自転車ときどき世界1周

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 タイ73日目&マレーシア1日目 クワンドンの町〜ワンクリアン国境から南南東に約70km アロースターの町

 国別の旅行難易度とか作成したら、恐らくタイはレベル1に該当される程、物価安くてインフラが整っており、旅行しやすい国であると思われる。

 私もバンコクを拠点として、あっちこっち回っているうちに気付けば2ケ月以上に渡ってタイに滞在していたりする。こうなってくると、新たな国へと入国するのは若干の恐怖というか、かよわい私が別の国でも大丈夫なのだろうか?と不安になったりもする。というか、新しい国へ入国する日はいつだって期待と不安でいっぱいだ。

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 タイ宿のクオリティの高さは有難かった

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 出発して2km走り国境方向へと左折

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 山間部だけどアップダウンがあるわけでもない道を走る

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 こんな僻地に立派な自転車店が

 25kmほど走ってタイ側ワンプラチャン国境に到着。両替できないであろう小銭でお菓子とか細かな商品を購入した後、並んでいる人など誰もいないイミグレーションにパスポートを提出する。かれこれ10回くらいは経験したけど、やっぱりこの瞬間は嫌な緊張感があるなぁ。

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 誰もいない国境である

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 マレーシア入国ですっ!

 職員も暇なのか、オッチャンと目が合ったと思ったら「荷物チェックだ、バッグ開けてみせろ」とか言い出す始末。オマエ、車に対しては完璧ノーチェックでスルーしてたじゃん!

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 マレーシア側 実は右手に客が1人もいない免税店有り

 ということでマレーシアでの走行開始である。スタートして5kmも走らないうちに厳しい峠道を登らされたりしたものの、道路も程よく整備されているし、距離ポストや道路標識も分かりやすい。タイと比べても引けを取らない道路高水準国家で、自転車乗りとしては大変有難い国である。

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 景色も良い

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 大きな湖を越えて

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 とにかくATMがある場所まで移動せねば

 ワンプラチャン/ワンクリアン国境は、規模が小さすぎるためか両替できそうな店や人が発見できず、勿論マレーシア通過など1リンギットも持っていない状態のため、「食堂あれども食事もできず」となっている。ここら辺、日本やタイにはどんな田舎町でもATMがあるので便利だったな。

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 結局カンガーというやや大きめの町でようやくお金を引き出せた

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 マレーシアもスポーツサイクル店は充実してる模様

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 国道7号線を南下

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 モスクの夕食を作ってるのだそう

 初日からかなり走行してアロースターの町まで到着する。マレーシアは英語できる人多い(ようだ)し、道路等のインフラも高いレベルな(のだと思う)ので、ついつい私も頑張ってしまった。

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 なんとも立派なモスク

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 地方都市にある微妙な高さのアロータワー なんか大洗タワーを思い出してしまった

 とにかく華僑の影響力が強い国なのだということを、今日1日で驚くほどに感じた。今までもチャイナタウン等いくつか中国の影響を目の当たりにする機会はあったのだが、マレーシアという国は完全に華僑の勢力が混ざり合って構成されているのだということがよく分かる。

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 おかげでビールが飲めますが

 でもこの国は酒税が高いせいか、日本よりもビールの代金が高いという飲兵衛殺しの国でもあった。今後の滞在に一抹の不安を覚える茶壺である。

 2015年6月30日(火) 走行距離116km 累計14930km
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 マレーシア2日目 アロースターの町〜ペナン島 ジョージタウン

 小学生の頃、同級生が転校でマレーシアに行くという出来事があった。当時の私はそのことに対し「よく分かんないけど、遠い場所なんだろな〜」程度の認識しかなかったのだが、いざ大人になってみれば、ちょっと自転車で旅行しただけで辿り着ける距離である。意外と近いよ!

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 日向と日陰の差が激しすぎる

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 南米→オーストラリア→マレー半島北上して冬に日本着とのこと

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 マレー鉄道の直線っぷり

 さてマレーシア。しばらく走行してみて思うのは「信号が多い」ということ。これまで1日10回以上も信号停止をしたのは、その国の首都があるような大都市のみだったのだが、マレーシアでは普通に郊外でも信号が多くてストップ&ゴーが頻発する。

 とにかく荷物の重たい旅自転車にとって、余計な停車は(動きだしが大変なので)できる限り避けたいところなのだがやむを得ない。中国みたいに誰もが信号無視するなら私も多数派に流れるが、みんなちゃんと待つんだもん。良い意味でも悪い意味でも日本と似ている。

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 こんな場所に信号要らないでしょ?

