自転車ときどき世界1周

カテゴリ:日本1周 > 総括

 とりあえず日本1周を走ってみて思うことは、「自転車日本1周」とは自転車に乗れる健康な人間ならば、誰でも可能であるということである。凄いことでもなければ特別なことでもない。ただ自転車という乗り物に乗って走り続ければ、そのうちゴールできる。

 体力的に辛いならば走行距離を減らせばいい。キャンプ用品が重たいならばホテルに泊まるだけのこと。少なくとも自転車における日本1周は「冒険」ではないし、「一部の人にしかできない」ような行為ではない。誰もが挑戦することができるけど、ほとんどの人がやらないだけのことである。

 だから、理屈の上では明日からママチャリ1台でフラッと飛び出して日本を1周することもできる。十分な資金さえあれば日本国内で野たれ死ぬ可能性は限りなく0に近い。


 しかしそれでも尚、自転車で日本1周をするという行為は素晴らしいものだ。先の言葉と矛盾するが、日本中を自転車という乗り物で走りきるのは結構大変なことであり、簡単に達成できることではないのである。

 実際走ってみてつくづく実感したことだが、別段自転車旅に体力的な要素は重要ではない。そうではなく、自分が旅という良いことばかりではない日々を、それでも楽しんでゆくことができるかなのだと思う。

 夜眠る場所を探すのにも一苦労。汗まみれの体でシャワーを浴びることもできない。夕食を食べようにも食堂はおろかコンビニの1件も無い。洗濯は公園の水道の水。トイレが見つからずに大慌てetc…

 そうした普段の生活で味わうことの無い不便さもまた「旅の楽しみ」であり、こうした出来事を「苦労」と取るタイプの人は旅を続けるのは難しいと思う。逆になかなか得難い経験だと思い、そうした出来事を楽しめるような人にとって、旅という娯楽はこれ以上無い愉悦となる。


 国内で「行ってみたい」と私が思った場所においては、ほとんど全ての場所を訪れたのであるが、自転車の旅において大切なのは「移動している最中」なのである。これこそがモータリーゼーションを使用して旅をしている人達と、自力での移動をする者共との大きな違いであろう。

 こうして走り終えた後に思い出す光景には、必ず旅の途中で出会った人がおり、良くしてくれた人がいた。自分1人の力で進んでいくはずの旅なのに、どこでも見ず知らずの人達と一緒だった。その出会いのほとんどは、名前も覚えてないような道の途中やコンビニで休憩していた時である。

 目的よりその過程が大切!なんて説法を語る気持ちはほとほと無いが、私の日本1周の旅とは「人との出会い」であった。美しい景色よりも、歴史ある建造物よりも、美味しい食べ物よりも、だ。そうした旅であったことが嬉しくあり、そうした旅ができる自転車が好きなのである。


 日本1周の延長線上として世界1周があるとは思っていないが、世界中の各地に住んでいる人達は日本と変わらずに良い人達だと信じている。そんなわけない、考えが甘いなんて言わせたい人に言わせておけば良い。

 言葉の違いに文化や宗教、肌の色からそれまで生きてきた国から環境まで、その全てが違っても関係ない。私との出会いを嬉しく思ってくれる人が確実にいる。自転車で日本1周をして私が得たものは沢山あるが、そうした確信を持てたことは、これ以上ない喜びだといえる。
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 そんなワケで日本1周を終えて何をしているかと言えば、半年の間に見れなかったDVDをレンタルしたり、マンガを読んだり宴会したりと忙しい私であるが、次なるステージとなる世界1周に向けた準備も徐々に始めている。

 日本1周で実際に使用してみて想像以上に便利であった道具もあれば、この機会に別の物品に買い替えたりする物もある。単純に使い続けてボロボロとなってしまったような物品もあったりするのだが、これについては明日更新する使用道具一覧表で、各道具の説明後に「日本1周した際の使用感」として感想を書いているので、長距離自転車旅行をしようという方は参考にしてほしい。

