2011年01月29日

明治天皇と日露大戦争

久しぶりに映画を見たのでこのカテゴリの記事を書きたいと思います。
今回見たのは、これ

明治天皇と日露大戦争 [DVD]
クチコミを見る


この映画ツタヤでたまたま棚を見ていて目にとまり「そういえば見ていなかったなぁ」と思って借りたものです。
見る前に知っていたことは嵐寛壽郎が明治天皇役をやっているということだけでそれ以外は何も知りませんでした。
さてさて、こうして借りてきていざ見てみると涙が止まらない映画でした。映画で泣いたのは久しぶりでした。
まず第一にこの映画、配役に際し人気の云々(若山富三郎や丹波哲郎など)も考慮しながらそれ以上に「役者が本人に似ているか(似せられるか)」を重視している点が稀有であると思いました。
嵐寛壽郎が演じる明治天皇を筆頭に林寛が演じる乃木大三軍司令官、田崎潤の演じる東郷連合艦隊司令長官、脇役ながら思わず「化けて出たか!?」とつぶやいてしまった鳥羽陽之助演じる上村彦之丞海軍中将などがそっくりでした。
第二に約2時間で日露戦争の全部を書くため構成に非常な努力がはらわれているように感じました。
例えば映画「二〇三高地」の様に旅順港要塞攻略だけを映像化するのであれば2時間あれば相当な場面を構成できます。
(実際、大本営・海軍・第三軍の描写や小話などは原作以上にふんだんに盛り込まれていました)
これに対し、こちらは日露国交断絶から奉天開戦での勝利まで間にあった全てのことを映像化しないといけないため、日露戦争における要点を上手く抽出し映像化していました。
特に日露戦争のターニングポイントごとの明治天皇の御聖断を余すところなく映像化しながら、小話(夏も冬服で過ごした話、兵と同じ食事を取られていた話、高橋是清が外債の調達に成功したこと対し慰労の言葉をかけた話、etc...)も挟んで全体の流れを理解させようと努めている点が素晴らしいと思いました。
(恐らく公開当時の昭和32年でもこの映画を見るであろう年齢の人は日露戦争の詳細まで理解している人は少なかったはず)。
そして第三にスピード感を最後まで失わなかったこと、これは最も重要な気がしました。
戦争映画やドキュメンタリーはどうしても中だるみしやすい(事実の描写が連続すると派手な映像も作れず、華を作るのは難しい)のに対し、素早く場面を変えて話を進めて行くのは制作方法として実用的です。
そのため多少事前に勉強が必要な点があったのは事実です。
が、この映画を見るには予備知識が必要と知っていればさして問題になるようなことではありませんでした。
(私の場合は元々の趣味で知っていたので全く違和感なく受け入れられました)
というわけで、冒頭から最後まで涙をぼろぼろ流しながらアッという間に2時間見終えてしまいました。
時間があったらもう一度借りてじっくり見たい映画でした。☆で表すなら満点の☆5つです!

type64ar at 14:58コメント(0)トラックバック(1)映画  

トラックバックURL

トラックバック一覧

1. <明治天皇と日露大戦争>  [ 映画で元気 ]   2011年02月11日 10:11
コラム【この映画で元気98】 「シネログ」もチェック! <明治天皇と日露大戦争>

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Archives
アクセスカウンター

    Amazonライブリンク
    QRコード
    QRコード
    • ライブドアブログ