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 街中では大型ショッピングモールが目立つ

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 偉そうな寿司屋だな

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 タイで散々お世話になったTESCOはマレーシアでも健在

 都市部に入ると道路の路側帯が無くなり、すぐ脇を車やバイクが追い越していく恐怖。今日ほどサングラスに取り付けたバックミラーの存在を頼もしく感じたことはない。基本的に予防道具のありがたみというのは、危険な状況に陥らないと分からないので大変遺憾である。

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 この道は酷いと思うの

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 ジョージタウンまであと一息

 さてペナン島ジョージタウンという町は、マレーシアでも有数の観光地であり、多岐に広がる食文化を誇ることで有名なのだそう。楽しみにしながら島へのフェリー乗り場へとロシナンテ号を走らせる。

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 道路からそのままフェリーまで突入可能な造り

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 自転車1.4リンギット(約45円)って安っ!

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 スマホ弄ってるオッチャンがポイント

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 約20分の船旅を経てペナン島へ

 とりあえず右見ても左見ても安宿だらけ。むしろあり過ぎて宿泊先を探すのに一苦労なのだが、プーケットで出会った人に教えてもらった「オリエンタルゲストハウス」に向けて、幾つかの宿をチェックしつつも自転車を走らせる。

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 味のあるアートが多い

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 でもこの絵はホラー関係だと信じて疑わない

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 壁にハマっちゃったの〜

 1泊15リンギット(約490円)と安価で宿泊できることもあり、蚊の多さには目を瞑って宿泊することに。なぁに、私には蚊帳がある!浮いたお金で明日から「ペナン島グルメツアー(屋台限定)」を開催する予定。

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 カレーが美味し

 2015年7月1日(水) 走行距離105km 累計15035km
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 マテーシア3日目 ペナン島 ジョージタウン

 海外旅行を始めて今日で201日目。すなわち本日をもって、自転車日本1周の走行日数に追いついたということである。ああ、思い起こせば色々あった。始めての海外である中国でワケも分からず落ち着こうと青島ビールを飲んだりしたものだ。

 ベトナムではビアハノイとビアサイゴンという2大都市のビールを、そして後に知ったフーダビール。ラオスではオンリーワンであるビアラオを飲み続ける日々。

 ビールの種類が豊富なタイではシンハー、チャング、レオを堪能しつつ、カンボジアでアンコールビールとカンボジアビールを飲み比べてどちらが美味いか真剣に悩む日々。そういえばミャンマービアやマンダレービールも美味かった。

 そうした様々な思い出が去来するが、しかし私が注目したいのは自転車の走行距離についてである。日本1周で走った距離は合計15142km。海外で同じ日数を走った時の距離はどの程度違ってくるのか?個人的にも日本と海外でのサイクリングの違いを示す一例として気になるところだ。さて、その数字はというと・・・・

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 15079km その差63km

 スゴいぞ!ほとんどピタリ賞ではないか!状況は違えど国内・海外でのサイクリングにおいて、走行距離的な違いは発生しないと考えていいと思う。海外で走ることに戸惑いを見せている自転車乗りがいたならば、この結果を語って「日本も海外も(走行距離においては)ほとんど違いはないんだよ。」と、説得力のある話ができるぜ。


 閑話休題。そんな記念すべき日に私はといえば、ひたすら自転車でジョージタウンを駆け回って食べ歩きである。いや、食べ走りというのが正しいか。

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 とりあえずワンタンミーとミルクティー

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 この町並みが世界遺産なのだそう

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 建物の間で営業してる割に大繁盛ですね

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 これは豆腐花(トウフファー)とコーヒー

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 壁画アートが数多い

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 チキンライスとホワイトコーヒー

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 3Dアートっぽい?