 というか100種類近くもある道具1つ1つの感想を、1日で済ますとか阿呆である。なにやってんだ。


 とりあえず世界1周への準備で走行しない間の約1ケ月は


 1、自転車日本1周のデータまとめと傾向について

 2、新たに準備した道具の紹介

 3、日本1周で感じた特徴やマヌケだと思うこと


 といったことについて更新していくつもりである。とりあえずゲームやり過ぎで駄目にならなければ、1日1回更新のペースは守られるのではないか。もしブログに変化が無い場合、悪いのはスマブラの新作だ。若しくはサイコブレイクか。

 自転車ときどき世界1周と歌いながら、半年以上に渡って偽りの状態が続いており、そもそも私は海外に1度も行ったことが無い人間だったりするのだが、ようやく背負った看板に恥じぬインターナショナルニートになれるというものだ。

 なお、それに伴って少々ブログのデザイン等も変更する予定であります。あしからず
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今回の日本1周における走行データである

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 さて自転車で日本1周を達成したわけだが、私自身としても非常に興味があった点の1つに「日本1周は何kmくらい走るのだろう?」という疑問があった。今回そうした謎が氷解したのであり、なんだか嬉しい気がしないでもない。

 ここで昨日上げたデータから、各月の走行距離を算出してみた。

  4月・・・・・2072km  実走行日 22日 1日平均  94.2km
  5月・・・・・2806km  実走行日 29日 1日平均  96.8km
  6月・・・・・1651km  実走行日 14日 1日平均 117.9km
  7月・・・・・2648km  実走行日 25日 1日平均 105.1km
  8月・・・・・2354km  実走行日 23日 1日平均 102.3km
  9月・・・・・2327km  実走行日 26日 1日平均  89.5km
 10月・・・・・1284km  実走行日 15日 1日平均  85.6km

 総合計距離・・15142km  実走行日154日 1日平均  98.3km

 ※実走行日とは「全ての荷物を自転車に積載して移動した日」として算出しており距離の大小は含んでいない


 とりあえず5月が2日しか休んでないとか、ツッコミたい部分は多々あるが省略する。総走行距離は15000km強。一般的に自転車で日本1周すると約10000km、私のように全都道府県や島の4端を走ると12000kmとかいわれたりするのだが、実際はもっと長いのである。まぁほんのちょっとだけ寄り道したりとかしたが、そんなことは大した意味を持たない。

 6月と10月の距離が少ないのは、途中で長期間の休憩をしているからであり、こうしてまとめてみると前半はとにかく一生懸命進もうとしていたのが良く分かる。一体どのポイントで「のんびり走れば良い」と意識改革したのかといえば、8月初旬のねぶた祭りの辺りだろう。

 「開催時期に合わせて到着する」という目的が無くなったこともあり、北海道に突入したのと相まってそこからの迷走・珍走っぷりは凄まじい。8・9月の走行距離が変わらないのに平均距離が大きく落ちているのは、とにかく北海道で遊び回っていたからに他ならない。

 1日平均100kmを走るというのが当初の目安だったので、結果的に素晴らしい精度であったと自分を誉め称えてあげたい。曰く「もっとダラダラ走っても良かったんよ?」


 一応、世界1周の際には「ひと月の走行距離が2000kmを目安に走る」とか計画書に記載したのだけれども、なんか無理そうな気がしてきたな!

 ちなみに私はこうした記録的なものをデータに上げて、見て楽しむという行為が大好きなタイプなのだが、なかなかこの楽しみを分かってくれる人がいなくて常日頃から残念に思っている。綺麗に区分された数字から内容を比較したり想像したりするのは、好きな人には溜まらない遊びだと思うんだけどな。
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 人生において野宿する機会なんてのはそうそうないと思う。私だって自転車で日本1周を始める前は、野宿という行為に危険で野蛮な雰囲気を感じ取っていたのであり、とてもじゃないが数回くらいしか経験したことはない。

 そうした知識も経験もない中での日本1周へと船出した私であったが、当初の考えではネットカフェを代表とした安宿とテント泊の割合は、半分ずつ程度になるのではないかと考えていたのである。さてさて、それでは実際のところはどうであったのか!

