2008年01月31日

輻輳した伏線の連続_油断も隙も_ない

恐れ入りました。。。



舞台の大半は『灰色の家』、登場人物二人。


なにげない情景描写がひとつとして見落とせない


きつい制約の中での”一幕劇”。


しかも、


巻末をみれば、「月刊小説誌の連載だった」ということが


さらに、驚きました。


よくここまで輻輳した、伏線を結末まで束ねたなと。


頭が下がる思いです。





著者は最後に、読者自身が解くべく、疑問も落としている。


読者が解くべき疑問。


輻輳した伏線の連続、全てはその結末の為に。




ちょっと、やられてしまいました。。。

この方、恐るべし。





shi

  

Posted by tybox at 17:54Comments(0)clip!

本好きは他人様の本棚も好き!


本棚には持ち主の世界が意識的ーあるいは無意識にー可視化されている。


本書は、川本氏による取材構成による書籍。

この書籍は『一読の価値あり』とても面白いです。



人それぞれに、様々な書き物が納められた棚、


『本棚』とは、とても魅力的な書籍題材です。





題材とは少し異なれど、とても印象に残ったのは
日下公人(くさかきみんど)さんの言葉でした。



〜人間は、成長します。

かつて感動しながら読んだ本も、

再読するとくだらないことも多い。〜





抜き出しの一文ですが、僕が特に気になったのは。



『人間は、成長します。』



この言葉でした。









他には、

山崎慶子さんの『言葉の種まき』(シリーズ本)

幼児期から児童時期に成長してゆく子どもたちにとっての

絵本の存在は、知恵袋を満たす第一歩につながる。


そして、

言葉は思いのほか、それを語る人の背景をしっかりと

知らしめているということに気づかせてくれる。



こちらも、とても素敵な書籍です。

子を持つ、大人の親がとても刺激を受ける言葉の数々を、

見出せる書籍に思います。




それと、もう一つ。

『地球がもし100cmの球だったら』永井 智哉 (著)


___

もし地球が100cmの球だったら、

富士山は0.3mm、エベレスト山は0.7mmの高さ。

飲める水は地球上でわずかスプーン1杯。

空気の層は1mmしかない。

かけがえのない地球に起きているさまざまな問題を考える。

内容(「MARC」データベースより
___


とても、内容のたとえに、無理が無く、理解しやすい。

驚く事や、考えてしまうこと、只ただ沢山ありました。



たとえば、

人間は、

144万種のうちのたった

ひとつの種類であり。

144万種のうち、動物は109万種、植物が35万種。

なんと、動物のほとんどは昆虫なのです。

全動物の60%という

圧倒的な種種類を占めているのが昆虫であり、

人間を含めた脊髄動物は

全体の3%にすぎないということ。



そのたった一種類の生き物、

人間が、地球を変化させ始めていること。





やわらかい挿絵で語るなかにも、


ドキッとさせられる事実があります。

















よほどのゴミ本じゃないかぎり、

読んで損をする本はありませんよ







筒井康隆の本棚

文脈中の言葉

















一生懸命読み終わったとたん、

ああ本を読むというのは

自分の知らない世界と遭遇すること

なんだなあとわかったような気がしました







高村薫の本棚

文脈中の言葉

















本はモノの中でいちばん安いのに、

モノの中でいちばん素晴らしい。





和田勉の本棚

文脈中の言葉


















書棚にならんでいる本は、伝記、人物論、歴史書、

禅を中心とした宗教書が多い。

特徴的なのは、

新刊書やベストセラーの類いがあまりないことだ。

「昔から新しいものは読まない主義なんですよ。

人間の考え方はそう簡単に

変わるもんじゃないと思いますから。

物事の本質がちゃんとつかめて、

自分のプリンシプル形成に役立つ本だけ

読むことにしています。」







細川護煕の本棚

文脈中の言葉




















本がある限り自分は幸せだなという気持ちは

つねにもっていますね。

たとえば、

千何百万円のメルセデスベンツを乗り回せば

幸せだと感じるかもしれない。

しかし、三八〇円の文庫本でも

同じような満足感を得られることだってある。

だから、本さえあれば一生退屈しないんじゃないかと、

ほんとに思います。





秋本康の本棚

文脈中の言葉







注:上記は、川本武取材構成による書籍『本棚が見たい!』
からの引用記録文章・アフォリズムです。
アフォリズムとは、物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。
自身で解釈・理解する為の記録・引用です。
上記文章には前後の文脈があり初めて本来の意味をなしえます。
ぜひ、実際に書籍を手に取り文脈を辿られ理解されることを推薦いたします。




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Posted by tybox at 15:07Comments(0)clip!