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 マックですらオシャレ感漂う

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 こちらは針金アート

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 可愛い

 基本的に私は都会よりも田舎が好きなタイプで、立派なビル群にはすぐに飽きてしまう。しかし、このジョージタウンという町は、ツーリスティックな割に町並みや色合いが独特で見ていて面白く、こりゃええじゃないか・・・と私も納得の景観である。

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 力作なんだけど笑っちゃうくらいの良い案配

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 コムタタワーというらしい

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 上からの景色

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 マレーシア本土もよく見えます

 観光の最中ではあるが、先日ホットボンドで応急処置したトゥークリップペダルを直してしまおうと、適当な板金屋へ突撃して状況を説明する。気の良いオッチャンは「よっしゃ、任せときな!」みたいな台詞を言うや否やバーナーで溶接作業を開始。時間にして15秒くらいで接着完了である。

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 すっごい簡単

 お礼を渡そうとしたのだが、「大丈夫だ、問題ない」・・・的にやんわりと断られた。マジかっけーッス!どうもありがとう。

 ペナン島はヘッドフィッシュカレーが美味いぜ。という情報を貰ったので、本日の締めくくりにガーニードライブという屋台街まで移動。ジョージタウンからは片道4km程度であり、これくらいの距離だと小回りの効く自転車の機動力は車を上回る速さですよ。

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 屋台だらけ人だらけ

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 しかし何食べても美味い

 明日は行動範囲広げて回ってみる予定。

 2015年7月2日(木) 走行距離44km 累計15079km
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 マテーシア4日目 ペナン島 ジョージタウン

 無数に安宿が存在するジョージタウンだが、私が滞在している「オリエンタルゲストハウス」の1泊15リンギット(約490円)という料金は、ペナン島の中でも有数の格安料金だと思われる。ただし、ドミトリーの部屋内は蚊がウヨウヨしているのに「蚊取り線香禁止!」と紙が張られており、自前の蚊帳を使ってもムシさされで一苦労する宿でもある。

 そんな感じで何度か夜中に起こされたりしてやや寝不足気味の朝。島の郊外まで自転車で行ってみようと思ったのだが、起きるの遅かったし天気も悪い、こりゃ中止じゃ中止!・・・ということで午前中は宿にてパソコン作業。

 私はブログ1記事にかける時間はどんなに長くても1時間以下だが、数少ない例外であるのが「各国のまとめ」に該当する作業である。走り終えた国はGoogleマップとリンクして、その国における日々のスポットを表示さているが、この作業は意外と時間がかかる。

 というか宿泊した細かな場所なんぞ覚えておらず、地図とにらめっこしながらポイントを見つけるのは大変なのだ。特にタイには2ケ月以上も滞在しており、どんな感じで走行したかが出てこない町もある。

 そんな苦労を経て作成している地図なのであり、誰よりも私があの地図リンクを見ることを楽しみにしている。文章書くだけの記事と違い、地図に対しては本気なのだ。

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 作業が終わったのは13時だった やれやれ

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 とりあえず街中散策しつつ食事に出かけましょー

 ペナン島はマレー(イスラム)系だけでなく、華僑やインド系の人々が混ざり合い独立したり混成された食文化を形成している。中国にて中華料理を毎日食べていた私だが、マレーシアにおける中華はまた独特の料理となっており、一言でいえば「美味い」

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 ぶっかけ飯は安くて沢山食べれる優秀な飯

 なおこのぶっかけ飯だが、マレーシアでは「皿にご飯を盛ってもらい、自分でトレイにある食材を好きなだけ乗せて、店員がその種類や量に応じて料金を決定する」という独特のシステムとなっている。私はついつい盛り過ぎてしまうという高度な罠にすでに2回も引っ掛かってしまった。

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 イスラム圏なのでマックのメニューは「マックチキン」が主流

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 面白そうな食べ物は全部食べる方針

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 面白いアートも基本的には撮影する方針

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 暑かったのでカキ氷っぽいヤツ

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 バナナの葉っぱに乗せてるのがステキ

 時間もあることだし、昨日封切りされたターミネーターの新作映画を見に行く。日本では値段高いのが嫌で、映画館に行くのは年数回、でもレンタルビデオは5〜60本くらい借りる。というタイプだった私だが、マレーシアの新作映画は13リンギット(約420円)とレンタル1本分の料金である。これならば言葉分からなくても行く気になろう。

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 ターミネーターは思い入れの強い作品だし

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 館内が強烈に寒かった 冷房15〜6度くらいに設定してるんじゃないか?

