自転車ときどき世界1周

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 キルギス2・3日目 サル=タシュの町〜オシュから東南東に約60km グルチャの町

 パミールハイウェイ20・21日目。目を覚ましたら雨が降っていた、それも結構激し目のヤツが。昨日の天気予報では午後から降り出すとあったので「それまでに山降ってしまえば大丈夫だよね!」とか甘いこと考えてたのであり罰が当たったのかもしれない。

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 10時くらいまで様子を見たが

 降り止む気配がなくて延泊することにした。ホログからずっと休息日取ってなかったので全身ガタガタだし嬉しいところなのだけど、ここまで来たのならオシュの町まで勢いそのままに走り切ってしまいたかった・・・という気持ちもありつつ。

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 天気はどうしようもないからさ

 午後に1人、夕方にもう1人自転車旅行者がやって来て、2人ともこの雨の中震える様子で困憊していた。どちらもこれからパミールハイウェイに突入する予定とのことで、参考になるか分からんが色々情報流していたらアメリカ人のジャックはキルギス国境パーミットの存在知らず衝撃受けていたり。

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 夕食済ませて全員早めに就寝した


 翌日。カラッと晴れて一安心。1日休んだことで大分回復したこともありパミールハイウェイ走破に向けて出発準備だ。ゴール地点であるオシュの町は標高1000m前後の「低地」にあるため基本下り坂が続くのだけど、まだ超えるべき峠が2本残っているので気は抜けない。

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 手続きのため一旦オシュに戻るそうです

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 サル=タシュの町を出たと同時に上り坂

 標高高いので汗こそかかないが相当斜度の厳しい坂でヨタヨタと何とか進む程度。とにかく今日はこの峠を越えてしまえば以後ずっと下り坂で楽勝だから!と自らに言い聞かせるようにして走る。

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 とはいえタジキスタンと比べりゃまぁ楽か

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 よっしゃ登頂!

 かと思いきや下り坂を挟んでもう一回山頂へ登る必要があるフタコブ峠。地図見て分かってたから平気だったけど、何も知らずにこれ食らうと精神力ごっそり削られるんだよね。

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 んで2本目の山頂へ

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 こちらは頂上からの景観が素晴らしい

 ここから標高差2000mはあろうかというダウンヒルの始まり。長いこと続いたパミールハイウェイ編だがここより先はエンディングみたいなもので、今まで苦労して登って来た道を思い出しながら稼いだ標高貯金を切り崩して進むこととなる。

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 パミール終わるんだな・・・

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 と、そこまでセンチメンタルにはならないが

 周辺に聳え立つ山々も独特な形と色合いしていて興味深い。進むにつれて気温が上がり、森林限界を下回って木々の姿が見え始めてと世界が徐々に下界に移り変わる感じを味わいながら走る道は何とも心地よい。

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 まだ疲れが取れてないので楽できる道なのも有難い

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 隣を流れていた小さな川が

 山頂付近では本当に幅数十cmしかない規模で透き通った水だったのが、降っていく最中にどんどん支流と合流して大きくなると共に土を含み色が濁っていく姿を横目にしつつ。川の成長を眺めて感じいるとかそういう話じゃなくて、私は単に「こんな色した川じゃ水分補給できないじゃん!」とか明後日のこと考えてた。

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 そんなものよ

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 徐々に雲が広がって来てる

 地味に今日も午後からは雨が降ってくる天気らしく、山を抜けてしまったからもう安心!・・・という感じではないようだ。今のペースならそれほど時間かからずグルチャの町まで移動しホステル投宿できると踏んでるから大丈夫なハズ。

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 そう思っていたのだけど

 お昼過ぎから強烈な北風が吹き出して、下り坂なのに異様にペースが遅いという残念な状況となってしまう。せっかくの状況に水を差すというか、グズグズしてると言葉通り天から水が刺さりそうだというのに。

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 あんま上手くないな

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 それでも15時半にはグルチャの町に到着し

 宿代聞いたら思ったより高く、でもこの後雨降ってくることを考えるとテント泊は避けたいし・・・とか迷っていたが最終的にオーナーが値引きしてくれたので投宿することに。スミマセン優柔不断で。

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 パミールゴールしてからでも良かったけど

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 思わずビール飲んでしまい早祝いだ!

