中国2 19日目&モンゴル1日目 タケシケンの町〜ホブドから南に約210km ブルガンの町
こうして宿に泊まれるチャンスがあると「充電&Wi-Fi」という環境からついネット使い続けてしまい夜遅くまで
起きていることが多い。何なら睡眠時間でいえばテント泊の方がずっとしっかり取れている始末。
特に今回は面倒くさい中国イミグレーションを超えなくてはならず、つい「どう言った問題があるのか?」と調べてしまう茶壺さん。行ってみないことには分からないのに不安で色々調べてしまう私は小市民ですよ。
とりあえず土曜日でイミグレーションが営業してない可能性も鑑みて、ガッカリしないよう心の余裕を持ちつつ出発する。なお駄目だった場合は適当な場所で野宿しつつ日曜日にもう1泊する感じの予算削減スタイルで予定を組んでいる。
この道なのだが、周辺に観光地や集落があるわけでもない普通の一般道なのだが、明らかに普通でないレベルで道路上に監視カメラが設置されてて不気味である。大体50m毎の間隔でカメラが出てくる状況が町を出てから15kmに渡ってひたすら続く。
単純計算でイミグレーションまで300台のカメラが連なってる計算だぞこれ。今回中国という国に再訪してみて改めて「治安の良い国だな」と感じたけれど、その要因がこうした以上なレベルでの監視社会における功績なのだとしたら私は両手をあげて賛同することができないなぁとは思う。
ドキドキしながら中国イミグレ出国検査に向かう。やはりというか検査がやたら厳しくて、X線を通す荷物検査も2回に渡って実施された挙げ句に、手持ちの地図と本を提出せよという謎の指示がお出ましする始末。
私はキルギスのビシュケクで日本人旅行者から「同士少女よ銃を撃て」という(近年ベストセラーになったらしい)小説を頂いてたのだが、これの内容がお気に召さなかったらしく執拗な追及を受ける始末。まだ読んでないから内容知らないんよ私はよ。
何というか流石表現の自由を制限されてる国だよな、キミんところは戦後80周年記念作で対日本軍のプロパガンダ映画をガンガン流している癖に〜とか思ったけれど、波風起こしたくないのでニコニコしながら別室連れてかれて緊張の時間を過ごした茶壺さん。
中国という国を評するときに国と人間は分けて考えるべきであるということをつくづく感じたのも事実。他に来訪者もいないイミグレで1時間近く待たされたけど、彼らに対してイラつくことは無かったんだよね。
ともあれ無事にスタンプ押され晴れて中国脱出しその勢いのままにモンゴル入国審査。無事こちらの審査も終えてモンゴル走れるようになったことに大きな安堵を覚えつつ。
それまで道路脇はひたすらフェンスや有刺鉄線でガードされてた中国と違い、ひたすら直線的に延びる道路の他は荒涼とした土地と遠くに山々が聳え立つのみの世界。流石世界で最も人口密度の低い国だなと感じさせる光景だ。
とりあえず走行するのは良いが、イメージしていたモンゴル世界と違ってこの辺は山々に囲まれたアップダウンを繰り返す土地。寒くはないが、そこそこ登らせる道がお出ましするため運動量的にむしろ暑かったりする始末。
交通量も激減し、側道無いことが全く気にならない程度にゃ車が通らない。自転車的には大変嬉しい道なのだが、裏を返せばトラブルが発生した際に助けを求めることが難しい土地だということでもあり、モンゴル走行は自転車旅行者としてのレベルが問われそうな国だ。
もう向こうにブルガンの町が見えているのだが、こんなワクワクする場所に寄らない茶壺さんは存在しない。こうした「気軽に停まれる」ことが自転車という旅行スタイルにおける大きなメリットなのであり、思わず上まで登ってしまうのも自転車旅行者だから仕方ないのよ。
満足したので下山しブルガンの町へ。モンゴル側における国境最寄りの町となるワケだが、市内に入っても何か様子がオカシイというか活気がないというべきか。
ともあれ現金を引き出さなくてはと下調べしといたATMに赴くのだが、ここで違和感の正体が判明する。というのも町全体が停電しており商店も信号もATMも全てが作動してない状態だったのだ。
次の町まで半日を要する距離なのでここブルガンにて補給は絶対必要。なのにお金がないのでどうしたものかと悩みつつもとりあえず商店で何時になったら電力復旧するのか等尋ねてみる。
もちろん英語を解さない方々だし私の方もモンゴル語なんてサッパリだ。事前に翻訳ソフトDLしてなかったら相当面倒なことになってたな・・・と思いつつ、聞き出せた情報は「現在のブルガンでは20時から翌8時までしか電力が供給されていない」という事実。
真っ暗になるまで街中を徘徊するのは嫌だし店のオバちゃんにお願いし、100中国元だけモンゴルトゥルグに両替してもらった。大体2000円だしこれで夕食とビール含む食材買ってもお釣りが来るはずだ。
この夕食が2万トゥルグで日本円にして800円以上と高額な上に食材もそこそこ物価高くて早くもカツかつになろうとは。モンゴルの物価がこんな高いなんて想定外なのであり、むしろ夕食代は吹っかけられたのだと思いたい。
宿泊費もないのでテント設営して本日終了とする。中国には存在しなかった大型ペットボトルタイプのビールがあったため思わず購入しており、そんなことしてるから現金なくなるんだよ!とか怒られそうな気もしつつ。
光源が少ないためか暗くなると星空がとてもよく見える。ビールを飲みつつ眺める夜空はとても気持ちが良いもので、物価はともかくモンゴルサイクリングも楽しくなりそうだとワクワクしてます。本当です。
2025年9月13日(土) 走行距離72km 累計176325km



























































































































































