自転車ときどき世界1周

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 ウズベキスタン2日目 ウズベキスタン国境〜サマルカンドから西北西に約800km モイナクの町

 1時過ぎのタイミングで「そろそろクングラードだよ」と隣のコンパートメントのオッちゃんたちが起こしてくれた。お礼言って荷物をまとめ、何時でも下車できる準備を整えてからウトウトしてたら無事に停車した午前2時過ぎ。

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 とりあえず荷物を積載して

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 ATMで現金引き出しときたいかな

 思ったよりも街灯豊富だし路面もしっかりしてるクングラード市内。首尾良く銀行を発見したが謎のエラー表記連発して結局引き出し完了したのは3台目のATMだった。ともあれお金ゲットしたので一旦郊外まで移動し人気のない場所にテント張って朝まで休むことにする。天気が良く満点の星空の下を走ってると宇宙にいるかのような気持ちでナイトランってのも偶には悪くないなと思いつつ。

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 朝になりました

 それではクングラードより先ずは北に向かって走行開始だ。ウズベキスタンは東西に長い国な上に主要都市や観光地はいずれも現在地より東にある。素直に先へ進むのであれば東へ進路を取りたいところだが、私はウズベキスタンで楽しみにしていた場所が1つある。

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 それがアラル海

 世界最大の環境破壊と評されるアラル海は灌漑農業等により水資源を使いすぎて以前より湖面積が1/3程まで縮小してしまったという。別に人間の生活のために地球環境が破壊されているのはアラル海に限ったことじゃないけれど、どういった物であるのか1度見ておきたいなと思いまして。

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 そんな気持ちで移動始めたのは良いんだけどさ

 いや路面悪いなウズベキスタン!まだ市内の外側で郊外にも出てないのにガッタガタだし未舗装だらけ。ついさっきまで地球環境について色々考える切っ掛けになれば・・・とか殊勝なこと思ってた気がするのだが、今は「もっとしかっりアスファルト舗装しろよ!」と環境なんざ知ったこっちゃねぇ道路工事推進派の意見をかましてる茶壺さん。

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 酷い人間だよ

 道は悪いが風も弱く気温は涼しく空は抜けるような青色が広がっている。5月って日本なら運動するのに最適なシーズンというイメージあるが、ここウズベキスタンにおいても同様な気がするぞ。

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 緯度が近いのでそうだと思ってた

 朝の時点でウズベキスタンの物価把握と併せて朝食も購入しよう!と思っていたのだが、時間帯が悪かったのか食事を提供するお店は何処も営業しておらず、かといってスーパーの品揃えは良くなく食指が動かない物ばかり。

 結局マゴついてる間に町を抜けてしまったため朝食抜きで走ることになってしまった。これをしでかすと下手すりゃハンガーノックになって動けなくなる可能性あるため、影響でないうちに食事をせねば・・・

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 ということで少々早めにモスクの陰にてお昼タイム

 周辺50kmくらいにほとんど人が住んでない土地の割にこうしたモスクがポツポツ建ってて、不思議というか定期的な整備とか大変だろうなぁとそんなことを思いつつ。

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 どうもお疲れ様ッス

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 アラルって表記あるけどこれは町の名前

 100km弱走ったところでモイナクの町に到着し今日はここまで。とりあえず宿を見つけて休みたいのだが、目星つけてたホステルは1軒目満室、2軒目管理人不在と続き、3軒目にしてようやく投宿できた。ウズベキスタンという国は自転車旅行的にちょっと面倒な宿泊問題があるのだが、それについてはまた機会がある時にするとして。

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 こんな内陸で魚取り扱ってるのか 

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 疲れてて夕食作るのダルかったのでレストランにて

 訪問初日はその国から受け取る情報量多くて大変なのだが、変なタイミングで睡眠区切っているためか無茶苦茶眠い。思ったこととかあれば順次明日以降書いてくとして、今はとにかく横になろうと思います。

 2025年5月1日(木) 走行距離99km 累計168382km
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 ウズベキスタン3日目 モイナクの町

 昨夜早めに寝たにも関わらず7時半まで爆睡してた。明らかに疲れが抜けてないのが分かるのだけど、大休止取るなら何処か大きい町か観光地で利便性良い場所にしたいというのがありまして。

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 モイナクとかは田舎すぎて買い物すら一苦労なんだよね

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 なので朝食フリーなの嬉しい

 あと地味にモイナクは物価も高いとみた。まだ2日しか滞在してないしクングラードとモイナク以外のことは何も知らないけれど、ビールの値段が4000スム(約45円)もズレてるとか相当でしょ!と思ってる。

 にも関わらずこんな僻地へ来たのはアラル海の跡地を見てみたかったからだ。ここモイナクの町はかつてアラル海の南端に位置してた漁村であり、二重内陸国であるウズベキスタンの魚は多くがここから漁獲されていた。

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 とりあえず準備済まして町の北側へ向かう

 そんなアラル海は水の使い過ぎで当時の1/3以下に減少してしまい、現在モイナク周辺は荒野というか砂漠が地平線まで続いている。しかし当時は確かに漁村だったことを示す船が残されており、結果的にそれが産業の無くなってしまったモイナクを観光地に変えてしまった皮肉な話。