 なお英語音声でマレー語と中国語のダブル字幕なあたり、マレーシアの多民族製を感じたりとかシュワちゃん老けたなぁとか色々と思うところあり。あと、サラ・コナーが超美人で私のイメージと違う!

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 ということで串焼き食べて

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 名物のラクサ 酸味が利いてて美味い

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 オマケだ!ナシゴレンもいっちゃえいっちゃえ

 1日6食くらい食べているのだが、これだけ食べても2000円以下。アルコールさえ飲まなければ、安くて美味いものがたくさん食べれる良い国です。

 2015年7月3日(金) 走行距離6km 累計15085km
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 マレーシア5日目 ペナン島 ジョージタウン

 ペナン島は3日くらいのんびりしたら走行再会しようと思っていたのだが、飯は美味いし町の居心地が良くて、気付けば今日も宿に延泊を申し込んでいたりする。ようやくタイトルに偽りなく「やる気出さない自転車旅行」としての自覚をわきまえてきたのかもしれない。

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 しかしこの針金アートは何種類あるのか

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 スゴいぞ!まるで陽気な外人がぶら下がっているようだ!

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 パンツァーフォーとか言いたくなる

 とはいえペナン島の一部地域でしかないジョージタウン、そこばかりかまけていても面白くない。ちょっとロシナンテ号で島の反対側でも見に行ってみようと思う。

 ツーリストエリアであるジョージタウンは島の北東部に位置しているので、海岸線に沿って南下してみる。大きな幹線道路が増え見えてくるものといえば・・・・

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 高層ビル群ですよね〜

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 でも側道をキッチリ区分けしてるのは素晴らしい

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 本土への高速道路橋

 そういえば人口約3000万人のマレーシアにおいて、決して大きくないペナン島は約80万人近くの住人が暮らしている人口過密地域でもあった。そりゃあ高層ビルもニョキニョキ生えてしまいますよね。

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 イオンモールとかあったので覗いてみる

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 ダイソーの利便性は海外に出て更に深く実感した

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 豚肉と酒類は「ノンハラル」コーナーとして区画されている

 ペナン島の中央部は高い山がそびえ立っていて、近づくなんて嫌な予感しかしないのだが、ちょっとだけ、ちょ〜っとだけ走ってみようかと思う。

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 あっ

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 失敗を確信した瞬間

 案の定無茶苦茶な斜度の坂を登らされ、息も絶え絶えになりつつ島の中央部へ。こんな大変な思いしなくても都会から5kmも離れれば農村地帯が広がるマレーシアで私は何がしたかったのだ。・・・とか思っていたのだが

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 これは面白そうな建物が

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 中国系の巨大なお寺

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 壁一面に・・・・ときどきこの情熱が恐ろしくなるよ

 ということで適当に島を回ってきた私だが、良い運動をした後にはビールか甘味と相場は決まっている。というか、自転車に乗る理由はだいたいその2つに集約される←断言

 そしてマレーシアにも安くて美味い甘味があるらしい。私がベトナムで毎日食していた「チェー」と同じ、マレーシア版カキ氷あんみつ。その名を「チェンドル」という。

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 これがチェンドルだ!

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 なお屋台は大人気

 日本という国は食に対して非常に高いレベルであると思うが、カキ氷に関しては東南アジアの足下にも及ばない。氷にシロップをかけただけなんて手抜きをせず、是非ともこのチェンドルのように豪華で安価な素晴らしい食べ物を、屋台で当たり前に提供してもらいたい。

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 美味すぎたので2杯目

 そうだったのか。私はこのチェンドルを最高の状態で食べるために、あのキツい坂を上ったんだ・・・・。そんな思いにトリップできるチェンドルは1杯2.5リンギット(約80円)。これは今後のマレーシア走行が楽しみになってきた。


 1杯10秒くらいで作ってます

 2015年7月4日(土) 走行距離41km 累計15126km
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 マレーシア6日目 ペナン島〜ペナン島から南南東に約80km タイピンの町

 連日ムシさされに悩まされた宿だったが、ベッドを変えたら安眠できた。代わりに昨日から宿泊した外人が夜中に虫に刺されて唸っていたけど。だからそのベッドはやめとけ言うたのだ。

 それはともかく屋台で食べてた記憶ばかりのペナン島から脱出である。行きに使ったフェリー乗り場で船を待つこと5分で乗船。これだけフェリーが航行してるなら、本土を結ぶ橋は2本も要らなかったのでは?

