ラオス2日目 ムアンクアの町〜ルアンパバーンから北に約90km ムアンサイの町
ラオスという別の国に来たんだなぁ・・・そう思ったのは、町でも自然を見た時でもなく自転車での走行中であった。この国、車やバイクの交通量が少なくて、走ることに全くストレスを感じない!
基本的に山々の合間を抜けるようなアップダウンが連続する厳しい道なのだが、自転車のチェーンからでるジャッジャッというリズミカルな音に加えて、遠くから聞こえる川のせせらぎと風の音だけが聞こえる静かな世界。
地図を見る限りでは道中にほとんど人里がないように思えるラオスであるが、実際は10〜20km毎に小さな集落が存在し、子供達が手を振ったり私に向かってハイタッチを要求してきたりする。おかげで左手がジンジンするぞ。
途中でスコール的な雨を避けつつ、ひたすら川沿いの国道2E号線を進む。そうなのだ。Eの存在が良く分からないが、この道は堂々ラオスの主要国道というわけだ。
まぁ1kmにつき10mくらい謎の未舗装道路にチェンジしたりするのだが、さすが主要国道だけあって路面状態はしっかりしており、非常に走りやすい。多分、あまりにも交通量が少ないから路面が傷まないのだと思うが、素晴らしいことだ。
意外にも大きな山を登るわけでもなく、今日も無事に走行終了の目処がたってきた。なんだよ〜、宿も無ければマトモな道もない。東南アジアの秘境だなんて、言葉が一人歩きしたってことかな?
それまでの未舗装路率が1%程度だったのが、町まで20kmにして50%へと確立変動。あああ手が痛い、スピード出せない、足が重たいとロクな道じゃねえ!ラオスの道は噂に違わずへっぽこである。
それでもどうにかムアンサイの町へと到着。なんというか文化レベルを心配するほどの田舎国家なラオスだが、一応先進的な町が存在するんですね・・・とか失礼なことを思う。でも3階以上の建物とか始めて見たし。
久しぶりに野宿生活が続くかと思いきや、毎日安宿でWi-Fi天国。こんな環境に慣れていると、アジア以後で辛い思いをしそうな気もする。
2015年2月12日(木) 走行距離106km 累計4758km