自転車ときどき世界1周

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 2014年12月15日〜2015年9月16日
 訪問国数     10カ国
 走行日数    278日間
 累計走行距離 19625km 


 東南アジア各国のまとめはこちらから

 とりあえずアジア地域で私が走行してきた各国において、独断と偏見で点数評価してみた。












道路 交通 物価 食事 宿 治安 総合

中国 8 1 6 10 4 6 35

ベトナム 4 1 10 8 10 7 40

ラオス 3 7 9 4 8 9 40

タイ 10 8 8 7 9 9 51

カンボジア 4 5 10 8 8 6 41

ミャンマー 5 6 9 7 7 6 40

マレーシア 7 8 7 10 7 8 47

シンガポール 8 8 1 5 7 10 39

インドネシア 5 4 9 8 9 5 40

ブルネイ 10 9 2 6 1 10 38

日本 6 9 3 9 2 10 39











 ※最低1点、最高10点 物価は安いほど点数高い

 自転車乗りとしての視点から感じる国の評価であり、別に国の善し悪しについては全く意識していない。物価が高い国は宿も高くなる傾向があるし、点数が高ければ良い国という意味では勿論ない。あくまで1旅行者が感じた感想である。


<食>
 アジア地域全体として、物価が安くて飯が美味い。基本的に米が主食として扱われている点も、日本人として馴染み深いものを食せるのでありがたい。

 これらの国々を通過した中で私が水を購入したのは、中国で1回、タイで1回、マレーシアで1回と計3回のみであり、後は食堂で貰うかその辺の水を普通に飲んでいた。水の補給という側面に関して全く心配することのない地域ともいえる(1度、カンボジアで困窮したけど)。

 シンガポール・ブルネイを除けばいずれの国も旅費を押さえた旅行をすることが可能であり、普通に走行している限りでは1日の使用金額が2000円を上回るような日は少なく、下手に日本を1周するよりもよほど経済的に旅行して回ることが可能だ。


<宿・土地>
 宿の料金の割に宿泊施設が整備されている点も印象が良い。かなりの宿でWi-Fiが設置されているため、ネットに接続するという意味合いでは余程の僻地にでも行かない限り、アジア圏でこれに困ることはない。むしろ日本を含めた先進国の方が余程Wi-Fi展開に対して遅れをとっている。

 アジアという土地には人口が集中しているためなのか、何百kmにも渡って無人地帯が続くという地域に遭遇することがなかった。このため最初に用意していた非常用の食料を使う事もなし。お腹が空いたら目に付いた屋台や食堂で食事する・・・というスタイルでの走行が可能なため、余計な荷物や食料を積載せず楽で良い。流石に日本ほど何処でもコンビニや食堂が建ち並んでいるワケではないが、その日全く食料を調達する目処が立たないという不安に駆られたことは1度もない。

 距離的に日本が近いこともあってか、日本人の旅行者は非常に多い。始めての海外旅行ということもあって最初は海外で日本人に出会うことが嬉しかったのだが、カンボジアでの日本人宿を皮切りに、徐々に日本人と出会うことが煩わしく感じるようになった。個人で旅行しているような人はそうでもないのだが、群れることで勘違いした言動を取るバックパッカーや、オカシな方向に意識向いてる大学生等と結構な割合で遭遇してウンザリしたこともある。後半からは、アジア地域で無理して日本人宿に行く必要なしと思い、そうした場所には訪れなかった。


<気候>
 走行時期が上手いこと乾季と重なることが多かったため、熱帯雨林の地域においても雨に降られ続けるという状況に陥ることはなかった。ミャンマーの後半戦でちょっと苦労したが、それも国境を越えたら状況が変わったこともあり停滞するようなことなく走り続けることができた。

 参考までに、私がアジア地域をレインウェア使用して走行したのは片手で数える程しかない。暑いので着用するくらいならTシャツで走っていたし、本格的に大雨になった場合、そこから無理して移動する必要に迫られることは少ない。ぶっちゃけ、乾季を選んで走ればレインウェアは不要かもしれないとすら思う。まぁ、実際には用意するけれど。

 それよりも暑さに関しては対処の術がなく、日差しの強さも相まって苦しい日々が続いたといえよう。私は日焼けに対し、対策などしなくても平気なタイプだと思っており、実際問題なかったわけだがこの強烈な直射日光の強さはアクシデントを併発する人も多いと思われる。アームカバーなり日焼け止めなりの各々対策は重要かと。


<注意点>
 わざわざ治安における点数を出したものの、多くの国で注意しなくてならないのは治安の悪さよりも交通事故である。私は訪れた国が中国→ベトナムという順番で、「身勝手な運転をするのが海外での当たり前」という認識を埋め込まれてしまったこともあり、その後の国における交通状況に関しては左程文句が出なかった。

 交通事故という存在は、片方がどれだけ注意してても運が悪いと遭遇してしまうものであり、自転車という立場上、車両と事故を起こして肉体的実害を被るのは100%こちら側である。それでも注意した走行や補助の道具を活用することで、事故に出会う確立を引き下げることはできる。

 特にタイで作成したサングラスバックミラーの効果は絶大で、目線を動かすだけで後方確認が可能というのは大きな安全マージンを得ることが可能。既製品を買うも良し、自分で作れば500円しないでできる代物なので、交通状況の悪い都市部を走行する時は活用してみることをオススメする。ただし、慣れるまでに数日の時間を要するが。

 なお、現地の交通事情には独特のルールが存在し、それを理解することが事故を防ぐことに繋がる。基本的に東南アジアで共通していたのは「交差点で鼻先を突っ込んだ方に優先権がある」ということで、身勝手に幅寄せしてくる車も赤信号を突っ切る車も、鼻先を入れた車両に対してはクラックションこそ鳴らしても無理に幅を詰めたりはしない。当たり前じゃん!とか思われるかもしれないが、奴らはそんな当たり前のことを守らないのから怖いのである。

 特に意味不明なのが「追い越す車両の方に優先権がある」という点で、反対車線に車がいても平気で追い越してくる車両が多い。何故かこの際に道を譲るのは反対車線を走行している車両であり、何度も正面から大型トラックが突っ込んでくるという洒落にならない状況に直面した。

 いずれにしても、いざという時に回避できる安全マージンを常に用意し、集中力が無くなる前にこまめに休息を取ることが重要なのだと思われる。

 治安的なことを少し書いておくと、田舎地域では何も気にすることはない。いわゆる観光地や大都市といった多くの旅行者が訪れる場所には、そうした人間を狙って悪巧みする連中も増えるため、必然こちらの警戒心も増すのだが、そうでない場所にあっては至って平穏。基本銃社会でないこともあってか、出会う人みんな良いヤツ過ぎる。ベトナムなんかはバックパッカーと自転車旅行者で人の評判が全く変わってくるのが面白い。


<道>
 一応4点以下だと普通の幹線道路でも未舗装路が出てくるという区分けをしている。つまり、日本は自転車乗り的に相当酷い道路の作り方をしていると私は思っている。

 2015年現在において、アジアにおける国で主要道路がほぼ未舗装路であるという国は無くなったと考えて良い。カンボジアやラオスとかでは主要道路でも一部未舗装路が出てきたりしたが、状況から見るに早晩アスファルトが敷かれることは明白である。

 そうした点より一歩踏み込んだ「自転車が走りやすい道路であるか?」という点だが、こちらは国によって大きな隔たりが存在する。タイとマレーシアにそれほどレベルの違いは感じなかったが、道路状況においてはタイは完璧に近いのに対して、マレーシアでは大多数に側道の存在すらないレベル。むしろこうした点ではラオスとかの方が走りやすいことも多かった。なお、日本はこの点駄目駄目である。ただし道路の整備状況という観点では、また色々感想変わってくるのだが。

 走行ルートがタイ・ラオス除いて海沿いメインだったこともあり、それほど困窮するような峠を越えたのは数えるほどしかない。全体的な視点で語れば、やっぱり海沿いでは無茶苦茶な高さの山に登らされることはないのだといえる。

 日本の主要な峠や山を荷物積載して走りきれる体力があるならば、海外の峠の方が土地に余裕があるためか斜度が緩いことが多く、時間はかかるが上りきることは難しくないと思う。もちろん、私は全ての山や峠を走ったワケではないので確証ないのだけれど。


<総括>
 当初はちゃちゃっとオーストラリアへ走り抜けるつもりでいたのだが、気付けばベトナム・ラオス・インドネシアに2度の入国。ミャンマー・ボルネオ島へ寄り道したり、タイ・マレーシアにあっては3回もの入国を繰り返す等、実に回り道をしての走破となった。

 それというのもアジア地域における自転車旅行が非常に楽しく、且つ安価で過ごせたから・・・という点が大きい。
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 2015年7月22日〜8月13日  2015年9月4日〜9月16日
 走行日数36日間
 累計走行距離1400km(前半1325km・後半75km)
          (16251km〜17576km・19540km〜19625km)
 ※前半はジャワ島及びボルネオ島、後半は幾つかの島をちょこちょこと走行

◎道路
 基本的に全ての道が舗装路である。ただし、その路面状況はかなり悪い。至る所が凸凹道路な上に、基本的に路側帯や側道は設けられていないのため、かなり気を使って走行しなければならない。せっかく坂道を登り終えて、ご褒美ダウンヒルだ!と思ったのもつかの間、路面状況が悪すぎて下り坂でも疲れる走行になったりする。なお日本と同じく車両は左側通行。
 道路が片側2車線になっていたとしても、そういった道は都会が多く皆が寄ってたかって駐停車するため、実質1車線未満だったり・・・といった怒りを通り越して笑ってしまうような状況も経験した。
 これらはインフラ整備の遅れという側面もあるだろうが、車両の数が多すぎることによって引き起こされる老朽化が原因ではないかと思う。つまり1番道路事情が悪かったのは首都ジャカルタの郊外。
 
◎治安
 他の東南アジア都市部と比較してもジャカルタは「治安が良い」とはいえないと感じた。主だった商店は全て鉄格子で守られているし、ジャカルタにおけるガードマンの数の多さは今まで他の地域で見たことがないレベル。単純に警官を見た回数も都市部ではかなり多い。
 とはいえ田舎においては特に危険だとは思わないが、夜になるとバイクを自分の家の中に入れてしまう家が多く、そうした面からあまりに気を抜くのは宜しくないのかと。町を歩いていても、繁華街から1本裏へ入ると全く明かりが存在しない道になったりするのは怖いっちゃ怖い。