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 ちょっとした高台から見下ろせるみたい

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 おお、あれが通称「船の墓場」か

 ボロボロに放置された船も凄いがその周辺に広がる景色がマジで地平線まで水場の1つもない砂地なのが凄い。もともと湖だった土地なのだから、湿地帯とかになってるのかと思いきや完全に砂の世界とは。

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 当時の湖の広がりを示した図

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 今ではここから100kmくらい移動しないとアラル海に辿り着けない

 坂を下って船の側まで移動する。丘の上には博物館があるものの、船の見学には特に制限がかかってないようで船に触れても大丈夫だし、何なら一部の船にはタラップ掛けて登れるようになっていた。廃船なのでいつ床が抜けるとか分からないと思うのだが、こういう点緩やかというか自己責任の世界なの日本と違うところだよな。

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 さっきの説明書き通りなら6〜70年くらい前の船かな?

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 無茶苦茶落書きされてるのが哀愁を誘う

 流石に観光のため残されてた廃船をここまで運んできたと思うのだけど、その割に船を固定したりといった跡がなく放置されっぱなしの雰囲気が残る。そんな1日にして水が一斉に引いていったワケじゃないと思うが、アラル海の水が失われた速度は想像以上に早かったのかもしれない。

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 とかそんなこと考えつつ

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 お昼になって気温も上がって暑い

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 こちらは少々離れた場所にある大型船

 私は別に当時のソ連政策を批判して環境保全を訴えたいとかそういう意識はなくて、ただこうした人間が引き起こす影響の甚大さを実際に見て心に留めて置きたかったのだ。環境破壊という行為の代償を。

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 その割に一眼レフ使って写真撮りまくってた人

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 というか一眼レフ使ったの本当に久しぶり(今日の写真は全てコンデジ)

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 満足したのでお昼食べてから宿に戻る

 全然疲れ抜けてる感じしないのでゆっくり休もうと思ってたのだが、ふと気になってチェーン長測ってみたらバッチリ伸びていたので交換作業をば。前回交換から4000kmも走ってないんだけどな〜

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 砂漠走行が多かったので仕方ないぞとしておこう

 宿で夕食注文できると言われたので午前中にお願いしといたのだが19時を回ったところで「ところで夕食何時ごろ?」と確認したら「ごめん、夕食作る母が病院いった関係でやっぱ今日はナシで!」と言われてしもうた。まぁ忘れてたんだろな・・・と思いつつ今日も外食で外に。

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 この程度のことで怒ってたら途上国の旅行は出来ない

 食事済ませてデカいペットボトルタイプのビールを抱えて宿へ戻り星空を見ながら晩酌するのは良いものだ。今年の前半戦は全くアルコールが摂取できずどうなるかと思ったが、ここから巻き返していきたい所存です。

 2025年5月2日(金) 走行距離11km 累計168393km
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 ウズベキスタン4日目 モイナクの町〜サマルカンドから西北西に約780km クングラードの町

 別にそこまで朝日が差し込むような部屋じゃないのだけど6時過ぎには目を覚ます。なんか覚醒しゃったのでそのまま荷物まとめて出発準備したものの、昨日「朝食は8時で!」とお願いしたので手持ち無沙汰になってしもうた。

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 庭が広くて良い宿だと思う

 食事済ませてお礼言って8時半過ぎに移動開始。昨日交換したチェーンはトルクかけて踏み込み確認しておらず、最悪歯飛びするかも・・・とか思ったがそうした症状は起こらず。

 そこ気にするなら大都市で交換作業しろよという指摘はもっともだけど、中央アジアって極端にスポーツ自転車の取り扱いが少ない地域のため、トラブル発生したところでどうせリカバリ効かないと思ってたのです。

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 マイナス方向にプラス思考だな

 モイナクの町は基本クングラードから延びてる道1本しかアクセス路が存在せず、どうしても同じ道を引き返すしかない。面白みに欠けるというのもあるが、往路で路面ボコボコなことを知っているので「勘弁してくれないかな」という気持ちの方が大きい。

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 しかし問題となるのは路面じゃなくて

 吹き付けてくる向かい風だと思ってた。とにかく平坦路が続く地形というのは風向きに走行状況を左右されやすいのであり、カザフスタン入って以降はネットに接続できると先ず周辺の風向き予報を確認するのが常。

 そんな中で本日は南南東からの風24km/hの向かい風&風力というコンディションに私もゲンナリですよ全く。とはいえ風待ちでモイナクにもう1泊滞在するよりこの先に控えるヌクスの町で休息日取りたい。

 なおヌクス到着翌日から2日間ほど強い東風(向かい風)が吹く予報なので、そういう意味でもこの1本は今日のうちに走破してしまいたいのだ。

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 先日走ったばかりなので写真少なめ

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 というかあまり撮影してないのだ

 このため今日の走行は厳しいことを覚悟していたが、早い時間帯での出発及び意外に街路樹というか木々が豊富で防風林としての役割を果たしてくれるため良いペースで移動できてる嬉しい誤算。

 12時半の時点で60km走り、往路で見かけたチャイハネ(食堂)屋にてお昼休憩できた。この道の中間エリアで補給が可能なお店はここしか無かったので無事たどり着けて何より。

