ETE 開発日誌

仕事や趣味で開発したロボットや、製作状況をレポートします。

PIC

PIC32MZ

デジキーで発売直後購入して放置していたPIC32MZ2048EGC100を動かしてみました。MICROCHIPの発表から約1年経っての発売でしたが、エラッタが大量にあるという話は知っていたのですが、見事にはまってしまいました。

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まずはTQFP100ピンのパッケージなので秋月電子で購入した変換基板にハンダ付けします。ブリッジしてもいいのでハンダを盛った後に、ハンダ吸い取り線で余分なハンダを吸い取ります。0.4mmピッチいうことで目視での確認が難しいために10倍のルーぺを購入しました。

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パスコンだらけの基板

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なんとか動くようになりました。何日費やしたことか。問題点と解決方法をまとめておきます。

1.ハンダ付け不良→ルーペを購入して確認
2.主発振回路が動かない→OSC2端子を10kΩでプルアップ
(リビジョンA5からこの対策が可能、リビジョンA4までは外部発振回路からOSC1端子に入力するしかない。)
3.コンパイラ(XC32)のバグ→SYSTEM PLLのクロック入力の指定で主発振回路を選択しても動かない。内部発振回路を指定する。
(だからと言って、逆に内部発振回路を使う時に主発振回路を選択したら動かなかった。)
4.SYSTEM PLLが不安定→パスコンをすべての電源端子に接続
(全くつけてなかったわけではないのですが、200MHzをなめてました。)
5.SYSTEM PLLが動作しない→データシート確認
PIC32MZのデータシート576ページを確認したところ、SYSTEM PLLのクロック入力は5MHzから64MHzの範囲とのこと。内蔵発振の8MHzを2分の1にして4MHzにしたり、主発振回路の12MHzを3分の1に分周して4MHzにしてSYSTEM PLLに入力してました。

さてここからが本題です、何を作りましょう?

簡易ロジックアナライザー完成

2月末から取り組んでいた簡易ロジックアナライザーが完成しました。
一部シルクのフォントの指定を間違えてずれていますが、機能には問題ありません。
自分用に1台、サンプル用に3台製作しましたが、基板が5枚余っていますので無償で頒布します。頒布の条件はpickit3を持っていることです。pickit3を持っていないとpic32mxマイコンにプログラムを書き込むことができないので。部品はリストをお知らせしますのでご自身で集めてください。
頒布希望の方はコメント欄に書き込みをお願いします。
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周波数カウンタ自作

最近、STM32F4をオーバークロックして250MHzで動かしていますが、クロックの設定等がうまくいっているかどうか確かめる方法がなかったため、周波数カウンタを自作しました。
マイコンかなり前に秋月電子通商で買って死蔵していたPIC32MX120F032B-I/SPを使用。周波数の表示は超小型LCDキャラクタディスプレイモジュールを使用。

回路構成
プローブから入力した信号は2SK241とバイポーラトランジスタで増幅した後、PICに入力します。PICのTIMER2,3で32bitカウンタを構成し、ゲートの1秒を作っています。今回はゲート時間は1秒固定。TIMER3,4で32bitカウンタを構成し外部からの信号を1秒間カウントします。今回のPICは40MHzで駆動しているのですが、TIMER3、4では同期カウンタなので計測可能な周波数は10MHz程度です。PIC内部のカウンタ前段の1/256のプリスケーラを利用することで2.56GHzまでは計測可能なはず(未確認)今回安物のプローブ買ったためにプローブの限界で計測可能な周波数は300MHzまでです。
製作中にLCDを壊してしまったため現在、左半分が読めません。次回秋月発注で交換予定(900円の物に500円の送料払いたくない)

主な部品
PICマイコン PIC32MX120F032B-I/SP 200円
超小型LCDキャラクタディスプレイモジュール(16×2行バックライト・オレンジ)[SD1602HUOB(-XA-G-G)] 900円
オシロスコープ・プローブ(300MHz) [TX5430A] 2500円
嘉穂パーツで買ったケース 約1000円

開発環境 MPLAB
コンパイラ C32

今回初めてPIC32シリーズを使いましたが、内蔵モジュールは16bitマイコンと同じです。ただ内蔵モジュールのピン割り当てはPIC24シリーズに比べると自由度が下がっています。

価格も安く使い勝手もよく、もっと早く作ればよかったと思います。

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久々にEAGLE

ReErectronicsさんからフィラメント管IV-9、50本が発送されたようなので基板の設計開始。進捗率50%。マイコンはPIC16F887でクロックはRTCから供給予定。時計として使う場合は8本のうち6本だけ使用。時計機能内蔵の8桁表示装置という設計。周波数カウンタとかラジオの周波数表示とか。
無題
無題

微速度撮影

ランニングエレクトロニクスさんのSBDBT32で微速度撮影してみました。SBDBT32にマイクロSDとUSBカメラをと電源をつなぐだけです。当然ファームウェアも必要です。っで肝心の動画忘れたので明日UPします。
写真1
今回使用したカメラはWIRCについてきたC110。日本では売ってない?
写真2

マイクロSDは自宅にあったtranscendの2GB。とりあえず今回は1秒で1フレームに設定しました。
ケースに入れてあちこち撮影に行ってみたい。
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