◎ビザ
 2015年、つまり今年の6月より必要であったアライバルビザが撤廃されたため、日本人はノービザで30日間の滞在が可能になった。私も普通にバタム島のフェリーターミナルからの入国で何も指摘されることなくスタンプを押してもらうことができたのであり、ビザの代金(35US$)が丸々浮いたことは地味に嬉しい。
 ただし、このビザ免除は全ての国境で実施されているワケではなく、主要な飛行場や港に限定されている。事実、ヌヌカン島へ入国するルートではビザが必要な上にアライバルビザも発給されない。そのためコタキナバルにてビザを取得している。なおタワウの町にもインドネシア領事館があり、ビザを即日発給してくれるらしいのでどちらで取得しても問題はない。まとめると、インドネシア国境はその国境によって
1、ノービザ入国が可能な国境
2、ノービザでは入国できないが、国境にてアライバルビザを発給してくれる国境
3、事前にビザを用意しないと入国できない国境
 という3種類の国境が混在している状況である。このため通過する国境は事前によく情報収集した方が良い。
 もっとも、こんな謎ルートを走りビザを取得する日本人自転車乗りは、10年で数人くらいしかいないと思われる。いつかそんな人がこのブログに辿り着いたとしても、その頃にはビザの条件が変わってしまう可能性の方が高いのでは?とも思う。というかそんなルートを走る変態チャリダーがいたら会ってみたいわ。

◎交通事情
 日記には散々文句を書いてはいるが、運転マナーは普通の東南アジアレベルである。むしろクラックションをアホみたく鳴らし続けない分、インドネシア人は品が良いとすら思う。運転技術も高い。
 ただし車両の数が余りにも多すぎる。都市部はおろか郊外まで行っても常に車両が列を成しているため、必然的に車両とのヒヤリハット事案が増加しただけ・・・というのが正しい。そして対処のしようがない。
 とにかく日中で車両が少なくなる時間帯や場所というのがほぼ存在しないため、事故しないように集中し続けての走行を強いられることになり、これがかなりキツい。しかもストップ&ゴーが多くて体力的にも削られる。
 あと信号機が交差点のやけに手前に設置されていることが多く、最前列だったりするとやや信号が分かりづらい。何度かこの罠にハマり、後ろの車両から煽られた経験がある。ちゃんと奥側にも信号機作れとか思う。

◎特徴
 多数の島々によって形成される海洋国家である。私が行った主だった島はジャワ島・カリマンタン島・スラウェシ島・バリ島くらいだが、各島によって受ける印象は大きく異なる。また日本と違って主要な島々の距離が大きく離れているため、島間の移動ではフェリーを活用するのが基本(飛行機?何ソレ楽しいの?)。スマトラ島ージャワ島ーバリ島間みたいな近距離であれば、複数の会社の船が毎日就航しているが、私みたいに何度か長距離海上ルートを移動しようとすれば、まず間違いなくペルニ社フェリーを使用することとなる。なお船内の内容については散々日記で歌っているので気になる方はそちらを参照のこと。
 こちらが日程を合わせなくてはいけないし、2週間くらい前にならないと船の就航予定が確定せず面倒臭さ満載の船旅ではあるが、ペルニ社が定期発着する港は100を越えるので、その気になればジャワ島→バリ島ですら謎の大回り満喫ルートを楽しむことも可能・・・というか楽しんだ。
 
◎言語
 英語を解する人はかなり少なめで、久しぶりに意思疎通ができない苦労を大いに味わった。特に田舎の食堂等では全く言葉が通じず、支払いの際に何度か手間取ったりしたことがある。
 反面、使用文字はアルファベットだし読み方もローマ字読みなので、日本人的には文字の発音に苦労しない。インドネシアでは屋台や食堂でも割とメニューが書かれていることが多いため、食事の注文においては難易度は低い。
 宿泊施設関係の人は英語を話せる人が多いし、例え話せなくても宿に関してはジェスチャーでほぼ間違いなく伝えたいことが通じる。というか宿でお願いすることなんて「泊めてほしい」以外にないでしょ?
 かなり多くの人が「ありがとう」や「こんにちは」等、日本の言葉を知っている。慕われてるなぁとか思う反面、こちらはインドネシアに入国するまでこの国の言葉を何一つとして知らなかったのであり、少々情けなくもあった。タリマカシ〜

◎宿・Wi-Fi
 中規模以上の町ならば宿を探すのは難しくない。観光地ではホテル・ゲストハウスの他にもホームステイや「ロスメン」という民家に宿泊施設が付随した安宿も存在する。ただし、例えホテルであったとしても1000円以下の宿は水桶によるシャワー(マンディ)が基本だと思った方が良い。そうじゃない宿に泊まれたらかなりラッキー。
 泊まった宿の料金は300〜1100円くらいと、かなりリーズナブル。宿泊料金高いといわれるバリ島も、探せば8万ルピア(約680円)で泊まれる宿があったので特に費用的な問題はない。
 料金の割にはベッドの寝心地が良く、満足度の高い宿が多かった。アメニティ各種がサービスでついてくることは少なかったが、簡単な朝食を出してくれる宿は多い。洋風のメニューも多かったが、インドネシア料理を出してくれる宿もあったりしてバリエーション豊かな印象。
 地元客向けの宿でWi-Fiは皆無であった。観光地や外国人の宿泊を見込んでいるんだろうなぁ・・・という宿では大抵Wi-Fiもある。速度はまあまあ速いのだが、不安定でしょっちゅう途切れることがあるのはインドネシア全体的な特徴か何かなのん?あと一部のサイトは規制で見れない模様。
 案外Wi-Fi使えるカフェだったり、そこら辺に飛んでるFreeWi-Fiがあったりして、何日もネットに接続できない状況に陥ることはなかったため、特にSIMカードが必要とは感じない。まぁここら辺は人それぞれだろうけど。

◎自転車店
 他の東南アジア諸国と比べて自転車人気は薄い国なのかと感じる。その根拠の1つが明らかに減った自転車ショップから。スポーツ専用自転車ショップは州都クラスの大きな町でなければ見かけることはない。まぁ子供用自転車を扱うような店はそれなりに見かけたので、簡単な修理ならばどうにか対処できるかもしれない。
 ジョグジャカルタで見かけたショップなんかはパーツも豊富で思わず買い換えようとした部品もあったのだが、値段が高かったのでやめた。どうやら一部のお金持ちが楽しむスポーツというのがインドネシアにおける自転車のポジションらしい。余談だが、タイやマレーシアでは多くの人に「自転車は人気だよ」といわれたものだが、インドネシアでは「皆バイクに乗るから自転車には乗らないねぇ」と語られてしまった。海を渡らなくては走れない国だし、海外自転車旅行者の需要も少ないのだと思う。
 なお、バリ島だけは全く別物。最新のパーツを豊富に取り揃えたスポーツサイクル店があったりして、アジアの最終地点ということで部品交換から飛行機輪行のパッキングまでに大いに利用させてもらった。

◎物価・食事
 お札に表わされる数字の数が大きい国は物価が安い傾向でもあるのだろうか?とりあえずインドネシアもまた物価は非常に安い。食事に関しても自転車乗りが及第点を出せる程度には量が多い。その食事の傾向はミャンマーに近く油たっぷり系なのだが、個人的にはインドネシア料理はかなり洗練されていて美味であったと思っている。
 色々な種類の食べ物にチャレンジしたのだが、結局「ナシゴレン」「ミーゴレン」という疑似チャーハン・焼きそばへと戻ってきてしまう安定感あるこの2食。どこの屋台でも上記のどちらかを見かけるということもあり、何度もお世話になりました。
 なお、観光地とそうでない場所での料金差が大きい。ナシゴレンは最安で60円程度で食べれた屋台もある一方で、観光客が集まるエリアでは実に4倍もの値段をつけた店もあった。酷い商売である。
 大概の屋台にはガラス面に料理の種類が書かれているため、インドネシアでは指差し注文をすることが少ない。料理名も「米」「鳥」「炒める」等の単語を組み合わせた名称なため、簡単に覚えられるし知らない料理も想像付きやすい。
 さて問題はビールである。日記でも語っているように今年からコンビニを含む小売店ではアルコールの販売を禁止したらしいが、私の観測範囲では大型スーパー等も軒並み全滅状態であった。
 どうにか販売していた場所は、バー等の専門店か外国人向けのゲストハウス、それ以外だとマレーシア国境付近の中華系商店等では何度か酒類を発見することができた。バリ島にあっては何処でも売ってる。
 料金は350㎖缶で90〜200円程度、もちろんバー等の店はこの限りではない。オマケに調査個体数が少ないため、確実性に欠ける。ビール好きな旅行者にとっては悩ましい国になったといえよう。

◎総括
 各島々で雰囲気が大きく異なるインドネシア。特に宗教関連でイスラムのジャワ島・キリスト教のカリマンタン島・ヒンドゥー教のバリ島といった違いが如実に出ていたのは面白い。インドネシアはイスラム教徒だけの国ではないということを強く実感した。
 どうしても島を渡る移動が増えてしまうため、他国と比べて旅行難易度がやや上がってしまう感があるのは否めないが、1つの国で色々な特色を楽しめるインドネシアを走ることは非常に面白い。ペルニフェリーもコツさえ掴めばチケット入手もスケジュール把握もそれほど難しくないのであり、上手く活用すればインドネシア国内の僻地を自転車で走る楽しみを味わえる。
 せっかく6月からビザも免除されたことだし、もっと自転車乗りはこの国を走れば良いと思うの。物価は東南アジアでも最低レベルだし飯も美味くて量が多い。かなりオススメの国だと思いますのん。
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 2015年8月8日〜9月4日 ボルネオ島
 走行日数27日間
 累計走行距離2333km(17207km〜19540km)

◎道路
 ジャワ島から移動してくると「同じインドネシアの国なのに、こうも路面状況が違うのか!」と驚くレベル。インドネシア領に関しては道路幅が狭かったりもするのだが、単純に車両数が少ないため危険な思いをすることは少ない。
 マレーシア入国後は小さな道でもキッチリ道路幅を確保してくれているため更に走りやすくなる。ただし、自転車における走行というものをほぼ考慮に入れてないようで、ブルネイを除いて側道や路側帯はほとんど存在しないか、あっても砂利だらけでまともに走ることができない。
 あと土地に余裕ありまくりなハズなのに、どうしてこうもキツい斜度の坂道ばかりを造るのだろうか?大型トラックがパワー不足で坂をノロノロ上がっている事実があるのだし、もうちょっとつづら折りを入れてくれても困らないんじゃないかな?とは思う。

◎治安
 個人レベルで治安の悪さを気にしたことはない。だが、サバ州東海岸はテロや外国人の誘拐も発生している地域であると外務省さんも渡航延期マークを示していた。実際、現地の人達から「サバ州の東海岸は危ないぜ」といわれ、現地の人が語る「危険」ってのは本当にヤバいかもしれん!と色々情報収集した結果として東海岸ルートへと望んでいる。
 結論からいえば特別何もなかったし、普通に野宿もすれば町を歩き回ったりもしているのだが、全く危険を感じるような雰囲気ではない。もちろん運が良かっただけということもあるので安易に語ることはできないが、この地域は3〜4つの中規模の町を除くと、「住んでる人は町民全員の顔と名前を知っている」くらいの小さな町ばかりなので、テロの標的になる確立は比較的少ないのじゃないかと。
 田舎なので警察署の敷地内にテントを張っても全く問題なかったし、基本的にこの地域では宿泊をするようにしてた。あとは大きな町でフラフラと変な場所へ入り込みでもしなければ、そんなトラブルに巻き込まれることはないんじゃないかね?