 思ったより酔っ払ってしまいフラフラの状態で外見たら雷伴う大雨が降っていた。大分標高下がってきたけどまだ普通に山の中なんだなこの辺・・・とか思いつつ、ほとんど倒れるように就寝。明日パミール最終日。

 2025年6月14日(土) 走行距離  0km 累計171121km
 2025年6月15日(日) 走行距離107km 累計171228km
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 キルギス4日目 グルチャの町〜パミールハイウェイ終点 オシュの町

 パミールハイウェイ22日目にして最終日。昨日しこたま飲んでしまい、ちょっと頭が痛い中での起床となる何というか「最低だなぁ」と感じるパミールハイウェイ編最終回の立ち上がり。なに、これで後は上がる一方よ。

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 倒れるように寝てしまったので

 オシュまでのルートは距離以外ロクに確認してないがまぁ問題なかろう。ちょうど使い切ったコーヒー豆でコーヒー飲みつつ朝食済ませて出発準備する。

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 それではパミール最終日スタート!

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 走り始めてちょっと嫌な予感がするのは

 隣を流れてる川が「奥」から流れていることだ。これは要するに山の分水嶺に向かって進んでいることを示しており、詰まるところこの先に峠があることを意味する。そういや標高グラフでもなんか上り坂があったような・・・

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 とか軽い気持ちでいたのだが

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 どこまで進んでも頂上が見えないぞ

 割と余裕の気持ちでいたため思ってたより厳しい坂道に面食らう。1時間経っても山頂に到達する雰囲気がないところで「あれ?もしかして結構本格的な峠道なんじゃね?」と遅まきながら気づいたというか。

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 午前中いっぱいかけてもまだ山頂に辿りつかない程度にはハード

 何ならボトルの水も全て飲み切ってしまい割と乾いた状態でぜえぜえ喘ぎつつ登る。後半は標高も高くなって気温下がったからそこまで乾いてキツいと感じなかったけど、自転車旅行で恐ろしいのは「油断」だなと思わずにはいられなかったパミール最後の峠となる。

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 いやガッツリ登ったな

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 今度こそオシュまで下り坂の道だ

 馬の数が多いキルギスでは結構馬のミルクを販売しており、私も先日サル=タシュの宿で頂く機会があったのだけど、これがなかなか癖の強い強烈な味である。発行してるワケでも無いだろうに随分酸味が強くてどちらかというとヨーグルトに近いというか。

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 そんなミルクがたくさん売られてた

 気持ちよく下って走れたのはオシュまでの大体半分くらいといったところで、大都市に近づく時はいつもそうだが徐々に交通量が増えて自転車走行するのに支障出始めるのが常。キルギスドライバーの運転マナーはかなり悪い上に運転ヘタクソという感じのため後半はもうストレスの方が大きかった。

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 パミールハイウェイは楽しかったなぁ

 とか早くも懐かしさを覚えつつ、市街地に入って35度を越えた気温の中必死に集中しながら先へと進む。都会をゴールにすると最後気分良く終えることが難しいのが良くない点だな。

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 それでも何とかオシュ到着!

 これにてパミールハイウェイの走行完全終了であり、これはそのままヒマラヤ山脈における自転車の3大人気ルート全て走破したことを意味する。去年の春から足掛け1年ちょい。どの道も大変楽しゅうございました。

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 とりあえずはよ休息取ろう

 ということで下調べしといたホステルへ向かう。パミールハイウェイの起点/終点にはそれぞれ自転車旅行者に有名な宿があり、ドゥシャンベのグリーンハウスホステルのようにオシュにもパークホステルというサイクリスト御用達の宿があるのだが、私はこの宿をスルーして別の小さなホステルへ向かう。

 もうパミールに向けて情報収集する必要がないというのもそうだけど、このパークホステルは建物向かいがクラブになってるそうで騒音が凄いと聞いたので。私デリケートだから眠れなくなりそうなの怖くてさ。

 あとこのwood hostelってのがやたら評価高かったので

 チェックインして一息ついたら近くのスーパーに食材買い出しへ。適当に外食しても良いのだけれど、今朝のタイミングでコーヒー豆切らしてるからどちらにせよ買い物行かなくてはならなかったため。

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 宿からそんな遠くないしビール欲しいし

 ドゥシャンベの宿で天ぷら作った際、最後かき揚げも併せて揚げたのだが結構グズグズの出来で悔しい思いをしたので今回リベンジ。余計な揚げ物せず完全にかき揚げのみを作ってやります今回は!