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 朝だからか乗客少なめ

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 帰り道は料金なし

 船で話したオッチャンは「オマエラッキーだな、今日は久しぶりに涼しい日だ。」とかいってたが、とんでもない。日中の気温が35度を超えてくる天気が涼しいわけあるかい!日本人代表として言わせてもらうならば、マレーシアの7月に涼しい日なんて存在しない。

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 ただし日が陰ると一気に涼しくなる

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 片側一車線のこの道で90km/hとかどうなのよ?

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 なんとも開放的な陸上競技場

 走行続けてふと違和感を感じる。何故だか食堂関係の店だけ異様に休業している気がする。マレーシアが日曜日は働かないタイプの国ならば、他業種の店も同様に休みでも良いはずだ。しかし何故か飲食関係だけシャッター降りてる店が多すぎやしないか・・・・?

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 ここも

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 こっちも閉まってる

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 理由判明

 今年のラマダン月(乱暴に要約すると、イスラム教徒が日中の間、断食をする時期)は6月18日〜7月16日となっており、ムスリムが多数を占めるマレーシアである。おそらくこれが原因で食堂が非営業なのだろう。

 規模の大きな町や、観光地であるペナン島では無数の観光客がいるためか、ラマダンだということすら気付かなかった私だが、こうして田舎地域を走ってみるとその影響力をモロに実感する。というか自転車旅行者にとって、ラマダンは洒落にならないイベントだ。おひるごはんがたべれない!

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 ということでインド系のお店で昼食

 この時ほどマレーシアが多民族国家で良かったと思った瞬間はない。どうやら華僑やインド系といったムスリム関係ないお店は通常通り営業しているようであり、私が日中から飲み食いしても問題はないらしい。というか、問題になったら(胃袋的に)困る。

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 しばらくマレー料理は夜でないと食べるの難しいかも?

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 THE 熱帯地域の川って感じ

 100km弱走行してタイピンの町へ。そこそこの規模の町らしく、ゲストハウスもあり一安心。マレーシアはゲストハウスとホテルの値段差が大きいので、この手の宿があるか否かで宿泊費が大きく違ってくる。

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 Sojourn Beds&Cafe という宿

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 「行かずに死ねるか」や「深夜特急」の中国語版があった

 私は全く断食してないが、日が落ちて食事解禁の時刻になると何だかウキウキしてくる。断食してないけど明日のためにたくさん食べなきゃ!という思いを込めて、今日も私は屋台をはしごするのである。

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 明るいけど19時半

 2015年7月5日(日) 走行距離102km 累計15228km
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 マレーシア7日目 タイピンの町〜ペナン島から南東に約120km イポーの町

 ゲストハウスのオバちゃんが、「ウチの朝食サービス8時からなんだけど大丈夫かい?」と聞いてきたので、まぁ全ての準備を済ましておけば平気だと思い「オッケーオッケー!ギリギリどうにかなるわ。」と答えておいた。

 翌朝目を覚まし、時計を確認すると8時半。まぁ、ギリギリ良しということにしておきたい。

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 朝食のパンは8枚くらいで遠慮しといた

 出発した時には太陽が上まで昇っており、かなり暑い中で走行スタートとなる。多くの自転車旅行者は、早寝早起きの規則正しい生活スタイルが身に付いているのだが、これは「日中の間に次の宿泊場所を確保しなければならない」という切実な現実を結実するためだ。

 つまり今日みたく走行距離が少ない1日であれば、朝寝坊してしまっても何ら問題はないのであり、こういう時社会的責任のないアクティブニートというのは気楽で良い。

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 なんかマズそうなフルーツだ

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 水がなければ川の水を飲めば良いのよ

 マレー半島の中央部へと舵を切ったためか、若干峠道を登らされたりもするが許容範囲内のレベル。どのくらいが許容範囲なのん?と問われれば、「Tシャツを絞っても汗が落ちてこないくらい」だと思う。

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 屋台街もラマダンで軒並み休業中

 ところでマレーシアの華僑の人達は、本土中国人とは雰囲気が違う。中国では一見さんに笑顔を振りまいたり、「オマエは何処から来たんだ?」と質問攻めにされることは少なかったのだが、マレーシアではこれを聞かれることが非常に多い。

 今日も昼食の間に何人もの人から声をかけられて、非常に楽しい気分である。食べ終わり一休憩したので料金払おうとしたら、「お金は要らないよ。頑張ってな!」とかいわれてしまって、ま〜た私のファンを増やしてしまった。ははは、ありがとうございます。

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 本日の目的地であるイポーの町直前で、何やら面白そうな看板を発見する。

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 洞窟寺とは興味惹かる。
レッツ・エンジョイ

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 狭くないですか?