◎国境
 ワンクリアン国境がインドネシア/マレーシア人しか通行不可能であるという罠にはまり、大幅なルート変更とタイムロスをした事実。というか地元民しか通れない国境があるという事実すら知らなかった私であり、同じような失敗をしないように注意してほしい。そんなヤツ多分いないだろうけど。
 なお、エンティコン国境ではアライバルビザが取得できるため、マレーシア→インドネシアへと移動する場合でも事前にビザを取得したりする必要はない。(2015年9月現在、インドネシアにノービザ入国が可能なのは主要空港と港のみ)
 ブルネイ側の国境には特別何もないが、陸路ルートではブルネイ飛び地を経由しなくてはならないためマレーシアと出入国を繰り返すことになる。なおこのルートは実際に走行してないので通過できるのかは不明。
 素直にラブアン島へ行って、免税されてるビールを飲んだ後にサバ州へと入る方が、ビール好きな自転車乗りとして魅力的に映っただけのこと。

◎交通事情
 どの国も非常に紳士的な運転をする。特にマレーシアでは追い抜く際、必要以上に車線を空けてくれるし対向車がいると無理に逆車線に出て行かずに自転車の後方で待っていてくれる。中国やベトナムに見習わせてやりたい。
 この島で信号機を見れるのはブルネイとマレーシアの中規模以上の都市のみである。それ以外の交差点は全て円形交差点で構成されているのだが、みんな紳士的な運転してるのでむしろこのタイプの方が安全だし待つこともなくて便利。東南アジアで始めて円形交差点の方が安全なのかも?と感じた。
 総じて交通量が少ないことが大きい。郊外の道とか普通にぶっ飛ばして走ってる車は多いのだけど、他の車両を抜くとか避けるみたいな動きをすることが(車両の数的に)少ないため、怖い思いをしたりすることはほぼない。都市部の町だけ注意しとけば実に気持ちの良いサイクリングができますぜ。

◎特徴
 島全体の特徴としてひたすら森林に覆われているジャングルの島である。面積に対して住んでる人口も少なく、宿のある町の距離が離れているため、自転車旅行をするならば野宿の道具は必須。
 島全体を道路が走っているワケではなく、特に東海岸のマレーシア・インドネシア間には陸上での国境はおろか、道すら存在しない。このためボルネオ島を1周する場合には、時計回りの場合タワウの町以後をフェリーで移動する必要がある。とりあえず地元民にはポンティアナから東カリマンタンの「サリマンダ」という都市までは陸路で行けるよ的なことを教えてもらったが、何処まで走れるのかは定かでない。ボルネオ島1周した人がいるならば、ここら辺を是非とも情報公開してもらいたいところである。

◎言語
 各国のまとめ参照。

◎宿(野宿)・Wi-Fi
 ここら辺は各国で記載した事情と大きくは変わらない。ただしマレーシアにおけるクチン・コタキナバル以外の宿でWi-Fiを求めるとそれなりの料金を出すか、相当探し回らなくてはならない。
 オブラートな言い方をすれば大自然に囲まれたボルネオ島だが、別に小さな村でもWi-Fiは普通に飛んでいる。ただ単純に村や町の数が少ないだけなのだ。そういう意味では、そこら中でフリーのWi-Fiが飛んでたりするウエストマレーシアやジャワ島に比べて島全体が発展途上という言い方もできる。速度も普通だが、極端に遅い回線やしょっちゅう断絶する回線に出会う確立が高かった気がする。
 何だかんだで全くWi-Fiに触れてない最長期間は3日程度だったので、SIMカードを用意する等、何か対策をする必要があるのか?と問われれば私は「そんなもの要らん」と回答する。
 
◎自転車店
 明らかに自転車の数が少ないため、スポーツ系の専門店を見つけるのは大変。インドネシアでは未発見、クチンで1店舗だけ見かけたかな?多分コタキナバルにも専門店くらいあると思う。あとタワウにもあった。
 この島に来るのであれば、事前にキチンと整備した自転車で来ることをオススメする。私のようにフロントギアが限界でまともに使えない状態のまま「まぁ大丈夫でしょ!最悪交換すれば良いし。」とかいって来訪すると、アップダウンの連続で酷い目に遭うこと請け合いだ。それでも走りきったので、行けるっちゃ行けるかもだが、もっと深刻なトラブルに遭遇した場合、その状態で何百kmも移動しなければならないことを覚悟の上でどうぞ。

◎物価・食事
 普通に都市部の方が食事の値段が高い。特にクチンとコタキナバルでは「酷い商売してるなぁ」という感想を持ったレベル。明らかに流通コスト掛かるであろう地方で食べる食事が2/3程度の値段、下手すりゃ半額で済むとか実に足下を見ていると感じる。
 国は違っても食事の内容は似たり寄ったりで、3国とも同様のメニューを食することができる。なお小売店で酒類を販売できないインドネシアだが、何故かボルネオ島ではビール売っているのをよく見かけた。ブルネイはアルコールの販売自体が禁止されている。マレーシアも田舎地域では密売でもしてるのか、一般的な値段の半額以下で販売しているビールがあったりして安く購入することもできた。
 他のアジア地域と比較すると、やや食堂の数が少ないため「お昼になったら目に入った店に入る」みたいな走り方してると、何時までたっても食事にありつけなくなる可能性が高いので注意。決断が大事。

◎総括
 ほぼ1本道にもかかわらず、途中で1度も自転車旅行者と邂逅していないところからも自転車旅行の需要が少ない地域なのだということが伺える。その割にはインフラ等充実しているし、治安も良好で物価も安い。自転車の整備さえしっかりしておけば、ジャングル系大自然の中を走りたいタイプの人には強くお勧めできる。ただし町と町の距離が遠い地点も多く、野宿できる装備は必須。ただし小規模な集落は多いので、食料を携行する必要性は薄い。
 各国のまとめではあるが、ボルネオ(カリマンタン)島として1つの区分けがしやすかったこともあり、総括としてつくってみた。そうするとインドシナ半島だとかでも区分けできるじゃねーか!とかあるかもしれないが、それだけ私がボルネオ島に強い思い入れが出来たから・・・ということでひとつ。決してペルニフェリー船で暇に飽かして作成したとか、そういう理由ではないですよ?
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 2015年6月30日〜7月17日  8月13日〜8月23日  8月24日〜9月4日
 走行日数41日間
 累計走行距離2926km(1回目1247km・2回目1088km・3回目691km)
       (14839km〜16086km・17576km〜18664km・18849km〜19540km)
 ※1回目はマレー半島、2・3回目はボルネオ島を走行

◎道路
 路面の状況は非常に素晴らしい。なお車両は左側通行。しかしバイクの割合が減って車が増えた影響なのか、二輪車に対する配慮が欠けていると感じるのも事実。路側帯が狭いのはまだ良い方で、車道2車線でスピード出せそうな道でも全く路側帯が存在しない道があったりすることも。
 郊外の道ではそれほど危険はないが、とにかく街中においての走行は車主体の道路が造られている側面もあり、恐ろしい思いをする。
 高速道路を自転車で走行することが可能な面白い国なのだが、走行可能な高速と不可能な高速があるため料金所の看板にて要確認。とはいえ高速道路は景色の変化が少ない上に、車線の合流等で入ってくる車両の恐怖感が半端ないため、個人的には無理して走るほどではないかと思う。混ぜるな危険。

◎治安
 非常に良い。タイの深南部が治安が悪いため、隣接しているマレーシア北部地域もどうかと思ったりしたが、全く問題なし。なお、警察組織の力というか立場が強いのか、交通警察の人達が使用しているバイクがちゃんとしてる(日本の白バイと似てる)ことに驚いた。これは他の東南アジア諸国では珍しいかと思うのだが。
 田舎・観光地共に街中での雰囲気に緊張感を感じることは少ない。実際、夜間においても人の往来をよく見かけたし、私は入っていかないけれども人通りの少なそうな裏路地とかにも平気で入ったりしてた。
 海外旅行をする上での基本的な注意点を守っていれば、そんなにトラブルに遭遇するようなことは少ないんじゃないかね、責任は持てんけど。

◎ビザ
 ノービザで90日間の滞在が可能なため、国土面積から鑑みて滞在日数を全く気にしなくても良い。私は短期間で都合3度の入国をしているワケだが、この程度の出入国の繰り返し(ビザラン)は全く問題ではない様子。
 自転車旅行をするにあたって日数的な問題となることは全くない。そう思ってもらって良い。まったくもって良い国である。

◎交通事情
 車に関してはなかなか紳士的な走行をする人が多かった印象。一昔前の日本もそうだったらしいが、車に対して「利便性」よりも「格好良さ」を重要視している気がする。ワンボックスやバンタイプの車両は100%商用関係車で、個人で乗っている車はセダンやスポーツカーを多く見かけた。
 そんな車社会なので、何度かそれはそれはアホみたいな速度出して走る輩にヒヤリとさせられた。同じことはバイクにもいえるが、マレーシアでは車の割合が大きいので相対的に車との遭遇機会が増える。そして自転車的に怖いのは大きな車なのである。
 あと、この国で信号無視した車は1度も見なかった(バイクは山ほど見た)。威嚇のクラクションを鳴らしてくることもまずないし、国民の意識が高い国である。

◎特徴
 1、主にマレー系・中華系・インド系と幾つかの民族が混在している多民族国家である。他の東南アジアのどの国よりも華僑の影響力を感じるし、地図にも載ってない小さな地区でも中国漢字を見かけることは数多い。
 2、国土がマレー半島とボルネオ領とに二分されている。ボルネオ領におけるサラワク州とサバ州はそれぞれ強い自治権があり、普通の国と同じように入境審査が実施される。というか、これらの州に陸路で入るにはインドネシアなりブルネイを通過するしかない(州境には道がない)ため、陸路移動者はあんまり意識しない。
 基本的にこのまとめではマレー半島(ウエストマレーシア)についてメインに扱っており、ボルネオ領(イーストマレーシア)に関してはボルネオ島まとめにて記載している。

◎言語
 どの人種の人達も英語の通用度が非常に高い。というか、この国で会話に苦労したという記憶がない(単純に英語における会話の苦労を除く)。勝手な想像なのだが、異なる民族間でのコミュニケーション手段は基本的に英語となっていたので、こうした背景が大いに影響しているのだと思われる。
 実際、チャイナレストラン内では中国語が飛び交っていたし、インド系のお店も然り。とりあえず旅行者が出没するような地域においては、英語が通じずに苦労するという心配はしなくても良いんじゃないですかね?
 言い換えると、ボルネオ島のど田舎地域では英語の通用率は低かった。基本的に田舎に行くほど現地語しか通用しなくなっていくのはどの国でも同様である。

