定だったらしく私のペースが遅くて大変申し訳ない。

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 ということで謎の休憩エリアで1人パスタ茹でてた

 午後になって段々と上り坂の割合が増えてきたものの、相変わらず斜度は緩やかなままである。この「緩やか」というのは荷物満載のロシナンテ号でもフロントギアをアウター(1番重たいギア)から落とさないで走れる程度の斜度という意味で使ってる。実際の数字としては2〜3%というところか。

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 でも下り坂を挟むこともなく

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 ひたすら登り続けているので

 なんだかんだ標高700mを越えていた。メディナの標高がちょうどこのくらいの模様だが、まだ暫く上り坂が続く感じなのでメディナという町は地形的には盆地なのかもしれないな・・・とか想像したり。

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 人数が多いことから

 パンク等のトラブルによるストップも数多くあるようで、この時既に4回目の邂逅だったりする。目的地が同じで1本道のため、思いもかけず抜きつ抜かれつの状況となっているのだが、私は何処でも野宿できるから良いとして彼らは何処か宿泊地決まっているのだろうか?ペース的に本日中のメディナ到着は無理だろうし。

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 そろそろ上り坂が終わりそうな雰囲気に

 なってきたのでモスクで水補給して身体も洗わせてもらい、道路脇適当な空き地の木陰に身を隠すようにテント設営し終了とした。久しぶりに明るいうちにテント張り終えたのだけど、そうすると全体的にタスクが前倒しとなるため22時前には床についている。

 サウジアラビアで宿に泊まることは無いと想像してるので、疲労を溜めないよう毎日の切り上げ時間をこのくらいに持っていきたいところ。インドみたいな国だとテント1つ設営するにも暗くならねばリスクが大きく難しかったが、サウジはこの辺は非常に簡単なので。

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 これほど治安の良さを感じる国は少ないですよ

 毎晩満天の星空を眺めながら歯を磨いてるのとんでもない贅沢だよなぁと思う砂漠の世界。

 2025年1月29日(水) 走行距離98km 累計162109km
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 サウジアラビア7日目 道路脇〜ジェッダから北に約320km メディナ郊外

 明け方くらいから強烈な風が吹き始めて寒いのなんの。目を覚まして活動始めても上着が手放せない程であり、結局出発してからもそのまま上着羽織ってた。砂漠の気候はよく分からん。

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 とりあえず向かい風がキツい

 ほとんど頂上だと思ってた上り坂はスタートから8kmほど走ってようやく山頂へ辿り着いた。標高的には100m程度しか登ってないのに強烈な向かい風でその3倍くらい登った気がする。気がするだけなのだが。

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 やっとこ山頂に着きまして

 一旦下り坂を挟んで一度別れた幹線道路と合流したり。地形が山岳地帯であるためか幹線道路と近づいたり離れたりを繰り返して2本の道がメディナへ通じている。こっちのローカル道の方が距離的には長いのだけど「走ってて楽しい道だよ」と昨日アブドゥラアシズにアドバイス貰ったので。

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 楽しい方の道を走ります

 ほんの7〜800m標高を上げただけなのにこの寒さは如何なものか?と思ってしまう気温で陽が当たっているにも関わらず上着を手放せない。1週間前の私は暑さに喘いでいたと思うのだけど、あれって同じサウジアラビアでの出来事だったよな?

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 この辺では普通にゲル式テントが現役で使われてる模様

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 ラクダもそこら中を闊歩してる

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 少々坂下ってもっかい登り返した山頂のタンク

 それまでガレガレの山ばかりが続く景色だったが、坂を下るとようやくメディナ都市圏に入ったようで建物が増え始める。この町の人口とか調べてないのだけれど、かなり規模の大きな町であることは地図だけ見て分かるので中心部に突入するのは明日にして今日は自転車ショップに行ってみようかな。

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 と思ったのだが

 普通に営業してない謎。ネットの情報では営業中なのだがやはりこれもシエスタと同じ日中のお休みタイムということなのだろうか?