なんでもしってるつもりでも

みんながしらいことは
たあくさんあるんだよ

たとえば
おでんのおなべのなかで
おでんたちが
にんげんたちのことを
じーとみていることを
しっていますか


おでんのなかのきせき
おでんくん



お決まりのフレーズで始まる、
この世とおでんの中が繋がるふしぎな世界観と、
キャラクターそれぞれに、独特の役割を持たせる論理観。

これ、うちの子と観ているのだけど。
大人が観ても面白いです。

おでんくんの声は、本上まなみっというのも、
絵と相見え、笑える。

絵はリリーフランキー。


DVDのレンタルコーナでも回転率高いし、
YouTubeでも検索したら、ものすごい数。。。
やはり、人気あるのだな。うなずける。


リリー・フランキー PRESENTS おでんくん DVD-BOX
  
Posted by tybox at 09:41Comments(2)clip!

2008年01月30日

Test Drive →




線の道〜

新しい画材を購入、描き心地を確認。

楽しい。。。



30分間、時感をかけてじっくりと、Test Drive →

ノート一冊、描き、捨てる。楽しい。。。





iu


  
Posted by tybox at 20:10Comments(0)clip!

おのずから存在してこの世界を秩序立てているもの。



制作期間5年
撮影日数のべ2000日
撮影場所全世界200ヶ所以上


徹底した、リアリティの追求美。


今日、子供たちが集まり、この映画を観に行きました。
映画館の巨大スクリーンで観て、感じる、その存在感は
幼い子供の眼にはどのように映り記憶されてゆくのだろう。

いいなぁ。親父も観に行きたかったな。。。





  
Posted by tybox at 11:35Comments(0)clip!

2008年01月29日

企業という組織にも。そして、個人の成長にも必要な『言葉』の意。

成果に対して、報われる為にも必要なものが『安心』であり、

安心の上にこそ、初めて『才能という情熱』に集中でき、希望が生まれる。



これが、

対義語にあたる『不安』という上に人が立てば、先に『希望』も生まれにくい。




企業という組織にも。



そして、個人の成長にも必要な『言葉』の意。



それは、『安心』と『希望』。
この二つがあれば、企業も個人も成長してゆけるベースが出来上がる。




この安心と希望を見出せるかどうかによって

未来の姿は大きく変わってゆく。







そして、

個々の能力を尊重した、チームワークの中にも

必要な言葉として、『信頼』すれど『信用』せず。

という言葉もある。






___

信頼とは、信じて頼ること。
信用とは、人の言動や物事を「間違いない」として受け入れること。

大辞林 第二版 (三省堂)
___


今日は、編集スタジオへ向かう車中の会話にて、
有意義な時間があり、気づけたことが、とても多かった。











  
Posted by tybox at 19:17Comments(0)clip!

『ひかれる』 『ひかれない』 そこには何がある?

自分がひかれる。

こころ許すひと、って。

どんなひとであろうか。



なんとなく、
今朝は、そんなことを考えていた。



それは。

『立場を理解できるひと』なのかな。

判断し、発せられる、言動からは。

理解の深さが伝わってくる。

そんな人には、男女問わず

人を惹き付ける力があるように想った。






なんとなく、
考えるに至った発端は、
サイバーエイジェントの藤田さんのブログを読んでいて、
議題に対し、どう『判断』するのか。それが気になったことだった。


どんな企業・組織でも言える事だけど、
『人格者』を見抜ける『人格者』の存在が、必然となり。
何を持って人格者とするのかが、疑問に残る。


会社組織であれば、
その人格者の『芯』と成り得るものは、
考えれば、考える程に行き着くのが。
やはり、『反骨精神』ではないのかな。



『誰のために、そもそも、なにをしているのか?』



それを見誤るな。
目的の為に集まる、組織であれば。


個人的には、そう思えてならない。






が。いずれにしても。
何を持って人格者と『判断』し評価するのかが、
個人的に、興味ある疑問でした。

これはどんな企業にも言える、主題ですね。






___

はんこつ 【反骨/叛骨】
不当な権力や世俗的風習に反抗する気概。
大辞林 第二版 (三省堂)
___














当社の昇格人事は「人格」や人柄を重視。



昇給やインセンティブなら構わないけど、部下を持つ

人事を行う際には、仕事の「実績」や社歴を理由に

昇格を決めてはいけない。





部下となった人や入社してくる人を、

尊敬できる人のしたで働かせてあげなくては、

才能を枯らしてしまうかも知れない。





また上層部に人格者が多く居るならば、そう簡単に

会社組織はおかしな方向へいかない。





極端に言えば、「実績」は昇格する際の、周囲や本人の

納得感のための手段に過ぎないとさえ考えてます。



だから逆に、昇格させたい人が目立った実績を

上げた時、そのタイミングを逃さず昇格させなくてはならない。



これまでもそうしてきたけど、備忘録。



渋谷ではたらく社長のアメブロ〜








注:上記は、渋谷ではたらく社長のアメブロ
からの引用記録文章・アフォリズムです。
アフォリズムとは、物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。
自身で解釈・理解する為の記録・引用です。
上記文章には前後の文脈があり初めて本来の意味をなしえます。
ぜひ、実際にweblogを見にいかれて、文脈を辿られ理解されることを推薦いたします。



詳しくは藤田さんのブログで読めますよ。書き込まれているコメントも面白いです。



渋谷ではたらく社長のアメブロ











  

Posted by tybox at 12:27Comments(0)clip!