◎宿・Wi-Fi
 物価に対して宿代が高めの印象を受ける。一部の観光地では500円前後の超格安宿も存在するが、基本的にツーリスティックな町以外での宿泊費は1000〜1600円程度である。それ以上の料金も多いが、その場合は野宿してた。
 ちなみに田舎の安宿は「HOSTEL」か「旅社」と表記されている。小さな町でもこうした安宿が1〜2つくらいはあったりするが、本当に僻地だったり郊外の地域には「Homestay」の看板が道路沿いに点在しているので、コチラを利用するのもありかと。なお、Homestayには1度も宿泊してないので言及はしない。
 設備は立派で、エアコン付きの宿がほとんど。ゲストハウス系であれば大抵無料の朝食がサービスに含まれている。とりあえず私がお金を出して宿泊した宿には100%Wi-Fiが設置されていた。速度もなかなか速くて快適である。旅社系の宿は長屋の2階に位置している場合がほとんどで、自転車を担ぎ上げるのがやや面倒くさい。部屋数も10室以下で、家族経営しているパターンが多々見られた。
 別にぐいぐい交渉しなくても、値段を聞いて他の宿も確認しようとすると「ちょっと待て!○○リンギットでどうだ?」と割引きしてくれるパターンが多かった気がする。そんなに料金が違うわけでも、お客が私1人というワケでもないので、多分私の魅力の結果だと思われる。

◎自転車店
 結構自転車が人気であるのか、大抵の街中にスポーツサイクル店が存在する。しかしラインナップに関しては店内をほぼ見ていないので何ともいえない。とりあえずパーツは高級グレードばかりを販売していたなぁ。
 意外な点で、首都であるクアラルンプールでは自転車店の姿をほとんど見かけない。このためマレーシアでは、クアラルンプールで自転車の修理や部品の補充を計るよりも、普通の町にあるサイクルショップに赴く方が良いかと思われる。そもそもクアラルンプールは自転車での走行を拒絶した構造となっているため、自転車で走行することに向いていない。

◎物価・食事
 私的「食事がうまい国ランキング」で、中国からNo.1の座を引き摺り落としたほどレベルが高い。しかも料金が非常に安価で素晴らしい。ただし、1皿の量はかなり少量。多民族国家の関係か、マレー系・中華系・インド系と多様な系統と、いい具合にそれらが混ざり合って新たな食文化を形成しており、食に関心のある人は非常に楽しい環境だと思われる。
 フードコートに入っている屋台飯を食べる場合、別途テーブルを出しているお店の飲み物を頼むのが基本ルール。そのため、別々に料金を支払うことになり、若干面倒である。まぁお皿を盛ってきた時に会計してくれるので、のんびり座っていれば良い。
 自転車旅行者が(多分)好んで利用する「ぶっかけ飯」がセルフ方式であったり、他の東南アジア諸国では全く気兼ねせずに貰える水や氷に対しての扱いがややシビアだったりと、独特の印象を受けることが多い。
 屋台の平均価格が100〜300円くらい。別途注文の飲み物代が30〜60円程度。
 これだけならば東南アジアとしては通常の料金なのだが、残念なことにマレーシアはビールが非常に高額である。ビール瓶1本の値段は約500円と日本よりも高額であり、気軽に手を付けることは躊躇われる。なお、350㎖缶でも220〜250円程度。なおコンビニとスーパーとの価格に開きがある国なので、リカーショップやスーパーで購入すれば多少は安くなる。酒税が激しく高いのはビールなので、単純にアルコールを摂取したいならば、他種のお酒を選択すれば多少割安で楽しめたりする。でも私はビールが飲みたい人なので、理性と欲望の間を行ったり来たり。 

◎総括
 初のイスラム系国家ということで割と緊張していた国だったのだが、走ってみれば人は親切だし飯は美味い、その上かなりの先進国家ということもあり非常にストレス少なく走ることができた。
 海を挟んで東西マレーシアではかなり印象が異なるが、レベルの高さはどちらも同じ。ただしイーストマレーシアにおける自転車旅行者は壊滅的に少ない。まぁこれはインドシナ半島を縦断するルートが自転車旅行者に人気なため、比較することでその差が際立つだけなのかもしれないが。
 熱帯雨林地域なのでとにかくスコールに遭遇することを念頭に置いたルート作りが大切。あんまり頑張って距離走ろうとすると、スコールで動けずにお幅に時間をロスした挙げ句、夜間走行を余儀なくされた。などという状況になっては目も当てられない。私は乾季での走行だったにもかかわらず、結構な頻度でスコールに遭遇したこともあり、時期に関係なくこの点には注意が必要でしょう。
 そうそう、犬について。ウエストマレーシアでは全く吠えられることなく、タイ犬の攻撃性は国の特色だったのか?とか思っていたのだが、イーストマレーシアに入ってからはガンガン吠えられるわ追いかけられたりした。ボルネオ島でもインドネシア犬は全く吠えなかったことから、島という地域特性というワケではないと思う。というか、犬に関して1項目作った方が良いかもと今思った。
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 2015年8月23日〜8月24日
 走行日数2日間
 累計走行距離185km(18664km〜18849km)

◎道路
 すっごい整備されてる。路面状況の良さにも驚いたが、全然交通量のない道路にも街灯が並んでいることには心底驚愕した。どんだけインフラに力入れてるんだよこの国は?
 特別文句はないし、国の西側に関してはアップダウンもなく快適な高速走行が可能である。なお信号を見かけたのは首都のバンダルスリブガワン(以下BSB)のみである。自転車で走っている人は少ないが、きっちり路側帯も作られているし車両の数が少ないので円形交差点を渡るストレスも少ない。日本より遥かに気楽に走ることができる国である。しかも日本と同じ左側通行。

◎治安
 非常に安全な国でしょう。首都ですら物乞いを1人も見かけなかったのは、現在の所ブルネイのみである。警察の数も多いしキチンと働いている印象。オマケに宿がない旅行者を助けてくれたりもする。
 BSBにしか泊まっていないが、田舎にあっても危険はないかと思われますよ?むしろ人少なくて土地余ってるので、野宿するのも楽だし良いんじゃないかとも思う。

◎ビザ
 ノービザで14日間滞在可能。国土的に考えて超過することは有り得ないと思うので、事前の準備も知識も特に必要ないのでは?むしろブルネイには宿泊せずに通り過ぎてしまうだけの旅行者が多いのではないかと思うのだが。せっかくだから、1〜2日宿泊して観光したりのんびりするのも有りかとは思う。私は1日で十分だったけど。

◎交通事情
 人の数と車の数が合ってないのではないか?と感じるブルネイはそれなりに交通量多いのでご注意をば。先にも書いたがBSB以外の町の交差点は全てサークル交差点で構成されており、交通事情が悪い国でこの交差点は危険極まりないストレスポイントだったりする。逆にブルネイのように交通マナーの良い国では、いちいち停車する必要もなくスムーズに抜けられる優れた交差点として機能しており、この点からもブルネイという国のレベルの高さが伺えるというもの。
 あと走っている車がヤケに高級車が多い。フェラーリ・ベンツは当たり前、日本車以外にアメリカ製の車もやけに目に付いた印象。

◎特徴
 1、マレーシアとの悶着があって国土が分断されている。この国境問題は非常にデリケートであるらしく、信頼できる国際地図か否かにブルネイ/マレーシア国境が正しく描かれているかで判断材料になることもあるとか何とか。基本的には西側に人口も経済規模も集中しているので、ブルネイといったら西ブルネイのことだと思っておけばOK。
 2、上記の関係でマレーシアサバ州へと入国するのはフェリーを利用してラブアン島を経由ルートが一般的とのこと。他に陸路のルートもあるのだが、ブルネイ→マレーシア→ブルネイ→マレーシアと面倒な出入国を繰り返すことになる。

◎言語
 英語バッチリ通用するよ!わずか2日間しかいなかったから、話した人の総数が少ないかもしれないけど、それでも20以上の人達が英語での会話を難なく行っていたことから、会話での心配はあまり気にしなくても良いのではなかろうか?
 というか、私の場合はそもそも英会話の心配をするべきなのである。

◎宿(野宿)・Wi-Fi
 泊まってない。
 ブルネイに唯一の安宿とかいわれているpusat belia youth hotelであるが、10ブルネイ$の宿はないにせよ20ブルネイ$出せればその他にも選択肢は2〜3あると教えてもらった。言い換えると私は900円以上の宿泊費を出す気がなかったのですね。
 間違えやすいが前述の宿は「ユースホステル」ではなく「ユースホテル」で何の関係もない。むしろユースであそこまで適当な対応される心配はまずないのであり、よっぽどユースホステルに泊まりたかったわい。私は直接出向いて行ったが、一緒になった人は予約メールをしたにも拘らずクソ対応だったこともあり、最悪の場合における次手段を考えておくのも良いかと。
 Wi-Fiはカフェで2度使用した。速度が超高速と超低速の2パターンだったのでどう評すれば良いものか。とりあえずカフェの値段自体が非常にお高いのであり、フェリー出港まで2時間待ちであるるとか、宿のスタッフから直接その場で「宿に予約のメールを入れてくれ」と言われるワケ分からん状況にならない限りは、無理して活用しなくてもマレーシアに入国してからで遅くないと思う。

◎自転車店
 そういえば1度も見かけなかった。走行途中でロードのチーム走行している集団とすれ違ったので、町中にスポーツサイクル店が全くないとは考えづらいが。そもそもボルネオ島はスポーツ自転車の需要が少ない土地なんだよなーとは思う。

◎物価・食事
 シンガポールと並んで東南アジアの物価高を指し示す片翼のブルネイではあるが、まぁシンガポールと違って宿を除くと食費は無茶苦茶高くて仕方がない・・・というワケではない。量が悲しくなるほど少ないながらも、「ご飯と揚げた鶏肉」というこの地域を代表する食事は90円で食べられる。屋台を中心にすれば1食を300円以下に抑えることもまぁ可能。
 そしてイスラム国であるブルネイにはアルコール飲料は販売されていない。これを考慮してマレーシアとの国境免税店でビールを買い込んでおこうと思っていたのだが、どうやら午前中は全ての店がクローズしている模様。