 野宿・・・・・・・・・・・・・・101泊    51%
 ライダーハウス・・・・・・・・・ 27泊    14%
 キャンプ場・・・・・・・・・・・ 15泊     8%
 親戚宅・・・・・・・・・・・・・  9泊     5%
 泊めてもらう・・・・・・・・・・  9泊     5%
 実家・・・・・・・・・・・・・・  8泊     4%
 ユースホステル・・・・・・・・・   5泊     2%
 ネットカフェ・・・・・・・・・・  5泊     2%
 ゲストハウス・・・・・・・・・・  5泊     2%
 フェリー船内・・・・・・・・・・  5泊     2%
 善根宿・・・・・・・・・・・・・  3泊     1%
 通夜堂・・・・・・・・・・・・・  3泊     1%
 山小屋・・・・・・・・・・・・・  2泊     1%
 フェリーターミナル・・・・・・・  2泊     1%
 ホテル・・・・・・・・・・・・・  1泊     0.5%
 公共施設内・・・・・・・・・・・  1泊     0.5%

141031グラフ

 テント泊率           119泊    59.2%
 有料宿泊施設率          38泊    18.9%
 その他              44泊    21.9%


 テント泊率は約6割。思っていたよりも少ない印象である。しかし安宿に泊まった割合は2割を切っており、その分を様々な場所で分散している印象だ。特に四国遍路では無料のへんろ宿が多かったし、思いもかけず家に泊めてくれた人が多かったりした点が大きい。ちなみにホテルは私がお金を出していない。

 それでも圧倒的な野宿率ではあるが、私の体感的には全体の7〜8割はシュラフに包まれて眠っていた気分であり、勝手な印象で自分に厳しい旅と思っていながら、その実かなり楽をしていたとはお笑い種である。茶壺さん、たいしたことないわ。

 なお、合計101泊した野宿場所の内訳が以下の通りである。

 道の駅・・・・・・・・・・・・・・46泊     45.5%
 公園・・・・・・・・・・・・・・・14泊     13.8%
 駐車場・・・・・・・・・・・・・・ 8泊      7.8%
 店の軒下・・・・・・・・・・・・・ 6泊      5.9%
 温泉敷地内・・・・・・・・・・・・ 5泊      5.0%
 運動施設敷地内・・・・・・・・・・ 4泊      4.0%
 港(海沿岸部)・・・・・・・・・・ 4泊      4.0%
 橋の下・・・・・・・・・・・・・・ 3泊      3.0%
 空き地・・・・・・・・・・・・・・ 3泊      3.0%
 へんろ休憩所(東屋)・・・・・・・ 2泊      2.0%
 バス停・・・・・・・・・・・・・・ 2泊      2.0%
 神社・お寺・・・・・・・・・・・・ 2泊      2.0%
 山の上・・・・・・・・・・・・・・ 1泊      1.0%
 無人駅舎・・・・・・・・・・・・・ 1泊      1.0%

 野宿した場所がバラエティに富んでいて面白い。店の軒下というのはスーパー等の商業施設から、市場まで幅広いのだが「物品販売店舗」という括りでまとめている。運動施設というのは、その地区における総合体育館等の運動施設が該当となる。

 個人的に良かった場所では鉄板である道の駅を除くと、バス停や無人駅舎といった普段人が使用するフィールドでの野宿は味があったし、山の上や空き地では周囲に光がなく、星を見ながらの野宿ライフを楽しめたのが印象深い。

 逆にあんまり野宿に適さなかった場所では、海沿いの港や橋の下が挙げられる。どちらも寝ようとすると水の流れる音が五月蝿くて邪魔をされた思い出があるのだ。特に橋の下では起床後に雨が降ってると勘違いして2度寝してしまい、出発が遅れたりもした。


 とりあえず日本国内で野宿をメインとした旅を行うのであれば、基本的に道の駅を目指して走れば困ることはないといえる。後は状況に合わせてなのだが、私の場合は都会ではネットカフェやゲストハウスを利用し、テントを張る際には「24時間人がいる場所」か「誰にも見つからない場所」のどちらかを選んで設営していた。

 こうした点に気をつけていれば、基本的に警察から職質をされる可能性は激減する。私は日本1周の間、ついに警察から職質を受けることはなかったのであり、溢れ出る旅人のオーラが全てを物語っていたのではなかろうか、と今になって思う。
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 みんな大好きお金の話。私の日本1周における収支決算である。