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 メニューは串焼きしか無かったけど

 んで後半戦。路面状況が悪くなるのはクングラードに近づいてからなので、この辺りからが大変ではある。

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 実際ガタガタ道で苦労したけど

 やはり時間的に大きく余裕があったためか、昨日半日休んでるのが効いたのか往路と比べて余裕を持って攻略できたように感じる。結局クングラードの町へ突入したのは15時ごろとかなり早いタイミングとなった。

 ならばこのまま先へと進んで適当な場所にテント張っても良いのでは?とも思うのだが、ウズベキスタンって滞在証明(レジストレーション)制度が残る国らしく、その内容はアゼルバイジャンと違って各宿にて登録手続きを実施する方式だそうで。

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 これの何が問題かといえば

 1〜2日間の空白はともかく、何日間も登録期間の空白が続くと宿での登録処理に問題があるらしく滞在拒否される可能性がある上、出国時の審査で最悪罰金を支払わなくてはならないとのこと。この辺の情報は非常に曖昧で「現在では滞在登録制度はほとんど形骸化してる」という情報もあれば「つい最近も罰金取られた旅行者を知ってる」みたいな報告もあって釈然としない。

 ともあれウズベキスタンでは都市間の滞在できる安宿が存在しない場合を除き、なるべく宿泊施設を利用して面倒が起こらないよう努めていく方針とする。ホステル系なら高くても精々1500円とかだし。

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 この町の宿もその値段で個室泊できた

 設備も良くて有難い限りだが、モイナクの宿もそうだったけどウズベキスタンのWi-Fiって安定してないみたいでしょっちゅう接続が切れる始末。今回なんか夕食済ませて戻ってきたら接続自体ができなくなってて強制的にネット断ちに。別に良いけどさぁ。

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 どうしたもんやら

 つまりこれはネットなぞしてないで早く横になって休めということだと受け取った。散々疲れてるとのたまいながら、ネットしてて寝るのが遅くなるとか馬鹿なことを防ぐために宿側が対策してくれたんだ!そういうことにしておこう。

 2025年5月3日(土) 走行距離95km 累計168488km
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 ウズベキスタン5日目 クングラードの町〜サマルカンドから西北西に約690km ヌクスの町

 ここの宿は食堂併設系の施設であるため「ゲストは食事注文してね!」というスタイルで朝のコーヒーも飲めないのがやや残念。んじゃ素直に食事注文すれば良いのだが、昨夜夕食で「何が食べれるの?」と確認したらマンティ(ウズベキスタンの餃子みたいなヤツ)一択だったので遠慮した私。

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 なので朝食もここでは食べずに出発準備

 とりあえずクングラードの町を抜けて適当な場所で朝食を摂りつつ先へ進むことにしたい。ここの宿って駅舎目の前に立地しており、つまりウズベキスタン走行開始地点からまだ直線距離で100mくらいしか移動していないのです私。

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 そういうこともあるわな

 でも今日のコンディションは抜群の追い風とあってやる気満タン。やっちゃりますよ地の果てまでも!

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 サクッと食事済ませて

 幹線道路に乗ってしまえば片側2車線のしっかりした道路が出てきて驚いた。モイナクに向かう道と違って走りやすく高速走行できる道は比較的最近造られたような気もするのだが、これがウズベキスタンの本気ということか。

 中央アジアって全体的なイメージとしては山々が連なるアップダウンの連続という感覚があったのだけど、そういうのはヒマラヤ山系が近く東部の方みたいでカザフ・ウズベク共に基本はひたすら平地が続く地形。

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 なので道路も直線的

 これの利点は上手いこと追い風にハマると下手なカーブが出てこないので、その日走行終了するまで同じ恩恵を受け続けらるパターンが多いということだ。要するにずっと楽できる。

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 ずっと楽してる今日

 道中は完全に無人地帯というより大規模な耕作地抱えた少数の農家がポツポツと点在してる感じで、小規模な集落もそここに見かける。なので補給は問題ないだろうと軽く考えていたのだが・・・

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 キオスクみたいな施設ばかりで

 食事をできる場所は限られてる模様。上手いこと見つけた食堂は営業して無かったという不運もあって、やっぱ朝食もっとしっかり食べとくべきだったか?と今更ながら思う。

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 とりあえずコーラで補給しといた

 ちなみにウズベキスタンはビールとコーラの価格差が小さく、1.5ℓタイプならどちらを購入してもほぼ一緒。走行中なのでビール飲めないし、そもそも私はコーラ好きではあるけど「ビールと同じ値段出してコーラ飲んでる」という状況に自分でも意外なほどダメージ受けてる。

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 いやそんなことでガッカリすんなよ

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 ヌクスの町が近づいたところで

 道路が狭くなり路面状況も一気にガタガタ道へと切り替わった。そうそう、こういうのが入国前私が想像していたウズベキスタンの走行なのであり、全くもって全然嬉しくねぇ。

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 誰がこんな道を造りやがった!?

