2025年のデータをまとめたものである。旅行出発した翌年末から同まとめを作成しており、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020&2022年、2023年、2024年でそれぞれ作成して今年は最後の9回目。なお今年最後の4日間は日本国内での走行なので自転車世界1周という点から別枠にすべきか迷ったが、年間走行記録ということでここではデータに組み込んでいる。
◎月別走行距離
1月・・・・・・・・・・・2101km 1日平均67.7km
2月・・・・・・・・・・・2109km 1日平均75.3km
3月・・・・・・・・・・・2336km 1日平均75.4km
4月・・・・・・・・・・・1588km 1日平均52.9km
5月・・・・・・・・・・・2039km 1日平均65.8km
6月・・・・・・・・・・・1692km 1日平均56.4km
7月・・・・・・・・・・・1653km 1日平均53.3km
8月・・・・・・・・・・・1550km 1日平均48.1km
9月・・・・・・・・・・・2766km 1日平均92.2km
10月・・・・・・・・・・・2859km 1日平均92.2km
11月・・・・・・・・・・・2334km 1日平均77.8km
12月・・・・・・・・・・・1549km 1日平均50.0km
合計24576km 1月平均2048km
・加齢による体力の衰えで多少のブレはあっても全体的に走行距離は短くなっていくものだと思っていたところの旅行最終年に驚異の24000km、月平均で2000kmを超える激走を見せた2025年。自転車旅行って分からねえ・・・という思いを強く感じた集計結果となった。
でもパミール高原を走ったり自転車のトラブルが発生した6〜8月なんかは走行距離が落ちてる辺り、普通に状況に応じた感じで走行してるんだよね。他に2000km割った月も飛行機や船の移動があったりと原因分析しやすいし。
そうしてみると2025年はとにかく過疎地域が多く、ガシガシ自転車走らせる必要に迫られた故の結果というのが正しい結果だと思う。特にモンゴルと中国では滞在日数がシビアだったこともあり凄まじいペースで駆け抜けたことが数字からも良くわかる。2ヶ月続けて1日平均距離が92km超えってどうなってんのよ!?
過去の月平均記録を見ても、ペース掴んでなかった初年度、ど平坦&人口過疎区域で嫌が応にも距離走らざるを得なかったオーストラリアを含む2年目に次いで第3位の記録。何がそんなに私を駆り立てたのかと言えば年始に「2025年中に帰国する」宣言を出してしまい「言ってしまったからには守らねば!」という気持ちであった点が大きい。
◎国別走行距離
インド・・・・・・・・・・・・1481km (23日間) 1日平均64.4km
サウジアラビア・・・・・・・・2835km (39日間) 1日平均72.7km
カタール・・・・・・・・・・・ 308km ( 5日間) 1日平均61.6km
UAE・・・・・・・・・・・・・1046km (16日間) 1日平均65.4km
オマーン・・・・・・・・・・・ 839km (15日間) 1日平均55.9km
アゼルバイジャン・・・・・・・ 921km (18日間) 1日平均51.2km
カザフスタン・・・・・・・・・1987km (32日間) 1日平均62.1km
ウズベキスタン・・・・・・・・1689km (29日間) 1日平均58.2km
タジキスタン・・・・・・・・・1656km (29日間) 1日平均57.1km
キルギス・・・・・・・・・・・1731km (44日間) 1日平均39.3km
中国2・・・・・・・・・・・・4646km (49日間) 1日平均94.8km
モンゴル・・・・・・・・・・・2957km (34日間) 1日平均87.0km
台湾・・・・・・・・・・・・・1631km (34日間) 1日平均48.0km
韓国・・・・・・・・・・・・・ 717km (11日間) 1日平均65.2km
日本2・・・・・・・・・・・・ 369km ( 4日間) 1日平均92.3km
※2カ国跨いだ場合はどちらの国も+1日としている
・50日間を超える滞在をした国が1カ国もない一方で、10日以内に出国した短期滞在国家も面積が小さいカタールのみ。そういう意味で2025年は1つの国に滞在する期間が長すぎもせず短すぎることもなく適度なペースで移動していったように思う。
ただその中でも50日近く滞在した中国を筆頭に、キルギス除いた多くの国で1日当たりの平均距離が大きな数字を示しており、サウジ・中国・モンゴルみたいな国土が大きく本来もっと滞在期間が延びるであろう国を爆速で駆け抜けてしまった結果として滞在日数収束したことが読み取れる。中国を全力で走りすぎた反動で「台湾はのんびり走ろう」とか思っていたのだが、その結果はキッチリ平均距離に現れている。