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 オッケーサインですね

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 洞窟の景色ってワクワクする

 この洞窟、キチンと整備されている上に山の山頂まで道が延びている。山頂への通行量1リンギット(約32円)を支払い、階段を上ること15分。

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 ものすごい急斜面なんだわ

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 イポーの町を眼下に

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 「また階段降りなきゃアカンのか・・・」

 早々に宿へと投宿し、美食の町として有名なイポーの料理を堪能したいのだが、ラマダン中なので開店しているお店が少ない。20時前までフラフラと歩き回って時間をつぶし、ようやく夕食の時間である。

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 その間にチェンドル食べたけど

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 夜になると賑わいだす

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 もやしと蒸し鶏肉

 このもやしがそれはもう美味である。私が何度もビッグヨーサンのスーパーで購入したもやしは何だったのか!と、思うくらい美味い。シャキシャキしていて鶏肉とも実に良く合う。

 後で知ったのだが、イポーの町はもやしが有名なのだそうで、オマケに私が食べた店がこれまた有名店とのこと。事前情報を全く持っていなかった私であるが、この感の良さは我ながら流石だと思う。匂いに釣られたのだろうか?

 もうちょっと美味しいものを堪能したいので、明日は走行せずに休息日とする。飽くなき食への探究心!・・・・とか書いとけば良いでしょ。

 2015年7月6日(月) 走行距離92km 累計15320km
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 マレーシア8・9日目 イポーの町〜クアラルンプールから北北西に約80km スリムリバーの町

 七夕である。私は誕生日含め年間行事に関心の薄いタイプで、盆暮れ正月に何か特別なことした記憶はここ数年ない。神様へのお願いごとは、ここ10年くらい「世界が平和でありますように」で統一しているのだが、特別平和になる兆しは見えない。

 四国88カ所お遍路のときは、「面白可笑しい旅行ができますように」と願っていたのだが、そもそもそれを実現するのは私次第なんだよね。まぁ神様は大勢の人の願いを聞くので忙しいと思われるので、私は私でどうにかするべさ。もし今、短冊へ願い事を書くならば「マラソンプラスタイヤの売ってる店に行きたい」とか、夢もへったくれもない一文を書きそうだし。

 もちろんマレーシアには七夕などという行事は存在せず、至って通常通りの日々。ただしラマダン真っ最中。早く終了してくれないと、短冊の文面が「食料!」となってしまいかねん。

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 イポーの駅はマレーシアで最も美しい駅なのだそう

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 なんと構内は冷房が効いてた

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 ペナンと同じく壁に絵が多い・・・と思ったら同じ作家とのこと

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 お邪魔したい 

 この先走行するルートと期間、国の情報やビザに関する手続き、盗まれた荷物の保険請求etc・・・・見ないフリして放っておいた宿題ともいえる作業を行う。お察しの通り、私は夏休み終盤になって泣きを見るタイプの子どもであった。

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 もう一度もやし料理が食べれたし、ワシは満足じゃ!

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 今日もチェンドル


 翌日。この時期のマレーシアは7時前だと朝日が上っておらず、空は暗闇だったりする。個人的にはタイとの経度差がない国にも関わらず、タイ〜マレーシア間で1時間も時差が生じることの弊害が発生していると思うぞ。ボルネオ領だけ時差作れば良いと思うの。

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 なのでマレーシアでの出発はいつも遅め

 マレーシア人が語る「良い天気」であるところの曇り空の中、30km地点手前で山に向かって左折する私。昨日、宿の従業員から「イポーに来たんならココに行っとけ!オススメだぞ。地図も作ってやるから!」と謎の猛プッシュを受けており、自分が行きたいだけ違うか?というツッコミをしたかったのだが、英語がわからず「オッケー行ってみるわ!サンキュー」と答えてしまった手前、無視したのでは男が廃る。