 最後15kmは道悪い、方向変わって向かい風というコンボでそれなりにキツかったが、前半戦のマージンが大きく予定してた宿には15時半の時点で到着できた。

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 んでその入口には荷物満載の自転車が

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 ってこれ日本人サイクリストじゃん

 これから列車利用してカザフスタンへ入国する(道路の国境が閉鎖してるので)ため出発待ちしているタイミングだったのでギリギリのタイミングで邂逅したな。更にほぼ同じタイミングでチェックインしてきたバックパッカーも日本人で、今年プリー出発してから1人も日本人会わなかったのに急にどうした?

 時間も無かったのでザックリと走行ルート聞いたら「アゼルバイジャンへカスピ海フェリー使って入国したい」と言ってたので「それはね、無理なんだよ」と伝えたら大層ガックリしていた。

 アクタウの町まで移動したとして陸路で迂回できるルートが実質存在しない(ロシア→今の正常的にちょっと、トルクメニスタン→ビザがアクタウじゃ入手できない)ということで必死になってエスケープ方法探していたのが気の毒だったな。

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 一応フライト輪行をオススメして出発見送り

 んで私自身はヌクスで数日休むことにする。先程のバックパッカーである淳さんと一緒に夕食へ赴き、私がスルーしたトルクメニスタンに入国した話とか聞かせてもらえて面白かった。なお完全に自由はなくツアーのスタッフが常に帯同する形での滞在だったそうでやっぱりトルクメニスタンは自転車旅行難しい国なんだな。

 久しぶりに日本語での会話できたことでテンション上がったのか2時間以上も喋り倒してしもうた。帰り際に今度はビール購入して良い感じに飲み干してから就寝。

 2025年5月4日(日) 走行距離107km 累計168595km
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 ウズベキスタン6・7日目 ヌクスの町

 休息日。疲労の色が濃いので今日はのんびりしてようと思ってるけど、7時半に起きて朝食を摂りに行ったら案外目が覚めてしまい食後そのまま二度寝というパターンに陥ることはなかった。

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 計14名収容のドミトリーだが

 私以外の利用客は全員地元の工事か何かの作業員。なので9時を回ったタイミングで綺麗に誰1人居なくなり気軽だったのは良かった。労働時間が短いのだろうか13時には戻ってきたけれど。

 お昼のタイミングで食事ついでに少々町を歩いてみようと外出する・・・のは良いのだが、外がとんでもない暑さで参ったね。日中の気温35℃ってもう完全に真夏じゃん!ほんの10日くらい前は寒くて上着ないと活動できない気候だったのに。

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 意味わからないよ

 これが大陸性気候というヤツか・・・と思いながら炎天下のヌクスを歩き商業地域へ向かう。観光的な散策は明日に回してショッピングモールで買い物したいかなと。

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 何が欲しいかといえば

 大きな町に着くとサウジアラビアでロストした保温ボトルがないかちょいちょい探して居たのだが、なかなか見つからずここまでズルズルきていた私。中央アジアはそんな物が豊富に揃ってる土地では無いようで「見つかればラッキー」くらいの軽い気持ちでいたのだが、大型スーパーの食器類取り扱う一角に置かれてたのは僥倖だった。

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 武士道コーヒー豆がやたらと人気

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 そのまま自転車ショップを覗いたりしつつ

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 市場は暑いけど日光遮られてるのでまだ耐えられる

 宿に戻った時には16時前になってて思った以上に散策してた自分にビックリだ。疲れてるからの休息日なのに元気だなぁおぃ。ということで帰り道でゲットしたビールを開けて明るいうちから景気良くやる始末。

 夕食済ませて戻ってきたら昨夜一緒に夕食した淳さんの他にもう1人日本人旅行者が。彼は今朝のタイミングでモイナクの船の墓場へ観光行ってたのだが、そこで偶然バッティングしたらしい。そうか、日本はGWのタイミングだもんな。

 ということでそのまま3人ロビーで話が盛り上がる。結局日を跨いでかなり遅くまで喋り倒してしまい、久しぶりに日本語話せて興奮してましたゴメンなさい。


 翌日。ということで寝不足で迎えた朝。私は今日も1日フリーだが日本人2人は午前中のバスや乗合タクシーで移動するらしく出発してくのを見送り。そこで一息ついてから自転車駆り出してヌクスの町を走ってみることに。

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 このヌクスという町自体は

 旅行者的にはアラル海(モイナク)船の墓場を観光する際の拠点として利用される町という位置づけらしいが、実はカラカルパクスタン共和国における首都というもう1つの顔がある。

 ウズベキスタンは西部の約1/3がこのカラカルパクスタンという自治共和国の領土となっており、主権国家では無いため国としてはウズベキスタンの一部だが、独自の憲法や行政機関を構えている。

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 ヌクスはそのカラカルパクスタンの首都

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 なので国旗もウズベキスタンと2種類を掲げている

 ・・・とまぁこの2種類の巨大国旗が旅行者的には大きな魅力として評されてるらしい。昨日教えてもらった。

 これ見学したのでもう満足したというか、これ以上外を走り回ってるのがしんどい暑さの37℃なのです今日は。明日になればこの無茶苦茶な気温も少々落ち着くそうなので、本日走行日にしなくて本当に良かった。