 仕方ないので近くのカフェに入って充電&ネットして過ごす。先ほどのショップも店内を覗いた限りで余り品揃えが良い感じでもないし、もう自転車店に関しては首都のリヤドで考えれば良いかな・・・という気持ちに傾いてきた。

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 とりあえずこの先の情報収集して

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  さてどうすっかな 

 16時過ぎにメディナの町の外へ向かって走行開始。このまま郊外の山中かそこいらまで走って野宿しようと思っていたのだが、町を抜ける前で通行人から声かけられる。あまり英語が得意ではないようだがどうやら彼の家に来て夕食を食べていかないかと誘ってくれてる様子。

 この時は「ここから夕食済ませてその後に町郊外まで移動すると確実に真っ暗の中を走行することになるしどうしたものか・・・」と思っていたのだが、今まで散々サウジアラビアの人に良くしてもらってきた身として私の都合で好意を無碍にしたくなかった。夜はライト灯けて走れば良いんだよ!

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 ということでお邪魔させてもらう

 何度かサウジアラビアではお泊まり体験させて貰ったが、一般の住宅にお邪魔するのは今回が初めて。幾つも家の外観眺めて「さぞや立派な住宅なんだろうな」とは思っていたが、いやもう本当に立派すぎて借りてきた猫みたいになってたと思う。

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 アラビックコーヒー頂きつつ

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 羊のレバーを炒めた物らしい

 サウジアラビアは物価の関係でこの国独自の料理を食べる機会はほぼないだろうと思ってたのだが、毎日のように美味しいサウジ料理を食べる機会に恵まれて私は幸せ者だ。

 結局食後に「郊外まで車で送ってあげるよ」と心配してた点までカバーしてもらい頭が上がらない。そこら辺を自転車で走ってただけなのに何でここまで親切にしてくれるのだろう?何なら別れ際に「旅行の足しにしてくれ」とお金まで渡されかけて「いやもう充分色々なものを貰ったよ」と押し問答になる始末。

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 どうもありがとう

 冬の砂漠は寒い所もあったけど、サウジアラビアはいつもどこでも暖かい。

 2025年1月30日(木) 走行距離60km 累計162169km
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 サウジアラビア8日目 メディナ郊外〜ジェッダから北に337km地点 用水路脇

 テント泊の場合、朝になると太陽光が差込み明るくなるので勝手に目が覚めるものだが、そんなのお構いなしとばかりに7時半の起床。疲労はあらゆるものを凌駕して睡眠継続させる効果があるということか。

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 とりあえず今日は1日

 メディナの町を観光して終わるつもりで実質休息日みたいなもんだ。だから遅い時間の活動開始も気にならないし、何なら昨夜壊れたサイドバッグのバックル交換だってしてしまうほどの余裕っぷり。

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 乾燥してる土地だとこの部分が折れるんだよね

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 なのでここの予備パーツ沢山持ってる茶壺さん

 9時半に移動開始し坂を下ってメディナの町へ再突入。結構距離離れた場所で野宿してたのだけど、山の上からスタートだったため短い時間で楽して町中まで入れたのは有難い。

 とりあえずメディナには聖地として市内中心にある日本語では「預言者のモスク」と呼ばれるモスクを中心にいくつか有名なモスクがあるらしい。なので今日は1日モスク巡りといきませう。

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 何気に自転車道が出てきたけれど

 サウジアラビアという国は完全に車第一の社会となっており、こんなサイクリングロードあっても殆ど無意味といって良いレベル。要するに自転車が走ることなんか想定してない構造してて、使い辛いったらありゃしない。そんな道を走りつつ最初は市内南部に位置するクバモスクへ訪問する。

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 遠目からでも立派な佇まいしてる

 色々な宗教建築物見てきたけれど、モスクの良いところは余計な装飾がなくてシンプルな外観である点だと思っている。イスラム教は偶像崇拝が禁止されてる関係で仏像とかモニュメントで装飾できないためでもあるが、そうした物で飾らずとも美しい建物は作れるのだと感じさせる。