 かなり真剣

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 うんうん、満足な出来だ

 ザクザクかぶり付きながら冷やしたビールがまた美味い。高原で飲むビールも確かに美味かったけど、如何せん寒かったからさ。暑い中を1日走り続けて乾いた体に入れるビールを飲んでるとパミールハイウェイが終わったのだということを実感する←無理ある感想

 ともあれ無事オシュの町に到着したことだし暫く休んでゆっくりします。パミールハイウェイ編、完。

 2025年6月16日(月) 走行距離82km 累計171310km
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 キルギス5〜7日目 オシュの町

 パミールハイウェイの走行を終えオシュの町にて暫く休息を取るのだが。とりあえず1つだけ済ませてお金張らないタスクがあって、それが「キルギスボーダーパーミットの料金支払い」である。

 サイクリストが集まる有名宿(Paek Hostel)に滞在してるならオーナーが知り合いだから彼に預けておけば大丈夫だよ・・・と言われたのだが、ここWood Hostelは最近建築された新しい宿でそういったサービスの対象にはなっていない。

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 ということでお金を支払いに行かなくては

 日中の暑さが厳しいので動くなら午前中の早い時間と思ってたのだが1度気が抜けてしまうと動き出すのが億劫でして。お昼を回った1番暑い時間帯になってようやく重たい腰を上げたその理由も「お腹が空いたから昼食のついで」という体たらく。

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 宿から近い日本食レストラン寄ってみた

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 そういえば寿司を食すの何年ぶりだろ?

 オシュの町中を抜けてやや郊外に位置する住宅街へと入っていく。旅行代理店とはいえ店舗を構えているのではなく自宅を仕事場として活用しているようであり、必要な手続きは基本ネット上にて完結している模様。

 キルギスのボーダーパーミットという手続きは近年突然必要になったサービスだし、こうして家までやって来る利用客って珍しいんだろな。

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 無事に料金支払いを済ませて

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 帰り道で自転車市場に寄ってみたり

 やはりというべきか品揃えは大したことなく、パミールハイウェイを走行するにあってはスタート及びゴール地点の町で色々ギア取り揃えるというのはあまり現実的ではないことが分かる。むしろ自転車一式を買い揃える方が簡単だなコレ。

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 んなこと思いつつ宿に戻り

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 今夜の夕食はコロッケにした

 とりあえず必要な作業は終えたので明日は本当にゆっくり休もうと思う。なんだかんだ全身の疲労感マシマシなので。


 翌日。ということでひたすら寝ていた。一応PCでパミールハイウェイのまとめ作ったりとかしてたけど、夕方になってスーパー買い出しまで外へ出ることもなく引きも持っておりました。休めるときには目一杯休んでおかねば。

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 なお夕食はお好み焼き


 さらに翌日。だいぶ回復したので溜まっていた衣類の洗濯を行い、そのままロシナンテ号の清掃作業に入る。強烈な暑さの中で作業となったが、木陰の下にて活動できたので多少はマシだったと思うのだけど。

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 どうもこの清掃作業終えてから

 腕とか足にボツボツができて痛痒い。なんか変な虫にでも刺されたか?何なら謎に口の中まで痛くなり、夕食にスパイスカレー作ったは良いものの刺激物なのでそこそこ痛かった。

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 まぁ色々あったが

 ゆっくり休んだことだし明日から走行再開としたい。パミール走り終えて今年の本格的な夏シーズンはここから始まる!

 2025年6月17日(火) 走行距離20km 累計171330km
 2025年6月18日(水) 走行距離 0km 累計171330km
 2025年6月19日(木) 走行距離 0km 累計171330km

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 キルギス10日目 ポルタブカの町〜キルギス首都 ビシュケクの町

 目を覚ました直後から猛烈な風が吹き始め、朝食準備するのも難儀するレベルに。待ち望んでいた西からの追い風だというのに迷惑だと思ってしまうとは業が深いな自転車旅行。

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 ドイツ人は私の出発まで寝てた

 キャンプ中は厄介な存在だった風も一度走り出してしまえば背中を押してくれる頼もしい存在に。惜しむらくはビシュケクまであまり距離無い今日じゃなくて激走続けた昨日とかに吹いて欲しかった。

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 贅沢言うなや

 思ってたより側道しっかりしてる道が多くそれほど苦労もなくビシュケクの町へと突入する。一国の首都なのでそれはもう突入するの大変だろうなと踏んでいたため嬉しい誤算ってヤツだ。

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 割と町の近くでもこの景色だったし

 流石に市街地へ突入する際に、交通量増える一方で道路状況は悪化する区間があり酷い場所走らされたりもしたが、全体的には「自転車でエントリーしやすい首都」であったと感じるビシュケク。それを示すように市内にはそれまで姿を見なかったスポーツバイクの姿をたくさん見かけたり。

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 んで私はというと

 宿へ向かう前に下調べしておいた自転車ショップ行脚に入る。自転車だから行車(あんしゃ)とでも表現するのが正しいのか?