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 そんなわけでイポー洞窟探検第2弾

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 これは雰囲気あってワクワクする

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 RPGゲームの世界の気分

 世の男の子は1人の例外もなく洞窟が大好きなのだ。この冒険心をくすぐる景色、光の明滅、奥で待ってる宝箱。ワクワクしないハズがない。10代の心を持ってる三十路のニートだって気持ちは同じだ。心弾ませながら奥へと進む。

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 感動で涙が止まらないレベル

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 こんな面白洞窟が存在してくれて本当にありがとう

 約45分間のトリップを終えて、気持ち新たに走り出す。良い小説を読み終わった時の読後感に似た心地良さを覚える走行は、しかし突然のスコールによって台無しにされるのである。

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 だいなしだよ!

 無茶苦茶に雷が鳴り響く中、1時間半ほど強制休憩を挟んで出発。なお私がその間何してたかといえば、椅子に座って物思いに耽っていたとのだ思う。1時間ほど記憶がないけど、私のことだからきっとそうに決まっている。

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 避難させてもらったレストラン なおラマダン中でお休み

 観光地でない町でも宿はいくらでも存在するマレーシアだが、その料金はかなり高い。1泊50リンギット(約1600円)といわれ、宿泊を諦め野宿できる場所を探してうろつく。個人的にイスラムモスクに泊まってみたかったので、テント張らしてもらえないか聞きに行く。すると「おいおいどうしたんだ?」と私を呼ぶ声。

 渡りに船とばかりに事情を説明すると「オマエはムスリムじゃないだろ?モスクじゃなくて、俺が宿を紹介してやる。心配すんな!料金も出してやるぜ。」というカッコ良すぎるオッチャンに連れられ宿泊先へ。

 そのまま車に乗せられ一緒に夕食奢ってもらうわ、「自転車は腹減るからな。」と明日の朝食まで全て御馳走してもらう。私も見ず知らずの人に、こうした見返りのない親切ができるそんな男でありたいと、親切を受けるその都度思う。いや、マジで。

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 バクテーというマレーシア名物中華らしい 美味いよ

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 自転車好きなだけあってチョイスが分かってらっしゃる

 2015年7月7日(火) 走行距離  0km
      7月8日(水) 走行距離126km 累計15446km
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 マレーシア10日目 スリムリバーの町〜マレーシア首都 クアラルンプール

 驚愕。マレーシア首都であるクアラルンプールであるが、今まで「クアラルン プール」と発音すると思っていたのだが、正確には「クアラ ルンプール」というらしい。多分誰にもバレてないはずなので、ここは「私は当然知っていましたよ。それは常識じゃないんですか?」という態度を決め込むことにする。大人は無知を晒さないのだ。

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 看板で気付いた

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 マレーシアでは観光地以外の宿は大抵冷房付き

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 今日は良い感じに晴れてますね

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 昨日お世話になったオッチャンに挨拶して出発

 半島を走る時は、基本的に海岸線の方がアップダウンが少ないし、大きな都市というのはそうした海沿いにあると相場が決まっているのだが、私が走るは山の中。

 そこまでキツくはないが、山中の緩いアップダウンと周囲見渡す限りの森林地帯を走ることになったのは、イポーの町が沿岸部になかったからである。まぁずっと海ばかり見てても飽きるので、別にこうした道が悪いワケではない。

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 一面南国植物だらけ

 ちょっとした集落側とかに何度もチェンドルの文字を見かけるのだが、何度も言うようにラマダン期間中は営業していない。いっそ見えなければ落胆もしないのだが、期待させておいて落っことすとか質が悪いと思う。ラマダン終了まで残り1週間くらい。

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 甘いもの食べたいなぁ

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 殺生という言葉はこういう時に使うのね

 イスラム系の人が多いマレーシアだが、案外というか、意外とお寺や教会といった建物も目にすることは多い。今まで走った国でも教会は良く見かけたのだが、仏教国でモスクを見ることはないのが不思議。

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 力関係とかあるのかな?