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 風も明日は西から吹くらしいし

 熱中症となる前に宿へ逃げ込み冷房効いた環境で今日も昼からビールが上手い。程よく酔っ払ったところで午睡に入りウトウトするのは最高に気持ちが良いなと思います。今日のがよっぽど休息日らしい生活してる。

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 涼しくなってから外出て夕食済ませて

 明日から再び砂漠の走行に戻ります。とはいえカザフスタンほど無補給地域が続く土地では無いようなので、ゆるふわスタイルで走れるのじゃないかな?と。

 2025年5月5日(月) 走行距離0km 累計168595km
 2025年5月6日(火) 走行距離9km 累計168604km
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 ウズベキスタン8日目 ヌクスの町〜サマルカンドから西北西に606km地点 廃墟

 ゆっくり休んだことだし今日から走行再開だ。2日間ずっと晴天の上に東風が吹いており厳しいコンディションだったが、今日は曇り空で気温も低く何より西からの風に切り替わった!このためにヌクスで3泊滞在したのだと言ってもいいくらい最高の環境じゃないか。

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 ウッキウキで出発準備して

 8時45分には走行開始。ヌクスの中心部を通り抜けるように東進して町郊外まで移動する。狭い道路にマナーの悪い車両が多くて嫌だけどここだけ我慢すれば後は大丈夫だから!と自分に言い聞かせるようにして走る。

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 そこまで暑くないのが救い

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 道路と並行して延びてる線路を横目に

 街を抜けてしまえば広がる大平原。思ってたより真後ろからの風ではないが、遮るもののない気持ちいい地平線へと延びる道をひた走るのは実に気持ちがいい。やっぱ休養明けって体力だけじゃなくて気持ちにも余裕が出るんだな。

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 ウズベキスタンの郊外バス停はどれもこの形

 55km走ったところで三叉路交差点に到着し、こっから右に曲がってやや小さめの道を進む。素直に直進すればブハラ・サマルカンドといったウズベキスタンの有名観光地へ最短距離で向かうルートだけど、ウズベキスタンにはもう1つ多数の旅行者が訪れる観光都市がある。

 それがヒヴァの町であり、いやまぁ私は3日前までこの町の存在を知らなかった人なのだが。どうもウズベキスタンを訪れる人にとっては必見の3都市として人気なのだそう。私一押しのアラル海こと船の墓場は「まぁ好きな人は好きだと思う」みたいな扱いらしい。何故だ?

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 その交差点にある食堂でお昼食べてたら

 外出たタイミングでフランス人の4人組サイクリストと出会う。彼らもお昼休憩の場所を探していたのだが、私が「ここのお店は値段が高くてオススメしない」と伝えたので、ならそうちょい先まで走ろうか・・・ということになり一緒に走行する感じに。

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 偶になら複数走行も悪くないな

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 人様の自転車を見るのも面白いし

 6〜7km走ったところのレストラン前にて「またそのうち会おう!」と挨拶してお別れ。カザフスタンでもフランス人4人組のサイクリストと会ったけど、自転車旅行はカルテット走行が人気なのだろうか?

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 偶然だけど男女比も3:1で同じだった

 再び1人になり先へと進む。ヒヴァまでの距離が170km程度で丸2日は要さないのだが、かといって1日で走り切るのは難しい塩梅。なので明日の午前中には到着して午後スパッと観光したら翌日には出発してしまうスピードプランを考えている。方々から宿代が高いと聞いてるので。

 んなこと考えて走っていたら前方で停まった車のドライバーから「よかったらインタビューさせてくれないか!」と言われてしばらく受け答えする感じに。このルートって有名観光地であるヒヴァへ向かう/出てきた自転車がほぼ間違いなく利用する道なので、自転車旅行者を見つけてはこんな感じで色々話を聞いているのだそう。

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 んでそのままチャイとサモサを頂いたりしつつ

 この写真、ずいぶん人の数が多くないか?といえばその通りで、実は彼の兄弟の他に偶然この店にやってきた日本人の自転車旅行者が加わっているから。なにその偶然!?と思われる方もいるかもだけど、現代社会っぽくSNSでお互いの存在と大体の位置情報は把握してたので「今日くらいに遭えるかもしれないな〜」とは思ってた。

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 いやそれでもビックリしたが

 お互い走行途中なのでそこまで長話できなかったものの、色々面白い話を聞けて嬉しい。酒好きだったので次に会う時はビール片手に旅行話の花を咲かせたいと思いつつ「また道のどこかで会いましょう」と挨拶して別れを告げる。

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 何気に2時間近く滞在してたので16時半になってしもうた

 ただ午前中に追い風で爆走した恩恵があるため全然焦ってない。そもそも今の時期ウズベキスタンは20時ごろまで日が沈まないので少々遅い時間となろうが大した問題ではなかったり。

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 目安にしていたグルレンの町にも

 18時には到着したし夕食も食堂で済ますつもりだし。なので時間的な余裕はあったのだけど、街中でビールを販売してる店が見つけられずやたらと探し回る羽目に。最終的にこれ以上遅くなるとナイトランとなってしまう・・・と判断して今日はビールを諦めた。休肝日ということにしておこう。