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 ただまぁここの広場は

 結構な数の自転車で移動してる人がいるにも関わらず、警備員が私に対してだけ執拗に「ここの敷地は自転車立入禁止だ」と注意してきたのが負に落ちない。別にルールを逸脱するつもりはないので指示には従うけどさ、何というか納得いかないモヤモヤはある。

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 とりま次に向かうは本命の

 預言者のモスクである。時刻もちょうど12時で大勢の人がこのモスクへ向かって列をなして移動しており、何なら物凄い数の大型バスから幾らでも巡礼者が排出される始末。

 イスラム教最高の聖地であるメッカは異教徒の場合、町にすら入れないというかなり厳しい対応を取っているサウジアラビアだが、ここメディナはビザの解禁と共に数年前から異教徒でも市内へ入ることが許されるようになった。とはいえモスクの建物内には入場が許されておらず、周囲から眺めるのが限界ではある。

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 それでも敷地に入れるだけ良いかな・・・と思っていたのだが

 モスクの敷地に近づく途中で警察に追い返されてしまった。駐車場か駐輪場に置いてくれば構わないのか?と質問しても「お前はムスリムか?違うのなら出ていけ!」と話が全く通じない。あぁ、そうか。さっきのクバモスクでもちょっと感じたけれど、この辺の人たち完全にムスリム第一主義の精神でそれ以外の人を差別というか見下してる節があるんだな。

 だからかアラビア語出来ないと言っても考慮なんかしないし、非ムスリムの人間に対しては横柄な態度で相対する。要するに「俺様の聖地に来るヨソ者は偉そうにすんな!」的な雰囲気をひしひしと感じる。メッカみたいに異教徒を完全シャットアウトしてるならそれも良いかもしれないけどさ、他所の国の人間を呼び込むようルール統一した以上、せめてマトモに会話くらいしようよと私は言いたい。

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 とりあえずどうにもならないので

 モスクから1kmほど離れた商店街にて店員にお願いし自転車置かせてもらい再突入。ようやくモスクの敷地までやって来るも何故かバリケードが張られており入ることができない状態。

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 理由はよく分からんが

 私だけでなく周辺の巡礼者の人たちも全員同じ状態のため、何か特別な日とかで規制がかかっているのかもしれない。残念だけど縁がなかったと思って引き返そうか・・・と思ったらスピーカーからアザーンが鳴り響き、礼拝の時間になったようで周囲にいた人ほぼ全員が祈り始める。

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 これは凄い光景だなと思いつつ

 邪魔にならないよう待機してたのだが、この礼拝が終了したと同時にバリケードが解除されて敷地内に入れるようになった。ということはモスクで礼拝する人が多すぎて人数過多となるので入場規制かけていたというのが理由か。

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 建物内から凄まじい数の人が出てきたのでそう思う

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 この巨大な傘は日本の企業が作ったらしい

 人でごった返す中モスクの写真も撮影したが、正直建物よりもこれだけの数の人が一斉に祈り始めた先ほどの時間の方が圧倒された。宗教ってのはこういうところ凄いと思う。

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 そんな感じでモスク堪能したので

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 次に行こうかと思います

 しかし凄まじい人が一斉に出てきたため猛烈な渋滞が発生しており身動き取れない。渋滞って目的地に向かって人が集中するから発生するものだと思うけど、この場合はモスクを中心に放射状全ての方向へ人が広がって移動しており全方向で渋滞が発生してるという。とんでもない人数収容してたんだな。

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 ノロノロと移動して

 さて3つ目に向かうはキブラタインモスク。ここの見学終えたらそのままメディナ脱出というのが本日の計画だったのだけど、ちょっと道を確認すべく止まって地図見てたらカフェのおっちゃん2人組に声かけられてコーヒーご馳走してもらう。

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 スタバだったのでコーヒーといいますか

 そこで話を聞いてると「メディナに来たのならシュハダモスクを見た方が良い。この町で2番目に重要なモスク(1番は預言者のモスク)だぞ!」と言われまして、それなら行ってみようかなと思い始めた茶壺さん。

