自転車ときどき世界1周

カテゴリ:駄文コラム > 日本国内関係

 日本に戻ってから隔離してた2週間を除き、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしてる。私はその巧拙はともかくとして文章を書くという行為が好きだし、今までのパターンからしてなんのかんのブログは定期的に更新するではないかと思っていたのだ。

 もっと言えば何人かの近しい旅行者が日本に一時帰国をした途端、めっきりブログが書かれなくなってて「まぁ私はこうはならないね!」くらいの傲慢さというか自尊心を持っていたのだ。犬の餌にもなりそうにないプライドならぬホコリだな。

 そんな感じでこの1ヶ月

 いやもうね、日本という国の娯楽の多様性よ。こんな状況下なので久しぶりに会った友人と呑みに行くとかそういうこと一切してないにも関わらず、ブログに割ける時間が全然捻出できやしない。

 大袈裟な表現とかじゃなくて割と本気で睡眠時間削ってるレベルというか、少なくともウガンダで缶詰生活送ってた時より3〜4時間くらいは減っている。その捻出した時間で何やってるのかと言えば、小説・漫画・映画・ゲームと娯楽作品を貪り遊んでる時間がほとんどなのだけど。

 去年に一時帰国があったとはいえ日本を離れて5年半くらい経っているので。そらもう中古書店の100円コーナーでいっくらでも未読の本やれ漫画がラインナップされているのですよ。帰国してこれほど嬉しいと感じた瞬間は他にないね。

 私は活字中毒なんて言える程の本読みではないけれど、それでも長期間日本語の文章を読まないとそれなり程度にゃストレスを感じるくらいは本が好きだ。昨今では青空文庫とかでネットからでもちゃんとした本読めるワケだけど、まぁそれと「自分が読みたい本」ってのは違うからさ。

 映画にしたって私の英語力じゃ字幕なし英語音声で観れる作品は単純明快アクション映画1本になってしまうし、それすらちゃんとストーリー追えているのか分かりゃしない。こんなこと言ってるけどマッドマックスの新作は普通に日本で観たけども。感想?マッドマックスでした。


 ともあれ必須タスクを処理する以外、極力外出してない生活は変わってないのにこの有様。でもまぁ色んな創作物に触れてるとそれに影響されて自分の中に書き残しておきたい欲求も出てくるものでして。有り体に言えば私のコラムなんてのは大抵元ネタとなる作品がある。

 そんなワケで放置してるのも寂しいし、ブログも定期的に何か書いていきたいと思います。思ってるだけかもしれないけど。 

 ちなみに1月弱で読んだ小説17冊、映画は以外と少ない7本、漫画はもうワカンネという感じ。でも1番ヤバいのはゲームだったりして、プレイ総時間が120時間とか表示されてるんだけど。

 遊んでばかりじゃなくて仕事探しましょう。
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 前回の一時帰国に引き続き、今回も自転車見聞店様のご好意でイベントを開かせてもらいました。2度目ということもあり、誰も来ないでそのまま終了・・・というパターンも想定してたので良かったヨカッタ。


 今回はロシナンテ号を持ち込んでるため自転車を脇に置いて荷物やパーツをお見せしながら実際の使用感想や、そこから付随するエピソードを中心とした話をしていった・・・つもりだ。


 ちなみに来訪してくれた方の半数程が面白い自転車に乗って来てまして、それも装備やパーツがコアな人たちばかりということもあり、割と序盤からマニアックな方面というか突っ込んだ方向に話が展開してしまった気がしないでもない。


 後になって「自転車を語るにしても、このポイントは必要なかったのでは?」と思ってしまう部分が多々思い出せるのであり、来て頂いた皆様がどこまで満足してもらえたのか今になって戦々恐々としてたりする。



