そんなワケで放置してるのも寂しいし、ブログも定期的に何か書いていきたいと思います。思ってるだけかもしれないけど。
ブログ更新してない件について
そんなワケで放置してるのも寂しいし、ブログも定期的に何か書いていきたいと思います。思ってるだけかもしれないけど。
前回の一時帰国に引き続き、今回も自転車見聞店様のご好意でイベントを開かせてもらいました。2度目ということもあり、誰も来ないでそのまま終了・・・というパターンも想定してたので良かったヨカッタ。
今回はロシナンテ号を持ち込んでるため自転車を脇に置いて荷物やパーツをお見せしながら実際の使用感想や、そこから付随するエピソードを中心とした話をしていった・・・つもりだ。
ちなみに来訪してくれた方の半数程が面白い自転車に乗って来てまして、それも装備やパーツがコアな人たちばかりということもあり、割と序盤からマニアックな方面というか突っ込んだ方向に話が展開してしまった気がしないでもない。
後になって「自転車を語るにしても、このポイントは必要なかったのでは?」と思ってしまう部分が多々思い出せるのであり、来て頂いた皆様がどこまで満足してもらえたのか今になって戦々恐々としてたりする。
とりあえずこの閑談会をもって私の自転車旅行に関連するタスクは一区切り。そろそろ気持ちを切り替えて、再出発するためにも仕事探して旅行資金の捻出に入らなければ!なのである。働かざる者、旅行するべからず・・・と6年遊んでた私が言いますか。
改めまして、今回のイベントを開いてくださった自転車見聞店様、イベントにご来場してくれた方々、どうもありがとうございました。
タイトルには「日本の」と歌っているが、私が言いたいのは他国との比較じゃなくて日本の自転車事情を久しぶりに見て実感したことである。そもそも道路面積や人口密度といった数字が異なる国と比較して「日本の自転車に対する考え方は遅れている」とか声高に叫んでも仕方ないし。
ともかく私が2014年の末以来、4年半ぶりに日本の道路を走って感じたのは「自転車道路がすごく増えた」ということである。
正確には「自転車専用道路」が増えたワケではなく、道路脇に自転車が走る場所を示す自転車のマークが多くの場所に塗られていた・・・ということだが。
私が日本1周した時にはようやく「自転車は車両だから車道を走る」という認識が一般に周知されてきた時期だった。流石にスポーツバイクで歩道を走るような輩は少なくなっていたが、それでも日本旅行中に2度ほど車から「車道を走るな」というクラックションを鳴らされたのを覚えている。そういや警官が普通に歩道を自転車で走ってたな。
それに対し2019年現在で自転車に対するインフラが歪ながらも随分形成されてきたのだと思う。少なくとも国土交通省が自転車に対して配分する予算は大きく増えたのではないかと察せられる。
もちろん問題点は私が自転車で50kmソコソコ走っただけでも多々感じたし、東京や都市部の町での自転車における移動は「ストレスが溜まる走りにくい道」であることに今も変わりはないと思う。
しかし自転車という乗り物が主要な交通手段として受け入れられるまでの変革期だな・・・という印象を受けたのも事実で、次に日本の土地を踏む時が楽しみではある。
むしろ根が深い問題だと感じたのは当の自転車乗りのマナーの方で、インフラが整備されてもこちらの意識向上は全くと言っていいほど感じることがなかった。
道路上に自転車マーク書かれてる上なら逆走しても良いと本気で思ってるのか、自転車専用道路だと勘違いしてるだけなのか。あまりにも多くの自転車が平気で逆走ブチかましてるのを見ると「そんなだから自転車乗りは」みたいな言われ方されるんだよ?とか苦言の1つも言いたくなる。
電車の中吊り広告なんかにも自転車のルールについて云々・・・みたいな警察からのマナー向上及びルール周知しようと色々アピールされてたけどさ、自動車免許の更新でも自転車に対しての指導事項とか一切なかった辺り行政側の対応不足もあるとは思う。
何にしても自転車の立場があまりにも低い。私はその原因の1つにドンキみたいな店で売られている1万円とかのちゃんとしてない自転車の存在が大きいと感じている。
安くてすぐ壊れてしまう格安自転車って海外ではほとんど売られてなくて、特に先進国では姿を見るのが皆無と言って良いほど日本独特のマシンだったりする。これの悪口を始めると止まらなくなるので控えるが、こうした自転車というのは扱われ方もまた酷い。
そもそもメンテナンスを続けて長く大切に乗ることを考えられておらず、互換性のない部品で組まれてたり専門性の高い工具でないとバラせないといった自転車メーカー側にも問題はあるのだが、そんなマシンなのでちょっと壊れたら「買い直せば良いや」と放置されてる自転車が何と多いことか。駐輪場はゴミ溜めではない。
クソみたいな自転車がクソみたいに扱われる状況では「自転車は近距離において非常に適した移動手段である」といった、1つの乗り物としての評価が車やバイクのように定められる日は遠いと思う。
少なくともドライバーが違法な運転をして事故を起こしても「あのドライバーはとんでもない奴だ」と評されるが、自転車が違反運転して事故れば「これだから自転車乗りは」と言われる。それが現在の自転車の立場だ。
ちょっとタクシーの運ちゃんから色々話を聞く機会があったのだが、運転手曰く「自転車の逆走を見ない日はない」し「運転していて危ない走り方してる割合が多い乗り物は自転車」なのだそうだ。
私は自転車が好きである。好きだからこそ自転車がもっと走りやすくストレスのない環境になってほしいと願っているし、自転車の楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいとも思う。
日本という道路多すぎ人多すぎな国でヨーロッパのような交通弱者へ完璧な配慮した道やルールを作れとは思わない。この国の状況に即した道やルールへと徐々にブラッシュアップしていくのが現実的な路線だろう。少なくとも4年半の期間を経てそうした動きがあるのを感じた。
とりあえず私にできることとして、ちゃんと交通マナーを守って自転車に乗っていこうと思いつつ。