◎総括
 ボルネオ島でマレーシア領を縦断する場合、まず確実に入国することになる国だが、かなり物価高&国土が小さいこともあってスルーされてしまいがちな不遇の国。実際首都のBSB以外に観光云々で見るほどの物もなく、他には国王様が自費で建設したというお客が全く入っていない遊園地や北部のビーチがある程度だろうか。
 石油で潤っている金持ち国なので、インフラ関係は本当に優秀であると感じる。何週間も旅行で滞在するような国ではないかもだけど、バブリーな感じでないお金持ち国を見るのは結構楽しいと思うのですよ?
 あと国の正式名称は「ブルネイダルサラーム」です。 
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 2015年7月17日〜7月22日
 走行日数6日間
 累計走行距離165km(16086km〜16251km)

◎道路
 整備状況は完璧なレベル。路側帯ではなく歩道の脇に自転車道が設置されている道も多い。自転車的に重要な点なのだが、歩道と車道を分ける段差をキチンと無くしているため、移動に負担がかからずストレスが少ない。日本も見習ってほしいぞ。
 逆に車道における自転車の立場は脆弱。道路左端に黄色線で自転車レーン(だと思う多分)があるのだが、嫌がらせしているのかと思うくらい狭隘なラインである。
 あと、基本的に国全体が都市なので信号の間隔がもの凄く短い。この国において自転車はスポーツ的に楽しむ乗り物であることが伺える。その割には至る所で自転車が置かれているので、自転車を足としている人はかなり多いと思われるのだが。シンガポールの人たちは苦労しているなぁ。ちなみに日本と同じく左側通行。
 
◎治安
 もう全く問題なし。深夜1時とかに子どもが公園で遊んでいるのを普通に見かけるレベル。とにかく法律が厳しいと聞いたが、特別警察の姿を何度も見かけるようなことも無い。野宿場所を求めて深夜に自転車で移動をしているが、公園の見えない場所等で同じように自転車を止めて横になっている人をたくさん見かけた。旅行者なのか、ホームレスなのかは不明。
 土地柄なのか、日中よりも夜間や早朝の方が公園等で人を見かけることが多く、そうした人達が東屋のベンチで一休みしていたのかもしれない。そういう意味では公園で寝てても咎められることは無いと思う。多分。

◎ビザ
 ノービザで30日間の滞在が可。・・・ではあるけれど、自転車でも1日で全ての場所に移動できる程の規模である国なため、普通の観光で滞在日数を超えてしまうことはまず有り得ないと思う。
 むしろ長期旅行者でそんなシンガポールに滞在すると、金銭的な面で色々と苦労することになる。私は計6日間滞在したのだが、これはインドネシア行きのフェリーが22日に就航だったから。普通に2日間は野宿して節約してるし、下手にバタム島へ急いでインドネシアでの滞在日数を減らしたくなかったという理由もある。
 まとめると、「最低でも私くらいの金銭レベルがなければ、シンガポールで長期旅行者が過ごす理由は薄い」ということ。

◎交通事情
 人口密度が高い上に、私でも知ってるような高級車がそこら辺をバンバン走ってて緊張感がある。とはいえ運転マナーは至って良好なので、ゆっくり走ればそれほど怖い思いをすることは少ないか。
 左車線がバス専用レーンとなっている道路が一定数あり、幅の広いバスが脇を抜けていくのは恐怖以外の何者でもない。しかもバスは比較的運転が荒い。
 スピードを出して抜けていく車がほぼいない(というか道路状況的にできない)ので、無茶しなければ走行自体は至って平穏だし、渋滞に巻き込まれない自転車は移動手段としてシンガポールで重宝されてる印象。

◎特徴
 東南アジアにおける超先進国である。必然的に物価も高いのだが、国土が狭いためパッと入ってサッと抜ける旅行者が多い。長期旅行者でシンガポールに6日間滞在というのは、かなり長い方だと思う。
 マラソンプラスタイヤに代表されるような、途上国では入手が難しい品物も見つけることができるし、アウトドアショップも沢山ある。旅行途中に態勢を整える、という意味で非常に便利な国だともいえる。

◎言語
 基本的には他民族が集うというか、旅行者も仕事してる人達も集まってくる経済特区なので、多種多様の民族に配慮した形に言語が通用するような国である。看板の案内表示に幾つの言語を載せてるのだ!というレベル。
 当然、日本人的なへっぽこ英語でも全く問題ない。むしろ街中観光してると普通に周辺から日本語が聞こえてきたりして、気分的には東京にいるのと左程変わりない。あちこちに日本語による説明文もあるし、日本人関係の建物(日本食屋とか日本人用書店とか)も無数にある。そういう意味ですっごく滞在しやすい国。

◎宿(野宿)・Wi-Fi
 といってもツリーインロッジの宿しか泊まっていない。そもそも国土の狭いシンガポールで、宿泊先を転々と移り変わる人は少ないと思われるため、個々で下調べして唯一の宿を見つければ良いかと思う。自転車乗りならばこのホステル一択で良いかと。タイヤ売ってくれるし、水分・朝食の制限ないし、整備機材を無料で貸してくれるし、料金半額である。完璧すぎてぐうの音も出ねぇ。
 オマケにマレーシア・インドネシア方面の旅行情報にも強く、スケジュールを確認するのが大変なペルニ社フェリーの情報もここで教えてもらった。最初の2日間は満床であるにも関わらず、設備使わせてもらうわ、荷物置かせてもらうわ、ビール奢ってもうわ、挙げ句に付近の野宿ポイントまで教えてもらえるわで大変お世話になった宿。あと、シンガポールの野宿は違法なのであしからず。無料キャンプ場の場所という意味ですよ。
 Wi-Fi速度は東京並みの爆速。ただし街中でWi-Fiを利用する不便さも東京並み。あちこちにスタバがあるので接続できない!と困ることは少なかったが、FreeWi-Fiのスポットは思ってた以上に少ない。

◎自転車店
 街中というより若干外れた場所で何店舗か見かけた。街中にあるショップは総じてオシャレ系ショップで、実用性のあるパーツをバラ売りしているような店舗は見つからず。
 扱ってるパーツも基本的に高級グレードの物が多いが、以外と旅行関係のキャリアやバッグ類は豊富に扱っていた印象。これが国内を自転車で移動する人が多い故のラインナップなのかは知らないが、日本のショップと似てる感じ。
 旅行用の道具はツリーインロッジで頼めるので、自転車旅行者としては各種消耗品が揃えられれば十分ではある。
 
◎物価・食事
 超先進国であるシンガポールはどうしようもないレベルで物価高である。基本的に日本よりも高い。中華街やフードコート等では200円台から食べられる飯も存在するが、いかんせん量が少ない。
 スーパー等で食材を購入して作る方が現実的。ツリーインロッジにもキッチンスペースがあったので、宿泊するようになってからは昼食は毎日自炊してた。パスタ1袋が200円・インスタンラーメン1セットが150円くらい。野菜は日本の値段とほぼ変わらないが、肉類や冷凍食材は確実に日本より高い。
 なお、コンビニは「便利で簡単に買えるけど高い店」という日本と同様のポジションだったので、全く利用していない。
 種類によって幅が大きく何とも言い難いのだが、ビールロング缶で350〜500円くらいかと。外国の輸入ビールだと値段は更に上がる。そして何故かアルコール度数高いビールの方が安い傾向にある。そういうビールは美味くないのが常だが。

◎総括
 自転車旅行者にとっては、マレー半島の終点か出発点として利用することが非常に多い国。そうした意味合いにおいては、物資が豊富に取り揃えられているシンガポールは非常に便利でありがたい国だといえる。基本的に自転車を走らせて旅行する国ではないため、多少物価が高くても準備が整い次第、隣国へと移動してしまう自転車旅行者にとってシンガポールの存在価値は「物と情報の補給地点」という側面が極めて高い。
 なお、野良犬の存在を全く見なかった点からも、シンガポールという国が、いかにレベルの高い国であるかがお分かりいただけるかと思う。
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 2015年2月23日〜3月9日  4月16日〜5月4日  5月24日〜6月30日
 走行日数73日間
 累計走行距離4090km
(1回目1317km・2回目1046km・3回目2727km)
(5488km〜6705km・9896km〜10942km・12112km〜14839km)

◎道路
 最強。何一つとして心配する必要がないレベル。主要幹線道路の広い道幅も然ることながら、3桁や4桁の国道でも完璧に舗装と整備が行き届いているため問題無し。斜線の数も多いわ自転車用の側道も大きいわ・・・と、日本も少しは見習ってほしい。
 都市部以外では信号の数を減らし、立体交差等でUターン路を作っていたりしており、コレが原因で数km走らないと反対車線に行けないといった問題がある(中央分離帯がしっかりと作られているため)。これが原因で道路を逆走するバイクや車両が結構な数いる。
 幹線道路ではガソリンスタンドに食堂やカフェ、コンビニ等が併設されており、サービスエリアとして機能しているため自転車で走行するにあたって補給の心配はいらない。
 アップダウンは北西部に集中しており、この区間を走行する場合にはそれなりの労力が必要となる。が、メーソート〜ミャワディ間以外の峠は斜度も緩やかでそこまで苦労することなく走りきれる。道路状況が良いのと相まって、1日で150kmとか走行するのも平気なレベル。

◎治安
 基本的には個人の旅行者が治安に問題を感じるようなことはない。が、タイ南部はテロの頻発地帯として外務省も危険勧告を出しているし、実際タイに在住している人からもその地域には気軽に行かないよう強く嗜められた。マレーシアに抜ける場合、この区域を通らなくてもギリギリ大丈夫なので、無理して通らない方が無難ではある。
 警察・軍隊共に優しく自転車に対して良い人が多い。しかし職務熱心か?という意味ではもの凄い適当な仕事ぶりであるため、単純にタイ人の性格が優しいということかもしれない。実際タイ国内で盗難被害にあった時も、その時の状況すら確認しなかったレベルで、翌日にポリスレポート作成するまで内容について何一つ尋ねられていない。
 なお、主要幹線道沿いに点在するハイウェイポリスには度々お世話になった。大抵「自転車休憩所」的な看板が掲げられており、FreeWi-Fiや水にコーヒー、シャワー等の施設が揃っている。

◎ビザ
 2015年4月現在において、ではあるが陸路でノービザ入国の滞在期限は30日間。これにプラスして30日間の滞在延長も可能なので、国内をサイクリングするだけなら十分な時間である。なお、観光ビザは滞在60日間有効。
 これ以後は東南アジアの中心として、タイを起点に周囲の国々を回る私の様な自転車乗りに限って必要となる情報ではあるが、現在のところタイでは1年間(1月1日〜12月31日)の間に、4度の「出入国」記録があると次のタイ入国にはビザの取得が必要になるとのこと。つまり「3回目の入国は他の国でビザ取ってこないと入れたげないよ」とされている。実際、イミグレーションではビザラン禁止についての紙がこれでもか!と張ってあり、国として結構本気で実施していることが伺える。
 まぁ、これはビザラン旅行者の締め出しが主目的なので、私みたいな旅行者は案外スルーされるかもしれないが、自転車旅行は移動時間が長いので「国境で入国拒否」なんてことになると洒落にならないため、安全策でヤンゴンでタイビザを入手したモノである。
 なお、旅行者におけるタイビザはラオスのビエンチャンやサバナケットで入手するのが一般的であり、当初は私も情報豊富なサバナケットでダブルビザを入手しようと目論んでいたのだが、ラオスの旧正月と時期が重なってしまい、次に領事館の開く日が6日後となってしまうため、ヤンゴンにて入手したという経緯がある。