 とりあえずこの閑談会をもって私の自転車旅行に関連するタスクは一区切り。そろそろ気持ちを切り替えて、再出発するためにも仕事探して旅行資金の捻出に入らなければ!なのである。働かざる者、旅行するべからず・・・と6年遊んでた私が言いますか。


 改めまして、今回のイベントを開いてくださった自転車見聞店様、イベントにご来場してくれた方々、どうもありがとうございました。

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 トラブルが起きる度、自転車世界1周の大先輩である自転車見聞店の店長に助けを求めている私。そんな経緯もあって1年ほど前に一時帰国した時にはお店で「お話し会」というイベントを開催させてもらったりした。

 そして今回も新たに閑談会という形でお店にてイベント開いてもらうこととなりました。感謝に絶えない。

 ちなみに今回の帰国では自転車一式も持ち帰っているので、フルパッキンのロシナンテ号をお店に持っていきます。一応事前に整備・掃除は済ませて綺麗だけど、ゴルゴ13の如く全身傷だらけの自転車は、好意的な言い方をすれば「歴戦の兵士感がある」とか何とか。

 ブログにはアップしてない写真をお店のディスプレイに上げて、ここだけの話をしたりとかも考えております。


 日時:2020年7月12日(日)14時から
 場所:自転車見聞店(東京都武蔵村山市緑が丘1460-49-49 村山団地中央商店街)
 西武線、JR中央線、京王線、小田急線から眺望良好な多摩モノレールへ乗換え可能。多摩モノレール終着駅の上北台駅から徒歩約10分
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 先に連絡したお話会を本日行いました。急な告知及び雨天というコンディションにも関わらず多くの方に来ていただき大変嬉ししく思います。

  多くの人に注目されて大変緊張しながらの話であり、どこまで冷静で話せたか甚だ疑問ではありますが私は非常に楽しく良い経験となりました。だから来ていただいた方にとっても良い話が聞けたということにしときましょう、そうしましょう。

 また多くの方から激励を頂きまして、改めてこの場でお礼申し上げます。とりあえずビールに消えるような酷い使い方をしないことをここに誓います。
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 タイトルには「日本の」と歌っているが、私が言いたいのは他国との比較じゃなくて日本の自転車事情を久しぶりに見て実感したことである。そもそも道路面積や人口密度といった数字が異なる国と比較して「日本の自転車に対する考え方は遅れている」とか声高に叫んでも仕方ないし。


 ともかく私が2014年の末以来、4年半ぶりに日本の道路を走って感じたのは「自転車道路がすごく増えた」ということである。


 正確には「自転車専用道路」が増えたワケではなく、道路脇に自転車が走る場所を示す自転車のマークが多くの場所に塗られていた・・・ということだが。


 私が日本1周した時にはようやく「自転車は車両だから車道を走る」という認識が一般に周知されてきた時期だった。流石にスポーツバイクで歩道を走るような輩は少なくなっていたが、それでも日本旅行中に2度ほど車から「車道を走るな」というクラックションを鳴らされたのを覚えている。そういや警官が普通に歩道を自転車で走ってたな。


 それに対し2019年現在で自転車に対するインフラが歪ながらも随分形成されてきたのだと思う。少なくとも国土交通省が自転車に対して配分する予算は大きく増えたのではないかと察せられる。


 もちろん問題点は私が自転車で50kmソコソコ走っただけでも多々感じたし、東京や都市部の町での自転車における移動は「ストレスが溜まる走りにくい道」であることに今も変わりはないと思う。


 しかし自転車という乗り物が主要な交通手段として受け入れられるまでの変革期だな・・・という印象を受けたのも事実で、次に日本の土地を踏む時が楽しみではある。



 むしろ根が深い問題だと感じたのは当の自転車乗りのマナーの方で、インフラが整備されてもこちらの意識向上は全くと言っていいほど感じることがなかった。


 道路上に自転車マーク書かれてる上なら逆走しても良いと本気で思ってるのか、自転車専用道路だと勘違いしてるだけなのか。あまりにも多くの自転車が平気で逆走ブチかましてるのを見ると「そんなだから自転車乗りは」みたいな言われ方されるんだよ?とか苦言の1つも言いたくなる。