 
        日 数      食費・温泉     宿 泊 費     そ の 他     合 計  
4月  6日(日) 850 1522 2613 4985
4月  7日(月) 2550 2550
4月  8日(火) 3113 2000 1050 6163
4月  9日(水) 2748 2460 208 5516
4月 10日(木) 3168 450 3618
4月 11日(金) 3813 410 4223
4月 12日(土) 1478 1478
4月 13日(日) 1730 860 2590
4月 14日(月) 0 0
4月 15日(火) 3057 3057
4月 16日(水) 3171 3171
4月 17日(木) 2680 2550 5230
4月 18日(金) 2102 1000 3102
4月 19日(土) 2880 2880
4月 20日(日) 1311 1311
4月 21日(月) 3815 200 4015
4月 22日(火) 2584 2584
4月 23日(水) 1110 1110
4月 24日(木) 3359 1739 5098
4月 25日(金) 1620 4400 6020
4月 26日(土) 2103 300 2403
4月 27日(日) 2713 1000 3713
4月 28日(月) 1050 1620 2670
4月 29日(火) 0 3508 3508
4月 30日(水) 2690 2690
5月  1日(木) 2974 2974
5月  2日(金) 1171 2221
5月  3日(土) 1530 1530
5月  4日(日) 1788 5592 7380
5月  5日(月) 1976 3600 5576
5月  6日(火) 2372 2400 4772
5月  7日(水) 2200 2200 4400
5月  8日(木) 2512 1200 3712
5月  9日(金) 2554 1500 4054
5月 10日(土) 3124 1200 4324
5月 11日(日) 3269 300 3569
5月 12日(月) 980 610 1590
5月 13日(火) 2467 738 3205
5月 14日(土) 2616 3643 6259
5月 15日(木) 458 458
5月 16日(金) 3230 300 3530
5月 17日(土) 2290 2100 4390
5月 18日(日) 2079 3300 5379
5月 19日(月) 2763 900 3663
5月 20日(火) 3252 5100 8352
5月 21日(水) 1007 3230 4237
5月 22日(木) 600 1500 2100
5月 23日(金) 2211 1050 3261
5月 24日(土) 1538 1210 2748
5月 25日(日) 3160 1020 4180
5月 26日(月) 2092 13755 15847
5月 27日(火) 2231 2300 930 5461
5月 28日(水) 2956 2956
5月 29日(木) 2656 1000 3656
5月 30日(金) 4715 20 4735
5月 31日(土) 2685 1500 1200 5385
6月  1日(日) 2957 2957
6月  2日(月) 877 877
6月  3日(火) 0 0
6月  4日(水) 333 333
6月  5日(木) 0 0
6月  6日(金) 2202 2202
6月  7日(土) 0 0
6月  8日(日) 0 0
6月  9日(月) 0 0
6月 10日(火) 0 0
6月 11日(水) 0 0
6月 12日(木) 1901 1901
6月 13日(金) 2555 2555
6月 14日(土) 3723 2300 270 6693
6月 15日(日) 2036 5200 7236
6月 16日(月) 1776 2100 3876
6月 17日(火) 0 990 990
6月 18日(水) 1310 4800 6110
6月 19日(木) 2982 3160 1300 7442
6月 20日(金) 2622 37750 40372
6月 21日(土) 1568 800 2368
6月 22日(日) 3339 3339
6月 23日(月) 3329 3329
6月 24日(火) 1560 1560
6月 25日(水) 1047 1500 200 2747
6月 26日(木) 2363 2850 5213
6月 27日(金) 3373 1500 4873
6月 28日(土) 2629 750 3379
6月 29日(日) 2680 2680
6月 30日(月) 2924 134 3058
7月  1日(火) 3214 3214
7月  2日(水) 2996 1836 1080 5912
7月  3日(木) 2254 2254
7月  4日(金) 2147 2147
7月  5日(土) 1849 170 2019
7月  6日(日) 3309 3309
7月  7日(月) 2687 2687
7月  8日(火) 1238 1238
7月  9日(水) 0 4782 4782
7月 10日(木) 0 1941 1941
7月 11日(金) 1066 1066
7月 12日(土) 2937 500 3437
7月 13日(日) 2743 3800 6543
7月 14日(月) 2465 2465
7月 15日(火) 3587 4080 7667