◎交通事情
 この国の人はクラックションを鳴らさない!もうこれだけで素晴らしい国だと感じてしまう。なお、日本と同じく車は左側通行。
 先に述べた通り、道路事情が非常に良いため無茶な運転をするような車が少ない。タイ人の運転自体はそこそこ荒っぽいのだが、他国と比べて危険を感じたことはずっと少ない。信号もキチンと守るし、猛烈なチキンレースもしない。
 あと、鉄道網がしっかりしている国だと感じた。自転車的には特に意味はないのだけれども、中国の一部地域を除いてこれほどキチンと線路が放射状に広がっている国はアジア圏では見たことありません。
 総じて印象としては日本に近い感じ。バンコク市内なんかは東京都内を走ってるのと全然変わらない。旅行的には面白味に欠けるが、こういう環境に安心感を覚えてしまうのも確か。
 ただし、現実的にはタイにおける交通事故は多い。2010年の人口10万人当たりの交通事故死亡者数は38.1人と世界でも3位を記録しており、私がタイを走行している同時期にも自転車世界1周中の人が交通事故で亡くなったというニュースを聞かされた。

◎特徴
 1、観光地の日本人率が非常に高い。通りを歩いていて普通に日本語が聞こえてくる。そんな日本人の多さに惹かれてか、日本人向けのレストランやお店が非常に豊富。バンコクやチェンマイでは当然のように日本語表記の看板があり、伊勢丹のショッピングモールが存在する。紀伊国屋でジャンプの最新号を見た時には感動してしまった。
 2、バックパッカーの拠点でもあるバンコクは、他国の大使館や領事館が多くビザの取得が容易なことで有名。私もここでミャンマーのビザを取ったりしており、旅する際の起点として非常に便利である。

◎言語
 観光地での英語は全く問題なく通じるし、地方でも町ならば大体平気。そんなノリで適当な定食屋に入ると、全く言葉が通じなかったりすることもあるので油断は禁物だが、向こうも外国人慣れしているのか、言葉が通じない同士でも意思疎通に苦労することは少ない。
 ただし田舎における看板は、タイ語オンリーで表記されている場所がほとんどなので、何書いてるのかさっぱり分からん。他国では英語表記されていた道路ポストもタイ語で書かれているため、イマイチ要領を得ない。

◎宿・Wi-Fi
 観光国として名高いタイだが、地方では宿探しに苦労した。というのも主要都市や観光地を除くと、宿の表記が全てタイ語となってしまうために外見の雰囲気のみで宿を確認しなくてはならないからだ。基本的に宿自体は大抵の町に存在するので、タイ語におけるホテル等の単語を予め用意しておく方が良い。もっとも2週間くらいすると、文字が読めなくともパターンを把握して理解できるようになったため、後半戦では全く苦労していない。
 参考までに、主要な町の周辺には車両向けの一軒家が軒を連ねるタイプの宿が多く、街中に入ると普通のマンションを月貸し・日貸しするタイプの宿も数多い。通用のホテルやゲストハウスが見つからなくともどうにでもなる。
 料金は150〜350バーツ。カオサン通り等に行けば、更に安い宿もあるが基本的な料金はこれくらい。エアコン付きの部屋は350バーツくらいからある所にはある。
 地味にWi-Fiがない宿もある。が、タイはそこら中にあるカフェ等でWi-Fiを使えるため、これで困ることは少ない。街中でフリーのWi-Fiが飛んでいることも多い。速度も高速で気分よく使用してた。タイはこういった細かな点のレベルの高さを至る所で感じる。

◎自転車店
 東南アジアの中心的存在を占めるだけあって、バンコクだけでなくある程度の規模の町にはスポーツサイクルショップも多い。また、バンコクにはアウトドア系列のショッピングモールにオルトリーヴの専門店やアウトドア点、スポーツ系の自転車店が存在するため、その気になればバンコクで一通りの旅自転車用装備を準備することができる。
 性能の良い自転車用品が豊富に取り揃えられるアジアの地域は貴重なので、私もバンコクでは部品の補充から、ガタが来ているパーツの交換まで色々とお世話になった。
 なおタイにおける自転車は割とお金持ちの遊びであるとされており、陳列されている部品が高級グレードばっかりだったりすることが多いが、店員に「もっと安いパーツないの?」と聞けば、戸棚から低グレードの部品を出してくれることもあるので諦めずに尋ねてみるのが吉。

◎物価・食事
 タイの食事は安くて美味いと出会った人が口を揃えて語っていたが、私としてはそれほど絶賛する程でもないかと思う。まず第一に唐辛子が大量に入っていてキツい食べ物が多い。第二に飯の量そのものが少ないという問題がある。自転車旅行者的には特に後者の問題が深刻だ。ただし種類は豊富に取り揃えているため、食事そのもののレベルは至って高い。
 なお補給するだけならば、あちこちにセブンイレブンが建ち並んでおり、いくらでも買うことはできる。しかし、コンビニ食で腹を膨らますとなると、それなりの出費を覚悟しなくてはならないため、特別コストパフォーマンスが良いとはいえない。
 そして何よりビールの値段が高い!周辺アジア諸国と比べて約2倍って、どうなのよ?
 1食は屋台で100〜200円程度。ビールは1瓶190円くらい。要するに東南アジアの平均的な値段なので、タイの物価はスゴく安い!と思っていると、そこまででもなかったと思い知ることになるかも。そうはいっても安いんだけどさ。

◎総括
 東南アジアを走行する場合、その立地・走行のしやすさ・ビザの取りやすさ等で、タイを走る人は非常に多いと思われる。実際私もタイを走行して、その旅行しやすさには驚いた。近年は年間の出入国回数が制限される等、旅行者に面倒となるルールが増えているが、そうしたマイナス面が有り余るほどにタイ走行のメリットは大きい。始めての自転車旅行をタイから始めるのは、私も大いに賛成である。
 走行中に声をかけられることは少ないのだが、話してみると驚くほど親切を受ける・・・ということが多かった。一部の観光地以外では車両の数も少なく毎日快適な走行ができたこともあり、思い返してみると道中でストレスを感じることがほとんどなかったのではないだろうかと思う。
 4月とか毎日40度を越えるくらいに暑くなるので注意。ただし、主要道路ではガソリンスタンドにコンビニが併設されている関係で、涼を取りつつ進むことは左程難しくない。個人的には雨季でスコールが降る方が嫌だった。
 なお、東南アジアで犬が最も好戦的な国なので要注意。一体何匹の犬から追いかけられたことか。できれば犬叩き棒の携行をオススメする。
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 2015年5月5日〜5月24日
 走行日数20日間
 累計走行距離1170km(10942km〜12112km)
 
◎道路
 ヤンゴンの町に近づくほど路面が整備され、道幅も増えていく印象。地方の田舎では地元住民が手作業で道路の工事作業を行っているのを度々見かけた。道路公団とかそういう存在はいないのかしらん?
 国の中央部は平坦だが、それ以外はアップダウンを繰り返す森林地帯や山岳地域が多い。更に幹線道路から外れると幅が狭い上に未舗装路だらけで迂闊に踏み込むと痛い目を見る。私はバスワープしたが、今回のルートでいえばティーキー国境〜ダウェイの道を自転車走行する場合は、相当の準備と覚悟をしていった方が良い。なおコーカレイ〜ミャワディ間は、これまで一方通行(1日毎に向きが変わる)の狭隘路+山越えという険しい道だったのだが、開通したばかりの新道を走ったため非常に楽ができた。密かに日本人サイクリストでこの道を走行した第1号ではないかと自慢に思っている。
 全体的に舗装路が多いが、都市部を除いて整備されていないためアスファルトは凸凹である。なお、側道や路側帯等といった自転車に優しい道は存在しないため、基本的に車道を走らされることとなる。多数の料金所が存在するが、自転車は大きな橋を渡る時も含めて全てスルーされた。

◎治安
 良い。地方部族同士で戦闘が云々とかチラッと聞いて怖かったのだが、田舎地域は全然気にならない。むしろヤンゴンの方が旅行者を狙った詐欺がいたので悪いと思う。それでも夜中に女性が歩き回っている程で、身の危険的なものは感じない。
 軍隊の人は他国よりかなり沢山見かける。でも基本的に良い人ばかりであり、私のミャンマー軍イメージはすこぶる良い。逆に警察官はダラダラ仕事せず制服で昼間っから酒飲んでいるわ、英語喋れるのにこちらとまともに会話しない輩だったりで非常に印象が悪い。
 特に南部地域を走っていると何度か検問があり、パスポートチェックされたりしたが、いうこと聞いてれば問題なし。初日に民家に泊めてもらった時に、私の情報を本部に連絡しなけりゃならないんだ。と軍人のニイちゃんがいってたので、外国人の宿以外での宿泊はそれなりの許可がいる模様。

◎ビザ
 観光ビザで28日間の滞在が可能。日本でもビザ取得は可能だが、タイのミャンマー大使館を活用するのが最も簡単であり、且つ料金も安く済むらしい。私もこの方法にてビザを入手した。
 なお、タイ大使館では午前中に申請書類を提出後、即日発給=1260B、1営業日後=1035B、2営業日後=810Bと日程と料金を選ぶことが可能。大使館近くに日本語で書き方例を記載している代筆屋もインスタント写真屋もあるため、パスポートさえ持っていけばどうにでもなる。
 なお、ビザの有効期限は発給されてから3ケ月間なので、取得してから実質2ケ月以内に入国する必要あり。まぁ滅多なことでは期限切れになってしまうことはないと思うが。

◎交通事情
 一応歩行者を優先しようという意識が僅かばかり残っている印象。都市部の交通事情が最悪なのはどの国でも大して変わらないのだが、トラックやバスといった車両に対して怒りを感じることが少なかったし、逆走してくる車もバイクも見かけない辺り、多少はマトモな運転をしている人が多いともいえる。あと、ミャンマーは車がキチンと信号を守ってて驚き。
 日本の中古車が半数以上を占めている関係で、右側車線にも関わらず右ハンドルの車が主流。それがどうした?といわれれば、別に大した影響はないけれども。バス等の乗り降りは無理矢理改造した右側ドアから出入りしているので、中央線側にいきなり人が乗り降りしてくることは(多分)ない。
 
