自転車ときどき世界1周

カテゴリ:使用道具 > 自転車関連

 ビシュケクの日本人宿に転がってたライノライトに、前回のリムセットで使っていたチャンピオンの2.0スポークとディオーレLXのハブを移植し、ついでに新しいマラソンプラスを履かせた恐らく本旅行における最後の後輪セット。

 地味に問題起きてない前輪はリムもタイヤも交換せずそのままなのだが、今までの経験上リムにクラックが入ったのは全て後輪だしタイヤの消費も前輪は後輪の5〜6割という印象なので「まぁこのまま帰国まで保つだろう」という算段から手を入れてない。

RIMG3987
 だから5代目のリムは後輪だけ

 日記本編でも書いたが現在このライノライトは生産終了してる製品で、残されてる在庫を活用していくしかない状態であり、私がこの自転車旅行を始める際に使っていた思い出の品でもある。

 なのでこうした局面でライノライトに出会えたことをかなり嬉しく思っている自分がいまして、わざわざ1本記事まで書いている訳ですよ。

<最終評価>
 最後の最後に初代リムと同じサンリングル社のライノライトでフィニッシュとなったのは感慨深い。経験重ねていくにつれて、自転車旅行においてリムは「丈夫で長持ちするか」という1点のみにしか興味なくなったため、リムのメーカーとしてはサンリングルだしスポーク本数を選べるなら36本穴で欲しい。
 ただ現在の自転車界隈でもうライノライトは生産してないし、36本穴且つ強度が高いリムとなると選択肢が限られているのが現状。要するに選べる幅が狭くて長期自転車旅行となるとある程度調べていけば自然と同じようなリムにたどり着く結果となるし、私みたく出先でリムを買い直すとなったらもう「見つけただけでラッキー」レベルの話になる。実際フロントリムはモンゴルで謎メーカーの中古リムに変更したワケだが、最初「この国にリムブレーキ用のリムはどこにも取り扱いしてないと思う」と言われてのスタートだったので、こうなるともう良し悪しとかを吟味するレベルになかった。こういう点からも今長期で海外自転車旅行するならディスクブレーキ一択だよねと改めて思う。 
    mixiチェック

 カタールのショップでサイクルウェアやキャップと共に「是非使ってくれ!」と押し切られて頂いた商品の1つ。今までペダルは内部ベアリングが変形するとかしてガタガタになったら交換しており、この時点でMKSのペダルはまだ良い仕事してたのだけど「お前に使って欲しいんだ!」とまで言われちゃ断るのも野暮かなと思いまして。

RIMG3988
 色も黄色だったし

 こうして旅行続けてると消耗品系のパーツはどんどん交換していくの避けられないと思うけど、厳密に言えばペダルは自分でベアリング交換作業することで、根本的な故障がない限りは使い続けることが可能な部品。

 そうでなくとも質の良いペダルなら数万kmくらい保つためペダルを交換するというのは長期自転車旅行でも比較的少ないイベントだ。

 だからまぁこうした部品は「性能が良い」か「思い入れがある」品を使い続けたいと思っていて、今回はその後者に当たる節が強かったとも言える。いや普通に良いペダル譲ってもらったんだけどさ。

 だからこのペダルも帰国まで大事に使い続けることが出来れば嬉しいなと思っております。

<最終評価>
 帰国まで使い続けることができたので満足感あるな。使用感に関しては滑り止めが小さいボルトを飛び出す形で作られているため、ペダルが肌に触れると痛いし傷になるのが難点。自転車旅行続けてると結構ふくらはぎとかがペダルに当たって引っ掻くようなことあるので結構擦り傷ができたりした。他の点は問題なし。 
    mixiチェック

 長期で自転車旅行するとどうしてもパンクという事態に自力対処する必要が出てくるため、携帯ポンプは無くてはならないアイテムということになる。

 しかしこの携帯ポンプは案外デリケートというか、1度購入したものを恒久的に使い続けるタイプの商品ではなく使い続けると駄目になって交換する必要があるどちらかというと「消耗品」に分類されるアイテムだったりする。

 実際携帯ポンプが壊れたのは今回2度目であり、使わない時はリアボックスの中で無理な圧力が加わることのないよう保管していたことを考えても「環境が悪くて駄目になった」というより使いすぎての寿命と判断するのが妥当だろう。

 ということでトルコのショップで新しいポンプを探していたのだが、一般的な自転車ポンプと違って携帯ポンプはその名の通り携帯用の小型サイズ。これは1回で送れる空気量が少なくなることを意味しており、毎回空気を入れるのに大変な思いをしていた。

RIMG2942
 ということで今回足踏みタイプにしてみた

 これなら送気を足で踏んづけて行えるため、労力かなり少なくて済むのが嬉しい。その代わりポンプの足場を安定させないとバランスが悪くて上手くポンピングできないのが気になる点だが。