月平均の距離で過去1の記録を出したので「そうだろうなぁ・・・」と思っていたが、2度目の中国では1日平均距離も凄まじい数字を叩き出しており、2019年のスウェーデンに次いで歴代2位の記録。しかも7週間とそこそこ長い期間の滞在にも関わらず平均90km超えというのは如何に私が中国で走りまくっていたのかということを数字でも証明する結果となった。
他に興味深い点としては平地が続く地形のウズベキスタンと世界有数の山岳国でパミールハイウェイも走ったタジキスタンとの距離がほとんど一緒であること。これ要するにウズベキスタンで観光して距離走ってなかった日の分も、タジキスタンでは休まず走り続けた結果として偶然一致したのだと思うけど、あまりウズベキスタンで観光に時間使った自覚なかったので少々驚いた。中央アジアNo.1の観光国という評判は伊達じゃなかったということか。
◎自転車以外の乗り物
船・・・・・・5回 アゼルバイジャン バクーからアクタウ(カザフスタン)カスピ海横断
中国 黄岐港から南竿島
台湾 南竿島から基隆港
韓国 永宗島から仁川まで小型フェリー
韓国 釜山港から下関港
自動車・・・・6回 インド チェンナイ市内から国際飛行場まで約10km
サウジアラビア 農場からブライダーまで約100km
タジキスタン Anzobトンネルヒッチハイク約5km
キルギス イシククル湖畔からカラコルヒッチハイク約100km
キルギス トゥアシュー峠トンネル約2km
中国 琅岐港から黄岐港までタクシー約60km
列車・・・・・1回 カザフスタン ベイノイからクングラードまで約300km
飛行機・・・・3回 インド チェンナイからジェッダ (サウジアラビア)
オマーン マスカットからバクー(アゼルバイジャン)
台湾 台北からソウル(韓国)
※自転車を積載してない場合の車両移動は省略
・一時帰国などの往復利用してないにも関わらず、1年で3度も自転車載せての飛行機利用したのは2025年が初めて。12月の台湾〜韓国便は当初予定にないイレギュラーな出来事だったとはいえ、やはり自転車世界1周における飛行機輪行は年1回くらいに抑えたいというのが本音。飛行機の移動というのは私の本意でない旅行スタイルなので。
その点フェリーでの移動というのは旅情があって好きなのだけど、今回は渡し船みたいな短距離での利用が少ない割にそこそこフェリー利用したなぁという印象。もっともその内容としては大陸を走り切ってしまい島(台湾)へと渡るために活用した背景があるので後半一気に詰め込んだ形なのだけど。カスピ海フェリーはそれを取り巻くルールや環境が複雑で割と上級者向けのフェリーであり、それだけで1本記事を書いたほどに思い入れのある船旅だった。
2025年は登山とか他のアクティビティをすることもなく、自転車が走行不可能な場所というのがあまり出てこなかったため、車両を利用しての移動はそこまで回数増えずに収まった印象だ。私が忘れてたりチェック漏れしてる可能性もあるのが怖いけど。
何にしても飛行機は使いまくったし、予定になかった列車での国境越えやらヒッチハイクしたりと自転車(人力)による移動のみで旅行を続けるというのは難しいことが良くわかる。つまりそれだけ多くの人の手を借りて旅行しているという証明でもあり、トラブルで載せてくれた人だけに限らずこの世界を支えている「運転手」という人たちに対して感謝とリスペクトを持ち続けたい。クラックション鳴らしまくるクソドライバーを除いてね。
◎宿泊関係
宿・・・・・・・・・・・・・・139泊 38.1%
野宿・・・・・・・・・・・・・185泊 50.7%
キャンプ場・・・・・・・・・・ 9泊 2.5%
人様の家・・・・・・・・・・・ 22泊 6.0%
公共施設(モスク・寺院等)・・ 4泊 1.1%
その他(空港・乗り物の中)・・ 6泊 1.6% 計365日
・野宿の割合が半分超えてきたのは旅行始めて今年が2度目。特に前半のアラビア半島地域が物価高いことに加え砂漠地帯でそもそも宿泊施設がないような土地であった点が大きいか。個人的な感想としてはそこそこ宿泊施設を活用していた感あったので意外というのはそう。
キャンプ場泊が10回届いてないのも特徴的で、これはそのまま2025年に走行した国がアウトドアアクティビティに対しての人気が低く、長期自転車旅行者が利用するような安価/無料のキャンプ施設が少なかったことを示している。まあイスラム教の国ではキャンプってあんま人気ない(砂漠の影響が大きいと想像)し、中央アジア入ってからはそれに加えて土地が広大すぎて生活そのものがキャンプである遊牧民の世界だったから。代金支払ってキャンプという文化が根付き難い地域だったんじゃないかな?