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 色々ダメになった部品と壊れた箇所の修理をしたくて

 実は昨夜にフロントバッグを固定するアタッチメントのワイヤーが千切れてしまうというトラブルが発生しており、こんなマニアックな部品の取り扱いとかあるんだろうか・・・とか思いつつ。一応ビシュケクには専門的なスポーツバイクを取り扱うプロショップが複数あるそうなので見て回ろうかと。

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 んで幾つか回ってみたけれど

 4軒ほどショップを訪問したところで成果上がらず、もう疲れてきたので宿へと向かうことにした。どのショップも親身に対応してくれて印象良かったのだけど、流石に取り扱い部品がマニアックすぎたか。

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 ということで向かうのは

 ビシュケクにある日本人オーナーの「さくらゲストハウス」である。自転車における問題が解消しなくても焦りが無かった理由の1つに、ここで日本から荷物を輸送してもらうことを考慮していたという点がある。

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 よろしくお願いします

 所謂「日本人宿」と呼ばれる施設だが、利用客は日本人のみでなく各国様々な旅行者が集っており他に自転車旅行者もいたし、日本人のバイク乗りもいた。というか邦人バイク乗りってレアな存在だと思ってたけど最近続けざまに出会ったな。

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 とりあえず近くの中華食堂でお昼済ませて

 昼からビール飲み始めたのだが、先のバイク乗りと話始めて盛り上がってしまい気付けば20時半過ぎていた。今の時期って遅くなっても明るいため、こんな時刻だと思っておらず慌てて買い物に出かけるものの時すでに遅し。

 商店はシャッター閉めており買い物で着ないまま宿へと戻りパスタを茹でることになろうとは・・・。ホステル泊における喜びの1つが「自分の好きな物を作って食べれる」ということなのであり、初日から何やってんだろうね私は。

 そんなこと思いつつもツナマヨ醤油スパはそれなりに美味いんだ。

 2025年7月5日(土) 走行距離59km 累計172510km
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 キルギス11日目 ビシュケクの町

 休息日。ということで、のんびり身体を休めたいところなのだが昨夜から喉の調子が悪い。宿内にも複数咳き込んでるゲストがいたので、風邪もらってしまったかもしれない。

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 宿到着して気が抜けたことも影響してそう

 とりあえず午前中は中庭のハンモックで揺られたりしながら過ごす。できれば自転車ショップに行ってぶっ壊れてしまった部品の相談とかしたいのだけど、どうやらキルギスも日曜日はこうしたお店は営業してない系の国みたいで。

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 そればかりは仕方ない

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 ということで昨日も訪れた中国商店へ

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 ここに豆腐が売っているの確認してたので

 宿に持ち帰って麻婆豆腐を作ってみたり。麻婆もインスタントパックを購入しての楽な作業なんだけど、如何せん本場中国産だけあって無茶苦茶辛い。山椒が効いててとても美味しいのだけど、食べ終える頃には大汗かいてた。これは水分補給にビール飲まなくては!

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 良い休日だな

 午後1番暑い時間帯を過ぎてから自転車の整備作業と併せて昨日購入したチェーン及びボトルケージの交換も実施してしまう。前回チェーン交換したのオマーンだったと記憶してるので、中央アジアで初のチェーン交換ということになる訳だ。

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 整備作業済ませてから

 更にスタッフサック(衣類袋)やテント生地といった布関係で破れてしまった物を針糸使って修繕する。結構前から破れていた物もあり気になってはいたのだが、放ったままズルズルと使い続けてたもので。

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 一通り作業終えたところで夕食作る

 コロッケとか手間と時間のかかる料理をこのタイミングで・・・と自分自身でも思ったのだけど、上手いことフリー食材に小麦粉とパン粉が残されていたので思わずというヤツだ。まぁ繕い物してる最中にじゃがいも茹でておいたので、そんな面倒ではなかったかな。

 なんだかんだ食事終えてシャワー浴びたら23時すぎていた。もっと早いタイミングでゆっくりしてる筈だったのに、上手い時間の使い方というのは難しい。

 2025年7月6日(日) 走行距離0km 累計172510km
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 キルギス12日目 ビシュケクの町

 月曜日となったので以前訪問しなかった自転車ショップで問題の相談してみたいと思う。いろいろ調べた限りではビシュケクで最もしっかりしたスポーツバイクを取り扱ってるお店とのことなので期待値は高い。

 とはいえショップの営業時間は10時から。キルギスという国のことを考慮すると時間通りに営業始めるとは考えにくいのでお昼前くらいに到着できるよう時間調整してから出発した私は賢い。

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 決してダラダラしていたワケではない

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 平日だけど何かのイベントかな?