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 代わりにコーラ買ったけど

 道路を外れて用水路っぽい川に沿ってキャンプできそうな場所探してたら、上手いこと廃墟が出てきたので軒下をお借りしテント設営。今日は大分マシだったが、それでもテントにフライシート被せてられない程度にゃ気温が高くなっており久しぶりのメッシュ丸見えスタイルで就寝に。

 星が綺麗に見えるかと思いきや、屋根と雲で何も見えやしないのであった。

 2025年5月7日(水) 走行距離133km 累計168737km
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 ウズベキスタン9日目 廃墟〜サマルカンドから西北西に約590km ヒヴァの町

 明け方くらいになるとやや肌寒いのが悔しいというか、もうちょい日中の暑さを夜中に振り分けてくれないか?と思ってしまう茶壺さん。

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 叶わぬ夢を見たんだな

 昨夜到着したのも遅かったし下準備なにもしておらず朝食は摂らずに出発準備。どうせ数kmも走ればなにかしら食べ物にありつける環境にいるので気楽な気持ちで走行開始。

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 途中で自転車旅行者見かけたけど追いつけず

 ヒヴァは有名観光地だけど、ウズベキスタンの主要道路沿いには位置しておらずローカル道路を伝っていく必要がある。そんでウズベクの地方ローカル道はそりゃもうボコボコの酷い路面状態なのであり、走りづらくてまいったな。

 とにかく50kmも走ればヒヴァに到着するので余計なこと考えず先へ先へとペダル踏む。途中からフロントバッグが前輪スポークに干渉して異音が鳴り始めたりと問題発生したのだが、応急処置だけしてとにかくヒヴァ到着を第一に。

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 宿で対処すりゃいいかなと思いまして

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 お昼に食べたこれがヒヴァ名物らしい

 ヒヴァの町は歴史地区が城壁に囲まれた造りをしており、内部は狭く入り組んだ道が多いと教えてもらってたので城壁外に位置するホステルへ投宿する。歩いて5分の位置だしビール売ってるスーパーも近く、下手に観光エリアに宿泊するよりこれくらいの場所のが好み。

 チェックインしてサイドバッグのアタッチメントを分解して対応した後、城壁内へと観光スタート。まだ14時過ぎなので時間に余裕あり、昨日距離稼いだのが効いてるなと思う。

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 それじゃ参りましょう 

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 ウズベキスタンって

 シルクロードの中継地として栄えた地域だったらしく、このヒヴァは泉があることで利用価値の高い休憩所だったのだとか。その後の歴史でイスラム教の影響を受けたりだとか近年ではソビエトの影響下に入ったりとかあったらしいが、この手の交通要所ってのは常に歴史で翻弄されてる印象。

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 そういう土地というのは

 様々な文化が混ざり合った建築物やれが魅力となるのだが、この辺についてはしっかりとした知識の土台がないことにはその感動も味わいにくいと思ってる。数日前にヒヴァの存在知ったような私にとっては「なんかすげー」という以上の感想は出てこない。

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 うへへ 

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 すげー

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 たのしー

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 知能指数低い感想で申し訳ない

 ただまぁ1km四方の城壁に囲まれた旧市街地区は思ったよりも観光全部りではなく、地元住民が生活している土地でもあるのが節々に見られて微笑ましい。私がこうした地区に生まれていたらどんな気持ちを抱くのだろう・・・とかそんなこと想像しながら散策していた。

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 この城壁に登って歩き回ることも可能(有料)

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 というかこの地区自体が入場料必要だし

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 話と違って道は狭くないのな

 こういう如何にもな観光地久しぶりな気がするけどやっぱ面白いな。煉瓦造りの壁や家はこれから真夏にかけて暑くて仕方ないと思うのだけど、住民は生活大変じゃないのだろうかと。

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 石畳ばかりで自転車は大変なエリア

 17時には宿へ戻りビール飲みつつ一休み。宿が食堂も併設してるので夕食もここで済ましてしまい楽してた筈なんだけど、シャワー浴びて時計見たら22時になってて驚いた。時間経過早すぎるだろ!

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 ウトウトしてたからなぁ

 とりあえずヒヴァは満足したので連泊しないで一気にブハラを目指すことにします。道中400km強ほとんど砂漠が続く土地みたいだけど、少なくともあと2日は西からの風が続くみたいなので「このチャンス逃すまい!」と考えております。

 2025年5月8日(木) 走行距離53km 累計168790km
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 ウズベキスタン10日目 ヒヴァの町〜サマルカンドから西北西に494km地点 廃墟

 エアコン無かったけど快適に眠れたのは私が野宿慣れしてるとかじゃなくて単純に夜間の気温が下がって過ごしやすいから。大陸性気候に加えて砂漠の土地なので下手すりゃ夜は肌寒いくらい。

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 部屋を1人で独占できたのも大きい

 7時には目を覚ましたが朝食は8時半からスタートなので、先に荷物を積載して出発準備済ませておく。別にそんな急いでないけどゴロゴロしたりスマホ弄ってるより良いかと思いまして。

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 そんで朝食摂ったら

 すぐさま走行開始!・・・となれば良かったのだが、移動始めて1kmでフロントバッグが前輪スポークに干渉する問題再発。昨日部品交換したのは何の意味もなかったな・・・と思いつつ、ゴムバンドとビニルテープで荷重掛かっている箇所を補強してみた。