 一般的な自転車旅行者にとってはそんなことより普通の手押し携帯ポンプよりもかなりサイズが大きいということの方が問題だろう。コンパクトに収納できるような形ではないためどうしても容量に余裕のある長期的な自転車旅行でもないとこのタイプのポンプを使う人は少ない気がする。

 まぁ私にとっては些末な問題だ。そもそも携帯ポンプが壊れた時のために予備の携帯ポンプまで持ってるようなサイクリストにとって、荷物を減らして云々〜というのは意味を成さない。アホなんですね。

<最終評価>
 なかなか良いポンプだなコレ。小型足踏みポンプのため地面がゴツゴツしてたりすると不安定で上手く空気を入れられないという問題があり、パンク修理なんかする場合は道路上だと怖いのでガードレールの外側なんかで作業することも多く、そういった場合に苦労することはままあった。



    mixiチェック

 クレジットカードの問題で帰国するか迷っていた私に一時帰国の決まり手となった事件が「リムのクラック」であった。

 昨今のスポーツバイクはその多くがディスクブレーキを採用しており、ブレーキシューを直接リムに押し当てて減速するという自転車は少なくなった。それに応じてリムにヒビが入るというトラブルを経験するサイクリストも減ったように思う。ディスクはディスクで交換しなくちゃならない部品があるのは知ってるけどさ。

 ともあれ私のようにディスクブレーキが主流となる前に旅行を始めた者にとって「リムのクラック問題」というのは避けられない課題として存在しており、むしろ現代ではディスクブレーキが主流になったことで「リムに高い強度を必要とする理由がない」と長期自転車旅行に人気だった強度の高いリムが次々と廃盤になっている始末だ。

 こういう背景があると先進国はともかく途上国で新しいリムを組むのはリスクが高い。ただでさえ強度の高いリムが無くなっている状況なのに、大量の荷物を抱えてる負荷も重量も大きい自転車に対応するリムを組んでくれるショップを見つけるのは難しいからだ。

 下手なリムを組んでいつトラブルが発生するかとビクビクしながら走るのは嫌だし、仮に今後の走行予定国でトラブルが発生した場合、そこでリムを調達できそうな国は非常に少ないと思っている。

 ということで今回も自転車見聞店にお願いして新しいリムを組んで貰った。ご時世で以前に使ってたクオ強度リムのサンリングル(ライノライト)もライド(Dー18)も販売中止になってたけれど、それでも現行販売されてる中で最も強いとされてるVELOCITY社のアトラスというリムで組んで頂いた。

RIMG0314
 多分今回が旅行中に使う最後のリムになると予想

 技術的なスポークテンションの精度とかは完全に信頼してるし、予備のスポークも各5本づつ用意して貰った。これで今後数万kmは安心して自転車走らせることができると思えば一時帰国も悪くなかったと思っている。

<最終評価>
 中央アジアキルギスでクラックが入り帰国目前にして交換した。もうちょっとだっただけに残念である。
    mixiチェック

 そんな時間に追われてない自転車旅行してるとライトは重要度の低い装備品であることに気付く。だってだって暗くなった状況で無理して走る理由がない。旅行に慣れれば慣れるほどトラブルがあって暗くなっても走る必要が!・・・というパターンも減るため無用の長物感が強くなる。

 とはいえ国によっては自転車におけるライトの取り付けは法令で規定されてるため無視できない。特に西欧諸国ではライトやヘルメットを付けていなかったことで罰則金を支払った日本人サイクリストの話が結構ある。

 私が以前使っていたライトは固定ネジがネジ穴からポッキリ折れてしまい、以後マトモに固定できずウガンダにおいてきた。なので日本にいるタイミングでUSB充電方式であるNAMIKO社のLED1000ルーメンというライトを購入した。多分、正確な商品名は違う。

DSCN9932
 Amazonで買うと名称わかり難くて困る

 GoProとこのフロントライトを充電式に変更したことで、モバイルバッテリーの活躍する機会が相対的に高くなったかも・・・?というのが今の心境。そもそもライトはほとんど使うことがないので気にしないでも良いのだが。ほら、日本と違って海外にはほとんど出てこないトンネルとかあるし。

DSCN1660
 コイツもハンドルマウントの最上段に載せている

 まぁ保安器具ってのは持っているけど活躍しないってのが1番幸せなあり方だと思っている。今回の旅行も基本、暗くなったら走りません!の意気込みであんまり活躍しないことを願っている。
 
<最終評価> 
  これは最後まで使い続けることができた。終盤はバッテリーヘタった感じでどう考えても1000ルーメンも光量無かったと思うけどまぁ些細な差だ。
 なんだかんだ夜間走行することもあるし今回のライトは結構使うことが多かったわ。
    mixiチェック