 電車の中吊り広告なんかにも自転車のルールについて云々・・・みたいな警察からのマナー向上及びルール周知しようと色々アピールされてたけどさ、自動車免許の更新でも自転車に対しての指導事項とか一切なかった辺り行政側の対応不足もあるとは思う。


 何にしても自転車の立場があまりにも低い。私はその原因の1つにドンキみたいな店で売られている1万円とかのちゃんとしてない自転車の存在が大きいと感じている。


 安くてすぐ壊れてしまう格安自転車って海外ではほとんど売られてなくて、特に先進国では姿を見るのが皆無と言って良いほど日本独特のマシンだったりする。これの悪口を始めると止まらなくなるので控えるが、こうした自転車というのは扱われ方もまた酷い。


 そもそもメンテナンスを続けて長く大切に乗ることを考えられておらず、互換性のない部品で組まれてたり専門性の高い工具でないとバラせないといった自転車メーカー側にも問題はあるのだが、そんなマシンなのでちょっと壊れたら「買い直せば良いや」と放置されてる自転車が何と多いことか。駐輪場はゴミ溜めではない。


 クソみたいな自転車がクソみたいに扱われる状況では「自転車は近距離において非常に適した移動手段である」といった、1つの乗り物としての評価が車やバイクのように定められる日は遠いと思う。


 少なくともドライバーが違法な運転をして事故を起こしても「あのドライバーはとんでもない奴だ」と評されるが、自転車が違反運転して事故れば「これだから自転車乗りは」と言われる。それが現在の自転車の立場だ。


 ちょっとタクシーの運ちゃんから色々話を聞く機会があったのだが、運転手曰く「自転車の逆走を見ない日はない」し「運転していて危ない走り方してる割合が多い乗り物は自転車」なのだそうだ。



 私は自転車が好きである。好きだからこそ自転車がもっと走りやすくストレスのない環境になってほしいと願っているし、自転車の楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいとも思う。


 日本という道路多すぎ人多すぎな国でヨーロッパのような交通弱者へ完璧な配慮した道やルールを作れとは思わない。この国の状況に即した道やルールへと徐々にブラッシュアップしていくのが現実的な路線だろう。少なくとも4年半の期間を経てそうした動きがあるのを感じた。


 とりあえず私にできることとして、ちゃんと交通マナーを守って自転車に乗っていこうと思いつつ。

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 僅か半月で既に6Kg太りました茶壺です。日本の食べ物ウマすぎヤバい。

 ちょっと縁あって、一時帰国してるこの最中に「自転車旅行のお話し会」を開いてもらうことになりました。茶壺さんの小粋でウィットに含んだジョークが炸裂するとかしないとか。

 6月15日、東京の武蔵村山市にある自転車ショップで14時開始なので興味のある人はどうぞ。ブログでは書くの憚られる内容を中心にお伝えしたいと思います。 


 以下、コピペ

 住所:〒208-0012東京都武蔵村山市緑が丘1460-49-49(村山団地中央商店街)
西武線、JR中央線、京王線、小田急線から眺望良好な多摩モノレールへ乗換え可能。多摩モノレール終着駅の上北台駅から徒歩約10分です。 

 自転車見聞店様より 
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 日本を回ってみて思ったことの1つにバス停の多さがある。鉄道はちょっと外れた地区だと存在しないことが多いが、バス停に関してはありとあらゆる場所で目にしてきた。いくら日本は鉄道が発達している国だとはいえ、やはり車社会なのだと実感した次第である。

 そうした数々のバス停であるが、実はバス停の中にも大きな格差が存在することをご存知だろうか?暇に飽かして全国津々浦々のバス停を見比べてきた私くらいの眼力があれば一目瞭然なのだが、今回は見る目の無い方々のために分かりやすくバス停をレベル別に表してみた。今後の参考になれば幸いである。