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 どうもご馳走様でした

 本当に市井の人はものすごく親切なんだよサウジアラビア。態度が高圧的というか嫌な感じを受けたのって基本的に警察関係の人とかで要するに公務員。偏見混じってる部分もあるが大体どこの国行っても公務員(特に警察)ってのは態度が悪い。不思議と軍人は緩やかで親切な人が多い印象だけど。

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 ともあれ先にキブラタインモスクを見学

 ここはサクッと終えてシュハダモスクへ向かうことを優先することにした。ルート的にも結構逆走する形となってしまい、それは良いのだけど地味に時間がヤバい。

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 既に15時半回ってる

 中心部からまっすぐ北へ進むと出て来るのがシュハダモスク。このモスクを取り囲むようにして道路がぐるっと旋回しており、手前には小さな岩の丘が残されている。

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 規模は小さいけど好きな雰囲気だ

 私も岩の上へと登って他の人たちと同様記念撮影してみたり。どうもこのシュハダモスクはクバモスク・預言者のモスクと並んでバスのツアーに組み込まれている場所らしく駐車場から大勢の人たちがモスクというよりここの岩へと登りに来ており狭い場所にも関わらず人口密度高いなこれ。

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 計4つのモスクを見学しまして

 思った以上に楽しかったのは良いが、急いでメディナの町を脱出しないと寝る場所がない。サッとスーパー寄って買い物した後はひたすら町を抜ける方向へ急ぐ。今日はある意味休息日じゃなかったのか?と私も思うのだがまぁ自転車旅行なんてこんなもんだ。

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 最終的にスタート地点と似たような景色の中を走ってる

 メディナの北西にキャンプエリアを併設した大型公園があると情報得ていたので寄ってみたものの、個人テントの設営は禁止と看板にマークあったので引き返すことに。キャンピングカーや商業用のキャンプテントが多数張ってたけど、そもそも個人のキャンプというレジャーをこの国は想定してないっぽい。

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 ということでもうちょい走って

 ガソスタの裏手に木々が生い茂ってるエリアがあったので突入して本日終了。思いもかけず動き回ってハードな1日となってしまったが、やっぱり聖地巡礼は面白いな。

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 夕食もすっかり遅い時間になってしまった

 これ明日もなかなか起きられないパターンの気がするのだけど、このままズルズルと起床時間が後退していくパターンになりやしないかと不安だな。だから早くに走行終了するよう計画立てろと言ってるのに茶壺さんは。

 2025年1月31日(金) 走行距離81km 累計162250km
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 サウジアラビア9日目 用水路脇〜ジェッダから北に407km地点 三叉路脇

 宿泊場所を「用水路脇」と書いているのは理由があって、サウジアラビアという国は通年で流れている川が存在しない世界最大の国土を持つ国・・・という説明を読んだことがあったから。川の存在しない国というのは幾つかあるが、ここまで面積の大きな国で川が無いというのはかなり驚いた記憶がある。

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 その割に水は大量に使われてる印象

 この水は海水を淡水へと蒸留することで精製してるらしいが、不毛の土地であるサウジじゃそうして水を作らなくてはやっていけないのだろう。幸いというか燃料である石油は豊富に取れる国なのだし。

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 そんで大規模農園経営してるワケだ

 ただまぁ真水を取り出した後の塩分濃度が高くなった海水はそのまま海に排出してるそうで地球環境的によろしくないのは間違いない。そうした意見を言えるのは蛇口ひねれば水が飲める国の人間だからなのかと思うと難しいところだとは思う。

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 暫くはこの国道15号線を走って進むが

 幹線道路を走るよりサウジはローカル道を進む方が良い。ということで30kmほど進んだところでローカル道へとエスケープすることに。こっちの道のほうがアル・ウラまでショートカットもなるので都合も良い。

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 アラビア語は分からんなぁ

 脇道に入ったところにあるアルムレイリーの町が今日唯一訪問できる町。ということでまだお昼前だけどスーパー入って夕食材料どころか明日の分の食材まで一挙に購入しておく。こんな感じで次の町までの距離から日数計算して必要分の食材揃えてるとオーストラリアやアラスカを思い出す。