 動画撮影を行うにあってちょっとした課題となったのがハンドルに取り付けるマウントだった。

 というのも私のロシナンテ号はフロントキャリアの天板にテント一式を積載しており、これがフロントバッグの下に位置してバッグ本体に挟まる形となっている。

DSCN9939
 こういう感じ

 これによってフロントバッグの荷重がアタッチメントに集中せず長持ちするのでは・・・?という目論見がある。ただしその結果として私のフロントバッグは僅かに上向きになっている。

 このためハンドル部分にライトを取り付けてもバッグが邪魔して路面に光源を当てることができず、マウントを増設することで対応した・・・という過去がある。工夫をしてみたが結果は一長一短という感じだ。

 さて今回。新たにGoProを自転車に取り付けることとなったのだが、このカメラには画角が広いという特徴がある。これの意味するとことは「画面下をバッグが邪魔して見えねぇ」である。

 長い前置きとなってしまったが、この問題を解決するために購入したのがSTL社のエクステンションマウントだ。このマウントへ更に現在使っているハンドルマウントを取り付けることで、無理やり高さを稼いでバッグ問題を力技で解決させた。

DSCN9933
 エクステンションマウントがこんな感じで


DSCN9941
 右端から既存のマウントを付け足した図

 こんなことするよりバッグの取り付け位置を下げる方法はなかったの?と思われる方がいるかもだが、私としても自転車特にハンドル周りの環境を大きく変更させるのはなるべく避けたい。荷物の基本配置はもう何年も前から今の形で落ち着いてるので。

 そこで苦肉の策としちょっと無理したマウント増設にてこの場をやり過ごした次第である。これが上手く回るかは今後のお楽しみ、というヤツだ。

<最終評価>
 カメラは途中でロストしたけどライトを照射する際に便利だったのでずっと使ってた。使い続けてるとマウント部分が緩んでしまうことがあり、そのうちネジを増し締めするだけでは対応し切れなくなってくるため土台部分にゴム製品を巻き付けることで滑り止め力を強くしている。 

 
    mixiチェック

 ペダルは消耗品。この感覚を持っているサイクリストは相応の距離を走ってる者である。普通に使ってる限りは1万や2万Kmくらいガタなく使えることもありなかなか耐久力のある部品である故、経年劣化というか使い過ぎによる故障よりも別の要因でダメになったりすることもあろう。

 とはいえペダルは使い続けると劣化する。内部のベアリングを定期的に取り出し整備・交換を続ければ末長く使い続けることは可能だとされているが、そのためにはペダル本体より高い工賃を支払うか、自分でペダルを分解するラチェットやら精密ドライバーと内部のベアリングを丁度良いポイントに収める玉当て技術が必要だ。

 そうしたメンテを旅行の最中に行うというのは流石に現実的ではないのであり、今日本に滞在している状況だとしても面倒くさいぞ。素直に新しいペダルに交換すれば良いじゃないか、なのである。

DSCN1664
 トゥークリップと一緒に購入

 なお海外ではともかく国内においてペダルは三ヶ島製作所を信頼している。なので今回も選んだペダルは同社の「シルバン ツーリング」というモデル。なおトゥークリップは「MT-250」という樹脂製の柔らかいタイプ。下手にステン製のクリップだと割れやすいので。

 どうせ私はライドのほとんどをサンダル使って走るのであり、下手に意匠を凝らしたペダルとかそういうのは必要ない。そんなことより違和感なく確実に使い続けられる安価なペダルであれば良いのだ。技術者からしてみれば「面白味のない乗り手」となってしまうかもしれないが。

<最終評価>
 カタールでショップのオッちゃんから「よかったらウチのペダルを使ってくれ!」と言われて壊れてないけど交換した。押しに弱くて断れない体質なのです。


 
    mixiチェック

 そろそろ自転車スタンドも全く別の物を試してみるのも良いかな・・・とか思うのだが、1度竹刀袋を購入したこともあり今更他のスタンドを使いたくはない。

 そもそも長物を使ってのスタンド方式に慣れてしまったこともあり、飛行機輪行等でダンボールに入らないという問題さえなければ長い棒タイプの方が犬に対する武器としても優秀で使い勝手が良いと思っている。

 とかこんな話を今になって引っ張り出すのも南米走行中に新しく購入したスタンドがあったから。いや、そのスタンドは1年近く前にパラグアイで購入したものなのだが、この装備品一式書き起こしているタイミングで一緒に入れちまえ!とかそういう腹づもり。

DSCN5275
 いわゆる歩行補助のステッキ

 先の長すぎて収納できない問題を解決する「ボタン押すことで収納できるタイプ」であり、そこら辺で拾った木の棒とは一線を画すこの便利さよ。僅かなお金を支払うことでこうも便利なものを変えるとは、世は正に資本主義社会である。