 突入時にはあまり意識してなかったがビシュケクというのは全体が斜面になってる坂の町。南側に山脈がそびえ立っており、町の南部へ向かうということは坂を登って移動することを示す。

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 でもこの坂が結構急でして

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 しかも向かってるお店が町外れにあるときた

 自転車で走りやすい造りをしてるため苦労はないが、強烈な暑さの中で100も200mも登らされるのは空身の自転車でも相当キツい。というか宿から片道10km以上の距離であり、時間調整なんてする必要なかったな。

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 ようやく到着

 しかしメカニックが問題となってるFバッグのワイヤー見るなり「いやウチにはこの製品取り扱いないわ〜」と答えてくれて5秒で終了した。他の交換部品も取り扱いなかったし、本当に一瞬で終わったな。

 とはいえ私的に文句はない。腕の悪いメカニックほど状況を把握せずにあーでもないこーでもないと弄くり回した挙げ句に「やっぱ無理」とか言ってくる傾向があるため、無理なら無理で確認後にスパッと言ってくれる方が助かるというものだ。

 ホームセンターで固定金具購入して対応するのはどう?と代案も出してくれたので、その辺を考慮に入れつつとりあえず宿に戻りましょうか。

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 帰り道は下り坂だったので楽

 そんで宿に戻ってから改めてFバッグのアダプターを分解してみることに。この部分の取り外しってほとんど経験したことなかったので、構造とか自信なかったのだけど思ってたよりずっと簡単な造りしてるのな。

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 これなら自分の持ってるワイヤーで対処できるんじゃね?

 と思って本来ブレーキに使う予備のワイヤーを通して固定してみたら予想以上に上手くいった。細かいこと言えばワイヤーの径が違うので強度とか諸々問題あるのだろうが、とりあえず応急的な処置ができたので良しとする。

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 あーよかった

 他の物理的に取り替えが必要な部品に関しては現地での調達が完全に不可能と判明したので日本から郵送してもらう形で対応することとして、とりあえずビシュケクでの滞在中に最低限やっておく作業は終えた感じ。これでいつでも走行再開できるぜ!という晴れ晴れとした気持ちで明日からのんびりしたいと思います。

 2025年7月7日(月) 走行距離22km 累計172532km
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 キルギス13・14日目 ビシュケクの町

 ようやくオーナーに荷物郵送の件で色々確認できたので、日本で送ってもらう荷物を幾つか注文したりとか。どうもキルギスは郵便局のEMSサービスがしっかりしてない国だそうで「届くには届くけど最速で2週間くらいかかる」というのが普通なのだそう。

 このため海外からの郵送サービスではDHLかFedExという国際郵送サービスを活用するのが多いらしい。私も時間的な余裕があるなら郵便局で構わないのですが、個人的に同じ場所でいつまでも滞在し続けるのは私の旅行スタイルではないので。

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 午前中で手続き及び送付関連のお願いして

 午後からはビール飲みつつ宿にあった本読んで過ごす。あっつくて外に出る気がしないので、中庭の日陰か寝室に引き篭もるかの2択となるのだが、寝室は日中エアコンの電源切ってしまうので風通しの良い中庭に陣取ってることが多い。

 明るい内にガッツリ2ℓ近く飲み干してしまったため涼しくなってくる頃には良い感じに酔っ払ってフラフラするぜ。嗚呼なんというダメ人間の生活だと愉悦を感じる。

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 夕食時にもっかいビール買ってる奴は誰だ?

 明日から走行再開しようと思っているのだけど、なんか今夜もベッド横になったの0時過ぎであり本当に出発できるか不安になってきた。


 翌日。不安的中というか目を覚ましたの10時前だった。この時点で完全に今日出発する気力を失い延泊申請する茶壺さん。いやもう何というか、だめだった。致し方ない。

 特別タスクがあるわけでもなし、かといって街を練り歩いて観光するつもりも全くない。やや寝不足なのもあって酒ばかり飲んで休もうとしてなかったことを反省し午後はひたすら横になってた。

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 他のゲストいないので気も楽

 夕方になって買い物に出かけるも近場の商店で全てを済ませてしまい遠出することもなく。個人商店で大体の物は買えるしアジア系の商品は中国食材店に揃ってるので大型スーパーまで出向く理由があんまりないんだ。

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 ナスを売ってる店はちょっと珍しいかも

 今度こそ明日出発を見込んで早めに夕食終えて部屋へと戻る。なんか明日の天気が1日ずっと雨降るっぽい予報が出てるのだが、一応明日出発するつもりです。雨降ってなければね。

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 良い1日だった 

 2025年7月8日(火) 走行距離0km 累計172532km
 2025年7月9日(水) 走行距離0km 累計172532km
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 キルギス15日目 ビシュケクの町〜ビシュケクから東に62km地点 農道行き止まり

 荷物の郵送先を宿にお願いしているのだが、到着まで時間かかるため暇なのでキルギス東部を走ってみようと思う。この地域は多数の温泉があるエリアであり、このクソ暑い気温で温泉かよ!?と思われるかもだが。