◎特徴
 1、元軍事政権の関係か軍隊の演習所や軍人が非常に多い。構わないのか分からないが、軍隊関係の施設に対してはカメラを向けること無いように注意していた。実際、ティーキーの国境付近では写真撮影禁止らしい。
 2、ミャンマー国内において自転車で走行することができない地域、そもそも外国人が進入禁止の地域が幾つかある。この制限のために、バガンへはバスでの移動を余儀なくされたので自転車旅行者は注意が必要。外国人進入禁止区域についてはネットで調べれば簡単に分かるが、これも状況によって流動的なため割と出たとこ勝負の節がある。基本的に北部と西部は危険な地域らしく、制限が設けられることが多いとのこと。

◎言語
 基本言語はビルマ語だが、英語を解する人はかなり多めの印象である。しかも発音が綺麗で聞き取りやすく、コチラの英語力がが残念であってもどうにかなる。なお、田舎であっても軍関係者等の人は大抵英語が使えるようで、全く意思疎通ができないということは少ない。
 何故かは知らないが日本語を知っている人が多い。コチラが日本人だと分かると、知ってる日本語を次々上げてくるのだが、これが意外に嬉しいものだということがよく分かった。ミャンマーで日本、愛されてます。
 なお、ミャンマーでは距離をマイル表記で示すのが一般的であるため、町までの距離を聞いた場合にkm換算で1.6倍するのを忘れないようにしないと、何時までたっても辿り着かない・・・・なんてことになりかねないので注意。
 あと看板表記は基本的にビルマ語で全く読めないのは仕方ないのだが、問題なのは数字もビルマ語で書かれていることが非常に多い点。このため、町までの距離表示や何番のバスに乗れば良い等といったことが分からなくて、地味にストレスである。ここら辺はとにかく周囲に聞きまくればどうにかなるが。

◎SIMカード
 使用したのはMPTとTelenorという会社のSIMカード2種類。前者のMPTなのだが、ミャンマー南部地区においては他のSIMカードを販売していないらしく、選択の余地がなかったという側面が大きい。
 ヤンゴンを中心とする都市部においてはどちらも高速回線でストレスなく使用できたが、MPTに関しちゃ田舎の地域ではそもそも電波自体が立たないレベル。モーラミャイン等、それなりの規模の町ですら2G回線でないと使用することができなかった。対してTelenorは田舎の町でも高速回線が使用できたので、活用するならこちらがオススメ。一応メーソート/ミャワディの国境から突入すれば、こちらのSIMカードもすぐに手に入る模様。
 購入したのはMPTが300M使い切りタイプで3300チャット(約360円)。Telenorが150M使い切りで5000チャット(約550円)。電波の広さを取るか、低料金を取るか。なお、共に最低料金のプランである。

◎宿・Wi-Fi
 全く宿のない地域を走行したのはダウェイの周辺だけで、地図に乗ってる規模の町ならゲストハウスの1、2件は存在する。ただし看板がビルマ語の現地人向け宿しかない町もあり、とにかく住民に聞きまくって案内してもらうのが吉。
 観光地でない宿ではWi-Fiの使える宿は存在しなかった。なお、モーラミャイン・バゴー・ヤンゴン・バガン・パアンの宿ではWi-Fiが使用できたが、いずれも速度は遅く安定していない。調子が良ければ写真がUPできる程度。
 ミャンマーの宿は値段が高いと言われるが、それは主にヤンゴンや観光地での話。田舎では宿泊料金が300円〜1000円なのに比べて、ヤンゴンではドミトリーの最低料金でも10$程度と割高になる。なお、「宿泊すると朝食がついてくる」というのもこうした地域限定である。とはいえ隣国のタイ等と比べると、料金は変わらなくとも明らかにコストパフォーマンスは悪い。シャワーは水桶なのが当たり前なレベル。オマケに田舎は深夜になると電源供給が停止して扇風機が止まることあり。窓なしの監獄部屋でコレが発生すると汗まみれで、とても安眠できる状況ではない。
 あと外国人の宿泊を拒否する宿がある。同じ地域内で他の宿より明らかに値段が安い宿などは、そうしたミャンマー人専用宿の可能性があるため安価で泊まれると思いきや、ぬか喜びさせられることになる。
 
◎自転車店
 地元の一般自転車を扱うお店は見かけたが、スポーツ用自転車店は見ていない。一応情報ではヤンゴン市内にスポーツサイクル店もあるらしいのだが、見ていないので何とも。日記でもチラッと述べたが、旧型の自転車が現役稼働して使われているような国なので、田舎でパンクよりも深刻なトラブルに出会ったら素直にヒッチハイクしてヤンゴンかタイへと移動するのが現実的な対処法だと思われる。
 実際、ミャワディ手前でギアが壊れた時に、ミャンマーで直すことは諦めて早々にタイへと移動したところ、国境から僅か5kmでスポーツサイクル店を見つけている。運と状況にもよるが、ミャンマー国内で自転車トラブルを解決するのはかなり大変かと。

◎物価・食事
 食費はかなり安い。特に麺関係は時に笑っちゃうほどコストパフォーマンスが良い場合が多い。幅が大きいが、屋台で1食30円〜200円くらいまでが相場。ビールはジョッキ1杯が約70円、1瓶で110円くらい。
 それよりも重要なのは、ミャンマーの食事はとにかく油を多く使うこと。ミャンマーカレーなんかはカレー風味の油落としご飯なので、油断してると胃がやられて酷い目に遭う。私は油使う料理が好きな方なのだが、それでも「油多すぎだろ!」とツッコミしてたので、まぁそういうことである。カフェでも出てくるパンは揚げパンだったし、ミャンマーで油料理を避けるのは相当大変だと思いますよ。
 ヤンゴン等の大都市ではミャンマー料理以外も豊富に選べるが、総じて輸入品は値段が上がる印象。小さなコーラ缶が55円くらい。隣国タイだとコーラ1ℓボトルは70円とかなので、やはり少々高めの値段設定かと。カフェでのコーヒーは1杯20円。
 食事で1品頼むと何かしらサイドメニューが付いてきて、合計4〜5品が並ぶセットになることが多い。安くて沢山量が食べれるので、自転車乗り的には何ともありがたい国だといえる。

◎総括
 東南アジア最後のフロンティア・・・みたいな言われ方をしていた記憶のある国だが、基本的にはスーパー田舎帝国。ヤンゴン以外の都市のへっぽこっぷりは微笑ましい。
 Wi-Fiは遅いし、毎日停電が起きるわ、暑いのにスコール激しいわと苦労が絶えなかった国でもあるが、とにかく人の良さに救われ続けた。もの凄い多くの人が色々と話しかけてきてくれるのが楽しく、英語の普及率が高い(国民の4割が話せるとのこと)こともあってか人との出会いが強く印象に残っている。
 なお、東南アジア圏で最も仏教文化に意識が強かったと思う。何度も「オマエの宗教は何だ?」と聞かれたのだが、他国でこの台詞が出たのは現在のところ中国で1回のみである。
 出会う人が日本語(の単語)を話せる人が多かったのも印象的。日本の中古車もあらゆる場所で目にするし、日本人としてミャンマーに訪れると色々と日本が周辺諸国へ与える影響について考えることが多い。あと犬が全く吠えてこない。
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 2015年2月11日〜2月23日  2015年4月8日〜4月16日
 走行日数22日間
 累計走行距離1478km(前半906km・後半572km)
          (4582km〜5488km・9324km〜9896km)
 ※前半はラオス北部〜中部、後半は南部を走行

◎道路
 まぁそれなりに舗装されている。しかし整備が実施されておらずに路面がガタガタ、至る所にクレーターの様な穴。数kmおきに現れるダート・・・といった点は、この国を走るのに避けて通れないかと。特に北部は未だに数十kmに渡って未舗装路の峠道が残っているため、走行するには大変難儀する。一応数年後には工事完了して舗装されると思われる。
 山の国というだけあって、厳しい峠も多数存在する。私のルートでは最高標高で2000m近くまで登らされ、この間補給ポイントほぼなし。道自体も左右にグネグネ曲がっているが、道路幅が狭くて困ったと感じたことは特になかった。
 後半に走行した国道9号線は、一部区間を除いてほとんど完璧な舗装路。日本のODAで作られた道なのだそうで、大いに胸を張りながら走行してもらいたい。
 
◎治安
 問題無し。村人は優しいし、ぼったくってきたり騙そうとしたりするヤツは(都会は知らんが)ほぼいない。軍隊・警察関係もあんまり姿を見ることがない。たまに見かけてもヒマそうに手を振ってきたりしてた。
 どっちかというと観光の国なので、他の旅行者同士のトラブルや盗難といった事案の方が気になるレベル。特に観光地では葉っぱ吸ったり酔っぱらったりしてる、どうしようもないバックパッカーが一定数いるので、見極めが大切かと。

◎ビザ
 ノービザ入国で15日間の滞在が可能。南北縦断するのでもなければ、ビザを取ってわざわざ入国する必要はない。2015年4月現在において、ノービザで出入国を繰り返しても問題のない、東南アジアでは貴重な国となってしまった。

◎交通事情
 良い。というか明らかに車両の数が少ないので、相対的に交通マナーが良いように思える。道路が折れ曲がったりしているので、大型車もスピードが出せずに強制的に安全運転となってる印象。
 信号機に関しては、ビエンチャンとサバナケット・パクセーの3都市でしか見ることがないくらい交差点が少ない。しかし、これはラオスの人たちの運転技術とは全く別問題で、むしろこの国の人達は運転が下手だと思う。
 対向車もいない普通のカーブでスリップして転んだり、私の自転車横ギリギリを抜いてこうとしてハンドルに引っ掛かり転倒したバイクがいる等、基本的技術が怪しいバイク乗りも多いと思われるため注意するに越したことはない。あと飲酒運転は当たり前に行われている(他の国もそうだが)。

◎特徴
 時期が良かったのかもしれないが、海外サイクリストが非常に多い。乾季の時期に北部の主要道路を走行すれば、1日に1〜2組位は出会うのではなかろうか?そのため情報交換が容易であり、先々の道や宿について話を聞けて助かる。
 走行環境が厳しめの道が多いため、普段の走行距離より1〜2割ほど減らした数字を参考にすると良い・・・・のだけれども、その間に宿が存在しなかったりするので結局無理して町まで走ってた。ただし、ラオスには野宿可能なポイントが多いので、その気になればどこでも泊まれる。無論、オススメしてはいない。

◎言語
 当初の予想と違ってかなり英語を使える人が多い。辺鄙な場所にある商店でも普通に英語をできる人がいて驚いた。観光地に関しては宿もレストランも外国人向けに作られているので全く問題ない。
 アジアの他の地域で子供達が声をかけてくる場合は「ハロー」が多いのだが、ラオスに関しては9割方「サワディー」という挨拶になる。でも英語の通用度は高い、不思議。
 それと看板には大抵英語での表記が付属されているため、情報なくても割と平気。多少大きな規模の町にはツーリストインフォメーションが中心部に建っている印象。