 Level1 微力バス停
 
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 名ばかりのバス停。標識が立っていなければその存在すら見落としかねない程。申し訳程度に椅子等が置かれている場合もあるが、野ざらしで放置されているため座ってみるとお尻にじんわりと湿り気が移る・・・というブービートラップまである始末。
 野宿する人にはそこらへんの道と状況が全く変わらないため、終バスの時間まで眠れないというマイナス面がある反面、利点が全くないという、何のためにあるのか分からないバス停である。いや、バスが止まる場所を知らせるためにあるのだけどさ。


 Level2 小規模バス停

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 Level1から進化して壁面や屋根で一部分を囲われたバス停がこれに当たる。恐らく一般的なバス停として思い浮かべる最も多いタイプが、このバス停なのではないか。重要なのは雨風が防ぐことが可能になったという点。このため地域によっては自転車置き場が併設されている等、その恩恵にあずかる形で常日頃から利用している人も多いと思われる。
 しかし野宿する人からしたら東屋と大差ない作りであり、眠るのは緊急避難の場合以外は避けたいところだ。特に夏場は暑さと蚊の攻撃に晒されて安眠などは、とてもじゃないができない。というか、まだこのレベルでは椅子が無いバス停も多く、あっても人が横になることが難しかったりする。


 Level3 中規模バス停

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 ようやく四面が壁で覆われたバス停となるのがこのレベルである。いわゆる建造物として「家」の呈をしているバス停であれば、このクラスに該当すると思って頂きたい。屋根と壁があるというのは外界と直接繋がっていないということがあるからか、内部に入ると気温も暖かく静けさも感じる。何より精神的に「中にいる」と感じるのは非常にありがたい点である。
 テントを張らない野宿であれば、ここが安眠という意味では最低ラインではないかと考える。とりあえず大雨でも強風でも問題ないという安心感は非常に大きい。主に田舎の路線バスでは、同じようなLEVEL3バス停が幾つも並んで立っていたりするのであり、道中1度見かければいざという時にも安心というセーフネット的役割としても活用できるのが嬉しい。

 Level4 大規模バス停

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 単純な見た目はLevel3と大きな変化はない。入口にドアが付いている点と、大の大人が横になっても余裕のあるスペースがあることがこのクラスのバス停であることの条件となる。厳しい条件をクリアしているバス停だけあって、その内部は非常に快適だ。場合によっては一緒に自転車を中に入れてドアに鍵をかけてしまえるバス停もあり、防犯面でも安心の素晴らしい設備といえる。
 このレベルまでくれば野宿をする分には何の不満もない。場合によってはトイレが併設していたり、自販機が付いていたりすることもあり、単純に休息を取るという行為においては、もはやこのバス停で完成しているといっても良いかもしれない。このレベルのバス停を見つけた場合、本当に重要なのは終バスと始発バスの時間である。


 Level5 超規模バス停

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 日本広しといえども、このレベルのバス停には滅多に出会うことができない。Level5として認定されるにはLevel4までの特徴を網羅しているのに加え、第一印象で「これはバス停なのか?」と判断付きかねる広さと便利さを併せ持たなくてはならない。最低条件として20人は楽に入れる広さが必要だろう。正にキング・オブ・バス停というに相応しいデカさと貫禄を持つバス停だけがここにランク付けされるのである。
 こうしたバス停において、野宿という言葉は似つかわしくない。この規模のバス停になると大概の設備が整っているものであり、自転車旅行者は経緯を称してこう呼ぶのである。曰く「ホテル」である。この他に道の駅等もホテルと称されることが多い施設であるが、バス停でホテルの名を冠することがどれだけ僥倖であるか!さすがは北海道でも数件しかないLevel5に分類されるバス停達である。
 
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 Level5の内部に驚くがいい!