 これが上手く作用したようで問題解消して一安心。昨日の時点でこうしとけば良かったとか思っても意味ないので今は気持ちよく走れることを喜ぼう。

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 結局10時過ぎてから本格的に動き出したな

 ヒヴァの町から東に延びるローカル道を使ってトルクメニスタンとの国境付近を進む。幹線道路に戻るなら北上する必要があるのだが、このままローカル道を伝っていけばショートカットする形で先へ進めるので。

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 ただし路面はボコボコだが

 でも町も人家も多くて補給に困らない道なのは良い。もう最近のウズベキスタンは油断すると熱中症で倒れても不思議でないほど高温の日が続いており、何なら来週からは連日40℃を超える日々となる模様。

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 死んじゃわないかと不安になるな

 まだ今日は西から吹く風に押されて楽できるコンディション。というかこの恩恵を受けたいが為にヒヴァでは連泊せず早々に走り出したとすら言える。自転車旅行において風というファクターはそれほど大きい。

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 ウズベキスタンの飛び出し小僧か

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 分かれ道で進路確認してたらドライバーから頂く

 こうしたプレゼントでなくともウズベキスタンの人たちもまた本当に親切で、1日走ってると何十回も車から身を乗り出して手を振ってくる地元民に会う。暑くて疲れる環境だけど、こうした応援もらえると本当に力になるし冷たい飲み物飲んだら元気になります。

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 アイスが安くて頑張れます

 80kmちょい走ったところの交差点を左に曲がって幹線道路へ合流するため北上する。この道路は途中で大きな川を渡るのだけど、その橋が車両と鉄道を合体させた特殊なタイプみたいでして。

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 列車が通るときは通行止めになるみたい

 しかし肝心の列車がトラブル起きてるのかダイヤが乱れてるのか一向にやってこない。号を煮やしたドライバーたちが係員に対して怒号を発しているのであり、何言ってるか分からない私は1歩後ろから状況見ていた。

 結局30分ほど待たされて無事に通過したのであり、朝のバッグトラブルと合わせて2度目の長時間ストップで思ったよりも走行距離が伸びてない。

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 ヒヴァからブハラまでは

 大体100km強の距離にガソスタとか食堂といった補給可能エリアが点在してるため、基本的にはそこまで走りきって終了するようしたいからさ。一応予備の食材持ってるけど余裕のある走行を心がけていくつもり。

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 幹線道路合流しました

 そのまま15kmほど進んだ場所の食堂にて夕食に。予想外だがビールが売られてたので1日走ったご褒美にアルコールを楽しむことも出来て素晴らしい。こういうことがあるから予定してた場所まで辿り着きたいのよ。

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 ご機嫌な食事を終えて

 食堂のすぐ側に廃墟があったのでそこにテント敷いて本日終了。建物内で風が吹かないのが嬉しい反面、日中の暑さが残っててパンツ1丁でもやや暑い。湿度が低いから汗こそかかないが、はよ気温下がれと願うばかりである。

 2025年5月9日(金) 走行距離115km 累計168905km
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 ウズベキスタン11日目 廃墟〜サマルカンドから西北西に380km地点 レストエリア脇

 6時には目を覚まして活動開始。いや寝てようにも朝日が眩しくて動き出してしもうた家屋の中。これが屋外での野宿だったら5時には動き始めていたかもしれん。

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 別に朝早いことは問題ないのだけども

 1つ嬉しいのが早い時間帯だと気温が低くて過ごしやすい事。何なら目が覚めた時は肌寒くて上着を探したほどには気温が下がるのであり、そこから気持ちの良い環境が続くのは精々1時間とかそんなもん。

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 貴重な時間を楽しんで走りたい

 相変わらず砂漠の道を走り続けるものの、トルクメニスタンとの国境になってる川が右手に見え隠れしたりと景色に変化があるの嬉しいところ。流石にアラビア半島みたく地平線まで砂しか見えないという景色じゃないけれど、それでも基本は360度地平線が続く道を進んでるので。

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 空の青さが映える

 ちょうど50km走ったところでヌクスというこの前滞在したのと全く同じ名前の町が現れ一休みする。同じ名前の町が次々出てくるというとアメリカのスプリングフィールドを思い出すが、こんな短距離で同名の町が出現すると混乱するので止めて頂きたい。

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 町の1番奥にてお昼休憩

 午後になってからは風が止むどころかやや追い風へと変化し一気にペダルが軽くなった。ヒヴァ→ブハラ間の走行では初日を除いて大体向かい風だと覚悟していただけにこれは嬉しい誤算。

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 ガンガンペース上げて進む

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 地図にない補給ポイントもちょいちょい出てくる

 流石に暑さが厳しくいくら水分補給しても追いつかないほど乾いてる。ウズベキスタンは田舎でも電気事情がしっかりしており、僻地だろうと冷やしたジュースが飲めることが大変嬉しい。アフリカとか灼熱の中1日走って温いビールしかなく絶望したこと思うと素晴らしい環境じゃないか。

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 アフリカと比べんなよ!って話か

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 でもちょいちょいこうした車両が出てきたりしてさ

 交通インフラというかロードサービスのレベル低さを感じたりするので。この幹線道路は素晴らしく走りやすい道なんだけど、明らかに最近造られたばかりでそれ以前はウズベキスタンらしいボコボコの道だったんだろうな・・・とか想像してしまう茶壺さん。

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 モニュメント作ってる場合かよと

 思いもかけずハイペースで走行し、目安としていた100kmちょいの集落へ16時半に到着した。さて、日が暮れるの20時過ぎてからだし、風向きの良い今日のうちにもう20kmほど先の集落まで進んでしまおうか?