◎宿・Wi-Fi
 ある程度の規模の町ならゲストハウスが1〜2件はある。むしろ北部においては「ある程度の規模の町」が少ないため、場合によっては1日走行を続けても、宿のある町まで辿り着けない可能性がある。南部は30〜40kmも走れば、何かしらのゲストハウスにぶつかる印象。心配ご無用。
 料金は4万〜10万キープくらいが相場。田舎の場合はWi-Fiがない宿もあったが、近くの食堂等で賄えることが多かった。観光地ではドミトリータイプの宿も多く、安く宿泊することが可能。個室の宿では部屋内に無料の水ペットボトルがあることが多い。
 また、田舎の宿は大抵1〜2階建てであり、部屋内まで自転車を持ち込むのが楽なので地味に助かる。なお、チェックインの際に料金を支払うパターンが多く、パスポートを預けることは少ない。必然的にチェックアウトの時間も適当な宿が多かった。まぁ自転車乗りは朝早いので、変わりないのですが。

◎自転車店
 ないね〜。基本的にラオスという国でスポーツ用自転車に乗っているのはまず外国人である。ビエンチャンで1店舗だけスポーツサイクル店を見つけたが、完全に外国人に向けて商売しているといった感じの店だった。
 パーツもそこそこあったが、ここで購入するなら隣のタイに入国して購入する方が良いんじゃね?と思ってしまい、あんまり真剣に確認していない。要するに覚えていない。

◎物価・食事
 他の東南アジアの国と比較するとやや高い。自国生産できずに輸入している物が多いため値段も高いそうだが、個人的には飯のコストパフォーマンスが悪く感じた。1食約100〜400円。ビール1本約70円。くらいなのだが、自転車乗り的にはカロリー低すぎて食べた気がしない飯が多い。必然的に補給が増えるため食費で金額が嵩んでいく印象。
 1日の使用金額も2000円を越す日が結構あった。田舎で美味しいものを腹一杯食べて満足・・・・という記憶はこの国でほとんどない。というかラオスの食事に関する意識は低いといわざるをえない。隣国に中国やベトナム等の食べ物美味しい国があるのに何故?

◎総括
 割と厳しめの感想が並ぶが、そもそもラオスという国を自転車で走ろうという人は、「人の手の入っていない美しく雄大な自然を見たい」とかそんな動機で訪れる人が主だと思うので、それに伴う多少の厳しい環境は織り込み済みだと考える。そうした点を踏まえていえば、期待を裏切らない美しい山また山を見ながら走行することができるので満足感は極めて高い。
 2回目の走行の際は、旧正月の時期に重なった関係で毎日楽しく走行することができた。他の東南アジアの旧正月を知らないので断言は避けるが、これだけ毎日お誘い頂けたのは、ラオスという国であったからではないかと感じる。
 THEラオスという風景を見たいのであれば、ルアンパパーンより北部を走行することをオススメ。南部に行くにつれて山は減り、道路も整備されて先進国を走行しているのと変わらない気持ちになる。なお時期を選ばないと、ただでさえ悪い道路が冠水したり土砂崩れで通行不能になったりするため注意が必要。
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 2015年1月28日〜2月11日  2015年3月24日〜4月8日
 走行日数31日間
 累計走行距離2370km(前半872km・後半1498km)
             (3710km〜4582km・7826km〜9324km)
 ※前半はベトナム北部、後半は南部〜中部にかけてを走行

◎道路
 主要道路に関しては、路肩も広く快適に走行することが可能。ただし道路工事がもの凄く多い。特に国道1号線は1日に軽く10回は道路工事でダート走行を余儀なくされるレベル。なお、山岳部では未舗装路こそ少ないものの、路面の凹凸やギャップの多さで走行にはかなり気を使う。また、砂埃が激しく1日走った後は自転車が真っ白になってしまうことも多々ある。海岸線を走行する分にはアップダウンで苦しめられることは少ないが、一度内陸側に入ると厳しい山々の間を抜ける道となる。なお、坂の斜度はかなりキツい場所が多い。
 南北に抜ける主要道路が国道1号線となっており、ハノイからホーチミンまで2000km弱の、ベトナムにおいての大動脈といえる道路である。とにかくトラックとバスの交通量が多く、工事での片側通行を繰り返させられるため相応の緊張感を持って走行した方が良い。ダナンの後に標高496mのハイヴァン峠もあるが、特別厳しい道ではない。

◎治安
 田舎に関しては全く問題無し。大都市ではひったくりやスリの被害にあった同宿の日本人がいたが、日中に当たり前の防犯意識を持って行動している限りは、大きなトラブルに出会うことは少ないと感じた。警察と絡むことがなかったため、警察組織については不明。
 なお、都市部ではバイクタクシー等がしつこく声をかけてくるので相手にしないことが肝心。1度だけ食堂で普通のぶっかけ飯(通常2〜3万ドン)を10万ドンとぼったくられたことがあり、喧嘩したりもした。
 町では普通に女性や子供が夜中に町を闊歩しており、危険な雰囲気を感じることはあまりない。

◎ビザ
 ノービザ入国で15日間滞在が可能。以前はノービザ入国の後で滞在日数を延長できる手続きがあったらしいが、2015年の1月にビザランでの取り締まりが強化した(国外に1度出たら1ケ月の間、再入国ができなくなった)のをきっかけに、ノービザにおける滞在延長は不可能となったらしい。
 なお、ベトナムを南北に抜けるようにして走ると2000km弱らしく、1ケ月の観光ビザで南北縦走にはこと足りるとのこと。実際私はホーチミンからフエまでを10日で走行しており、期間的には無理のないスケジュールが取れると思う。

◎交通事情
 ハノイ・ホーチミンでの交通事情の悪さは中国より酷い。なお右側通行。車両はクラックションこそよく鳴らすが、追い抜く時にも大きくよけてくれることが多く、交通弱者に対して一応の配慮を感じさせられる。だが、あくまで郊外での話で、ハノイやホーチミンの2大都市ではルール無用のバイクの群れが走りまくっているため非常に危険。
 基本的には街中=バイク、郊外=乗用車やトラックが交通の主役となっている感じ。東南アジアでよく目にする「電動スクーター」はモーター音がしないため、いきなり真横をすり抜けてくるような無茶な運転をする輩が多く、何度も危ない目にあった。
 交通マナーというよりも道路に対して車両の数が多すぎることが原因だと感じる。実際、主要道路を外れた道での走行ではクラックションを鳴らされることもなく、実に快適に走行することができた。

◎特徴
 アジアの中では最も人懐っこい性格をしていると思われる。自転車で走行していると子供からだけでなく、大人達からもよく声をかけられ、お茶やベトナム酒を御馳走になった。
 また、フランスの植民地だった関係でか、かなり小さな田舎町でもフランスパンや洋菓子の店を見かけることが多かった。チェー以外にもベトナムスイーツは色々あるんよ?
 南北で昔の社会主義・資本主義の格差を今もって感じる。とりあえず南部の地域は田舎でもリゾートチックな風景に出会うことが多いと感じた。

◎言語
 都市部ならば英語が通じるが、田舎ではカタコトがどうにか理解できる程度。でも食堂はともかく、宿泊で全く意思疎通ができずに苦労したのは数回あったかな?程度であまり問題とは感じなかった。
 看板に英語表記はされていないのだが、使用文字がアルファベットなので全く理解できないということはない。慣れるとパターンを理解して看板で何の店か確認できる(読めるワケではない)。何種類かの特殊記号が併記される点以外は、普通に英語読みできる単語も多いので、それほど不安に感じることはない。

◎宿
 看板で「Nha Ngi」若しくは「Nha Tro」と書かれているのが安宿。ある程度の規模の町には必ず数件は見かけるし、町でなくとも主要道路沿いでも見かけることは多い。「GUEST HOUSE」という看板はハノイ・ホーチミン等の大都市以外では非常に少なくなるので注意されたし。
 料金は7万〜20万ドン程度。エアコン付きの部屋は15万ドン以上だと見かけることも。交渉すると値下げしてくれる場合も多かった。
 ほぼ全ての宿でWi-Fiが通じる。速度も良好でストレスを感じたことは少ない。北部地域のベッドは大抵蚊帳がセットになっているため、他国と違い就寝時に蚊で悩まされることは少ない。
 宿が縦に長い形をしており、1階は全てフロント兼スタッフルームのことが多い。料金の高い宿でないとエレベーターがないため、毎回上階まで荷物を搬送しており地味に大変である。

◎自転車店
 大都市ではスポーツ系のサイクルショップがある。扱っているメーカーはGIANTやヨーロッパ系のメーカーが多い。パーツはSHIMANO製品を販売しており、MTB系のパーツがメイン。ちょっと整備したり簡単な部品を購入するなら小さな町でも大丈夫かと。
 なお、ダナンやフエの自転車屋は店員のレベルが低いように思う。修理を依頼したくはない。

◎物価・食事
 かなり安い。1食が100〜400円。ビール1本50円強。安宿で500円から。ベトナムフォーは安い(100〜200円)が量が少ないため、自転車乗り的には1杯では足りないと思う。慣れれば1日2000円以下でいける。実際2度目の入国の時には毎日の収支決算は1500円以下がほとんど。
 いわゆる「ぶっかけ飯」を頻繁に食べていた。店前に置かれているおかずを数品目選んでご飯に乗せて食べるシステム。安くて好きな物を選べ、オマケにご飯のおかわりは無料が多い。「com」と看板に書かれた食堂では、大概これが食べられる。
 なお、ベトナムコーヒーやチェーは1杯30〜70円程度で楽しめる。(2015年3月現在)
 北部は味の素に代表される化学調味料が、南部は唐辛子文化の影響が強いと感じた。個人的には南部の方が食に対する満足感は高かったように思う。

◎総括
 国の大きさに対してノービザの滞在期限が15日間と短いことがネックだが、補給・宿泊の容易さという点で、これほど気楽にはしれる国は少ないと思う。物価も安く、東南アジアを自転車旅行するのであれば是非とも走行ルートに組み込みたい国。きっと、多くの人の優しさに触れることになると思う。
 幹線道路は路面状況と交通事情が悪いので、できれば主要道路に平行して伸びるような脇道を走行したい。途端に行き交う車両が減って気分の良いサイクリングになる。
 国の形が南北に長いので、北部と南部ではかなり気候が異なる。ベトナム縦断をする場合は中部のハイヴァン峠を境に気候が変わることを覚えておいた方が良い。私の走行の時には、北部で雨が多かった。
 大抵の場所にカフェがあるし、Wi-Fiもあちこちで飛んでいる。インフラの整備具合とアジアの田舎っぽさが良いバランスで取れているため、「想像していたのと違う・・・・」的な気持ちになることは少ないんじゃないかと。あと、好戦的な犬が多かった印象。
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