7月 16日(水) 2541 2541
7月 17日(木) 1136 1136
7月 18日(金) 3521 3521
7月 19日(土) 1850 1200 3050
7月 20日(日) 3754 800 4554
7月 21日(月) 3266 3266
7月 22日(火) 3048 1728 4776
7月 23日(水) 2915 2915
7月 24日(木) 2695 2695
7月 25日(金) 2201 145 2346
7月 26日(土) 3305 3305
7月 27日(日) 1841 1841
7月 28日(月) 2511 510 3021
7月 29日(火) 2350 540 2890
7月 30日(水) 3145 3145
7月 31日(木) 1732 1732
8月  1日(金) 2620 2620
8月  2日(土) 1745 5799 7544
8月  3日(日) 1614 400 2014
8月  4日(月) 704 1000 1704
8月  5日(火) 900 3910 204 5014
8月  6日(水) 1186 1186
8月  7日(木) 1602 1728 3330
8月  8日(金) 2197 2197
8月  9日(土) 3315 3770 7085
8月 10日(日) 2569 1000 3569
8月 11日(月) 2025 1300 1200 4525
8月 12日(火) 2155 2155
8月 13日(水) 1435 1435
8月 14日(木) 3457 3457
8月 15日(金) 3023 3023
8月 16日(土) 3819 3819
8月 17日(日) 6457 1500 7957
8月 18日(月) 2046 402 2448
8月 19日(火) 2088 2088
8月 20日(水) 3106 500 3606
8月 21日(木) 1900 1900
8月 22日(金) 3206 3206
8月 23日(土) 2448 200 2648
8月 24日(日) 2250 200 585 3035
8月 25日(月) 3308 1400 4708
8月 26日(火) 3019 150 3169
8月 27日(水) 1695 1695
8月 28日(木) 3377 3377
8月 29日(金) 3244 3244
8月 30日(土) 3372 3372
8月 31日(日) 982 982
9月  1日(月) 934 1080 2014
9月  2日(火) 1650 1500 3150
9月  3日(水) 3347 1000 4347
9月  4日(木) 2671 1000 3671
9月  5日(金) 1035 1000 2035
9月  6日(土) 3245 1620 4865
9月  7日(日) 3151 1300 4451
9月  8日(月) 2428 2428
9月  9日(火) 3333 3333
9月 10日(水) 4508 800 5308
9月 11日(木) 2621 800 3421
9月 12日(金) 1392 800 2192
9月 13日(土) 1967 1100 3067
9月 14日(日) 2393 310 2703
9月 15日(月) 2910 100 3127
9月 16日(火) 4091 100 510 4701
9月 17日(水) 1615 1615
9月 18日(木) 2493 2493
9月 19日(金) 2374 1500 3874
9月 20日(土) 2877 2877
9月 21日(日) 2106 2106
9月 22日(月) 3065 2960 6025
9月 23日(火) 2485 2485
9月 24日(水) 2948 2948
9月 25日(木) 1513 1513
9月 26日(金) 2560 2560
9月 27日(土) 2850 500 3350
9月 28日(日) 2973 2973
9月 29日(月) 2458 2458
9月 30日(火) 2745 2745
10月  1日(水) 300 300
10月  2日(木) 2310 2310
10月  3日(金) 2106 2624 4730
10月  4日(土) 1891 1891
10月  5日(日) 1855 1855
10月  6日(月) 1886 1886
10月  7日(火) 3147 3147
10月  8日(水) 2453 2453
10月  9日(木) 2575 1020 3595
10月 10日(金) 3064 500 3564
10月 11日(土) 2435 2435
10月 12日(日) 1902 1976 3878
10月 13日(月) 1338 1338
10月 14日(火) 2152 500 2652
10月 15日(水) 2110 2110
10月 16日(木) 3170 1104 1880 6154
10月 17日(金) 1259 30855 32114
10月 18日(土) 6115 3000 9115
10月 19日(日) 1429 3000 4429
10月 20日(月) 702 3000 11000 14702
10月 21日(火) 550 3452 30556 34558
10月 22日(水) 2650 1950 4600
10月 23日(木) 1529 1529
10月 24日(金) 800 800
合計     454020 66922 252727 771201