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 そもそもキルギスという国は

 タジキスタンほどではないにしても無数の高山に囲まれた山岳国である。むしろビシュケクやオシュといった大都市は最も標高の低い場所に位置しており、キルギスの田舎は標高高くて涼しい気候にある土地なのだ。なので灼熱のビシュケクから避暑地へ逃げるぜ!という気持ちすらある。

 全体的に走りやすかったビシュケクの町だが、ちょうど宿から東に位置する幹線道路は工事中となってる区間が多く、歩行者や自転車が利用する道もアスファルト掘り返しており走行できない。このため必然的に車道を走行することになるのだが。

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 酷い運転するドライバーが多くて気が気でない

 20kmくらい走ってようやく落ち着いてきた感じ。ビシュケクという町は首都でありながらカザフスタンとの国境付近に位置しているため、交通状況のみを考えるならカザフへ入国して走る方が良いのだろうな・・・とか思うんだけどさ。流石にそんなホイホイ国境越えしたくない。

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 パスポートの余白が無くなってしまうし

 ところで今日は朝から曇天模様の空。1週間前は40度に迫る高温が続いたビシュケクだったが昨日から温度は一気に下がって本日最高気温は驚異の23℃!こんな短期間で15℃以上も気温が変動するとか身体がバグってしまいかねん。

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 いやまぁ涼しいのは最高にありがたいけど

 ただし曇り空ということは雨が降る可能性も高いことを意味している。それでも午前中は雨に悩まされることなくクリアしたが、お昼休憩で食事してる最中いよいよ雨が降り出してしもうた。

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 まいったなこりゃ

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 食事終えた後も外に出れず

 結局15時過ぎまで待っていたら何とか降り止み走行再開の目処が立つ。こりゃ当初予定してた場所までは進めないと考えてもっと手前の町で終了することになりそうだけど、雨宿り中に暇だから色々調べた結果。

 ここから20kmくらい先にあるトクマクという町を目安とすることに。そんな急いで移動してないので時間あまりそうだしトクマク着いたら町の南にあるブラナの塔でも見学に言ってみようかなと。

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 そんなこと考えまして

 トクマクの町には17時前に到着し、やはり時刻が早すぎて太陽が沈んでいないためブラナの塔を見学しようと進路を南へ切り替える。

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 片道10km強の距離

 加えて南にある山脈へと向かっているためずっと上り坂が続く道。休息後な上に昼間も長時間休憩してるので体力的には問題ないが、気軽な寄り道でガッツリヒルクライムさせられるとかそういうのはやめて欲しいです本当に。

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 そもそもキルギス東部への走行が「気軽な寄り道」なのだけど

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 お、塔の姿が見えた

 終了時間30分前に到着したためか本来なら220ソム(約370円)の入場料だが「時間ないし塔だけの見学なら120ソムで良いよ」と言ってもらった。そもそも塔だけ見学の割引チケットがあるのか忖度してくれたのかは不明だが、アレコレ考える前に早いとこ見学済ませましょう。

 ということで塔へと向かう

 説明文見た限りだとモスクにおけるミナレットのような尖塔として存在していたらしく、建築当時は全高も倍近い45mとかあったらしい。現在は24mということで塔内もサクッと登れると甘く考えていたのだが。

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 急な階段と真っ暗な建物内は結構おっかない

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 屋上到着 

 ほとんど手探り足探りの格好で何とか階段を登って行き屋上から周囲を見渡す。といってもすぐ南には塔より遙か高くに聳え立つ山脈が連なっているため「高い場所から見下ろしている感」は薄いような気もするが。

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 それでも景色は良かった

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 ロシナンテ号も見える

 楽しんだところで急いで退出しトクマクの町へ戻る。町へのルートはほぼ下り坂であっというまに帰還すること成功するが、今度はトクマクの町で夕食場所を探すのに一苦労することになろうとは。

 何なら迷いつつ走ってるウチに町を抜けてしまい、仕方なく逆走して食堂探したりしてた。直線距離では対して走ってないのに100km超えとなったのはこういう無駄走行が大きく影響してると思われる。

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 ようやく夕食済ませて

 町からやや離れた農地エリアに突入し、道の1番奥まった行き止まりの場所にテント張ってようやく走行終了に。なんかキルギスは野宿しようと場所探すと毎回遅い時間まで走り続けてる気がするぞ。

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 今回は20時半まで走ってた

 既に夕食済ませてるのでテント張ってしまうと後はビール飲みつつのゴールデンタイム。そんな状況で酔っ払ってるから日記やブログ書くのが遅くなり、結果として寝る時間も遅くなるのですよ。そこんとこ分かってますか茶壺さん?