DSCN5277
 一時帰国で竹刀袋も新調した

 もっとも暫くヨーロッパが続くとあっては犬叩き棒としての出番は出てこなさそうではあるが、そもそも犬叩き棒が活躍しないほうが旅行において有難いことなのであり、優先順位は大切だと言うことで1つ。

<最終評価>
 どっかのタイミングでぶっ壊れて新しい塩ビパイプの5代目ステッキを作った。けど記事としてアップしたことなかったんだな・・・と今ここで気づいたわ。 
    mixiチェック

 実は公道を走る際には保安器具として取り付けしなくてはならないのがベル。海外でその限りではないと思うが、実のところ私も細かいルールは分からない。だた1つ言えることは「ベルがなくても現実的に問題となることはない」ということ。

 にも関わらず私がベルを取り付けたのは一重に「コレがあったら便利だろ!」と自転車店のオッちゃんが好意でプレゼントしてくれたからであり、しかし確かにベルがあると便利には違いないのだ。

DSCN5268
 取り付け場所は試行錯誤の末この位置に

 というのも全然知らない言語の国を走っていると、ちょっと狭い場所などで歩行者に声かける際「スミマセン」とか「自転車通ります」といった言葉が咄嗟にかけれずアタフタしてしまうから。

 そもそも自転車ベルという存在は歩行者相手ではなく車両に対して使用するモノだったりして、そりゃ法律ができた当初は車の遮音性能的に有効だったかもしれないけどさ、現代において自転車用ベルなんて車に対してクソの役にも立っていないのが実情でして。

 まぁ本来の使い方から外れてるとは思うけど、咄嗟の場面で上手く人に声をかけられない状況で代返手段として自転車の存在を知らしめるためベルを鳴らすという行為で流石に法令違反だからと罰則取られることは無いと信じたい。

 あとはなんだ。熊と対面した時に爆竹や熊よけ鈴の代わりにベルを鳴らしまくって退散してもらうとかか?とりあえずベルに対する法律はマトモな条文に改正してほしいとか思うのです。

<最終評価>
  別に付いてなくても走行的には問題なかった気もする商品だけど、国によってはベルの装着は義務だったりするので。とりあえず取り付けておくことで問題になることはない、という精神的な安定を図る意味では有用。何気に外国で声かけして自転車の存在を伝えるのは言語的な点でハードル高いので使える場面もある。
    mixiチェック

 当初ドイツで新調しようとしていたホイールだが、日本に一時帰国したこのタイミングで作ってもらっても(飛行機の持ち込み許容荷重的に)問題ないことが判明したため、予定変更してホイールセットを組んでもらっている。


 というのも自転車におけるホイールというパーツは、ショップの力量が強く出やすい部分であるため適当に選んで「ハイ終了!」みたいなワケにはいかないのだ。


 ちなみに旅行用の自転車におけるホイールというのは1にも2にも強度が重要となるのだが、一般的なショップでそうした専門性の強いホイール部品を組んだり旅行に適した部品構成の知識が深い店というのは多くない。自転車で海外を旅行するという行為はそれほど一般的ではないから仕方ないが。


 ということで先日お話し会を開催してもらった自転車見聞店のショップ。店長が自転車世界1周の経験者だけあって長期の自転車旅行に適したホイールを組んでもらえるのであり、まさに私のような人が求めているお店でもある。


DSCN5278
 玉当てのやり方も勉強させてもらった


 やや専門的な話になるが、今回もハブは最高グレードに近いSHIMANOのXTを活用し、スポークはチャンピオンの2.0を採用。リムに関してはアレックスリムのDMー18というタイプで32本組み。今まで36本組みとより本数の多いタイプで対応していたけれど、32本組みでも十分に強いとのこと。ドイツで目星つけてたリムも32本組みだったし、そもそも36本組みというのは主流ではないらしい。要するにリムに関しては分かんねーのでショップ任せでもある。


 ホイール組んでもらう技術や腕に関して信頼感があったのが有難い。海外でホイールを組んでもらう時に1番難しいのが「良いお店なのか店員は技術があるのか分からない」という点で、今回この点が最初からクリアされていたことがわざわざ日本でホイール新調した最大の理由だ。


DSCN5279
 ホイールのみならダンボール込みでも5kg程度だったし


 できれば今回のホイールでラストまで走りきりたいと思っているのだが、それが達成できるかは今後私の走行距離にかかってくる要素が大きく、一筋縄ではいかなそうだ。


<最終評価>
 4〜5万kmくらいでクラック入ってトルコにて一時帰国し新しいリムと交換した。クレカの使用期限が迫ってたこともあり「面倒な問題一気に片付けるか!」ということで。

 
    mixiチェック

↑このページのトップヘ