砕けるとしたら私の足かもしれない。
そんなワケで日本1周に出発である。出発点多摩センター駅から第1の標的こと東京都庁を落とす。私はハイソな都民なのであり、育った東京都の中心へ向かうことはごく当然の行為といえる。
距離にして30km強。私にとっては短い距離であっても、始めての完全フルパッキング自転車にとっては侮れない距離だともいえる。
緊張しているため写真を撮ることも忘れてた。といえば可愛らしい気がしないことも無いが、実際は出発の集合写真の際にカメラを落としたため、撮影可能となったのは新宿からだったりする。
天気が安定せず、出発時には晴天だったのが気がつくと厚い雲となって襲いかかってくるのであり、微妙に雨も降ったりしてくるので、雨宿りをするのだがすると雨がやんでしまう。ええい、はっきりせんかい。
仕方ないので雨宿りをしようとするフリをして、実は走行するのでしたーというフェイントを織り交ぜながら東京都庁へ到着。 これが有名な「じらし戦法」である。

都庁前
初日からそれ以上走るなどと無茶をしてはいけない。初日に走った距離がこれからの1日の走行の目安となるのであり、始めは抑え気味の走行を心掛けなくては後で無理がくるのである。
賢い私はまだまだ走る元気があるからといって、勢いでどんどん進んでいったりしないのであり、今日の所はこれで勘弁してやろうという、大らかな心と鉄の精神を併せ持っているから可能な戦略的休息である。
今後もあふれるやる気を必死に制御してダラダラ走ったり、5kmでその日の走行を終えたりして「アイツは本当にやる気が感じられない」と評されるようでありたい。能ある鷹は爪を隠すのである。
そんな私の初日の走行記録 65km 東京都庁到達 1/47
どう考えても頑張り過ぎであり、反省している。