 2025年7月10日(木) 走行距離103km 累計172635km
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 キルギス16日目 農道行き止まり〜ビシュケクから東南東に約110km コク モイノクの町

 朝日を遮る物がない場所にテント張ってたんだけど、思いの外太陽登っても大汗かかずに済んだ程度にゃ涼しい朝。やはり昨日の気温低かった1日が影響している模様。

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 撮影した位置が小川になってて行き止まり

 なので車両がやってくる事もあるまい!と思っていたが小川を挟んで反対側には早朝から農作業に車両がやって来ておりちょっと驚いた。いや農家って朝早いイメージあるし不思議ではないのだけど、こんなワケ分からん場所にやってくる車があるのか!?という感じの驚きだな。

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 人はどこにでもいる

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 農道からやや広めの道路に出て

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 更にもうちょい走って幹線道路へ合流する

 すぐ北側にあったカザフスタンとの国境もこの辺で山脈の北上と共に移動していく。つまりここまでは川が国境のタイプだったけど、これより東は山が国境に切り替わったんだな!とか1人納得していた。

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 11時半と早いタイミングでお昼食べたのは

 キルギス側の道路もそろそろ右カーブして南の山岳エリアへ突入するから。山の中に入ってしまうと食事できる場所も減ってしまうだろうし、物価も上がるだろうから今のうちに目一杯レバー肉食べといたワケよ。鉄分補給しても自転車旅行にメリットあるのかな?

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 夏っぽい天気で嬉しいな

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 それでは山岳ステージ突入だ

 川を隣に従えた渓谷の道を緩やかに登っていく道は、景色こそ大きく変わったものの斜度は相変わらず緩やかで体力的な疲労度合いには変化がない。でも山の斜面が迫ってくる道でただでさえ狭い側道にガードレールが加わって走るの怖い。キルギスのドライバーはこんな道でも無茶苦茶スピード出して運転するしさ。

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 どうしたもんかと思っていたら

 あっという間に雲が広がり雷まで鳴り始めた。これは間もなく雨降ってくるな、どこか屋根のある場所で雨宿りしなくては・・・と動き出した時には既に遅し。あっという間に本降りの雨が降り出してしまい、結構濡らされつつも工事現場のコンテナハウス軒下へ避難。

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 ギリギリ濡れないスペースが取れた

 ただ満足に腰掛ける事もできないほど狭く、雨脚が弱まったところ勇み足で出発してしもうた。雨上がりはしばらく様子を見て降り返しがないかと路面がいくらか乾いてから走行始めるのがセオリーなのに。

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 焦ってたんです

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 いつも後になってそう思うんだ

 案の定というか水溜りを避けられずに自転車ドロドロの砂だらけにされてしもうた。ビシュケクの宿で掃除してチェーンも交換したばかりなのに僅か2日でこの有様だよ。何やってんだか私は・・・

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 とにかく雨雲エリアを抜けてしまおう

 完全に日が差す場所まで移動しフードコートの駐車場にてロシナンテ号を水洗いして砂を落とす。折り畳みマットもドロドロで、今のうちにしっかり洗浄しとかないとテント張ってから悲惨なことになる。

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 作業終えたらそのまま夕食

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 キルギスの観光地は「選べる系」のお店が多い 

 本当はここの川向かいにある渓谷エリアを見学してみたかったのだけど、雨宿りと清掃作業ですっかり遅くなってしまった。とりあえず観光は明日に回すとして、川を越えた場所に位置する渓谷最寄りの村までは移動しちゃおうかな。

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 上手いこと車じゃ通れないショートカット道もあったし

 今日も遅くなるかと思ったが18時半にはテント設営済ませて落ち着くことができた。この辺は酒売ってる商店とか無いかもしれないとお昼の時点でワイン買って半日運び続けたんだけど、このワインがビックリするほど不味くて飲めた物じゃ無いレベル。私がアルコールを半分も捨ててしまうほど不味いワインってどんだけだよ。

 最後ケチが付いてしまったが、標高も1500mを越えて涼しい環境となり気持ちいいのは間違いない。真夏は高原の避暑地でサイクリングに限る。

 2025年7月11日(金) 走行距離84km 累計172719km
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 キルギス17日目 コク モイノクの町〜ビシュケクから東南東に142km地点 農地

 程よい寒さで快適な睡眠。実に心地よい野宿だったけど1つ問題があって、実はこのポイントものすごく蚊が多い。明け方の寒い時間帯は問題なかったが、出発前テントたたむ頃には凄まじい数で飛び回っており全身ボコボコにされてしもうた。