 レベルの高いバス停は北の方に行けば行くほど増える傾向にあるのだが、九州等においてもLevel4バス停を見かけることがあったりと、その分布は絶対ではない。人生において「やむなくバス停に宿泊しなくてはならない状況」というのは結構あるものなので、こうした点を覚えておいて損はないと胸を張って答えたい。

 皆様の良いバス停ライフが送れることを私も切に願っている。
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 全国各地に点在するコンビニ。名前の通り本当に便利で使い勝手が良く、自転車乗りとしても大いに利用させてもらっている。それは一般の人々にとっても同様であるらしく、コンビニ店舗の数とチェーン店の種類が1つの結果を示しているといえる。

 そうしたコンビニであるが、旅する自転車乗りにとって特に利便性が高いコンビニというものがある。「どこも似たようなサービスを展開してるじゃないか」と思われているかもだが、なかなかどうして意外と差が出るものである。

 自転車に乗っている最中は基本的に色々考えている私であるが、何考えているのかといえば、これから語られるようなコンビニランキングなどである。

 第5位 ファミリーマート
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 貴方とコンビニファミリーマートは全国展開されている割に私の中では低評価である。一応全都道府県に存在するコンビニであるのだが、実感として過疎地域にファミマのコンビニがあって助かったという記憶が無い。大都市に唸る程あるコンビニ群の中に埋もれている印象で、そうした中において無料Wi-Fiの使用時間が20分×3回とセブンイレブンの完全下位互換であり、利点が見いだせない。
 商品においても全体的に高価な印象であり、他の店では5個入りアンパンである製品が4個入りだったりと地味な点でセコい。セコいのはオマエだろうと指摘されると返す言葉は無いけれど。

 第4位 ミニストップ
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 大手3大コンビニと比較すると若干控えめに展開されている印象があるミニストップ。そうした店だが私の中で評価が高いのは、全店に必ずイートインスペースが存在するという点が非常に大きい。とりあえずミニストップに行けば座って食事ができるという安心感や、野宿の際に日記やパソコンの作業場として大いに助けられている。
 また低価格発泡酒を販売しているという側面があり、金銭というよりは心理的に多いに安心させてくれる点は呑んべの自転車乗りにしてみればありがたい。西日本にあっては殆ど姿を見かけることがなかったような気がするが、痒い所に手が届くサービスの良さで気に入っている。

 第3位 ローソン
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 青い看板ことローソン。私が住んでいた家から20mの所に位置していたこともあり、大いに利用させてもらっていたコンビニである。旅に出てみても相変わらずちょいちょい利用している。最大の利点はアプリをインストールすることで時間・回数共に無制限で使用できるWi-Fiサービスが筆頭に上がる。ただし、これはPCには対応していないためタブレットの使用時に限られるのだが、制限無くネットが使えるというのは精神的にありがたい。ただしWi-Fi回線の速度はセブン・ファミマに大きく劣るというのが使用した実感だ。
 全都道府県に展開しているのも大きなポイントで、特にローソンはコンビニなんか存在しないような僻地でも1店だけポツンと建っている光景を見ることが多く、まさにオアシスとして何度も助けられた。
 サービスポイントが1ポイント=1円でない商品引き換えサービスを実施しているのも嬉しいところで、商品は限定されていようが関係ない。私はこの旅の間に500ポイント近くためた数字を1/10以下にする程使いまくっており、結果的にかなりの製品を実食した。ありがたいことである。