 エンゲル係数が50%を越える、凄まじく食費に偏った生活となった。

  終盤の小笠原観光で10万くらい使っているので、ここを除外して考えれば自転車での日本1周に必要となる諸経費は70万円程度という計算になる。

 私はガッツリ食べないと駄目なタイプなため、他の自転車旅行者と比べて食費にかかる費用が大きいことからも、節約した生活を心掛ければ50万円程度の予算編成で同ルートの日本1周を達成することは可能だと思われる。そんな修行僧みたいな旅が楽しいのかは置いといといて。


 ちなみに私は日本1周における予算を計画段階で約90万円とした。これより安価に旅することができた場合、最後に小笠原諸島へ行こうと考えていたので、上々の結果だったといえる。

 まぁお金に関してどうこう語る気持ちは私にゃ無いのだが、今後自転車で日本1周を走ろうと思っているような方は、参考資料としてもらえば幸いである。
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タイトルの通り、地図上にて走行の軌跡を表してみたものである。





















どうせなら日本地図を一筆書きした図が欲しいところなのだが、そんなに甘くない現実。

日本1周ルート中編へ
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日本1周ルート中編 前後編で終わらすはずだったのに、走ってる距離が長すぎるのが悪い。






















 ちなみに私はこうした多くの人が興味なさそうな記事にこそやる気をやる気が出てくる天邪鬼なタイプであり、個人的な満足度は非常に高かったりする。

日本1周ルート後編へ 
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 しつこい走行ルートの一覧も今回で最後である。いやはやよく走ったものだ。















 自分でも感じていたことだが、九州を抜けてから北海道へ北上する際がほとんど一直線で素早い移動となってしまった。

 その反動なのか、北海道での迷走っぷりには目を見張るものがあり、やはり自由に走るルートを決めることができる自転車旅行はこうでなくちゃ!と走行の軌跡をみて思う。

 ルートにあっては省略しているポイントがソコソコあり、「作るのならキチンとやれよ」と思われるかもしれないが、これが全くもって面倒くさい作業であり、私の力では及ばざるが如しである。

 走行の軌跡だけを表しても日本の輪郭がかなり正確に表示される程度には走れたのではないか。そういうのもやってみたいところなのであり、技術力のある方は是非とも無償で実施して頂きたい。 
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 自転車日本1周に伴うデータも一通りまとめ終えて、総括という意味では今回が最後と思われる。というか走行距離と使用金額以外で知りたい旅の情報なんて、そうはないでしょう?私は考えつかんぞ。

 そんな私が取りまとめる最後のデータは、思いっきり趣味に寄ったもの。曰く、「旅の道中で読んだ本一覧」である。こういう他の人が食指を動かしそうにないデータほど、とりまとめしている本人が楽しかったりするのは世の常である。

 旅それ自体を除けば、道中での唯一の娯楽ともいえた本。とりあえず購入した本に感想を付記した。(ツーリングマップル除く)

 No. 1 ロングライダース4.0 

 実は出発初日に購入した本。自転車による長距離ツーリングレーポトを記載した同人誌で、ちょっと頭オカシイ人達が1200kmとか1600kmとかのライド記録を書き綴っており、一部のマニアに大受けらしい。今作では四国八十八箇所お遍路巡礼レポートが走行予定と被っていたこともあり、興味深く読めた。


 No. 2 警官の条件   佐々木譲

 一時期警察小説を読みまくっていた時期があり、その中でも横山秀夫さんと本作の作家である佐々木譲さんの小説は特に面白く、新刊が出る度に嬉々として購入していた。そうした警察小説群の中で極太の物語であった「警官の血」の続編に当たる作品であり、あっという間に読み終えてしまった。なお、その後バッグ内に油をぶちまいた事件があり、ベトベトになってしまったため残念ながら処分している。


 No. 3 月の上の観覧車   萩原 浩

 この人も好きな作家さんの1人。そもそも本屋に寄る機会も選ぶ時間も少ないため、購入する時は知っている作家さんの小説を選んでしまいがちになる。旅をすると本における新規開拓は難しいのかもしれない。