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 マレーシアの痛車・・・・ではないか

 普通に道を走行していただけなのに、いつの間にか高速道路内を走行している茶壺。聞くところではマレーシアは数少ない自転車が高速道路を走れる国なのだそうだが、少なくとも都市部の高速道路を走るのは遠慮したい。というか怖くて洒落にならん。

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 写真撮ってる場合ちがう

 どうにか高速をエスケープして安宿街へ。存外早く投宿できたので、周辺を歩いてうろつくことにする。クアラルンプール市内で自転車はデメリットが大きすぎてあまり使う気持ちになれないのもある。

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 凄まじい大都会でアウェー感ひしひしと感じる

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 有名らしいツインタワー

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 おお、紀伊国屋!

 別に買い物する気はなかったのに、気付けば小説2冊ほど購入していたりする。というか、新刊コーナーに見たことない小説がずらりと並ぶ光景というのは、長期的に海外旅行でもしてないと私の場合まず有り得ないので新鮮である。そして読みたい本が多すぎて悔しくもある。

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 外に出たらネオンサインでいっぱいになってた

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 よく光るね

 しばらくはクアラルンプールに滞在予定。

 2015年7月9日(木) 走行距離110km 累計15556km
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 マレーシア11・12日目 クアラルンプール市内

 マレーシアでの走行は、移動日よりも滞在日数の方が多いのではなかろうか?・・・という珍しい国となっている。今後どうなるかは分からんが、「やる気のなさを大切にする」という崇高で前向きな意識をこの調子で継続していきたいところ。

 さて大都会のクアラルンプール。宿にて観光情報を調べたりしたが、コレといって行きたい観光地があるわけでもない。まあマレーシアという国はとにかく食事さえしていれば私的に幸せな国なので、街中を散策しつつご飯食べたり甘味取ったりする。

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 大丈夫、馬車より車が100倍危険

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 私の地元にもそごうあったなぁ

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 この料理本がまぁ使えなくてガッカリである

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 イスラムファッションの違いを分かる男になれそうもない

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 何でもセール対象に

 マレーシアカキ氷ことチェンドルの存在を知ってから、しつこいくらいチェンドルチェンドル連呼している私だが、実はマレーシアにはもう1つカキ氷スイーツが存在する。それが「アイス・バトゥ・チャンプル」で略してABCだ。というか正式名称しらなんだ。

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 具沢山なのがポイント

 もうこれが絶品というか、夏場の炎天下にこんなの用意されたら誰も勝てないよ。甘くて冷たくて安いとか反則である。本当に東南アジアは食のレベルが高いな!とかカキ氷を食べて語る茶壺はチョロいタイプ。


 翌日。前々から「早いトコ行かなくちゃなぁ」と思っていた病院へ行くことに。幸いにしてクアラルンプールは大都市の割に宿が安い町でありつつ、立派な病院がたくさんある。ここがベストのタイミングだと判断した。

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 病院のレセプション

 オマエは病院へ行く必要があるのか?とか思う大変失礼な人がいるかもしれないが、私だって人並みに病気もするし怪我もする・・・ことだってある。まぁここ数年は風邪すらひいた記憶はなく、悪いところは性格くらいで不調を感じることもない。

 だがしかし。病院は何も病気を治すためだけに行く場所ではないのだ。私のようにやむを得ぬ理由によって、健康診断を受けねばならぬ人間もいたりするのであり、そうしたアレもこれも全てオーストラリアが悪い。

 必死に健康診断受けたい理由を説明し、ワケの分からない問診票にチェックを記入し終えるまで1時間半。自転車で半日走行するより疲れる作業をなんとか乗り越え、私の健康診断は5分で終了である。アレ?何だろう・・・このやるせない気持ち。

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 帰り道だし、ショッピングモール行って涼もうかな

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 そんなジャンルは存在しないと思う

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 寿司が1貫ずつラッピングされてるのが何とも

 ともかく大きな作業を1つ終えたことに胸を撫で下ろす茶壺。5分の健康診断で170リンギット(約5500円)とかボッタクリも良いところだけど、今日は頑張った自分へのご褒美にビールを飲もうではないか!

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 税率320%なのだそう

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 観光地の宿は安いマレーシア この宿はエアコン付きで20リンギット(約650円)

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 宿の飲兵衛達と 

 2015年7月10日(金) 走行距離 0km
      7月11日(土) 走行距離18km 累計15574km
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