 第2位 セブンイレブン
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 コンビニ業界No1のセブンは確かにサービスにおいても優秀である。特に無料Wi-Fiが1日のうちに1時間×3回使用できるのだが、使い勝手・速度共に素晴らしく、大いに利用させてもらっている。恐らく旅に出てからのブログ記事は、かなりの割合でセブンから発信されており頭が上がらない状態である。
 そうした反面、店舗数の割には多くの地域に広がっているとは言い難い印象である。特に四国と東北地域においては絶滅危惧種に指定されるのではないかと思われる程希少な存在であり、都市部では目に余る程よく姿を見かけるので、気持ちとしては「もっと均等に割り振ってあげてよ!」という思いが先に立つ。
 独自の割安発泡酒を販売しているのも特徴で、それはそれはお世話になりました。商品の値段が全体的に高かったりするのだが、それでも足が向かってしまう罪造りなコンビニともいえる。

 第1位 セイコーマート
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 ザ・北海道ご当地コンビニことセイコーマート。何が凄いってコンビニであるのにもかかわらずその商品の安さが凄い。普通に他のコンビニと比較しても安価な料金なのだが、クラブ会員となることで更に割引になるという2段階割引サービスである。このため北海道に来るライダーは最初にセイコーマートで会員登録をするのが習わしだとかいわれたりする。
 北海道ではとりあえずセイコーマートが存在するかどうかが私の中で「村」と「集落」を分ける基準になっていた。そんなレベルで道内においては何処でも乱立している状態であり、朝食をコンビニで済ますと非常に高くつくのが常であるハズなのに、北海道ではその限りでなかったことをここに付け加えておく。
 商品を購入するとレシートの他に商品割引券を一緒にもらえるのであり、どんだけ割引きが好きなんだこのコンビニは!とホクホク顏で受け取っていた私である。あと100円パスタサイコー


 といった具合に自転車とコンビニは切っても切れない関係である。私は個人商店とか大好きで、なるべくそうしたお店で商品を購入したいと思っているタイプなのだが、そうした店が駆逐されてしまってるのも良く分かる。便利だものコンビニは。

 日本1周において、如何に上手くコンビニと付き合っていくかが、その難度を大きく左右するといえるのかもしれない。
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 現在その総数は1000を越え、どんどん増加している道の駅。どこの道の駅に行っても数台はキャンピングカーが車中泊をしている姿をみるように、きょうび道の駅は旅する者に重要な休息施設として確固たる地位を築いたといえる。

 もっともその歴史は意外と短く、最初の道の駅が建設されたのが1990年頃らしいので、わずか四半世紀でこの増殖っぷりに、日本という国は交通事情の中心が車であることを再認識させられるというか。


 それはともかく、自転車旅行者にとっても道の駅は便利でありがたい施設である。数えたわけではないが、少なくとも200駅以上は道の駅を利用してきた者として、大きな感謝の気持ちを抱いている。

 そんな中で、道の駅にも様々な施設があったわけだが、現在の道の駅は駐車場とレストラン、情報発信基地だけの存在ではないのであり、もはや道の駅というよりイオンモール等の複合商業施設に近いレベルの道の駅も多い。というかイオンと建物が隣り合ってる道の駅とかあったりして、「それって意味あるのか?」と私は思うのだが意味あるんだろうなぁ。

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 温泉が複合しているなんてのは序の口

 東日本のある程度規模のある道の駅にはNTT東日本のWi-Fi無線が開通しているため、私がPCを利用する際にも大助かりであったし、道の駅独自のWi-Fiを持っているところも数多い。特に北海道の道の駅は半分くらいはネット環境が整っていた印象で、大いに利用させてもらったんだぜ。

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 大概は出入り口に無線環境について示した張り紙がある

 どころか休憩スペースが畳敷きとなっている道の駅があったりして、しかも24時間解放されていたりと至れり尽くせりな道の駅も存在した。私も7月の暑い最中に冷房の効いた部屋で昼寝をさせてもらったりと、まるで砂漠のオアシスとして諒と元気を貰ったものである。

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 東北の道の駅は素晴らしい設備が多い印象

 公園やキャンプ場を併設している道の駅も多く、1日の走行の最終目的地点として道の駅を目指すことは非常に多い。特に九州から北上してゆく際には、海岸線の道の駅が20kmの間隔で点在していたりしてどれほど助かったことか。