 No. 4 ウはウミウシのウ 特別増補版   宮田 珠己

 親戚の家で一挙購入した本その1。割と最近知った作家さんだが、変な媒体を面白オカシく書き綴るという意味において私が憧れている作家さんの1人でもある。また海外旅行記書かないかな〜と思っているのだが、題材は「海の変な形をした生き物」であった。


 No. 5 エデン   近藤 史恵

 親戚の家で一挙購入した本その2。以前「本屋大賞」で2位を取った「サクリファイス」という自転車ロードレース小説の第3作。マニアックになりがちな競技ロードの世界を分かりやすく、且つドラマチックに描いているので自転車乗りとして読んでて熱い気持ちになる。一方でこの世界で走ってみたいとは思わないのだが。


 No. 6 リヤカーをひいて世界の果てまで   吉田 正仁

 親戚の家で一挙購入した本その3。リヤカーで世界1周したことがある日本人の話は聞いたことがあったのだが、偶然文庫新刊が出ていたので購入した1冊。こうした本を読んでいると、「自転車で世界を回るってことがなんて楽をしているんだ!」という気持ちになったりするから不思議である。


 No. 7 我が家の問題  奥田 英朗

 親戚の家で一挙購入した本その4。作家のファンなので新刊は欠かさず購入している。普通の人々の機微を書かせたら日本一上手いとか評されている人なのだが、果たして私も同意見である。今作は帯が秀逸で「夫は仕事ができないらしい」とか書かれていて、私にあっては「仕事がないらしい」のだが、どうするのだ?と思ったことを覚えている。


 No. 8 彼女が追ってくる   石持 浅海

 最近の茶壺が一番好きな作家さん。現代ミステリ作家なのだが、無理のない(こともないが)クローズドサークル設定を作った舞台で物語を展開していく話が多い。多分、ものすごい好みが別れるであろう作品であり、独特の倫理観に従って行動する人々を面白いと思えるかどうかがキモとなる。


 No. 9 ブックジャングル   石持 浅海

 旅の間、気付かないうちにこの作家さんの新作が出ていて、一挙4冊まとめて購入している。これが小笠原諸島に行く前日のことだったのだが、1週間後に島から戻ってくる時には全て読み終わっていた。そう考えると小笠原諸島というのは案外暇な時間が多かった場所なのかもしれない。


 No.10 カード・ウォッチャー   石持 浅海

 ちなみに私が旅に出る前で「作家買い」をしていた小説家は約10人くらいだと思われる。多いのかどうか知らないが、これから世界1周を始めるにあたり、本が手元にない生活が続くというのは大きな不安材料の1つである。


 No.11 まっすぐ進め   石持 浅海

 石持作品最後の1冊。この作家さん、クセがあるけど読みやすくてフェアでロジカルなミステリ展開をするので、もっとファンが増えてほしいと心から願っている。作品刊行ペースも早いのでちょくちょく新刊を出しているのだが、大物作家さんや人気作品でもないといつの間にか平積み棚から移動されてしまうため、目につきにくく見落としてしまうことがあるのだ。私の見落とし防止のためにも是非有名になってほしい。


 No.12 チョイな人々   萩原 浩

 新刊が多い中で、珍しく中古本として購入した1冊。ユーモア小説というジャンルの面白さを私はこの人で知りましたのん。真面目な文章なのに読んでる人が思わず笑ってしまう、そういう文章を書けるようになりたい。


 No.13 ソロモンの偽証(1〜4巻)   宮部 みゆき

 世界1周に行くのに、結構大きな禍根だったのが文庫本で「ソロモンの偽証」が出版されなかったことなのだ。冗談でなく。それだけに日本1周の後半になって、本小説が文庫で出た時の驚きと喜びは凄まじかった。旅の途中では4巻までしか発売されなかったが、現在は6巻まで全て読了している。これで後顧の憂いなく世界1周に旅立てるというものだ。



 ・・・以上全16冊。旅の間も思ったよりは本読んでいるな。なお、本それ自体の感想とか興味ある人はGoogleとかで調べれば良いと思うの。

 んで、しつこくアマゾンリンクを貼付けている私なのだが、このアフィリエイトで得た収入は基本的に全て「kindleの書籍代金」へとコンバートする予定となっております。皆が商品を買うと、私は本を読める!

 ちなみに出発前に読んだ旅関連の本一覧はコチラ。 
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