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 悔しい

 はやいとこ移動し逃げ出してしまいたいのだが、私が向かうのは幹線道路ではなく奥まった崖の方。というかこの奥にある岩石地帯が見応えのあるキャニオントレッキングとして人気と知ったので行ってみたいと思ってたのだ。

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 道中は結構凸凹道が続くけど

 片道4kmほどで入口に無事到着。どうせ誰もやって来ない雰囲気なので、気軽に自転車置いて奥へとずんずん入り込んでいくことに。

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 もうスタート地点からしてワクワクする

 渓谷というよりはアンテロープキャニオンみたいな岩々の狭い隙間を縫うようにして登っていく道だ。切り立った岩にはときどきルートが複数に分かれていたりするが、基本的に別れた道が再び合流することは無く、各々が山頂目指して登っていく様子。

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 私は計2本のルートで上まで登った

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 迷路のような雰囲気でとても楽しい

 後半になると山の取り付き部に入り、手足を使ってよじ登っていく部分も出始める。どこまで登っても「ここが山頂!」といった看板とかないまま最後にゃロッククライミングの如く垂直に近い岩をよじ登る形となるので自分の力量に沿って引き返すのが賢明っぽい。

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 いや最後はすごい岩登りだった

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 少なくともサンダルで向かうような場所じゃねぇ

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 楽しく歩き回れる場所で散策したり撮影するのが正解なんだろな

 たっぷり2時間近くも遊んでしまい、今日予定してた温泉地まで辿り着けるか怪しくなってきた。やや焦った気持ちで未舗装路を4km戻ってスタート地点となるコク モイノクの町まで残り500mというところ。ここに往路でも酷い目にあったドロドロの沼を渡る箇所がありまして。

 朝もタイヤが一回り大きくなるほど粘性の高い泥がタイヤに引っ付いて往生したのだが、帰り道では急いでたのが裏目に出たか途中で滑って自転車ごと泥水に突っ込んでしもうた。私もロシナンテ号も右半身が泥だらけ。

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 幸いというか村に水場があったので

 ここで泥だらけのバッグから私の身体までひたすら水洗い。バッグの内1つは内側まで泥が入り込んでおり内部乾燥させたりとかしてたら2時間近く経っていた。もうこりゃ今日の温泉は無理だな。

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 ということでゆっくり進みましょう

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 幹線道路に戻ったところでお昼を済まし

 気持ち良い天気の中東へ進みイシククル湖を目指す。これはキルギス東部に広がる大きな湖で、今回はこの湖をぐるっと1回りしつつ温泉を楽しむつもりのルートですはい。

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 山にイラスト描くの好きだなキルギス 

 何度か坂の頂上で「向こう側に湖広がってるかな?」と思ったらその先にまた上り坂・・・というパターンを繰り返し、なかなか姿を見せてくれない湖よ。結局坂を登りきった時ではなくそのまま平地を直進してたら木々の隙間にチラチラと湖の姿が確認できたという盛り上がりに欠ける感じでイシククル湖登場。

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 そんなものよ

 そのまま湖畔の町となるバルイクチの町に到着し、大型スーパー入ってみたらレストエリアに充電&Wi-Fiスペースがあり少々作業する。このバルイクチを過ぎると暫く食事できそうな場所出て来ないので、時間調整しておきたいと思っ他のです。

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 予定も変わったので今日の野営地候補も考えねば

 町外れまで移動してから夕食にするつもりだったのだけど、その食堂が営業していないという罠。そこから逆走して町中まで戻って食事してるの本当にマヌケというか何というべきか。リスク管理ができていない。

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 余計に10kmは走ったな

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 改めて郊外に出る頃には19時過ぎてしまった

 地図で見る限りバルイクチを過ぎるとマトモに食堂は出てこないということだったが、道路沿いにシククル湖で取れたであろう魚料理のお店が多数並ぶ。ネットの情報を信用し過ぎるとこういうしっぺ返しを受けるんだ。

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 干物を売ってる店も多数あった

 本当は湖畔沿いにテントを張りたいところだが、湖まではやや距離がある上に湖畔は個人所有の敷地となってる場所が多くて迂闊に近寄れない。ということで反対側の農地エリアで用水路が通っている場所を狙って突撃する。

 お昼に一通り洗浄作業したものの、泥って繊維にこびりつく感じで乾いたら真っ白な跡が残ってしまう箇所も多く、走行終了時にもっかい水洗いしたい箇所が多かったので。

 テント設営後にそんな作業していたら、一息つけたの21時過ぎてから。走行距離が短いからといっ余裕があるとは限らない典型的なパターンの1日でした。いや大変だったわ本当に。

 2025年7月12日(土) 走行距離62km 累計172781km
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