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 それよりは大分マシな環境なのだけど

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 買い物してたら滅茶苦茶水もらった

 サウジアラビアでは水を頂く機会が多くて助かっているのだが、不思議と毎回330mlの小型ペットボトルである。あまりこうしたサイズの水ペットボトルってイメージ無いのだけど、サウジアラビアでは至る所でこの水ペットボトルが溢れていたりする。

 数持ち運ぶの面倒なのでボトルに詰め替えてしまうのだが、その作業を毎回実施するのが面倒と言えばまぁそう。

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 これも水タンクか

 町を抜けたところで昼食休憩して後半戦。ここからローカル道で中央分離帯もない道となるのだが、サウジアラビアはそんな道でも幅広の側道が広がっているので自転車的に怖いと思うことはほぼない。この国で走って怖いのは圧倒的に都市の町中。

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 ドライバーの方から頂いた

 というか本当にサウジアラビアでは毎日のように何かしら助けてもらってるな。何気にサウジ到着初日から「何も頂いていない日」というのが1日もない事実。イランもそうだったけど、砂漠のイスラム教国家はホスピタリティの精神がちょっと尋常じゃない。

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 車がぶつかってもガードレールにダメージ与えない仕様かな?

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 徐々に人工物減ってきたけれど

 モスクだけは必ず定期的に出現するのがサウジアラビア。こうした僻地のモスクには幾つかパターンがあるようで、こんな感じでしっかりした建物があることもあれば、柱と屋根だけの風通し良すぎる東屋みたいな場所もある。

 ほぼ全てのモスクに水場が併設されてる一方で、飲み水がある場合・飲み水タンクはあるけど水が切れてる場合・飲めない水ならある場合と結構パターン分岐が存在しており、モスクに行っても必ず水が補給できるわけではないという点がキモ。

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 というのも

 15時前のタイミングで給水機を発見するも「この先上り坂で重量増やしたくないし、まだ水補給するには時間早いかな」とスルーしたのです私。ところがこの先に出てきたモスク3件が全て飲み水補給できないタイプだった。

 100km超走って時刻も17時を回ってしまい、そろそろ終了したいのに水がないため野営できない大失敗。砂漠走行なんて補給できるときに補給しておく!というのが大前提だろうに甘く見過ぎた私の過失だ。

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 頼りにしてた三叉路に位置するモスクもこんなだし

 水タンクは空で補給できない始末。どうしたもんかと側で蜂蜜の行商しているニィちゃんに「次の水場って何km先にあるかな?」と聞いてみたところ、困ってる時はお互い様だとばかりに大量に水プレゼントしてくれた。やっぱり330mlのペットボトルで。

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 それどころかオレンジまで

 お礼言って道路から反対側に位置する草木の陰まで移動し本日も無事終了できた。とりあえず今後は余計なこと考えず給水出来るポイント見つけたらフル充水を心がけようと反省しつつ。

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 何気に炭酸ジュースは持ってたり

 食材に関しては常に予備食を持ち運んでいるのだが、むしろサウジアラビアはガソスタとかでも本格的なスーパーが併設されたりしてて、町が出てこなくても案外どうにかなる印象だったり。そこで水も一緒に買っておけよ!という話なのだけど、なまじ無料で簡単に水汲める国なのでケチって給水機を探してしまう貧乏性が悪い。

 2025年2月1日(土) 走行距離104km 累計162354km
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 サウジアラビア10日目 三叉路脇〜ジェッダから北北西に499km地点 キッチンカー

 厳しい登りがあるわけでないサウジアラビアの走行は筋力を酷使するような場面は少なく、従って筋肉痛に苛まれるということは少ない。とはいえ休息日設けず走り続けてるためか、朝に目を覚ますと両足がやや張ってる感じがある。それでも動き出さねば!と気合入れるのがやや大変。