そんで今回も沢山の人が私を助けてくれ数多く人様の家や建物にてお世話になりました。野宿の割合が高い割に道中でPC等のバッテリーが枯渇するほど困窮しなかったのは、ちょいちょいお店を利用したりといった面もあるが、宿に泊まれないような地域でも絶妙なタイミングで助けてもらうこと多かったのも理由の1つだと思っている。本当にありがとうございました。
何気にその他の宿泊数が多いのだが、計3回のフライトで空港(飛行機の中)にて夜を明かしたのは1晩のみ。これの多くはカスピ海フェリーによる待合室と船内によるものだということを示しておく。
あと上記の宿泊数を合計してみたら合計364日間にしかならず1日分どこか見落としてる可能性があるのだけど、何度確認しても見つけられないため宿の項目に1日分プラスしてます。1月1日から集計しちゃって前日分を含め忘れた可能性が濃厚なので。
2025年は年始の段階で「今年中に帰国する」という目標をハッキリ立てていたのもあり、当初大まかに予定していたルートとの齟齬が韓国訪問した分くらいでほぼ計算通りの走行となった。これは長期旅行という面ではある意味面白みの少ない1年だったと捉えることも出来るだろうが、私も海外自転車旅行長いのでどちらかと言えば「予定外のアレコレが発生しつつ時間を取られても、それを許容できるだけの余裕を含んだルート」を考えて、それがピタリとハマった故の結果であると言いたい。
世界1周旅行として地球上の南極を除く全ての大陸・地域は既に走っていたわけだが、私がまだ走っていない面白そうな土地という点でアラビア半島と中央アジアの2つが残っており、この2地域及びヒマラヤ3大道路の残り一角であるパミールハイウェイをシーズンである夏の時期に合わせて走破、後は流れで・・・みたいなざっくりイメージだったんですよ年始は。実際はある程度距離の概算出して1年20000km弱くらいの距離に収めるつもりだったけども。そういう意味では想定外の距離を体力と根性でカバーした1年と表現できるかもしれない。
最初からずっと暑い土地が続いて9月まで山の上を除いて灼熱の気候だったのに、モンゴルと韓国の2つだけでお釣りが来るほど極寒の世界を走ったり、前半4ヶ月はアルコール0の日々が続いた反面それ以後は大体酒代が安くて飲みまくりだったりと極端な変化が目立ったように思う。自転車旅行ってのは移動が遅いことからもっとこう、文化も環境も緩やかにグラデーションみたく変化していくのを感じながら進んでいくような旅行形態なんだけど、フライトが多かったこともあってか割とジェットコースターのように「今日から突然別世界」となることが多かったと思う。陸路でも中国入国した時なんか顕著だったし。
なんだかんだ総走行距離も18万kmを超えて海外(のみ)自転車旅行に限れば日本人最長だし、自転車世界1周にまでジャンル狭めれば現状ハッキリしてる自転車旅行者としては世界で1番距離を走っているとのこと。別にそれ自体は大した意味のない話だが、私の自転車旅行を喜んで助けてくれた数多くの人に対して「貴方があの時良くしてくれた自転車乗りは世界で1番になったよ」とお礼を言えることが嬉しく思う。私は世界で1番幸せな自転車旅行者だった。