 地元の農産業に従事している方の野菜が格安で販売されていたりもして、スーパーで購入するより割安となることもしばしば。場合によっては弁当の販売を行っている道の駅もあり、閉館時間が早い道の駅では弁当の見切りによる割引セールも早いのであり、私も幾度となく狼(半額弁当を狙う者の意)となり獲物を狩ったものだ。

 海外においてこうした道の駅的な施設が存在するのか知らないが、とりあえず日本国内において道の駅は誇るべき素晴らしい施設であると胸を張るべきだと思っている。
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 国内で泊まりの旅行ツアーに行こうとした場合、その宿泊施設の選択肢は「ホテル」か「旅館」他を強いて挙げるならば「民宿」というのが現実だと思われる。

 何が言いたいかというと、日本には未だに「安宿」という宿泊施設が市民権を得ていないというか、宿泊の際に選ぶ選択肢に取り上げてもらえない程マイナーな存在であることが誠に遺憾であるといいたい。

 観光産業が大きなウエイトを占めている北海道・沖縄地域以外での安宿の数は微々たる物であり、観光客はよっぽど節約志向で自身で宿を決める人でもない限りはホテル泊となってしまうのが現状だ。

 別にホテル泊が悪いのではなく、選択肢が限りなく少ないことが悪いのだ。悪名高いNHKの集金も「見ないという選択肢がない」ことが人の怒りを買っているように、お金のない人に向けたツアーのプランや宿の選択肢をそろそろ旅行会社は導入するべきなのではないかと思う私である。


 現在パッと思いつく安宿といえば、ゲストハウスを代表として他にライダーハウスや健康ランド、カプセルホテルといった施設が候補に挙がる。所謂「雑魚寝スタイル」の、空間は提供しますから後はお好きに・・・というタイプの宿泊施設である。(ネットカフェや個室ビデオ店は宿泊施設ではないので除外)

 ヨーロッパやアメリカにおいてもユースホステルやモーテルといった「安価で泊まることができる宿」という存在は立派に市民権を得ているのに、日本における安宿は何故か徹底的に除外されている感があるように思えてならないのだが。日本のユースは高いしさぁ。

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 ゲストハウスの外国人率の高さに驚くことは多い

 こうして自転車旅行を続ける中で、幾つかのゲストハウスやライダーハウスにお世話になった私であるが、オーナーの話を聞くと「ゲストハウスは増加傾向、ライダーハウスは減少している」というのが現在の傾向らしい。そんなワケで、数の上では安宿と呼ばれる宿泊施設は全体的に増加傾向にあり、私が世界1周を終えて帰ってくる頃にはゲストハウスも一般に市民権を得ているかもしれないと期待している。

 その一方で客の方も安宿の利用の仕方を理解していない人が多く、一般のホテルと同等のサービスを受けることを前提にしている人が大勢いるそうだ。私がその例を逐一列挙することに意味はないので歌いはしないが、オーナー談によるとなかなか傍若無人な振る舞いの人もいるようで、安宿の営業はつくづく大変な仕事であると感じ入るばかりだ。

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 北海道以外にもライダーハウスが増えてほしい

 個人的には神社やお寺が安価で寝床を提供するようになれば、と思っている。んで料金の安さを埋める代わりに朝の掃除や修行のお手伝いを対価として支払うのだ。国内の神社・寺の数はべらぼうに多いのだし、宗教になじみの薄い我々国民が自分たちの国にはどういう信仰があるのかを改めて考えるきっかけにもなれば良いなぁと。

 基本的に宿泊スタイルが野宿である私だが、好んで野宿をしているワケではなく、他に選択肢がないから野宿を強いられているんだ!

 ・・・・と、言いつつ好んで野宿をしている気持ちも半分くらいある。
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