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 自転車旅行に限らず寝起きってのはそんなもん

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 砂地の中だったので道路に戻ってくるまで一苦労

 いよいよ100km走っても町が出てこない人口過疎区域になってきたが、とはいえ道中に全く人工物が出てこないワケではない。特にイスラム教の国ではガソスタだけでなく定期的にモスクが出てくるため自転車的にこれほど有難い存在はない。

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 日陰で休めるというだけでも助かる

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 直線的な道が増えてきた

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 砂漠っぽい標識と共に

 調子良く走っているつもりだが、砂漠みたいな付近に目標物が乏しい土地だと走行ペースの感覚がおかしくなることが多い。なまじ景色がゆったり流れていくので「ちょっと遅すぎるかな?」とハンドルの速度計見ると25km/hとか爆速で移動していて驚いたりすることがままある。感覚より速い分には別に良いけどさ。

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 今日は風向きが良いことも影響してるんだろな

 60km走ったところでポツリと小さなモスクが建ってたのでお昼休憩とする。こんなふうに書いてるが地図で場所確認して「ここで今日の昼休憩にしよう!」と予定組んで走ってましたよ勿論。何ならこのポイントがダメだった場合の次善策も用意してる。

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 こうした場所以外に休める場所が無いからさ

 興味深いのがお昼の礼拝時間に合わせてドライバーが複数来訪してお祈りしている点。いやモスクなんだから実に真っ当というか正規の使い方していて、むしろ私みたいな異教徒が休憩で利用することを咎められない懐の広さに感謝するべきなのだけどさ。

 こんな付近50km以上に渡って集落もない僻地に佇むモスクでも、時間になると複数の人が礼拝で訪れるという事実にムスリムの信仰深さを実感するなと思いまして。

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 そんで水頂いたり

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 そこから少々走ったところで更に水頂いた上に

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 その10km分後にはまた別のドライバーから色々頂く

 普通に走行してるだけなのにどんどん頂き物の水や食材が増えてくのはオーストラリアやイランくらいでしか経験がない。こうした国の共通してる特徴として過酷な土地という点があり、生きていくのが大変な場所ほど人は助け合いの行動が積極的になるのではないかと思ってる。いや私は助けて貰ってばかりなの恥ずかしい限り。

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 本当に走ってるのが楽しい土地だな

 徐々に人が住む地域に近づいてきたようで、棗椰子農園の出てくる割合が増えてきた。既に100km超走っているし適当な場所にテント張って終了しても良いのだが、もうちょい走ったところにアラールという町があるのでそこまで行ってみようかと。

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 思っていたのだが

 町の手前で紅茶販売しているオッちゃんに招かれてキッチンカーにご招待。完全に英語話せない人なのだけど、とりあえず「夕食を一緒に食べないか」と「よかったらこの車に泊まればいい」といってることは理解できた。

 大変ありがたい申し出だけど、私は丸2日ほど水浴びしておらず全身砂だらけの状況。ということで一旦町へ移動し身体を洗ってから戻ってくる感じでも構わないか?と伝えたら「大丈夫だぜ!」とのこと。自分でもよくまぁ意志疎通できてるなぁ・・・と思うことはままある。

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 18時前に戻ってきまして

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 充電させてもらいつつ夕食を待つ

 私が町へ行ってる間にサイードが友人に連絡していたみたいで日が沈んだ後に続々と車両がやって来る。最終的に総勢9人と一緒になって夕食が始まったのだが、この中で僅かながら英語が話せるのは13歳の子供だけ。

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 なのでコミュニケーションは難しいものの

 一緒に食事しながら歓談の場にいることは楽しいものだ。みなさん結構盛り上がっているのだが、飲酒が規制されてる国のためお酒を一滴も飲んでおらずヤギのミルクでこのテンションなのが凄い。

 徐々にバラけて帰宅していき最後にサイードたちが引き揚げたのも22時前というタイミング。そこから出稼ぎで来てる住み込みのエジプト人が片付けして、キッチンカーで横になるまで15分もかかっていない。意外と早く寝るなと思ったサウジアラビアである。

 2025年2月2日(日) 走行距離123km 累計162477km
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