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 ちょっと迷ったけど

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 進むことにした

 ほぼ1時間で走破しそのまま食堂入って夕食をば。ビールの値段聞いたら500mlで5万スム(約560円)と無茶苦茶な値段で飲まなかったけど、食後に隣の売店で1.5ℓのビールが4万スムで売ってたのはどういうことなん?

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 そんくらいの値段ならそりゃ飲みますよ

 気持ちよく酔っ払ったところで建物裏手にある取り壊された建物基礎部分に残る囲いの中にテント設営する。ちゃんとテント張れそうな場所を見つけてからビールをお店で飲むのがウズベキスタン田舎スタイルと思われる。

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 明日は何時まで眠れるかな?

 日中の熱で火照った身体が夜風に吹かれて気持ちいい。テント内で満月を眺めつつの夜である。

 2025年5月10日(土) 走行距離131km 累計169036km
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 ウズベキスタン12日目 レストエリア脇〜サマルカンドから西に約300km ガズリの町

 6時前には目を覚ましたのだが当然私の本意ではない。茶壺さんは朝の快適な気候で時間の許す限りゴロゴロダラダラしてたい人なのだけど、強烈な太陽光がそれを許してくれないので仕方ないのです。

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 おはようウズベキスタン

 気温が上がり切る前に出発したいと思いつつ、コーヒー楽しんで朝食済ますと7時半。大体この辺から厳しい暑さが襲いかかってくるので自転車走行という意味では大体しんどい時間が続くこととなります。

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 まぁ仕方ないかな

 そんで今日から風向きが変わって東からの向かい風に。遮蔽物が一切出てこない環境で正面からやって来る風ほど厄介な存在はないのだけれど、地味に進行方向が南東で風向きも正確には北北東からなので真正面から吹き付けてくるワケでないのは有難い。

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 地味に午前中は風力も弱いし

 このため多少でもコンディションの良い時間帯に距離稼いでしまいたいところだが、そうはいかないとばかりに猛烈な暑さが牙を向く。ちょうどこの区間が50km以上に渡って無補給地帯だったのもあり、暑さでヘロヘロになっても水分補給が難しいエリアでして。

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 謎の廃墟で一休みとかしつつ

 地図には載ってなかった警察の検問所エリアに売店とかあったのだけど、食事が出来る場所に関しては本当lに全然お店が出てこないままの状況で走り続ける羽目に。そうして60km近く走ってようやく出てきたカフェなのだが。

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 バッタ地獄な上に営業してなかったでござる

 オマケにここから8kmほど走った予備ポイントのカフェも営業停止しており勘弁して欲しいぞ本当に。ただこのカフェ施設では水の補給ができたのと、日陰で1時間ほど休ませてもらえたので体調的には多少回復することができたの幸いだった。

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 かなり限界ギリギリだったので

 んでもうちょい先へ進みようやく食堂でお昼休み。熱中症の初期症状か頭痛もあったので涼しい室内でWi-Fi使いながらまったり休むことに。

 んでネットしてたらバイクライダーがやって来て良ければインタビューさせて欲しいと言われ、いやそういうの苦手なんだけどな。英語での受け答えとかヘタクソだし・・・とか思いつつノリノリで話してたような気が。

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 アイスランド人って聞いて興奮したのかもしれない

 16時まで休憩して気温が下がってから再出発と思ったが、あんまり涼しくなった気はしなかった。それでも休憩挟んで身体は随分元気になったのであり、食堂から10kmも走らず到着したガズリの町で「これ以上進む気が起きない」とストップかけるテンション。

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 だってこの先また無補給地帯が続くし・・・

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 長崎県のアレと同じポーズだ 

 もうブハラの町までは100km程度の距離だし、ここでエグい東風に逆らって走るよりも明日の早朝に頑張りましょうと思いました。大変なことを後回しにするのは主義じゃないけどガズリの町過ぎるとビール飲めないので。

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 砂漠を走った後はビール飲まないと生きていけない

 お店の隣にある施設でシャワーも浴びて、そのまま町外れにて本日終了。地味に飲んだ後で自転車押して移動するには距離があった。

 全体的には休んだり楽したりが多かった1日だけど、ヒヴァ→ブハラ間では文句なく今日が1番大変な走行でした。明日が残ってるにもかかわらずそう言い切れるほど暑かったのですウズベキスタン砂漠は。

 とはいえ明日も向かい風。気温も今日より高い予報だし、朝早い活動が重要になりそうだ。

 2025年5月11日(日) 走行距離95km 累計169131km
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